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JPH0730257B2 - アルコキシフタロシアニンの製造方法 - Google Patents
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JPH0730257B2 - アルコキシフタロシアニンの製造方法 - Google Patents

アルコキシフタロシアニンの製造方法

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JPH0730257B2
JPH0730257B2 JP33855891A JP33855891A JPH0730257B2 JP H0730257 B2 JPH0730257 B2 JP H0730257B2 JP 33855891 A JP33855891 A JP 33855891A JP 33855891 A JP33855891 A JP 33855891A JP H0730257 B2 JPH0730257 B2 JP H0730257B2
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貴久 小口
賢一 杉本
伸 相原
尚登 伊藤
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Yamamoto Chemicals Inc
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Yamamoto Chemicals Inc
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な光ディスク用記
録材料あるいは新規フタロシアニン化合物の中間体とし
て有用なアルコキシフタロシアニンの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】β位置換テトラアルコキシフタロシアニ
ン(下記式(I)において、−OR基が2あるいは3、
6あるいは7、10あるいは11、14あるいは15位
に置換した化合物)
【0003】
【化4】 の製造方法は、種々の文献に記載されている。例えば、
2,6,10,14−テトラ−イソプロポキシフタロシ
アニンの製造方法は、NOUVEAU JOURNAL
DE CHIMIE 6巻、653〜658頁(19
82年)に記載されている。その方法は、ジイミノイソ
インドリンとN,N−ジメチルアミノエタロールを混合
し、140℃で22時間反応させる方法である。しか
し、この方法は収率が38%と低かった。また、α位置
換テトラアルコキシフタロシアニン(式(I)におい
て、−OR基が1あるいは4、5あるいは8、9あるい
は12、13あるいは16位に置換した化合物)の製造
例としては、特開平3−62878(EP−03736
43)に1,5,9,13−テトラアルコキシフタロシ
アニンの製造方法が開示されている。その方法は、フタ
ロニトリル、塩化パラジウム、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]−7−ウンデセン(以下、DBUと略
す)とn−アミルアルコールを混合し、還流下に反応さ
せる方法である。しかし、この方法も収率が20%と低
く、工業的に利用である方法ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、α位
置換テトラ−アルコキシフタロシアニン、特に立体障害
の大きいアルコキシフタロシアニンを収率よく、かつ無
金属フタロシアニンのような副生物を混入せずに製造す
る方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するべく鋭意検討した結果、本発明を完成したも
のである。すなわち、本発明は、下記一般式(1)
【0006】
【化5】 (式(1)中、R1は炭素数3〜20の2級のアルキル
基を表わす。)で表わされる3−アルコキシフタロニト
リルの1から4種と有機塩基のアルコール溶液あるいは
懸濁液を90から120℃に昇温し、同温度で金属また
は金属誘導体を添加し、90から120℃で反応させる
ことを特徴とする下記一般式(2)
【0007】
【化6】 (式(2)中、R1は各々独立に炭素数3〜20の2級
のアルキル基を表し、Metは2価の金属原子、または
オキシ金属を表す。−OR1基の置換位置は1または
4、5または8、9または12及び13または16位で
ある。)で表わされるアルコキシフタロシアニンの製造
方法である。
【0008】本発明の製造方法の特徴は、3−アルコキ
シフタロニトリルと有機塩基とをアルコール溶媒中に溶
解あるいは懸濁させ、90から120℃に昇温させた後
に金属誘導体の添加を行い、90から120℃で反応さ
せることにより、α位置換テトラアルコキシフタロシア
ニンの収率を著しく向上させたことである。
