JPH0717463B2 - 軽量気泡コンクリート薄板の製造方法 - Google Patents
軽量気泡コンクリート薄板の製造方法Info
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- JPH0717463B2 JPH0717463B2 JP3131591A JP13159191A JPH0717463B2 JP H0717463 B2 JPH0717463 B2 JP H0717463B2 JP 3131591 A JP3131591 A JP 3131591A JP 13159191 A JP13159191 A JP 13159191A JP H0717463 B2 JPH0717463 B2 JP H0717463B2
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- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
(以下ALCという)のうち厚さ20〜50mmのAL
C薄板の製造方法に関し、特にALC薄板内の補強金網
の位置精度を高める製造方法に関する。
又は珪砂等の珪酸質原料と、石灰及びセメント等の石灰
質原料とを主原料とし、これに発泡材としてのアルミニ
ウム粉末と水とを加えてスラリー状とした後、補強鉄筋
を配した型枠内に注入し、発泡硬化させた後、補強鉄筋
の支持具を抜き取り、ピアノ線等にて所定の厚さに切断
し、次いでオートクレーブに移して高温高圧水蒸気養生
により製造されている。
に注入されてから20〜40分でその反応の大部分が終
了するが、その後も残存アルミニウム粉末の反応や、セ
メント、石灰の反応熱による内部温度の上昇のため、ス
ラリーの膨張は僅かながら継続する。このスラリーの膨
張がおさまるのは型枠内に注入されから60〜70分後
である。一方、型枠内に注入されたスラリーは、セメン
ト等の水和反応の進行に伴い凝結してゆき、初期の流動
性を次第に失って、スラリーの粘性が上昇する。従っ
て、上記のようなスラリーの膨張やこれに伴う対流が起
こると、補強金網が移動して、この移動が補強金網の変
形や位置ずれの原因となっている。
動を防止するために数多くの金網固定装置が考案され用
いられてきたが、通常この固定装置を取り外してその抜
き取り穴がスラリーで自然に埋まる時間はスラリー注入
後60分程度が限界である。しかるに固定装置の抜き取
り穴をなくすためにスラリー注入後60分より以前に固
定装置を取り外した場合には、補強金網がスラリー対流
のため上下左右方向に移動し、製品内の補強金網の位置
精度を保つことが困難で、ALC薄板表面に金網が露出
したり、金網の偏芯によるパネル曲げ耐力の低下を引き
起こし、ALC薄板吊り上げ時に亀裂が生じる等の不都
合が起き易かった。
がなされている。実公昭49−28188号では補強金
網を割れ目或いは間隙を有する案内棒で挟持、型枠内に
配列固定するものであるが、この固定方法では、発泡過
程に起こるスラリーの対流で金網の曲がりや位置のずれ
を防ぐためには、案内棒を太くして曲げに対する剛性を
高める必要があり、オートクレーブ養生後にパネルに残
る支持棒抜き取り跡がパネル耐力の大幅な低下を起こ
し、特にパネル厚さが40mm以下の薄板では実用不可
能である。
48−17532号では、パネル厚さとほぼ等しい丸棒
を支持具とし、その丸棒の間に補強金網を配し、原料ス
ラリーを注入後、硬化した状態で丸棒を引き抜き、直ち
に同一のスラリーで穴を埋め丸棒の抜き取り跡を無くす
る方法であるが、この方法では丸棒がスラリーの注入時
に流れを阻害し、均一な発泡とならないことや、丸棒の
抜き取り跡を埋める作業に多くの手間と時間を要し、さ
らに穴を埋めたスラリーの硬化状態が先に注入したスラ
リーの硬化と異なるため、丸棒の跡がパネルの表面に生
じ、丸穴との界面の強度が弱くなるという不都合があ
る。
9−41217号の方法はスラリーの発泡が終了して流
動性を保持している時期に予め型枠内にセットしてあっ
た支持棒を抜き取るか、或いは支持具で緊張した補強金
網をスラリー中に埋設し、次いで支持具のみをぬきとる
もので、まだ流動性の高いスラリーの自崩壊性により支
持具の抜き取り跡を埋めるものであるが、この方法では
スラリーの発泡が終了し、且つ補強金網が自重では動か
ない程度の流動性を保持している時期に支持具を抜き取
る必要があり、原料の配合量、雰囲気温度の影響、原料
の品質変動等により、スラリーの凝結の時間的なばらつ
き、及び同一型枠内での温度のばらつき、水分の蒸発等
による凝結時間のばらつきがあるために、抜き取り跡を
残さぬよう支持具を抜き取る時間を管理することは、発
