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JPH0686458B2 - 新規なチェノ‐トリアゾロ‐ジアゼピン誘導体の製造法 - Google Patents
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JPH0686458B2 - 新規なチェノ‐トリアゾロ‐ジアゼピン誘導体の製造法 - Google Patents

新規なチェノ‐トリアゾロ‐ジアゼピン誘導体の製造法

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JPH0686458B2
JPH0686458B2 JP7358390A JP7358390A JPH0686458B2 JP H0686458 B2 JPH0686458 B2 JP H0686458B2 JP 7358390 A JP7358390 A JP 7358390A JP 7358390 A JP7358390 A JP 7358390A JP H0686458 B2 JPH0686458 B2 JP H0686458B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗喘息剤、抗アレルギー剤及び胃腸保護剤
(protectors)として特に有用なチエノ−トリアゾロ−
ジアゼピンの新規誘導体の製造法に関する。
更に詳しくは、本発明は、次の式(I): (式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を表わし、Rは多く
てC5までの低級直鎖アルケニル基;多くてC20までの直
鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC6までの環式基;アリ
ール基又はヘテロアリール基で置換された多くてC5まで
の直鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC5までのアルキル
基又は低級アルコキシ基、フェノキシ基、多くてC5まで
の低級アルキルスルホニル基、弗素原子、塩素原子又は
トリフルオロメチル基の1個又は数個で置換されたフェ
ニル基;異種原子を含有する縮合した二環式残基;及び
フェニル基、ヘテロアリール基又は縮合した二環式基で
置換されたスルホニル基を表わす)で表わされるチエノ
−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体及びその医薬的に許容
される塩の製造法に関する。
本発明の技術分野における先行技術文献としては米国特
許第4,621,083号明細書(又は欧州特許第176,927号明細
書)が挙げられ、それにはPAF(血小板活性化因子)−
拮抗活性を有するチエノ−トリアゾロ−ジアゼピンが記
載されている。
本発明の方法で製造された上記の式(I)で表わされる
新規化合物は、前記特許明細書に記載された前記のジア
ゼピン類のPAF−拮抗活性よりも10〜1000倍強いPAF−拮
抗活性を示し、しかもより一層有力な有効性も示す。
本発明の要旨によれば、次の式(I) (式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を表わし、Rは多く
てC5までの低級直鎖アルケニル基;多くてC20までの直
鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC6までの環式基;アリ
ール基又はヘテロアリール基で置換された多くてC5まで
の直鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC5までのアルキル
基又は低級アルコキシ基、フェノキシ基、多くてC5まで
の低級アルキルスルホニル基、弗素原子、塩素原子又は
トリフルオロメチル基の1個又は数個で置換されたフェ
ニル基;異種原子を含有する縮合した二環式残基;及び
フェニル基、ヘテロアリール基又は縮合した二環式基で
置換されたスルホニル基を表わす)で表わされるチエノ
−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体の製造法であって、次
式(A): (式中、Yは前記の意義を有する)で表わされるチエノ
−トリアゾロ−ジアゼピン化合物とR−N=C=Y誘導
体(式中、R及びYは前記の意義を有する)(R−N=
C=Y誘導体の使用量は理論量好ましくは理論量よりわ
ずかに過剰である)とを窒素循環下にプロトン性溶媒中
で還流下1/2〜24時間反応させ、次いで得られた次式
(B): (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
化合物とヒドラジン水和物(理論量好ましくは理論量よ
りわずかに過剰量を使用する)とを窒素循環下に非プロ
トン性溶媒中で0℃〜室温の温度で5分〜約1時間反応
させ、最後に、得られた次式(C): (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
化合物とオルト酢酸トリ(低級アルキル)エステル(理
論当量より過剰量好ましくは4倍当量を使用する)とを
窒素循環下にプロトン性溶媒中で室温で15分〜3時間、
次いで還流下に1/2〜5時間環化反応させることからな
る前記チエノ−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体の製造法
が提供される。前記のオルト酢酸トリ(低級アルキル)
エステルの低級アルキル基は(C1〜C6)アルキル基であ
り、特にエチル基が好ましい。
前記の式(A)で表わされる出発原料化合物は、以下の
各工程(参考例I〜VIII)に記載のようにして製造でき
る。
参考例I 2−クロロベンゾイルメチルシアニド(次式
の化合物)の製造。
−70℃で窒素循環下に置いた適当な反応器に、無水THF7
lと予め乾燥したシアノ酢酸115.9g(1.36モル)とを入
れた。次いで、ヘキサンに溶解したブチルリチウムの1.
