JPH0764565B2 - オルガノ五酸化アンチモンゾル及びその製造法 - Google Patents
オルガノ五酸化アンチモンゾル及びその製造法Info
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- JPH0764565B2 JPH0764565B2 JP2153186A JP2153186A JPH0764565B2 JP H0764565 B2 JPH0764565 B2 JP H0764565B2 JP 2153186 A JP2153186 A JP 2153186A JP 2153186 A JP2153186 A JP 2153186A JP H0764565 B2 JPH0764565 B2 JP H0764565B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ホルムアミド、アセトアミド等の酸アミド系溶媒あ
るいはジメチルスルホキシド等を溶媒とする新規なオル
ガノ五酸化アンチモンゾル及びその製造法に関する。
ド、ホルムアミド、アセトアミド等の酸アミド系溶媒あ
るいはジメチルスルホキシド等を溶媒とする新規なオル
ガノ五酸化アンチモンゾル及びその製造法に関する。
五酸化アンチモンゾルは粒子径が5〜100mμのコロイダ
ル五酸化アンチモンのゾルでハロゲン化合物との併用に
より難燃効果を示すことからプラスチック、繊維等の難
燃剤、プラスチック表面処理陽マイクロフィラー、金属
イオン吸着剤(無機イオン交換体)等として利用されて
いる。特に粒子径が小さいことより透明難燃性剤として
注目されている。
ル五酸化アンチモンのゾルでハロゲン化合物との併用に
より難燃効果を示すことからプラスチック、繊維等の難
燃剤、プラスチック表面処理陽マイクロフィラー、金属
イオン吸着剤(無機イオン交換体)等として利用されて
いる。特に粒子径が小さいことより透明難燃性剤として
注目されている。
ジメチルホルムアミド(以下DMFと記載)等の上記有機
溶媒を分散媒とする五酸化アンチモンゾルは主としてア
クリル系繊維の難燃用に検討されている。
溶媒を分散媒とする五酸化アンチモンゾルは主としてア
クリル系繊維の難燃用に検討されている。
(従来の技術) オルガノ五酸化アンチモンゾルの従来の製造方法として
は次のような方法が提案されている。
は次のような方法が提案されている。
無水三酸化アンチモンを硝酸に加え加熱後α−ヒドロキ
シカルボン酸を加え、次いでこれにDMF等の有機溶媒を
添加し、水を蒸留により除去する方法(特開昭47−1138
2)。
シカルボン酸を加え、次いでこれにDMF等の有機溶媒を
添加し、水を蒸留により除去する方法(特開昭47−1138
2)。
塩化水素等のハロゲン化水素に、DMFなどの親水性有機
溶媒とα−ヒドロキシカルボン酸を加え、次いでこれを
三酸化アンチモンを分散させ、過酸化水素水で酸化させ
る方法(特開昭52−38495、特開昭52−38496)。
溶媒とα−ヒドロキシカルボン酸を加え、次いでこれを
三酸化アンチモンを分散させ、過酸化水素水で酸化させ
る方法(特開昭52−38495、特開昭52−38496)。
三酸化アンチモンを過酸化水素水で酸化する方法で得た
アミンで安定化した五酸化アンチモンゾルの乾燥粉末を
DMF等の有機溶媒中に分散させる方法(特開昭52−12399
7)等がある。
アミンで安定化した五酸化アンチモンゾルの乾燥粉末を
DMF等の有機溶媒中に分散させる方法(特開昭52−12399
7)等がある。
又、上記特許には得られたオルガノ五酸化アンチモンゾ
ルがアクリル繊維中に混入することができ、繊維の透明
性を失うことなく繊維を難燃化できることが記載されて
いる。
ルがアクリル繊維中に混入することができ、繊維の透明
性を失うことなく繊維を難燃化できることが記載されて
いる。
しかし、前二者は多くの酸(無機酸及びカルボン酸)を
含有しているためDMFなどの有機溶媒自体を分解を引起
こす可能性があるばかりでなく、ポリマーの物性を低下
させたり、装置を腐食させたり、有機溶媒の回収を困難
にさせる等の欠点を有している。又、後者のアミン安定
型オルガノ五酸化アンチモンゾルはゾルはゾル自体の安
定性を欠く、又ポリマーへの分散性が悪いために透明
性、難燃性に充分な効果が出ない欠点を有している。
含有しているためDMFなどの有機溶媒自体を分解を引起
