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JPH0775583B2 - 仏壇の製造方法 - Google Patents
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JPH0775583B2 - 仏壇の製造方法 - Google Patents

仏壇の製造方法

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JPH0775583B2
JPH0775583B2 JP2407415A JP40741590A JPH0775583B2 JP H0775583 B2 JPH0775583 B2 JP H0775583B2 JP 2407415 A JP2407415 A JP 2407415A JP 40741590 A JP40741590 A JP 40741590A JP H0775583 B2 JPH0775583 B2 JP H0775583B2
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JP
Japan
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synthetic resin
plate
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buddhist altar
mold
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敏成 上林
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ずゞや株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仏壇の製造方法、特
に、板材の表面仕上げに特徴のある仏壇の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】仏壇は、扉や引出の前板等に木製の板材
を使用する。板材は、立体的に凹凸形状に加工されて奇
麗に表面仕上げされる。仏壇の扉を製造する方法は、実
公昭49−28823号公報に記載されている。この公
報に記載される製造方法は、合成樹脂を立体形状に成形
して扉の板材を製造している。全体を合成樹脂で成形し
た扉は、蝶番等をネジ止できない。このため、扉を成形
する合成樹脂に木片をインサートしている。この方法
は、扉を能率よく多量生産できる特長がある。しかしな
がら、実際には、この方法で製造した仏壇は、木製仏壇
に独得の高級な外観を実現できない。合成樹脂で成形し
た仏壇は、木がもつ独得の雰囲気がなく、従来から多用
されている木製仏壇の代用とはならない。
【0003】この欠点を解決する仏壇の製造方法が、実
開昭56−130490号公報に記載されている。この
公報に記載される方法は、合成樹脂製の仏壇のイメージ
をなくして、木製仏壇と同じ外観とするために、小片状
の木片を使用して、これを合成樹脂バインダーで立体的
な板状に成形している。成形した板材の表面には、唐木
等を薄くスライスした突板を接着して表面仕上げしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法で製造された
仏壇は、従来の木製仏壇に勝るとも劣らない優れた外観
にできる。しかしながら、従来の木製仏壇と同じよう
に、表面仕上げに著しく手間がかかる欠点がある。すな
わち、木材片を凹凸状に成形した板材は、木製の板材と
同じ工程で表面仕上げする必要がある。表面仕上げは、
突板等を接着した板材の表面に、表面仕上げ塗料を密着
するための下地塗料を数回塗布し、塗料の毎にペーパー
で凹凸面を奇麗に研磨し、さらに、その表面に表面仕上
げ塗料を2回吹き付けて塗装し、塗装する毎にペーパー
で凹凸面を鏡面状に仕上げる必要がある。この製造工程
において、ペーパーによる表面研磨に著しく手間がかか
る。それは、表面が凹凸状である板材は研磨装置を使用
して自動的に能率よく研磨できず、作業者が手作業で1
枚づつ仕上げるからである。このため、立体的な凹凸の
ある板材は、表面仕上げに著しく手間がかかり、また、
この工程の作業環境は極めて悪く、表面仕上げのコスト
を高騰させる原因となっている。
【0005】さらにまた、手作業で研磨して鏡面状に仕
上げるので、個人差によって、仕上げの美しさに差がで
きる欠点がある。特に、凹凸面を奇麗に仕上げるには、
熟練者が丁寧に研磨する必要がある。このことは、さら
に研磨工程の人件費を高騰して、仏壇の製造コストを高
くする。
【0006】さらにまた、木製仏壇に使用する板材は、
製造工程で、あるいは、製品に完成した状態で経時的な
狂いや収縮で割れることがある。割れた板材は、割れ目
に接着材を充填して接着し、表面を奇麗に研磨する必要
がある。このため、割れた板材の補修には著しく手間が
