JPH07103450B2 - ヒーターシース合金 - Google Patents
ヒーターシース合金Info
- Publication number
- JPH07103450B2 JPH07103450B2 JP4290503A JP29050392A JPH07103450B2 JP H07103450 B2 JPH07103450 B2 JP H07103450B2 JP 4290503 A JP4290503 A JP 4290503A JP 29050392 A JP29050392 A JP 29050392A JP H07103450 B2 JPH07103450 B2 JP H07103450B2
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- JP
- Japan
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- alloy
- incoloy
- dark gray
- ferrite
- sheath
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/40—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
- C22C38/50—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with titanium or zirconium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/40—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
- C22C38/52—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with cobalt
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01C—RESISTORS
- H01C1/00—Details
- H01C1/02—Housing; Enclosing; Embedding; Filling the housing or enclosure
- H01C1/028—Housing; Enclosing; Embedding; Filling the housing or enclosure the resistive element being embedded in insulation with outer enclosing sheath
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魅力的な黒色の保護性
酸化物被覆を形成し、高速自溶性溶接作業に非常に適し
た、電気ヒーター素子シース材として特に好適な、耐酸
化性および耐腐食性を有する低コストの鉄系合金に関す
る。
酸化物被覆を形成し、高速自溶性溶接作業に非常に適し
た、電気ヒーター素子シース材として特に好適な、耐酸
化性および耐腐食性を有する低コストの鉄系合金に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在入手可能な電気ヒーター素子は、一
般的に、管状金属シース中に収容した抵抗導体からな
り、耐火性で、熱伝導性の、電気絶縁材料の緻密に圧縮
した層により、その抵抗導体をシースに対して間隔を置
いて埋め込み、支持している。抵抗導体は、らせん状に
巻き付けたワイヤでよく、耐火性材料は顆粒状の酸化マ
グネシウムでよい。ヒーターシース用の材料は、低コス
トで、高温、例えば850〜900℃で優れた耐酸化性
を有し、耐応力腐食亀裂性を有し、良好な溶接性を示す
必要がある。その上、今日では、ヒーターシースに使用
する材料が望ましい外観を有することも重要な必要条件
になっている。電気ヒーター素子は通常露出しており、
レンジやディッシュウォッシャーなどの家庭用品中に存
在することが多いので、消費者はヒーター素子が黒色や
暗灰色の様な見た目に良い色を有することを好む。
般的に、管状金属シース中に収容した抵抗導体からな
り、耐火性で、熱伝導性の、電気絶縁材料の緻密に圧縮
した層により、その抵抗導体をシースに対して間隔を置
いて埋め込み、支持している。抵抗導体は、らせん状に
巻き付けたワイヤでよく、耐火性材料は顆粒状の酸化マ