泡の終了時間とのかねあいで非常に困難である。
の欠点が無く、製品内の補強金網の位置精度を高め且つ
支持棒の抜き取り跡の無いALC薄板を製造することに
ある。
した補強金網を配列固定した型枠内に、原料スラリーを
注入し半硬化又は硬化後支持棒を抜き取り脱型して所望
厚さに切断し、オートクレーブ養生するALCの製造方
法において、セメントと珪酸質原料及び工程繰返しスラ
リーとからなる混合物を前水和した第1原料と、生石灰
と石膏との混合物を前水和した第2原料とを、50℃以
下となるように混合した原料スラリーを型枠内に注入す
る点に特徴がある。
原料と、急激な水和反応を行う第2原料を、予め別々に
前水和した後混合することにより、図1に示すようにス
ラリーの粘性が上昇するより速くに、スラリーの膨張に
ともなう発泡反応が終了するので、発泡工程でのスラリ
ーの粘性が小さく、したがって、スラリーの膨張により
金網に働くスラリーの抵抗力が小さいうちにスラリーの
膨張がおさまり、このため金網の変形や位置ずれを抑え
ることができることを見い出したことにある。
は、予めセメントと生石灰を別々に前水和することによ
り、セメント粒子がその表面に安定な水和被膜を形成
し、そのため混合してから発泡反応が終了する間、セメ
ントの水和反応が抑制され、スラリーの粘性の上昇が遅
くなるので、発泡反応を抑えるスラリーの抵抗力が小さ
いうちに発泡反応が進行するからであると考えられる。
ント粒子が安定な水和被膜を形成する前に、共存する生
石灰により水和反応が活発になり発泡工程中にスラリー
の粘性が急上昇するので、発泡反応に対してスラリーの
抵抗力が大きくなり、このため発泡反応の時間が長くな
り、金網の変形や位置ずれが大きくなると考えられる。
リー内部温度の上昇が従来法に比べて穏やかに進行する
ので、スラリー膨張により金網に働くスラリーの力が小
さくなり金網の変形や位置ずれが小さくなる。内部温度
の上昇が小さくなるのは、前述したように予めセメント
と生石灰を別々に前水和することによりセメントと石灰
による水和反応の活発化を抑制することができるからで
ある。また、生石灰は前水和により反応熱を発生せしめ
た後、混合されるので原料スラリーの温度上昇を抑える
ことができる。
繰返しスラリーとからなる混合物を前水和するときのス
ラリー温度が高いと、セメントの水和反応が急激に進行
し、型枠内に注入したスラリーの粘性が急上昇するので
50℃以下が好ましい。また、生石灰と石膏との混合物
を前水和するに際し、水の温度が高いと生石灰の水和反
応が急激に進行し、セメントと同様にスラリーの粘性が
急上昇するあるいはスラリーが沸騰するので50℃以下
が好ましい。水の温度が低いと生石灰の消化が遅くな
り、発泡工程で水和反応が生じ、スラリーの膨張を大き
くすることがあるので20℃以上が好ましい。
を、50℃以下となるように混合するのは50℃を超え
ると水和反応が急激に進行し、スラリーの粘性の上昇が
速くなるのでスラリーの膨張と共に金網の変形や位置ず
れが大きくなるからである。また混合するときの温度が
低いと、発泡反応が遅くなり、スラリーが硬化するに要
する時間も長くなるので、好ましくは40℃以上がよ
い。
に固定する装置としては図3に示すものを使用した。補
強金網1は支持棒2間に配置後、ブリッジ3に設けられ
た可動部材4に懸吊して、可動材4を矢印A,Bの方向
にスライドして静止させた。支持棒は、直径5mm又は
9mmのものを使用した。また補強金網としては、開き
目の最長対角線が32mmで線径1mmのラス金網を使
用して、37mm間隔で配列した。また、第1原料とし
ては、珪石100重量部と繰返しスラリー120重量部
(うち固形分60重量部)を使用して、これらを水15
7重量部で予め調合しておき、次いでセメント63重量
部を加え、温度48°Cで5分間攪拌した。このように
して第1原料の前水和を行った。第2原料としては、石
膏14重量部を30°Cの水23重量部で予めスラリー
とした後、生石灰15重量部を加えた。そしてこれを5
分間攪拌することによって第2原料の前水和を行った。
そして、第1原料と第2原料を混合した48°Cの原料
スラリーを4分間攪拌して、前記の型枠に注入した。注
入後60分又は20分後に支持棒を抜き取り、その後脱
型されたALCを通常の方法で線径1mmのピアノ線で
切断して厚さ37mmのALC薄板を製造し、支持棒の
抜き取り跡の寸法とラス金網の偏芯の程度を調べた。そ
の結果を表1に示す。
の厚み方向の中心の位置のズレを示すもので、補強金網
がALC薄板の厚み方向の中心にある正規の場合の偏芯
の程度を0とし、その位置からのズレを測定したもので
ある。したがってALC薄板の厚さが37mmであり、
ラス金網の厚さが2mmであるので偏芯の最大は17.
