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JPH0669996B2 - ブチニルアミン誘導体 - Google Patents
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JPH0669996B2 - ブチニルアミン誘導体 - Google Patents

ブチニルアミン誘導体

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JPH0669996B2
JPH0669996B2 JP1238272A JP23827289A JPH0669996B2 JP H0669996 B2 JPH0669996 B2 JP H0669996B2 JP 1238272 A JP1238272 A JP 1238272A JP 23827289 A JP23827289 A JP 23827289A JP H0669996 B2 JPH0669996 B2 JP H0669996B2
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butynyl
ether
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喜代史 木村
正博 黄瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、抗コリン作用とカルシウム拮抗作用を示し、
頻尿やその他の各種の尿失禁を始めとする膀胱異常の治
療剤として有用な次の一般式〔I〕で表されるブチニル
アミン誘導体及びその薬理学的に許容される塩に関す
る。 ここに、R1、R2は、同一又は異なって、シクロアルキ
ル、フェニル又は2-チエニルを表す。 R3、R4は、同一又は異なって、水素若しくはアルキルを
表すか、又はR3とR4とが結合して隣接する炭素原子とと
もにシクロアルキルを形成していることを表す。 R5、R6は、同一又は異なって、水素若しくは、アルキル
を表すか、又R5とR6とが結合して隣接する窒素原子とと
もに環状アミノ基を形成していることを表す。 Aは、酸素又はNR(Rは、水素又はアルキルを表す。)
を表す。
【従来の技術】
従来、頻尿治療剤としては、フラボキセート(flavoxat
e)が使用されている程度でこの分野における医薬品の
数は極めて少ない。フラボキセートに続くものとしてテ
ロジリン、オキシブチニンが、最近、上市されたにすぎ
ない。本発明合物に類似の化合物は、オキシブチニンで
あるが、オキシブチニンは、抗コリン作用が強く、口渇
等の副作用が現れ、治療上大きな障害になっている。
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上記した欠点を充分に補い、従来より知
られている頻尿治療剤より優れた作用を有する化合物を
得ることを目的に研究を重ねた。
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、一般式〔I〕で表される化合物の構造
そのものにある。本発明に係る化合物は、文献未記載の
新規化合物であるとともに、後述するような優れた薬効
を有し、かつ毒性の低いものである。 本発明に係る化合物について、詳述する。 一般式〔I〕において、R1、R2として示されるシクロア
ルキルとしては炭素数5〜7のものが好ましく、例え
ば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
等を挙げることができる。 R3、R4として示されるアルキルとしては、直鎖または分
枝状の炭素数1〜4のものが好ましく、例えば、メチ
ル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イ
ソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル等を挙げることが
できる。 R3とR4とが結合して隣接する炭素原子とともにシクロア
ルキルを形成するときは、5〜6員環のものが好まし
い。 R5、R6として示されるアルキルとしては、直鎖または分
枝状の炭素数1〜4のものが好ましく、例えば、メチ
ル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イ
ソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル等を挙げることが
できる。 R5とR6とが結合して隣接する窒素原子とともに環状アミ
ノを表すときは、酸素、硫黄、窒素原子等を環の構成原
子として含んでいてもよい。このような環状アミノ基と
しては、例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジ
ノ、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペラジノ等を
挙げることができる。これらの環状アミノ基は、アルコ
キシ置換フェニルで置換されていてもよい。アルコキシ
としては、炭素数1〜4のものが好ましく、例えば、メ
トキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-
ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキ
シ等を挙げることができる。 本発明化合物の塩としては、例えば、塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸等の鉱酸の塩、酒石酸、マレイン酸、ベンゼ
ンスルホン酸等の有機酸の塩等を挙げることができる。 本発明化合物は、例えば、以下のような方法によって製
造することができる。 A法 (式中、A、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、前記と同
じ。R7は低級アルキル、R8は水素又は低級アルカノイル
を示す。) 〔II〕で表されるエステル又はアミドと〔III〕の2-ブ
チン化合物とを公知の方法で反応させることにより
〔I〕を製造することができる。 例えば、本反応は、反応に不活性な溶媒中で、塩基触媒
