Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JPH0751914B2 - エンジンの気筒別燃焼状態判別方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JPH0751914B2 - エンジンの気筒別燃焼状態判別方法 - Google Patents

エンジンの気筒別燃焼状態判別方法

Info

Publication number
JPH0751914B2
JPH0751914B2 JP29866390A JP29866390A JPH0751914B2 JP H0751914 B2 JPH0751914 B2 JP H0751914B2 JP 29866390 A JP29866390 A JP 29866390A JP 29866390 A JP29866390 A JP 29866390A JP H0751914 B2 JPH0751914 B2 JP H0751914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
combustion
combustion state
engine
average
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29866390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04171253A (ja
Inventor
龍一郎 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP29866390A priority Critical patent/JPH0751914B2/ja
Publication of JPH04171253A publication Critical patent/JPH04171253A/ja
Publication of JPH0751914B2 publication Critical patent/JPH0751914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、気筒間の運動変化量から各気筒の燃焼状態を
判別するエンジンの気筒別燃焼状態判別方法に関する。
[従来の技術] 一般に、多気筒エンジンにおける燃焼は毎サイクル同一
過程を経て行われることが、安定した出力を得る上で理
想であるが、多気筒エンジンにおいては、 吸気管形状の複雑化、気筒間の吸気干渉などによる吸
気分配率の不均一化、 冷却順路によって生じる各気筒間の若干の燃焼温度の
相違、 各気筒の燃焼室容積、ピストン形状などの製造上のば
らつき、 インジェクタの製造誤差などによる燃料噴射量の違い
から生じる各気筒の空燃比のわずかなばらつき、 などの相乗的作用から燃焼にばらつきが生じ易い。
この各気筒の燃焼のばらつきをほぼ均一に制御出来れ
ば、エンジンを滑らかに回転させることができる。特
に、低燃費化、静粛性などの要請から回転数を低めに抑
える傾向にあるアイドル回転数領域では、燃焼のばらつ
きが回転変動に大きな影響を及ぼすため、各気筒の燃焼
状態を知ることは安定したアイドル回転を得る上で極め
て重要である。
そのため、従来から各気筒の燃焼状態を把握する手段が
種々開発されており、例えば、特開昭59−82534号公報
では、各気筒#i(4気筒であれば、i=1〜4)の燃
焼行程前の瞬時のエンジン回転数NL#iと、燃焼行程
後の瞬時のエンジン回転数NH#iとの差である差回転
△N#i(△N#i=NH#i−NL#i)を気筒ごとに
求め、次いで、この各気筒#iの差回転△N#iの全気
筒平均値△NAと上記各気筒#iの差回転△N#iとを
比較し、各気筒#iの差回転△N#iが上記全気筒平均
差回転△NAと等しくなるように制御することで、滑ら
かなアイドル回転を得ようとしている。
[発明が解決しようとする課題] この先行技術では、気筒ごとの燃焼状態と、上記差回転
△N#iとの間に相関関係があることに着目し、全気筒
平均差回転△NAを基準とし、この基準に対する偏差
で、当該気筒#iの燃焼状態を推定しようとしている
が、各気筒の燃焼は点火順(例えば、#1→#3→#2
→#4)にしたがって連続的に繰返されるため、全気筒
平均差回転△NAに各気筒#iの差回転△N#iを近づ
ける制御をしても、1燃焼行程前気筒#i−1の差回転
△N#i−1と現燃焼行程気筒#iの差回転△N#iと
の間、あるいは、現燃焼行程気筒#iの差回転△N#i
と1燃焼行程後気筒#i+1の差回転△N#i+1との
間に開きがあれば、エンジン回転にむらができやすくな
り、安定性が著しく阻害される。
また、基準値が全気筒平均差回転△NAであるため、燃
焼状態により、この全気筒平均差回転△NA自体が常に
変動し易く、この全気筒平均差回転△NAが変動する
と、この全気筒平均差回転△NAを基準として推定する
各気筒の燃焼状態中に、上記全気筒平均差回転△NAを
設定する際の他の気筒の燃焼状態因子が含まれてしま
い、各気筒の燃焼状態を正確に把握することが困難にな
る。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、他の気筒
の燃焼状態因子を含むことなく、当該気筒の燃焼状態を
正確に把握することができ、さらに、各気筒の燃焼状態
を連続的に把握して滑らかなエンジン回転を得ることの
できるエンジンの気筒別燃焼状態判別方法を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明による第一のエンジン
の気筒別燃焼状態判別方法は、1燃焼行程前気筒の燃焼
による仕事をしていない区間のエンジン回転状態量と、
2燃焼行程前気筒の燃焼による仕事をしていない区間の
エンジン回転状態量と現燃焼行程気筒の燃焼による仕事
をしていない区間のエンジン回転状態量との平均値の差
から、上記1燃焼行程前気筒の燃焼状態を判別するもの
である。
また、上記目的を達成するため、本発明による第二のエ
ンジンの気筒別燃焼状態判別方法は、現燃焼行程前気筒
