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JPH07115407B2 - 樹脂部材への線材取着装置 - Google Patents
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JPH07115407B2 - 樹脂部材への線材取着装置 - Google Patents

樹脂部材への線材取着装置

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JPH07115407B2
JPH07115407B2 JP768493A JP768493A JPH07115407B2 JP H07115407 B2 JPH07115407 B2 JP H07115407B2 JP 768493 A JP768493 A JP 768493A JP 768493 A JP768493 A JP 768493A JP H07115407 B2 JPH07115407 B2 JP H07115407B2
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roller
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制孝 田口
典道 北尾
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブ状樹脂部材に
保形用線材(保形用鋼線)を螺旋状に取着して給排気用
ダクトを製作したりシート状の樹脂部材に鋼線等の線材
を曲線を描いて取着したりする場合などに用いられる樹
脂チューブへの線材取着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チューブ状の樹脂部材への鋼線取
着装置として次のものが知られていた。すなわち、チュ
ーブ状の樹脂部材(以下、樹脂チューブという)を外嵌
状に保持可能な長い中空胴体の内部空間に、その中空胴
体の軸心と平行な回転軸心を具備する下部ローラを配備
すると共に、この下部ローラの外周面を中空胴体に開設
した開口に露出させ、この下部ローラに対応する上部ロ
ーラの回転軸心を上記中空胴体の軸心に直行する軸(旋
回軸)回りで所望角度旋回可能としたものが知られてい
た。
【0003】このような従来装置を使用して樹脂チュー
ブに鋼線を巻き付けて取着する作業は、中空胴体に外嵌
状に保持させた樹脂チューブの上に鋼線と樹脂製の鋼線
被覆部材とを給送し、それらの樹脂チューブと鋼線と鋼
線被覆部材とを下部ローラと上部ローラとで挾んでそれ
らの各ローラを所定の速度で回転させ、これらの各ロー
ラの送り力により樹脂チューブと鋼線と鋼線被覆部材と
を中空胴体の回りで回転させながら熱風を吹き付けるこ
とによって、樹脂チューブと鋼線被覆部材とを熱融着
し、それによって鋼線を樹脂チューブと鋼線被覆部材と
の間に閉じ込めるという方法が採用される。
【0004】このような鋼線取着作業において、鋼線を
樹脂チューブに螺旋状に巻き付けるときは、上部ローラ
の回転軸心をその旋回軸の回りで所望角度旋回させて上
部ローラから樹脂チューブに伝えられる送り力の向きを
中空胴体の軸心に対して交差する方向に設定することに
よって上部ローラによる送り力の向きを樹脂チューブに
螺旋状に巻き付けられる鋼線の捩れ方向(樹脂チューブ
の周方向に対する捩れ方向)に合わせるという方法が採
用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下部ロ
ーラの回転軸心が中空胴体の軸心に平行な状態に位置固
定されているままで上部ローラの回転軸心を旋回させて
上部ローラによる送り力の向きを鋼線の捩れ方向に合わ
せるしか方法のなかった従来装置においては、下部ロー
ラの外周面の回転方向と上部ローラの外周面の回転方向
とが一致しないので、樹脂チューブをその周方向に回転
させながら軸方向に送り出すという作用が円滑に行われ
にくく、また、樹脂チューブに螺旋状に巻き付いていく
鋼線のピッチが一様になりにくいといった問題があっ
た。そこで、樹脂チューブと鋼線被覆部材との間に送り
