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JPH07108150B2 - たまねぎの機械定植用成形苗の育成方法 - Google Patents
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JPH07108150B2 - たまねぎの機械定植用成形苗の育成方法 - Google Patents

たまねぎの機械定植用成形苗の育成方法

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JPH07108150B2
JPH07108150B2 JP4360177A JP36017792A JPH07108150B2 JP H07108150 B2 JPH07108150 B2 JP H07108150B2 JP 4360177 A JP4360177 A JP 4360177A JP 36017792 A JP36017792 A JP 36017792A JP H07108150 B2 JPH07108150 B2 JP H07108150B2
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onion
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planting
growing
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利定 松下
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株式会社大塚産業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はたまねぎの機械定植に
適な成形苗を育成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】農作物の栽培においては労働力の減少や
老齢化とともに種々分野で省力化が図られているが、た
まねぎ栽培においても同様である。たまねぎ栽培でとく
に問題となるのはたまねぎの定植の際に非常な労力がか
かることで、この定植時の労力がたまねぎ栽培労働力の
大部分を占めているといえる。たまねぎの定植は十数セ
ンチ間隔でかなり密に行うから、手植えによる場合は人
体的にも労力的にもかなりきつい作業だからである。ま
た、たまねぎ栽培では定植後の植え傷みで生育が遅れる
といった問題もあった。
【0003】そこで、成型苗育苗方法によって成型苗
(プラグ苗)を生育させ、成形苗を差し込み定植するこ
とで定植時の畑土壌と育苗培土との親和性を向上させ、
植え傷み等による生育障害を抑える方法が検討されてい
る。また、成形苗による機械定植を利用することで定植
時間を短縮し、定植時の労力を軽減させる試みも行われ
ている。ところで、成型苗育苗方法では成型苗育苗用ト
レーを使用して育苗するが、この育苗方法はトレーの
ット内に培土を詰め、各ポットごと1株ずつ苗を育て、
定植の際には1株ずつトレーから引き抜いて移植するよ
うにする。したがって、移植する際にトレーから簡単に
成形苗が引き抜け、根鉢が崩壊したりしないようにする
必要がある。
【0004】稲などでは苗が伸長するにしたがってトレ
ーのポット内の培土全体に均一に根張りして根鉢がしっ
かり形成され、トレーから苗を引き抜く際に根鉢が崩壊
したりせず、容易に機械定植することができる。ところ
が、たまねぎはその性質上、根がまっすぐに伸びるだけ
で培土内で均一に根が張るということがなく、機械植え
のためにトレーから引き抜く際に根鉢が簡単に崩壊して
しまい、土壌が脱落しやすいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】機械定植の場合には自
動の田植え機のようにトレーから次々と機械的に苗を引
き抜いて移植していくから、苗を引き抜いた際に根鉢が
崩壊してしまっては、移植後の畑土壌との親和性が損な
われ、生育障害が生じて実用に供することができなくな
る。たまねぎの機械定植を可能にするためには、したが
って、たまねぎの根と培土との固結性を高めるようにし
なければならない。
【0006】培土と根との固結性を高める方法として
は、たとえば、培土に合成糊を混ぜて固結性を高めるよ
うにする方法がある。しかし、この方法の場合は土壌が
湿っている場合は問題ないのであるが、土壌が乾いてく
るとその表面に糊膜ができ水分が浸透しなくなるといっ
た問題が生じる。また、この問題を解消する方法として
根鉢をいったん凝集剤の中に浸漬して土を固めるように
する方法もあるが、この方法は非常に手間がかかるとい