グネシウムでよい。ヒーターシース用の材料は、低コス
トで、高温、例えば850〜900℃で優れた耐酸化性
を有し、耐応力腐食亀裂性を有し、良好な溶接性を示す
必要がある。その上、今日では、ヒーターシースに使用
する材料が望ましい外観を有することも重要な必要条件
になっている。電気ヒーター素子は通常露出しており、
レンジやディッシュウォッシャーなどの家庭用品中に存
在することが多いので、消費者はヒーター素子が黒色や
暗灰色の様な見た目に良い色を有することを好む。
【0003】現在多くのヒーター素子シースは、インコ
ロイR 合金840(インコロイはインコ社グループの商
標である)製である。米国特許第3,719,308号
に開示されているこの合金は、ヒーター素子シースとし
て使用するのに必要なすべての特性を備えている。その
上、その表面は、暗灰色に酸化する。しかし、この合金
は、主として、その公称ニッケル含有量が約20%であ
るために高価なので、より経済的な代替品が求められて
いる。可能な低コストの代替品も考慮されてはいるが、
これらの材料はすべて欠点があって理想的とはいえな
い。タイプ309ステンレス鋼および日本冶金のNAS
H−22は、好ましくない緑がかった酸化物を形成す
る。タイプ321ステンレス鋼は黒色に酸化し、タイプ
304ステンレス鋼は暗灰色に酸化するが、これらは2
相合金であり、そのために十分な強度が不足しており、
特定の状況下では、自溶性溶接し難いことがある。
ロイR 合金840(インコロイはインコ社グループの商
標である)製である。米国特許第3,719,308号
に開示されているこの合金は、ヒーター素子シースとし
て使用するのに必要なすべての特性を備えている。その
上、その表面は、暗灰色に酸化する。しかし、この合金
は、主として、その公称ニッケル含有量が約20%であ
るために高価なので、より経済的な代替品が求められて
いる。可能な低コストの代替品も考慮されてはいるが、
これらの材料はすべて欠点があって理想的とはいえな
い。タイプ309ステンレス鋼および日本冶金のNAS
H−22は、好ましくない緑がかった酸化物を形成す
る。タイプ321ステンレス鋼は黒色に酸化し、タイプ
304ステンレス鋼は暗灰色に酸化するが、これらは2
相合金であり、そのために十分な強度が不足しており、
特定の状況下では、自溶性溶接し難いことがある。
【0004】
【発明の解決すべき課題】そこで、本発明の目的は、高
温において優れた耐酸化性を示し、凝固の際に1〜15
のフェライト価により決定される臨界量のδ−フェライ
トが形成されることにより、良好な溶接特性を示す、ヒ
ーター素子シース用の材料を提供することである。本発
明のもう一つの目的は、魅力的な暗灰色または黒色の表
面酸化物層を形成するヒーター素子シース材料を提供す
ることである。本発明のさらに別の目的は、低コストで
ヒーター素子シースを提供することである。
温において優れた耐酸化性を示し、凝固の際に1〜15
のフェライト価により決定される臨界量のδ−フェライ
トが形成されることにより、良好な溶接特性を示す、ヒ
ーター素子シース用の材料を提供することである。本発
明のもう一つの目的は、魅力的な暗灰色または黒色の表
面酸化物層を形成するヒーター素子シース材料を提供す
ることである。本発明のさらに別の目的は、低コストで
ヒーター素子シースを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらの目的には、下記
の組成を有する新規な合金が理想的であることが分かっ
た。
の組成を有する新規な合金が理想的であることが分かっ
た。
【0006】 元素 重量% 炭素 最高0.05 マンガン 0.30〜0.50 鉄 残り 硫黄 最高0.005 ケイ素 0.50〜2.0 銅 最高0.75 ニッケル 8.75〜15.5 クロム 19.5〜21.0 アルミニウム 0.25〜0.60 チタン 0.25〜1.0 コバルト 最高1.0 モリブデン 最高1.0 リン 最高0.02 カルシウム+マグネシウム 0.001〜0.015 本明細書では組成はすべて重量%で表す。この合金は、
好ましくは11.5〜15.0%のニッケル、最高0.
002%の硫黄および最高0.015%のリンを含む。
この合金の有利な組成は、約20.5重量%のクロムお
よび約14重量%のニッケルを含み、これによって最適
な溶接性を得ると共にシース製造の際に確実に黒色酸化
物を形成する。
好ましくは11.5〜15.0%のニッケル、最高0.