6M溶液1,715m1(2.74モル)を滴加した。その間、温度
は−70℃から0℃迄上昇した。次いでこの反応混合物を
1時間攪拌した。その後、反応混合物を再度−70℃に冷
却し、これに、無水THF1に2−クロロベンゾイルクロ
リド120g(0.685モル)を溶解した溶液を滴加した。−7
0℃に保持しながら1時間攪拌した後、温度を1時間で
−70℃から0℃迄上昇させた。次いで1N-HC1溶液3lを滴
加し、数分間攪拌した後に、反応混合物をクロロホルム
で抽出した。有機層を10%炭酸水素ナトリウム水溶液で
洗滌し、次いで、塩化ナトリウム飽和水溶液で洗滌し、
乾燥し、濾過し、次いで溶媒を蒸発させ残溜物135gを得
た。これにジイソプロピルエーテルを加えて再結晶を行
ない、生成物を濾過し、次いでヘキサンで洗滌し標題化
合物97.2g(収率79%)を得た。
参考例II 2−アミノ−3−(2−クロロベンゾイル)
−6−エトキシカルボニル−4,5,6,7−テトラヒドロ−
ピリド〔3,4-b〕チオフェン(次式の化合物)の製造 冷却管を取り付けた2lエルレンマイヤースラスコに、メ
タノール550m1に溶解したN−カルボエトシキ−4−ピ
ペリドン85.5g(0.501モル)と前記参考例Iで製造した
化合物90g(0.501モル)と硫黄華19.3g(0.600モル)と
モルホリン44.4g(0.501モル)とを入れた。この混合物
を1時間還流させた。溶媒250m1を蒸発させた後に、生
成した所望の化合物の沈澱を濾過し、エタノールで洗滌
し、次いでジエチルエーテルで洗滌し、その後に乾燥し
て標題化合物155.4g(収率85%)得た。
参考例III 2−(ブロモアセトアミド)−3−(2−
クロロベンゾイル)−6−エトキシカルボニル−4,5,6,
7−テトラヒドロ−ピリド〔3,4-b〕チオフェン(次式の
化合物)の製造 適当な装置及び分液ロートを備えた5l反応器に、クロロ
ホルム2.5lと前記参考例IIで製造した化合物146g(0.40
0モル)とを入れた。次いで、分液ロートに入れたブロ
モアセチルブロミド87.7g(0.43モル)を滴加した。反
応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで氷冷水300m1で
洗滌し、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、その後に濾過した。得られた濾液からクロロホルム
を蒸発させ、次いで残溜物をエタノールで処理した。生
成した沈澱を濾過し、エタノールで洗滌し、次いでジエ
チルエーテルで洗滌し、その後に乾燥して標題化合物18
4.6g(収率95%)を得た。
参考例IV 2−アミノアセトアミド−3−(2−クロロ
ベンゾイル)−6−エトキシカルボニル−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−ピリド〔3,4-b〕チオフェン(次式の化合
物)の製造 ガス吹込み管を取り付けた5l反応器に前記参考例IIIで
製造した化合物174.8g(0.36モル)とTHF3lを入れた。
得られた懸濁液を0℃に冷却し、次いで予め水酸化カリ
ウムで乾燥したガス状アンモニアを加えた。アンモニア
の添加は8時間行なった(60gのアンモニアが吸収され
た)。得られた混合物を0℃で1夜攪拌し、その後に減
圧下でTHF2lを蒸発させ、次いで酢酸エチル750m1を加え
た。デカンテーション後に、有機層を10%塩化ナトリウ
ム水溶液300m1で1回、水300m1で3回それぞれ洗滌し、
次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、ロー
タリーエバポレーターで溶媒を一部蒸発させた。次いで
冷蔵庫中に一夜放置し沈澱物を生成させた。沈澱物を濾
過した後に、ジエチルエーテルで洗滌し、次いで乾燥し
標題化合物119gを得た。残りの有機層を濃縮し、次いで
ジエチルエーテル/THF混合物(容量比で3/1)1.5lで処
理し標題化合物14.6gを得た(全収率88%)。
参考例V 5−(2−クロロフェニル)−8−エトキシ
カルボニル−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド
〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,4−ジアゼピン−2
−オン(次式の化合物)の製造 攪拌機、冷却装置及び加熱装置を備えた2l反応器を窒素
循環下に置き、これに前記参考例IVで製造した化合物12
6.6g(0.3モル)とピリジン800m1とを入れた。この反応
混合物を18時間攪拌した。出発原料が全部反応したこと
を確認した後に、ロータリーエバポレーターで減圧下に
ピリジンの一部を蒸発させた。
得られた油状物(暗褐色)をエタノール1に溶解し
た。氷浴中で冷却した後に、生成した沈澱を濾過し、エ
タノール及びジイソプロピルオキシドそれぞれで洗滌し
標題化合物101.3g(収率83.6%)を得た。
参考例VI 5−(2−クロロフェニル)−8−エトキシ
カルボニル−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド
〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,4−ジアゼピン−2
−チオン(次式の化合物)の製造 適当な諸装置を備えた3l反応器に、前記参考例Vで製造
した化合物93g(0.230モル)とピリジン1.75lとを入れ
た。上記化合物が溶解した後に、五硫化リン56.3g(0.2
5モル)を加え、次いでこの反応混合物を80〜85℃で3
時間攪拌した。その後、ピリジンを蒸発させ、得られた
残溜物を氷冷水で処理した。次いで、得られた混合物を
塩化メチレンで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、塩化メチレンを蒸発させ、次いでジエチル