の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転状態
量と、1燃焼行程前気筒の燃焼による仕事をしていない
区間のエンジン回転状態と1燃焼行程後気筒の1サイク
ル前の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転
状態量との平均値の差から、上記現燃焼行程気筒の燃焼
状態を判別するものである。
[作用] 上記第一のエンジンの気筒別燃焼状態判別方法によれ
ば、1燃焼行程前気筒の燃焼状態がその前後の燃焼行程
気筒の燃焼による仕事をしていない区間のエンジンの回
転状態量の平均値を基準として判断されるため、結果的
に燃焼状態を点火順に沿って連続的に把握することがで
き、滑らかなエンジン回転を得ることができる。
また、上記第二のエンジンの気筒別燃焼状態判別方法に
よれば、現燃焼行程気筒の燃焼状態がその前後の燃焼行
程気筒の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回
転状態量と1燃焼行程後気筒の1サイクル前の燃焼によ
る仕事をしていない区間のエンジン回転状態量との平均
値を基準として判断されるため、結果的に燃焼状態を点
火順に沿って連続的に把握することができ、滑らかなエ
ンジン回転を得ることができる。
[発明の実施例] 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図〜第9図は本発明の第一実施例を示し、第1図は
気筒別燃焼状態判別手順を示すフローチャート、第2図
は気筒別燃料噴射パルス幅設定手順を示すフローチャー
ト、第3図は基本的な気筒別燃焼状態判別方法を示す概
念図、第4図は不感帯領域を示す概念図、第5図はエン
ジン制御系の概略図、第6図はクランクロータとクラン
ク角センサの正面図、第7図はカムロータとカム角セン
サの正面図、第8図は気筒内圧力変動、クランクパル
ス、カムパルス、および、エンジン回転変動を示すタイ
ムチャート、第9図は気筒別燃焼状態比較値、気筒別平
均燃焼状態判別値、気筒別無効噴射パルス幅を示すタイ
ムチャートである。
(構 成) 第5図の符号1はエンジンで、図においては4気筒水平
対向エンジンを示す。このエンジン1のシリンダヘッド
2に形成した吸気ポート2aにインテークマニホルド3が
連通され、このインテークマニホルド3の上流にエアチ
ャンバ4を介してスロットルチャンバ5が連通され、こ
のスロットルチャンバ5の上流側に吸気管6を介してエ
アークリーナ7が取付けられている。
また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の直下流に吸
入空気量センサ(図においては、ホットワイヤ式エアフ
ローメータ)8が介装され、さらに、上記スロットルチ
ャンバ5に設けられたスロットルバルブ5aにスロットル
開度センサ9aとスロットルバルブ全閉を検出するアイド
ルスイッチ9bとが連設されている。
また、上記インテークマニホルド3の各気筒の各吸気ポ
ート2aの直上流側に、マルチポイントインジェクタ(以
下「MPI」と略称)10が配設されている。また、符号11
は燃料タンク、12は上記MPI10に燃料を供給する燃料ポ
ンプである。
また、上記エンジン1のクランクシャフト13にクランク
ロータ15が軸着され、このクランクロータ15の外周に、
所定クランク角に対応する突起(スリットでもよい)を
検出するための電磁ピックアップなどからなるクランク
角センサ16が対設され、さらに、上記クランクシャフト
13に対して1/2回転するカムシャフト14にカムロータ17
が連設され、このカムロータ17の外周にカム角センサ18
が対設されている。
第6図に示すように、上記クランクロータ15の外周に突
起(スリットでもよい)15a,15b,15cが形成されてい
る。この各突起15a,15b,15cが各気筒の圧縮上死点前(B
TDC)θ1,θ2,θ3の位置に形成されており、突起15a,1
5b間の通過時間から周期f1.2(ここにおいて、f=1/ω
ω:角速度)を算出し、また、突起15b,15c間の通過
時間から周期f2.3を算出する。さらに、上記突起15bが
点火時期を設定する際の基準クランク角を示す。
一般に、アイドル運転時の点火時期はBTDC20℃A付近で
あり、このクランク角で着火しても、その後約10℃Aま
では、まだ燃焼圧が急激に上昇することはない。
また、第8図に示すように、実施例においては、各気筒
の排気弁の開弁時期を、次の燃焼行程気筒の点火基準ク
ランク角BTDCθ2よりやや遅角側に設定されているが、
一般に、排気弁開弁直後の燃焼圧は急激に低下している
ため、クランク角BTDCθ3では、燃焼圧の影響はほとん
どない。
したがって、上記突起15cのクランク角θ3をBTDC10℃
Aより進角側に設定すれば、上記突起15b,15cのクラン
ク角BTDCθ2,θ3の間の区間が、各気筒間の燃焼による
影響をほとんど受けない、すなわち、当該燃焼行程気筒
の燃焼による仕事をしていない区間になる。
また、第7図に示すように、上記カムロータ17の外周
に、気筒判別用突起(スリットでもよい)17a,17b,17c
が形成されている。突起17aが#3,#4気筒の圧縮上死
点後(ATDC)θ4の位置に形成され、また、突起17bが
3ヶの突起で構成され、その最初の突起が#1気筒の圧
縮上死点後(ATDC)θ5の位置に形成され、さらに、突
起17cが2ヶの突起で構成され、その最初の突起が#2
気筒の圧縮上死点後(ATDC)θ6の位置に形成されてい
る。
なお、図の実施例ではθ1=97℃A、θ2=65℃A、θ
3=10℃A、θ4=20℃A、θ5=5℃A、θ6=20℃
A、θ(2−3)=55℃Aであり、この配列により、第
8図に示すように、例えば、上記カム角センサ18がθ5
(突起17b)のカムパルスを検出した場合、その後にク
ランク角センサ16で検出するクランクパルスが#3気筒
のクランク角を示す信号であることが判別できる。
また、上記θ5のカムパルスの後にθ4(突起17a)の
カムパルスを検出した場合、その後のクランク角センサ
16で検出するクランクパルスが#2気筒のクランク角を
