JPH068839B2 - 架空配電線の事故点探査装置 - Google Patents
架空配電線の事故点探査装置Info
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- JPH068839B2 JPH068839B2 JP7797087A JP7797087A JPH068839B2 JP H068839 B2 JPH068839 B2 JP H068839B2 JP 7797087 A JP7797087 A JP 7797087A JP 7797087 A JP7797087 A JP 7797087A JP H068839 B2 JPH068839 B2 JP H068839B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は高電圧パルスを印加して架空配電線の放電性
地絡事故点を探査する架空配電線の事故点探査装置に関
するものである。
地絡事故点を探査する架空配電線の事故点探査装置に関
するものである。
〔従来の技術〕 従来の架空配電線の事故点探査装置としては,例えば特
開昭59-68678号公報に示された「信号到来方向探知装
置」を利用したものがあつた。この従来のものについ
て,図により説明する。
開昭59-68678号公報に示された「信号到来方向探知装
置」を利用したものがあつた。この従来のものについ
て,図により説明する。
第8図はこの事故点探査装置のブロツク図であり,(1)
は放電性地絡事故があると見られる架空配電線で,(4A)
および(4B)はこの配電線(1)上を事故点から伝播して来
る電流進行波が発する電磁波を検知する電磁波検知アン
テナ,(5)は受信装置であり,上記アンテナ(4A),(4B)
とそれぞれ接続されている。なお図中波形(I)は配電線
(1)を流れる事故電流の第1波を示す。
は放電性地絡事故があると見られる架空配電線で,(4A)
および(4B)はこの配電線(1)上を事故点から伝播して来
る電流進行波が発する電磁波を検知する電磁波検知アン
テナ,(5)は受信装置であり,上記アンテナ(4A),(4B)
とそれぞれ接続されている。なお図中波形(I)は配電線
(1)を流れる事故電流の第1波を示す。
(9A),(9B)はアンテナ(4A),(4B)からの正極性の電圧信
号を出力する絶対値回路,(10A),(10B)はこの絶対値回
路(9A),(9B)からの信号入力により所要のパルス巾Td
の単発パルスを出力する単安定マルチバイフレータ,(1
1A),(11B)はお互いの入出力端子を接続してフリツプフ
ロツプ回路を構成したNAND回路素子である。(12
A),(12B)は入力信号の信号レベルを反転して出力する
インバータ,(13A),(13B)は信号表示器である。
号を出力する絶対値回路,(10A),(10B)はこの絶対値回
路(9A),(9B)からの信号入力により所要のパルス巾Td
の単発パルスを出力する単安定マルチバイフレータ,(1
1A),(11B)はお互いの入出力端子を接続してフリツプフ
ロツプ回路を構成したNAND回路素子である。(12
A),(12B)は入力信号の信号レベルを反転して出力する
インバータ,(13A),(13B)は信号表示器である。
次にこの受信装置(5)の動作について説明する。
いま,アンテナ(4A)がアンテナ(4B)より時間差tdだけ
先に上記電磁波を受信したものと仮定すると,まずアン
テナ(4A)より出力された電圧信号が絶対値回路(9A)に入
力され,この絶対値回路(9A)から出力された信号により
単安定マルチバイブレータ(10A)は所要の時間巾Tdの
単発パルスを出力する。この単発パルスの入力により,
NAND回路素子(11B)をインターロツクすると共にこ
のNAND回路素子(11A)の出力信号を上記入力パルス
の時間巾Tdだけ出力し,インバータ(12A)により信号
反転されて,信号表示器(13A)を点灯し,事故点方向を
表示する。続いて,アンテナ(4B)が上記電磁波を受信し
て電圧信号を出力した場合も同様に作動するが,上記の
ごとく,NAND回路素子(11B)はNAND回路素子(11
A)により,インターロツクされているため,信号表示器
(13B)は入力されず点灯表示しない。
先に上記電磁波を受信したものと仮定すると,まずアン
テナ(4A)より出力された電圧信号が絶対値回路(9A)に入
力され,この絶対値回路(9A)から出力された信号により
単安定マルチバイブレータ(10A)は所要の時間巾Tdの
単発パルスを出力する。この単発パルスの入力により,
NAND回路素子(11B)をインターロツクすると共にこ
のNAND回路素子(11A)の出力信号を上記入力パルス
の時間巾Tdだけ出力し,インバータ(12A)により信号
反転されて,信号表示器(13A)を点灯し,事故点方向を
表示する。続いて,アンテナ(4B)が上記電磁波を受信し
て電圧信号を出力した場合も同様に作動するが,上記の
ごとく,NAND回路素子(11B)はNAND回路素子(11
A)により,インターロツクされているため,信号表示器
(13B)は入力されず点灯表示しない。
しかしながら,上記のごとく構成された従来の架空配電
線の事故点探査装置においては,地絡事故点から配電線
を伝播して来る電流進行波が発生する正規の電磁波のほ
かに,例えば近傍の工場等においてスイツチ等の開閉時
に発生するノイズ等をも受信して誤表示する等の問題点
があつた。
線の事故点探査装置においては,地絡事故点から配電線
を伝播して来る電流進行波が発生する正規の電磁波のほ
かに,例えば近傍の工場等においてスイツチ等の開閉時
に発生するノイズ等をも受信して誤表示する等の問題点
があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので,外来ノイズの特にパルス性ノイズの影響の少
ない架空配電線の事故点探査装置を得ることを目的とす
る。
たもので,外来ノイズの特にパルス性ノイズの影響の少
ない架空配電線の事故点探査装置を得ることを目的とす
る。
この発明に係る架空配電線の事故点探査装置は架空配電
線に周期的に高電圧パルスを印加する手段と,上記配電
線の事故点からの電流進行波が発する電磁波を受信する
アンテナと,このアンテナの出力信号より時間差を有す
信号を出力する時間差信号出力手段と,この時間差信号
出力手段の出力信号のうち先着信号を連続して出力する
と共に後着信号の出力を阻止する先着信号保持手段と,
この先着信号保持手段をリセツトするリセツト信号を出
力する自動リセツト信号発生手段とを備え,この自動リ
セツト信号発生手段を上記先着信号保持手段の作動に同
期してトリガーし,上記高電圧パルス印加手段の高電圧
パルス発生周期よりも所定時間短かい時間後に上記リセ