エーテルで処理した。次いで、得られた生成物を濾過
し、アセトニトリル700m1で処理した。得られた懸濁液
を60℃で30分間加熱し、次いで放置して冷却した。その
後、濾過し、アセトニトリルで洗滌し、次いでジエチル
エーテルで洗滌し、その後に乾燥し標題化合物80.2g
(収率83%)を得た。
参考例VII 5−(2−クロロフェニル)−6,7,8,9−テ
トラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,4−ジアゼピン−2−チオン(次式の化合物)の製
適当な装置を備えた2l反応器に前記参考例VIで製造した
化合物71.4g(0.17モル)とペレット状水酸化カリウム
(85%)116g(1.30モル)とエタノール/水(容量比で
19/1)混合物1とを入れた。反応混合物を18時間還流
させた。出発原料が全て反応したことを確認した後に、
エタノールを留去し、得られた残留物を氷冷水で処理し
た。次いで混合物をクロロホルムで2回抽出した。得ら
れた水層を酢酸でpH=6.5に酸性にし、次いでこのpHを
炭酸水素ナトリウムを加えてpH=7.5に調整した。生成
した沈澱物を濾過し、水で2回、エタノールで2回及び
エーテルで1回それぞれ順に洗浄し、次いで還流下でジ
クロロメタン/エタノール(容量比で3/1)の混合物500
m1で30分間洗浄した。次いで濾過した後に、ジエチルエ
ーテルで洗浄し、その後に減圧下で乾燥して標題化合物
47.3g(収率80%)を得た。
前記の式(A)においてY=0である原料化合物は、前
記の参考例Vで得られた化合物を脱保護剤と反応させる
ことによって得られる。
参考例VIII 5−(2−クロロフェニル)−6,7,8,9−
テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,
2-f〕1,4−ジアゼピン−2−オン(次式の化合物)の製
加熱装置を備えた反応器を窒素循環下に置き、これに前
記参考例Vで製造した化合物94.5g(0.234モル)とペレ
ット状の90%水酸化カリウム152.1g(2.34モル)とエチ
レングリコールモノエチルエーテル900m1とを入れた。
この混合物を1時間にわたって還流温度まで加熱し、還
流を1時間維持した。次いで、得られた溶液を砕氷1.2k
gに加え、その後塩酸(d=1.18)でpH5.3に酸性化し
た。次いで炭酸カリウムを加えてpHを8.3に調整した。
次いでこの溶液を塩化メチレン500m1で3回抽出した。
得られた有機層を10%塩化ナトリウム水溶液450m1で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで
蒸発させた。得られた残溜物をジイソプロピルエーテル
で処理した。ジイソプロピルエーテルで洗浄した後に、
乾燥して標題化合物55.9g(収率72%)を得た。
本発明を以下の実施例により例証する。
実施例1 6−(2−クロロフェニル)−9−〔4−(メトキシ)
フェニルチオカルバモイル〕−7,8,9,10−テトラヒドロ
−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,
2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前
記の式(I)においてY=S,R=4−メトキシフェニル
基である化合物〕の製造。
第1工程:5−(2−クロロフェニル)−8−〔4−(メ
トキシ)フェニルチオカルバモイル〕−6,7,8,9−テト
ラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,4−ジアゼピン−チオンの製造(式(A)化合物か
ら式(B)の化合物の製造〕 攪拌機及び冷却装置を備えた1反応器を窒素循環下に
置き、これに5−(2−クロロフェニル)−6,7,8,9−
テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,
2-f〕1,4−ジアゼピン−2−チオン(純度93%)40g
(0.115モル)とメタノール500m1とを入れた。その後、
生成した橙色懸濁液にp−メトキシフェニルイソチオシ
アネート18.5m1(0.123モル)を加え、次いで2時間還
流した。出発原料全部が反応したことを確認した後に、
混合物を冷却した。混合物を濾過し、得られた残留物を
エタノール、次いでジイソプロピルオキシドで順に洗浄
し、次いで65℃で1夜乾燥して標題化合物49g(収率83
%)を得た。
第2工程:5−(2−クロロフェニル)−8−〔4−(メ
トキシ)フェニルカルバモイル〕−2−ヒドラジノ−6,
7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′,4,5〕チ
エノ〕3,2-f〕−1,4−ジアゼピンの製造〔式(B)の化
合物から式(c)の化合物の製造〕 攪拌機及び冷却装置を備えた1反応器を窒素循環下に
置き、これに5−(2−クロロフェニル)−8−〔4−
(メトキシ)フェニルチオカルバモイル〕−6,7,8,9−
テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,
2-f〕1,4−ジアゼピン−2−チオン40g(0.078モル)と
テトラヒドロフラン350m1とを入れた。その後に、この
混合物を10℃に冷却し、次いでヒドラジン水和物4.1m1
(0.081モル)を加えた。ヒドラジン水和物の添加は15
分以内で行なった。このようにして少量の暗色沈澱物を
有する赤褐色溶液を得、次いで濾過した。その後、濾過
からテトラヒドロフランの9/10を留去し、残留物に無水
エタノール400m1を加えた。無水エタノール添加後(aft
er priming)に沈澱が生成した。混合物を氷浴上で1時