示すものであることが判別できる。同様にθ6(突起17
c)のカムパルスを検出した後のクランクパルスが#4
気筒のクランク角を示すものであり、また、上記θ6の
カムパルスの後にθ4(突起17a)のカムパルスを検出
した場合、その後に検出するクランクパルスが#1気筒
のクランク角を示すものであることが判別できる。
さらに、上記カム角センサ18でカムパルスを検出した後
に、上記クランク角センサ16で検出するクランクパルス
が該当気筒の基準クランク角(θ1)を示すものである
ことが判別できる。
なお、上記クランク角センサ16、カム角センサ18はクラ
ンク角検出手段を構成しており、カムパルスパターンを
変えることにより、カム角センサ18のみでクランク角検
出手段を構成するようにしてもよい。
一方、上記エンジン1の上記インテークマニホルド3に
形成したライザをなす冷却水通路(図示せず)に冷却水
温センサ20が臨まされ、また、上記シリンダヘッド2の
排気ポート2bに連通する排気管21にO2センサ22が臨まさ
れている。なお、符号23は触媒コンバータで、24は車速
センサである。
(制御装置の回路構成) 一方、符号31はマイクロコンピュータなどからなる制御
装置で、この制御装置31のCPU(中央演算処理装置)3
2、ROM33、RAM34、バックアップRAM(不揮発性RAM)3
5、および、I/Oインターフェイス36がバスライン37を介
して互いに接続されて、定電圧回路38から所定の安定化
電圧が供給される。
上記定電圧回路38は、制御リレー39を介してバッテリ41
に接続され、キースイッチ40がONされて上記制御リレー
39のリレー接点が閉となったとき各部に制御用電源を供
給するとともに、上記バッテリ41に直接接続され、上記
バックアップRAM35に、キースイッチ40がOFFされたとき
でもバックアップ電源を供給する。
また、上記I/Oインターフェイス36の入力ポートに、各
センサ8,9a,16,18,20,22,24、および、アイドルスイッ
チ9bが接続されるとともに、上記バッテリ41のプラス端
子が接続され、その端子電圧がモニタされ、また、上記
I/Oインターフェイス36の出力ポートに、駆動回路42を
介して上記MPI10が接続されている。
上記ROM33には制御プログラム、固定データなどが記憶
されている。固定データとしては、後述するイニシャル
セット値などがある。
また、上記のRAM34には上記各センサ類の出力信号を処
理した後のデータ、CPU32で演算処理したデータなどが
格納されている。さらに、バックアップRAM35は、キー
スイッチ40に関係なく常時電源が通電され、キースイッ
チ40をOFFにしてエンジンの運転を停止しても記憶内容
が消失せず、後述する気筒別の無効噴射パルス幅データ
などが格納される。
さらに、上記CPU32では上記ROM33に記憶されている制御
プログラムに従い、上記RAM34、バックアップRAM35に格
納した各種データに基づき、MPI10に対する燃料噴射パ
ルス幅Tiなどを気筒別に演算する。
上記制御装置31においては、一般的な燃料噴射制御に加
え、各気筒#i(i=1〜4)の燃焼状態を個別的に判
断している。
この気筒別燃焼状態判別方法の基本概念を第3図,第4
図に従って説明する。
第3図はアイドル回転時のエンジンの回転変動を示すも
ので、例えば4気筒エンジンの場合、燃焼行程気筒#i
が点火順(例えば#1→#3→#2→#4)に従って18
0℃Aごとに切換るため、燃焼行程気筒どうしがその前
後において重複することはなく、燃焼行程気筒#iの燃
焼終了後と、次の燃焼行程気筒#i+1の前との間に各
気筒の燃焼による影響を受けない、いわゆる燃焼による
仕事をしていない区間が存在する。
例えば、第3図に示すように、気筒#1〜#4の燃焼に
よる仕事をしていない区間の瞬時の運動量であるエンジ
ン回転数をそれぞれN#1〜N#4とした場合、滑らか
なエンジン回転を得るためには各気筒#1〜#4のエン
ジン回転数N#1〜N#4が全て均等であることが望ま
しい。
この実施例では、各気筒#iの燃焼状態と上記エンジン
回転数N#iとの間に非常に強い相関関係があることに
着目し、燃焼状態を気筒別に判別する。
すなわち、この実施例による燃焼状態判別方法では、現
燃焼行程気筒#iのエンジン回転数N#iと2燃焼行程
前気筒#i−2のエンジン回転数N#i−2との平均値
(N#i−2+N#i)/2と、1燃焼行程前気筒#i−
1のエンジン回転数N#i−1とを比較し、この比較値
(これをここでは燃焼状態判別値とする) がマイナス区間にある場合、当該気筒#i−1の燃焼状
態が悪いと判断し、プラス側にある場合燃焼状態が良い
と判断する。
そして、この判断結果(燃焼状態判別値)に基づき、当
該気筒#i−1の次のサイクルにおける燃料噴射パルス
幅、あるいは点火時期などを制御して各気筒#i−1の
燃焼状態を点火順に従ってなだらかに連続変化するよう
に補正して、最終的に各気筒#i−1の燃焼状態がほぼ
均一、すなわち△N#i−1=0に収束するように制御
する。
なお、以下に各1燃焼行程前気筒#i−1の比較値△N
#i−1の算出方法を具体的に示す。
また、制御ハンチングなどを防止すべく第4図に示すよ
うに一定の不感帯領域(+)△NU,(−)△NLを設
け、上記比較値△N#i−1がこの不感帯領域(+)△
NU,(−)△NLに収まるように制御すれば制御性はよ
り一層向上する。
なお、以下に、燃焼による仕事をしていない区間のエン
ジン回転数Nと、気筒の燃焼状態すなわち図示平均有効
圧力Piとの相関式を示す。
まず、エンジンが回転している状態を式で表すと、 I:慣性モーメント N:エンジン回転速度 Ti:指示トルク Tf:フリクショントルク となり、この(1)式を簡略化して、 とおき、さらに圧力に置換えて表すと、 Pi:図示平均有効圧力 Pf:摩擦損失有効圧力 となる。
実験によれば各気筒#iの燃焼後のエンジン回転数N#
iと、このエンジン回転数N#iを検出する区間の時間
的変化△T(例えば第8図の区間(θ2−θ3)相当)
とを基に上記(3)式のdN/dtを求めた結果非常に強い
相関が得られた。
したがって、各気筒の燃焼後のエンジン回転数を求める
ことで、図示平均有効圧Pi、すなわち燃焼状態を推定す
