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JPH07106758B2 - 荷物の受け取りシステム - Google Patents
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JPH07106758B2 - 荷物の受け取りシステム - Google Patents

荷物の受け取りシステム

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JPH07106758B2
JPH07106758B2 JP3215781A JP21578191A JPH07106758B2 JP H07106758 B2 JPH07106758 B2 JP H07106758B2 JP 3215781 A JP3215781 A JP 3215781A JP 21578191 A JP21578191 A JP 21578191A JP H07106758 B2 JPH07106758 B2 JP H07106758B2
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貴男 栗須
信一 尾辻
克彦 石氏
和夫 我妻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一戸建住宅・ビル・マ
ンション等において居住者が不在等で宅配される荷物を
受け取ることができない場合に、一時的に荷物を保管す
る荷物の受け取りシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル・マンション等の集合住宅に
おいて、居住者が不在の場合や玄関口で応答できないよ
うな場合に荷物等を受け取ることを可能とするものとし
て、特開昭62−37478号公報に示されるものが提
案されている。これらは、いずれも共用のロッカーシス
テムに関するものであって、ビル・マンション等の共用
場所に設置され、宅配業者が持ってきた荷物をこのロッ
カーの中に一時的に収納するものである。そして、居住
者はキーあるいは暗証番号の入力によってロッカーの扉
を開き、荷物を受け取るものである。また、これらのロ
ッカーシステムは、配達される荷物の大きさに対応する
ため、大のロッカーと小のロッカーとを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法による荷物の受け取りシステムにあっては、以下に
掲げるような問題点があった。すなわち、上記システム
では、宅配業者等が配達した荷物を受け取るには、居住
者が、受け取りシステムのある共用場所へ荷物を受け取
りに行かねばならず、しかも、これらのロッカーシステ
ムが設置される共用場所はビル・マンション等の1階部
分にあることが多く、上層階の居住者は荷物を受け取る
ためにいちいち1階まで下りて行かねばならず、不便で
あった。また、上記システムは、いずれもその構成に電
気の使用を必要とするため、停電した場合等には、居住
者が荷物を受け取れない事態を生じかねないものであっ
た。本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもの
であって、上層階から1回へ下りなくてもよく、電気を
必要としない機構とし得る荷物の受け取りシステムを提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る荷物の受け取りシステムは、各住居の玄関
口など、住居の内外を仕切る部分に設置されて、居住者
が不在でも電気的制御を伴うことなく配達荷物などを受
け取ることのできる荷物の受け取りシステム(1)であ
って、住居の内側から開閉される内側扉(4)と、住居
の外側から開閉される外側扉(3)とを有するロッカー
部(2)を備えており、前記ロッカー部(2)は、前記
外側扉を施錠状態にすることのできる錠前(5)と、前
記内側扉の開閉に応答して機能する外側扉解除具(6)
と、前記錠前と前記外側扉解除具を機械的に連結する動