ツト信号を出力すべく設定したものである。
線に周期的に高電圧パルスを印加する手段と,上記配電
線の事故点からの電流進行波が発する電磁波を受信する
アンテナと,このアンテナの出力信号より時間差を有す
信号を出力する時間差信号出力手段と,この時間差信号
出力手段の出力信号のうち先着信号を連続して出力する
と共に後着信号の出力を阻止する先着信号保持手段と,
この先着信号保持手段をリセツトするリセツト信号を出
力する自動リセツト信号発生手段とを備え,この自動リ
セツト信号発生手段を上記先着信号保持手段の作動に同
期してトリガーし,上記高電圧パルス印加手段の高電圧
パルス発生周期よりも所定時間短かい時間後に上記リセ
ツト信号を出力すべく設定したものである。
この発明における架空配電線の事故点探査装置は上記手
段をもつて構成しているので,配電線の事故点からの電
流進行波が発する電磁波の受信に基づく正規の信号入力
により,先着信号保持手段がセツトされるのに同期して
自動リセツト信号発生回路がトリガーされ,周期的に入
力される次の正規の入力信号が上記先着信号保持回路に
入力される時間にほぼ近い所定時間前にリセツト信号を
出力して,この先着信号保持回路をリセツトする。
段をもつて構成しているので,配電線の事故点からの電
流進行波が発する電磁波の受信に基づく正規の信号入力
により,先着信号保持手段がセツトされるのに同期して
自動リセツト信号発生回路がトリガーされ,周期的に入
力される次の正規の入力信号が上記先着信号保持回路に
入力される時間にほぼ近い所定時間前にリセツト信号を
出力して,この先着信号保持回路をリセツトする。
以下,この発明の一実施例を第1図〜第3図により説明
する。なお,従来例と同一の符号は同一又は相当する部
分を示す。第1図において(1)は放電性地絡事故がある
と見られる架空配電線で,停電状態にある。(3)はこの
配電線(1)の未知のB点に接続された例えば放電性地絡
事故を生じた事故設備,(2)は高電圧パルスを周期的に
発生する高電圧パルス印加手段(課電装置)であり,上
記配電線(1)にA点にて接続され,1発の高電圧パルス
の印加により上記配電線(1)を充電する。(4A)および(4
B)は上記配電線(1)上を事故点から伝播して来る電流進
行波が発する電磁波を検知する電磁波検知アンテナであ
り,通常はループアンテナを用い,適切な距離l(m)を
隔てて,例えば自動車(7)の屋根上にこの自動車(7)の進
行方向に対して直列に設置されている。(8)はこの1対
のアンテナ(4A),(4B)で受信した信号の到達時間差td
より,事故点方向を判別する受信装置であり,上記アン
テナ(4A),(4B)とそれぞれ同軸ケーブル(6A),(6B)を介
して接続され,上記自動車(7)に搭載されている。なお
図中波形(I)は配電線(1)を流れる事故電流の第1波を示
す。
する。なお,従来例と同一の符号は同一又は相当する部
分を示す。第1図において(1)は放電性地絡事故がある
と見られる架空配電線で,停電状態にある。(3)はこの
配電線(1)の未知のB点に接続された例えば放電性地絡
事故を生じた事故設備,(2)は高電圧パルスを周期的に
発生する高電圧パルス印加手段(課電装置)であり,上
記配電線(1)にA点にて接続され,1発の高電圧パルス
の印加により上記配電線(1)を充電する。(4A)および(4
B)は上記配電線(1)上を事故点から伝播して来る電流進
行波が発する電磁波を検知する電磁波検知アンテナであ
り,通常はループアンテナを用い,適切な距離l(m)を
隔てて,例えば自動車(7)の屋根上にこの自動車(7)の進
行方向に対して直列に設置されている。(8)はこの1対
のアンテナ(4A),(4B)で受信した信号の到達時間差td
より,事故点方向を判別する受信装置であり,上記アン
テナ(4A),(4B)とそれぞれ同軸ケーブル(6A),(6B)を介
して接続され,上記自動車(7)に搭載されている。なお
図中波形(I)は配電線(1)を流れる事故電流の第1波を示
す。
第2図は上記受信装置(8)のブロツク図であり,(9)はア
ンテナ(4A),(4B)の出力信号を入力して2つの時間差を
有す信号を出力する時間差信号出力手段で,この実施例
では入力信号を増巾すると共にこの入力信号の極性に関
係なく常に正極性の電圧信号を出力する絶対値回路(9
A),(9B)で構成されている。(14A),(14B)はこれ等の絶
対値回路(9A),(9B)の出力信号を波形整形しかつ高,低
レベル反転して出力するインバータ,(15)はこれ等のイ
ンバータ(14A),(14B)を介して入力される上記時間差信
号出力手段(9)の出力信号のうち先着信号を連続して出
力すると共に後着信号の出力を阻止する先着信号保持手
段であり,この実施例では上記インバータ(14A),(14B)
の低レベル電圧信号をそれぞれの入力端子に入力され
ることによりセツトされ,入力信号を自己保持して端子
にリセツト信号が入力されるまで出力端子Qより高レ
ベル電圧信号を出力するR−Sフリツプフロツプ回路素
子(16A),(16B)と,これ等の出力信号をそれぞれ入力と
するフリツプフロツプ回路を構成した一対のNAND回
路素子(11A),(11B)とで構成されている。
ンテナ(4A),(4B)の出力信号を入力して2つの時間差を
有す信号を出力する時間差信号出力手段で,この実施例
では入力信号を増巾すると共にこの入力信号の極性に関
係なく常に正極性の電圧信号を出力する絶対値回路(9
A),(9B)で構成されている。(14A),(14B)はこれ等の絶
対値回路(9A),(9B)の出力信号を波形整形しかつ高,低
レベル反転して出力するインバータ,(15)はこれ等のイ
ンバータ(14A),(14B)を介して入力される上記時間差信
号出力手段(9)の出力信号のうち先着信号を連続して出
力すると共に後着信号の出力を阻止する先着信号保持手
段であり,この実施例では上記インバータ(14A),(14B)
の低レベル電圧信号をそれぞれの入力端子に入力され
ることによりセツトされ,入力信号を自己保持して端子
にリセツト信号が入力されるまで出力端子Qより高レ
ベル電圧信号を出力するR−Sフリツプフロツプ回路素
子(16A),(16B)と,これ等の出力信号をそれぞれ入力と
するフリツプフロツプ回路を構成した一対のNAND回
路素子(11A),(11B)とで構成されている。
(13)は事故点方向を表示する信号表示手段で,この実施
例ではLED素子とその保護抵抗器等からなる信号表示
器(13A),(13B)で構成されており,インバータ(12A)又
は(12B)から高レベルの電圧が入力されたときだけ点灯
表示する。(17)は上記先着信号保持手段(15)をリセツト
するための自動リセツト信号発生手段であり,上記NA