ることができ、相隣接する燃焼行程気筒のエンジン回転
数と比較することで、当該燃焼行程気筒の燃焼状態の良
否を判断することができる。
(作 用) 次に、上記制御装置31にて実行する具体的な気筒別平均
燃焼状態判別値設定手順、および燃料噴射パルス幅設定
手順を第1図,第2図のフローチャートに従って説明す
る。
気筒別燃焼状態判別手順は、第1図に示すように、まず
ステップ(以下「S」と略称)101で、車速センサ24の
出力信号に基づいて設定した車速Sとアイドルスイッチ
9bの出力とを読込み、S102でアイドルかどうかを判別す
る。
車速S=0、アイドルスイッチON(スロットルバルブ全
閉)の場合、アイドルと判定してS103へ進み、また、車
速度S≠0、あるいはアイドルスイッチOFF(スロット
ルバルブ開)の場合、走行中と判断してルーチンを外れ
る。
アイドルと判断されてS103へ進むと、カム角センサ18か
ら出力されるカムパルスから現燃焼行程気筒#i(i=
1,3,2,4)を判別する。次いで、S104で、クランク角セ
ンサ16から出力されるBTDCθ2,θ3を検出するクランク
パルスを上記カムパルスの割込みにより判別する。
そして、S105で、上記S104で判別したBTDCθ2,θ3を検
出するクランクパルス間の経過時間t2,3と、上記θ2,θ
3の挾み角(θ2−θ3)とから周期f2,3を算出する
(f2,3←dt2,3/d(θ2−θ3))。
次いで、S106で、上記S105で算出した周期f2,3から現燃
焼行程気筒#iの燃焼による仕事をしていない区間のエ
ンジン回転数N#iを算出し、RAM34の所定アドレスに
格納する。(N#i→60/f2,3)。
その後、S107で、前回および前々回のルーチンで設定
し、RAM34の所定アドレスに格納した1燃焼行程前気筒
#i−1の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン
回転数N#i−1と2燃焼行程前気筒#i−2の燃焼に
よる仕事をしていない区間のエンジン回転数N#i−2
とを読込む。第8図に示すように点火順を#1→#3→
#2→#4とした場合、現燃焼行程気筒#iを#3とす
ると、1燃焼行程前気筒#i−1が#1で、2燃焼行程
前気筒#i−2が#4となる。
また、初回ルーチンにおける上記エンジン回転数N#i
−1,N#i−2はN#i−1=N#i−2=N#iにセ
ットされる。
次いで、S108で、上記1燃焼行程前気筒#i−1の燃焼
による仕事をしていない区間のエンジン回転数N#i−
1と、現燃焼行程気筒#iの燃焼による仕事をしていな
い区間のエンジン回転数N#iと2燃焼行程前気筒#i
−2の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転
数N#i−2との平均値(N#i+N#i−2)/2の差
から1燃焼行程前気筒#i−1の燃焼状態比較値△N#
i−1を求める。
△N#i−1←N#i−1 −{(N#i+N#i−2)/2} その後、109で、上記S108で求めた燃焼状態比較値△N
#i−1とRAM34の所定アドレスに格納されている当該
気筒#i−1の前回の平均燃焼状態判別値△NA#i−1
(−1)とに基づき、今回の当該気筒#i−1の平均燃
焼状態判別値△NA#i−1を、次式に示す重みrの加
重平均から求め、RAM34の所定アドレスに格納する。な
お、初回の上記平均燃焼状態判別値△NA#i−1(−
1)は0にセットされる。
△NA#i−1←{(2r−1) ×△NA#i−1(−1)+△N#i−1}/2r そして、S110で、RAM34の所定アドレスに格納されてい
る当該気筒#i−1の前回の平均燃焼状態判別値△NA
#i−1(−1)を今回の平均燃焼状態判別値△NA#
i−1で更新(△NA#i−1(−1)←△NA#i−
1)して、ルーチンを外れる。
上述の如く、この実施例では、S108で求めた燃焼状態比
較値△N#i−1を燃焼状態判別値として直接用いず、
S109で加重平均処理した値で当該気筒#i−1の燃焼状
態を判別するようにしているため、一時的な出力変動、
計測誤差に対して急激に応答することなく、次に説明す
る燃料噴射パルス幅設定において安定した制御性を得る
ことができる。
次に気筒別燃料噴射パルス幅設定手順を第2図に基づき
説明する。
なお、車両の修理等によりバッテリ41がはずされて、バ
ックアップRAM35に格納されている各気筒ごとの無効噴
射パルス幅TS#iのデータがこわれて無意味な値にな
ることがある。よって、イニシャライズ時に、バッテリ
41がはずされたかを検出するために、通常バックアップ
RAM3からの特定アドレスに決められた定数をストアして
おき、この定数の値がこわれているかをROM33の特定ア
ドレスにストアされている基準値(バックアップRAM35
にストアされている定数の値がこわれていない場合に
は、定数の値と基準値とが同一の値)と比較して判別
し、定数の値がこわれている場合には、バッテリ41がは
ずされたものとして各気筒ごとの無効噴射パルス幅TS
#iをTS/n(TS:例えば、バッテリ電圧14V時の各気筒の
無効噴射パルス幅の合計値ΣTs、n:気筒数、4気筒エン
ジンの場合n=4、TS/nの値はROM33に予めストアされ
ている)にイニシャライズし、上記バックアップRAM35
の特定アドレスにストアされている定数の値を基準値に
て再設定する。次回の起動時にバックアップRAM35の定
数の値がこわれていない場合には、無効噴射パルス幅Ts
#iのイニシャライズは行わない。
通常は以下の処理を制御プログラムに従って気筒別に繰
返し実行する。
まず、S201で、各センサ8,9a,16,18,20,22,24、およ
び、アイドルスイッチ9bの出力信号からエンジン運転状
態を読込み、S202で、クランクパルスとカムパルスに基
づき燃料噴射対応気筒#iを判別する。
次いで、S203で、アイドルスイッチ9b、車速センサ24の
出力信号から現運転状態がアイドルかどうかを判別す
る。
車速S=0でアイドルスイッチON(スロットル全閉)の
場合、アイドルと判定してS204へ進み、車速S≠0、あ
るいは、アイドルスイッチOFF(スロットル開)の場