作伝達部材(16,17等)とを備えており、前記錠前
(5)は、前記外側扉の外側から回動操作可能なハンド
ル動作伝達部材(53)と、このハンドル動作伝達部材
の回動に応答して移動して、前記外側扉を開放可能な状
態にするラッチ部材(52)と、前記ハンドル動作伝達
部材が所定値以上回動されると第1の安定状態から第2
の安定状態に遷移して、前記ハンドル動作伝達部材のそ
れ以降の回動を不能にすることによって前記外側扉を施
錠状態にする施錠手段(54,55等)とを備えてお
り、前記外側扉解除具(6)は、前記内側扉の開閉に応
答して往復運動をする突出部材(61)と、この突出部
材の往復運動に応答して前記動作伝達部材を往復運動さ
せる解除動作部(63,64,66,67等)とを備え
ており、前記動作伝達部材(16,17等)は、その一
端部が前記解除動作部に接続され、他端部が前記施錠手
段に接続されており、前記施錠手段が第2の安定状態に
遷移しているときに、前記内側扉が開閉されると、前記
動作伝達部材の往復運動に応答して前記施錠手段が第1
の安定状態に戻ることによって、前記外側扉の施錠状態
が解除されるようになっている。
【0005】
【作用】本発明に係る荷物の受け取りシステムにおいて
は、宅配業者等の荷物の配達人は、各部屋の玄関口まで
荷物を運び、ロッカー部の外側扉を開けてロッカー部内
に荷物を収納する。ロッカー部の外側扉の錠前は、外側
扉を一度開閉することによってロック状態となる自動施
錠式の錠前が用いられているので、配達人がロッカー部
内に荷物を収納し外側扉を閉めると、外側扉は自動的に
施錠される。一方、居住者が配達された荷物を受け取る
場合、ロッカー部の内側扉を開けてロッカー部内の荷物
を取り出す。内側扉と外側扉の外側扉解除具とは、ワイ
ヤーなどの動作伝達部材を介して接続されており、内側
扉を開閉することによって、外側扉の錠前が解除され
る。したがって、内側扉を開けて荷物を取り出した後
は、再び外側扉を開けてロッカー部内に荷物を収納する
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る荷物の受け取りシステム
の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例におい
て、内側とは荷物の受け取りシステムを挟んで閉空間で
ある屋内側をいい、外側とは開空間である屋外側のこと
をいう。また、上下方向とは、荷物の受け取りシステム
を玄関口に設置した際に天井側を上方、地上側を下方と
する。さらに、蝶番等で回動可能に取り付けられている
部材およびその部材に取り付けられている部品は、回動
する部材に蝶番が設けられている側を基端側、その反対
側を先端側とする。
【0007】まず、本発明に係る荷物受け取りシステム
を設置したマンション各戸の玄関口を図1乃至図3に示
し、この荷物の受け取りシステム1は、ロッカー部2、
外側扉3および内側扉4とから構成され、内側扉4の側
面に取り付けられる外側扉解錠具6を動作させることに
よって外側扉3の錠前5が解錠可能とされている。荷物
の受け取りシステム1は、ビル・マンション等において
居住者が不在等で宅配される荷物を受け取ることができ
ない場合に、一時的に荷物を保管するためのもので、部
屋の外側から荷物を収納し、部屋の内側から荷物を取り
出すものである。そして、一旦、外側扉3を開けて荷物
をロッカー部2内に収納し、この外側扉3を閉めると、
外側扉3が自動的に施錠されるものであり、その後は、
内側扉4を開けてロッカー部2内の荷物を取り出すま
で、外側扉3を開けることができないように構成されて
いる。
【0008】ロッカー部2は、内部に荷物を収納するた
めのもので、内外両方向より荷物の出し入れ可能に内外
方向両面が開口された中空の箱体からなり、部屋の内外
を仕切る部分に設置される。より、具体的には、各部屋
の玄関口に取り付けられる人が出入りするための扉Aの
側面に設置され、この設置にあたっては、扉Aを壁に取
り付けるための枠体Bに、ロッカー部2の外側開口面を
取り付けて固定されている(図4参照)。そして、ロッ