う問題がある。本発明は上述したように、たまねぎ栽培
で問題となる定植作業を機械化することによって能率的
に作業できるようにするため、たまねぎの成型育苗を好
適に行うことができ、根と培土との固結性も好適にでき
て機械定植に有効に適用することができるたまねぎの機
械定植用成形苗の育成方法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、機械定植に使用
する育苗用トレーのポット内に培土を詰め、各ポットご
と苗を生育させるたまねぎの機械定植用成形苗の育成方
法において、前記培土として、熱処理を施して殺菌した
土壌にピートモスと根鉢の崩壊防止用のモンモリロナイ
ト系素材とを加えて混合し、肥料養分の水溶液を加えて
造粒した後、再度熱処理を施して素材の殺菌雑草防止
および水分調整した育苗用培土を使用することを特徴と
する。
【0008】
【発明の概要】たまねぎの機械定植用に育苗用トレーで
たまねぎの成形苗を育成するに際しては、育苗用トレー
のポット内に詰める育苗用培土がたまねぎの苗の生育に
きわめて重要な役割をもっている。すなわち、この育苗
用培土は発芽から定植前までの初期生育が良好になされ
るように水分や肥料養分の保持、通気性がバランスよく
保たれる組成が要求される。そのため、本発明ではたま
ねぎの育苗用培土として土壌に有機物としてピートモス
を加えて根鉢が好適に形成されるようにしている。ピー
トモスには水分保持に好適な黒ピートと、未熟で繊維質
に富む白ピートを併用するのが好適である。白ピートは
培土中の孔隙量(空気率)を確保する作用があり、二次
的に水分を保持する作用がある。
【0009】根鉢が崩壊することを防止する培土の固結
剤としてはベントナイト等のモンモリロナイト系素材が
好適である。モンモリロナイト系素材は非常に粒が細か
く、膨潤性があって粘着性を有する。したがって、土壌
にたとえばベントナイトを混ぜて水分を加えると膨潤し
て粘着性が生じ、土壌を固まらせるように作用する。こ
れにより、たまねぎ育苗用培土に混ぜることによって培
土の固結性を向上させることができ、たまねぎの根鉢の
崩壊を効果的に防止することができる。こうして、機械
植えの際に根鉢が崩壊したりすることがなくなり、確実
な移植が可能になる。
【0010】なお、育苗用培土としては作物生育用に必
要な肥料養分及び微量要素を含有する必要があるから、
適宜これを添加するようにする。肥料養分としては、窒
素、りん酸、カリ成分、微量要素としては、ホウ素、モ
リブデン、鉄、マンガン、マグネシウム等である。育苗
用培土の作製にあたっては、まず、土壌を熱処理して完
全殺菌する。約120℃で7分〜10分程度加熱すれば
よい。殺菌処理した土壌に有機物としてピートモスと固
結剤としてベントナイト等のモンモリロナイト系素材を
加えて十分に攪拌する。
【0011】次に、肥料成分としてN、P2 5 、K2
Oの各成分を培土1リットルあたりNを130 〜150mg 、
2 5 を1000〜1500mg、K2 Oを130 〜150mg 加え、
さらに総合微量要素材を100 mg程度加えてから造粒機で
約5分〜7分程度肥料が均一になるよう混ぜ合わせ、造
粒する。粒度は2mm程度である。次に、混ぜ合わせた素
材を殺菌するとともに、培土を適当な水分とするために
再度熱処理する。肥料養分として肥料の水溶液を加える
から、この熱処理によって適当な水分に調節する意味が
ある。熱処理としては70℃〜80℃で6分程度でよい。た
まねぎ培土としては、水分は20〜25%程度が好適で
ある。
【0012】たまねぎ栽培において成型苗育苗用トレー
を使用して育苗した場合は徒長苗や生育のばらつきがな
くなり、均一に揃った苗を得ることができる。これによ
って機械植えの際に断根がなく、植え傷みをなくすこと
ができて、確実な定植を行うことができる。また、定植
後の畑土壌との活着が良くなり、これによって生育が促
進され仕上げ期間(収穫期間)を短縮することができ
る。この結果、作業労力の軽減を図ることができるとと
もに、経営を合理化でき、経験の浅い人でも作業するこ
とが可能になる等の利点がある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例として、機械定
植用の育苗用トレーを用いてたまねぎの成形苗を育成
し、本発明方法と従来方法による場合とでの苗の生育比
較および根鉢の崩壊試験について説明する。 (実施例1) たまねぎ育苗用培土として、第1次熱処理で土壌のみ1
20℃で8分熱処理した後、容積比で土壌55%、有機
物15%、ベントナイト30%を混合して攪拌し、肥料
養分としては硝酸アンモニウム、りん酸液、塩化カリ、
総合微量要素剤の各肥料を規定の濃度に溶かしたものを
噴霧し、造粒機で造粒した後、第2次熱処理として70