間攪拌した。次いで沈澱物を濾過し、エタノールで洗浄
し、次いでジイソプロピルオキシドで洗浄し、その後に
減圧下に65℃で1夜乾燥して標題化合物29.7gを得た。
洗浄液は濃縮し、得られた残留物をエタノールで処理
し、濾過し、エタノール次いでジエチルエーテルで洗浄
して標題化合物4.5gを得た(全収率86%) 第3工程:6−(2−クロロフェニル)−9−〔4−(メ
トキシ)フェニルチオカルバモイル〕−7,8,9,10−テト
ラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チ
エノ〕3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕−1,4−ジア
ゼピンの製造〔式(c)の化合物から式(I)の化合物
の製造〕 攪拌機及び冷却装置を備えた1反応器を窒素循環下に
置き、これに5−(2−クロロフェニル)−8−〔4−
(メトキシ)フェニルチオカルバモイル〕−2−ヒドラ
ジノ−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,3′:
4,5〕チエノ〔3,2-f〕−1,4−ジアゼピン25.5g(0.05モ
ル)と無水エタノール500m1とを入れた。次いで、オル
ト酢酸トリエチル37m1(0.20モル)を加えた。その30分
後に溶液は赤色になり、次いで2時間還流した(70℃で
沈澱が生成し始めた)。その後、混合物を10℃まで冷却
し、生成した沈澱物を濾過し、エタノール次いでジエチ
ルエーテルで順に洗浄し、次いで減圧下に90℃で乾燥し
て標題化合物24.6g(収率92%)を得た。融点:197〜204
℃;外観形状:淡ベージュ色粉末。
実施例1に記載のようにして以下の化合物を製造した。
尚、前記の式(I)においてY=Sの場合の化合物は実
施例1に記載のようにして製造した。前記の式(I)に
おいてY=0の場合の化合物は実施例1、工程1におい
て5−(2−クロロフェニル)−6,7,8,9−テトラヒド
ロ−3H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,4−
ジアゼピン−2−チオンに代えて5−(2−クロロフェ
ニル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピリド〔4′,
3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,4−ジアゼピン−2−オン
を使用して反応を開始させ次いでイソチオシアネート誘
導体の代えて適当なイソシアネート誘導体を反応させた
以外は、実施例1に記載のようにして同一条件で反応を
3工程で行なった。
実施例2 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−メトキシ)フ
ェニルカルバモイル〕−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕
1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の
式(I)においてY=0、R=4−メトキシフェニル基
である化合物〕 融点:202℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例3 6−(2−クロロフェニル)−9−tert−ブチルカルバ
モイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピ
リド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾ
ロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)において
Y=0、R=tert−ブチル基である化合物〕 融点:240〜245℃;外観形状:白色粉末 実施例4 6−(2−クロロフェニル)−9−tert−ブチルチオカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H
−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリ
アゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)にお
いてY=S、R=tert−ブチル基である化合物〕 融点:189℃;外観形状:白色粉末 実施例5 6−(2−クロロフェニル)−9−ヘキサデシルチオカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H
−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリ
アゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)にお
いてY=S、R=ヘキサデシル基である化合物〕 融点:168〜170℃;外観形状:無定形白色粉末 実施例6 6−(2−クロロフェニル)−9−イソプロピルカルバ
モイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピ
リド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾ
ロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)において
Y=0、R=イソプロピル基である化合物〕 融点:214℃;外観形状:白色粉末 実施例7 6−(2−クロロフェニル)−9−イソプロピルチオカ
ルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H
−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリ
アゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)にお
いてY=S、R=イソプロピル基である化合物〕 融点:205〜206℃;外観形状:白色粉末 実施例8 6−(2−クロロフェニル)−9−(3,4,5−トリメト
キシ)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ
−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,
2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前
記の式(I)においてY=0、R=3,4,5−トリメトキ
シフェニル基である化合物〕 融点:176〜179℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例9 6−(2−クロロフェニル)−9−(3,4,5−トリメト
キシ)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=3,4,5−トリメ
トキシフェニル基である化合物〕 融点:184℃;外観形状:白色粉末 実施例10 6−(2−クロロフェニル)−9−(tert−ブチル)フ
ェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メ
チル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,
2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式
(I)においてY=0、R=4−tert−ブチルフェニル
基である化合物〕 融点:218〜220℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例11 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−tert−ブチ
ル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=4−tert−ブチ
ルフェニル基である化合物〕 融点:225〜226℃;外観形状:白色粉末 実施例12 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピ
ン〔前記の式(I)においてY=S、R=2−トリフル
オロメチルフェニル基である化合物〕 融点:179〜180℃;外観形状:白色粉末 実施例13 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピ
ン〔前記の式(I)においてY=S、R=3−トリフル
オロメチルフェニル基である化合物〕 融点:169〜170℃;外観形状:白色粉末 実施例14 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−トリフルオロ
メチル)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒド
ロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=0、R=4−トリフルオ
ロメチルフェニル基である化合物〕 融点:212〜217℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例15 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−トリフルオロ
メチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピ
ン〔前記の式(I)においてY=S、R=4−トリフル
オロメチルフェニル基である化合物〕 融点:179〜180℃;外観形状:白色粉末 実施例16 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−フルオロ)フ
ェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=S、R=4−フルオロフェニル
基である化合物〕 融点:179〜180℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例17 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,3−ジクロロ)
フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕
1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の
式(I)においてY=0、R=2,3−ジクロロフェニル
基である化合物〕 融点:200〜204℃;外観形状:白色粉末 実施例18 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−フェノキシ)
フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕
1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の
式(I)においてY=0、R=4−フェノキシフェニル
基である化合物〕 融点:187〜193℃;外観形状:白色粉末 実施例19 6−(2−クロロフェニル)−9−(α−メチル)フェ
ネチルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=S、R=(α−メチル)フェネ
チル基である化合物〕 融点:210〜214℃;外観形状:白色粉末 実施例20 6−(2−クロロフェニル)−9−(β−メチル)フェ
ネチルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=S、R=(β−メチル)フェネ
チル基である化合物〕 融点:200℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例21 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−メチルスルホ
ニル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒ
ドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ
〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン
〔前記の式(I)においてY=S、R=(4−メチルス
ルホニル)フェニル基である化合物〕 融点:214〜215℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例22 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,4−ジ−tert−
ブチル)フェニルチオカルバモイル−7,8,9,10−テトラ
ヒドロ−1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエ
ノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピ
ン〔前記の式(I)においてY=S、R=(2,4−ジ−t
ert−ブチル)フェニル基である化合物〕 融点:146〜148℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例23 6−(2−クロロフェニル)−9−ベンジルカルバモイ
ル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリド
〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ
〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)においてY
=0、R=ベンジル基である化合物〕 融点:246〜249℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例24 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−フルフリル)
チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチ
ル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4
−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式
(I)においてY=S、R=2−フルフリル基である化
合物〕 融点:174℃;外観形状:淡黄色粉末 実施例25 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−キノリル)チ
オカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル
−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−
トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)
においてY=S、R=3−キノリル基である化合物〕 融点:192〜193℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例26 6−(2−クロロフェニル)−9−シクロヘキシルチオ
カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−
4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−ト
リアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)に
おいてY=S、R=シクロヘキシル基である化合物〕 融点:209〜214℃;外観形状:白色粉末 実施例27 6−(2−クロロフェニル)−9−シクロヘキシルカル
バモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−
ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリア
ゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)におい
てY=0、R=シクロヘキシル基である化合物〕 融点:220℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例28 6−(2−クロロフェニル)−9−アリルチオカルバモ
イル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−メチル−4H−ピリ
ド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕1,2,4−トリアゾロ
〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の式(I)においてY
=S、R=アリル基である化合物〕 融点:224〜226℃;外観形状:淡黄白色粉末 実施例29 6−(2−クロロフェニル)−9−(2,4−ジフルオ