こす可能性があるばかりでなく、ポリマーの物性を低下
させたり、装置を腐食させたり、有機溶媒の回収を困難
にさせる等の欠点を有している。又、後者のアミン安定
型オルガノ五酸化アンチモンゾルはゾルはゾル自体の安
定性を欠く、又ポリマーへの分散性が悪いために透明
性、難燃性に充分な効果が出ない欠点を有している。
難燃アクリル系繊維(ハロゲン化モダアクリル繊維)は
例えばアクリロニトリルに塩化ビニル、塩化ビニリデン
の共重合によって得られる二成分系ポリマーをアクリロ
ニトリルと適当なスルホン酸誘導体、好ましくはアルキ
ルアミドアルカンスルホン酸系誘導体との共重合で得ら
れるポリマーとを適当な割合で混合することによりつく
られる。
例えばアクリロニトリルに塩化ビニル、塩化ビニリデン
の共重合によって得られる二成分系ポリマーをアクリロ
ニトリルと適当なスルホン酸誘導体、好ましくはアルキ
ルアミドアルカンスルホン酸系誘導体との共重合で得ら
れるポリマーとを適当な割合で混合することによりつく
られる。
上記ポリマーをDMF等の有機溶媒に溶解して紡糸液と
し、これに五酸化アンチモン水性コロイドと水とDMF等
有機溶媒の懸濁液を混合し紡糸することにより耐熱性モ
ダクリル繊維を製造する方法が提案されている(特開昭
55−142715号)。市販されているアミン安定型五酸化ア
ンチモン水性ゾルはDMFとの相溶性が悪く、かなり多く
の水を含有させないとゾル状態にならない。従って上記
特許では懸濁液中の水が20〜40重量%でありとしてお
り、実施例ではSb2O56.75%、H2O30%、DMF63.25%とな
っている。このように多くの水を含有することから五酸
化アンチモン添加量を高くする場合には紡糸液中の水が
多くなり、紡糸液の部分凝固が起こり、五酸化アンチモ
ンゾルを均一に分散することが難しくなり、また紡糸液
の増粘により紡糸性が悪くなり、更に繊維の透明性を低
下させる。それ故、紡糸液中に多量の五酸化アンチモン
ゾルを均一に分散させ、透明性の高い繊維を効率良く得
るためには水分含有量の少ないDMFなどを溶媒とするオ
ルガノ五酸化アンチモンゾルが必要となる。
し、これに五酸化アンチモン水性コロイドと水とDMF等
有機溶媒の懸濁液を混合し紡糸することにより耐熱性モ
ダクリル繊維を製造する方法が提案されている(特開昭
55−142715号)。市販されているアミン安定型五酸化ア
ンチモン水性ゾルはDMFとの相溶性が悪く、かなり多く
の水を含有させないとゾル状態にならない。従って上記
特許では懸濁液中の水が20〜40重量%でありとしてお
り、実施例ではSb2O56.75%、H2O30%、DMF63.25%とな
っている。このように多くの水を含有することから五酸
化アンチモン添加量を高くする場合には紡糸液中の水が
多くなり、紡糸液の部分凝固が起こり、五酸化アンチモ
ンゾルを均一に分散することが難しくなり、また紡糸液
の増粘により紡糸性が悪くなり、更に繊維の透明性を低
下させる。それ故、紡糸液中に多量の五酸化アンチモン
ゾルを均一に分散させ、透明性の高い繊維を効率良く得
るためには水分含有量の少ないDMFなどを溶媒とするオ
ルガノ五酸化アンチモンゾルが必要となる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は上述した、従来の五酸化アンチモンゾルの
欠点を改善することを目的とし、鋭意研究を重ねた結
果、既に、五酸化アンチモン水性ゾルに3価及び/4価の
金属の塩基性塩を添加し、カチオンゾルを得ることを見
出し既に出願したが(特開昭60−70720号)、このカチ
オンゾルの水をDMFなどの有機溶媒と置換することによ
り目的とするオルガノ五酸化アンチモンゾルが得られる
ことを見出した。
欠点を改善することを目的とし、鋭意研究を重ねた結
果、既に、五酸化アンチモン水性ゾルに3価及び/4価の
金属の塩基性塩を添加し、カチオンゾルを得ることを見
出し既に出願したが(特開昭60−70720号)、このカチ
オンゾルの水をDMFなどの有機溶媒と置換することによ
り目的とするオルガノ五酸化アンチモンゾルが得られる
ことを見出した。
即ち、本発明の目的はDMF、ジメチルアセトアミド等の
有機溶媒により難燃性アクリル系繊維を製造するに際し
て、均一にかつ安定に混合可能で繊維の透明性を損なう
ことなく良好な難燃効果を有するDMF、ジメチルアセト