込まれる鋼線を作業者が手で持ってその送込み角度を上
部ローラの回転軸心に対して直行する方向に定めるとい
う補助作業を行うこともあるが、そのような補助作業は
作業者の勘と経験に頼ったものにならざるを得ないの
で、補助作業を併用しても出来上がった製品の品質には
螺旋状の鋼線のピッチむらが生じやすいという事情があ
った。シート状の樹脂部材(以下、樹脂シートという)
に鋼線を曲線を描いて取着させるような場合も同様であ
った。
【0006】本発明は以上の問題に鑑みてなされたもの
であり、樹脂チューブへの線材取着装置において、下部
ローラが長い中空胴体の内部空間に配備されているにも
かかわらず、その下部ローラの回転軸心を上部ローラに
おけると同様に中空胴体の軸心に直行する軸回りで所望
角度旋回させられるようにすることによって、樹脂チュ
ーブに螺旋状に鋼線等の線材を巻き付けるときに下部ロ
ーラの外周面の回転方向を上部ローラの外周面の回転方
向に一致させられるようにすること、および樹脂シート
への線材取着装置において、下部ローラの回転軸心を上
部ローラにおけると同様に旋回させられるようにするこ
とによって、樹脂シートに曲線を描いて線材を取着させ
るときに下部ローラの外周面の回転方向を上部ローラの
外周面の回転方向に一致させられるようにすることを目
的とする。
【0007】また、本発明は樹脂チューブに線材を巻き
付けながらその線材を線材被覆部材と樹脂チューブとの
間に閉じ込めるという作業を連続的に行うことのできる
樹脂チューブへの線材取着装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による樹
脂部材への線材取着装置は、樹脂チューブを対象とする
ものであり、樹脂チューブを外嵌状に保持可能でかつ軸
方向の所定個所に開口を具備する長い円筒状の中空胴体
と、回転軸心が中空胴体の軸心に沿う状態でその中空胴
体の内部空間に配備され外周面が中空胴体の開口に露出
された下部ローラと、下部ローラをその回転軸心回りで
回転駆動するための下部ローラ回転駆動機構と、下部ロ
ーラの回転軸心を上記中空胴体の軸心に直行する軸回り
で所望角度旋回させるための下部ローラ旋回駆動機構
と、下部ローラに対応する上部ローラと、上部ローラ
を、上記中空胴体に保持された樹脂チューブとその樹脂
チューブの上に給送された線材と樹脂製の線材被覆部材
とを下部ローラと共働して挾み付ける作動位置とその作
動位置から退避した待機位置との間で往復動させるため
の上部ローラ往復動機構と、作動位置に設定された上部
ローラをその回転軸心回りで回転駆動するための上部ロ
ーラ回転駆動機構と、上部ローラの回転軸心を上記下部
ローラの旋回軸に一致する軸回りで所望角度旋回させる
ための上部ローラ旋回駆動機構と、上記樹脂チューブと
線材被覆部材とを融着可能温度に加熱する手段と、を備
え、上記下部ローラ回転駆動機構と下部ローラ旋回駆動
機構とが、上記中空胴体の内部空間に配備された取付台
に搭載されて中空胴体の内部空間に収容されているもの
である。
【0009】請求項2の発明の樹脂部材への線材取着装
置は、樹脂シートを対象とするものであり、樹脂シート
を載置状に保持可能で横幅方向の所定個所に開口を具備
する平板状の支持体と、回転軸心が支持体の横幅方向に
沿う状態でその支持体の下側に配備され外周面が支持体
の開口に露出された下部ローラと、下部ローラをその回
転軸心回りで回転駆動するための下部ローラ回転駆動機
構と、下部ローラの回転軸心を上記支持体の横幅方向に
直行する軸回りで所望角度旋回させるための下部ローラ
旋回駆動機構と、下部ローラに対応する上部ローラと、
上部ローラを、上記支持体に保持された樹脂シートとそ
の樹脂シートの上に給送された線材と樹脂製の線材被覆
部材とを下部ローラと共働して挾み付ける作動位置とそ
の作動位置から退避した待機位置との間で往復動させる
ための上部ローラ往復動機構と、作動位置に設定された
上部ローラをその回転軸心回りで回転駆動するための上
部ローラ回転駆動機構と、上部ローラの回転軸心を上記
下部ローラの旋回軸に一致する軸回りで所望角度旋回さ
せるための上部ローラ旋回駆動機構と、上記樹脂シート