℃で約6分間処理して培土を得た。 (実施例2) たまねぎ育苗用培土の他の実施例として、培土組成とし
て土壌60%、有機物20%、ベントナイト20%と
し、上記実施例と同様な製法によって培土を得た。
【0014】実施例1の培土をたまねぎ用培土A、実施
例2の培土をたまねぎ用培土Bとし、標準区を土壌と有
機物のみからなる従来の培土としてたまねぎの育苗試験
を行った。育苗に際しては成型苗育苗トレーを使用して
一穴に一粒蒔きとし、播種後、育苗箱を施肥、耕起、整
地した畑地に伏せるようにして育苗した。育苗した結果
を下記の表に示す。観察時期は各々の培土に対して播種
から2か月後である。
【0015】
【表1】
【0016】上記生育試験の結果は各株の平均値をとっ
たものである。標準区とたまねぎ培土A、Bとを比較す
ると、草丈では標準区のものが良く、たまねぎ培土A、
たまねぎ培土Bの順であった。これは標準区のものの養
分量が多いことによる。しかし、たまねぎ培土A、Bの
処理による生育差は実際上ほとんど問題にならないもの
である。
【0017】根鉢の崩壊試験として、上記のようにして
育苗床で生育させた苗を育苗トレーから引き抜き、30
cmと50cmの高さから落下させてそのときに根鉢が崩壊
する様子を観察した。試験では各処理区ごと30株を抜
き取り、各々落下させてそのときの根鉢の崩壊度数を調
べた。以下にその試験結果を示す。
【0018】
【表2】
【0019】たまねぎ苗をトレーで生育させた後に引き
抜くと根鉢が形成されているが、標準区のものについて
落下試験を行ったところ50cmの高さから落下させた
場合には根鉢の培土がほとんどばらばらの状態に分離
し、30cmの高さから落下させたものでは半数以上が
崩壊し、たまねぎの根がそのまま露出する状態になっ
た。これに対し、たまねぎ培土AおよびBでは、ともに
50cmの高さから落下させた場合でも根鉢はしっかり
と固結した状態で、培土がばらけて崩壊することがなか
った。この結果は、上記のたまねぎ培土が十分な固結性
を有し、たまねぎ苗の機械植えに対して十分に効果的に
使用できることを示している。
【0020】なお、たまねぎ培土Aとたまねぎ培土Bと
を比較した場合、たまねぎ培土Aでは播種時の灌水によ
って撥水性がひどく、透水性が悪いのに対し、たまねぎ
培土Bはこのような傾向が低く、また培土製造時に素材
を混合する場合でもそれほどの困難性が見られないこと
から、機械定植用のたまねぎ培土としては、上記たまね
ぎ培土B、すなわちベントナイトを20%混合したもの
の方がより好適であった。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るたまねぎの機械定植用成形
苗の育成方法によれば、上述したように、育苗用トレー
でたまねぎの成形苗を育成する際に好適に根鉢を張らせ
ることができ、根鉢しっかりと形成できることから、
育苗用トレーからの機械定植の際に根鉢が崩壊するとい
った問題を解消して好適に機械定植できる成形苗を育成
することが可能になる。また、これによって定植後の生
育も好適になり、良質のたまねぎ栽培を可能にする等の
著効を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械定植に使用する育苗用トレーのポッ
    ト内に培土を詰め、各ポットごと苗を生育させるたまね
    ぎの機械定植用成形苗の育成方法において、 前記培土と
    して、熱処理を施して殺菌した土壌にピートモスと根鉢
    の崩壊防止用のモンモリロナイト系素材とを加えて混合
    し、肥料養分の水溶液を加えて造粒した後、再度熱処理
    を施して素材の殺菌雑草防止および水分調整した育苗
    用培土を使用することを特徴とするたまねぎの機械定植
    用成形苗の育成方法。
JP4360177A 1992-12-28 1992-12-28 たまねぎの機械定植用成形苗の育成方法 Expired - Lifetime JPH07108150B2 (ja)

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JP2006061081A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Ibigawa Kogyo Kk 粒状培土及びその製造方法

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JPS6019421A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 井関農機株式会社 育苗培土製造方法
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