002%の硫黄および最高0.015%のリンを含む。
この合金の有利な組成は、約20.5重量%のクロムお
よび約14重量%のニッケルを含み、これによって最適
な溶接性を得ると共にシース製造の際に確実に黒色酸化
物を形成する。
【0007】本発明は、インコロイR 合金840の低コ
スト代替品として、電気レンジ、電熱器、ディッシュウ
ォッシャー等の製品のヒーター素子シースとして使用す
るための、低コストで、耐酸化性、耐応力腐食亀裂性が
あり、溶接可能で、望ましい色に酸化する強力な合金を
提供する。本発明および先行技術の酸化物の両方に関し
てここに説明する酸化物は、すべて空気−メタンの6:
1の比の混合物中で1078℃(1970°F)で加熱
することにより形成した。この方法は、現在の工業で一
般的に行われている。
スト代替品として、電気レンジ、電熱器、ディッシュウ
ォッシャー等の製品のヒーター素子シースとして使用す
るための、低コストで、耐酸化性、耐応力腐食亀裂性が
あり、溶接可能で、望ましい色に酸化する強力な合金を
提供する。本発明および先行技術の酸化物の両方に関し
てここに説明する酸化物は、すべて空気−メタンの6:
1の比の混合物中で1078℃(1970°F)で加熱
することにより形成した。この方法は、現在の工業で一
般的に行われている。
【0008】
【実施例】特許請求する合金組成物の有効性およびヒー
ター素子シースとして使用するための有用性を公知の材
料と比較して立証するために、様々な研究を行った。こ
の研究に使用した合金の化学組成を、表1に示す。
ター素子シースとして使用するための有用性を公知の材
料と比較して立証するために、様々な研究を行った。こ
の研究に使用した合金の化学組成を、表1に示す。
【0009】
【表1】 それぞれ10.75および14.88%のニッケルを含
む、特許請求する合金の2種類の試料(実施例Aおよび
B)を製造した。また、タイプ309ステンレス鋼およ
び合金NAS H−22の試料も製造した。これらの4
種類の合金を0.060インチ厚まで熱間および冷間加
工した。さらに、タイプ304および321ステンレス
鋼、インコロイR 合金800、および3種類のインコロ
イR 合金840の試料も試験に加えた。タイプ304ス
テンレス鋼は、0.125インチから0.060インチ
に冷間圧延した。インコロイR 合金800は、熱間圧延
し、焼きなましした状態で0.05インチ厚であった。
インコロイR 合金840の3種類の試料は、0.30イ
ンチまで熱間加工し、次いで0.018インチに冷間圧
延し、光沢焼きなましを行った。
む、特許請求する合金の2種類の試料(実施例Aおよび
B)を製造した。また、タイプ309ステンレス鋼およ
び合金NAS H−22の試料も製造した。これらの4
種類の合金を0.060インチ厚まで熱間および冷間加
工した。さらに、タイプ304および321ステンレス
鋼、インコロイR 合金800、および3種類のインコロ
イR 合金840の試料も試験に加えた。タイプ304ス
テンレス鋼は、0.125インチから0.060インチ
に冷間圧延した。インコロイR 合金800は、熱間圧延
し、焼きなましした状態で0.05インチ厚であった。
インコロイR 合金840の3種類の試料は、0.30イ
ンチまで熱間加工し、次いで0.018インチに冷間圧
延し、光沢焼きなましを行った。
【0010】これらの合金の1インチ平方の試料を、電
気的に加熱した水平管状炉中、空気−メタンの6:1の
比の混合物中で、1078℃(1970°F)に加熱し
た。加熱時間は5分間で、ガス流量は毎分500cm3 で
あった。試料のほとんどは、最初に120グリット表面
仕上げを行った。次いで、これらの試料をコージーライ
トボート上に平らに置いた。ムライト炉管を両端で密封
し、そのボートを、気密のOリングシールを通した押し
棒で高温区域に押し込んだ。露出後、試料を検査した。
その結果を表2に示す。
気的に加熱した水平管状炉中、空気−メタンの6:1の
比の混合物中で、1078℃(1970°F)に加熱し
た。加熱時間は5分間で、ガス流量は毎分500cm3 で