カー部2の内部を上下方向に二分する位置に間仕切り板
7が設けられ、間仕切り板7は、基端側に取り付けられ
る蝶番8,8によって回動可能とされている。具体的に
は、図4乃至図6に示すように、間仕切り板7の先端部
分の設定位置に凸形係止具9が取り付けられ、間仕切り
板7を図6の矢符方向にはね上げたとき、凸形係止具9
がロッカー部2の側面に設けられた凹形係止具10に係
合可能とされている。また、この間仕切り板7の外側端
部下面には、略L字形に曲折された板材からなる掛かり
止め部材11が取り付けられており、掛かり止め部材1
1の先端付近の設定された位置に、後述する外側扉2
a,2bの内側壁面に形成される規制片13が嵌挿可能
な抜孔11aが形成されている。
【0009】外側扉3は、前記ロッカー部2の外側開口
面の外側に位置する枠体Bに蝶番12,12…によって
回動可能に取り付けられ、ロッカー部2の外側開口面を
開閉可能とする。また、外側扉3は、複数の扉(本実施
例では2枚)から構成されており、上方の外側扉3aと
下方の外側扉3bとからなる。そして、上方の外側扉3
aの内面側壁面の基端側下端付近の設定された位置に、
略L字形の板材からなり、外側扉3aを閉めたときに、
前記間仕切り板7の掛かり止め部11の抜孔11a内に
嵌挿可能な規制片13aが取り付けられている。一方、
下方の外側扉3bも、上方の外側扉3aと同様の略L字
形の板材からなる規制片13bが、内面側壁面の基端側
上端付近の設定された位置に取り付けられている。ま
た、外側扉3a,3bには、自動施錠式の錠前5,5が
設けられており、一度外側扉3a,3bを開閉すると自
動的に施錠されるように形成され、外側扉3a,3bの
外面側壁面には、前記錠前5,5のハンドル51a,5
1bがそれぞれ取り付けられている。
【0010】錠前5は、図9および図10に示すよう
に、ラッチ部材52、ハンドル動作伝達部材53、施錠
状態決定部材54、ハンドル規制部材55、および制御
バネ56,57,58,59とから構成され、図9は解
錠状態、図10は施錠状態を示す。ラッチ部材52は、
ラッチ部材52の出没により、矢符a方向に往復動可能
とされ、枠体Bに設けられるほぞ穴(図示されていな
い)に嵌挿可能とされる。そして、解錠状態においては
ラッチとして機能するとともに、施錠状態においてはデ
ッドボルトとして機能する突出部52aと、板状部材5
2eとからなり、板状部材52eは、基端側に形成され
る略U字形の切欠き52b、およびハンドル動作伝達部
材53に当接されハンドル動作伝達部材53の回動に伴
い往復動するラッチ制御用突起52cからなる。そし
て、突出部52aが、制御バネ56の弾性によって先端
方向に向かって弾発的に外側扉4の先端面4cから突出
状態で設けられている。ハンドル動作伝達部材53は、
略中央にハンドル51が嵌挿される透孔53aが形成さ
れるとともに、前記ラッチ制御用突起52cに当接され
ラッチ制御用突起52cを基端方向に往復動させる突出
部53b、錠前5が施錠された状態においてハンドル規
制部材55に当接されハンドル51の回転を規制する規
制突出部53c、および施錠状態決定部材54に当接さ
れ施錠状態決定部材54を回動させる施錠突出部53d
とからなる。そして、錠前5の略中央に透孔53aが位
置するように取りつけられるとともに、矢符b方向に回
動可能に設けられ、制御バネ57の弾性によって回動後
は設定位置に戻るようにされている。
【0011】施錠状態決定部材54は、錠前5が解錠状
態においてハンドル規制部材55の動きを抑える規制面
54aと、錠前5が施錠状態においてハンドル規制部材
55に当接される当接面54bと、前記ハンドル51の
回転に伴って回動する施錠突出部53dの動作によって
押し上げられる押し上げ斜面54cとからなる。そし
て、軸54dを中心として、矢符c方向に回動可能とさ
れ、制御バネ58によって弾発的に取り付けられてい
る。ハンドル規制部材55は、基端側にコイルバネ17
が取り付けられている突出部55aと、解錠状態で前記
施錠状態決定部材54の規制面54aと当接されハンド
ル規制部材55の動きを規制する規制面55bと、施錠
