JPH07100716B2 - ペプチド - Google Patents
ペプチドInfo
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- JPH07100716B2 JPH07100716B2 JP5267308A JP26730893A JPH07100716B2 JP H07100716 B2 JPH07100716 B2 JP H07100716B2 JP 5267308 A JP5267308 A JP 5267308A JP 26730893 A JP26730893 A JP 26730893A JP H07100716 B2 JPH07100716 B2 JP H07100716B2
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- JP
- Japan
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- ala
- peptide
- ile
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新しいペプチド、詳し
くは抗菌活性を示す新規なペプチドに関する。
くは抗菌活性を示す新規なペプチドに関する。
【0002】
【従来の技術】正常蚕に非経口的に不活性化大腸菌等の
異物を投与することにより蚕体液中にある種の抗菌活性
物質が誘導されることが知られている〔蚕における生体
防禦機構1・死菌ワクチン接種による抗菌物質の誘導、
肥山良之他、日本動物学会第49回大会、一般講演集、
379(1978);同III ・蚕体液中の抗菌活性物質
の精製とその生物学的性状、大森和則他同、380(1
978)参照〕。
異物を投与することにより蚕体液中にある種の抗菌活性
物質が誘導されることが知られている〔蚕における生体
防禦機構1・死菌ワクチン接種による抗菌物質の誘導、
肥山良之他、日本動物学会第49回大会、一般講演集、
379(1978);同III ・蚕体液中の抗菌活性物質
の精製とその生物学的性状、大森和則他同、380(1
978)参照〕。
【0003】本発明者らは、上記蚕由来の抗菌活性物質
について更に研究を重ねた結果、該物質の単離に成功
し、これがアミノ酸35個からなるペプチドであること
を確認し、先に該ペプチドに係る発明を完成した〔特開
昭60−75498号公報〕。
について更に研究を重ねた結果、該物質の単離に成功
し、これがアミノ酸35個からなるペプチドであること
を確認し、先に該ペプチドに係る発明を完成した〔特開
昭60−75498号公報〕。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明者は、引き続
く研究において、上記ペプチドの化学合成過程で得られ
るある種の新規なオリゴペプチドが、抗菌活性を有する
ことを見い出した。本発明は、この知見に基づいて完成
されたものである。
く研究において、上記ペプチドの化学合成過程で得られ
るある種の新規なオリゴペプチドが、抗菌活性を有する
ことを見い出した。本発明は、この知見に基づいて完成
されたものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば式 H−Ser−Ala−Lys−Ala−Ile−NH2 (1) で表わされるアミノ酸配列を有するペプチドが提供され
る。
る。
【0006】本明細書において、アミノ酸、ペプチド、
保護基、活性基、その他に関して略号で表示する場合は
IUPAC、IUBの規定或いは当該分野における慣用
記号に従うものとし、その例を次に挙げる。またアミノ
酸等に関して光学異性体がありうる場合は、特に明記し
なければL体を示すものとする。
保護基、活性基、その他に関して略号で表示する場合は
IUPAC、IUBの規定或いは当該分野における慣用
記号に従うものとし、その例を次に挙げる。またアミノ
酸等に関して光学異性体がありうる場合は、特に明記し
なければL体を示すものとする。
【0007】Ser;セリン、Ala;アラニン、Ly
s;リジン、Ile;イソロイシン、Z;ベンジルオキ
シカルボニル基、ClZ;2−クロロベンジルオキシカ
ルボニル基、Boc;第3級ブトキシカルボニル基、O
Np;p−ニトロフエニルオキシ基、Bzl;ベンジル
基、OBzl;ベンジルオキシ基、OSu;N−ヒドロ
キシスクシンイミド基、OPac;ベンゾイルメトキシ
(フエナシル)基、OPcp;ペンタクロロフエノキシ
基。
s;リジン、Ile;イソロイシン、Z;ベンジルオキ
シカルボニル基、ClZ;2−クロロベンジルオキシカ
ルボニル基、Boc;第3級ブトキシカルボニル基、O
Np;p−ニトロフエニルオキシ基、Bzl;ベンジル
基、OBzl;ベンジルオキシ基、OSu;N−ヒドロ
キシスクシンイミド基、OPac;ベンゾイルメトキシ
(フエナシル)基、OPcp;ペンタクロロフエノキシ
基。
【0008】本発明の上記式(1)で表わされるペプチ
ドは、グラム陽性菌及びグラム陰性菌に対して抗菌活性
を有し、ヒト及び動物用の抗菌剤として有用である。
ドは、グラム陽性菌及びグラム陰性菌に対して抗菌活性
を有し、ヒト及び動物用の抗菌剤として有用である。
【0009】上記式(1)で表わされるペプチドは、入
手容易な市販のアミノ酸を利用して、簡単な操作で容易
に合成することができる。
手容易な市販のアミノ酸を利用して、簡単な操作で容易
に合成することができる。
【0010】以下、本発明ペプチドの化学合成法につき
詳述する。
詳述する。
【0011】本発明ペプチドは、通常のペプチド合成
法、具体的には「ザ ペプチド(The Peptid
es)」第1巻(1966年)〔Schroder a
ndLuhke著、Academic Press,N
ew York, USA〕或いは「ペプチド合成」〔泉
屋ら著、丸善株式会社(1975年)〕に記載されるご
とき方法に従い、例えばアジド法、クロライド法、酸無
水物法、混酸無水物法、ジシロヘキシルカルボジイミド
(DCC)法、活性エステル法、(p−ニトロフエニル
エステル法、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル
法、シアノメチルエステル法等)、ウツドワード試薬K
を用いる方法、カルボジイミダゾール法、酸化還元法、
DCC/アデイテイブ(N−ヒドロキシ−5−ノルボル