ロ)フェニルカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=0、R=2,3−ジフルオロフェ
ニル基である化合物〕 融点:245〜250℃;外観形状:白色粉末 実施例30 6−(2−クロロフェニル)−9−(フェニルスルホニ
ル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕
1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の
式(I)においてY=S、R=フェニルスルホニル基で
ある化合物〕 融点:205℃;外観形状:白色粉末 実施例31 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−フリルスルホ
ニル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1
−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=S、R=2−フリルスルホニル
基である化合物〕 融点:222〜226℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例32 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−チエニルスル
ホニル)カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕
1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の
式(I)においてY=0、R=2−チエニルスルホニル
基である化合物〕 融点:233℃;外観形状:白色粉末 実施例33 6−(2−クロロフェニル)−9−(2−ピロリルスル
ホニル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=S、R=2−ピロリルスルホニ
ル基である化合物〕 融点:211〜213℃;外観形状:白色粉末 実施例34 6−(2−クロロフェニル)−9−(3−ピリジルスル
ホニル)カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−1−
メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-f〕
1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記の
式(I)においてY=0、R=3−ピリジルスルホニル
基である化合物〕 融点:184〜189℃;外観形状:淡ベージュ色粉末 実施例35 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−キノリルスル
ホニル)チオカルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=S、R=4−キノリルスルホニ
ル基である化合物〕 融点:240〜253℃;外観形状:白色粉末 実施例36 6−(2−クロロフェニル)−9−(4−モルホリニル
スルホニル)カルバモイル−7,8,9,10−テトラヒドロ−
1−メチル−4H−ピリド〔4′,3′:4,5〕チエノ〔3,2-
f〕1,2,4−トリアゾロ〔4,3-a〕1,4−ジアゼピン〔前記
の式(I)においてY=0、R=4−モルホリニルスル
ホニル基である化合物〕 融点:207〜211℃;外観形状:白色粉末 毒性 本発明の方法で製造した前記の式(I)で表わされるチ
エノ−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体はいずれもマウス
に投与量1g/kg(体重)の経口投与では毒性は認められ
なかった。マウスでの腹腔(IP)投与では、実施例10、
17、18及び33の化合物のみがLD50値0.4〜1g/kg(体重)
を示したが、他の化合物は全で投与量1g/kg(体重)で
毒性は認められなかった。
薬理試験 本発明の方法で製造した前記の式(I)で表わされるチ
エノ−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体について種々の薬
理試験を行なった。薬理試験の概要は以下の通りであ
る。
1)PAFで誘発させた血小板凝集に対する凝集抑制作用 この試験は「Lab.Invest.」,48,98(1980)(R.KINLOU
GH.RATHBON,J.P.CAZENAVE,M.PACKHAM及びF.MUSTARDらの
論文)の方法に従って行なった。この試験にはニュージ
ーランドウサギ(平均体重5kgの雄性ニュージーランド
ウサギ)を使用した。
グラフ記録計を連結したchrono−Log Coulronics凝集検
出計(agregometer)を用いて57℃で行なった。測定結
果(分子濃度の単位)は第I表の中央の欄に示した。
2)ベンゾジアゼピン受容体に対する結合の抑制作用 先の試験の対象(interest)はこの試験で得られた結果
に依存する。
すなわち、本発明の化合物はベンゾジアゼピンに似た構
造を有するので、血小板の凝集が抑制される投与量で特
定のベンゾジアゼピン活性が現われないかどうかを確認
することが重要である。
従って、本試験はMOHLER H.とRICHARD J.G.の方法〔「N
ature」,294,763−765(1981)「試験管内(in vitr
o)での作動薬(agonist)と拮抗薬(antagonist)のベ
ンゾジアゼピン受容体に対する相互作用」という題目の
論文〕に従って行なった。
この試験は、トレーサー(tracer)として3H‐RO-15-47
88と3H‐RO-5-4864(NEN)を使用し、対照拮抗薬として
RO-15-4788とRO-5-4864を使用して、4℃で1.5時間保持