ND回路素子(11A),(11B)の出力を入力とするAND回
路素子(18)と,このAND回路素子(18)の低レベル電圧
信号を入力することにより,この入力信号の前縁の立下
りによりトリガーされ時間巾Teの単発パルス信号を出
力する単安定マルチバイブレータ(19)と,この単安定マ
ルチバイブレータ(19)の出力パルス信号を入力すること
により,この入力パルス信号の後縁の立下りによりトリ
ガーされ時間巾Trの単発パルスを出力する単安定マル
チバイブレータ(20)とで構成されている。(21)は手動リ
セツト用スイツチ,(22)はこの手動リセツト用スイツチ
(21)と上記単安定マルチバイブレータ(20)の出力信号を
入力とするAND回路素子であり,このAND回路素子
(22)の出力端子を上記R−Sフリツプフロツプ回路素子
(16A),(16B)のリセツト端子へ接続する。
例ではLED素子とその保護抵抗器等からなる信号表示
器(13A),(13B)で構成されており,インバータ(12A)又
は(12B)から高レベルの電圧が入力されたときだけ点灯
表示する。(17)は上記先着信号保持手段(15)をリセツト
するための自動リセツト信号発生手段であり,上記NA
ND回路素子(11A),(11B)の出力を入力とするAND回
路素子(18)と,このAND回路素子(18)の低レベル電圧
信号を入力することにより,この入力信号の前縁の立下
りによりトリガーされ時間巾Teの単発パルス信号を出
力する単安定マルチバイブレータ(19)と,この単安定マ
ルチバイブレータ(19)の出力パルス信号を入力すること
により,この入力パルス信号の後縁の立下りによりトリ
ガーされ時間巾Trの単発パルスを出力する単安定マル
チバイブレータ(20)とで構成されている。(21)は手動リ
セツト用スイツチ,(22)はこの手動リセツト用スイツチ
(21)と上記単安定マルチバイブレータ(20)の出力信号を
入力とするAND回路素子であり,このAND回路素子
(22)の出力端子を上記R−Sフリツプフロツプ回路素子
(16A),(16B)のリセツト端子へ接続する。
上記単安定マルチバイブレータ(19)には出力パルス信号
の時間巾Teを任意に設定するために可変抵抗器(23)お
よびコンデンサ(24)が,また上記単安定マルチバイブレ
ータ(20)には出力パル信号の時間巾Trを適切な値に設
定するために抵抗器(25)およびコンデンサ(26)が設けら
れている。なお図中Vccは回路の電源を示す。
の時間巾Teを任意に設定するために可変抵抗器(23)お
よびコンデンサ(24)が,また上記単安定マルチバイブレ
ータ(20)には出力パル信号の時間巾Trを適切な値に設
定するために抵抗器(25)およびコンデンサ(26)が設けら
れている。なお図中Vccは回路の電源を示す。
次に動作について説明する。第1図において停電状態の
架空配電線(1)を高電圧パルス印加手段(課電装置)(2)
にて高電圧パルスを周期的に印加することにより充電
し,事故設備(3)にて地絡放電させると上記配電線(1)の
充電電荷による地絡電流が事故点Bへ流入する。この地
絡放電における過度電流の第一波の立上りは一般に極め
て急峻であり,上記配電線(1)を事故点Bより課電点A
方向および反課電点側Cの方向へ電流進行波となつて伝
播する。一対のアンテナ(4A),(4B)と受信装置(8)を搭
載した自動車(7)が課電点Aより反課電点側Cへ向つて
架空配電線(1)の直下近傍を,この配電線(1)に沿つて平
行に走行しているものとして,課電点Aと事故点Bの間
の任意の点Dに位置するとき,上記配電線(1)を伝播し
てくる上記電流進行波より発せられる電磁波を上記アン
テナ(4A),(4B)で受信する場合,事故点B側のアンテナ
(4A)が先に受信し,もう一方のアンテナ(4B)は時間差td
だけ遅れて受信する。上記自動車(7)が事故点Bより反
課電点側Cに位置するときに上記アンテナ(4A),(4B)が
上記電磁波を受信する場合は,事故点B側のアンテナ(4
B)がもう一方のアンテナ(4A)より時間差tdだけ先に受
信する。それゆえに上記一対のアンテナ(4A),(4B)のう
ち,事故点より伝播してくる電流進行波の発する電磁波
をいずれが先に受信したかを判別することによりこの電
流進号波の到来方向,すなわち事故点方向を検知でき
る。そして事故点方向の検知は上記課電装置(2)による
高電圧パルスの周期的な印加ごとに可能であるため,上
記のごとくアンテナ(4A),(4B)と受信装置(8)を搭載し
た自動車(7)を課電点(2)より架空配電線(1)に沿つて事
故点方向を検知しながら走行すれば,上記電磁波を先に
受信するアンテナが,アンテナ(4A)よりアンテナ(4B)に
変ることにより,地絡事故点Bを探査出来ることにな
る。
架空配電線(1)を高電圧パルス印加手段(課電装置)(2)
にて高電圧パルスを周期的に印加することにより充電
し,事故設備(3)にて地絡放電させると上記配電線(1)の
充電電荷による地絡電流が事故点Bへ流入する。この地
絡放電における過度電流の第一波の立上りは一般に極め
て急峻であり,上記配電線(1)を事故点Bより課電点A
方向および反課電点側Cの方向へ電流進行波となつて伝
播する。一対のアンテナ(4A),(4B)と受信装置(8)を搭
載した自動車(7)が課電点Aより反課電点側Cへ向つて
架空配電線(1)の直下近傍を,この配電線(1)に沿つて平
行に走行しているものとして,課電点Aと事故点Bの間
の任意の点Dに位置するとき,上記配電線(1)を伝播し
てくる上記電流進行波より発せられる電磁波を上記アン
テナ(4A),(4B)で受信する場合,事故点B側のアンテナ
(4A)が先に受信し,もう一方のアンテナ(4B)は時間差td
だけ遅れて受信する。上記自動車(7)が事故点Bより反
課電点側Cに位置するときに上記アンテナ(4A),(4B)が
上記電磁波を受信する場合は,事故点B側のアンテナ(4
B)がもう一方のアンテナ(4A)より時間差tdだけ先に受
信する。それゆえに上記一対のアンテナ(4A),(4B)のう
ち,事故点より伝播してくる電流進行波の発する電磁波
をいずれが先に受信したかを判別することによりこの電
流進号波の到来方向,すなわち事故点方向を検知でき
る。そして事故点方向の検知は上記課電装置(2)による
高電圧パルスの周期的な印加ごとに可能であるため,上
記のごとくアンテナ(4A),(4B)と受信装置(8)を搭載し
た自動車(7)を課電点(2)より架空配電線(1)に沿つて事
故点方向を検知しながら走行すれば,上記電磁波を先に
受信するアンテナが,アンテナ(4A)よりアンテナ(4B)に
変ることにより,地絡事故点Bを探査出来ることにな
る。
以下この動作を第2図および第3図に従つて詳述する