(カリウムアルコキサイド、ナトリウムアルコキサイド
等)を用い、脱水管で生成するアルコールを除去させる
か、〔II〕がメチルエステルの場合は、好ましくはモレ
キュラシーブスを共存させて生成するメタノールを選択
的に吸着させると高収率で〔I〕を得ることができる。 反応溶媒としては、この種の反応に通常使用されるもの
を用いることができる。例えば、ベンゼン、トルエン、
n-ペンタン、n-ヘキサン、石油エーテル等の炭化水素系
溶媒、無水のエーテル、テトラヒドロフラン、イソプロ
ピルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチ
レングリコール、ジメチルエーテル等のエーテル系溶
媒、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、スル
ホラン等の非プロトン性溶媒等を使用することができ
る。反応温度は、50〜200℃、好ましくは90〜120℃であ
る。 〔III〕の使用量は、〔II〕に対して1〜2倍モル、好
ましくは1〜1.2倍モルである。 また、酸触媒(硫酸、p-トルエンスルホン酸など)を用
い、〔III〕を大過剰に用いるか、〔II〕がメチルエス
テルの場合には、低沸点のメタノールを除去することに
より、高収率で〔I〕を製造することができる。 B法(グリニャール法) (式中、A、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6は、前記と同
じ。) 〔IV〕で表わされる化合物に〔V〕のグリニヤール試薬
又は〔VI〕のリチウム化合物を反応させることにより
〔I〕を製造することができる。 反応は、反応に不活性な溶媒中−78℃〜100℃の間で、
好ましくは、−20℃〜50℃でおこなわれる。反応溶媒と
しては、無水のエーテル、テトラヒドロフラン、イソプ
ロピルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコール、ジメチルエーテル等のエーテル系溶
媒が最も好ましい。他にベンゼン、トルエン、n-ペンタ
ン、n-ヘキサン、石油エーテル等の炭化水素系溶媒や場
合によりアミン類も使用することができる。 〔IV〕は、グリニャール試薬やリチウム化合物に対し
て、通常、1.0〜0.8当量用い、少量の同溶媒に溶解して
おき、これにグリニャール試薬またはリチウム化合物を
加えるのが好ましい。 C法(マンニッヒ反応) (式中、A、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6は、前記と同
じ。) 〔VII〕と2級アミン〔VIII〕とを反応させて本発明化
合物〔I〕を製造する。本反応は、マンニッヒ反応であ
り、反応は、無溶媒又は反応に不活性な溶媒中、アルデ
ヒドの存在下に行なわれる。 反応溶媒としては、この種の反応に通常使用されるもの
を用いることができる。例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニ
トリル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、スルホラン等の非プロトン性溶媒、水又はこれら
の混合物を用いることができる。 アルデヒド類としては、マンニッヒ反応時にホルムアル
デヒドと等価の作用を有する試薬、例えば、パラホルム
アルデヒド、ホルマリン、メチラール、エチラール、ピ
ペリジノメチルフタルイミド、ヘキサメチレンテトラミ
ン等を用いることができる。 アルデヒド及び2級アミンの使用量は、〔VII〕に対し
て1〜10倍モル程度で充分である。また2級アミンは、
塩の形で使用することができる。反応を促進させるため
に、触媒量(0.01〜0.1モル等量)の塩化第一銅又は酢
酸銅等の銅塩又は塩化亜鉛等を加えて反応を行なっても
よい。 反応温度は、通常0〜100℃で行なうのがよい。反応時
間は、原料、アルデヒドの種類、反応温度等により異な
るが、通常は、20分〜40時間で充分である。 D法 (式中、A、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は前と同じ。X
はハロゲンを表す。) 一般式〔IX〕で表される化合物と一般式〔VIII〕で表さ
れるアミンを反応させて本発明化合物〔I〕を製造す
る。反応は、反応に不活性な溶媒中、通常−20〜100℃
で反応させて行われる。 反応溶媒としては、この種の反応に通常使用されるもの
を用いることができる。例えば、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エーテル等のエーテル類、ベンゼン、トル
エン等の芳香族炭化水素等を挙げることができる。アミ
ンは、〔IX〕に対して大過剰、好ましくは、5〜10倍モ
ル用いるのがよい。 出発原料の〔III〕、〔IV〕、〔VII〕、〔IX〕は、新規
化合物を含むものであるが、それらの新規化合物は、公
知の方法(J.Org.Chem.,27,2905(1962);J.Am.Chem.So
c.71,3772(1949);J.Med.Chem.,13,1249(1970)Acta.
Pharm.Suecica6,349(1969);Brit.1051723;US 320265
5)、又は後述する参考例の方法と同様にして製造する
ことができる。 このようにして製造される目的化合物〔I〕は、自体公
知の手段により、遊離塩基の形、又は酸付加塩の形で、
例えば、濃縮、液性変換、転溶、溶媒抽出、結晶化、分
留、クロマトグラフィーなどにより単離精製することが
できる。 本発明化合物を医薬として投与する場合、本発明化合物
は、そのまま又は医薬的に許容される無毒性かつ不活性
の担体中に、例えば、0.1〜99.5%、好ましくは0.5〜90
%含有する医薬組成物として、人を含む動物に投与され
る。 担体としては、固形、半固形、又は液状の希釈剤、充填
剤、及びその他の処方用の助剤一種以上が用いられる。
医薬組成物は、投与単位形態で投与することが望まし
い。本発明医薬組成物は、経口投与、組織内投与、局所
投与(経皮投与等)又は経直腸的に投与することができ
る。これらの投与方法に適した剤型で投与されるのはも
ちろんである。例えば、経口投与が特に好ましい。 頻尿治療剤としての用量は、年齢、体重等の患者の状