(incubate)したラットの脳で行なった。尚、RO-15-47
88及びRO-5-4864はロッシュ(Roche)社が製造した化合
物であり、ベンゾジアゼピン受容体の対照拮抗薬であ
る。また3H‐RO-15-4788及び3H‐RO-5-4864はそれぞれ
上記の化合物をトリチウム化した化合物である。
得られた結果を第I表の右欄に分子濃度の単位で示した
尚、表中のBDZはベンゾジアゼピンを意味する。
3)PAFで誘発した気管支痙攣に対する作用 「Eur.J.Pharmacol.」,127,83-95(1986)〔S.DESQUAN
D,C.TOUAY,J.RANDON,V.LAGENTE,B.VILAIN,I.MARIDONNEA
U-PARINT,A.ETIENNE,J.LEFORT,P.BRAQUET及びB.VARGAFT
IGらの“Interference of BN 52021(Ginkolide B)wit
h the bronchopulmonary effects of PAF-acether in t
he guinea-pig"という題目の論文〕に従って、麻酔をか
けたモルモットにPAFを静脈内投与し白血球減少症と血
小板減少症を伴なった気管支狭窄を誘発させた。
次いで、ウレタン(2g/体重kg、IP投与)で麻酔をかけ
た雄性ハートレー・モルモット(体重400〜450g)(チ
ャールズ・リバー種)を気管切開し、呼吸ポンプを用い
て70〜80回/分、1回当りの送気量:空気1m1/体重100g
の条件で強制呼吸にかけた。薬剤注入用のカテーテルを
頚静脈に挿入し、血液採取用のカテーテルを頚動脈に挿
入した。KonzettとRsslerの方法に従って初期抵抗を
水柱10cmの圧力下に一定に保ち、気管支痙攣用の交換機
(transducor):UGO BASIREと記録計(enregistror):G
EMINIとを用いて過剰の空気を測定した。モルモットに
はその自然呼吸を抑制するためにパンクロニウム(pan
curonium)〔パブロン(Pavulon)〕を静脈内(IV)投
与した。
本発明の方法で製造した前記の式(I)で表わされるチ
エノ−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体と対照化合物WEB2
086(前記ベーリンガー社特許;米国特許第4,621,083号
参照)とをそれぞれ、粘稠な水懸濁物として調製し、経
口投与し、その1時間後にPAFで刺激した。
気管支狭窄は次式: (式中、Aはmm表示の誘発された気管支狭窄を表わし、
Bはmm表示の最大気管支狭窄を表わす)で表わされる気
管支狭窄率を算出することによって評価した。
投与形態−投与薬量 ヒトの治療においては、本発明の方法で製造される前記
の式(I)で表わされるチエノ−トリアゾロ−ジアゼピ
ン誘導体は経口投与によって投与するのが好ましい。好
ましい投与剤形としては錠剤、ゼラチンカプセル剤等が
挙げられる。上記の場合には投与薬量は通常1日当り
(per diem)50mg〜500mgである。
単位投与量は、適当な担持及び薬剤を一緒にして50mgで
あるのが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローラン,ジヤン‐ピエール フランス国.75015・パリ.リユ・ブロメ. 159 (72)発明者 ローラン,アラン フランス国.91120・パレイゾー.リユ・ デ・ピヴエルト・10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の式(I): (式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を表わし、Rは多く
    てC5までの低級直鎖アルケニル基;多くてC20までの直
    鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC6までの環式基;アリ
    ール基又はヘテロアリール基で置換された多くてC5まで
    の直鎖又は分岐鎖アルキル基;多くてC5までのアルキル
    基又は低級アルコキシ基、フェノキシ基、多くてC5まで
    の低級アルキルスルホニル基、弗素原子、塩素原子又は
    トリフルオロメチル基の1個又は数個で置換されたフェ
    ニル基;異種原子を含有する縮合した二環式残基;及び
    フェニル基、ヘテロアリール基又は縮合した二環式基で
    置換されたスルホニル基を表わす)で表わされるチエノ
    −トリアゾロ−ジアゼピン誘導体の製造法であって、次
    式(A): (式中、Yは前記の意義を有する)で表わされるチエノ
    −トリアゾロ−ジアゼピン化合物とR−N=C=Y誘導
    体(式中、R及びYは前記の意義を有する)とを窒素循
    環下にプロトン性溶媒中で還流下1/2〜24時間反応さ
    せ、次いで得られた次式(B): (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
    化合物とヒドラジン水和物とを窒素循環下に非プロトン
    性溶媒中で0℃〜室温の温度で5分〜約1時間反応さ
    せ、最後に、得られた次式(C): (式中、R及びYは前記の意義を有する)で表わされる
    化合物とオルト酢酸トリ(低級アルキル)エステルとを
    窒素循環下にプロトン性溶媒中で室温で15分〜3時間、
    次いで還流下に1/2〜5時間環化反応させることからな
    る前記チエノ−トリアゾロ−ジアゼピン誘導体の製造
    法。
  2. 【請求項2】前記オルト酢酸トリ(低級アルキル)エス
    テルがオルト酢酸トリエチルである前記請求項1記載の
    方法
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