アミドなどの有機溶媒を分散媒とする安定なオルガノ五
酸化アンチモンゾルを製造する方法を提供することにあ
る。
有機溶媒により難燃性アクリル系繊維を製造するに際し
て、均一にかつ安定に混合可能で繊維の透明性を損なう
ことなく良好な難燃効果を有するDMF、ジメチルアセト
アミドなどの有機溶媒を分散媒とする安定なオルガノ五
酸化アンチモンゾルを製造する方法を提供することにあ
る。
(問題点を解決する手段) 即ち、本発明は酸アミド系溶媒、あるいはジメチルスル
ホキシドを分散媒とするオルガノ五酸化アンチモンゾル
のコロイド粒子の表面が3価および/または4価の金属
で覆われ、該金属の量が金属酸化物として五酸化アンチ
モン(Sb2O5)に対して1〜50重量%であることを特徴
とするオルガノ五酸化アンチモンゾルに関する。
ホキシドを分散媒とするオルガノ五酸化アンチモンゾル
のコロイド粒子の表面が3価および/または4価の金属
で覆われ、該金属の量が金属酸化物として五酸化アンチ
モン(Sb2O5)に対して1〜50重量%であることを特徴
とするオルガノ五酸化アンチモンゾルに関する。
本発明の五酸化アンチモンのコロイド粒子の表面が上記
金属で覆われているということは、該金属がポリカチオ
ンあるいは該金属酸化物又は水酸化物の微小コロイドの
状態で五酸化アンチモンコロイド粒子の表面に固定され
ていることである。該五酸化アンチモンゾルのSb2O5濃
度は1〜50重量%であり、該金属で覆われたコロイドの
平均粒子径は5〜150mμである。
金属で覆われているということは、該金属がポリカチオ
ンあるいは該金属酸化物又は水酸化物の微小コロイドの
状態で五酸化アンチモンコロイド粒子の表面に固定され
ていることである。該五酸化アンチモンゾルのSb2O5濃
度は1〜50重量%であり、該金属で覆われたコロイドの
平均粒子径は5〜150mμである。
本発明のオルガノ五酸化アンチモンゾルの製造法は五酸
化アンチモン(Sb2O5)として5〜60重量%を含有するp
Hが1〜10の水性五酸化アンチモンゾルに3価及び/又
は4価の金属の塩基性塩の水溶液を該塩基性塩の量が金
属酸化物として五酸化アンチモン(Sb2O5)に対して1
〜50重量%になるように添加し、五酸化アンチモンコロ
イド表面を陽ら帯電させた後、これに酸アミド系溶媒、
あるいはジメチルスルホキシドを添加し、常圧あるいは
減圧で溶媒置換することによって得ることを特徴とす
る。
化アンチモン(Sb2O5)として5〜60重量%を含有するp
Hが1〜10の水性五酸化アンチモンゾルに3価及び/又
は4価の金属の塩基性塩の水溶液を該塩基性塩の量が金
属酸化物として五酸化アンチモン(Sb2O5)に対して1
〜50重量%になるように添加し、五酸化アンチモンコロ
イド表面を陽ら帯電させた後、これに酸アミド系溶媒、
あるいはジメチルスルホキシドを添加し、常圧あるいは
減圧で溶媒置換することによって得ることを特徴とす
る。
本発明で使用する五酸化アンチモン水性ゾルとしては、
アンチモン酸のアルカリ塩からイオン交換樹脂によって
脱カチオンする方法(特公昭57−11848号、米国特許411
0247号)、三酸化アンチモンを高温下で過酸化水素によ
り酸化させる方法(特公昭53−20479号、特開昭52−212
98号)、あるいは本発明者等が出願したアンチモン酸ア
ルカリを無機酸と反応させて得られた五酸化アンチモン
ゲルを解膠する方法(特開昭60−41536号、特願昭60−7
0719号)などいずれの方法で得られた五酸化アンチモン
水性ゾルが使用できる。又、前記イオン交換法、過酸化
水素法、及び解膠法で得られたpH1〜4のアミン非含有
酸性ゾルに、アミン及び/又は水酸化アルカリを加えた
pH4〜10のゾル等も使用できる。
アンチモン酸のアルカリ塩からイオン交換樹脂によって
脱カチオンする方法(特公昭57−11848号、米国特許411
0247号)、三酸化アンチモンを高温下で過酸化水素によ
り酸化させる方法(特公昭53−20479号、特開昭52−212
98号)、あるいは本発明者等が出願したアンチモン酸ア
ルカリを無機酸と反応させて得られた五酸化アンチモン
ゲルを解膠する方法(特開昭60−41536号、特願昭60−7
0719号)などいずれの方法で得られた五酸化アンチモン
水性ゾルが使用できる。又、前記イオン交換法、過酸化
水素法、及び解膠法で得られたpH1〜4のアミン非含有
酸性ゾルに、アミン及び/又は水酸化アルカリを加えた