ネン−2,3−ジカルボキシイミド;HONB、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール;HOBt、N−ヒドロキ
シコハク酸イミド;HOSu)法等により製造できる。
上記方法においては、固相合成法及び液相合成法のいず
れをも適用できる。
法、具体的には「ザ ペプチド(The Peptid
es)」第1巻(1966年)〔Schroder a
ndLuhke著、Academic Press,N
ew York, USA〕或いは「ペプチド合成」〔泉
屋ら著、丸善株式会社(1975年)〕に記載されるご
とき方法に従い、例えばアジド法、クロライド法、酸無
水物法、混酸無水物法、ジシロヘキシルカルボジイミド
(DCC)法、活性エステル法、(p−ニトロフエニル
エステル法、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル
法、シアノメチルエステル法等)、ウツドワード試薬K
を用いる方法、カルボジイミダゾール法、酸化還元法、
DCC/アデイテイブ(N−ヒドロキシ−5−ノルボル
ネン−2,3−ジカルボキシイミド;HONB、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾール;HOBt、N−ヒドロキ
シコハク酸イミド;HOSu)法等により製造できる。
上記方法においては、固相合成法及び液相合成法のいず
れをも適用できる。
【0012】通常本発明のペプチドは、上記した一般の
ポリペプチドの合成法に従い、例えば末端アミノ酸に順
次1個ずつアミノ酸を縮合させる所謂ステップワイズ法
により、又は数個のフラグメントに分けてカップリング
させていく方法により製造される。
ポリペプチドの合成法に従い、例えば末端アミノ酸に順
次1個ずつアミノ酸を縮合させる所謂ステップワイズ法
により、又は数個のフラグメントに分けてカップリング
させていく方法により製造される。
【0013】上記いずれの方法においても反応に関与し
ない官能基は通常保護され、又側鎖官能基を有するアミ
ノ酸もその側鎖官能基を保護しておくのが好ましく、こ
れらは通常の保護基により保護され、反応終了後該保護
基は必要に応じ脱離される。また反応に関与する官能基
は、通常活性化される。之等各反応方法は、公知であ
り、それらに用いられる試薬等も公知のものから適宜選
択し得る。
ない官能基は通常保護され、又側鎖官能基を有するアミ
ノ酸もその側鎖官能基を保護しておくのが好ましく、こ
れらは通常の保護基により保護され、反応終了後該保護
基は必要に応じ脱離される。また反応に関与する官能基
は、通常活性化される。之等各反応方法は、公知であ
り、それらに用いられる試薬等も公知のものから適宜選
択し得る。
【0014】アミノ基の保護基としては、例えばZ、C
lZ、Boc、tert−アミルオキシカルボニル、イ
ソボルニルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオ
キシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、トリ
フルオロアセチル、フタリル、ホルミル、o−ニトロフ
エニルスルフエニル、ジフエニルホスフイノチオイル基
等が挙げられる。
lZ、Boc、tert−アミルオキシカルボニル、イ
ソボルニルオキシカルボニル、p−メトキシベンジルオ
キシカルボニル、アダマンチルオキシカルボニル、トリ
フルオロアセチル、フタリル、ホルミル、o−ニトロフ
エニルスルフエニル、ジフエニルホスフイノチオイル基
等が挙げられる。
【0015】カルボキシル基の保護基としては、例えば
アルキルエステル(例メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、tert−ブチルなどのアルキルエステル)、Bz
lエステル、ベンゾイルメチルエステル、p−ニトロベ
ンジルエステル、p−メトキシベンジルエステル、p−
クロルベンジルエステル、ベンズヒドリルエステル、カ
ルボベンゾキシヒドラジド、tert−ブチルオキシカ
ルボニルヒドラジド、トリチルヒドラジド等を形成し得
る基を例示できる。
アルキルエステル(例メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、tert−ブチルなどのアルキルエステル)、Bz
lエステル、ベンゾイルメチルエステル、p−ニトロベ
ンジルエステル、p−メトキシベンジルエステル、p−
クロルベンジルエステル、ベンズヒドリルエステル、カ
ルボベンゾキシヒドラジド、tert−ブチルオキシカ
ルボニルヒドラジド、トリチルヒドラジド等を形成し得
る基を例示できる。
【0016】Serの水酸基は、例えばエステル化また
はエーテル化によって保護することができるが必ずしも
保護する必要はない。このエステル化に適する基として
は、例えばアセチル基等の低級アルカノイル、ベンゾイ
ル等のアロイル、ベンゾイルオキシカルボニル、エチル
オキシカルボニル等の炭酸から誘導される基等が挙げら
れる。またエーテル化に適する基としては、例えばベン
ジル、テトラヒドロピラニル、tert−ブチル基等を
例示できる。
はエーテル化によって保護することができるが必ずしも
保護する必要はない。このエステル化に適する基として
は、例えばアセチル基等の低級アルカノイル、ベンゾイ
ル等のアロイル、ベンゾイルオキシカルボニル、エチル
オキシカルボニル等の炭酸から誘導される基等が挙げら
れる。またエーテル化に適する基としては、例えばベン
ジル、テトラヒドロピラニル、tert−ブチル基等を
例示できる。
【0017】Lysのアミノ基の保護基としては、例え
ばZ、ClZ、Boc、p−トルエンスルホニル基等が
挙げられる。
ばZ、ClZ、Boc、p−トルエンスルホニル基等が
挙げられる。
【0018】カルボキシル基の活性化されたものとして
は、例えば対応する酸クロライド、酸無水物又は混合酸
無水物、アジド、活性エステル(ペンタクロロフエノー
ル、p−ニトロフエノール、N−ヒドロキシサクシンイ
ミド、N−ヒドロキシベンズトリアゾール、N−ヒドロ
キシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド
等とのエステル)等が挙げられる。
は、例えば対応する酸クロライド、酸無水物又は混合酸
無水物、アジド、活性エステル(ペンタクロロフエノー
ル、p−ニトロフエノール、N−ヒドロキシサクシンイ
ミド、N−ヒドロキシベンズトリアゾール、N−ヒドロ
キシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド
等とのエステル)等が挙げられる。
【0019】上記方法において反応性アミノ基と反応性
カルボキシル基との縮合反応(ペプチド結合形成反応)
は、溶媒の存在下に行ない得る。溶媒としては、ペプチ
ド結合形成に使用し得ることが知られている各種のも
の、例えば無水または含水のジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ピリジ
ン、クロロホルム、ジオキサン、ジクロルメタン、テト
ラヒドロフラン(THF)、酢酸エチル、N−メチルピ
ロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)
或いはこれらの混合溶媒等を用い得る。両原料化合物の
使用割合としては、特に限定はないが、通常一方に対し
て他方を等モル量〜5倍モル量、好ましくは等モル量〜
1.5倍モル量とするのがよい。反応温度はペプチド結
合形成反応に使用される通常の範囲、一般には約−40
℃〜約60℃、好ましくは約−20℃〜約40℃の範囲
から適宜選択される。反応時間は一般に数分〜30時間
程度である。
カルボキシル基との縮合反応(ペプチド結合形成反応)
は、溶媒の存在下に行ない得る。溶媒としては、ペプチ
ド結合形成に使用し得ることが知られている各種のも
の、例えば無水または含水のジメチルホルムアミド(D
MF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ピリジ
ン、クロロホルム、ジオキサン、ジクロルメタン、テト
ラヒドロフラン(THF)、酢酸エチル、N−メチルピ
ロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)
或いはこれらの混合溶媒等を用い得る。両原料化合物の
使用割合としては、特に限定はないが、通常一方に対し
て他方を等モル量〜5倍モル量、好ましくは等モル量〜
1.5倍モル量とするのがよい。反応温度はペプチド結
合形成反応に使用される通常の範囲、一般には約−40
℃〜約60℃、好ましくは約−20℃〜約40℃の範囲
から適宜選択される。反応時間は一般に数分〜30時間
程度である。
【0020】尚、混合酸無水物法を採用する場合は、適
当な溶媒中、塩基性化合物の存在下、アルキルハロカル
ボン酸、例えばクロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、
クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソ
ブチル等を用いて行なわれる。塩基性化合物としては、
例えばトリエチルアミン、トリメチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N
−メチルモルホリル、1,5−ジアザビシクロ〔4,
3,0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシク
ロ〔5,4,0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−
ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン(DABCO)
等の有機塩基や炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基を使用で
きる。また溶媒としては、混合酸無水物法に慣用の各種
溶媒、具体的には塩化メチレン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、THF、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メ
チル、酢酸エチル等のエステル類、DMF、DMSO、
HMPA等の非プロトン性極性溶媒などを使用できる。
反応は通常−20〜100℃、好ましくは−20〜50
℃において行なわれ、反応時間は一般的に5分〜10時
間、好ましくは5分〜2時間である。
当な溶媒中、塩基性化合物の存在下、アルキルハロカル
ボン酸、例えばクロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、
クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソ
ブチル等を用いて行なわれる。塩基性化合物としては、
例えばトリエチルアミン、トリメチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N
−メチルモルホリル、1,5−ジアザビシクロ〔4,
3,0〕ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシク
ロ〔5,4,0〕ウンデセン−5(DBU)、1,4−
ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン(DABCO)
等の有機塩基や炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基を使用で
きる。また溶媒としては、混合酸無水物法に慣用の各種
溶媒、具体的には塩化メチレン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、THF、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メ
チル、酢酸エチル等のエステル類、DMF、DMSO、
HMPA等の非プロトン性極性溶媒などを使用できる。
反応は通常−20〜100℃、好ましくは−20〜50
℃において行なわれ、反応時間は一般的に5分〜10時
間、好ましくは5分〜2時間である。
【0021】またアジド化法を採用する場合、まず活性
化させたカルボキシル基、例えばメチルアルコール、エ
チルアルコール、ベンジルアルコール等のアルコールで
活性化されたカルボキシル基にヒドラジン水和物を適当
な溶媒中にて反応させることにより行なわれる。溶媒と
しては例えばジオキサン、DMF、DMSO又はこれら
の混合溶媒等を使用できる。ヒドラジン水和物の使用量
は、活性化されたカルボキシル基に対して通常5〜20
倍モル量、好ましくは5〜10倍モル量とするのがよ
い。反応は通常50℃以下、好ましくは−20〜30℃
にて行なわれる。斯くしてカルボキシル基部分がヒドラ