あった。試料のほとんどは、最初に120グリット表面
仕上げを行った。次いで、これらの試料をコージーライ
トボート上に平らに置いた。ムライト炉管を両端で密封
し、そのボートを、気密のOリングシールを通した押し
棒で高温区域に押し込んだ。露出後、試料を検査した。
その結果を表2に示す。
【0011】 表2 空気−メタン混合気体中、1078℃(1970°F) で5分間露出した後の変色結果 合金 表面仕上げ 色 実施例A 120グリット 暗灰色 実施例B 120グリット 暗灰色 タイプ304SS 120グリット 暗灰色 タイプ309SS 120グリット 緑色 タイプ321SS 120グリット 黒色 (1)インコロイR 合金840 圧延+光沢焼きなまし 中灰色 (1)インコロイR 合金840 120グリット 暗灰色 (2)インコロイR 合金840 圧延+光沢焼きなまし 暗灰色 (2)インコロイR 合金840 120グリット 暗灰色 (3)インコロイR 合金840 圧延+光沢焼きなまし 暗灰色 合金NAS H−22 120グリット 緑がかった 暗灰色 この組成範囲は、ヒーター素子シースに必要な独特の特
性を得るために決定された。本発明を実施するには、一
方で溶接性に、他方黒色酸化物形成に影響を及ぼす、相
反する冶金学的現象の釣り合いをとる必要がある。
性を得るために決定された。本発明を実施するには、一
方で溶接性に、他方黒色酸化物形成に影響を及ぼす、相
反する冶金学的現象の釣り合いをとる必要がある。
【0012】そこで、緑色の酸化物スケールを形成せず
にフェライトを形成するための可能な最も高いクロム水
準を維持することが望ましかった。反対に、クロム限界
を設定すると、ニッケル含有量が限定される。その上、
ニッケル含有量は、コストの観点から制限される。1
9.5〜21%(好ましくは、約20.5%)のクロム
範囲および8.75〜15.5%(好ましくは、約1
1.0〜15.0%)のニッケル範囲により、シース製
造の際に黒色酸化物の形成を確保しながら、最適な溶接
性を得る可能性を最も高めることができる。
にフェライトを形成するための可能な最も高いクロム水
準を維持することが望ましかった。反対に、クロム限界
を設定すると、ニッケル含有量が限定される。その上、
ニッケル含有量は、コストの観点から制限される。1
9.5〜21%(好ましくは、約20.5%)のクロム
範囲および8.75〜15.5%(好ましくは、約1
1.0〜15.0%)のニッケル範囲により、シース製
造の際に黒色酸化物の形成を確保しながら、最適な溶接
性を得る可能性を最も高めることができる。
【0013】シース用合金として十分に競合できるため
には、合金は高速自溶性溶接技術に使用できなければな
らない。これは、δ−フェライトの百分率が1〜15で
あるフェライト価により決定される様に、合金組成を注
意深く釣合わせることによってのみ達成される。本発明
におけるフェライト価は、T.A.シーバート、C.
N.マッコーエン、およびD.L.オルソンによる技術
論文、「ステンレス鋼溶接金属における100FNに対
するフェライト価予想」、米国溶接協会出版、ウェルデ
ィングリサーチサプルメント、289〜298頁、19
88年12月、に定義されている。これらの研究者は2
つの等式を定義しているが、本発明者は、ここに記載す
る合金に当てはめるためにこれらの等式を変形した。こ
れらの等式を図に示す計算図表と組み合わせることによ
り、高速自溶性溶接技術で不可欠なδ−フェライトの量
を与える、クロムおよびモリブデンと、ニッケルおよび
炭素との間の重要な関係が決定される。2つの等式と
は、 (1)Creq=%Cr+%Mo (2)Nieq=%Ni+35x(%C) である。この計算図表は、Creq対Nieqを、座標を斜
めに横切る等値線として示す第三の変数、フェライト価
の値と共にプロットする。
には、合金は高速自溶性溶接技術に使用できなければな
らない。これは、δ−フェライトの百分率が1〜15で
あるフェライト価により決定される様に、合金組成を注
意深く釣合わせることによってのみ達成される。本発明
におけるフェライト価は、T.A.シーバート、C.