pH4〜10のゾル等も使用できる。
五酸化アンチモン水性ゾルは五酸化アンチモン(Sb
2O5)濃度が5〜60重量%のものが使用できるが、溶媒
置換、濃縮効率等の点からSb2O510〜50重量%のものが
好ましい。又、五酸化アンチモンゾルは粒子径5〜100m
μのものが使用できる。
2O5)濃度が5〜60重量%のものが使用できるが、溶媒
置換、濃縮効率等の点からSb2O510〜50重量%のものが
好ましい。又、五酸化アンチモンゾルは粒子径5〜100m
μのものが使用できる。
本発明で使用する水溶性の塩基性塩は3価及び/又は4
価の金属の塩基性塩で、3価の金属としてはアルミニウ
ム、クロム、鉄、インジウム、イットリウムが用いられ
る。4価の金属としてはジルコニウム、錫、チタン、セ
リウムが用いられる。これらの金属のうち好ましいのは
アルミニウム、ジルコニウム、錫、チタンである。酸と
しては塩酸、硝酸、硫酸、スルファミン酸、酢酸、蟻
酸、蓚酸等が用いられるが、好ましくは塩酸、酢酸が用
いられる。
価の金属の塩基性塩で、3価の金属としてはアルミニウ
ム、クロム、鉄、インジウム、イットリウムが用いられ
る。4価の金属としてはジルコニウム、錫、チタン、セ
リウムが用いられる。これらの金属のうち好ましいのは
アルミニウム、ジルコニウム、錫、チタンである。酸と
しては塩酸、硝酸、硫酸、スルファミン酸、酢酸、蟻
酸、蓚酸等が用いられるが、好ましくは塩酸、酢酸が用
いられる。
本発明にはいかなる組成の塩基性塩も使用出来るが、酸
量の少ないものが好ましい。例えば、塩基性塩化アルミ
ニウム(Al2(OH)5Cl,Al(OH)2Cl)、塩基性酢酸アルミ
ニウム(Al2(OH)5CH3C00・1/3H3BO3)、塩基性硝酸ジル
コニウム(ZrO(NO3)2)、塩基酢酸ジルコニウム(ZrO(C
H3C00)2)、塩基性塩化ジルコニウム(ZrOCl2)、塩基
性塩化チタン(Ti(OH)Cl3)、塩基性塩化錫(Sn(OH)C
l3)等が挙げられる。
量の少ないものが好ましい。例えば、塩基性塩化アルミ
ニウム(Al2(OH)5Cl,Al(OH)2Cl)、塩基性酢酸アルミ
ニウム(Al2(OH)5CH3C00・1/3H3BO3)、塩基性硝酸ジル
コニウム(ZrO(NO3)2)、塩基酢酸ジルコニウム(ZrO(C
H3C00)2)、塩基性塩化ジルコニウム(ZrOCl2)、塩基
性塩化チタン(Ti(OH)Cl3)、塩基性塩化錫(Sn(OH)C
l3)等が挙げられる。
これらの塩基性塩は粉末又は水溶液として入手可能であ
り、商業的に生産されているものもある。
り、商業的に生産されているものもある。
五酸化アンチモンコロイドの表面は負に帯電しており、
又強い陽イオン交換能を有しているため、五酸化アンチ
モン水性ゾルに上記塩基性水溶液を添加すると塩基性塩
中のポリカチオンは五酸化アンチモンコロイドの表面に
物理的吸着でなく化学結合により強く固定され、加熱処
理を行わなくても非常に安定なゾルをえることができ
る。
又強い陽イオン交換能を有しているため、五酸化アンチ
モン水性ゾルに上記塩基性水溶液を添加すると塩基性塩
中のポリカチオンは五酸化アンチモンコロイドの表面に
物理的吸着でなく化学結合により強く固定され、加熱処
理を行わなくても非常に安定なゾルをえることができ
る。
混合の際には一時的に凝集ゲルが生じることが多いの
で、ディスパー、ホモジナイザー等による強い攪拌を行
うことが好ましい。又、塩基性塩の水溶液中に五酸化ア
ンチモン水性ゲルを添加する方法をとるとゲルが生成し
にくく均一なゾルを得るための攪拌時間は短くすること
が出来る。
で、ディスパー、ホモジナイザー等による強い攪拌を行
うことが好ましい。又、塩基性塩の水溶液中に五酸化ア
ンチモン水性ゲルを添加する方法をとるとゲルが生成し
にくく均一なゾルを得るための攪拌時間は短くすること
が出来る。
本発明において塩基性塩の添加量は塩基性塩を構成する
金属の酸化物(M2O3又はMO2)として、五酸化アンチモ
ン(Sb2O5)に対して1〜50重量%、好ましくは3〜20
重量%である。此の塩基性塩の添加量は五酸化アンチモ
ンコロイドの表面積によって異なるが、1重量%以下で
は充分に陽に帯電することができず混合液はゲル化し、
又50重量%以上添加しても効果は同じであり、共存する
アニオン量が多くなるため使用上不都合となる。
金属の酸化物(M2O3又はMO2)として、五酸化アンチモ