【0009】前記式(1)または(2)において、R1
で表される2級のアルキル基としては、炭素数3から2
0の炭化水素、またはハロゲン化炭化水素であり、好ま
しいアルキル基としては、2級から4級の炭素原子を合
計で2から4個有する基である。具体例としては、is
o−プロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル
基、neo−ペンチル基、1,2−ジメチルプロピル
基、シクロヘキシル基、1,3−ジメチルブチル基、1
−iso−プロピルプロピル基、1,2−ジメチルブチ
ル基、1,4−ジメチルペンチル基、2−メチル−1−
iso−プロピルプロピル基、1−エチル−3−メチル
ブチル基、3−メチル−1−iso−プロピルブチル
基、2−メチル−1−iso−プロピルブチル基、1−
t−ブチル−2−メチルプロピル基等の炭化水素基、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピ
ル基等のハロゲン化アルキル基が挙げられる。またR1
はC3〜C 20の直鎖のアルキル基であっても良い。
【0010】Metで表される2価金属の例としては、
Cu,Zn,Mn,Fe,Co,Ni,Ru,Rh,P
d,Pt,Pb等が挙げられ、オキシ金属の例として
は、VO,TiO等が挙げられる。これらの金属または
金属誘導体の中で、Pd,Ptが中心金属であるフタロ
シアニンの製造には本発明が特に有効である。
【0011】フタロシアニン環を合成する条件は、3−
アルコキシフタロニトリル(1)の1から4種を有機塩
基とアルコール溶媒中、90から120℃に昇温し、金
属または金属誘導体を同温度で添加し、90から120
℃で加熱反応させるというものである。特にPdあるい
はPtのような金属の場合、金属誘導体の添加温度が1
20℃を越えると無金属フタロシアニンが副生するよう
になり、90℃未満では環状にならないリニア−フタロ
シアニンが生成し、いずれも収率の低下を起こす。ま
た、あらかじめ金属誘導体を3−アルコキシフタロニト
リル及び有機塩基と同時に仕込んで昇温し反応させた場
合もリニア−フタロシアニンが生成し収率が低下する。
また、反応は通常、窒素雰囲気下で行われることが好ま
しい。
【0012】溶媒としては、沸点が90℃以上、好まし
くは100℃以上のアルコールが良い。具体例として
は、”ORGANIC SOLVENT” J. A.
RiddickとW.B. Bunger共著、WI
LEY−INTERSCIENCE社刊 1970年ま
たは”THE MERCK INDEX” 11版、M
ERCK & CO. 刊 1989年に記載されてい
る、n−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
n−アミルアルコール、1−ヘキサノール、1−ヘプタ
ノール、1−オクタノール等が挙げられる。これらのア
ルコール溶媒の使用量は、3−アルコキシフタロニトリ
ルの1から100重量倍、好ましくは5から20重量倍
である。
【0013】反応に用いる金属または金属誘導体として
は、Ti,V,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,
Pb,Ru,Rh,Pd,Pt及びそのハロゲン化物、
酢酸塩、カルボン酸誘導体、硫酸塩、硝酸塩、カルボニ
ル化合物、酸化物、錯体等が挙げられる。好ましくは、
塩化パラジウム、臭化パラジウム、酢酸パラジウム、塩
化白金、臭化白金、酢酸白金である。金属または金属誘
導体の使用量は3−アルコキシフタロニトリルに対し、
1/4モル以上あれば良く、好ましくは1/4から1/
2モルである。
【0014】有機塩基としてDBUあるいは1,5−ジ
アザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン(以下DBN
と略す)が用いられる。これら塩基の使用量は、原料の
3−アルコキシフタロニトリルに対して等モル以上あれ
ばよく、好ましくは1から1.5倍モルである。
【0015】本発明の方法で使用する原料の3−アルコ
キシフタロニトリル(1)は、下記式(3)の方法によ
り合成される。
【0016】
【化7】 出発物質の3−ニトロフタロニトリルは東京化成(株)
より入手した。3−ニトロフタロニトリルより3−アル
コキシフタロニトリルの合成は、NOUVEAUJOU
RNAL DE CHIMIE VOL.6 NO.1
2, p653−58, 1982年に記載の方法にて
行った。すなわち、アルコールを水素化ナトリウムにて
ナトリウムアルコキシドとし、続いて3−ニトロフタロ
ニトリルと0から100℃で反応させ、目的の3−アル
コキシフタロニトリルを得た。
【0017】本発明により得られるα位置換テトラアル
コキシフタロシアニンは下記式(4)から(7)
【0018】
【化8】 (式(4)から(7)中、R1及びMetは式(2)中
のR1及びMetと同義である。)で示される4つの異
性体が考えられる。フタロニトリリウ原料による製造方
法のもう一つの特徴は、異性体比を制御できる点にあ
る。すなわち、合成されたフタロシアニン(4)と
(5)が主生成物で、その比率は60/40から40/
60の割合でほぼ同等に生成することが分かった。
(4)と(5)の存在比の合計が100に満たない場
合、(6)及び(7)の異性体の生成が認められる。本
発明により特定の異性体を作り分けることが可能であ
る。(4)と(5)の有機溶剤溶解性を比較すると、
(4)の異性体の溶解性が高く、(5)は溶解性が低い
ので、(4)は溶剤塗工法に有利で、(5)は耐溶剤安
定性が必要な分野に有効である。
【0019】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものでは
ない。
【0020】実施例1 下記式(8)
【0021】
【化9】 で示されるフタロニトリル22.8g(100 mmo
l)、DBU15.2g(100 mmol)およびn
−アミルアルコール125gを室温で混合し、110℃
まで昇温した。次に同温度で塩化パラジウム5.3g
(30 mmol)を添加し、110℃〜120℃で8
時間反応させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、ろ液を
減圧濃縮して、メタノール500mlを加え析出した結
晶を瀘過し、メタノール100 mlで洗浄した。60
℃で乾燥したところ、下記式(9)、(10)、(1
1)及び(12)の混合物22.7 gが得られた。収
率は90%であった。混合物は最大吸収波長λmax=6
87 nm, εmax=3.0×105-1cm2(トル
エン)であった。その生成比は液体クロマトグラムの面
積比から、(9)/(10)/(11)/(12)=5
0/48/1/1であった。
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】実施例2 下記式(13)
【0027】
【化14】 で示されるフタロニトリル24.2g(100 mmo
l)、DBU15.2g(100 mmol)およびn
−アミルアルコール100gを室温で混合し、90℃ま
で昇温した。次に同温度で塩化パラジウム5.3g(3
0 mmol)を添加し、90℃〜100℃で12時間
反応させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、ろ液を減圧
濃縮して、メタノール400mlを加え析出した結晶を
瀘過し、メタノール100 mlで洗浄した。60℃で
乾燥したところ、下記式(14)、(15)、(16)
及び(17)の混合物24.6 gが得られた。収率は
92%であった。混合物は最大吸収波長λmax=692
nm, εmax=2.8×105-1cm2(トルエン)
であった。その生成比は液体クロマトグラムの面積比か
ら、(14)/(15)/(16)/(17)=48/
48/2/2であった。
【0028】
【化15】
【0029】
【化16】
【0030】
【化17】
【0031】
【化18】
【0032】実施例3 下記式(18)
【0033】
【化19】 で示されるフタロニトリル25.6 g(100 mm
ol)、DBN12.4g(100 mmol)および
n−アミルアルコール120 gを室温で混合し、10
0℃まで昇温した。次に同温度で塩化パラジウム5.3
g(30 mmol)を添加し、100℃〜110℃
で12時間反応させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、
ろ液を減圧濃縮して、メタノール400 mlを加え析
出した結晶を瀘過し、メタノール100 mlで洗浄し
た。60℃で乾燥したところ、下記式(19)、(2
0)、(21)及び(22)の混合物25.1 gが得
られた。収率は89%であった。混合物は最大吸収波長
λmax=692 nm, εm ax=2.5×105-1
2(トルエン)であった。その生成比は液体クロマト
グラムの面積比から、(19)/(20)/(21)/
(22)=50/48/1/1であった。
【0034】
【化20】
【0035】
【化21】
【0036】
【化22】
【0037】
【化23】
【0038】実施例4 下記式(23)
【0039】
【化24】 で示されるフタロニトリル25.6 g(100 mm
ol)、DBU15.2g(100 mmol)および
1−ヘキサノール120 gを室温で混合し、110℃
まで昇温した。次に同温度で塩化パラジウム5.3 g
(30 mmol)を添加し、110℃〜120℃で1
2時間反応させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、ろ液
を減圧濃縮して、メタノール400 mlを加え析出し
た結晶を瀘過し、メタノール100 mlで洗浄した。
60℃で乾燥したところ、下記式(24)、(25)、
(26)及び(27)の混合物25.9 gが得られ
た。収率は92%であった。混合物は最大吸収波長λ
max=694 nm,εmax=2.2×105-1cm
2(トルエン)であった。その生成比は液体クロマトグ
ラムの面積比から、(24)/(25)/(26)/
(27)=48/49/2/1であった。
【0040】
【化25】
【0041】
【化26】
【0042】
【化27】
【0043】
【化28】
【0044】実施例5 下記式(28)
【0045】
【化29】 で示されるフタロニトリル18.2 g(79 mmo
l)、DBU12.2g(80 mmol)および1−
ヘキサノール120 gを室温で混合し、110℃まで
昇温した。次に同温度で塩化白金5.3 g(20 m
mol)を添加し、110℃〜120℃で17時間反応
させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、ろ液を減圧濃縮
して、メタノール300 mlを加え析出した結晶を瀘
過し、メタノール100 mlで洗浄した。60℃で乾
燥したところ、下記式(29)、(30)、(31)及
び(32)の混合物17.5 gが得られた。収率は8
0%であった。混合物は最大吸収波長λmax=679
nm, εmax=2.6×105-1cm2(トルエン)
であった。その生成比は液体クロマトグラムの面積比か
ら、(29)/(30)/(31)/(32)=53/
43/2/2であった。
【0046】
【化30】
【0047】
【化31】
【0048】
【化32】
【0049】
【化33】
【0050】実施例6 下記式(33)
【0051】
【化34】 で示されるフタロニトリル23.1 g(90 mmo
l)、DBU116.4g(108 mmol)および
n−アミルアルコール100 gを室温で混合し、10
0℃まで昇温した。次に同温度で三塩化バナジウム3.
9 g(25mmol)を添加し、100℃〜110℃
で10時間反応させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、
ろ液を減圧濃縮して、メタノール400mlを加え析出
した結晶を瀘過し、メタノール100 mlで洗浄し
た。60℃で乾燥したところ、下記式(34)、(3
5)、(36)及び(37)の混合物22.4 gが得
られた。収率は91%であった。混合物は最大吸収波長
λmax=742 nm, εm ax=1.6×105-1
2(トルエン)であった。その生成比は液体クロマト
グラムの面積比から、(34)/(35)/(36)/
(37)=51/46/2/1であった。
【0052】
【化35】
【0053】
【化36】
【0054】
【化37】
【0055】
【化38】
【0056】実施例7 前記式(13)で示されるフタロニトリル24.2 g
(100 mmol)、DBU15.2 g(100
mmol)およびn−アミルアルコール130gを室温
で混合し、95℃まで昇温した。次に同温度で塩化銅
(I)2.5g(25 mmol)を添加し、95℃〜
105℃で10時間反応させ、室温に冷却後、不溶物を
瀘過し、ろ液を減圧濃縮して、メタノール500mlを
加え析出した結晶を瀘過し、メタノール100 mlで
洗浄した。60℃で乾燥したところ、下記式(38)、
(39)、(40)及び(41)の混合物24.0 g
が得られた。収率は93%であった。混合物は最大吸収
波長λmax=708nm, εmax=2.8×105-1
cm2(トルエン)であった。その生成比は液体クロマ
トグラムの面積比から、(38)/(39)/(40)
/(41)=46/47/4/3であった。
【0057】
【化39】
【0058】
【化40】
【0059】
【化41】
【0060】
【化42】
【0061】比較例1 前記式(13)で示されるフタロニトリル24.2 g
(100 mmol)、DBU15.2 g(100
mmol)、塩化パラジウム5.3 g(30mmo
l)および1−ヘキサノール100 gを室温で混合
し、130℃まで昇温しし、130℃〜140℃で12
時間反応させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、ろ液を
減圧濃縮して、メタノール400mlを加え析出した結
晶を瀘過し、メタノール100 mlで洗浄した。60
℃で乾燥したところ、前記式(14)、(15)、(1
6)及び(17)の混合物13.2 gが得られた。収
率は49%であった。混合物は最大吸収波長λmax=6
92 nm, εmax=2.8×105-1cm2(トル
エン)であった。その生成比は液体クロマトグラムの面
積比から、(14)/(15)/(16)/(17)=
41/45/8/6であった。これらの他に、下記式
(42)、(43)で示される無金属フタロシアニンの
混合物が22%副生していた。
【0062】
【化43】
【0063】
【化44】
【0064】比較例2 前記式(13)で示されるフタロニトリル24.2 g