合、アイドル解除状態と判断してS205へ進む。
S205へ進むと、当該燃料噴射対応気筒#iの燃料噴射パ
ルス幅Tiを次式により従来通り求めて、S213へジャンプ
する。
Ti←Tp×α×COEF+Ts ここで Tp=K・Q/N Tp:基本燃料噴射パルス幅(基本噴射量) α:空燃比フィードバック補正係数 COEF:各種増量分補正係数 Ts:バッテリ端子電圧VBに基づいて設定した、無効噴射
パルス幅を補正する電圧補正パルス幅 Q:吸入空気量 N:エンジン回転数 K:理論空燃比、インジェクタ噴射特性、気筒数などに基
づく補正定数 一方、上記S203で、アイドルと判定されてS204へ進む
と、バックアップRAM35の所定アドレスに格納されてい
る対応気筒#iの噴射補正量として無効噴射パルス幅T
S#iを読出し、S206で、前記気筒別燃焼状態判別プロ
グラムで求め、RAM34の当該気筒#i対応するアドレス
にストアされている平均燃焼状態判別値△NA#iを読
出す。なお、上記気筒別燃焼状態判別プログラムにおい
ては上記平均燃焼状態判別値△NA#iが△NA#i−1
で示されており、今回の燃料噴射パルス幅設定プログラ
ムで読出される平均燃焼状態判別値△NA#iは当該気
筒#iの前回のサイクルにおけるデータに基づいて求め
た値である。
次いで、S207でこの平均燃焼状態判別値△NA#iと予
め設定した許容上限値△Nuとを比較し、△NA#i≦△N
uの場合、S208へ進み、上記平均燃焼状態判別値△NA#
iと予め設定した許容下限値△NLとを比較し、△NA#
i≧NLの場合、当該気筒#iの平均燃焼状態判別値△
NA#iが許容範囲内に収まっている、すなわち、理想
的な燃焼状態(△Nu≧△NA#i≧NL)と判断し、S212
へ進む。
なお、上記許容限界値△Nu,△NLは、第4図に示すよう
に、上記平均燃焼状態判別値△NA#iに対する不感帯
領域である。
一方、上記S207で、△NA#i>△Nuと判断された場
合、当該気筒#iの燃焼が良過ぎるため、S209で、上記
S204で読出した当該気筒#iの無効噴射パルス幅TS#
iを予め設定したパルス幅△TSで減算した値で更新す
る(TS#←T#Si−△Ts)。
また、上記S208で、△NA#i<△NLと判断された場
合、当該気筒#iの燃焼状態が悪いため、S210で、上記
無効噴射パルス幅TS#iを予め設定したパルス幅△Ts
で加算した値で更新する(TS#i←T#Si+△Ts)。
上記パルス幅△Tsは燃料噴射補正による出力変動量、応
答特性などを考慮して設定する。
そして、S209、あるいは、S210からS211へ進むと、RAM3
4の所定アドレスに格納されている各気筒#(i,i−1,i
−2,i−3…)の平均燃焼状態判別値△NA#(i,i−1,i
−2,i−3…)を全てクリア(△NA#(i,i−1,i−2,i
−3…)←0)して、S212へ進む。
この各気筒の平均燃焼状態判別値△NA#iは加重平均
により求められているため、上記無効噴射パルス幅TS
#iを適正に補正しても平均燃焼状態判別値△NA#i
が直ちに許容範囲(△Nu≧△NA#i≧NL)に収まると
は限らず、全気筒#(i,i−1,i−2,i−3)の平均燃焼
状態判別値△NA#i(i,i−1,i−2,i−3)をクリアし
ないと、次回以降の演算サイクルにおいて誤判定を生じ
るおそれがある。
そして、上記S208、あるいは、S211からS212へ進むと、
S201で読込んだエンジン運転状態に基づいて設定した基
本燃料噴射パルス幅(基本噴射量)Tp、空燃比フィード
バック補正係数α、各種増量分補正係数COEF、および、
上記S204で読出した、あるいはS209,S210で設定した無
効噴射パルス幅Ts#iに基づき燃料噴射パルス幅Tiを次
式から設定する。
Ti←Tp×α×COEF+TS#i その後、S213で、上記S205あるいはS212で設定した燃料
噴射パルス幅Ti対応する駆動信号を該当気筒#iのイン
ジェクタ10へ所定タイミングで出力し、ルーチンを外れ
る。
このように、各気筒#iの平均燃焼状態判別値△NA#
iが許容限界値を越えている場合(△NA#i>ΔNu、
あるいは、△NA#i<ΔNL)、該当気筒#iの無効噴
射パルス幅TS#iを所定パルス幅△Tsで減量、あるい
は、増量することで学習し全気筒ほぼ均一の燃焼状態を
得ることができ、低出力であっても滑らかなアイドル回
転を得ることができる。
次に、上記プログラムに沿う無効噴射パルス幅TS#i
の設定状態の一例を第9図のタイムチャートに従って説
明する。
例えば、経過時間t1,t2,t3において求めた気筒#1の燃
焼状態比較値△N#iが、(a)に示すようにマイナス
側にあり、(b)に示すように加重平均した平均燃焼状
態判別値△NA#1が許容下限値NLより低い値(△NA
#1<△NL)になると、燃焼状態が悪いため、(c)
に示すように、当該気筒#1の無効噴射パルス幅TS#
1に設定パルス幅△Tsを加算して(TS#1←TS#1+
△Ts)、当該気筒#1の燃料噴射パルス幅Tiを増量す
る。
また、このとき上記気筒#1の燃料噴射パルス幅Tiが増
量された分、全気筒のトータル空燃比がリッチ側へずれ
るため、(c)〜(f)に示すように、O2センサ出力に
基づく空燃比フィードバック補正係数αがリーン側へ補
正制御するように働き、上記気筒#1が増量した分、全
気筒の燃料噴射パルス幅Tiがほぼ均等に分配減量され
る。なお、始動後のO2センサ不活性状態のときには、始
動増量、水温増量されており、この増量割合に対し、上
記パルス幅△Tsの増量分は相対的に微小であるため、無
効噴射パルス幅TS#1が増量されてもさほど問題はな
い。
そして、気筒#1の増量補正の演算が終了した後、各気
筒#(1,3,2,4)の平均燃焼状態判別値△NA#(1,3,2,
4)をリセットする。
また、例えば、経過時間t4,t5において求めた気筒#3
の燃焼状態比較値△N#3が(a)に示すようにプラス
側にあり、(b)に示すように、当該気筒#3の加重平
均した平均燃焼状態判別値△NA#3が許容上限値Nuよ
り高い値(△NA#3>△Nu)になると、当該気筒#3
の燃焼状態が良過ぎると判断し、(d)に示すように、
無効噴射パルス幅TS#3から設定パルス幅△Tsを減算
