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JPH068401B2 - 低温鑞着ポリウレタン絶縁電線 - Google Patents
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JPH068401B2 - 低温鑞着ポリウレタン絶縁電線 - Google Patents

低温鑞着ポリウレタン絶縁電線

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JPH068401B2
JPH068401B2 JP28165785A JP28165785A JPH068401B2 JP H068401 B2 JPH068401 B2 JP H068401B2 JP 28165785 A JP28165785 A JP 28165785A JP 28165785 A JP28165785 A JP 28165785A JP H068401 B2 JPH068401 B2 JP H068401B2
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JP
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polyurethane
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insulated wire
reaction
paint
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豊稔 鶴田
俊郎 西沢
清美 土屋
雄三 山崎
仁 吉川
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッドコイル、小型精密リレーコイル等
の巻線に使用されるポリウレタン絶縁電線に係り、特に
ポリウレタン絶縁皮膜の熱的特性を阻害することなし
に、半田付けを300℃以下の低温で可能とした低温鑞着
ポリウレタン絶縁電線に関するものである。
〔従来の技術〕
ポリウレタン絶縁電線は、導体上にポリウレタン塗料を
塗布焼付けしたもので、ウレタン皮膜を剥離せずにその
まゝ半田付けができる特性を有しており、広く弱電分
野,通信機器等の小型コイルの巻線に多用されている。
一般にポリウレタン絶縁塗料は、熱硬化型の一液性塗料
で、分子量が1,000〜5,000の活性化水素原子を有するオ
リゴマー、例えばポリエステル,ポリエーテルエステ
ル,エポキシ等を主成分とし、これに架橋成分として、
例えば1モルのトリメチロールプロパンに3モルのトル
エンジイソシアネートを反応させさらに残余のイソシア
ネート基をフェノール等のブロック剤で封鎖したブロッ
クポリイソシアネートを添加し、この主成分と架橋剤を
有機溶剤に溶解せしめたものである。この塗料は、導体
上に塗布焼付される過程において、150℃以上の温度に
なると、ブロックポリイソシアネートのブロック剤が解
離し、イソシアネート基が発生する。生成したイソシア
ネート基は、反応性に富み、共存する活性化水素原子を
有するオリゴマーと反応し、オリゴマー間にウレタン結
合を形成し、三次元網状構造の可撓性,密着性及び電気
特性に優れたポリウレタン皮膜を形成する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来一般に用いられているポリウレタン絶縁電線の半田
付けの温度(ウレタン皮膜の解重合温度)は、360〜380
℃で、溶融半田中にポリウレタン絶縁電線を浸漬したと
き、ウレタン皮膜の分解までに要する時間は2〜3秒で
ある。またこの半田付けの温度、すなわちウレタン皮膜
の熱分解温度を50degより大きく降下させると、必然的
にウレタン皮膜の熱的特性が大幅に低下する欠点があっ
た。近時エレクトロニクス関連部品の軽薄短小化にとも
ない、プリント基板の実装密度も向上し、より低温で半
田付けが可能なポリウレタン極細線の出現が強く望まれ
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ポリウレタン絶縁塗料及びこれに添加する触
媒に、特性組成の材料を用いることにより、ポリウレタ
ン絶縁皮膜の耐熱性,熱軟化温度を損うことなく、半田
付けの温度を著しく低下させることに成功したものであ
る。
本発明者らは先に、ポリウレタン塗料の焼付温度を低下
させる目的で、ブロックポリイソシアネートと活性水素
原子を有するオリゴマーを有機溶剤に溶解せしめた熱硬
化型一液性ポリウレタン塗料に、1.8−ジアザ−ビシク
ロ(5.4.0)ウンデセン−7−有機酸塩とアルキル錫メ
ルカプタイド化合物とを触媒として添加したポリウレタ
ン絶縁塗料を提案した(特開昭55−73765号公報)。こ
れにより一応所期の目的を達成し得たものゝ、このポリ
ウレタン塗料を導体上に塗布焼付けしたポリウレタン絶
縁電線は、半田付け温度が380℃と高く、熔融半田中へ
の浸漬時間が1〜2秒で極細ポリウレタン絶縁電線への
適用は、大幅に限定されていた。
本発明においては、これらの欠点を改良するため、ポリ
ウレタン絶縁塗料の主成分である皮膜形成剤と架橋剤並
びにこれに添加する触媒について種々検討した。その結
果、皮膜形成剤としては、グリセリン又はエチレングリ
コールとテレフタル酸又はジメチルテレフタル酸との脱
水縮合反応により合成される分子量1,000〜5,000のポリ
エステルオリゴマーと、鑞延長剤としてのアルコール可
溶性共重合ポリアミド樹脂を併用し、架橋剤としては、 構造式 で示されるブロックポリイソシアネート化合物を用い、
これらを有機溶剤に溶解した熱硬化型一液性ポリウレタ
ン塗料に添加する触媒としては、1.8−ジアザ−ビシク