と,第3図(イ)と(ハ)は事故点(3)における地絡放電に基
づき,配電線(1)から発生する電磁波すなわち正規の信
号入力に関するもの,(ロ)はノイズ信号に関するもので
ある。
と,第3図(イ)と(ハ)は事故点(3)における地絡放電に基
づき,配電線(1)から発生する電磁波すなわち正規の信
号入力に関するもの,(ロ)はノイズ信号に関するもので
ある。
最初に正規の信号入力の場合について説明する。この場
合,アンテナ(4A),(4B)と受信装置(8)等を搭載した自
動車(7)が課電点Aと地絡事故点Bの間の点Dの近傍に
位置するものとし,地絡事故点Bより配電線(1)を伝播
して来た電流進行波が発生する電磁波をアンテナ(4A)が
アンテナ(4B)よりも微小時間差td(例えば10ns)だ
け先に受信したものと仮定すると,上記アンテナ(4A),
(4B)から第3図(イ)A0,B0に示すごとき信号が出力
され,これ等の出力信号の入力により,絶対値回路(9
A),(9B)からは第3図(イ)A1,B1に示すごとき増巾
かつ正極性に変換された同じく時間差tdの信号が出力
され,インバータ(14A),(14B)にて第3図(イ)A2,B
2に示すごとく波形整形かつ反転されてR−Sフリツプ
フロツプ回路素子(16A),(16B)のそれぞれの入力端子
に入力される。R−Sフリツプフロツプ回路素子(16A),
(16B)は低レベル電圧信号入力によりセツトされ,入力
信号を自己保持して出力端子Qより第3図(イ)A3,B3
に示すごとき高レベル電圧信号を出力し,この信号がN
AND回路素子(11A),(11B)にそれぞれ入力される。こ
れ等のNAND回路素子(11A),(11B)の上記入力信号は
tdの時間差があるため,第3図(イ)A4,B4に示す
ごとく先着信号が入力されたNAND回路(11A)が作動
して低レベル電圧信号を出力し,インバータ(12A)にて
反転され,第3図(イ)A5に示すごとき高レベル電圧信
号が信号表示手段(13)を構成する信号表示器(13A)に入
力され,この信号表示器(13A)が点灯し事故点方向を表
示する。次に後着信号が入力されたNAND回路素子(1
1B)は先着信号の入力ですでに作動しているNAND回
路素子(11A)にてインターロツクされているために,第
3図(イ)B4に示すごとく出力せず(高レベル状態),
従つて後段の信号表示器(13B)第3図B5に示すごとく
入力されず点灯表示しない。上記NAND回路素子(11
A),(11B)の出力状態は,上記R−Sフリツプフロツプ
回路素子(16A),(16B)のそれぞれの入力端子に再度信
号が入力されても変化せず,上記回路素子(16A),(16B)
のリセツト端子にリセツト信号が入力されるまで保持
される。
合,アンテナ(4A),(4B)と受信装置(8)等を搭載した自
動車(7)が課電点Aと地絡事故点Bの間の点Dの近傍に
位置するものとし,地絡事故点Bより配電線(1)を伝播
して来た電流進行波が発生する電磁波をアンテナ(4A)が
アンテナ(4B)よりも微小時間差td(例えば10ns)だ
け先に受信したものと仮定すると,上記アンテナ(4A),
(4B)から第3図(イ)A0,B0に示すごとき信号が出力
され,これ等の出力信号の入力により,絶対値回路(9
A),(9B)からは第3図(イ)A1,B1に示すごとき増巾
かつ正極性に変換された同じく時間差tdの信号が出力
され,インバータ(14A),(14B)にて第3図(イ)A2,B
2に示すごとく波形整形かつ反転されてR−Sフリツプ
フロツプ回路素子(16A),(16B)のそれぞれの入力端子
に入力される。R−Sフリツプフロツプ回路素子(16A),
(16B)は低レベル電圧信号入力によりセツトされ,入力
信号を自己保持して出力端子Qより第3図(イ)A3,B3
に示すごとき高レベル電圧信号を出力し,この信号がN
AND回路素子(11A),(11B)にそれぞれ入力される。こ
れ等のNAND回路素子(11A),(11B)の上記入力信号は
tdの時間差があるため,第3図(イ)A4,B4に示す
ごとく先着信号が入力されたNAND回路(11A)が作動
して低レベル電圧信号を出力し,インバータ(12A)にて
反転され,第3図(イ)A5に示すごとき高レベル電圧信
号が信号表示手段(13)を構成する信号表示器(13A)に入
力され,この信号表示器(13A)が点灯し事故点方向を表
示する。次に後着信号が入力されたNAND回路素子(1
1B)は先着信号の入力ですでに作動しているNAND回
路素子(11A)にてインターロツクされているために,第
3図(イ)B4に示すごとく出力せず(高レベル状態),
従つて後段の信号表示器(13B)第3図B5に示すごとく
入力されず点灯表示しない。上記NAND回路素子(11
A),(11B)の出力状態は,上記R−Sフリツプフロツプ
回路素子(16A),(16B)のそれぞれの入力端子に再度信
号が入力されても変化せず,上記回路素子(16A),(16B)
のリセツト端子にリセツト信号が入力されるまで保持
される。
次に自動リセツト信号発生手段(17)の動作について説明
する。単安定マルチバイブレータ(19)の入力端子に,
上記NAND回路素子(11A),(11B)の出力信号(低レベ
ル電圧)がAND回路素子(18)を介して入力されると,
上記単安定マルチバイブレータ(19)は上記入力信号の前
縁の立上りにより出力端子Qより第3図(イ)C2に示す
ごとき所定の時間巾Teの高レベル電圧のパルス信号を
出力し,この信号が単安定マルチバイブレータ(20)の入
力端子に入力される。この単安定マルチバイブレータ
(20)はこの入力信号の後縁の立下りにより,端子より
第3図(イ)C3に示すごとき時間巾Trの低レベル電圧
のパルス信号を出力する。
する。単安定マルチバイブレータ(19)の入力端子に,
上記NAND回路素子(11A),(11B)の出力信号(低レベ
ル電圧)がAND回路素子(18)を介して入力されると,
上記単安定マルチバイブレータ(19)は上記入力信号の前
縁の立上りにより出力端子Qより第3図(イ)C2に示す
ごとき所定の時間巾Teの高レベル電圧のパルス信号を
出力し,この信号が単安定マルチバイブレータ(20)の入
力端子に入力される。この単安定マルチバイブレータ
(20)はこの入力信号の後縁の立下りにより,端子より
第3図(イ)C3に示すごとき時間巾Trの低レベル電圧
のパルス信号を出力する。
この信号がAND回路(22)を介して上記R−Sフリツプ
フロツプ回路素子(16A),(16B)の端子に入力され,上
記R−Sフリツプフロツプ回路素子(16A),(16B)がリセ
ツトされる。上記R−Sフリツプフロツプ回路素子(16
A),(16B)のセツトからリセツトまでの動作時間は上記単
