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JPH0712272B2 - パン生地の製造法 - Google Patents
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JPH0712272B2 - パン生地の製造法 - Google Patents

パン生地の製造法

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JPH0712272B2
JPH0712272B2 JP61307161A JP30716186A JPH0712272B2 JP H0712272 B2 JPH0712272 B2 JP H0712272B2 JP 61307161 A JP61307161 A JP 61307161A JP 30716186 A JP30716186 A JP 30716186A JP H0712272 B2 JPH0712272 B2 JP H0712272B2
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stirring
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究 椎葉
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパン生地の新規な製造法、更に詳細には、中種
法によるパン生地の製造において、中種発酵を全く行わ
ないかあるいは当該発酵時間を短縮し、しかもグルテン
の円滑かつ均一な生成を可能にしたパン生地の製造法に
関する。
〔従来の技術およびその問題点〕
従来、パン生地の製造には、小麦粉等の穀粉全量(100
とする)の50〜100重量%(以下特記しない限り%で示
す)、一部の水及びイーストの混合物を混捏した後中種
発酵し、次いでこれに残余の該穀粉50〜0%、水及び副
原料を加えて本捏するる中種法が行われいる。しかし、
この方法は中種発酵に4〜5時間を要するという欠点が
あり、短時間で美味なパンを製造することのできる方法
が望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者は上記欠点を克服すべく
鋭意研究を行つた結果、第1工程で加える小麦粉等の穀
粉の量を更に少なくし、パン生地の製造に使用する水の
全量と共に高速撹拌して乳状物とすれば中種発酵を行つ
たと同様な結果が得られること、従つてこれにイースト
の全量、残余の穀粉及び副原料を加えて本捏を行えば、
第2工程で加えられる穀粉は乳状物が誘起物となつて均
一なグルテン化が行われ、中種発酵を全く要しないかあ
るいは短時間行うだけで、短時間に良好なパン生地が得
られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、パン生地の製造に使用される小麦
粉等の穀粉の量を100とし、そのうちの30重量%以上乃
至50重量%未満の小麦粉等の穀粉及び60〜70重量%の水
の全量からなる混合物をpH4.5〜5.5に調整し、該混合物
を高速撹拌して乳状物となし、該乳状物に略2〜3重量
%のイーストの全量及び残余の小麦粉等の穀粉及び副原
料を加えてミキシングを行うことを特徴とするパン生地
の製造法を提供するものである。
本発明方法は、更に具体的には次の如くして実施され
る。
まず、第1工程において、小麦粉、ライ麦粉等の穀粉は
全量の30%以上50%未満において使用され、これを全量
の水に加える。水の量は穀粉を100としたときに60〜70
%になるようにする。穀粉の量が50%以上となると粘度
が高くなつて高速撹拌が不可能となり、乳状物が得られ
なくなる。また30%未満の場合には本発明の目的が達成
されない。この水と穀粉の混合物はpH4.5〜5.5に調整す
ることが必要であり、pH4.5より低い焼き上りのパンに
ボリユームがでず、またpH5.5より高いと乳化性が悪く
好ましくない。pHの調整はアスコルビン酸、酢酸等を添
加することによつて行われる。
当該混合物の高速撹拌は、ホモゲナイザー、ホモミキサ
ー、デイスパーサー等を用いて、周速度10〜100m/秒で
行うのが好ましい。この際の混合物の温度は20〜40℃が
好ましい。撹拌は当該混合物が乳状物となるまで行えば
よい。これは穀粉の量、撹拌の条件によつても異なる
が、粘度が度下つて再び上昇して最初のピークに達する
まで行えばよく、これには通常3〜40分を要する。
斯くして得られた乳状物に、略2〜3重量%のイースト
の全量、残余の穀粉(50〜40%)及び脱脂粉乳、食塩、
砂糖、シヨートニング等の副原料を添加して混合する。
この添加混合は、通常のミキシング、例えば60〜130rpm
で3〜10分間撹拌することによつて行われる。尚イース
トを撹拌前(乳化前)の原料中に添加すると、高速撹拌
中に粘度が異常に上り、高速撹拌が困難となり、乳状物
が得られない。
このようにして得られたパン生地は公知の方法で発酵、
分割、成型、発酵、焼成すればふつくらした食感良好な
パンが得られる。
〔発明の効果〕
叙上の如く、本発明は、従来法のような長時間の中種発
酵を要することなく、均一にグルテン化したパン生地を
得ることができるので、短時間で手軽に美味なパンを製
造することが可能である。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて説明する。
実施例1 小麦粉40重量部に水63重量部を混合して軽く混ぜ、これ
にアスコルビン酸0.1重量部を添加してpHを5.2に調整し
た。次いでホモゲナイザーを用いて周速度80m/秒で20分
間高速撹拌した(撹拌後のpH5.2)。撹拌終了後、下記
の成分を加え、本捏を行なつた。
小麦粉 60 重量部 イースト 3 〃 脱脂粉乳 2 〃 食塩 2 〃 砂糖 5 〃 イーストフード 0.1 〃 シヨートニング 5 〃 本捏の操作としては、イースト及び前記の成分のうちシ
ヨートニングを除く全原料を加えて中速(62rpm;以下省
略)で1分間ミキシングを行ない、シヨートニングを加
えて高速(126rpm;以下省略)で4分間ミキシングを行
なつた。本捏によつて得られたパン生地はフロアタイム
20分間とり、250gずつに分割し、丸めを行ない、ベンチ
タイムを20分間とり、モルダーを用いて成型を行ない、
温度36℃、湿度86%のホイロに入れて発酵を行ない、温
度210℃のオーブンで25分間焼成して山型の食パンを得
た。得られた食パンの品質評価をパネラー数10人で第1
表に示す評価基準表に基づいて行ない、その平均の結果
を食パンの体積の測定結果とともに第2表に示す。
比較例1 高速撹拌を行なう前の混合物のpH調整を行なわない(pH
5.9)以外は実施例1と同様の配合、操作を行ない食パ
ンを得た。この食パンについて実施例1と同様の品質評
価等を行ない、その結果を第2表に示す。
なお、高速撹拌前のpH値(5.9)は高速撹拌終了後も同
じ値であつた。
対照例 通常の70%中種法によつて得られた食パンを対照例とし
た。配合、操作は以下のようにして行なつた。
小麦粉70重量部、イースト2重量部、イーストフード0.
1重量部および水40重量部を製パン用ミキサーに投入
し、低速で2分間、中速で2分間ミキシングを行なつ
た。この時のpH値はミキシング開始時で5.8、ミキシン
グ終了後で5.5であつた。次いでこの生地を温度27℃、
湿度74%で4時間中種発酵を行なつた。次いで下記の成
分を加え本捏を行なつた。
小麦粉 30 重量部 水 25 〃 脱脂粉乳 2 〃 食塩 2 〃 砂糖 5 〃 シヨートニング 5 〃 本捏の操作は前記成分のうちシヨートニングを除く全原
料を加えて低速で1分間、中速で4分間ミキシングを行
ない、シヨートニングを加えて中速で7分間、高速で1
分間ミキシングを行なつた。本捏によつて得られたパン
生地は、フロアタイムを20分間とり、250gずつに分割
し、丸めを行ない、ベンチタイムを20分間とり、モルダ
ーを用いて成型を行ない、温度210℃のオーブンで30分
間焼成して山型食パンを得た。得られたパンの品質評
価、測定を実施例1と同様に行ない、その結果を第2表
に示す。
実施例2 小麦粉30重量部に水63重量部を混合し、さらに10%濃度
の酢酸2.5mlを添加してpHを4.5に調整した。次いで、ホ
モミキサーを用いて周速度100m/秒で20分間高速撹拌し
た(撹拌後のpH4.5)。撹拌終了後、下記の成分を加
え、本捏を行なつた。
小麦粉 70 重量部 イースト 3 〃 脱脂粉乳 2 〃 食塩 2 〃 砂糖 5 〃 イーストフード 0.1 〃 シヨートニング 5 〃 以下実施例1と同様の操作を行ない山型食パンを得た。
その品質を第3表に示す。
実施例3 小麦粉45重量部に水63重量部及びアスコルビン酸0.07重
量部を混合してpHを5.5に調整した。次いでデイスパー
サーを用いて、周速度20m/秒で30分間高速撹拌した(撹
拌後のpH5.5)。撹拌終了後、下記の成分を加え、本捏
を行なつた。
小麦粉 55 重量部 イースト 3 〃 脱脂粉乳 2 〃 食塩 2 〃 砂糖 5 〃 イーストフード 0.1 〃 シヨートニング 5 〃 以下実施例1と同様の操作を行い山型食パンを得た。そ
の品質を第3表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パン生地の製造に使用される小麦粉等の穀
    粉の量を100とし、そのうちの30重量%以上乃至50重量
    %未満の小麦粉等の穀粉及び60〜70重量%の水の全量か
    らなる混合物をpH4.5〜5.5に調整し、該混合物を高速撹
    拌して乳状物となし、該乳状物に略2〜3重量%のイー
    ストの全量及び残余の小麦粉等の穀粉及び副原料を加え
    てミキシングを行うことを特徴とするパン生地の製造
    法。
JP61307161A 1986-12-23 1986-12-23 パン生地の製造法 Expired - Fee Related JPH0712272B2 (ja)

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