態、投与経路、病気の性質と程度等を考慮した上で調整
することが望ましいが、通常は、成人に対して本発明の
有効成分量として、1日あたり、1〜100mg/ヒトの範
囲、好ましくは1〜10mg/ヒトの範囲が一般的である。
場合によっては、これ以下で足りるしまた逆にこれ以上
の用量を必要とすることもある。また1日2〜3回に分
割して投与することができる。
【実施例】
以下に参考例、実施例および試験例を掲げて本発明を更
に詳しく説明する。 参考例1 α,α‐(2,2′‐ジチエニル)グリコール酸メチルエ
ステル 窒素気流下、無水テトラヒドロフラン(THF)中、マグ
ネシウム0.73gと2-ブロモチオフェン4.9gから常法によ
り調製したグリニヤール試薬をα‐オキソ‐2-チオフェ
ン酢酸メチルエステル4.25gの無水THF溶液に氷冷下、滴
下する。 滴下終了後、水温下、2時間攪拌した後、塩化アンモニ
ウム水溶液(塩化アンモニウム1.5g/15mlH2O)を氷冷下
に加え、分離する。THF層は、硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下濃縮すると目的物の結晶が得られる。n-ヘキ
サン−エーテルから再結晶し、3.5gの結晶を得た。融点
92〜93℃ 参考例2 α‐シクロヘキシル‐α‐フェニルグリコール酸1,1-ジ
メチル‐2-プロピニルエステル 窒素気流下、無水THF中、マグネシウム3.38gとシクロヘ
キシルブロマイド2.27gから常法により調製したグリニ
ヤール試薬を氷冷下、1,1-ジメチル‐2-プロピニル ベ
ンゾイルホルメイトの無水THF溶液に滴下する。滴下終
了後、水温下で18時間攪拌した後、氷冷下、塩化アンモ
ニウム水溶液(塩化アンモニウム7.5g/30ml H2O)を加
え、分離する。有機層は水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下濃縮する。油状残渣は、シリカゲルカラム
クロマトグラィー(ワコーゲルC-200、酢酸エチル/n-ヘ
キサン 1:15)に付し、目的物の油状物質17.6gを得
た。 IR(film cm-1)3500,3300,2920,2110,1725,1120 同様にして次の化合物を得た。 α‐シクロペンチル‐α‐フェニルグリコール酸1,1-ジ
メチル‐2-プロピニルエステル IR(film cm-1)3500,2950,1725,1250,1130,695 α‐フェニル‐α‐(2-チエニル)グリコール酸 1,1-
ジメチル‐2-プロピニルエステル IR(film cm-1)3480,1730,1255,1125,695 α,α‐ジフェニルグリコール酸 1,1-ジメチル‐2-プ
ロピニルエステル IR(film cm-1)3500,3295,2110,1725,1125 α‐シクロヘキシル‐α‐(2-チエニル)グリコール酸
1-メチル‐2-プロピニルエステル IR(film cm-1)3500,3300,2940,2110,1725 α‐シクロペンチル‐α‐(2-チエニル)グリコール酸
1-メチル‐2-プロピニルエステル 元素分析値(C15H18O3S・1/10H2O) 計算値(%) C 64.30 H 6.54 実測値(%) C 64.03 H 6.63 α‐シクロヘキシル‐α‐(2-チエニル)グリコール酸
1,1-ジメチル‐2-プロピニルエステル (film cm-1)3500,3300,2910,2100,1725,1120 α‐シクロペンチル‐α‐(2-チエニル)グリコール酸 1,1-ジメチル‐2-プロピニルエステル (film cm-1)3500,3300,2950,2110,1725,1125 α‐シクロヘキシル‐α‐フェニルグリコール酸 1-エ
チニル‐1-シクロペンチルエステル α‐シクロペンチル‐α‐フェニルグリコール酸 1-エ
チニル‐1-シクロペンチルエステル α‐シクロヘキシル‐α‐フェニルグリコール酸 1-エ
チニル‐1-シクロヘキシルエステル α‐シクロペンチル‐α‐フェニルグリコール酸 1-エ
チニル‐1-シクロヘキシルエステル α‐フェニル‐α‐(2-チエニル)グリコール酸 1-エ
チニル‐1-シクロペンチルエステル α‐フェニル‐α‐(2-チエニル)グリコール酸 1-エ
チニル‐1-シクロヘキシルエステル N-(2-プロピニル)‐2-ヒドロキシ‐2,2-(2,2′‐ジ
チエニル)アセトアミド 融点128.0℃ N-(2-プロピニル)‐2-シクロペンチル‐2-ヒドロキシ
‐2-(2-チエニル)アセトアミド IR(film cm-1)3390,3300,2300,1665,1515 N-(2-プロピニル)‐2-シクロヘキシル‐2-ヒドロキシ
‐2-(2-チエニル)アセトアミド 融点 134〜135℃ N-(2-プロピニル)‐2-シクロヘキシル‐2-ヒドロキシ
‐2-フエニルアセトアミド 融点 142.5〜143℃ 参考例3 α‐オキソ‐2-チオフェン酢酸 4-ジエチルアミノ‐1-
メチル‐2-ブチニルエステル α‐オキソ‐2-チオフェン酢酸4.3gを塩化メチレンに溶
解し、0.5mlのピリジンを加え、塩化チオニル6.75gを氷
冷下に滴下する。7時間、加熱還流後、減圧下濃縮す
る。残渣にエーテルを加え、不溶物を除去した後、減圧
下濃縮する。得られた油状物質4.1gを氷冷下、5-ジエチ
ルアミノ‐3-ペンチン‐2-オール4.5gのエーテル溶液に
滴下する。18時間、水温下攪はんした後、炭酸カリウム
水溶液にてアルカリ性とし、分離する。エーテル層を水
洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮する。油
状残渣は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコ
ーゲルC-200 酢酸エチル)に付し、目的物を油状物質
として2.48g得た。 IR(film cm-1)1735,1665,1410,1195 同様にして次の化合物を得た。 α‐オキソ‐2-チオフェン酢酸 4-ジエチルアミノ‐2-
ブチニルエステル IR(film cm-1)1735,1660,1410,1185 参考例4 N-(4-ジエチルアミノ‐2-ブチニル)ベンゾイルホルム
アミド N-(2-プロピニル)ベンゾイルホルムアミド 0.36gと80%パラホルムアルデヒド90mg及びジエチルア