安定マルチバイブレータ(19)の出力パルス信号の時間巾
Teで定まるが,この時間巾Teは上記単安定マルチバ
イブレータ(19)に外付の可変抵抗器(23)により任意に設
定出来る。上記単安定マルチバイブレータ(20)の出力パ
ルス信号の時間巾Trは上記R−Sフリツプフロツプ回
路素子(16A),(16B)を確実にリセツトするのに充分な時
間(例えば数ms)に設定される。なおスイツチ(21)の
操作により手動にて上記R−Sフリツプフロツプ回路素
子(16A),(16B)を任意の時刻にリセツトすることが出来
る。
フロツプ回路素子(16A),(16B)の端子に入力され,上
記R−Sフリツプフロツプ回路素子(16A),(16B)がリセ
ツトされる。上記R−Sフリツプフロツプ回路素子(16
A),(16B)のセツトからリセツトまでの動作時間は上記単
安定マルチバイブレータ(19)の出力パルス信号の時間巾
Teで定まるが,この時間巾Teは上記単安定マルチバ
イブレータ(19)に外付の可変抵抗器(23)により任意に設
定出来る。上記単安定マルチバイブレータ(20)の出力パ
ルス信号の時間巾Trは上記R−Sフリツプフロツプ回
路素子(16A),(16B)を確実にリセツトするのに充分な時
間(例えば数ms)に設定される。なおスイツチ(21)の
操作により手動にて上記R−Sフリツプフロツプ回路素
子(16A),(16B)を任意の時刻にリセツトすることが出来
る。
次にループアンテナ(4A),(4B)が例えば電気スイツチ類
の開閉に起因する外来のノイズを受信した場合について
説明する。
の開閉に起因する外来のノイズを受信した場合について
説明する。
第3図(イ)C2に示すごとく単安定マルチバイブレータ
(19)の出力パルス信号の時間巾Teを正規の信号入力の
周期よりも所定時間短かい時間に設定しておけば,ノイ
ズ信号(ロ)がループアンテナ(4A),(4B)から第3図(ロ)A
0,B0に示すごとく出力され,絶対値回路(9A),(9B)
にて第3図(ロ)A1,B2に示すごとく正極性に増巾さ
れ,インバータ(14A),(14B)にて波形整形かつ反転され
た第3図(ロ)A2,B2に示すごとき信号がR−Sフリ
ツプフロツプ回路素子(16A),(16B)に入力されても,上
記R−Sフリツプフロツプ回路素子(16A),(16B)は第3
図(イ)A3,B3に示すごとく正規の入力信号(イ)により
セツトされ作動中であり,これ等の出力信号は変化せ
ず,従つて信号表示器(13A)が誤表示することはない。
(19)の出力パルス信号の時間巾Teを正規の信号入力の
周期よりも所定時間短かい時間に設定しておけば,ノイ
ズ信号(ロ)がループアンテナ(4A),(4B)から第3図(ロ)A
0,B0に示すごとく出力され,絶対値回路(9A),(9B)
にて第3図(ロ)A1,B2に示すごとく正極性に増巾さ
れ,インバータ(14A),(14B)にて波形整形かつ反転され
た第3図(ロ)A2,B2に示すごとき信号がR−Sフリ
ツプフロツプ回路素子(16A),(16B)に入力されても,上
記R−Sフリツプフロツプ回路素子(16A),(16B)は第3
図(イ)A3,B3に示すごとく正規の入力信号(イ)により
セツトされ作動中であり,これ等の出力信号は変化せ
ず,従つて信号表示器(13A)が誤表示することはない。
すなわち,R−Sフリツプフロツプ回路素子(16A),(16
B)が正規の入力信号によりセツトされ,単安定マルチバ
イブレータ(20)の出力パルス信号によりリセツトされる
までの間は受信装置(8)は外来ノイズの影響を全く受け
ない。それ故に上記単安定マルチバイブレータ(19)の出
力パルス信号の時間巾Teを正規の入力信号の周期,す
なわち高電圧パルス印加手段(2)の高電圧パルス発生の
周期Tpにほぼ等しいかTpより若干短かい所定の時間
値に設定すれば,パルス性外来ノイズの影響をほとんど
受けない受信装置(8)が得られる。上記Teは出来るだ
けTpに近い内輪の値とするのが理想ではあるが,高電
圧パルス印加手段(2)の高電圧パルス発生周期のバラツ
キ等の影響を考慮して,通常Te=0.9〜0.99Tp(例え
ばTp=4sec)に設定される。
B)が正規の入力信号によりセツトされ,単安定マルチバ
イブレータ(20)の出力パルス信号によりリセツトされる
までの間は受信装置(8)は外来ノイズの影響を全く受け
ない。それ故に上記単安定マルチバイブレータ(19)の出
力パルス信号の時間巾Teを正規の入力信号の周期,す
なわち高電圧パルス印加手段(2)の高電圧パルス発生の
周期Tpにほぼ等しいかTpより若干短かい所定の時間
値に設定すれば,パルス性外来ノイズの影響をほとんど
受けない受信装置(8)が得られる。上記Teは出来るだ
けTpに近い内輪の値とするのが理想ではあるが,高電
圧パルス印加手段(2)の高電圧パルス発生周期のバラツ
キ等の影響を考慮して,通常Te=0.9〜0.99Tp(例え
ばTp=4sec)に設定される。
第4図は別の実施例を示すものであり,この実施例では
先着信号保持手段(15)を一対のリセツト端子付Dタイプ
ネガテイブエツジトリガー方式フリツプフロツプ回路素
子(31A),(31B)(以下D−フリツプフロツプ回路素子と
記す)を用いて,それぞれの反転出力端子と他方の入
力端子Dを接続すると共にクロツク入力端子を入力端
子とすることにて構成し,かつこの先着信号保持手段(1
5)の前段に時間差信号の時間差拡大を目的に,各一対の
単安定マルチバイブレータ(10A),(10B)およびフリツプ
フロツプ回路を構成したNAND回路素子(11A),(11B)
を挿入している。さらに自動リセツト信号発生手段(17)
を第2図の実施例での自動リセツト信号発生手段(17)に
おけるAND回路素子(18)の代りに,OR回路素子(32)
を用いて構成したものである。
先着信号保持手段(15)を一対のリセツト端子付Dタイプ
ネガテイブエツジトリガー方式フリツプフロツプ回路素
子(31A),(31B)(以下D−フリツプフロツプ回路素子と
記す)を用いて,それぞれの反転出力端子と他方の入
力端子Dを接続すると共にクロツク入力端子を入力端
子とすることにて構成し,かつこの先着信号保持手段(1
5)の前段に時間差信号の時間差拡大を目的に,各一対の
単安定マルチバイブレータ(10A),(10B)およびフリツプ
フロツプ回路を構成したNAND回路素子(11A),(11B)
を挿入している。さらに自動リセツト信号発生手段(17)
を第2図の実施例での自動リセツト信号発生手段(17)に
おけるAND回路素子(18)の代りに,OR回路素子(32)
を用いて構成したものである。
第5図はこの第4図の実施例の受信装置(8)におけるタ
イムチヤートを示し,(イ)と(ハ)は正規の入力信号に関す
るもの,(ロ)はノイズ信号に関するものである。この第