N.マッコーエン、およびD.L.オルソンによる技術
論文、「ステンレス鋼溶接金属における100FNに対
するフェライト価予想」、米国溶接協会出版、ウェルデ
ィングリサーチサプルメント、289〜298頁、19
88年12月、に定義されている。これらの研究者は2
つの等式を定義しているが、本発明者は、ここに記載す
る合金に当てはめるためにこれらの等式を変形した。こ
れらの等式を図に示す計算図表と組み合わせることによ
り、高速自溶性溶接技術で不可欠なδ−フェライトの量
を与える、クロムおよびモリブデンと、ニッケルおよび
炭素との間の重要な関係が決定される。2つの等式と
は、 (1)Creq=%Cr+%Mo (2)Nieq=%Ni+35x(%C) である。この計算図表は、Creq対Nieqを、座標を斜
めに横切る等値線として示す第三の変数、フェライト価
の値と共にプロットする。
【0014】黒色の酸化物を常に与えるクロム含有量の
最大値は20.5%なので、1.0%までのモリブデン
が合金中に存在する場合、最大許容Creqは21.5に
なる。したがって、等値線を1、すなわち望ましい最小
フェライト価に合わせると、点Pで、最大Nieqは炭素
ゼロ%で約17.25になり、炭素が0.05%である
場合、ニッケル含有量は15.5%になる。腐食の観点
から望ましい最小クロムは19.5%と考えられるの
で、Creqはゼロ%モリブデンで19.5であり、1.
0%モリブデンで20.5である。したがって、等値線
をフェライト価15に合わせることにより、点Rで最小
Nieqはゼロ%炭素で約10になり、ニッケル量は0.
05%炭素で最小の8.75%になる。CreqおよびN
ieqに必要な値は、色、耐腐食性および溶接性の望まし
い特性を達成するには、図の四辺形PQRSの中に入る
必要がある。さらに、リン含有量が0.02%未満(好
ましくは、0.015%)、硫黄含有量が0.005%
(好ましくは、0.002%)、および脱酸素後の残留
カルシウムとマグネシウムの合計が0.001%〜0.
015%である場合に最高品質の溶接部が得られる。
最大値は20.5%なので、1.0%までのモリブデン
が合金中に存在する場合、最大許容Creqは21.5に
なる。したがって、等値線を1、すなわち望ましい最小
フェライト価に合わせると、点Pで、最大Nieqは炭素
ゼロ%で約17.25になり、炭素が0.05%である
場合、ニッケル含有量は15.5%になる。腐食の観点
から望ましい最小クロムは19.5%と考えられるの
で、Creqはゼロ%モリブデンで19.5であり、1.
0%モリブデンで20.5である。したがって、等値線
をフェライト価15に合わせることにより、点Rで最小
Nieqはゼロ%炭素で約10になり、ニッケル量は0.
05%炭素で最小の8.75%になる。CreqおよびN
ieqに必要な値は、色、耐腐食性および溶接性の望まし
い特性を達成するには、図の四辺形PQRSの中に入る
必要がある。さらに、リン含有量が0.02%未満(好
ましくは、0.015%)、硫黄含有量が0.005%
(好ましくは、0.002%)、および脱酸素後の残留
カルシウムとマグネシウムの合計が0.001%〜0.