ジンで置換された化合物(ヒドラジン誘導体)を製造し
得る。
化させたカルボキシル基、例えばメチルアルコール、エ
チルアルコール、ベンジルアルコール等のアルコールで
活性化されたカルボキシル基にヒドラジン水和物を適当
な溶媒中にて反応させることにより行なわれる。溶媒と
しては例えばジオキサン、DMF、DMSO又はこれら
の混合溶媒等を使用できる。ヒドラジン水和物の使用量
は、活性化されたカルボキシル基に対して通常5〜20
倍モル量、好ましくは5〜10倍モル量とするのがよ
い。反応は通常50℃以下、好ましくは−20〜30℃
にて行なわれる。斯くしてカルボキシル基部分がヒドラ
ジンで置換された化合物(ヒドラジン誘導体)を製造し
得る。
【0022】カルボキシル基部分がアジドで置換された
化合物は、酸の存在下、適当な溶媒中、上記で得られる
ヒドラジン誘導体と亜硝酸化合物を反応させることによ
り製造される。酸としては通常塩酸が用いられる。溶媒
としては例えばジオキサン、DMF、DMSO又はこれ
らの混合溶媒等を使用できる。また亜硝酸化合物として
は、例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸イソアミル、塩化
ニトロシル等を使用することができる。斯かる亜硝酸化
合物は、ヒドラジン誘導体に対して通常等モル〜2倍モ
ル量、好ましくは等モル〜1.5倍モル量用いられる。
反応は通常−20〜0℃、好ましくは−20〜−10℃
にて行なわれ、一般に5〜10分程度で終了する。
化合物は、酸の存在下、適当な溶媒中、上記で得られる
ヒドラジン誘導体と亜硝酸化合物を反応させることによ
り製造される。酸としては通常塩酸が用いられる。溶媒
としては例えばジオキサン、DMF、DMSO又はこれ
らの混合溶媒等を使用できる。また亜硝酸化合物として
は、例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸イソアミル、塩化
ニトロシル等を使用することができる。斯かる亜硝酸化
合物は、ヒドラジン誘導体に対して通常等モル〜2倍モ
ル量、好ましくは等モル〜1.5倍モル量用いられる。
反応は通常−20〜0℃、好ましくは−20〜−10℃
にて行なわれ、一般に5〜10分程度で終了する。
【0023】尚、ペプチド結合形成反応は、縮合剤例え
ばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、カルボ
ジイミダゾール等のカルボジイミド試薬やテトラエチル
ピロホスフイン等の存在下に実施することもできる。
ばジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、カルボ
ジイミダゾール等のカルボジイミド試薬やテトラエチル
ピロホスフイン等の存在下に実施することもできる。
【0024】また、アミノ酸アミドは、対応するアミノ
酸エステルを、通常メタノール性アンモニア、アンモニ
ア水あるいは液体アンモニアと室温に数日程度放置する
ことにより容易に得ることができる。
酸エステルを、通常メタノール性アンモニア、アンモニ
ア水あるいは液体アンモニアと室温に数日程度放置する
ことにより容易に得ることができる。
【0025】上記の各反応行程及び最終行程において、
保護基の脱離を要する場合、これは通常の脱離反応に従
って行なわれる。該方法としては例えばパラジウム、パ
ラジウム黒等の触媒を用いる水素添加、液体アンモニア
中金属ナトリウムによる還元等の還元的方法、トリフル
オロ酢酸、塩化水素酸、弗化水素、メタンスルホン酸、
臭化水素酸等の強酸によるアシドリシス等を例示するこ
とができる。上記触媒を用いる水素添加は、例えば水素
圧1気圧、0〜40℃にて行ない得る。触媒の使用量と
しては通常100mg〜1g程度とするのがよく、一般
に1〜48時間程度で反応は終了する。また上記アシド
リシスは、無溶媒下、通常0〜30℃程度、好ましくは
0〜20℃程度で約15分〜1時間程度を要して行なわ
れる。酸の使用量は原料化合物に対し通常5〜10倍量
程度とするのがよい。該アシドリシスにおいてアミノ基
の保護基のみを脱離する場合は、酸としてトリフルオロ
酢酸又は塩化水素酸を使用するのが好ましい。更に上記
液体アンモニア中金属ナトリウムによる還元は、反応液
がパーマネントブルーに30秒〜10分間程度呈色して
いるような量の金属ナトリウムを用い、通常−40℃〜
−70℃程度にて行ない得る。
保護基の脱離を要する場合、これは通常の脱離反応に従
って行なわれる。該方法としては例えばパラジウム、パ
ラジウム黒等の触媒を用いる水素添加、液体アンモニア
中金属ナトリウムによる還元等の還元的方法、トリフル
オロ酢酸、塩化水素酸、弗化水素、メタンスルホン酸、
臭化水素酸等の強酸によるアシドリシス等を例示するこ
とができる。上記触媒を用いる水素添加は、例えば水素
圧1気圧、0〜40℃にて行ない得る。触媒の使用量と
しては通常100mg〜1g程度とするのがよく、一般
に1〜48時間程度で反応は終了する。また上記アシド
リシスは、無溶媒下、通常0〜30℃程度、好ましくは
0〜20℃程度で約15分〜1時間程度を要して行なわ
れる。酸の使用量は原料化合物に対し通常5〜10倍量
程度とするのがよい。該アシドリシスにおいてアミノ基
の保護基のみを脱離する場合は、酸としてトリフルオロ
酢酸又は塩化水素酸を使用するのが好ましい。更に上記
液体アンモニア中金属ナトリウムによる還元は、反応液
がパーマネントブルーに30秒〜10分間程度呈色して
いるような量の金属ナトリウムを用い、通常−40℃〜
−70℃程度にて行ない得る。
【0026】上記のようにして製造された式(1)のペ
プチドは、反応混合物からペプチドの分離手段、例えば
抽出、分配、カラムクロマトグラフィー等により単離精
製され、かくして本発明のペプチドを得る。
プチドは、反応混合物からペプチドの分離手段、例えば
抽出、分配、カラムクロマトグラフィー等により単離精
製され、かくして本発明のペプチドを得る。
【0027】本発明の上記式(1)で表されるペプチド
は、これらに通常の医薬として許容される酸性化合物又
は塩基性化合物を反応させて、容易に塩を形成させるこ
とができる。該酸性化合物としては例えば、塩酸、硫
酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、シュウ酸、マレイ
ン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息
香酸等の有機酸を挙げることができ、また該塩基性化合