4図の実施例の特徴は,時間差信号発生手段(9)を構成
する絶対値回路(9A),(9B)が出力する第5図(イ),(ロ)A
1,B1に示すごとき微小時間差td(例えば10ns以
下)をNAND回路素子(11A),(11B)の出力段階で第5
図(イ),(ロ)A3,B3に示すごとく時間差Td(例えば
数ms)に拡大しておき,正規の入力信号の場合はこれ等
の出力信号を入力することにより,上記D−フリツプフ
ロツプ回路素子(31A),(31B)はこの入力信号の前縁の立
下りにより作動し第5図(イ)A4,B4に示すごとく,
確実に先着信号を自己保持して,後着信号の出力を阻止
することにある。そしてこれらのD−フリツプフロツプ
回路素子(31A),(31B)の高レベル出力信号のいずれかを
OR回路素子(32)を介して単安定マルチバイブレータ(1
9)の端子Bに入力することにより,第2図に示した実施
例の場合と同様に第5図C2,C3に示すごとく,単安定マ
ルチバイブレータ(19)の出力パルス信号の時間巾Te
(可変抵抗器(23)にて任意に設定可能であり,正規の入
力信号の周期にほぼ等しいが所定時間短かく設定する)
に相当する時間後に単安定マルチバイブレータ(20)から
時間巾Trの低レベルパルス信号がAND回路素子(22)
を介して上記D−フリツプフロツプ回路素子(31A),(31
B)に入力され,これ等の回路素子(31A),(31B)を同時
に,任意に設定された時刻にリセツトすることが出来
る。それゆえノイズ信号が入力され,ループアンテナ(4
A),(4B)より,第5図(ロ)A0,B0に示すごとき信号
が出力された場合,正規の信号入力の場合と同様にNA
ND回路素子(11A),(11B)の出力段階にて第5図A3,B
3のごとき信号が出力されても,上記D−フリツプフロ
ツプ回路素子(31A),(31B)は作動中であり,その出力の
状態は変化しないので,この実施例も第2図に示した実
施例と同様にパルス性外来ノイズの影響を受けない動作
が得られる。
イムチヤートを示し,(イ)と(ハ)は正規の入力信号に関す
るもの,(ロ)はノイズ信号に関するものである。この第
4図の実施例の特徴は,時間差信号発生手段(9)を構成
する絶対値回路(9A),(9B)が出力する第5図(イ),(ロ)A
1,B1に示すごとき微小時間差td(例えば10ns以
下)をNAND回路素子(11A),(11B)の出力段階で第5
図(イ),(ロ)A3,B3に示すごとく時間差Td(例えば
数ms)に拡大しておき,正規の入力信号の場合はこれ等
の出力信号を入力することにより,上記D−フリツプフ
ロツプ回路素子(31A),(31B)はこの入力信号の前縁の立
下りにより作動し第5図(イ)A4,B4に示すごとく,
確実に先着信号を自己保持して,後着信号の出力を阻止
することにある。そしてこれらのD−フリツプフロツプ
回路素子(31A),(31B)の高レベル出力信号のいずれかを
OR回路素子(32)を介して単安定マルチバイブレータ(1
9)の端子Bに入力することにより,第2図に示した実施
例の場合と同様に第5図C2,C3に示すごとく,単安定マ
ルチバイブレータ(19)の出力パルス信号の時間巾Te
(可変抵抗器(23)にて任意に設定可能であり,正規の入
力信号の周期にほぼ等しいが所定時間短かく設定する)
に相当する時間後に単安定マルチバイブレータ(20)から
時間巾Trの低レベルパルス信号がAND回路素子(22)
を介して上記D−フリツプフロツプ回路素子(31A),(31
B)に入力され,これ等の回路素子(31A),(31B)を同時
に,任意に設定された時刻にリセツトすることが出来
る。それゆえノイズ信号が入力され,ループアンテナ(4
A),(4B)より,第5図(ロ)A0,B0に示すごとき信号
が出力された場合,正規の信号入力の場合と同様にNA
ND回路素子(11A),(11B)の出力段階にて第5図A3,B
3のごとき信号が出力されても,上記D−フリツプフロ
ツプ回路素子(31A),(31B)は作動中であり,その出力の
状態は変化しないので,この実施例も第2図に示した実
施例と同様にパルス性外来ノイズの影響を受けない動作
が得られる。
また,第6図はさらに別の実施例を示すものであり,ル
ープアンテナ(4)はそのアンテナ面の法線方向がこれを
搭載する自動車(7)の進行方向と直角かつ地面と平行に
設置される一つのアンテナで構成している。そして時間
差信号出力手段(9)を上記ループアンテナ(4)の出力信号
を増巾かつ極性反転して出力する反転増巾器(34)と,こ
の反転増巾器(34)の出力信号を極性反転して出力する反
転増巾器(35)からなる増巾手段(33)と,上記反転増巾器
(34),(35)の出力信号を半波整流して出力する一対の半
波整流手段(36A),(36B)とで構成したことが第2図に示
した実施例と異なつている。
ープアンテナ(4)はそのアンテナ面の法線方向がこれを
搭載する自動車(7)の進行方向と直角かつ地面と平行に
設置される一つのアンテナで構成している。そして時間
差信号出力手段(9)を上記ループアンテナ(4)の出力信号
を増巾かつ極性反転して出力する反転増巾器(34)と,こ
の反転増巾器(34)の出力信号を極性反転して出力する反
転増巾器(35)からなる増巾手段(33)と,上記反転増巾器
(34),(35)の出力信号を半波整流して出力する一対の半
波整流手段(36A),(36B)とで構成したことが第2図に示
した実施例と異なつている。
この第6図の実施例では,事故点(3)から架空配電線(1)
を伝播して来る電流進行波が発する電磁波を上記ループ
アンテナ(4)で受信した場合,上記ループアンテナ(4)の
出力電圧の第1波の極性が上記電流進行波の進行方向に
より定まることを利用したものであり,上記時間差信号
出力手段(9)は上記ループアンテナ(4)の出力信号を入力
して,この入力信号の第1波の極性より事故点方向を判
別して時間差を有す二つの信号のうち上記架空配電線の
事故点方向に対応する信号を先に出力する。すなわち,
増巾手段(33)が上記ループアンテナ(4)の出力信号を入
力して,極性の異なる二つの信号を出力し,これらの信
号を半波整流手段(36A),(36B)でそれぞれ半波整流して
出力することにより,これ等二つの出力信号間には必然
的に上記ループアンテナ(4)の出力信号の周期の1/2
の時間差が生ずることを利用したもので,上記ループア
ンテナ(4)の出力信号の第一波の極性が負であれば上記
半波整流手段(36A)より,逆に正であれば上記半波整流
手段(36B)より先に時間差信号が出力される。それゆえ
に,この受信装置(8)も第2図に示した実施例の場合と
同様に作動し,同様の効果が得られるものである。
を伝播して来る電流進行波が発する電磁波を上記ループ