と線材被覆部材とを融着可能温度に加熱する手段と、を
備え、上記下部ローラ回転駆動機構と下部ローラ旋回駆
動機構とが、上記支持体の下側に配備された取付台に搭
載されているものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明によると、下部ローラ回転駆動
機構と下部ローラ旋回駆動機構とが中空胴体の内部空間
に配備された取付台に搭載されて中空胴体の内部空間に
収容されているので、上記の2つの機構が樹脂チューブ
を中空胴体に外嵌状に保持させて線材を巻き付ける作業
を行うときにじゃまにならず、その作業を障害なく行う
ことができる。そして、下部ローラ旋回駆動機構によっ
て下部ローラの回転軸心を中空胴体の軸心と直行する軸
回りに旋回させることが可能であるので、樹脂チューブ
に線材を螺旋状に巻き付けるときには、上部ローラの外
周面の回転方向に下部ローラの外周面の回転方向を一致
させることが可能である。
【0011】また、樹脂チューブと線材被覆部材とを融
着可能温度に加熱する手段を備えているので、この手段
を作動させることによって樹脂チューブに線材を巻き付
けながらその線材を線材被覆部材と樹脂チューブとの間
に閉じ込めるという作業を連続して行わせることが可能
である。
【0012】請求項2の発明においても請求項1の発明
に準じた作用が奏される。
【0013】
【実施例】図1は請求項1の発明の実施例による樹脂チ
ューブへの線材取着装置の要部を原理的に示した斜視説
明図である。同図において、1は下部ローラ、2は下部
ローラ旋回駆動機構(以下、下部旋回機構という)であ
り、下部旋回機構2の駆動源21にはパルスモータが用
いられている。そして、下部ローラ1や下部旋回機構2
などは長い中空胴体3の内部空間に収容されている。4
は環状溝44を具備する上部ローラ、5は上部ローラ旋
回駆動機構(以下、上部旋回機構という)であり、上部
旋回機構5の駆動源51にもパルスモータが用いられて
いる。6は線材ガイドで、鋼線等の線材(不図示)を通
過させる切欠孔61を具備する。7は一対のガイドロー
ラ71,72でなる線材被覆部材ガイドであり、片側の
ガイドローラ71には溝73が具備されている。8は熱
風吹出フードであり、後述する樹脂チューブTと線材被
覆部材とを融着温度に加熱する手段を構成している。
【0014】図2は線材取着装置の要部の断面図であ
り、同図で判るように、中空胴体3は胴本体31とキャ
ップ状の頭部32とに分かれており、胴本体31と頭部
32との間の隙間によって軸方向の所定個所に開口33
を具備させてある。中空胴体3の胴本体31は図に現れ
ていない基端部において図示していないスタンドに片持
ち状に支持され、しかも胴本体31はその水平な軸心回
りで回転可能となっている。また、上記スタンドには、
中空胴体3の内部空間Sに遊嵌状に配備された円筒状の
取付台9が支持されており、この取付台9の先端の複数
個所に回転自在に支持されたローラ91…と取付台9の
先端から突出された軸体92とにより中空胴体3の頭部
32がその胴本体31と同心状に回転自在に支持されて
いる。
【0015】取付台9には支持体11や軸受12,1
3,14を介して垂直軸15が回転自在に支持されてお
り、この垂直軸15の上端にローラ受け体16が固着さ
れ、このローラ受け体16に回転自在に支持された水平
軸17に上記下部ローラ1が固定されていると共に、そ
の下部ローラ1の外周面1aが上記開口33に露出され
ている。そして、下部ローラ1が下部ローラ回転駆動機
構(以下、下部回転機構という)20によりその回転軸
心回りで回転駆動される構成になっている。下部回転機
構20は、上記ローラ受け体16側のブラケット18に
取り付けられたパルスモータでなる駆動源25と、駆動
源25の回転軸25aに固着された出力歯車26と、上
記下部ローラ1に設けられた入力歯車27と、両歯車2
6,27に巻き掛けられたチェン28とからなる。
【0016】次に、上記下部旋回機構2は、上記支持体
11にブラケット22を介して取り付けられた上記駆動
源21と、この駆動源21の回転軸21aに固着された
揺動レバー23と、上記垂直軸15に固着されたアーム
24と、このアーム24から突出された突起24aとを
備えている。そして、図5に示したように、揺動レバー
23に具備された凹入部23aに上記突起24aが嵌ま
り込んで揺動レバー23の揺動方向において係合してい
る。
【0017】図3は上部ローラ4や熱風吹出フード8な
どを示す概略側面図、図4は上部旋回機構5などを示す
側面図であり、これらの図において、10は機台(不図
示)に設けられた固定側取付部材であり、この取付部材
10の支持部120によりロッド41が昇降可能に支持
されている。また、取付部材10に上部にブラケット4
2が立設され、このブラケット42に取り付けられたシ
リンダ43の出退杆43aが上記ロッド41の上端に連
結されている。また、上記ロッド41の下端にローラ受
け体45が設けられており、このローラ受け体45に回
転自在に支持された水平軸46に上記上部ローラ4が固
定されている。ここで、上記シリンダ43とロッド41
とローラ受け体45とによって上部ローラ往復動機構4
0が構成されている。この上部ロッド往復動機構40
は、上部ローラ4を、中空胴体3に保持された樹脂チュ
ーブTとその樹脂チューブTの上に給送された鋼線等の
線材200と樹脂製の線材被覆部材300(いずれも後
述する)とを下部ローラ1と共働して挾み付ける作動位
置(図3の符号イで示す位置)とその作動位置から退避
した待機位置(図3の符号ロで示す位置)との間で往復
動させるものであり、図3にはその昇降ストロークを符
号aで示してある。
【0018】上部ローラ4は上部ローラ回転駆動機構
(以下、上部回転機構という)60によりその回転軸心
回りで回転駆動される構成になっている。上部回転機構
60は、上記ロッド41側に取り付けられたパルスモー
タでなる駆動源65と、駆動源65の回転軸65aに固
着された出力歯車66と、上記上部ローラ4に設けられ
た入力歯車67と、一対の中間歯車68a,68bと、
中間歯車68a,68bを介して両歯車66,67を連
絡するチェン69a,69bとからなる。
【0019】上部旋回機構5は図2および図5で説明し
た下部旋回機構2と同様の構成を有している。すなわ
ち、図4および図5に示したように、取付部材10に取
り付けられた上記駆動源51と、この駆動源51の回転
軸51aに固着された揺動レバー53と、上記ロッド4
1に固着されたアーム54と、このアーム54から突出
された突起54aとを備えており、揺動レバー53に具
備された凹入部53aに上記突起54aが嵌まり込んで
揺動レバー53の揺動方向において係合している。な
お、突起54aはロッド41と共にアーム54が昇降し
ても揺動レバー53の凹入部53aから離脱しない長さ
を有している。
【0020】熱風吹出フード8はフードカバー81に取
り付けられており、このフードカバー81が上下のリン
ク82,83により上記ロッド41に連結されている。
また、ロッド41側に連結されたシリンダ84の出退杆
84aが上側の上記リン82に連結されたリンク85
に連結されている。そして、シリンダ84の出退杆84
aを退入させることによって熱風吹出フード8を図3に
符号ハで示した動作位置に移動させることができ、シリ
ンダ84の出退杆84aを突出させることによって熱風
吹出フード8を図3に符号ニで示した退避位置に移動さ
せることができるようになっている。
【0021】次に作用を説明する。シリンダ43により
ロッド41と共に上部ローラを上昇させて待機位置ロ
に設定すると共に、シリンダ84により熱風吹出フード
8を退避位置ニに設定した状態で、中空胴体3に塩化ビ
ニル樹脂などの樹脂チューブTを嵌め込んで保持させた
後、シリンダ43によりロッド41と共に上部ローラ
を下降させて待機位置ロから作動位置イに移動させるこ
と、線材ガイド6の切欠孔61を通した線材200とガ
イド7を通した線材被覆部材300の膨出条310とを
上部ローラ4の環状溝の中に送り込むことによって、図
2のように下部ローラ1と上部ローラ4との共働によ
り、樹脂チューブTと線材200と線材被覆部材300
とを挾み付けること、シリンダ84により熱風吹出フー
ド8を動作位置ハに設定すること、下部回転機構20の
駆動源25を始動させて下部ローラ1を所定速度で回転
させること、上部回転機構60の駆動源65を始動させ
て上部ローラ4を所定速度で回転させること、とを行う
と、樹脂チューブTが回転し、線材200と線材被覆部
材300とが樹脂チューブTの回転に同調して樹脂チュ
ーブTに巻き付く。したがって、熱風吹出フード8より
吹き出される熱風により樹脂チューブTと線材被覆部材
300とが融着可能温度に加熱されて熱融着し、線材2
00が樹脂チューブTと線材被覆部材300との間に閉
じ込められる。なお、中空胴体3の胴本体31を下部ロ
ーラ1や上部ローラ4の周速に同調させて回転駆動させ
ると樹脂チューブTが無理なく回転する。
【0022】ここで、線材200を樹脂チューブTに螺
旋状に巻き付けるときには、線材200を樹脂チューブ
Tに巻き付ける作業に先立って、下部旋回機構2により
下部ローラ1の回転軸心を、また、上部旋回機構5によ
り上部ローラ4の回転軸心をそれぞれ旋回させて上下の
各ローラ1,4の外周面の回転方向を一致させる。この
ようにすると、下部ローラ1と上部ローラ4との両方に
より樹脂チューブTに伝えられる送り力の向きを樹脂チ
ューブTに螺旋状に巻き付けられる線材200の捩れ方
向に合わせることができ、樹脂チューブTをその周方向
に回転させながら軸方向に送り出すという作用が円滑に
行われ、樹脂チューブTに螺旋状に巻き付いていく線材
200のピッチが一様になる。
【0023】下部旋回機構2により下部ローラ1の回転
軸心を旋回させるには、駆動源21の回転軸21aを所
望角度だけ回転させる。このようにすると、図5で判る
ように揺動レバー23が回転軸21aの回転角度θだけ
動き、突起24aが押されてアーム24と共に垂直軸1
5が下部ローラ1を伴って所定角度だけ動き、図6のよ
うに下部ローラ1が所定角度θ1だけ向きを返る。上部
旋回機構5により上部ローラ4の回転軸心を旋回させる
場合も同様の作用が行われる。なお、図6に示した下部
ローラ1または上部ローラ4の回転軸心C1,C4は中
空胴体3の軸心に平行である。
【0024】図7に線材200が螺旋状に取着されて円
筒状に保形された樹脂チューブTを示してある。
【0025】請求項2の発明による樹脂シートへの線材
取着装置の実施例としては、上述した請求項1の発明の
実施例による樹脂シートへの線材取着装置において、中
空胴体3の代わりに、樹脂シートを載置状に保持可能で
横幅方向の所定個所に開口を具備する平板状の支持体を
用い、その支持体の下側に下部ローラや下部回転機構や
下部旋回機構を搭載した取付台を設けたものが相当す
る。この場合、支持体の横幅方向が中空胴体3の軸方向
に対応する。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、樹脂チューブ
に線材を螺旋状に取着するときには、上部ローラの外周
面の回転方向に下部ローラの外周面の回転方向を一致さ
せることが可能であるので、下部ローラと上部ローラと
の両方のローラにより樹脂チューブに伝えられる送り力
の向きを樹脂チューブに螺旋状に巻き付けられる線材の
捩れ方向に合わせることができるようになり、樹脂チュ
ーブをその周方向に回転させながら軸方向に送り出すと
いう作用が円滑に行われ、樹脂チューブに螺旋状に巻き
付いていく線材のピッチが一様になりやすいという効果
がある。また、樹脂チューブに線材を巻き付けながらそ
の線材を線材被覆部材と樹脂チューブとの間に閉じ込め
るという作業を連続的に行うことができるという効果が
ある。
【0027】請求項2の発明によれば、樹脂シートに線
材を曲線を描いて取着するときに、上部ローラの外周面
の回転方向に下部ローラの外周面の回転方向を一致させ
ることが可能であるので、下部ローラと上部ローラとの
両方のローラにより樹脂シートに伝えられる送り力の向
きを樹脂シートに曲線を描いて取着される線材の捩れ方
向に合わせることができるようになり、樹脂シートを円
滑に送ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例による樹脂部材(樹脂
チューブ)への線材取着装置の要部を原理的に示した斜
視説明図である。
【図2】線材取着装置の要部の断面図である。
【図3】上部ローラや熱風吹出フードなどを示す概略側
面図である。
【図4】上部旋回機構などを示す側面図である。
【図5】上下の旋回機構の要部説明図である。
【図6】下部ローラまたは上部ローラの回転軸心の旋回
を説明するための図である。
【図7】線材が螺旋状に取着されて円筒状に保形された
樹脂チューブの一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 下部ローラ 1a 下部ローラの外周面 2 下部旋回機構(下部ローラ旋回駆動機構) 3 中空胴体 4 上部ローラ 5 上部旋回機構(上部ローラ旋回駆動機構) 8 熱風吹出フード(加熱する手段) 9 取付台 20 下部回転機構(下部ローラ回転駆動機構) 33 開口 40 上部ローラ往復動機構 60 上部回転機構(上部ローラ回転駆動機構) T 樹脂チューブ 200 線材 300 線材被覆部材 S 中空胴体の内部空間 C1 下部ローラの回転軸心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状の樹脂部材を外嵌状に保持可
    能でかつ軸方向の所定個所に開口を具備する長い円筒状
    の中空胴体と、回転軸心が中空胴体の軸心に沿う状態で
    その中空胴体の内部空間に配備され外周面が中空胴体の
    開口に露出された下部ローラと、下部ローラをその回転
    軸心回りで回転駆動するための下部ローラ回転駆動機構
    と、下部ローラの回転軸心を上記中空胴体の軸心に直行
    する軸回りで所望角度旋回させるための下部ローラ旋回
    駆動機構と、下部ローラに対応する上部ローラと、上部
    ローラを、上記中空胴体に保持された樹脂部材とその樹
    脂部材の上に給送された線材と樹脂製の線材被覆部材と
    を下部ローラと共働して挾み付ける作動位置とその作動
    位置から退避した待機位置との間で往復動させるための
    上部ローラ往復動機構と、作動位置に設定された上部ロ
    ーラをその回転軸心回りで回転駆動するための上部ロー
    ラ回転駆動機構と、上部ローラの回転軸心を上記下部ロ
    ーラの旋回軸に一致する軸回りで所望角度旋回させるた
    めの上部ローラ旋回駆動機構と、上記樹脂部材と線材被
    覆部材とを融着可能温度に加熱する手段と、を備え、上
    記下部ローラ回転駆動機構と下部ローラ旋回駆動機構と
    が、上記中空胴体の内部空間に配備された取付台に搭載
    されて中空胴体の内部空間に収容されていることを特徴
    とする樹脂部材への線材取着装置。
  2. 【請求項2】 シート状の樹脂部材を載置状に保持可能
    で横幅方向の所定個所に開口を具備する平板状の支持体
    と、回転軸心が支持体の横幅方向に沿う状態でその支持
    体の下側に配備され外周面が支持体の開口に露出された
    下部ローラと、下部ローラをその回転軸心回りで回転駆
    動するための下部ローラ回転駆動機構と、下部ローラの
    回転軸心を上記支持体の横幅方向に直行する軸回りで所
    望角度旋回させるための下部ローラ旋回駆動機構と、下
    部ローラに対応する上部ローラと、上部ローラを、上記
    支持体に保持された樹脂部材とその樹脂部材の上に給送
    された線材と樹脂製の線材被覆部材とを下部ローラと共
    働して挾み付ける作動位置とその作動位置から退避した
    待機位置との間で往復動させるための上部ローラ往復動
    機構と、作動位置に設定された上部ローラをその回転軸
    心回りで回転駆動するための上部ローラ回転駆動機構
    と、上部ローラの回転軸心を上記下部ローラの旋回軸に
    一致する軸回りで所望角度旋回させるための上部ローラ
    旋回駆動機構と、上記樹脂部材と線材被覆部材とを融着
    可能温度に加熱する手段と、を備え、上記下部ローラ回
    転駆動機構と下部ローラ旋回駆動機構とが、上記支持体
    の下側に配備された取付台に搭載されていることを特徴
    とする樹脂部材への線材取着装置。
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