状態においてハンドル動作伝達部材53の規制突出部5
3cに当接されハンドル動作伝達部材53の回動、すな
わちハンドル51の回転を規制するハンドル規制面55
cとからなる。そして、軸55eを中心として、矢符d
方向に回動可能とされ、制御バネ59により弾発的に取
り付けられている。内側扉4は、前記ロッカー部2の内
側開口面に蝶番14,14によって回動可能に取り付け
られ、ロッカー部2の内側開口面を開閉自在とする。そ
して、内側扉4には、錠前15が設けられ、内側扉4の
内側壁面に突出するハンドル15aが形成されている
(図2,図4参照)。さらに、内側扉4が蝶着されるロ
ッカー部2の内側端部2a内には、外側扉解除具6が設
けられ、内側扉4を開閉することにより、外側扉3の施
錠が解錠可能とされている。
【0012】外側扉解除具6は、図9および図10に示
すように、上下2段構造とされ、下段に突出部材61、
バネ62、揺動部材63、往復動部材64、バネ65が
設けられるとともに、上段に解除動作伝達部材取付部材
66、L形部材67、バネ68が設けられている。そし
て、外側扉解除具6の下段一側面には、突出部材61が
バネ62によって弾発的に突出状態で設けられ、突出部
材61には係合突起61aが形成される。そして、この
外側扉解除具6は、突出部材61をロッカー部2の内側
端部2aから、内側扉4の設けられる側に突出させて取
り付けられている。揺動部材63は、外側扉解除具6の
下段に設けられる軸6aを中心に揺動可能とされ、一端
が突出部材61に、他端が往復動部材64にそれぞれ連
結されている。往復動部材64は、2本の係止軸64
a,64bを有し、係止軸64aが揺動部材63と連結
され、係止軸64bは上段に貫通して設けられ、L形部
材67と係合可能とされている。
【0013】一方、上段に設けられるL形部材67は、
解除動作伝達部材取付部材66に形成される軸66aに
バネ68と共にとり付けられ、弾発的かつ揺動可能とさ
れる。そして、L形部材67の一端67aは鉤状に形成
され、他端67bは突出形状とされている。また、解除
動作伝達部材取付部材66には、解除動作伝達部材とし
てのワイヤー16の一端が取り付けられるとともに、下
段に貫通して軸66bが設けられる。そして、軸66b
にはバネ65の一端が取り付けられ、解除動作伝達部材
取付部材66は外側方向へ引っ張られている。そして、
解除動作伝達部材取付部材66に取り付けられたワイヤ
ー16のもう一方の端部は、ロッカー部2の内側面上を
通り、プーリー18を介して前記錠前5のハンドル規制
部材55の突出部55aに取り付けられている。ここ
に、ロッカー部2内を通るワイヤー16は、略コ字形状
のワイヤーカバー19により被覆されている(図5参
照)。
【0014】しかして、前記のように構成されてなる間
仕切り板7と外側扉3a,3bより、間仕切り板7のは
ね上げ動作について以下に説明する。間仕切り板7のはね上げ動作について: 通常状態において、外側扉3a,3bは閉じられて
いるが、この時、間仕切り板7の外側端部下面に形成さ
れた掛かり止め部11の抜孔11a内には、外側扉3
a,3bに設けられた規制片13a,13bが嵌挿され
ている(図5および図7参照)。 次に、間仕切り板7をはね上げるためには、この掛
かり止め部11内に嵌挿されている規制片13a,13
bを抜く必要があるが、これは外側扉2a,2bの双方
を開くことにより行われる。 外側扉3a,3bを開いた後は、間仕切り板7を矢
符(図6参照)方向にはね上げ、間仕切り板7の凸形係
止具9をロッカー部2の凹形係止具10に係止すること
により、間仕切り板7はロッカー部2の側面に仮止めさ
れ、間仕切り板7のはね上げ動作を終了する。 ところで、外側扉3a,3bのいずれか一方が、す
でに施錠状態にあり、開けることが不可能な場合は、閉
じられた一方の外側扉3に設けられる規制片13によ
り、間仕切り板7のはね上げ動作は不能とされる。
【0015】次に、前記のように構成されてなる錠前5
の動作について以下に説明する。錠前5の動作について: A 錠前5の解錠状態から施錠状態への動作: 錠前5が通常の状態(解錠状態)の時、ラッチ部材