ン(Sb2O5)に対して1〜50重量%、好ましくは3〜20
重量%である。此の塩基性塩の添加量は五酸化アンチモ
ンコロイドの表面積によって異なるが、1重量%以下で
は充分に陽に帯電することができず混合液はゲル化し、
又50重量%以上添加しても効果は同じであり、共存する
アニオン量が多くなるため使用上不都合となる。
pH1〜10の五酸化アンチモン水性ゾルに塩基性塩を添加
することによりpHが0〜7の陽に帯電したゾルが得られ
るが、pHが低い場合にはアルカリ金属水酸化物、アンモ
ニア、アミン、第4級アンモニウムハイドロオキサイ
ド、グアニジンハイドロオキサイド等の塩基性物質を、
又、必要に応じて塩酸、硝酸、蟻酸、蓚酸、酒石酸等の
酸を添加することによりpHを調整できる。pHは2〜6が
好ましい。
することによりpHが0〜7の陽に帯電したゾルが得られ
るが、pHが低い場合にはアルカリ金属水酸化物、アンモ
ニア、アミン、第4級アンモニウムハイドロオキサイ
ド、グアニジンハイドロオキサイド等の塩基性物質を、
又、必要に応じて塩酸、硝酸、蟻酸、蓚酸、酒石酸等の
酸を添加することによりpHを調整できる。pHは2〜6が
好ましい。
この陽に帯電した五酸化アンチモン水性ゾルは蒸発法や
限外濾過法等により濃縮することにより容易に五酸化ア
ンチモン(Sb2O5)の濃度が30〜50重量%にすることが
できる。
限外濾過法等により濃縮することにより容易に五酸化ア
ンチモン(Sb2O5)の濃度が30〜50重量%にすることが
できる。
上記方法により得られた陽に帯電した五酸化アンチモン
水性ゾルにDMF、ジメチルアセトアミド、ホルムアミ
ド、メチルホルムアミド、アセトアミド、ジメチルスル
ホキシド等から選ばれた有機溶媒を添加しながら常圧又
は減圧下で溶媒置換することにより五酸化アンチモン
(Sb2O5)濃度が20〜50重量%のオルガノ五酸化アンチ
モンゾルを得ることができる。
水性ゾルにDMF、ジメチルアセトアミド、ホルムアミ
ド、メチルホルムアミド、アセトアミド、ジメチルスル
ホキシド等から選ばれた有機溶媒を添加しながら常圧又
は減圧下で溶媒置換することにより五酸化アンチモン
(Sb2O5)濃度が20〜50重量%のオルガノ五酸化アンチ
モンゾルを得ることができる。
五酸化アンチモン水性ゾルの濃縮は必要とする場合に溶
媒置換前、置換中、置換後のいずれでも可能であるが、
置換量が少なくなることから置換前に行うことが好まし
い。
媒置換前、置換中、置換後のいずれでも可能であるが、
置換量が少なくなることから置換前に行うことが好まし
い。
本発明のオルガノ五酸化アンチモンゾルは水の存在によ
ってゾルの安定性が損なわれることはなく、水の含有量
を自由にコントロール出来るが、水の含有量はゾル中0
〜20重量%が好ましい。
ってゾルの安定性が損なわれることはなく、水の含有量
を自由にコントロール出来るが、水の含有量はゾル中0
〜20重量%が好ましい。
本発明のオルガノ五酸化アンチモンゾルは難燃アクリル
繊維(モダアクリル繊維)の紡糸液に安定に添加するこ
とができ、紡糸時の昇圧、ノズル詰まりを引き起さず、
紡糸性は良好であり、得られた繊維は透明性が高く、良
好な難燃性を示した。
繊維(モダアクリル繊維)の紡糸液に安定に添加するこ
とができ、紡糸時の昇圧、ノズル詰まりを引き起さず、
紡糸性は良好であり、得られた繊維は透明性が高く、良
好な難燃性を示した。
以下に実施例及び比較例を示し本発明を更に具体的に説
明する。しかしながら本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。尚、以下の実施例に記す%は特に記載
のない限りすべて重量%である。
明する。しかしながら本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。尚、以下の実施例に記す%は特に記載
のない限りすべて重量%である。
実施例1 イオン交換法により得た酸性五酸化アンチモンゾル(Sb
2O512%、Na2O0.70%、Na2O/Sb2O5モル比0.3、pH2.7、
粒径35mμ)2kgに塩基性塩化アルミニウム水溶液(Al
2(OH)5:タキバイン 多木化学社製)75gをディスパー
攪拌下に添加し、約1時間攪拌した。得られたカチオン
性ゾルはSb2O511.6%、Al2O30.83%、Al2O3/Sb2O5比7.