ミン162mgを無水ジオキサンに加え、塩化第一銅4mgを添
加し、70〜80℃に加熱攪拌する。1.5時間後、室温まで
冷却し、5%塩酸水溶液で酸性として水層を分離する。
水層は、エーテルで洗浄した後、氷冷下5%苛性ソーダ
水溶液で弱アルカリ性とし、エーテル抽出する。エーテ
ル層は、水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下濃縮する。 得られた油状残渣は、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲルC-200 クロロホルム)に付し、目的
物0.39gを得た。 IR 3300,1690,1665,1215 参考例5 α‐シクロヘキシル‐α‐フェニルグリコール酸 4-ブ
ロモ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニルエステル 4-ジエチルアミノ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α‐シクロヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト9.5gの
エーテル溶液に氷冷下、ブロムシアン3.2gのエーテル溶
液を滴下し、同温下1時間攪拌後、水温で18時間攪拌す
る。反応終了後、氷冷下、2N-塩酸水溶液を14ml加え、
エーテル層を分離する。エーテル層は水洗し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧下濃縮する。残渣は、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル C-200 酢
酸エチル/n-ヘキサン=1:15)で展開し、目的物を無色
油状物質として6.0g得た。 IR(film cm-1)3500,2920,1725,1270,1250,1235,1120 実施例1 4-ジエチルアミノ‐2-ブチニル α,α‐(2,2′‐ジ
チエニル)グリコレイト 塩酸塩 ナトリウムメトキサイド37mgを調製し、n-ヘプタンに懸
濁させた。4-ジエチルアミノ‐2-ブチノール1.09g、
α,α‐(2,2′‐ジチエニル)グリコール酸メチルエ
ステル1.78gを加えて6時間、脱水管でメタノールを除
きながら、還流する。その後、反応液に氷を加え、酢酸
エチルで希釈し、有機層を分離し、水で3回洗浄後、硫
酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去後、暗赤色油状物
質を2.6g得た。これをカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル30g、クロロホルム:メタノール100:1〜10:1)で
精製した。 目的物を赤色油状物質として1.6g得た。これをエーテル
に溶解し、エーテル/塩酸で塩酸塩とした。エタノール
/エーテルより再結晶し、目的化合物を淡黄色粉末とし
て1.18g得た。 融点 138.5〜140℃ 元素分析値(C18H21NO3S2・HCl) 計算値(%) C 54.05 H 5.54 N 3.50 実測値(%) C 53.97 H 5.53 N 3.37 実施例2 4-[4-(2-メトキシフェニル)‐1-ピペラジニル]‐2-
ブチニル α,α‐(2、2′‐ジチエニル)グリコレ
イト ナトリウム22mgと無水メタノールから調製したナトリウ
ムメトキサイド54mgとα,α‐(2,2′‐ジチエニル)
グリコール酸メチルエステル1.6gと4-[4-(2-メトキシ
フェニル)‐1-ピペラジニル]‐2-ブチニル アセテー
ト2.1gをn-ヘプタンに加え、脱水管を付け、生成するメ
チルアセテートを留去しつつ、加熱還流する。18時間
後、反応液に氷水を加え、分離した後、10%塩酸水溶液
で抽出する。酸性層をエーテルで洗浄し、氷冷下、10%
苛性ソーダ水溶液で弱アルカリ性とし、エーテルで抽出
する。エーテル層は、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧濃縮する。得られた残渣は、フラッシュカラム
クロマトグラフィー(キーセルゲル 60H)を用い、単
離精製する。得られた油状物質は、放置すると結晶化す
る。酢酸エチル/n-ヘキサンから再結晶を行って白色粉
末0.49gを得る。 融点 113〜114℃ 元素分析値(C25H26N2O4S2) 計算値(%) C 62.22 H 5.43 N 5.80 実測値(%) C 62.27 H 5.55 N 5.71 実施例3 4-ジエチルアミノ‐1-メチル‐2-ブチニル α,α‐
(2、2′‐ジチエニル)グリコレイト 窒素気流下、2-ブロモチオフェン1.5gとマグネシウム22
3mgとから常法により調製したグリニヤール試薬の無水
エーテル溶液を4-ジエチルアミノ‐1-メチル‐2-ブチニ
ル α‐オキソ‐2-チオフェンアセテートの無水エーテ
ル溶液に−10〜−15℃で滴下する。滴下終了後、同温で
3時間撹拌した後、塩化アンモニウム水溶液(492mg/6m
l H2O)を同温で加える。エーテル層を分離後、水層は
エーテルで抽出する。エーテル層を合わせ、水洗、硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧で溶媒を留去する。 得られた油状残渣は、フラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(キーセルゲル 60H、クロロホルム:メタノール
=20:1)に付し、クロロホルム:メタノール(100:1)
で展開し、目的物を得る。石油エーテル/エーテルから
再結晶し、白色粉末1.47gを得る。 融点65.5〜66℃ 元素分析値(C19H23NO3S2) 計算値(%) C 60.45 H 6.14 N 3.71 実測値(%) C 60.20 H 6.10 N 3.98 実施例4 4-ジエチルアミノ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α‐シ
クロヘキシル‐α‐フエニルグリコレイト 塩酸塩 1,1-ジメチル‐2-プロピニル α‐シクロヘキシル‐α
‐フェニルグリコレイト9.4g、90%パラホルムアルデヒ