物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸リチウム、炭酸カリウム等の水酸化物及び炭酸
化物及びアンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン等
のアミン類等を例示できる。
は、これらに通常の医薬として許容される酸性化合物又
は塩基性化合物を反応させて、容易に塩を形成させるこ
とができる。該酸性化合物としては例えば、塩酸、硫
酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、シュウ酸、マレイ
ン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息
香酸等の有機酸を挙げることができ、また該塩基性化合
物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸リチウム、炭酸カリウム等の水酸化物及び炭酸
化物及びアンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン等
のアミン類等を例示できる。
【0028】本発明の式(1)で表わされるペプチド及
びそれらの塩は、これを抗菌剤として用いるに当り、そ
のままで又はこれを有効成分として慣用の製剤担体と共
に、ヒト及び動物に投与することができる。その際、投
与経路及び投与単位形態は、特に制限されず、例えば錠
剤、顆粒剤、経口用溶液剤等の経口剤、クリーム、軟膏
剤等の非経口局所投与剤や注射剤等の非経口剤等とし
て、経口的もしくは非経口的に投与できる。
びそれらの塩は、これを抗菌剤として用いるに当り、そ
のままで又はこれを有効成分として慣用の製剤担体と共
に、ヒト及び動物に投与することができる。その際、投
与経路及び投与単位形態は、特に制限されず、例えば錠
剤、顆粒剤、経口用溶液剤等の経口剤、クリーム、軟膏
剤等の非経口局所投与剤や注射剤等の非経口剤等とし
て、経口的もしくは非経口的に投与できる。
【0029】有効成分の投与量は、投与経路、投与単位
形態、所望の薬理効果等に応じて適宜決定される。通常
1日当り体重1kg当りの有効成分投与量は、約0.1
〜50mgとすればよく、これは1日1回乃至3回に分
けて投与できる。また単位形態中に配合される有効成分
量は約1〜500mgとするのが適当である。上記の投
与単位形態は、常法に従い容易に製造され、その際用い
得る担体も通常のものでよい。例えば錠剤は、有効成分
を、ゼラチン、澱粉、乳糖、ステアリン酸マグネシウ
ム、滑石、アラビアゴム等の賦形剤と混合して賦形され
る。カプセル剤は有効成分を不活性の製剤充填剤もしく
は希釈剤と混合し、硬質ゼラチンカプセル、軟質カプセ
ル等に充填される。また注射剤等の非経口用投与薬剤は
有効成分を滅菌した液体担体に溶解又は懸濁して製造さ
れる。好ましい担体は水又は生理食塩水である。
形態、所望の薬理効果等に応じて適宜決定される。通常
1日当り体重1kg当りの有効成分投与量は、約0.1
〜50mgとすればよく、これは1日1回乃至3回に分
けて投与できる。また単位形態中に配合される有効成分
量は約1〜500mgとするのが適当である。上記の投
与単位形態は、常法に従い容易に製造され、その際用い
得る担体も通常のものでよい。例えば錠剤は、有効成分
を、ゼラチン、澱粉、乳糖、ステアリン酸マグネシウ
ム、滑石、アラビアゴム等の賦形剤と混合して賦形され
る。カプセル剤は有効成分を不活性の製剤充填剤もしく
は希釈剤と混合し、硬質ゼラチンカプセル、軟質カプセ
ル等に充填される。また注射剤等の非経口用投与薬剤は
有効成分を滅菌した液体担体に溶解又は懸濁して製造さ
れる。好ましい担体は水又は生理食塩水である。
【0030】
【実施例】以下、本発明ペプチドの製造例を実施例とし
て挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
て挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0031】
【実施例1】 (1)Boc−Ile−NH2 の製造 N−t−ブトキシカルボニル−L−イソロイシンジシク
ロヘキシルアミン塩(10.32g、25mmol)を
酢酸エチルに溶かし10%クエン酸で洗浄し、ジシクロ
ヘキシルアミンを除いた。硫酸マグネシウムで乾燥後、
酢酸エチル層を減圧濃縮して油状物を得た。これを無水
THF(100ml)に溶かし食塩−氷浴で約−10℃
に冷却し、トリエチルアミン(3.51ml、25mm
ol)を加え、次いでイソブチルクロロホルメート
(3.24ml、25mmol)を加え45分間撹拌し
た。これによく冷却した1.10N−NH3 /メタノー
ルを加え終夜撹拌した。減圧濃縮後、水と酢酸エチルを
加えて固体を溶かし酢酸エチル層を10%クエン酸、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して固体を得た。こ
れをヘキサンで洗浄した。
ロヘキシルアミン塩(10.32g、25mmol)を
酢酸エチルに溶かし10%クエン酸で洗浄し、ジシクロ
ヘキシルアミンを除いた。硫酸マグネシウムで乾燥後、
酢酸エチル層を減圧濃縮して油状物を得た。これを無水
THF(100ml)に溶かし食塩−氷浴で約−10℃
に冷却し、トリエチルアミン(3.51ml、25mm
ol)を加え、次いでイソブチルクロロホルメート
(3.24ml、25mmol)を加え45分間撹拌し
た。これによく冷却した1.10N−NH3 /メタノー
ルを加え終夜撹拌した。減圧濃縮後、水と酢酸エチルを
加えて固体を溶かし酢酸エチル層を10%クエン酸、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して固体を得た。こ
れをヘキサンで洗浄した。
【0032】収量:4.02g(69.9%) mp:167.5−168.5℃。
【0033】(2)HCl・H−Ile−NH2 の製造 Boc−Ile−NH2(2.30g、10mmol)を
無水THF(25ml)に懸濁し氷冷下、4.35N−
HCl/THF(46ml)を加えた後、室温で3時間
30分撹拌した。減圧濃縮すると固体が得られた。エー
テルで洗浄、乾燥した。
無水THF(25ml)に懸濁し氷冷下、4.35N−
HCl/THF(46ml)を加えた後、室温で3時間
30分撹拌した。減圧濃縮すると固体が得られた。エー
テルで洗浄、乾燥した。