アンテナ(4)で受信した場合,上記ループアンテナ(4)の
出力電圧の第1波の極性が上記電流進行波の進行方向に
より定まることを利用したものであり,上記時間差信号
出力手段(9)は上記ループアンテナ(4)の出力信号を入力
して,この入力信号の第1波の極性より事故点方向を判
別して時間差を有す二つの信号のうち上記架空配電線の
事故点方向に対応する信号を先に出力する。すなわち,
増巾手段(33)が上記ループアンテナ(4)の出力信号を入
力して,極性の異なる二つの信号を出力し,これらの信
号を半波整流手段(36A),(36B)でそれぞれ半波整流して
出力することにより,これ等二つの出力信号間には必然
的に上記ループアンテナ(4)の出力信号の周期の1/2
の時間差が生ずることを利用したもので,上記ループア
ンテナ(4)の出力信号の第一波の極性が負であれば上記
半波整流手段(36A)より,逆に正であれば上記半波整流
手段(36B)より先に時間差信号が出力される。それゆえ
に,この受信装置(8)も第2図に示した実施例の場合と
同様に作動し,同様の効果が得られるものである。
さらに,第7図は別の実施例を示すもので,第6図の実
施例と同じくループアンテナ(4)の出力電圧の第1波の
極性により架空配電線(1)の事故点方向を判別するもの
であるが,時間差信号出力手段(9)を構成する増巾手段
(33)を第6図に示した実施例の増巾手段(33)の反転増巾
器(35)の代りに,入力信号の増巾のみ行なう非反転増巾
器(37)を用いて,かつこの非反転増巾器(37)の入力端子
を上記反転増巾器(34)の入力端子に接続して構成したこ
とと,先着信号保持手段(15)を一対のDタイプポジテイ
ブエツジトリガー方式フリツプフロツプ回路素子(38
A),(38B)を用いて,これ等のそれぞれの反転出力端子
を他方の入力端子Dへ接続して構成したことと,その
ほか第6図に示されたインバータ(14A),(14B),(12
A),(12B)を省いたことが第6図に示した実施例と異な
る点である。
施例と同じくループアンテナ(4)の出力電圧の第1波の
極性により架空配電線(1)の事故点方向を判別するもの
であるが,時間差信号出力手段(9)を構成する増巾手段
(33)を第6図に示した実施例の増巾手段(33)の反転増巾
器(35)の代りに,入力信号の増巾のみ行なう非反転増巾
器(37)を用いて,かつこの非反転増巾器(37)の入力端子
を上記反転増巾器(34)の入力端子に接続して構成したこ
とと,先着信号保持手段(15)を一対のDタイプポジテイ
ブエツジトリガー方式フリツプフロツプ回路素子(38
A),(38B)を用いて,これ等のそれぞれの反転出力端子
を他方の入力端子Dへ接続して構成したことと,その
ほか第6図に示されたインバータ(14A),(14B),(12
A),(12B)を省いたことが第6図に示した実施例と異な
る点である。
この第7図の実施例は,上記のごとく増巾手段(33)が第
6図に示した増巾手段(33)とが構成が異なるがループア
ンテナ(4)の出力信号を入力して増巾され,かつ極性の
異なる一対の信号を出力する機能は同じであり,半波整
流手段(36A),(36B)からは上記ループアンテナ(4)の出
力信号の周期の1/2相当の時間差を有す時間差信号を
出力する。先着信号保持手段(15)を,ポジテイブエツジ
トリガー方式のDタイプフリツプフロツプ回路素子(31
C),(31D)で構成したことが第4図に示した実施例と異
なるがこれ等の回路素子(31C),(31D)が入力信号の前縁
の立上りにより作動することを除いて第4図の実施例の
場合と同様に作動することは明らかである。なお,第7
図に示したこの実施例の受信装置(8)は,第4図に示さ
れた単安定マルチバイブレータ(10A),(10B)とNAND
回路素子(11A),(11B)を省いたものに相当するが,これ
は通常この実施例の時間差信号出力手段(9)の出力信号
の時間差が比較的大きく(例えば100ns以上),先着信
号保持手段(15)の前段での入力信号の時間差拡大を不要
とするためである。しかし,先着信号保持手段(15)とし
てネガテイブエツジトリガー方式のDタイプフリツプフ
ロツプ回路素子(31A),(31B)を用いてその前段に上記単
安定マルチバイブレータ(10A),(10B)とNAND回路素
子(11A),(11B)を挿入して用いても実用に供することが
できる。
6図に示した増巾手段(33)とが構成が異なるがループア
ンテナ(4)の出力信号を入力して増巾され,かつ極性の
異なる一対の信号を出力する機能は同じであり,半波整
流手段(36A),(36B)からは上記ループアンテナ(4)の出
力信号の周期の1/2相当の時間差を有す時間差信号を
出力する。先着信号保持手段(15)を,ポジテイブエツジ
トリガー方式のDタイプフリツプフロツプ回路素子(31
C),(31D)で構成したことが第4図に示した実施例と異
なるがこれ等の回路素子(31C),(31D)が入力信号の前縁
の立上りにより作動することを除いて第4図の実施例の
場合と同様に作動することは明らかである。なお,第7
図に示したこの実施例の受信装置(8)は,第4図に示さ
れた単安定マルチバイブレータ(10A),(10B)とNAND
回路素子(11A),(11B)を省いたものに相当するが,これ
は通常この実施例の時間差信号出力手段(9)の出力信号
の時間差が比較的大きく(例えば100ns以上),先着信
号保持手段(15)の前段での入力信号の時間差拡大を不要
とするためである。しかし,先着信号保持手段(15)とし
てネガテイブエツジトリガー方式のDタイプフリツプフ
ロツプ回路素子(31A),(31B)を用いてその前段に上記単
安定マルチバイブレータ(10A),(10B)とNAND回路素
子(11A),(11B)を挿入して用いても実用に供することが
できる。
以上のように,この発明によれば,配電線の事故点から
の電流進行波が発する電磁波の受信に基づく正規の入力
信号により,先着信号保持手段がセツトされるのに同期
して自動リセツト信号発生手段がトリガーされ,周期的
に入力される次の正規の入力信号が上記先着信号保持手
段に入力される時間にほゞ近い所定時間前にリセツト信
号を出力して,上記先着信号保持手段をリセツトするよ
うにしたので,パルス性外来ノイズ信号の影響を受けて
誤表示するという問題を防止でき,それだけ信頼性の高
い架空配電線の事故点探査装置が得られるという効果が
ある。
の電流進行波が発する電磁波の受信に基づく正規の入力
信号により,先着信号保持手段がセツトされるのに同期
して自動リセツト信号発生手段がトリガーされ,周期的
に入力される次の正規の入力信号が上記先着信号保持手
段に入力される時間にほゞ近い所定時間前にリセツト信