52は突出状態にある(図9参照)。 ハンドル51を回転させることにより、ハンドル動
作伝達部材53が矢符b方向に回動する(図9参照)。 これにより、ハンドル動作伝達部材53の突出部5
3bにより、ラッチ部材52のラッチ制御用突起52c
が基端方向(矢符a方向)に押し上げられ、ラッチ部材
52の突出部52aが後退し、外側扉3を開けることが
可能となる。 上記と同時に、ハンドル動作伝達部材53の回動
に伴い、施錠突出部53dが先端方向に回動し、施錠状
態決定部材54の押し上げ斜面54cを押し上げ、施錠
状態決定部材54が矢符c方向に回動する。 これにより、ハンドル規制部材55の動きを規制す
る規制面54aが解除され、ハンドル規制部材55が先
端方向(矢符方向)へ回動する。 しかして、ハンドル動作伝達部材53の規制突出部
53cにハンドル規制部材55のハンドル規制面55c
が当接され、ハンドル動作伝達部材53の回動が規制さ
れ、錠前5が施錠状態となる。
【0016】B 錠前5の施錠状態から解錠状態への動
作: 錠前5が施錠状態の時、ハンドル規制部材55のハ
ンドル規制面55cによりハンドル伝達部材53の回動
は規制されている。 ここに、ハンドル規制部材55に取り付けられたコ
イルバネ17を基端方向へ引っ張ると、ハンドル規制部
材55は、図10に示す矢符d’方向へ回動する。 これにより、施錠状態決定部材54の当接面54b
が解除され、施錠状態決定部材54が矢符c’方向に回
動して施錠状態決定部材54の規制面54aとハンドル
規制部材55の規制面55bとが当接され、ハンドル規
制部材55の動きが規制される。 ハンドル規制部材55が基端側へ規制されることに
より、ハンドル動作伝達部材53の規制突出部53cが
解除され、ハンドル動作伝達部材53が回動可能とな
る。したがって、ハンドル51が回転可能となり、解錠
状態となる。
【0017】次に、前記のように構成されてなる外側扉
解除具6の動作を以下に説明する。外側扉解除具6の動作について: 通常の状態においては、内側扉4が閉じられてお
り、突出部材61は、図9に示すように、外側扉解除具
6内に押し込まれた状態とされる。 そして、内側扉4を開くと、突出部材61が突出状
態となり、揺動部材63を介して往復動部材64が外側
方向(矢符(2点鎖線)方向)(図9参照)に往復動
し、係止軸64bがL形部材67の一端67aの斜面を
押し退けて、L形部材67の一端67aと係合する(図
10参照)。 そして、内側扉4を閉じることにより、突出部材6
1が再び外側扉解除具6内に押し込まれ、揺動部材63
を介して往復動部材64が内側方向(矢符(実線)方
向)(図9参照)に往復動し、これに伴ってL形部材6
7も移動する。 このL形部材67の移動により、解除動作伝達部材
取付部材66が引っ張られ、ワイヤー16が外側扉解除
具6内に引き込まれる。 ここに、往復動部材64の往復動に伴って移動する
L形部材の他端67bは、移動の途中で、外側扉解除具
6の上段に設けられる往復動規制片6aに当たり、L形
部材67が軸66aを中心に回転し、L形部材67の一
端67aと係止軸64bとの係止が外れる。 これにより、L形部材67は、バネ65の弾性によ
り、外側方向に引き戻され、通常の状態(の状態)に
復帰する。
【0018】しかして、これまでに述べたように構成さ
れ、動作する各部よりなる本発明に係る荷物の受け取り
システム1について、以下に説明する。荷物の受け取りシステム1の動作について: A 宅配された荷物が小さい場合: 宅配便等の荷物の配達人は、居住者が不在等の理由
で玄関先へ現れない場合に、外側扉3の外側壁面に設け
られたハンドル51を回して外側扉3を開く(図11
(b)参照)。 次に、ロッカー部2内に、宅配する荷物を収納し、
さらに、このロッカー部2内にあらかじめ取り付けてお
く受け取りスタンプ等で配達確認等の捺印を行い、外側
扉3を閉じる(図11(c)参照)。 これにより、外側扉3は自動的に施錠され、第三者
がこの外側扉3を開けようとしても、荷物が内部に収納
されている限り開くことはない(図10)。 そして、居住者が帰宅する等により、配達された荷