ロ(5.4.0)ウンデセン−7−有機酸塩及び一般式 (式中、R″は炭素数1〜8のアルキル基を示す。) を用いることにより、問題点の解決を図った。
ポリウレタン絶縁塗料の反応系体は二段階反応であり、
一つはブロックポリイソシアネート化合物の解離反応で
あり、下記(1)式に示される。
次に(2)式の反応は、(1)式の反応により生成した遊離の
イソシアネート基とポリエステルオリゴマーの反応、換
言すればポリエステルオリゴマー相互間の架橋反応であ
り、ウレタン皮膜の架橋構造を形成する。更にこの架橋
網目の中に、アルコール可溶性ポリアミド樹脂 の長い分子鎖がからみ合い、相互侵入型網目構造を形成
する。
上記二段階反応では、(1)が律速反応で、この反応を促
進する触媒としては、1.8−ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウ
ンデセン−7−有機酸塩が、また(2)式の架橋反応の触
媒としては、アルキル錫マレイン酸エステルが有効に作
用する。なおアルキル錫マレイン酸エステルは、前記一
般式で表され、一般に金属錫としての含有量は10〜35%
程度で、ポリ塩化ビニル混和物の熱、光の安定剤として
工業的に広く利用され、有機錫系の安定剤として容易に
入手可能である。
〔作 用〕
本発明によれば、ポリウレタン絶縁塗膜形成の反応機構
の第一段階である律速反応において、第1の触媒である
1.8−ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7−有機
酸塩が作用し、ブランクと比較して約50deg低い温度で
解離が進み、遊離のイソシアネート基が生成する。次に
第二段階の硬化反応においては、第2の触媒であるアル
キル錫マレイン酸エステルの作用により、生成したイソ
シアネート基がポリエステルオリゴマーの活性化水素原
子と直ちに反応し、ウレタン結合を作り、分子間架橋構
造を形成する。このことは、触媒を添加した反応系では
より低温で硬化反応が完結することを意味している。
本発明のポリウレタン絶縁皮膜は、上記第1及び第2の
触媒の作用により、そのほとんどがポリウレタン結合の
架橋構造を呈する。ポリウレタン結合は300℃の温度で
加熱分解(熱解重合)し、その分解の主な反応は、ウレ
タン生成反応の逆反応である。したがって得られた絶縁
皮膜は、低温鑞着特性を有する訳である。これらの触媒
の存在しない反応系では、ウレタン結合以外の副反応を
生じやすく、例えばピュレット結合又はアロファネート
結合等他の結合形成が生成した場合は、もはや低温鑞着
特性を付与することはできない。これはウレタン結合の
加熱分解反応とその他の副反応により生成した結合等の
それと比較すると、前者の結合形式の法が一段と速く反
応が進むためである。
なお皮膜形成剤としてのポリエステルオリゴマーに、ア
ルコール可溶性共重合ポリアミド樹脂を併用した理由
は、分子量の大きいポリアミド樹脂を入れることによ
り、ウレタン架橋点間にこれが介在する形となり双方向
侵入型の網目構造を作り、皮膜に十分な機械的強度を付
与せしめることと、硬化反応時にウレタン結合以外の副
反応が生じるのを制御すること、また塗料に流れ調整剤
及び粘度調整剤としての作用を付与するためである。
本発明において用いる第1及び第2の触媒の添加量は、
塗料の固型部に対して各々0.1〜5%に限定される。添
加量がこれにより少ないときは、所期の目的を達成する
に効少なく、またこれを超えるときは半田付け性以外の
特性に影響を与えるためである。
〔実施例〕 表−1に示す配合割合によりポリウレタン絶縁塗料を調
製した。
上記配合組成のポリウレタン絶縁塗料を、導体径0.1mm
の銅線上に2種の皮膜厚さに塗布焼付けした絶縁電線に
つき、ハンダ付け性その他の性能を測定した。表−2に
特性結果を示す。
〔発明の効果〕 本発明の低温鑞着ポリウレタン絶縁電線は、表−2に示
す通り半田付け温度が290〜300℃と従来一般のポリウレ
タン線に比較し約50deg低く、耐熱性その他の特性も遜
色のない優れたものである。したがって半田付け作業の
能率向上及びその際受ける熱的影響を未然に防止でき、
特に導体径0.03mm以下の極細線に適用したときその硬化
が大きく、部品の信頼性を大幅に向上し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 仁 長野県上田市大字大屋300番地 東京特殊 電線株式会社上田工場内 審査官 橋本 栄和 (56)参考文献 特開 昭49−102725(JP,A) 特開 昭55−73765(JP,A) 特開 昭53−11930(JP,A) 特開 昭61−130377(JP,A) 特開 昭62−30161(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造式 で示されるブロックポリイソシアネート化合物、 グリセリン又はエチレングリコールとテレフタル酸又は
    ジメチルテレフタル酸との脱水縮合反応により合成され
    るポリエステルオリゴマー、及びアルコール可溶性共重
    合ポリアミド樹脂の三成分を有機溶剤に溶解した熱硬化
    型一液性ポリウレタン塗料に、触媒として、 1.8−ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7−
    有機酸塩、及び 一般式 (式中、R″は炭素数1〜8のアルキル基を示す。) で示されるアルキル錫マレイン酸エステルを、 塗料の固定部に対して各々0.1〜5%添加し、これを
    導体上に塗布焼付したことを特徴とする低温鑞着ポリウ
    レタン絶縁電線。
JP28165785A 1985-12-16 1985-12-16 低温鑞着ポリウレタン絶縁電線 Expired - Lifetime JPH068401B2 (ja)

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