ド2.1g、塩化第一銅62mgを無水ジオキサン40mlに加え、
60℃の油浴上で攪拌する。次にジエチルアミン2.5gを10
ml無水ジオキサンに溶解した溶液を45分かけて滴下す
る。滴下終了後、同温で4時間攪拌する。室温まで冷却
し、不溶物を除去後、減圧下濃縮する。得られた残渣を
イソプロピルエーテルに溶解し、氷冷下、2N-塩酸を18m
l加え、得られた結晶は十分にイソプロピルエーテルで
洗浄する。塩酸塩をクロロホルムに溶解し、氷水で洗浄
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でアルカリ性とし、
水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下濃縮し、
得られた油状物質は、フラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(キーセルゲル60H 酢酸エチル/n-ヘキサン=4:
6)に付し、目的物を得る。これをエーテルに溶解し、
氷冷下15%塩酸/エーテルを加えて塩酸塩を得る。酢酸
エチルより再結晶し、無色プリズム晶9.0gを得た。 融点158〜160℃ 元素分析値(C24H35NO3・HCl) 計算値(%) C 68.31 H 8.60 N 3.32 実測値(%) C 68.19 H 8.78 N 3.31 実施例5 4-ジエチルアミノ‐2-ブチニル α‐シクロヘキシル‐
α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩酸塩 2-プロピニル α‐シクロヘキシル‐α‐(2-チエニ
ル)グリコレイト840mgと80%パラホルムアルデヒド136
mg、ジエチルアミン265mg及び塩化第一銅17mgを乾燥ジ
オキサンに加え、80℃で1時間攪拌する。室温まで冷却
し、減圧下、ジオキサンを留去する。残渣に水を加え、
クロロホルム抽出する。クロロホルム層を水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮する。残渣は、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル C-200、
クロロホルム:メタノール/50:1)に付し、目的物を油
状物質として得る。エーテル/塩酸で塩酸塩とし、エタ
ノール/エーテル/n-ヘキサンで再結晶を行い、無色粉
末晶0.443gを得た。 融点 119.5℃(分解) 元素分析値(C20H29NO3・HCl) 計算値(%) C 60.06 H 7.56 N 3.50 実測値(%) C 59.76 H 7.76 N 3.67 実施例6 N-(4-N′,N′‐ジエチルアミノ‐2-ブチニル)‐2-シ
クロヘキシル‐2-ヒドロキシ‐2-フェニルアセタミド 窒素気流下、無水テトラヒドロフラン(THF)中、マグ
ネシウム510mgとシクロヘキシルクロライド2.5gから常
法により調製したグリニヤール試薬をN-(4-N′,N′‐
ジエチルアミノ‐2-ブチニル)ベンゾイルホルムアミド
2.5gの無水THF溶液に氷冷下、滴下する。滴下終了後、
室温で18時間攪拌し、塩化アンモニウム水溶液(1.12g/
15ml H2O)を氷冷下加える。水層を分離後、THF層は水
洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮する。得
られた残渣は、フラッシュカラムクロマトグラフィー
(キーセルゲル60H)を用い、単離精製する。得られた
油状物質は、放置すると結晶となる。エーテル/石油エ
ーテルから再結晶を行い、白色粉末0.74gを得た。融点1
05〜105.5℃。 元素分析値(C22H32N2O2) 計算値(%) C 74.12 H 9.05 N 7.86 実測値(%) C 74.18 H 9.12 N 7.75 実施例7 1,1-ジメチル‐4-(1-ピロリジニル)‐2-ブチニルα‐
シクロペンチル‐α‐フェニルグリコレイト塩酸塩 1,1-ジメチル‐2-プロピニル α‐シクロペンチル‐α
‐フェニルグリコレイト1.6gを90%パラホルムアルデヒ
ド243mgとピロリジン440mgの無水ジオキサン溶液を80%
℃で1時間加熱攪拌した均一な溶液に加える。次に100
℃まで昇温し、18時間後、減圧下、濃縮する。得られた
残渣は、イソプロピルエーテルに溶解し、水洗後、5%
塩酸水溶液で抽出する。酸性層は、エーテルで水洗後、
クロロホルム抽出を行う。クロロホルム層は、氷一水で
洗浄する。次に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液をクロロ
ホルム抽出液に加え、クロロホルム層を分離後、水洗、
乾燥(MgSO4)し、減圧下、濃縮する。得られた油状物
質は、フラッシュカラムクロマトグラフィー(キーセル
ゲル60H,40%酢酸エチル/n-ヘキサン)に付し、目的物
を油状物質として得る。20%HCl/エーテルで塩酸塩と
し、酢酸エチル/アセトンから再結晶すると無色柱状晶
1.37gを得る。 融点167〜168℃ 元素分析値(C23H31NO3・HCl) 計算値(%) C 68.05 H 7.95 N 3.45 実測値(%) C 67.84 H 7.93 N 3.36 実施例8 4-エチルアミノ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α‐シク
ロヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 4-ブロモ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α‐シクロヘキ
シル‐α‐フェニルグリコレイト6.0gをベンゼンに溶解
し、氷冷下、エチルアミン8.2gのベンゼン溶液に1時間
かけて滴下する。そのまま18時間攪拌後、水洗し、飽和
食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃
縮する。得られた油状物質をカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC-200 酢酸エチル/n-ヘキサン=2:1)に
付し、目的物を油状物質として得る。これをイソプロピ