し(TS#3←TS#3−△TS)、当該気筒#3の燃料
噴射パルス幅Tiを減量する。
また、このとき上記気筒#3の燃料噴射パルス幅Tiが減
量された分、全気筒のトータル空燃比がリーン側へずれ
るため、(c)〜(f)に示すように、O2センサ出力に
基づく空燃比フィードバック補正係数αがリッチ側へ補
正するように働き、上記気筒#3の増量分だけ全気筒の
燃料噴射パルス幅Tiが均等に分配増量される。
そして、気筒#3の増量補正の演算が終了した後、各気
筒#(1,3,2,4)の平均燃焼状態判別値△NA#(1,3,2,
4)をリセットする。
このようにして、各気筒の燃焼状態比較値△N#(1,3,
2,4)を0に収束させる。
(第二実施例) 第10図は本発明の第二実施例による気筒別燃焼状態判別
手順を示すフローチャートである。
なお、第一実施例の第1図と同様のステップは同一の符
号を付す。
この実施例では、1燃焼行程前気筒#i−1の燃焼終了
後の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転数
N#i−1と、1燃焼行程後気筒#i+1の燃焼による
仕事をしていない区間のエンジン回転数の推定値として
採用する当該気筒#i+1の1サイクル前の燃焼による
仕事をしていない区間のエンジン回転数N#i+1(−
1)との平均値と、現燃焼行程気筒#iの燃焼による仕
事をしていない区間のエンジン回転数N#iとを比較し
て、現燃焼行程気筒#iの燃焼状態を判別するものであ
る。
以下、フローチャートに従って燃焼状態判別手順を説明
する。
まず、S101〜S106まで第1図と同様の手順で進み、S301
で、RAM34に格納されている1燃焼行程前気筒#i−1
の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転数N
#i−1と、1燃焼行程後気筒#i+1の燃焼による仕
事をしていない区間の推定エンジン回転数として採用す
る当該気筒#i+1の1サイクル前の燃焼による仕事を
していない区間のエンジン回転数N#i+1(−1)と
を読出し、S302で、上記S106で求めた当該燃焼行程気筒
#iのエンジン回転数N#iと上記S301で読出したエン
ジン回転数N#i−1,N#i+1(−1)の平均値との
差から、当該燃焼行程気筒#iの燃焼状態比較値△N#
iを求める。
△N#i←N#i −{(N#i−1+N#i+1(−1))/2} その後、S303で上記S302で求めた燃焼状態比較値△N#
iとRAM34の所定アドレスに格納されている当該燃焼行
程気筒#iの前回の平均燃焼状態判別値△NA#i(−
1)とに基づき、現燃焼行程気筒#iの平均燃焼状態判
別値△NA#iを次式に示す重みrの加重平均から求めR
AM34の所定アドレスに格納する。
△NA#i←{(2r−1) ×NA#i(−1)+△N#i}/2r 次いで、S304で、上記RAM34の所定アドレスに格納され
ている当該燃焼行程気筒#iの前回の平均燃焼状態判別
値△NA#i(−1)を今回の平均燃焼状態判別値△NA
#iで更新(△NA#i(−1)←△NA#i)し、ルー
チンを外れる。
この実施例によれば、燃焼行程気筒#iを判別後、当該
気筒#iの燃焼状態判別値△N#iを設定することがで
きる。
そして、上記燃焼状態判別プログラムで設定した平均燃
焼状態判別値△NA#iに基づき、次のサイクルにおい
て、前記第一実施例の第2図に示した当該気筒#iの燃
料噴射パルス幅Tiを所定量増量、あるいは、減量する。
なお、この実施例においては、1燃焼行程後気筒#i+
1の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転数
の推定値として前サイクルにおけるエンジン回転数N#
i+1(−1)を採用したが、これに限らず、例えば、
当該気筒#i+1の数サイクル前までのエンジン回転数
#i+1の単純平均値、あるいは、加重平均値を推定値
として採用してもよい。
(第三実施例) 第11図は本発明の第三実施例による気筒別燃料噴射パル
ス幅設定手順を示すフローチャートである。
なお、第一実施例の第2図と同様のステップは同一符号
を付して説明を省略する。
この実施例では、最初に燃料噴射パルス幅Tiを求め、ア
イドル時に、この燃料噴射パルス幅Tiを噴射補正量とし
ての補正パルス幅Tc#iで補正してアイドル制御を行う
ものである。
なお、補正パルス幅Tc#iは各気筒ごとに対応してバッ
クアップRAM35の所定アドレスにストアされ、データが
こわれた場合などのイニシャルセット値は0である。ま
た、平均燃焼状態判別値△NA#iの算出手順は第一実
施例(第1図)、あるいは、第二実施例(第10図)と同
様であるため説明を省略する。
まず、S201、S202からS401へ進むと、上記S201で読込ん
だエンジン運転状態に基づき、燃料噴射パルス幅Tiを求
める(Ti←Tp×α×COEF+Ts)。
次いで、S203で現運転状態がアイドルかどうかを判断
し、アイドル解除状態の場合、S213へジャンプする。一
方アイドル状態と判断した場合、S402へ進み、バックア
ップRAM35の所定アドレスに格納されている対応気筒#
iの補正パルス幅Tc#iを読出し、次いで、S206で当該
気筒#iの平均燃焼状態判別値△NA#iを読出し、S20
7でこの平均燃焼状態判別値△NA#iと予め設定した許
容上限値△Nuとを比較し、△NA#i≦△Nuの場合、S20
8へ進み、許容下限値△NLとを比較し、△NA#i≧△
NL、すなわち、△Nu≧△NA#i≧△NLの場合、S405
へ進む。
また、上記S207で当該気筒#iの平均燃焼状態判別値△
NA#iが許容上限値△Nuに達している(△NA#i>△
Nu)と判断してS403へ進むと、上記バックアップRAM35
の所定アドレスに格納されている当該気筒#iの補正パ
ルス幅Tc#iを予め設定したパルス幅△Tcで減算した値
で更新し(Tc#i←Tc#i−△Tc)、S211へ進む。
また、S208で当該気筒#iの平均燃焼状態判別値△NA
#iが許容下限値△NLに達している(△NA#i<△N
L)と判断してS404へ進むと、当該気筒#iの補正パル