19%、pH3.0であった。このゾルをロータリーエバッポ
レーターにて60℃でSb2O530%まで濃縮し、800gのゾル
を得た。次いで、これにDMF600gを添加し、溶媒置換を
行った。得られたDMF五酸化アンチモンゾルは比重1.43
5、粘度20.c.p.、Sb2O530%、Al2O32.16%、H2O2.1%で
あった。このゾルは40℃で1ケ月以上安定であった。
2O512%、Na2O0.70%、Na2O/Sb2O5モル比0.3、pH2.7、
粒径35mμ)2kgに塩基性塩化アルミニウム水溶液(Al
2(OH)5:タキバイン 多木化学社製)75gをディスパー
攪拌下に添加し、約1時間攪拌した。得られたカチオン
性ゾルはSb2O511.6%、Al2O30.83%、Al2O3/Sb2O5比7.
19%、pH3.0であった。このゾルをロータリーエバッポ
レーターにて60℃でSb2O530%まで濃縮し、800gのゾル
を得た。次いで、これにDMF600gを添加し、溶媒置換を
行った。得られたDMF五酸化アンチモンゾルは比重1.43
5、粘度20.c.p.、Sb2O530%、Al2O32.16%、H2O2.1%で
あった。このゾルは40℃で1ケ月以上安定であった。
実施例2 (原料のアミンを含有しない五酸化アンチモン水性ゾル
の製法) 特願昭60−70719号に記載の方法によった。即ち、アン
チモン酸ソーダ800gを純水830gに分散させ、これに攪拌
しながら35%塩酸420gを添加した後、30℃に加温し、4
時間反応させた。次いで生成した五酸化アンチモンゲル
スラリーを吸引濾過し、純水1800gを注水して洗浄を行
った。
の製法) 特願昭60−70719号に記載の方法によった。即ち、アン
チモン酸ソーダ800gを純水830gに分散させ、これに攪拌
しながら35%塩酸420gを添加した後、30℃に加温し、4
時間反応させた。次いで生成した五酸化アンチモンゲル
スラリーを吸引濾過し、純水1800gを注水して洗浄を行
った。
得られた五酸化アンチモンウエットケーキ830gを純水24
90gに分散させ、これに攪拌しながら85%オルト燐酸8.5
gを加え、80℃に加温し、2時間解膠を行い解膠ゾルを
得た。
90gに分散させ、これに攪拌しながら85%オルト燐酸8.5
gを加え、80℃に加温し、2時間解膠を行い解膠ゾルを
得た。
得られた五酸化アンチモン水性ゾルはSb2O515.0%、Na2
O1.0%、pH2.5、粒径20mμであった。
O1.0%、pH2.5、粒径20mμであった。
(オルガノ五酸化アンチモンゾルの製法) 上記の方法で得られた五酸化アンチモン水性ゾル1050g
に、93%苛性ソーダ12.0gを添加し、1時間強く攪拌し
た後、これに実施例1と同じ塩基性塩化アルミ水溶液65
gを添加し、約1.5時間攪拌した。得られたカチオンゾル
はSb2O514.0%、Al2O31.33%、Al2O3/Sb2O5比9.50%、
pH5.0であった。このゾルをロータリーエバッポレータ
にて40℃でSb2O525%まで濃縮し、ジメチルアセトアミ
ド450gを添加しながら溶媒置換と濃縮を同時に行いゾル
を得た。得られたジメチルアセトアミド五酸化アンチモ
ンゾルは比重1.472、粘度25.c.p.、Sb2O532.0%、Al2O3
3.04%、H2O4.6%であった。このゾルは40℃で1ケ月放
置しても安定であった。
に、93%苛性ソーダ12.0gを添加し、1時間強く攪拌し
た後、これに実施例1と同じ塩基性塩化アルミ水溶液65
gを添加し、約1.5時間攪拌した。得られたカチオンゾル
はSb2O514.0%、Al2O31.33%、Al2O3/Sb2O5比9.50%、
pH5.0であった。このゾルをロータリーエバッポレータ
にて40℃でSb2O525%まで濃縮し、ジメチルアセトアミ
ド450gを添加しながら溶媒置換と濃縮を同時に行いゾル
を得た。得られたジメチルアセトアミド五酸化アンチモ
ンゾルは比重1.472、粘度25.c.p.、Sb2O532.0%、Al2O3
3.04%、H2O4.6%であった。このゾルは40℃で1ケ月放
置しても安定であった。
実施例3 実施例1で使用した五酸化アンチモンゾルに水酸化カリ
ウム水溶液を加え、限外濾過法にて濃縮して得られた高
濃度五酸化アンチモンゾル(Sb2O541.0%、Na2O3.0%、
K2O3.2%、pH6.5)800gを塩基性酢酸ジルコニウム水溶
液(Zr(CH3COO)2:新日本金属化学社製 商品名 酢酸
ジルコニルS−20、ZrO220.3%、CH3COOH14.7%、pH3.
