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JPH0656226B2 - 耐熱性チユ−ブ - Google Patents
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JPH0656226B2 - 耐熱性チユ−ブ - Google Patents

耐熱性チユ−ブ

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JPH0656226B2
JPH0656226B2 JP60280498A JP28049885A JPH0656226B2 JP H0656226 B2 JPH0656226 B2 JP H0656226B2 JP 60280498 A JP60280498 A JP 60280498A JP 28049885 A JP28049885 A JP 28049885A JP H0656226 B2 JPH0656226 B2 JP H0656226B2
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ethylene
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車分野において、高温雰囲気下で使用され
る部品、特にエンジン回り等で使用される自動車電気配
線の保護及び結束用の耐熱性及び柔軟性に優れたチユー
ブに関するものである。
従来の技術 従来、ポリアミドは機械的強度や耐熱性などに優れてい
ることから、エンジニアリングプラスチックと呼ばれ、
機械部品や電気部品などに、射出成形用樹脂として広く
使用されている。
そして、このポリアミドは、チユーブ材料としても用い
られており、これまでナイロン11や12のチユーブが知ら
れている。
ところで、チユーブを自動車のアンダーフード部品とし
て、エンジン回りに使用する場合など、従来はその環境
温度が120℃程度であり、それと同等以上の耐熱性を有
していれば十分であったのに対し、近年、燃費上昇の動
きに伴い、エンジン及びその環境温度が高温化の傾向に
あるため、さらに高い耐熱性が要求されるようになって
きた。
チユーブを使用する具体的な例としては、自動車エンジ
ンルーム内の電気配線を保護し、かつ束ねるために、配
線の束を該チユーブの中へ収容する場合などを挙げるこ
とができる。このような使用方法においては、振動によ
って、エンジン本体へ接触することがあるので、該チユ
ーブは極めて高い耐熱性が必要となる。
チユーブをこのような自動車配線の保護及び結束用に用
いる場合、高い耐熱性を必要とすることはもちろん、強
度や柔軟性に優れ、かつ軽量であり、その上使用する材
料の成形性が良好であることが望ましい。このような特
性を有するチユーブの素材としては、エンジニアリング
プラスチックが適当であり、特にポリアミドが好ましい
と考えられるが、従来知られているナイロン11や12から
成るチユーブは前記の要求特性を必ずしも十分に満たす
ものではなく、また、ナイロン66及びこれを主成分とす
る共重合体では、その高い剛性のためにチユーブとして
必要な柔軟性が得られないという欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、ポリアミドを主体とする成形性の良好
な材料を用いた、耐熱性、柔軟性及び強度に優れた高温
雰囲気下で使用しうる自動車配線の保護及び結束用のチ
ユーブを提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者らは、種々研究を重ねた結果、特定の融点を有
するポリアミドにある種の重合体を所定の割合で配合し
て成る樹脂組成物を材料として用いることにより、その
目的を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本
発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)融点230℃以上のポリアミ
ド97〜55重量%と、(B)カルボニル基を側鎖にもつエ
チレン系共重合体3〜45重量%との樹脂組成物を成形し
て成る自動車電気配線の保護及び結束用耐熱性チューブ
を提供するものである。
ところで、ポリアミドにエチレン系アイオノマー樹脂を
配合して成る組成物は既に提案されているが(特公昭54
-4743号公報)、これはポリアミドの耐衝撃性を改良す
るためのものであって、これを用いた耐熱性チユーブに
ついては何も示唆されていない。
本発明で用いる樹脂組成物において(A)成分として用
いるポリアミドは、融点が230℃以上であることが必要
であって、このようなものには、ナイロン66及びナイロ
ン66を主成分とする共重合ポリアミドがある。融点が23
0℃未満のものでは、耐熱性が十分でなく、例えば自動
車のエンジン回りなどには使用することができない。
このポリアミドの分子量については特に制限はないが、
17000以上のものが好ましい。
本発明で用いる樹脂組成物において、(B)成分として
用いられる重合体は、カルボニル基を側鎖にもつエチレ
ン系重合体である。
前記(B)成分のカルボニル基を側鎖にもつエチレン系
共重合体としては、エチレン系アイオノマー樹脂及び変
成エチレン系共重合体が挙げられる。エチレン系アイオ
ノマー樹脂はエチレン単位(a)不飽和カルボン酸エス
テル単位(b)不飽和カルボン酸単位(c)及び不飽和