015%である場合に最高品質の溶接部が得られる。
【0015】ニッケルの下限8.75%により、溶接ビ
ードが固化する際に形成されたδ−フェライトが確実に
オーステナイトに変換されるが、比較的低いニッケル含
有量により望ましい暗灰色酸化物が形成され、インコロ
イ合金840に類似した引っ張り特性を与えることはま
ったく予期せぬことであった。特許請求する2種類の合
金およびインコロイ合金840に関する引張り特性を下
記の表3で比較する。
ードが固化する際に形成されたδ−フェライトが確実に
オーステナイトに変換されるが、比較的低いニッケル含
有量により望ましい暗灰色酸化物が形成され、インコロ
イ合金840に類似した引っ張り特性を与えることはま
ったく予期せぬことであった。特許請求する2種類の合
金およびインコロイ合金840に関する引張り特性を下
記の表3で比較する。
【0016】 表3 引張りデータ 降伏強度 極限引張り強度 伸長 (ksi) (ksi) (%) 室温における引張りデータ 実施例A 36.5 88.6 41.0 実施例B 26.1 76.1 46.0 インコロイR 合金840 30.8 82.8 40.0 800℃(1472°F)における引張りデータ 実施例A 15.5 23.6 66.5 実施例B 13.9 29.8 66.0 インコロイR 合金840 15.0 26.6 81.5 アルミニウムおよびチタンは、この合金の必須成分であ
る。0.25〜0.60%のアルミニウムは耐酸化性お
よび耐腐食性に寄与し、0.25〜1.0%のチタン
は、炭素と共に炭化チタンとして、粒径の安定性に寄与
する。
る。0.25〜0.60%のアルミニウムは耐酸化性お
よび耐腐食性に寄与し、0.25〜1.0%のチタン
は、炭素と共に炭化チタンとして、粒径の安定性に寄与
する。
【0017】使用する特殊な酸化性雰囲気、すなわち空
気−メタンの6:1混合物は、簡単で、安価であり、工
業界で一般的に使用されているので選択した。他の公知
の酸化性雰囲気および方法を使用しても類似の結果を達
成できる。
気−メタンの6:1混合物は、簡単で、安価であり、工
業界で一般的に使用されているので選択した。他の公知
の酸化性雰囲気および方法を使用しても類似の結果を達
成できる。
【0018】好ましい実施形態により本発明を説明した
が、当業者には容易に理解できる様に、本発明の精神お
よび範囲から逸れることなく、修正および変形を加える
ことができる。
が、当業者には容易に理解できる様に、本発明の精神お
よび範囲から逸れることなく、修正および変形を加える
ことができる。
【図1】フェライト価を求めるための計算図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォルター、ハロルド、ウェンドラー アメリカ合衆国ウェストバージニア州、ハ ンチントン、ビーチ、ドライブ、6288、ア パートメント、ナンバー、7 (72)発明者 デイビッド、ブライアン、オドネル アメリカ合衆国ウェストバージニア州、ハ ンチントン、ロスト、バレー、ドライブ、 2
Claims (1)
- 【請求項1】酸化により、暗灰色から黒色までの範囲の
色を呈する酸化物保護層を形成する、溶接可能で、耐酸
化性および耐食性を有する合金であって、 重量%で、Ni:8.75%〜15.5%、Cr:1
9.5%〜21.0%、Mn:0.30%〜0.50
%、Si:0.50%〜2.0%、Al:0.25%〜
0.60%、Ti:0.25%〜1.0%、C:0.0
5%まで、S:0.005%まで、Cu:0.75%ま
で、Co:1.0%まで、Mo:1.0%まで、P:
0.02%まで、Ca+Mg:0.001%〜0.01
5%含有し、残部が実質的にFeからなり、 フェライト相が、容積%で、1%〜15%占有し、C
r、Mo、NiおよびCの量が下記の(1)および
(2)式により決定され、 (1) Creq=%Cr+%Mo (2) Nieq=%Ni+35(%C) CreqとNieqの許容値が、下記の座標で表わされ
るP,Q,R,Sの各点で囲まれる図1に示す四辺形P
QRSの中にあることを特徴とするヒーターシース合
金。 P(21.5,17.2) Q(21.5,12.2) R(19.5,10.2) S(19.5,14.6)
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/822,084 US5160382A (en) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | Heater sheath alloy |
| US822084 | 1992-01-17 | ||
| US889556 | 1992-05-27 | ||
| US07/889,556 US5217545A (en) | 1992-01-17 | 1992-05-27 | Heater sheath alloy |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05247598A JPH05247598A (ja) | 1993-09-24 |
| JPH07103450B2 true JPH07103450B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=27124612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4290503A Expired - Fee Related JPH07103450B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-10-28 | ヒーターシース合金 |
Country Status (9)
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