(100 mmol)、DBU15.2 g(100
mmol)、塩化パラジウム5.3 g(30mmo
l)およびn−アミルアルコール100 gを室温で混
合し、75℃まで昇温しし、75℃〜85℃で30時間
反応させ、室温に冷却後、不溶物を瀘過し、ろ液を減圧
濃縮して、メタノール400mlを加え析出した結晶を
瀘過し、メタノール100 mlで洗浄した。60℃で
乾燥したところ、前記式(14)、(15)、(16)
及び(17)の混合物8.6 gが得られた。収率は3
2%であった。混合物は最大吸収波長λmax=692
nm, εmax=2.8×105-1cm2(トルエン)
であった。その生成比は液体クロマトグラムの面積比か
ら、(14)/(15)/(16)/(17)=41/
51/4/4であった。
【0065】
【発明の効果】フタロニトリルと有機塩基の混合物をア
ルコール中90から120℃に昇温し、同温度で金属誘
導体を添加し反応させることにより、立体障害の大きい
α−テトラアルコキシフタロシアニンを収率良く合成で
きるようになった。また、α−テトラアルコキシフタロ
シアニン異性体の生成比を制御できるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 伸 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 伊藤 尚登 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式(1)中、R1は炭素数3〜20の2級のアルキル
    基を表わす。)で表わされる3−アルコキシフタロニト
    リルの1から4種と有機塩基のアルコール溶液あるいは
    懸濁液を90から120℃に昇温し、同温度で金属また
    は金属誘導体を添加し、90から120℃で反応させる
    ことを特徴とする下記一般式(2) 【化2】 (式(2)中、R1は各々独立に炭素数3〜20の2級
    のアルキル基を表し、Metは2価の金属原子、または
    オキシ金属を表す。−OR1基の置換位置は1または
    4、5または8、9または12及び13または16位で
    ある。)で表わされるアルコキシフタロシアニンの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、金属誘導体がハロゲ
    ン化パラジウム、酢酸パラジウム、ハロゲン化白金ある
    いは酢酸白金であるアルコキシフタロシアニンの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、R1が1,3−ジメ
    チルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、2−メチル
    −1−iso−プロピルプロピル基、1−エチル−3−
    メチルブチル基、3−メチル−1−iso−プロピルブ
    チル基、2−メチル−1−iso−プロピルブチル基、
    及び1−t−ブチル−2−メチルプロピル基からなる群
    より選択される1種であるアルコキシフタロシアニンの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、使用する溶媒の量が
    フタロニトリルの1から100倍であるアルコキシフタ
    ロシアニンの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、有機塩基が1,8−
    ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ある
    いは1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネ
    ンであるアルコキシフタロシアニンの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、製造されたフタロシ
    アニンが、下記式(4)及び(5) 【化3】 (式(4)及び(5)中、R1及びMetは式(2)中
    のR1及びMetと同義である。)で示される異性体の
    混合物であり、式(4)の存在比Aが40≦A≦60、
    式(5)の存在比Bが40≦B≦60であり、A+B≦
    100であるアルコキシフタロシアニンの製造方法。
JP33855891A 1990-12-26 1991-12-20 アルコキシフタロシアニンの製造方法 Expired - Fee Related JPH0730257B2 (ja)

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JP2-413909 1990-12-26
JP41390990 1990-12-26

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