カルボン酸金属塩単位(d)から成る共重合体で
(a)、(b)、(c)、(d)は構成モル%であり、
(a)、(c)は0より大きく任意であって、(b)、
(d)は任意であって、好ましくは(a)が90〜98モル
%で、(b)、(c)、(d)は、式 好ましくは の関係を有するものである。
この不飽和カルボン酸エステル単位は、炭素数3〜8個
の不飽和カルボン酸例えばアクリル酸、メタクリル酸、
エタクリル酸などのアルキルエステルに由来し、このよ
うな不飽和カルボン酸のアルキルエステルの例として
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メ
タクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチル及びエ
タクリル酸イソブチルなどを挙げることができる。
また、不飽和カルボン酸単位は、上記不飽和カルボン酸
エステル単位で用いられる不飽和カルボン酸から由来す
る単位であり、不飽和カルボン酸金属塩単位はその不飽
和カルボン酸の金属塩から由来する単位である。この不
飽和カルボン酸金属塩の金属種としては、周期律表のI
A族、IB族、IIA族、IIB族、IIIA族及びVIII族の
第4周期の金属で例えばNa、K、Cu、Mg、Ca、Ba、Zn、
Cd、Al、Fe、Co及びNiなどであり、特に好ましいのは、
Na、K、Mg、Ca、Ba及びZnである。
一方、変性エチレン系共重合体はエチレン系共重合体に
不飽和ジカルボン酸又はその誘導体をグラフトされたも
のであり、グラフトされる不飽和ジカルボン酸又はその
誘導体としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
テトラヒドロフタル酸、エンド−シス−ビシクロ[2,2,
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジガルボン酸などの不飽和
ジカルボン酸、これらの不飽和ジカルボン酸の酸無水
物、エステル、酸ハライドなどの誘導体を挙げることが
できる。これらの中でも、特に好ましいものは無水マレ
イン酸、無水イタコン酸及びエンド−シス−ビシクロ
[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジガルボン酸無水物で
ある。
これらの不飽和ジカルボン酸又はその誘導体を前記エチ
レン系共重合体にグラフトする方法はラジカル重合開始
剤、紫外線などを利用した公知の方法を採ることができ
る。通常、エチレン系共重合体と不飽和ジカルボン酸又
はその誘導体とラジカル重合開始剤を均一にブレンド
し、溶融混練する方法あるいは、溶媒にエチレン系共重
合体を溶解させ、そこへ不飽和カルボン酸及びラジカル
重合開始剤を添加する方法が用いられる。なお、これら
のグラフト反応に用いられるラジカル重合開始剤は有機
パーオキシド、有機パーエステル、アゾ化合物が挙げら
れるが、好ましくは、ジ−第三ブチルパーオキシド、ジ
クミルパーオキシドなどの有機パーオキシドが使用され
る。
また変性エチレン系共重合体に使われるエチレン系共重
合体はエチレンと炭素数3個以上のα−オレフィンとの
共重合体から成り、α−オレフィン成分単位としてはプ
ロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルブテ
ン−1、4−メチルペンテン−1、デセン−1、ヘキサ
デセン−1、アイコセン−1などを挙げることができ、
これら1種又は2種以上の混合物である。特に好ましい
のは、プロピレン及びブテン−1である。またこのエチ
レン系共重合体はエチレンとα−オレフィンのほかにメ
チレンノルボルネン、エチリデンノルボルネン、1,4−
ヘキサジエン、ジシクロペンタジエンなどの非共役ジエ
ンを含む三元共重合体であってもかまわない。このエチ
レン系共重合体の各成分の割合は特に制限はないが、エ
チレン含量は60モル%〜95モル%の範囲が好ましい。
本発明のチユーブに用いる樹脂組成物は、(A)成分の
ポリアミド97〜55重量%と、(B)成分の重合体3〜45
重量%、好ましくは(A)成分95〜70重量%と、(B)
成分5〜30重量%とを配合したものである。(A)成分
のポリアミドが97重量%を超えると得られたチユーブは
柔軟性を失い、低水分状態において屈曲させた場合、破
断しやすくなるし、また55重量%未満では軟らかくなり
すぎて、わずかな力で変形し、また成形時にバリが出や
すく、製品価値の低いものしか得られない。
前記樹脂組成物を調製する方法については特に制限はな
く、任意の方法を用いることができるが、混練性の良い
押出機を用いて、(A)成分と(B)成分とを溶融混練
する方法が好ましい。
また、溶融混練する際に、(A)成分及び(B)成分以
外に、必要に応じて染料、顔料、難燃剤、耐熱剤、耐候
剤、滑剤、可塑剤、充填剤などを適量添加してもよい
し、さらに本発明の目的を逸脱しない範囲で他の重合体
を添加してもよい。
本発明においては、該樹脂組成物のメルトインテックス
[MI]は、ASTM D 1238に指定された装置を用い、
温度300℃、総荷重3.8kgで測定した値が好ましくは0.05
〜500g/10分、さらに好ましくは0.1〜200g/10分の範囲
にあることが望ましい。このMIが0.05g/10分未満では
押出成形機の負荷を高め、生産性の低下を招く上に、成
形時に該組成物自体の温度を極めて高くする必要があっ
て、組成物を構成する(A)成分のポリアミドや(B)