【0034】収量:1.61g(96.1%) mp:235−237℃(分解)。
【0035】 (3)Boc−Ala−Ile−NH2 の製造 HCl・H−Ile−NH2 (1.61g、9.63m
mol)をDMF(30ml)に懸濁し、これに氷冷下
トリエチルアミン(1.35ml、9.63mmol)
を加え、次いでBoc−Ala−OSu(2.76g、
9.63mmol)を加え、室温で終夜撹拌した、適
時、トリエチルアミンを加えpHを7に調節した。トリ
エチルアミン塩酸塩を濾去後減圧濃縮した。残渣に酢酸
エチルと水を加え溶け残ったゲル状固体を濾取した。こ
れを10%クエン酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄した後、乾燥した。
mol)をDMF(30ml)に懸濁し、これに氷冷下
トリエチルアミン(1.35ml、9.63mmol)
を加え、次いでBoc−Ala−OSu(2.76g、
9.63mmol)を加え、室温で終夜撹拌した、適
時、トリエチルアミンを加えpHを7に調節した。トリ
エチルアミン塩酸塩を濾去後減圧濃縮した。残渣に酢酸
エチルと水を加え溶け残ったゲル状固体を濾取した。こ
れを10%クエン酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄した後、乾燥した。
【0036】収量:2.66g(91.6%) mp:166−167.5℃ 〔α〕D 21=−16.4°(c1.02、DMF) 実測値(%):C 55.96;H 9.07;N 1
3.75 計算値(%)(C1 4 H2 7 N3 O4 ):C 55.7
9;H 9.03;N13.94。
3.75 計算値(%)(C1 4 H2 7 N3 O4 ):C 55.7
9;H 9.03;N13.94。
【0037】 (4)HCl・H−Ala−Ile−NH2 の製造 Boc−Ala−Ile−NH2 (1.63g、5.4
1mmol)を無水THF(12ml)に懸濁し氷冷
下、4.35N−HCl/THF(25ml)を加え
た。一度溶解して均一溶液になった後結晶が析出してき
た。反応が収量するまで室温に3時間撹拌した。これを
減圧濃縮して白色固体を得た。これをエーテルで洗浄し
濾取した。粗結晶をメタノールから再結晶した。
1mmol)を無水THF(12ml)に懸濁し氷冷
下、4.35N−HCl/THF(25ml)を加え
た。一度溶解して均一溶液になった後結晶が析出してき
た。反応が収量するまで室温に3時間撹拌した。これを
減圧濃縮して白色固体を得た。これをエーテルで洗浄し
濾取した。粗結晶をメタノールから再結晶した。
【0038】収量:1.17g(80.7%) mp:127−129℃(分解) 〔α〕D 21=+8.3°(c1.14、DMSO) 実測値(%):C 43.24;H 8.75;N 1
6.44;Cl 14.19 計算値(%)(C9 H2 0 N3 O2 Cl・0.75H2
O):C 43.03;H 8.63;N 16.7
3;Cl 14.11。
6.44;Cl 14.19 計算値(%)(C9 H2 0 N3 O2 Cl・0.75H2
O):C 43.03;H 8.63;N 16.7
3;Cl 14.11。
【0039】(5)Boc−Lys(ClZ)−Ala
−Ile−NH2 の製造 HCl・H−Ala−Ile−NH2 (1.00g、
4.21mmol)をDMF(20ml)に懸濁し氷冷
下トリエチルアミン(0.59ml、4.21mmo
l)を加えた。これにBoc−Lys(ClZ)−OS
u(2.54g、4.21mmol)を加え室温で終夜
撹拌した。析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾去した
後、濾液を減圧濃縮して白色固体を得た。これに水と酢
酸エチルを加えて不溶物を濾取し固体を10%クエン
酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄
した。
−Ile−NH2 の製造 HCl・H−Ala−Ile−NH2 (1.00g、
4.21mmol)をDMF(20ml)に懸濁し氷冷
下トリエチルアミン(0.59ml、4.21mmo
l)を加えた。これにBoc−Lys(ClZ)−OS
u(2.54g、4.21mmol)を加え室温で終夜
撹拌した。析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾去した
後、濾液を減圧濃縮して白色固体を得た。これに水と酢
酸エチルを加えて不溶物を濾取し固体を10%クエン
酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄
した。
【0040】収量:2.21g(87.8%) mp:191−193℃ 〔α〕D 21=−11.3°(c1.03、DMF) 実測値(%):C 56.03;H 7.34;N 1
1.46;Cl 5.88 計算値(%)(C2 8 H4 4 N5 O7 Cl):C 5
6.23;H 7.42;N 11.71;Cl 5.
93。
1.46;Cl 5.88 計算値(%)(C2 8 H4 4 N5 O7 Cl):C 5
6.23;H 7.42;N 11.71;Cl 5.
93。
【0041】(6)HCl・H−Lys(ClZ)−A
la−Ile−NH2 の製造 Boc−Lys(ClZ)−Ala−Ile−NH
2 (3.08g、5.14mmol)を無水THF(1
2ml)に懸濁し氷冷下4.35N−HCl/THF
(24ml)を加えた後、室温で約4時間撹拌した。塩
酸塩がゲル状になって析出した。エーテルを加えゲル状
固体を濾取しエーテルで洗浄した。粗結晶をメタノール
−酢酸エチルで再結晶した。
la−Ile−NH2 の製造 Boc−Lys(ClZ)−Ala−Ile−NH
2 (3.08g、5.14mmol)を無水THF(1
2ml)に懸濁し氷冷下4.35N−HCl/THF
(24ml)を加えた後、室温で約4時間撹拌した。塩
酸塩がゲル状になって析出した。エーテルを加えゲル状
固体を濾取しエーテルで洗浄した。粗結晶をメタノール
−酢酸エチルで再結晶した。
【0042】収量:2.45g(89.0%) mp:220−222℃(分解) 〔α〕D 21=−4.7°(c1.08、DMSO) 実測値(%):C 50.46;H 7.06;N 1
2.73;Cl 12.17 計算値(%)(C2 3 H3 7 N5 O5 Cl2 ・0.75
H2 O):C 50.41;H 7.08;N 12.