物を受け取る場合は、部屋の内部に設けられた内側扉4
のハンドル15aを回して、内側扉4を開く(図11
(d)参照)。 その後、ロッカー部2内に収納されている配達され
た荷物を取り出し、内側扉4を閉じる(図11(e)参
照)。 この内側扉の開閉により、外側扉解錠具6が1回動
作し、再び外側扉4が解錠状態となる(図9)。 しかして、上記からの動作を繰り返すことによ
り、何度でも荷物の受け取りが可能となる。 なお、外側扉が解錠状態の場合でも、内側扉の外側
壁面には、ハンドルのごときものは設けられていないの
で、外側から内側扉の開閉を行うことはできない。
【0019】B 宅配された荷物が大きい場合: 宅配する荷物が大きく、外側扉3の一方に収納する
ことができない場合、例えば、荷物がゴルフバックの場
合などは、宅配業者は、上下2枚の外側扉2a,2bの
双方を開ける。 そして、ロッカー部2内の間仕切り板7をはね上
げ、間仕切り板7の凸形係止具9をロッカー部2の側面
に設けられた凹形係止具11にして、間仕切り板7を固
定する。 そして、間仕切り板7をはね上げることにより、上
下方向に空間が広げられたロッカー部2内にゴルフバッ
クを収納し、外側扉3a,3bの双方を閉じる。 これ以後の動作は、上記Aの以降とほぼ同様であ
るが、居住者はゴルフバッグをロッカー部2内から取り
出した後は、再び間仕切り板7とロッカー部2の側面と
の係合を解き、間仕切り板7を元の状態に戻して、荷物
の受け取りを終了する。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく、適宜設計変更可能である。例えば、ロッカー部
2の間仕切り板7は1枚である必要はなく、複数枚でも
よい。ただその場合、間仕切り板7の数に対応して外側
扉3の枚数も増やす必要があり、増やされた外側扉3の
それぞれには、内側壁面上下両端に規制片13を取り付
けて間仕切り板7の動きを規制する必要がある。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る荷物の受け取りシステム
は、部屋の内外を仕切る部分に設置されるため、荷物の
受け取りにあたり、第三者を介する必要がない。つま
り、荷物の配達人は外側扉を開けてロッカー部内に荷物
を収納するだけでよく、一方居住者は内側扉を開けて荷
物を取り出すだけでよいので、荷物の配達人および居住
者の双方が、第三者を介することなく荷物の受渡しをす
ることができる。また、ロッカー部は、外側扉を一度開
閉すると外側扉が施錠されるとともに、内側扉を一度開
閉すると外側扉の施錠が解除されることを特徴とするた
め、荷物の配達人は外側扉を開けてロッカー部内に荷物
を収納して外側扉を閉めると、外側扉は自動的に施錠さ
れる。そして、居住者が内側扉を開けてロッカー部内の
荷物を取り出し、内側扉を閉めないかぎり外側扉は解錠
されないので、一旦配達された荷物は、外部から取り出
すことができず、盗難にあうおそれがない。更に、外側
扉に取り付けられる錠前と内側扉の開閉により動作する
外側扉解除具とが解除動作伝達部材を介して機械的に連
動されてなるから、停電等の突発事故に強く、しかも、
取扱いが簡便で、メンテナンスが不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】荷物の受け取りシステムを玄関口に設置した状
態を示す正面図である。
【図2】荷物の受け取りシステムを玄関口に設置した状
態を示す背面図である。
【図3】荷物の受け取りシステムを玄関口に設置した状
態を示す左側面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿って切断した横断面図
である。
【図5】図4のV−V線に沿って切断した縦断面図であ
る。
【図6】間仕切り板のはね上げ状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】外側扉による間仕切り板の規制状態を示す拡大
斜視図である。
【図8】荷物の受け取りシステムの概観を示す内側から
みた透視斜視図である。