成分を重合体の分解を促進するし、一方MIが500g/10
分を超えると押出成形時のドローダウンが著しく、チユ
ーブ状成形品を得ることが困難となる。
本発明のチユーブを作成するに当って、その成形方法に
ついては特に制限はないが、一般に押出成形やブロー成
形が用いられる。例えば、該樹脂組成物を押出機のホッ
パーに投入し、スクリュー回転により組成物を溶融しな
がらスクリュー先端部に送り、ダイ部より円筒形のパリ
ソンを押出し、冷却することによりチユーブが得られ
る。この際、所望に応じ金型を用いてコルゲート状にす
ることもできる。
本発明のチユーブの形状については特に制限はないが、
通常は円筒形に作られる。特に好ましいのは、コルゲー
ト状のチユーブであるが、その外スリットの入ったチユ
ーブとすることもできる。
発明の効果 本発明の耐熱性チユーブは成形性が良好である上に、高
強度で耐熱性に優れ、かつ柔軟性に富み、軽量であるな
どの優れた特性を有することから、高温雰囲気下で使用
される自動車エンジンルーム内の電気配線の保護及び結
束用チユーブとして好適である。
実施例 次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、エチレン系アイオノマー樹脂としては、三井・デ
ュポン(株)製ハイミラン1706を用い、また変性エチレ
ン系共重合体は次のようにして得た。
変性エチレン系共重合体の調製 EP02P[日本合成ゴム(株)製エチレン/プロピレン共
重合体]100重量部、無水マレイン酸1重量部、ヘキサ
−25B[日本油脂(株)製ラジカル重合開始剤]0.3重
量部をブレンドしたのち、同方向二軸押出機で押出し、
ペレット化した。これを真空乾燥機(160℃、1mmHg)
で20時間乾燥後エチレン系共重合体100g当り0.5gの無水
マレイン酸がグラフトした変性エチレン系共重合体を得
た。
実施例1〜4 第1表に示すような配合組成を有する樹脂組成物を二軸
押出機により混練して、ペレット化し、次いでこのペレ
ットをブロー成形機に供給し、径10mm、厚さ0.2mmのチ
ユーブを製造した。
このチユーブを第1表に示すような温度雰囲気下に所定
時間放置後、180°屈曲させ、その状態を観察し耐熱性
を求めた。その結果を第1表に示す。
比較例 ナイロン66のペレットを用い、実施例1〜4と同様にし
てチユーブを製造しテストを行った。その結果を第1表
に示す。
(注)耐熱性欄における良は容易に屈曲することがで
き、形状に著しい変化は認められないことを示してい
る。
実施例5〜8 第2表に示すようにナイロン66の相対粘度を変え、ナイ
ロン66 80重量%及びエチレン系アイオノマー樹脂20重
量%から成る樹脂組成物のMIを変化させ、この樹脂組
成物を用いて、実施例1〜4と同様にして成形し、その
ブロー成形生を評価した。この結果を第2表に示す。
実施例9 実施例7と同じポリアミド樹脂組成物ペレットを肉厚0.
5mm、外径10mmφのチユーブに成形しうる紡口を先端に
付した50mmφ単軸押出機に供給し押出し成形する際、中
空部にエアーを導入して円筒状チユーブにした後、コル
ゲート状の金型の付いたチユーブ引取り機で引取りなが
ら、第1図に示すゴルゲートチユーブを連続で得た。押
出成形性には全く問題がなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明組成物から得られるコルゲートチユー
ブを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:00 4F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)融点230℃以上のポリアミド97〜55
    重量%と、(B)カルボニル基を側鎖にもつエチレン系
    共重合体3〜45重量%との樹脂組成物を成形して成る自
    動車電気配線の保護及び結束用耐熱性チューブ。
  2. 【請求項2】(A)成分がナイロン66又はナイロン66を
    主成分とする融点230℃以上の共重合体である特許請求
    の範囲第1項記載の自動車電気配線の保護及び結束用耐
    熱性チューブ。
  3. 【請求項3】(B)成分がエチレン系アイオノマー樹脂
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の自動車電
    気配線の保護及び結束用耐熱性チューブ。
  4. 【請求項4】(B)成分が無水マレイン酸変性のポリオ
    レフィンである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    自動車電気配線の保護及び結束用耐熱性チューブ。
  5. 【請求項5】樹脂組成物のメルトインデックスが、0.05
    〜500g/10分(温度300℃、総荷重3.8kg)である特許請
    求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の自動車
    電気配線の保護及び結束用耐熱性チューブ。
  6. 【請求項6】コルゲート状チューブである特許請求の範
    囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の自動車電気配
    線の保護及び結束用耐熱性チューブ。
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