78;Cl 12.94。
2.73;Cl 12.17 計算値(%)(C2 3 H3 7 N5 O5 Cl2 ・0.75
H2 O):C 50.41;H 7.08;N 12.
78;Cl 12.94。
【0043】(7)Boc−Ala−Lys(ClZ)
−Ala−Ile−NH2 の製造 HCl・H−Lys(ClZ)−Ala−Ile−NH
2 (2.82g、5.28mmol)をDMF(60m
l)に懸濁し氷冷下トリエチルアミン(0.74ml、
5.28mmol)を加えた。これにBoc−Ala−
OSu(1.51g、5.28mmol)を加え室温で
終夜撹拌した。これを減圧濃縮して残渣に酢酸エチルを
加え不溶物を濾取した。この固体を酢酸エチル、10%
クエン酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順
次洗浄した。
−Ala−Ile−NH2 の製造 HCl・H−Lys(ClZ)−Ala−Ile−NH
2 (2.82g、5.28mmol)をDMF(60m
l)に懸濁し氷冷下トリエチルアミン(0.74ml、
5.28mmol)を加えた。これにBoc−Ala−
OSu(1.51g、5.28mmol)を加え室温で
終夜撹拌した。これを減圧濃縮して残渣に酢酸エチルを
加え不溶物を濾取した。この固体を酢酸エチル、10%
クエン酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順
次洗浄した。
【0044】収量:3.30g(93.5%) mp:235℃(半融)、249−250.5℃(分
解) 〔α〕D 21=−18.3°(c1.02、DMSO) 実測値(%):C 55.62;H 7.30;N 1
2.57;Cl 5.35 計算値(%)(C3 1 H4 9 N6 O8 Cl):C 5
5.64;H 7.38;N 12.56;Cl 5.
30。
解) 〔α〕D 21=−18.3°(c1.02、DMSO) 実測値(%):C 55.62;H 7.30;N 1
2.57;Cl 5.35 計算値(%)(C3 1 H4 9 N6 O8 Cl):C 5
5.64;H 7.38;N 12.56;Cl 5.
30。
【0045】(8)HCl・H−Ala−Lys(Cl
Z)−Ala−Ile−NH2 の製造 Boc−Ala−Lys(ClZ)−Ala−Ile−
NH2 (650mg、0.97mmol)を1.5N−
HCl/酢酸(13ml)に溶かし室温で約1時間撹拌
した。これを減圧濃縮して白色固体を得た。エーテルを
加えて濾取し、粗結晶をメタノール−エーテルで再結晶
した。
Z)−Ala−Ile−NH2 の製造 Boc−Ala−Lys(ClZ)−Ala−Ile−
NH2 (650mg、0.97mmol)を1.5N−
HCl/酢酸(13ml)に溶かし室温で約1時間撹拌
した。これを減圧濃縮して白色固体を得た。エーテルを
加えて濾取し、粗結晶をメタノール−エーテルで再結晶
した。
【0046】収量:532g(90.5%) mp:233−235℃(分解) 〔α〕D 21=−9.5°(c0.99、DMF:DMS
O=1:1) 実測値(%):C 50.46;H 7.03;N 1
3.47;Cl 11.21 計算値(%)(C2 6 H4 2 N6 O6 Cl2 ・0.75
H2 O):C 50.44;H 7.08;N 13.
58;Cl 11.45。
O=1:1) 実測値(%):C 50.46;H 7.03;N 1
3.47;Cl 11.21 計算値(%)(C2 6 H4 2 N6 O6 Cl2 ・0.75
H2 O):C 50.44;H 7.08;N 13.
58;Cl 11.45。
【0047】(9)Boc−Ser(Bzl)−Ala
−Lys(ClZ)−Ala−Ile−NH2 の製造 HCl・H−Ala−Lys(ClZ)−Ala−Il
e−NH2 (245mg、405m−mol)をDMF
(5ml)に懸濁し氷冷下トリエチルアミン(57μ
l、0.405mmol)を加えた。これにBoc−S
er(Bzl)−OSu(236mg、0.405mm
ol)を加え室温で終夜撹拌した。これに酢酸エチルを
加えゲル状沈澱を濾取し酢酸エチルで十分洗浄した。次
いで、この固体を水、10%クエン酸、水で洗浄し乾燥
した。
−Lys(ClZ)−Ala−Ile−NH2 の製造 HCl・H−Ala−Lys(ClZ)−Ala−Il
e−NH2 (245mg、405m−mol)をDMF
(5ml)に懸濁し氷冷下トリエチルアミン(57μ
l、0.405mmol)を加えた。これにBoc−S
er(Bzl)−OSu(236mg、0.405mm
ol)を加え室温で終夜撹拌した。これに酢酸エチルを
加えゲル状沈澱を濾取し酢酸エチルで十分洗浄した。次
いで、この固体を水、10%クエン酸、水で洗浄し乾燥
した。
【0048】収量:274g(80.1%) 粗結晶をメタノールより再結晶した。
【0049】収量:232g(67.8%) mp:242℃(半融)、253−256℃(分解) 〔α〕D 21=−8.9°(c0.96、DMF:DMS
O=1:1) 実測値(%):C 57.96;H 7.19;N 1
1.34;Cl 4.01 計算値(%)(C4 1 H6 0 N7 O1 0 Cl):C 5
8.18;H 7.14;N 11.58;Cl 4.
19 アミノ酸分析値(Ile=1.00としたとき) Ser 0.96(1) Ala 2.02(2) Ile 1.00(1) Lys 1.05(1)。
O=1:1) 実測値(%):C 57.96;H 7.19;N 1
1.34;Cl 4.01 計算値(%)(C4 1 H6 0 N7 O1 0 Cl):C 5
8.18;H 7.14;N 11.58;Cl 4.