ルエーテルに溶解し、15%塩酸/エーテルで塩酸塩とす
る。エタノール‐酢酸エチルから再結晶し、無色プリズ
ム晶3.6gを得た。 融点158〜160℃ 元素分析値(C22H31NO3・HCl) 計算値(%) C 67.07 H 8.19 N 3.56 実測値(%) C 66.75 H 8.25 N 3.75 同様にして以下の化合物を得た。 実施例9 4-(1-ピロリジニル)‐2-ブチニル α,α‐(2,2′
‐ジチエニル)グリコレイト 融点128〜129℃ 元素分析値(C18H19NO3S2) 計算値(%) C 59.81 H 5.30 N 3.87 実測値(%) C 59.84 H 5.41 N 3.94 実施例10 4-モルホリノ‐2-ブチニル α,α‐(2,2′‐ジチエ
ニル)グリコレイト 融点113〜115℃ 元素分析値(C18H19NO4S2) 計算値(%) C 57.27 H 5.07 N 3.71 実測値(%) C 57.07 H 5.29 N 3.71 実施例11 4-ピペリジノ‐2-ブチニル α,α‐(2,2′‐ジチエ
ニル)グリコレイト 融点140〜141℃ 元素分析値(C19H21NO3S2) 計算値(%) C 60.77 H 5.64 N 3.73 実測値(%) C 61.07 H 5.96 N 3.70 実施例12 1-メチル‐4-(1-ピロリジニル)‐2-ブチニル α,α
‐(2,2′‐ジチエニル)グリコレイト 融点106〜107℃ 元素分析値(C19H21NO3S2) 計算値(%) C 60.77 H 5.64 N 3.73 実測値(%) C 60.07 H 5.78 N 3.75 実施例13 4-ジエチルアミノ‐1-メチル‐2-ブチニル α‐シクロ
ヘキシル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩酸塩。
融点156〜159℃(分解) 元素分析値(C21H31NO3S・HCl・3/4H2O) 計算値(%) C 58.99 H 7.89 N 3.28 実測値(%) C 59.17 H 7.85 N 3.44 実施例14 4-ジエチルアミノ‐1-ジメチル‐2-ブチニル α‐シク
ロヘキシル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩酸
塩。 融点191〜192℃ 元素分析値(C22H33NO3S・HCl) 計算値(%) C 61.73 H 8.01 N 3.27 実測値(%) C 61.51 H 7.99 N 3.33 実施例15 1,1-ジメチル‐4-(1-ピロリジニル)‐2-ブチニルα‐
シクロヘキシル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩
酸塩 融点164〜165℃ 元素分析値(C22H31NO3S・HCl) 計算値(%) C 62.03 H 7.57 N 3.29 実測値(%) C 61.92 H 7.56 N 3.29 実施例16 4-ジエチルアミノ‐2-ブチニル α‐シクロペンチル‐
α‐(2-チエニル)グリコレイト 融点55〜57℃ 元素分析値(C19H27NO3S) 計算値(%) C 65.30 H 7.79 N 4.01 実測値(%) C 65.20 H 8.07 N 4.12 実施例17 4-ジエチルアミノ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α‐シ
クロペンチル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩酸
塩 融点155〜156℃ 元素分析値(C21H31NO3S・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 60.26 H 7.82 N 3.34 実測値(%) C 60.38 H 7.86 N 3.60 実施例18 N-(4-N′,N′‐ジエチルアミノ‐2-ブチニル)‐2-ヒ
ドロキシ‐2,2-(2,2′‐ジチエニル)アセタミド 融点98〜100℃。 元素分析値(C18H22N2O2S2) 計算値(%) C 59.64 H 6.12 N 7.73 実測値(%) C 59.58 H 6.14 N 7.59 実施例19 N-(4-N′,N′‐ジエチルアミノ‐2-ブチニル)‐2-シ
クロヘキシル‐2-ヒドロキシ‐2-(2-チエニル)アセタ
ミド 融点77〜78℃ 元素分析値(C20H30N2O2S) 計算値(%) C 66.26 H 8.34 N 7.73 実測値(%) C 66.12 H 8.59 N 7.65 実施例20 N-(4-N′,N′‐ジエチルアミノ‐2-ブチニル)‐2-シ
クロペンチル‐2-ヒドロキシ‐2-(2-チエニル)アセタ
ミド 塩酸塩 融点131〜132℃ 元素分析値(C19H28N2O2S・HCl) 計算値(%) C 59.28 H 7.59 N 7.28 実測値(%) C 59.03 H 7.74 N 7.33 実施例21 N-(4-ピロリジノ‐2-ブチニル)‐2-ヒドロキシ‐2,2-
(2,2′‐ジチエニル)アセタミド 融点164〜166℃ 元素分析値(C18H20N2O2S2) 計算値(%) C 59.97 H 5.59 N 7.77 実測値(%) C 59.72 H 5.87 N 7.70 実施例22 N-(4-ピロリジノ‐2-ブチニル)‐2-シクロヘキシル‐
2-ヒドロキシ‐2-フェニルアセタミド 融点112〜114℃ 元素分析値(C22H30N2O2) 計算値(%) C 74.54 H 8.53 N 7.90 実測値(%) C 74.16 H 8.68 N 7.84 実施例23 4-ジエチルアミノ‐1-メチル‐2-ブチニル α‐シクロ
ヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融点80
〜82℃ 元素分析値(C23H33NO3・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 64.17 H 8.54 N 3.25 実測値(%) C 64.39 H 8.46 N 3.31 実施例24 1,1-ジメチル‐4-(1-ピロリジニル)‐2-ブチニルα‐
シクロヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩
融点174〜175℃ 元素分析値(C24H33NO3・HCl) 計算値(%) C 68.64 H 8.16 N 3.33 実測値(%) C 68.40 H 8.04 N 3.26 実施例25 1,1-ジメチル‐4-ジメチルアミノ‐2-ブチニル α‐シ
クロヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融
点155〜159℃ 元素分析値(C22H31NO3・HCl・1/2H2O) 計算値(%) C 65.57 H 8.25 N 3.48 実測値(%) C 65.44 H 8.32 N 3.50 実施例26 1,1-ジメチル‐4-モルホリノ‐2-ブチニル α‐シクロ
ヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融点18
6〜190℃ 元素分析値(C24H33NO4・HCl) 計算値(%) C 66.12 H 7.86 N 3.21 実測値(%) C 65.91 H 7.94 N 3.22 実施例27 1,1-ジメチル‐4-ピペリジノ‐2-ブチニル α‐シクロ
ヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融点20
7〜208℃ 元素分析値(C25H35NO3・HCl) 計算値(%) C 68.79 H 8.44 N 3.31 実測値(%) C 69.18 H 8.36 N 3.23 実施例28 4-ジエチルアミノ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α‐シ
クロペンチル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融
点120〜121℃ 元素分析値(C23H33NO3・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 66.97 H 8.43 N 3.40 実測値(%) C 67.08 H 8.39 N 3.40 実施例29 1,1-ジメチル‐4-ピペリジノ‐2-ブチニル α‐シクロ
ペンチル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融点15
7〜158℃ 元素分析値(C24H33NO3・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 67.91 H 8.19 N 3.30 実測値(%) C 67.90 H 8.38 N 3.21 実施例30 1,1-ジメチル‐4-ジメチルアミノ‐2-ブチニル α‐シ
クロペンチル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融
点125〜127℃ 元素分析値(C21H29NO3・HCl・1/2H2O) 計算値(%) C 64.85 H 8.03 N 3.60 実測値(%) C 65.01 H 8.20 N 3.62 実施例31 1,1-ジメチル‐4-モルホリノ‐2-ブチニル α‐シクロ
ペンチル‐α‐フェニルグリコレイト 塩酸塩 融点15
0〜151℃ 元素分析値(C23H31NO4・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 64.78 H 7.68 N 3.28 実測値(%) C 65.07 H 7.75 N 3.27 実施例32 1-(3-ジエチルアミノ‐1-プロピニル)シクロペンチル
α‐シクロペンチル‐α‐フェニルグリコレイト 塩
酸塩 融点132〜133℃ 元素分析値(C25H35NO3・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 68.47 H 8.39 N 3.19 実測値(%) C 68.56 H 8.42 N 3.27 実施例33 1-(3-ジエチルアミノ‐1-プロピニル)シクロヘキシル
α‐シクロペンチル‐α‐フェニルグリコレイト 塩
酸塩 融点113〜115℃ 元素分析値(C26H37NO3・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 69.00 H 8.57 N 3.10 実測値(%) C 69.14 H 8.65 N 3.14 実施例34 4-ジエチルアミノ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α‐フ
ェニル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩酸塩 融
点155〜156℃ 元素分析値(C22H27NO3S・HCl) 計算値(%) C 62.62 H 6.69 N 3.32 実測値(%) C 62.41 H 6.78 N 3.37 実施例35 1,1-ジメチル‐4-(1-ピロリジニル)‐2-ブチニル α
‐フェニル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩酸塩
融点129〜130℃ 元素分析値(C22H25NO3S・HCl・1/5H2O) 計算値(%) C 62.38 H 6.04 N 3.30 実測値(%) C 62.48 H 6.12 N 3.35 実施例36 1-(3-ジエチルアミノ‐1-プロピニル)シクロペンチル
α‐フェニル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト 塩
酸塩 融点149〜151℃ 元素分析値(C24H29NO3S・HCl) 計算値(%) C 64.34 H 6.75 N 3.13 実測値(%) C 64.09 H 6.81 N 3.15 実施例37 1-[3-(1-ピロリジニル)‐1-プロピニル]シクロペン
チル α‐フェニル‐α‐(2-チエニル)グリコレイト
塩酸塩 融点133〜135℃ 元素分析値(C24H27NO3S・HCl) 計算値(%) C 64.63 H 6.33 N 3.14 実測値(%) C 64.35 H 6.57 N 3.18 実施例38 1-(3-ジエチルアミノ‐1-プロピニル)シクロヘキシル
α‐フェニル‐α‐(2- エニル)グリコレイト 塩