ス幅Tc#iを予め設定したパルス幅△Tcで加算した値で
更新し(Tc#i←Tc#i+△Tc)、S211へ進む。
そして、S211へ進むと、RAM34の所定アドレスに格納さ
れている各気筒#(i,i−1,i−2,i−3)の平均燃焼状
態判別値△NA#(i,i−1,i−2,i−3)を全てクリアし
て(△NA#(i,i−1,i−2,i−3)←0)、S405へ進
む。
そして、上記S401で設定した燃料噴射パルス幅Tiを、上
記S402で読出し、あるいは、S403、または、S404で設定
した補正パルス幅Tc#iで補正し(Ti←Ti+Tc#i)、
S213にて、上記燃料噴射パルス幅Tiに対応する駆動信号
を当該気筒#iのインジェクタ10へ所定タイミングで出
力し、ルーチンを外れる。
(第四実施例) 第12図、第13図は本発明の第四実施例を示し、第12図は
気筒別燃焼状態判別手順を示すフローチャート、第13図
は気筒別燃料噴射パルス幅設定手順を示すフローチャー
トである。
この実施例では、燃焼行程気筒#iの燃焼による仕事を
していない区間のエンジン回転数N#iを気筒別に加重
平均して平均エンジン回転数NA#iを求め、1燃焼行
程前気筒#i−1の平均エンジン回転数NAi−1と、
2燃焼行程前気筒#i−2と現燃焼行程気筒#iとの平
均エンジン回転数NA#i−2,NA#iの平均値の差か
ら、この1燃焼行程前気筒#i−1の平均燃焼状態判別
値△NA#i−1を求めるようにしたものである。
この実施例によれば、エンジン回転数が加重平均により
なまされた値として求められるため、特に、アイドルへ
移行した直後など、サンプリング数の少い期間において
は誤判定を有効に防止することができる。
以下、フローチャートに従って説明する。
S101〜S106まで第一実施例(第1図)と同じルーチンを
経て実行され、S501で、上記S106で求めた現燃焼行程気
筒#iの燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回
転数N#iと、1サイクル前における当該気筒#i(−
1)の燃焼状態判別フローチャートで求めた平均エンジ
ン回転数NA#i(−1)とに基づき、現燃焼行程気筒
#iの平均エンジン回転数NA#iを重みrの加重平均
から求める。
NA#i←{(2r−1) ×NA#i(−1)+N#i}/2r そして、S502で、RAM34の所定アドレスに格納されてい
る1サイクル前までの当該気筒#iの平均エンジン回転
数NA#i(−1)を上記S501で求めた平均エンジン回
転数NA#iで更新する(NA#i(−1)←NA#
i)。
次いで、S503で前回、前々回のルーチンで設定し、RAM3
4の所定アドレスに格納した1燃焼行程前気筒#i−1
と2燃焼行程前気筒#i−2との燃焼による仕事をして
いない区間の平均エンジン回転数NA#i−1,NA#i−
2を読出し、S504で、上記S501で求めた現燃焼行程気筒
#iの平均エンジン回転数NA#iと上記S503で読出し
た平均エンジン回転数NA#i−2との平均値と、上記S
503で読出した平均エンジン回転数NA#i−1とから1
燃焼行程前気筒#i−1の平均燃焼状態判別値△NA#
i−1を設定し、RAM34の所定アドレスに格納し、ルー
チンを外れる。
△NA#i−1←NA#i−1 −{(NA#i+NA#i−2)/2} そして、第13図の気筒別燃料噴射パルス幅設定プログラ
ムにおいて、上記気筒別燃焼状態判別プログラムにおい
て設定した平均燃焼状態判別値△NA#iに基づきS207,
S208で前述した第一実施例(第2図)と同様に当該気筒
#iの燃焼状態を判別し、S601で、RAM34の所定アドレ
スに格納されている各気筒#(i,i−1,i−2,i−3…)
の平均エンジン回転数NA#(i,i−1,i−2,i−3…)を
全てクリア(NA#(i,i−1,i−2,i−3…)←0)す
る。
なお、他のステップは第一実施例(第2図)と同様であ
るため説明を省略する。
なお、本発明は上記各実施例に限るものではなく、例え
ば、各気筒の燃焼による仕事をしていない区間の運動量
はエンジン回転数に限らず角加速度、周期、角速度など
であってもよく、特に、エンジン回転数を時間微分した
角速度を用いることで、時間的要素が加味されるため運
動量の測定を精度よく行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、他の気筒の燃焼状
態因子を含むことなく、当該気筒の燃焼状態を正確に把
握することができ、また、各気筒の燃焼状態を連続的に
把握して滑らかなエンジン回転を得ることができるなど
優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の第一実施例を示し、第1図は
気筒別燃焼状態判別手順を示すフローチャート、第2図
は気筒別燃料噴射パルス幅設定手順を示すフローチャー
ト、第3図は基本的な気筒別燃焼状態判別方法を示す概
念図、第4図は不感帯領域を示す概念図、第5図はエン
ジン制御系の概略図、第6図はクランクロータとクラン
ク角センサの正面図、第7図はカムロータとカム角セン
サの正面図、第8図は気筒内圧力変動、クランクパル
ス、カムパルス、および、エンジン回転変動を示すタイ
ムチャート、第9図は気筒別燃焼状態比較値、気筒別平
均燃焼状態判別値、気筒別無効噴射パルス幅を示すタイ
ムチャート、第10図は本発明の第二実施例による気筒別
燃焼状態判別手順を示すフロチャート、第11図は本発明
の第三実施例による気筒別燃料噴射パルス幅設定手順を
示すフローチャート、第12図,第13図は本発明の第四実
施例を示し、第12図は気筒別燃焼状態判別手順を示すフ
ローチャート、第13図は気筒別燃料噴射パルス幅設定手
順を示すフローチャートである。 #i……現燃焼行程気筒、#i−1……1燃焼行程前気
筒、#i+1……1燃焼行程後気筒、#i−2……2燃
焼行程前気筒、N#i,N#i−1,N#i−2……燃焼によ
る仕事をしていない区間の運動量、N#i+1(−1)
……推定運動量。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1燃焼行程前気筒の燃焼による仕事をして