19 アミノ酸分析値(Ile=1.00としたとき) Ser 0.96(1) Ala 2.02(2) Ile 1.00(1) Lys 1.05(1)。
【0050】(10)H−Ser−Ala−Lys−A
la−Ile−NH2 の製造 Boc−Ser(Bzl)−Ala−Lys(ClZ)
−Ala−Ile−NH2 (104.4mg、0.12
3mmol)とアニソール104μlを反応管に入れ、
ドライアイス−エタノール浴冷却下に無水フッ化水素5
mlを導入し、氷冷下1時間撹拌した。無水フッ化水素
を氷冷下に減圧留去した。残渣に水を加え、エーテルで
洗い水層に6N塩酸400μlを加えて凍結乾燥した。
得られた白色粉末を調製用高速液体クロマトグラフィー
(Cosmosil 5C1 8 6×250mm、1%−
10%アセトニトリル−0.01N塩酸)で分取し凍結
乾燥した。
la−Ile−NH2 の製造 Boc−Ser(Bzl)−Ala−Lys(ClZ)
−Ala−Ile−NH2 (104.4mg、0.12
3mmol)とアニソール104μlを反応管に入れ、
ドライアイス−エタノール浴冷却下に無水フッ化水素5
mlを導入し、氷冷下1時間撹拌した。無水フッ化水素
を氷冷下に減圧留去した。残渣に水を加え、エーテルで
洗い水層に6N塩酸400μlを加えて凍結乾燥した。
得られた白色粉末を調製用高速液体クロマトグラフィー
(Cosmosil 5C1 8 6×250mm、1%−
10%アセトニトリル−0.01N塩酸)で分取し凍結
乾燥した。
【0051】白色粉末。
【0052】収量:57.4g(83.1%) mp:211−213℃(分解) 〔α〕D 20=−68.9°(c1.12、12.5%酢
酸水溶液) アミノ酸分析値(6N塩酸、110℃、35時間) Ser 1.00(1) Ala 2.00(2) Ile 1.04(1) Lys 0.94(1) 分析用高速液体クロマトグラフィー(実施例1と同様の
条件)での保持時間:7.4min,
酸水溶液) アミノ酸分析値(6N塩酸、110℃、35時間) Ser 1.00(1) Ala 2.00(2) Ile 1.04(1) Lys 0.94(1) 分析用高速液体クロマトグラフィー(実施例1と同様の
条件)での保持時間:7.4min,
【0053】
【抗菌活性試験】グラム陰性菌及びグラム陽性菌に対す
る本発明ペプチドの抗菌作用を調べるため、液体希釈法
によって37℃、5時間培養による最小増殖阻止濃度
(MIC)を求めた〔「抗生物質の基礎知識」南山堂、
1970年1月25日発行、P45〜55、改訂第3版
参照〕。尚、供試菌としては、以下の各菌株を1×10
6 菌数/ml(ハートインフェージョンブロス)デイフ
コ社)に調製して用いた。
る本発明ペプチドの抗菌作用を調べるため、液体希釈法
によって37℃、5時間培養による最小増殖阻止濃度
(MIC)を求めた〔「抗生物質の基礎知識」南山堂、
1970年1月25日発行、P45〜55、改訂第3版
参照〕。尚、供試菌としては、以下の各菌株を1×10
6 菌数/ml(ハートインフェージョンブロス)デイフ
コ社)に調製して用いた。
【0054】<グラム陰性菌> ・P.mirabilis 1287 ・Sh.sonnei EW−33 ・Sal.enteritidis IFO3313 ・Enterobacter aerogenes I
FO13534 ・E.coli NIHJ JC−2 ・Ps,aeroginosa NCTC10490 <グラム陽性菌> ・Str.pyogenes IID S−32 ・B.subtilis ATCC6633 ・Sta.aureus FDA290P その結果、特に、式(1)のペプチドはP.mirab
ilis1287に対して63γ/ml及びPs.ae
ruginosaNCTC10490に対して125γ
/mlの抗菌活性を示し、これらの値は本発明者が先に
開発した蚕由来の抗菌活性ペプチドのそれと同等である
か或いはこれをも凌ぐ強力なものであった。
FO13534 ・E.coli NIHJ JC−2 ・Ps,aeroginosa NCTC10490 <グラム陽性菌> ・Str.pyogenes IID S−32 ・B.subtilis ATCC6633 ・Sta.aureus FDA290P その結果、特に、式(1)のペプチドはP.mirab
ilis1287に対して63γ/ml及びPs.ae
ruginosaNCTC10490に対して125γ
/mlの抗菌活性を示し、これらの値は本発明者が先に
開発した蚕由来の抗菌活性ペプチドのそれと同等である
か或いはこれをも凌ぐ強力なものであった。
【0055】
【製剤例1】 注射用蒸留水に本発明ペプチド及びブドウ糖を溶解させ
た後、5mlのアンプルに注入する。窒素で置換後滅菌
して注射剤を得る。
た後、5mlのアンプルに注入する。窒素で置換後滅菌
して注射剤を得る。
Claims (1)
- 【請求項1】 式 H−Ser−Ala−Lys−Ala−Ile−NH2 で表わされるアミノ酸配列を有するペプチド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5267308A JPH07100716B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | ペプチド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5267308A JPH07100716B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | ペプチド |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60018304A Division JPH075636B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | ペプチド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06316596A JPH06316596A (ja) | 1994-11-15 |
| JPH07100716B2 true JPH07100716B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=17443026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5267308A Expired - Lifetime JPH07100716B2 (ja) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | ペプチド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07100716B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-26 JP JP5267308A patent/JPH07100716B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06316596A (ja) | 1994-11-15 |
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