1)215gと水78gの混合液中にディパーにて攪拌しながら
添加し、2時間攪拌した。得られたゾルはSb2O530.0
%、ZrO24.0%、ZrO2/Sb2O5モル比13.3%、CH3COOH2.8
9%、粘度15.9c.p.、pH4.6であった。これにDMF600gを
添加しながらロータリーエバポレーターにて70℃で溶媒
置換を行った。得られたDMF五酸化アンチモンゾルは比
重1.481、粘度6.0c.p.、Sb2O530.0%、ZrO24.0%、H2O
5.2%であった。このゾルは50℃で1ケ月以上放置して
も安定であった。
ウム水溶液を加え、限外濾過法にて濃縮して得られた高
濃度五酸化アンチモンゾル(Sb2O541.0%、Na2O3.0%、
K2O3.2%、pH6.5)800gを塩基性酢酸ジルコニウム水溶
液(Zr(CH3COO)2:新日本金属化学社製 商品名 酢酸
ジルコニルS−20、ZrO220.3%、CH3COOH14.7%、pH3.
1)215gと水78gの混合液中にディパーにて攪拌しながら
添加し、2時間攪拌した。得られたゾルはSb2O530.0
%、ZrO24.0%、ZrO2/Sb2O5モル比13.3%、CH3COOH2.8
9%、粘度15.9c.p.、pH4.6であった。これにDMF600gを
添加しながらロータリーエバポレーターにて70℃で溶媒
置換を行った。得られたDMF五酸化アンチモンゾルは比
重1.481、粘度6.0c.p.、Sb2O530.0%、ZrO24.0%、H2O
5.2%であった。このゾルは50℃で1ケ月以上放置して
も安定であった。
実施例4 解膠法により製造し、濃縮した高濃度五酸化アンチモン
ゾル(Sb2O550.5%、Na2O3.8%、トリエタノールアミン
2.4%、pH6.2、粒径25mμ)520gを塩基性塩化ジルコニ
ウム水溶液(第1希元素工業社製、商品名オキシ塩化ジ
ルコニルZC−20;ZrO220.8%、Cl8.7%)250gと水300gの
混合液中にディパーにて強く攪拌しながら添加し、1時
間攪拌した。得られたゾルはSb2O524.5%、ZrO24.86
%、ZrO2/Sb2O5モル比19.8%、pH<1であった。この
ゾルにDMF750gを添加しながらロータリーエバポレータ
ーにて50℃で溶媒置換を行った。得られたDMF五酸化ア
ンチモンゾルは比重1.370、粘度7.0c.p.、Sb2O524.5
%、ZrO24.9%、H2O3.5%であった。このゾルは40℃で
1ケ月以上放置しても安定であった。
ゾル(Sb2O550.5%、Na2O3.8%、トリエタノールアミン
2.4%、pH6.2、粒径25mμ)520gを塩基性塩化ジルコニ
ウム水溶液(第1希元素工業社製、商品名オキシ塩化ジ
ルコニルZC−20;ZrO220.8%、Cl8.7%)250gと水300gの
混合液中にディパーにて強く攪拌しながら添加し、1時
間攪拌した。得られたゾルはSb2O524.5%、ZrO24.86
%、ZrO2/Sb2O5モル比19.8%、pH<1であった。この
ゾルにDMF750gを添加しながらロータリーエバポレータ
ーにて50℃で溶媒置換を行った。得られたDMF五酸化ア
ンチモンゾルは比重1.370、粘度7.0c.p.、Sb2O524.5
%、ZrO24.9%、H2O3.5%であった。このゾルは40℃で
1ケ月以上放置しても安定であった。
比較例1 実施例1に使用した酸性の五酸化アンチモン水性ゾル
(Sb2O512%)500gをロータリーエバポレーターでSb2O5
22.0%まで濃縮し、これに220gのDMFを添加しながら溶
媒置換を行ったところゾル中の水分量が減少するにつれ
て著しく増粘し、水分のすくないDMF五酸化アンチモン
ゾルを得ることができなかった。Sb2O5濃度を10%まで
低下させてもゾルの粘度は50c.p.以上あり、又安定性も
悪かった。
(Sb2O512%)500gをロータリーエバポレーターでSb2O5
22.0%まで濃縮し、これに220gのDMFを添加しながら溶
媒置換を行ったところゾル中の水分量が減少するにつれ
て著しく増粘し、水分のすくないDMF五酸化アンチモン
ゾルを得ることができなかった。Sb2O5濃度を10%まで
低下させてもゾルの粘度は50c.p.以上あり、又安定性も
悪かった。
比較例2 実施例2に使用した酸性の五酸化アンチモンゾル(Sb2O
512%)800gに実施例1で使用した塩基性塩化アルミニ
ウム水溶液4.5gを添加し、ディスパーで攪拌を行った。