【図9】錠前の解錠状態および外側扉解除具の状態を示
す横断面図である。
【図10】錠前の施錠状態および外側扉解除具の状態を
示す横断面図である。
【図11】荷物の受け取りシステムを用いた荷物の受け
取り動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 荷物の受け取りシステム 2 ロッカー部 3 外側扉 4 内側扉 5 錠前 51 ハンドル 52 ラッチ部材 52a 突出部 52b 切欠き 52c ラッチ制御用突起 52d ラッチ規制用突出部 52e 板錠部 53 ハンドル動作伝達部材 53a 透孔 53b 突出部 53c 規制突出部 53d 施錠突出部 54 施錠状態決定部 54a 規制面 54b 当接面 54c 押し上げ斜面 55 ハンドル規制部材 55a 突出部 55b 規制面 55c ハンドル規制面 6 外側扉解除具 61 突出部材 61a 係合突起 62 バネ 63 揺動部材 64 往復動部材 64a,64b 係止軸 65 バネ 66 解除動作伝達部材取付部 66a 軸 67 L形部材 68 バネ 7 間仕切り板 8,12,14 蝶番 9 凸形係止具 10 凹形係止具 11 掛かり止め部材 11a 抜孔 13 規制片 16 ワイヤー 17 コイルバネ 18 プーリー 19 ワイヤーカバー A 扉 B 枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗須 貴男 大阪府大阪市中央区谷町2丁目9番3号 (近鉄大手前ビル) 近畿工業株式会社内 (72)発明者 尾辻 信一 大阪府東大阪市稲田新町3丁目9番60号 近畿車輌株式会社内 (72)発明者 石氏 克彦 神奈川県横浜市保土ヶ谷区初音ヶ丘133− 11 (72)発明者 我妻 和夫 東京都八王子市別所2−12−1−408 (56)参考文献 特開 昭64−46191(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各住居の玄関口など、住居の内外を仕切
    る部分に設置されて、居住者が不在でも電気的制御を伴
    うことなく配達荷物などを受け取ることのできる荷物の
    受け取りシステムであって、 住居の内側から開閉される内側扉と、住居の外側から開
    閉される外側扉とを有するロッカー部を備えており、 前記ロッカー部は、前記外側扉を施錠状態にすることの
    できる錠前と、前記内側扉の開閉に応答して機能する外
    側扉解除具と、前記錠前と前記外側扉解除具を機械的に
    連結する動作伝達部材とを備えており、 前記錠前は、前記外側扉の外側から回動操作可能なハン
    ドル動作伝達部材と、このハンドル動作伝達部材の回動
    に応答して移動して、前記外側扉を開放可能な状態にす
    るラッチ部材と、前記ハンドル動作伝達部材が所定値以
    上回動されると第1の安定状態から第2の安定状態に遷
    移して、前記ハンドル動作伝達部材のそれ以降の回動を
    不能にすることによって前記外側扉を施錠状態にする施
    錠手段とを備えており、 前記外側扉解除具は、前記内側扉の開閉に応答して往復
    運動をする突出部材と、この突出部材の往復運動に応答
    して前記動作伝達部材を往復運動させる解除動作部とを
    備えており、 前記動作伝達部材は、その一端部が前記解除動作部に接
    続され、他端部が前記施錠手段に接続されており、 前記施錠手段が第2の安定状態に遷移しているときに、
    前記内側扉が開閉されると、前記動作伝達部材の往復運
    動に応答して前記施錠手段が第1の安定状態に戻ること
    によって、前記外側扉の施錠状態が解除されるようにな
    っている ことを特徴とする荷物の受け取りシステム。
JP3215781A 1991-07-31 1991-07-31 荷物の受け取りシステム Expired - Lifetime JPH07106758B2 (ja)

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