5mmとなり、この場合には補強金網はALC薄板の表
面に露出している状態である。また、補強金網の偏芯の
許容範囲は、望ましくは±2.5mmである。
ー表面の発泡高さの推移を10分間隔で90分間測定し
た。その結果を図1に示す。
ー内部温度の推移を30分間隔で3時間測定した。その
結果を図2に示す。
原料スラリーを調製する実施例1〜4の方法に代えて実
施例1〜4と同様に配合した原料を一度に混合した後、
48℃の原料スラリーを3分間攪拌し、型枠内に注入し
た以外は実施例1〜4と同様の方法により37mmのA
LC薄板を製造し、実施例1〜4と同様の方法で支持棒
の抜き取り跡の寸法、ラス金網の偏芯の程度を調べた。
その結果を表1に示す。
移,スラリー内部温度の推移を測定した。その結果を図
1,図2に示す。
ずれが小さく、且つスラリーの発泡終了後に支持棒を抜
き取ったときでも、抜き取り跡が小さくなることが分
る。また、図1及び図2より実施例1〜4では従来法に
比べてスラリーの発泡反応が速く、スラリーの内部温度
の上昇が穏やかであることが分る。
れば、スラリーの膨張により補強金網に働く抵抗力を小
さくすることができるので、支持棒は細くてもよく、ま
たスラリーの硬化前に支持棒を抜き取ることもできるよ
うになり、補強金網の位置精度が高く、且つ支持棒抜き
取り跡がない高品質のALC薄板製造が可能となる。
泡高さとの関係を示す線図である。
部温度との関係を示す線図である。
斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持棒で支持した補強金網を配列固定し
た型枠内に、原料スラリーを注入し、半硬化又は硬化後
支持棒を抜き取り、脱型して、所望厚さに切断し、オー
トクレーブ養生する軽量気泡コンクリートの製造方法に
おいて、セメントと珪酸質原料及び工程繰返しスラリー
とからなる混合物を前水和した第1原料と、生石灰と石
膏との混合物を前水和した第2原料とを、50℃以下と
なるように混合した原料スラリーを型枠内に注入するこ
とを特徴とする軽量気泡コンクリート薄板の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3131591A JPH0717463B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 軽量気泡コンクリート薄板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3131591A JPH0717463B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 軽量気泡コンクリート薄板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04331783A JPH04331783A (ja) | 1992-11-19 |
| JPH0717463B2 true JPH0717463B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=15061637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3131591A Expired - Fee Related JPH0717463B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 軽量気泡コンクリート薄板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717463B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114102828A (zh) * | 2021-10-20 | 2022-03-01 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种永磁烧结铁氧体干压异性加料装置及其实现方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02176051A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-07-09 | Sekisui House Ltd | 建物用パネル |
| JP2748556B2 (ja) * | 1989-06-06 | 1998-05-06 | 旭硝子株式会社 | 軽量気泡コンクリートの製造法 |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP3131591A patent/JPH0717463B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04331783A (ja) | 1992-11-19 |
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