ゾルはミクロ凝集を起こし、粘度の高いスラリーとなっ
た。このスラリーにDMF640gを添加しながらロータリー
エバポレーターで溶媒置換を行ったが、凝集体は減少せ
ずゾルを得ることはできなかった。
512%)800gに実施例1で使用した塩基性塩化アルミニ
ウム水溶液4.5gを添加し、ディスパーで攪拌を行った。
ゾルはミクロ凝集を起こし、粘度の高いスラリーとなっ
た。このスラリーにDMF640gを添加しながらロータリー
エバポレーターで溶媒置換を行ったが、凝集体は減少せ
ずゾルを得ることはできなかった。
Claims (2)
- 【請求項1】酸アミド系溶媒、あるいはジメチルスルホ
キシドを分散媒とするオルガノ五酸化アンチモンゾル
の、コロイド粒子の表面が3価および/または4価の金
属のポリカチオンあるいは該金属の酸化物又は水酸化物
の微小コロイドの状態で被覆され、該金属の量が金属酸
化物として五酸化アンチモン(Sb2O5)に対して1〜50
重量%であることを特徴とするオルガノ五酸化アンチモ
ンゾル。 - 【請求項2】五酸化アンチモン(Sb2O5)として5〜60
重量%を含有するpHが1〜10の水性五酸化アンチモンゾ
ルに3価及び/又は4価の金属の塩基性塩の水溶液を、
該塩基性塩の量が金属酸化物として五酸化アンチモン
(Sb2O5)に対して1〜50重量%になるように添加し、
五酸化アンチモンコロイド表面を陽に帯電させた後、こ
れに酸アミド系溶媒、あるいはジメチルスルホキシドを
添加し、常圧あるいは減圧で溶媒置換することを特徴と
するオルガノ五酸化アンチモンゾルの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2153186A JPH0764565B2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | オルガノ五酸化アンチモンゾル及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2153186A JPH0764565B2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | オルガノ五酸化アンチモンゾル及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62182115A JPS62182115A (ja) | 1987-08-10 |
| JPH0764565B2 true JPH0764565B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=12057537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2153186A Expired - Fee Related JPH0764565B2 (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | オルガノ五酸化アンチモンゾル及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0764565B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2686103B2 (ja) * | 1988-08-05 | 1997-12-08 | 触媒化成工業株式会社 | ジルコニア系複合ゾル |
| JP5040309B2 (ja) * | 2004-09-21 | 2012-10-03 | 日産化学工業株式会社 | 五酸化アンチモンの製造方法 |
| KR101017079B1 (ko) * | 2007-11-07 | 2011-02-25 | 한국과학기술연구원 | 전극활물질의 제조방법과 이에 의하여 제조된 전극활물질을포함하는 리튬전지 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP2153186A patent/JPH0764565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62182115A (ja) | 1987-08-10 |
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|---|---|---|---|
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