酸塩 融点120〜121℃ 元素分析値(C25H31NO3S・HCl) 計算値(%) C 64.99 H 6.98 N 3.03 実測値(%) C 64.99 H 6.93 N 3.00 実施例39 4-ジエチルアミノ‐1,1-ジメチル‐2-ブチニル α,α
‐ジフェニルグリコレイト 塩酸塩 融点176〜177℃ 元素分析値(C24H29NO3・HCl) 計算値(%) C 69.30 H 7.27 N 3.37 実測値(%) C 69.09 H 7.43 N 3.44 実施例40 1,1-ジメチル‐4-(1-ピロリジニル)‐2-ブチニル
α,α‐ジフェニルグリコレイト 塩酸塩 融点144〜1
46℃ 元素分析値(C24H27NO3・HCl・1/10H2O) 計算値(%) C 69.34 H 6.84 N 3.37 実測値(%) C 69.07 H 6.81 N 3.42 実施例41 1-(3-ジエチルアミノ‐1-プロピニル)シクロヘキシル
α‐シクロヘキシル‐α‐フェニルグリコレイト 塩
酸塩 融点132〜134℃ 元素分析値(C27H39NO3・HCl・1/4H2O) 計算値(%) C 69.50 H 8.75 N 3.00 実測値(%) C 69.47 H 8.69 N 3.13 実施例42 1-(3-ジエチルアミノ‐1-プロピニル)シクロヘキシル
α‐シクロペンチル‐α‐フェニルグリコレイト 塩
酸塩 融点172〜173℃ 元素分析値(C26H37NO3・HCl) 計算値(%) C 69.70 H 8.55 N 3.13 実測値(%) C 69.56 H 8.62 N 3.09 試験例 以下に本発明化合物の代表例についてその有用性を示す
薬理試験の結果を示す。 試験方法 1.ウサギ摘出膀胱排尿筋に対する作用 ウサギ(JW/NIBUS/RABITON ♂2-3kg)の膀胱を摘出し
た後、膀胱体部を縦走筋にそって切開し、幅2〜3mm、
長さ10mmの標本を作製した。標本をModified Krebs液
(37±0.1℃ 混合ガス通気化)を満たしたマグヌス槽
中に1gの負荷をかけて懸垂した。 (1)抗コリン作用 カルバコールを累積し、標本を収縮させ、カルバコール
に対する濃度反応曲線を求めた。被験薬処置下にも同様
にて濃度反応曲線を求め、アランラクシャナ(Arunlaks
hana)とシールド(Shild)の方法に従ってpA2値を算出
した。 (2)Ca++拮抗作用 マグヌス槽液をCa++free hign KCl-modified Krebs液に
交換し、塩化カルシウムを累積し、標本を収縮させ、塩
化カルシムウに対する濃度反応曲線を求めた。被験薬処
置下にも同様にして濃度反応曲線を求め、アランラクシ
ャナとシールドの方法に従ってpA2値を算出した。結果
を第1表に示した。実施例4の化合物の抗コリン作用
は、オキシブチニンの1/17倍と弱くなり、Ca++拮抗作用
は、逆に8.3倍と強くなった。 2.ラット膀胱律動的収縮に対する作用 ラット(SD系 ♂ 280-360g)をウレタンで麻酔した
後、膀胱頂部に小切開を加え、バルーンを挿入し、バル
ーン内に約37℃の温水を注入し、バルーン内を一定圧に
し、律動的収縮を記録した。収縮の頻度が一定になった
ところで被験薬物を累積的にi.v.投与し、収縮の頻度に
対する影響を調べた。結果を表2に示した。 実施例4の化合物は、0.1mg/kg i.v.より用量依存的に
収縮を抑制したが、オキシブチニンでは、このような作
用は認められなかった。 3.急性毒性 マウス(ddY系 ♂ 6-7週令)を一群4匹として使用し
た。前日(16-18時間前)より絶食した後、ゾンデを用
いて強制的に経口投与し、以後一週間の死亡率よりワイ
ル(Weil)氏法によりLD50値を算出した。 実施例4の化合物のLD50値は、841mg/kg p.o.であり、
オキシブチニンのLD50値354mg/kg p.o.に比べるはるか
に弱かった。 4.血漿中未変化体濃度 ラット(SD系 ♂ 280-360g)に被験薬を3mg/kg i.v.
投与した後、経時的に採血し、血漿中未変化体濃度を測
定した。実施例4の化合物の消失半減期(t1/2)は、0.
85時間でオキシブチニンのt1/2(0.28時間)よりはるか
に長く持続的であった。
【発明の効果】
上記の結果から明らかなように、本発明化合物は、抗コ
リン作用がオキシブチニンに比べ弱くなり、カルシウム
拮抗作用が強くなったため、両作用のバランスが非常に
良いという特徴を有し、頻尿やその他の各種の尿失禁を
始めとする膀胱異常の治療に用いることができる。ま
た、血漿中半減期が長く持続性が優れている。毒性も非
常に低い。 本発明化合物は、既存の医薬品にはない優れた作用を有
し、持続性があり、毒性が低いので長期投与を必要とす
る神経因性膀胱、膀胱痙縮、神経性膀胱炎および遺尿症
などによる頻尿又は各種の尿失禁の治療剤として安全に
用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/40 AAX 31/445 ADD 31/535 C07C 219/24 235/26 235/34 C07D 295/08 295/12 333/24

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式〔I〕で表わされるブチニルア
    ミン誘導体及びその薬理学的に許容される塩。 ここに、R1、R2は、同一又は異なって、シクロアルキ
    ル、フェニル又は2-チエニルを表す。 R3、R4は、同一又は異なって、水素若しくはアルキルを
    表すか、又はR3とR4とが結合して隣接する炭素原子とと
    もにシクロアルキルを形成していることを表す。 R5、R6は、同一又は異なって、水素若しくは、アルキル
    を表すか、又はR5とR6とが結合して隣接する窒素原子と
    ともに環状アミノ基を形成していることを表す。 Aは、酸素又はNR(Rは、水素又はアルキルを表す。)
    を表す。 但し、R3とR4がともに水素、Aが酸素で、かつ、R1又は
    R2の少なくとも一方がフェニルの場合を除く。
JP1238272A 1988-09-14 1989-09-13 ブチニルアミン誘導体 Expired - Fee Related JPH0669996B2 (ja)

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