    いない区間のエンジン回転状態量と、2燃焼行程前気筒
    の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転状態
    量と現燃焼行程気筒の燃焼による仕事をしていない区間
    のエンジン回転状態量との平均値の差から、上記1燃焼
    行程前気筒の燃焼状態を判別することを特徴とするエン
    ジンの気筒別燃焼状態判別方法。
  2. 【請求項2】現燃焼行程前気筒の燃焼による仕事をして
    いない区間のエンジン回転状態量と、1燃焼行程前気筒
    の燃焼による仕事をしていない区間のエンジン回転状態
    量と1燃焼行程後気筒の1サイクル前の燃焼による仕事
    をしていない区間のエンジン回転状態量との平均値の差
    から、上記現燃焼行程気筒の燃焼状態を判別することを
    特徴とするエンジンの気筒別燃焼状態判別方法。
  3. 【請求項3】上記エンジン回転状態量は、エンジン回転
    数、角加速度、周期、角速度、及び、エンジン回転数を
    加重平均処理した平均エンジン回転数のうちいずれか1
    つを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載のエ
    ンジンの気筒別燃焼状態判別方法。
JP29866390A 1990-11-01 1990-11-01 エンジンの気筒別燃焼状態判別方法 Expired - Fee Related JPH0751914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29866390A JPH0751914B2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 エンジンの気筒別燃焼状態判別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29866390A JPH0751914B2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 エンジンの気筒別燃焼状態判別方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04171253A JPH04171253A (ja) 1992-06-18
JPH0751914B2 true JPH0751914B2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=17862656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29866390A Expired - Fee Related JPH0751914B2 (ja) 1990-11-01 1990-11-01 エンジンの気筒別燃焼状態判別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0751914B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3937761B2 (ja) * 2001-06-29 2007-06-27 日産自動車株式会社 ディーゼルエンジンの異常検出装置
JP4924733B2 (ja) * 2010-03-12 2012-04-25 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の異常診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04171253A (ja) 1992-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0737789B2 (ja) 複数気筒エンジンの電子式制御装置
JPH0143142B2 (ja)
JPS6248066B2 (ja)
JP3314294B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0233472A (ja) エンジンの点火時期制御装置
JP2505304B2 (ja) 多気筒エンジンのアイドル制御装置
JP3216456B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2010156248A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0751914B2 (ja) エンジンの気筒別燃焼状態判別方法
JP3954761B2 (ja) エンジンの電子制御燃料噴射装置
JP2505311B2 (ja) エンジンのアイドル制御方法
JP4263258B2 (ja) リーンバーンエンジンの燃料噴射制御装置
JP2821251B2 (ja) エンジンのアイドル制御装置
JP2828117B2 (ja) エンジンのアイドル制御装置
JP4186350B2 (ja) 内燃機関の燃焼状態検出装置
JPH09324676A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP3691092B2 (ja) エンジンの空燃比制御方法
JPH0751917B2 (ja) エンジンの気筒別失火判別方法
JP2543763B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JP2543762B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JP3621731B2 (ja) エンジンの空燃比制御方法
JP2586565B2 (ja) 内燃機関の出力変動検出装置
JP2535895B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH09126035A (ja) 多気筒エンジンのアイドル制御装置
JP2010007523A (ja) エンジンの空燃比制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees