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JPH07121602B2 - シリアルプリンタの用紙送り制御方法及び用紙送り制御装置 - Google Patents
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JPH07121602B2 - シリアルプリンタの用紙送り制御方法及び用紙送り制御装置 - Google Patents

シリアルプリンタの用紙送り制御方法及び用紙送り制御装置

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JPH07121602B2
JPH07121602B2 JP3247087A JP24708791A JPH07121602B2 JP H07121602 B2 JPH07121602 B2 JP H07121602B2 JP 3247087 A JP3247087 A JP 3247087A JP 24708791 A JP24708791 A JP 24708791A JP H07121602 B2 JPH07121602 B2 JP H07121602B2
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克史 湯口
勝也 石野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、改行時、キャリッジ
のセンタリング操作の後、プラテンに用紙を沿わせて改
行を行うシリアルプリンタの用紙送り制御方法及び用紙
送り制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シリアルプリンタには、例え
ば、図5に示すようなキャリッジ機構が設置されてい
る。このキャリッジ機構には、印字すべき用紙を沿わせ
るプラテン2が設置されているとともに、このプラテン
2に平行してガイドシャフト4が設置され、ガイドシャ
フト4にはキャリッジ6が摺動可能に設置されている。
即ち、ガイドシャフト4は、プラテン2に平行してキャ
リッジ6を走行可能に案内するガイド手段を構成してい
る。キャリッジ6には、合成樹脂板等の透明で弾力性を
持つペーパーガイド8が取り付けられているとともに、
その印字窓10から印字を行うための印字ヘッド12が
搭載されている。キャリッジ6は、図示しないステップ
モータにベルト等の回転伝達手段を以て連結され、ステ
ップモータの回転動作に同期してカイドシャフト4に沿
って走行する。また、ガイドシャフト4の両端部には一
対のアーム14が回動可能に取り付けられ、このアーム
14、14間にはベイルローラ16を備えたベイルロー
ラ軸18が取り付けられている。アーム14と図示しな
いフレームとの間には一対の引張ばね20が取り付けら
れ、ベイルローラ軸18とともにベイルローラ16がプ
ラテン2側に引き付けられてプラテン2上の図示しない
用紙に押し付けられる。そして、ペーパーガイド8は、
印刷時、プラテン2上に用紙を印字面側から支えるとと
もにその先端部をベイルローラ16側に案内し、プラテ
ン2上の撓みを防止する機能を果たしている。
【0003】ところで、このような印字機構を以て印字
する場合、用紙の先端印字等において、キャリッジ6が
用紙の左端あるいは右端にて印字を終了し、改行を行う
際、用紙にたるみが生じると、そのたるみの左端と右端
間の差によって印字斜行等の改行不良が生じる。このよ
うな改行不良を防止するため、1行の印字を終了後、改
行の際にキャリッジ6を所定の位置、用紙の中央位置ま
で移動させた後、改行するようにしている。即ち、改行
操作を行う準備動作としてキャリッジ6のセンタリング
動作が行われている。このセンタリング動作において、
キャリッジ6のセンタリング位置は装填可能な用紙サイ
ズに応じて設定されている。即ち、そのセンタリング位
置は、印字可能な用紙幅に対し、用紙幅の変更に関係な
く、その用紙の印字可能範囲内から外れない位置、即
ち、用紙のたるみ防止効果が想定できる位置に設定され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このセンタ
リング位置の設定は、例えば、図6に示すように、A3
サイズ等の紙幅の広い用紙21Aの場合に印字開始位置
をNO とすると、用紙21Aではその中央がセンタリン
グ位置N1 となるが、この位置では、A4サイズの用紙
21Bでは右端になり、また、B5サイズ等の紙幅の狭
い用紙21Cの場合、センタリング位置N1 が印字範囲
から外れてしまうため、紙幅の狭い用紙21Cから広い
幅の用紙21Aに対応可能な極めて誤差の大きいセンタ
リング位置N2 に設定されていた。このようなセンタリ
ング位置N2 は、用紙21A、21B、21Cの印字範
囲内に設定されているものの、用紙21Aでは最適なセ
ンタリング位置N1 との間にはずれΔLが生じており、
センタリング位置N2 にキャリッジ6をセンタリングし
て広い幅の用紙21Aの印字を行った場合、センタリン
グ操作を行っても斜行印字等、改行不良が生じるおそれ
があった。
【0005】そこで、この発明は、印字データに基づい
て印字すべき用紙の大きさに適したセンタリング位置を
設定し、斜行印字等の改行不良を防止したシリアルプリ
ンタの用紙送り制御方法及び用紙送り制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のシリアルプリ
ンタの用紙送り制御方法は、上記目的を達成するため、
印字ヘッド(12)を搭載したキャリッジ(6)と、サ
イズの異なる複数種の用紙(21A、21B、21C)
が装填されるプラテン(2)と、前記キャリッジを前記
プラテンに対して平行に走行可能に案内するガイド手段
(ガイドシャフト4)とを有し、改行時に前記キャリッ
ジのセンタリングをさせた状態で改行を行うシリアルプ
リンタの用紙送り制御方法において、印字データから前
記キャリッジに設定すべきセンタリング位置を算出し、
このセンタリング位置に前記キャリッジを制御した後、
改行を行うことを特徴とする。
【0007】また、この発明のシリアルプリンタの用紙
送り制御方法は、上記目的を達成するため、印字ヘッド
(12)を搭載したキャリッジ(6)と、サイズの異な
る複数種の用紙(21A、21B、21C)が装填され
るプラテン(2)と、前記キャリッジを前記プラテンに
対して平行に走行可能に案内するガイド手段(ガイドシ
ャフト4)とを有し、改行時に前記キャリッジのセンタ
リングをさせた状態で改行を行うシリアルプリンタの用
紙送り制御方法において、印字データから前記キャリッ
ジに設定すべきセンタリング位置を算出し、このセンタ
リング位置と記憶手段(RAM26)に記憶させた従前
のセンタリング位置とを比較して更新すべきか否かを判
定し、変更をすべき場合には、前記記憶手段の前記セン
タリング位置を更新するとともに、そのセンタリング位
置に前記キャリッジを制御して改行を行い、変更をすべ
きでない場合には、前記記憶手段の前記センタリング位
置を維持するとともに、そのセンタリング位置に前記キ
ャリッジを制御して改行を行うことを特徴とする。
【0008】また、この発明のシリアルプリンタの用紙
送り制御装置は、印字ヘッド(12)を搭載したキャリ
ッジ(6)と、サイズの異なる複数種の用紙が装填され
るプラテン(2)と、前記キャリッジを前記プラテンに
対して平行に走行可能に案内するガイド手段(ガイドシ
ャフト4)とを有し、改行時に前記キャリッジのセンタ
リングをさせた状態で改行を行うシリアルプリンタの用
紙送り制御装置において、前記キャリッジのセンタリン
グ位置情報を記憶する記憶手段(RAM26)と、印字
データから前記キャリッジのセンタリング位置を演算す
る演算手段(CPU22)と、前記記憶手段に記憶され
た前記センタリング位置情報を前記演算結果に基づき変
更する変更手段(CPU22)と、前記記憶手段に記憶
された前記センタリング位置情報に従って前記キャリッ
ジのセンタリング動作を行う制御手段(駆動制御回路3
4)とを有することを特徴とする。
【0009】また、この発明のシリアルプリンタの用紙
送り制御装置は、印字ヘッド(12)を搭載したキャリ
ッジ(6)と、サイズの異なる複数種の用紙が装填され
るプラテン(2)と、前記キャリッジを前記プラテンに
対して平行に走行可能に案内するガイド手段(ガイドシ
ャフト4)とを有し、改行時に前記キャリッジのセンタ
リングをさせた状態で改行を行うシリアルプリンタの用
紙送り制御装置において、前記キャリッジのセンタリン
グ位置情報を記憶する記憶手段(RAM26)と、印字
データから前記記憶手段の記憶された前記センタリング
位置情報を変更すべきか否かを判定する判定手段(CP
U22)と、この判定手段によって前記センタリング位
置情報を変更すべきと判定された場合、前記記憶手段に
記載された前記センタリング位置情報を変更する変更手
段(CPU22)と、前記記憶手段に記憶された前記セ
ンタリング位置情報に従って前記キャリッジのセンタリ
ング動作を行う制御手段(駆動制御回路34)とを有す
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明のシリアルプリンタの用紙送り制御方
法は、各行の実際の印字位置が印字すべき用紙に応じた
ものとなるとの予測に基づき、各行の水平方向の印字位
置からキャリッジのセンタリング位置を決定し、そのセ
ンタリング位置にキャリッジを制御した後、改行操作を
行っている。即ち、用紙への各行の印字位置からキャリ
ッジのセンタリング位置を算出し、このセンタリング位
置にキャリッジを制御した後、改行即ち、1行分の用紙
送りを行う。このような用紙送り制御方法によれば、印
字データからキャリッジの適切なセンタリング位置が設
定され、斜行印字等の印字不良が防止される。
【0011】また、この発明のシリアルプリンタの用紙
送り制御方法は、各行の印字幅からキャリッジのセンタ
リング位置を算出し、このセンタリング位置を記憶手段
に記憶するとともに、記憶手段に記憶されている前回の
センタリング位置との比較に基づいてセンタリング位置
の変更制御を行っている。即ち、記憶手段に記憶されて
いる前回のセンタリング位置と各行の印字幅から算出さ
れたセンタリング位置とを比較し、算出されたセンタリ
ング位置の方が大きい場合には、記憶手段に記憶されて
いるセンタリング位置を更新するとともに、そのセンタ
リング位置を新たに設定し、その位置にキャリッジを制
御した後、改行を行う。このような用紙送り制御方法に
よれば、用紙幅に対応してキャリッジを適切なセンタリ
ング位置に制御できるとともに、大幅なセンタリング位
置の変更が防止され、安定した改行、即ち、用紙送り制
御が実現されるとともに、斜行印字等の印字不良が防止
されることになる。
【0012】また、この発明のシリアルプリンタの用紙
送り制御装置では、記憶手段にキャリッジのセンタリン
グ位置情報を記憶し、演算手段で印字データから前記キ
ャリッジのセンタリング位置を演算し、変更手段ではそ
の演算結果に基づき記憶手段に記憶されたセンタリング
位置情報を変更し、制御手段によって記憶手段に記憶さ
れたセンタリング位置情報に従ってキャリッジのセンタ
リング動作を行う。したがって、このような用紙送り制
御装置を用いれば、用紙の幅に応じてキャリッジを最適
なセンタリング位置に制御でき、大幅なセンタリング位
置の変更が防止され、安定した改行、即ち、用紙送り制
御が実現され、斜行印字等の印字不良が防止される。
【0013】また、この発明のシリアルプリンタの用紙
送り制御装置は、記憶手段にキャリッジのセンタリング
位置情報を記憶し、判定手段では、印字データから記憶
手段の記憶されたセンタリング位置情報を変更すべきか
否かを判定し、この判定手段によってセンタリング位置
情報を変更すべきと判定された場合、変更手段を以て記
憶手段におけるセンタリング位置情報を変更し、記憶手
段に記憶されている前記センタリング位置情報に従って
制御手段が前記キャリッジのセンタリング動作を行う。
したがって、このような用紙送り制御装置を用いれば、
用紙の幅に応じてキャリッジを最適なセンタリング位置
に制御できるとともに、大幅なセンタリング位置の変更
が防止でき、安定した改行、即ち、用紙送り制御が行わ
れて斜行印字等の印字不良が防止される。
【0014】
【実施例】図1は、この発明のシリアルプリンタの用紙
送り制御方法に用いられる用紙送り制御装置を示す。こ
の用紙送り制御装置には、図示しないコンピュータから
印字情報を受けて印字処理や用紙送り制御等の各種の制
御動作の基礎となる演算を行う演算手段、外部から与え
られる印字データから記憶手段の記憶されたセンタリン
グ位置情報を変更すべきか否かを判定する判定手段、さ
らには記憶手段におけるセンタリング位置情報を変更す
る変更手段を成す中央演算処理装置(CPU)22が設
置されている。このCPU22には、固定データ、制御
プログラムを記憶する手段として読出し専用メモリ(R
OM)24、演算途上のデータやセンタリング位置情報
を記憶する手段として随時書込みメモリ(RAM)26
がデータバス28及びアドレスバス30を以て連係され
ている。さらに、CPU22には、外部のコンピュータ
から印字情報を受けるインタフェース(I/F)23が
接続されている。ROM24には、印字処理プログラム
や、改行等用紙送り制御プログラム、その他、各種処理
プログラムの他、文字フォントパターン等の固定データ
が格納され、RAM24には演算処理途上の各種のデー
タや、キャリッジ6(図6)のセンタリング位置を表す
データが随時書き込まれる。
【0015】また、CPU22には、キャリッジ6のセ
ンタリング制御を行う制御手段として駆動制御回路34
がデータバス28及びアドレスバス30を介して連係さ
れている。
【0016】駆動制御回路34は、CPU22から論理
レベル情報、キャリッジ機構等を駆動する駆動系36に
対する駆動電圧レベルに変換するアナログ変換手段であ
り、駆動系36には、論理レベル情報に応じたレベルの
駆動電圧が供給される。駆動系36は、キャリッジ駆動
系、用紙送り駆動系、印字ヘッド駆動系等、プリンタに
おける各種のアクチュエータを含んでいる。
【0017】以上の構成において、この発明のシリアル
プリンタの用紙送り制御方法を説明する。電源が投入さ
れると、プログラムが起動し、プリンタ全体の初期化を
行うための初期化ルーチンが実行され、各部のチェック
や準備が行われる。キャリッジ6のセンタリング位置情
報の初期設定値は、他の固定データとともにROM24
内に所定の値が記憶されていて初期化動作の中で初期設
定値がRAM26に書き写され、記憶される。そして、
初期化動作が終了すると、外部コンピュータから送られ
る印字データを待機する。I/F23を介して外部コン
ピュータからの印字データを受け取ると、これに従って
印字動作を開始する。
【0018】次に、図2は、改行時にキャリッジ6のセ
ンタリング動作を行う際にセンタリング位置Pを算出・
設定しながら制御を行う用紙送り制御方法のフローチャ
ートを示す。吸紙後の用紙先端印字又は印字途中の改行
において、キャリッジ6のセンタリング動作の処理が入
った場合、ステップS1で次処理が印字処理であるか、
用紙のラインフィード(LF)であるかの判断を行う。
ステップS1で印字と判断された場合には、ステップS
2で1ライン印字を行った後、ステップS3に移行す
る。ステップS3では1ラインの印字データを基にセン
タリング位置の算出・設定が行われる。
【0019】また、ステップS1でLF(ラインフィー
ド)であると判断された場合、ステップS2、S3の処
理は行わず、この場合、センタリング位置の変更は行わ
れない。
【0020】そして、ステップS4では、印字にて設定
されたセンタリングの位置、あるいはラインフィードに
て前回より持ち越されたセンタリングの位置に従い、キ
ャリッジ6のセンタリング動作を行う。次に、ステップ
S5では用紙のラインフィードを行い、一連の動作を終
了し、ステップS6に移行する。
【0021】ステップS6では、センタリングを行う範
囲、例えば用紙先端から10行目までの範囲が指定さ
れ、その範囲内にてキャリッジ6のセンタリング動作が
用いられる場合にはこのステップS6でセンタリング範
囲を越えたか否かが判断され、センタリング範囲内を越
えていない場合には、ステップS1に戻り、ステップS
2、S3、S4、S5の一連の動作の繰り返しを行った
後、ステップS6に移行する。そして、ステップS6で
センタリング範囲内を越えていると判断された場合やス
テップS2、S3、S4、S5の一連の動作の繰り返し
の後、印字が終了の場合には次処理に移行する。
【0022】次に、図3は、図2に示したフローチャー
トにおけるステップS3のセンタリング位置算出処理プ
ログラムを示す。このプログラムにおいて、ステップS
31では、用紙21(図4)に対する実際の印字幅を表
すキャリッジの移動量(キャリッジモータのステップ
数)βの2分の1を求める。このβ/2は、印字幅のセ
ンタリング位置を表している。この印字幅のセンタリン
グ位置β/2を求めた後、ステップS32では求めたセ
ンタリング位置β/2と、RAM26に記憶されている
前回設定値としてのセンタリング位置αとの比較を行
う。即ち、キャリッジ6のセンタリング位置の設定は、
従前のセンタリング位置αと比較し、値の大きい方をセ
ンタリング位置に採用する。これは、より適切なセンタ
リング位置に更新するものであって、従前のセンタリン
グ位置αには電源投入時等に設定される初期設定値を含
んでいる。
【0023】ステップS32でα<(β/2)である場
合には、ステップS33に移行してRAM26のレジス
タにセンタリング位置αをセンタリング位置β/2に更
新した後、この処理を終了して次処理に移行する。即
ち、印字幅が大きく、前回設定値としてのセンタリング
位置αよりも用紙幅の中心が右側にあると推測できる。
よって新たなセンタリング位置β/2を設定し、このセ
ンタリング位置β/2にキャリッジ6を制御した後、改
行を行うことになる。
【0024】また、ステップS32でα<(β/2)で
ない場合には前回設定されたセンタリング位置αを更新
することなく、この処理を終了して次処理に移行する。
この場合、印字幅が狭く、センタリング位置を右へシフ
トすべき根拠が得られず、センタリング位置を変更する
ことなく、改行を行い、印字を続行する。
【0025】次に、図4は、このセンタリング位置の算
出及びセンタリング操作を示す。図4において、P1
キャリッジ6の基準位置、P2 はセンタリング初期設定
値を示す。この用紙送り制御では、用紙21への1ライ
ン中の印字データの最右端B点、B′点よりその印字L
1 、L2 におけるキャリッジ駆動用モータの基準位置P
1 からの移動ステップ数β、β′から印字中の用紙幅を
推測する。各用紙幅は、印字のステップ数β、β′の値
を以て用紙幅を推測し、このステップ数β、β′からセ
ンタリング位置β/2又はセンタリング位置β′/2を
算出し(ステップS31)、このセンタリング位置と前
回設定値としてのセンタリング位置αとの比較を行う
(ステップS32)。この比較により印字L1 が行わ
れ、センタリング位置β/2の値が従前のセンタリング
位置αより小さい場合、センタリング位置β/2がセン
タリング位置αより左側になる場合には、RAM26に
記憶されている従前のセンタリング位置αの値を変更す
ることなく、次処理に移行される。また、算出されたセ
ンタリング位置β′/2が前回設定値であるセンタリン
グ位置αより大きい場合、センタリング位置β′/2が
センタリング位置αより右側になるので、RAM26に
記憶されているセンタリング位置αは、新たに算出され
たセンタリング位置β′/2の値に更新された後、その
センタリング位置β′/2にキャリッジ6が制御された
後、改行等の次の処理に移行される。
【0026】このような処理によって、キャリッジ6の
センタリング位置αは初期設定値ないし前回設定値であ
るセンタリング位置αより小さくなることはなく、キャ
リッジ6のセンタリング印字中における算出、設定に加
え通常印字時にも処理されるため、印字動作に応じキャ
リッジ6は理想的なセンタリング位置である用紙の中央
に徐々に近づくことになる。また、センタリング位置α
は、印字排出後の紙無し状態によりリセットされ、初期
設定値となるため、その後、前述の動作を繰り返すこと
になる。また、一旦、電源を切ると、RAM26に記憶
されたデータは消失するので、電源再投入時に改めてR
OM24にある初期設定値に戻される。
【0027】なお、実施例では、記憶手段にセンタリン
グ位置αを記憶し、新たに算出したセンタリング位置と
の大小関係から徐々に理想的なセンタリング位置への移
行、即ち、位置情報の更新をするようにしたが、用紙幅
が狭く、用紙の撓みが無視できる程度にセンタリング位
置の移動が小さい場合には、その印字幅に応じてセンタ
リング位置を1行印字毎に変更し、キャリッジ6をその
センタリング位置に随時変更するように制御してもよ
い。
【0028】また、本実施例では、各行毎に印字データ
を解析しセンタリングの更新処理後改行する方式とした
が、上位コンピュータからの印字データの受信を何行分
にも亘って一度に受け取れるマルチラインバッファ、も
しくはページバッファを有するプリンタにおいては、こ
れから印字すべき複数行分の印字データを先行解析しセ
ンタリング位置を求める方式とすることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次の効果が得られる。 a.印字データに応じてセンタリング位置を求め、その
センタリング位置にキャリッジを制御した後、改行を行
うので、改行時、設定されている用紙幅に応じて理想的
なセンタリング位置にキャリッジを置いて改行ができる
ので、用紙の左右端間のたるみによる斜行印字等の印字
不良を確実に防止できる。 b.初期設定されたセンタリング位置等の従前のセンタ
リング位置と、印字データに基づいて新たに算出された
センタリング位置との比較を行い、両者間のずれを補償
して印字に応じて理想的なセンタリング位置にキャリッ
ジを制御でき、用紙のたるみの差による印字斜行等の改
行不良を防止でき、印字品質を高めることができる。 c.用紙の変更や電源の投入時、キャリッジセンタリン
グ位置を初期設定されても、印字の開始に応じて理想的
なセンタリング位置にキャリッジが自動的に制御される
ので、印字に際し、キャリッジ位置に注意を払う必要が
なく、印字開始操作の簡略化に寄与することができる。 d.いずれにおいても、本発明では印字データを解析す
ることで使用されている用紙のサイズをプリンタが推測
する機能を有することとなり、従来のセンタリング位置
が固定された方式のものに比べ、スキューなどの改行時
の不具合を極力減らすことができ、低コストプリンタの
信頼性を確実に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシリアルプリンタの用紙送り制御方
法に用いられる用紙送り制御装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】この発明のシリアルプリンタの用紙送り制御方
法の一実施例を示すフローチャートである。
【図3】この発明のシリアルプリンタの用紙送り制御方
法の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】この発明のシリアルプリンタの用紙送り制御方
法の一実施例を示すセンタリング位置を示す図である。
【図5】シリアルプリンタにおけるキャリッジ機構を示
す斜視図である。
【図6】従来のシリアルプリンタにおけるキャリッジの
センタリング位置を示す図である。
【符号の説明】
2 プラテン 4 ガイドシャフト(ガイド手段) 6 キャリッジ 12 印字ヘッド 21 用紙 22 CPU(演算手段、判定手段、変更手段) 26 RAM(記憶手段) 34 駆動制御回路(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリッジと、サ
    イズの異なる複数種の用紙が装填されるプラテンと、前
    記キャリッジを前記プラテンに対して平行に走行可能に
    案内するガイド手段とを有し、改行時に前記キャリッジ
    のセンタリングをさせた状態で改行を行うシリアルプリ
    ンタの用紙送り制御方法において、 前記用紙に対する印字データから前記キャリッジに設定
    すべきセンタリング位置を算出し、このセンタリング位
    置にキャリッジを制御した後、改行を行うことを特徴と
    するシリアルプリンタの用紙送り制御方法。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドを搭載したキャリッジと、サ
    イズの異なる複数種の用紙が装填されるプラテンと、前
    記キャリッジを前記プラテンに対して平行に走行可能に
    案内するガイド手段とを有し、改行時に前記キャリッジ
    のセンタリングをさせた状態で改行を行うシリアルプリ
    ンタの用紙送り制御方法において、 印字データから前記キャリッジに設定すべきセンタリン
    グ位置を算出し、このセンタリング位置と記憶手段に記
    憶させた従前のセンタリング位置とを比較して更新すべ
    きか否かを判定し、変更をすべき場合には、前記記憶手
    段の前記センタリング位置を更新するとともに、そのセ
    ンタリング位置に前記キャリッジを制御して改行を行
    い、変更をすべきでない場合には、前記記憶手段の前記
    センタリング位置を維持するとともに、そのセンタリン
    グ位置に前記キャリッジを制御して改行を行うことを特
    徴とするシリアルプリンタの用紙送り制御方法。
  3. 【請求項3】印字ヘッドを搭載したキャリッジと、サイ
    ズの異なる複数種の用紙が装填されるプラテンと、前記
    キャリッジを前記プラテンに対して平行に走行可能に案
    内するガイド手段とを有し、改行時に前記キャリッジの
    センタリングをさせた状態で改行を行うシリアルプリン
    タの用紙送り制御装置において、 前記キャリッジのセンタリング位置情報を記憶する記憶
    手段と、 印字データから前記キャリッジのセンタリング位置を演
    算する演算手段と、 前記記憶手段に記憶された前記センタリング位置情報を
    前記演算結果に基づき変更する変更手段と、 前記記憶手段に記憶された前記センタリング位置情報に
    従って前記キャリッジのセンタリング動作を行う制御手
    段と、 を有することを特徴とするシリアルプリンタの用紙送り
    制御装置。
  4. 【請求項4】印字ヘッドを搭載したキャリッジと、サイ
    ズの異なる複数種の用紙が装填されるプラテンと、前記
    キャリッジを前記プラテンに対して平行に走行可能に案
    内するガイド手段とを有し、改行時に前記キャリッジの
    センタリングをさせた状態で改行を行うシリアルプリン
    タの用紙送り制御装置において、 前記キャリッジのセンタリング位置情報を記憶する記憶
    手段と、 印字データから前記記憶手段の記憶された前記センタリ
    ング位置情報を変更すべきか否かを判定する判定手段
    と、 この判定手段によって前記センタリング位置情報を変更
    すべきと判定された場合、前記記憶手段に記載された前
    記センタリング位置情報を変更する変更手段と、 前記記憶手段に記憶された前記センタリング位置情報に
    従って前記キャリッジのセンタリング動作を行う制御手
    段と、 を有することを特徴とするシリアルプリンタの用紙送り
    制御装置。
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