号を出力して,上記先着信号保持手段をリセツトするよ
うにしたので,パルス性外来ノイズ信号の影響を受けて
誤表示するという問題を防止でき,それだけ信頼性の高
い架空配電線の事故点探査装置が得られるという効果が
ある。
第1図はこの発明による架空配電線の事故点探査装置の
概念を説明する説明図,第2図はこの発明に用いる事故
点探査用受信装置の一実施例を示すブロツク図,第3図
は第2図に示した受信装置の入出力端の動作を示すタイ
ムチヤート,第4図,第6図および第7図はそれぞれこ
の発明に用いる事故点探査用受信装置の他の実施例を示
すブロツク図,第5図は第4図に示した受信装置の入出
力端の動作を示すタイムチヤート,第8図は従来の受信
装置のブロツク図,を示す。図において(1)は架空配電
線,(2)は高電圧パルス印加手段(課電装置),(3)は地
絡事故設備,(4),(4A),(4B)はループアンテナ,(8)は
受信装置,(9)は時間差信号出力手段,(13)は信号表示
手段,(15)は先着信号保持手段,(17)は自動リセツト信
号発生手段を示す。 なお,図中,同一符号は同一,又は相当部分を示す。
概念を説明する説明図,第2図はこの発明に用いる事故
点探査用受信装置の一実施例を示すブロツク図,第3図
は第2図に示した受信装置の入出力端の動作を示すタイ
ムチヤート,第4図,第6図および第7図はそれぞれこ
の発明に用いる事故点探査用受信装置の他の実施例を示
すブロツク図,第5図は第4図に示した受信装置の入出
力端の動作を示すタイムチヤート,第8図は従来の受信
装置のブロツク図,を示す。図において(1)は架空配電
線,(2)は高電圧パルス印加手段(課電装置),(3)は地
絡事故設備,(4),(4A),(4B)はループアンテナ,(8)は
受信装置,(9)は時間差信号出力手段,(13)は信号表示
手段,(15)は先着信号保持手段,(17)は自動リセツト信
号発生手段を示す。 なお,図中,同一符号は同一,又は相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】停電状態の架空配電線に周期的に高電圧パ
ルスを印加して事故点にて地絡放電させる高電圧パルス
印加手段,上記配電線の事故点からの電流進行波が発す
る電磁波を受信するアンテナ,このアンテナの出力信号
により時間差信号を出力する時間差信号出力手段,この
時間差信号出力手段の出力信号のうち先着信号を連続し
て出力すると共に後着信号の出力を阻止する先着信号保
持手段,およびこの先着信号保持手段の作動に同期して
トリガーし,上記高電圧パルス印加手段の高電圧パルス
発生周期よりも所定時間短かい時間後に上記先着信号保
持手段をリセツトするリセツト信号を出力すべく設定さ
れた自動リセット信号発生手段を備えたことを特徴とす
る架空配電線の事故点探査装置。 - 【請求項2】自動リセット信号発生手段は,入力信号の
前縁の電圧変化によりトリガーされて所定時間巾のパル
ス信号を出力する第1の単安定マルチバイブレータと,
この第1の単安定マルチバイブレータの出力パルス信号
の後縁の電圧変化によりトリガーされてパルス信号を出
力する第2の単安定マルチバイブレータからなり,この
第2の単安定マルチバイブレータの出力パルス信号を先
着信号保持手段のリセツト信号としたことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の架空配電線の事故点探査装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7797087A JPH068839B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 架空配電線の事故点探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7797087A JPH068839B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 架空配電線の事故点探査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63243770A JPS63243770A (ja) | 1988-10-11 |
| JPH068839B2 true JPH068839B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=13648776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7797087A Expired - Lifetime JPH068839B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 架空配電線の事故点探査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068839B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024058644A1 (ko) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | 이현창 | 고주파 저전력 신호를 이용한 전력선 매설 경로탐사 장치 및 방법 |
| WO2024058645A1 (ko) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | 이현창 | 가공 전력선 단선 고장을 검출하는 장치 및 방법 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP7797087A patent/JPH068839B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024058644A1 (ko) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | 이현창 | 고주파 저전력 신호를 이용한 전력선 매설 경로탐사 장치 및 방법 |
| WO2024058645A1 (ko) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | 이현창 | 가공 전력선 단선 고장을 검출하는 장치 및 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63243770A (ja) | 1988-10-11 |
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