かかる欠点がある。特に、仏壇として完成した板材が割
れると、補修には更に手間がかかる。
【0007】この発明は、さらに、この欠点を解決する
ことを目的に開発されたもので、この発明の重要な目的
は、板材を簡単かつ容易に、しかも能率よく奇麗に表面
仕上げできる仏壇の製造方法を提供するにある。また、
この発明の他の重要な目的は、作業環境を改善して、奇
麗な板材を製造できる仏壇の製造方法を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の仏壇の製造方
法は、前述の目的を達成するために下記の方法で板材を
表面仕上げして仏壇を製造する。本発明の仏壇の製造方
法は、仏壇の一部を構成する板材1に立体的な凹凸があ
り、この板材1の凹凸面を、透明ないし半透明の合成樹
脂膜で被覆して表面仕上げして製造する方法を改良した
ものである。本発明の製造方法は、凹凸状の板材1を表
面仕上げするために、金型3の成形室4に仮止めする。
板材1を仮止めする金型3には、仮止めされる板材1の
両面に隙間のできる成形室4を備えるものが使用され
る。金型3の成形室4に板材1を仮止めして金型3を型
締めする。板材1の両面にできる成形室4の隙間で、合
成樹脂を加圧して板材1の両面に密着状態に硬化させ
る。板材1の両面に密着される合成樹脂は、板材1の両
面を綺麗に表面仕上げする。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思
想を具体化する為の方法を例示するものであって、この
発明の方法は、使用部品の材質や形状を下記のものに特
定するものでない。この発明の方法は、特許請求の範囲
に記載の範囲に於て、種々の変更を加えることができ
る。更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易い
ように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特
許請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決する為の手段
の欄」および「作用の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の
部材に特定するものでは決してない。
【0010】この発明は、仏壇を製造する方法である
が、扉、引出、じぶくろ、腰裏等に使用する板材を表面
仕上げする方法に特長がある。以下、扉に使用する板材
の製造方法の具体例を詳述する。扉以外に使用される板
材も同じ方法で製造できる。
【0011】第2図は仏壇の扉の正面図、第3図は第2
図に示す扉のA−A線断面図を示している。これ等の図
に示する扉の板材1は、下記の方法で製造する。
【0012】唐木の無垢で板材1を製造するには、一枚
の唐木板を、NC切削装置で切削加工して凹凸状に加工
する。また、NC切削装置で所定の形状に加工した複数
枚の唐木板を接着して、凹凸状に加工する。
【0013】唐木以外の木材で板材を製造するには、唐
木以外の木材、例えば、ベニヤ板等をNC切削装置で所
定の凹凸状に加工し、表面に、唐木を薄くスライスした
突板を接着する。また、唐木でない板材をNC切削装置
で凹凸状に切削加工した後、表面に木目を書く。
【0014】木材以外の成形品で板材を製造するには、
木材を小片状に裁断し、あるいは、粉状に粉砕し、これ
を合成樹脂バインダーに混合して、加圧成形し、表面が
凹凸状である板状に成刑する。板状に成形した後、表面
に唐木の突板を接着する。
【0015】以上の工程で製造された板材1を、第1図
に示すように、金型3の成形室4に仮り止めして、金型
3を型締めする。板材1を金型3の成形室4に仮止めす
るために、金型3の成形室4には、板材1の周縁を部分
的に挟着する凸起(図示せず)を設けている。板材1を
仮止めした成形室4は、図1に示すように、板材1の両
面に隙間ができる。
【0016】金型3に仮止めされた板材1は、金型3の
板材1の上下両面に開口された供給孔5から成形室4に
合成樹脂を注入して、表面に合成樹脂膜2を成形する。
このように、板材1の表面から合成樹脂を圧入すると、
板材1の表面に接着された突板を板材1に密着できる特
長がある。それは、成形室4に圧入される合成樹脂が、
突板を板材1の表面に押し付けて硬化するからである。
【0017】第1図に示す金型3は、型締めした状熊
で、液状ないしペースト状の合成樹脂を成形室4に圧入
して、合成樹脂膜2を成形する。この方法は、型締めし
た状態で、予め設定された量の合成樹脂を成形室4に圧
入する。この方法は、簡単に合成樹脂膜2を成形できる
特長がある。ただ、成形された合成樹脂膜2には、供給
孔5の跡ができる。跡形は、ペーパー等で平滑に仕上げ
ることができる。また、供給孔を、板材の周縁に位置さ
せることもできる。周縁にできた跡形は、板材を裁断し
て除去し、あるいは、枠にかん入する部分に設けること
もできる。
【0018】第4図および第5図は、金型3を型締めす
る前に、板材1の上下両面に、一定量の合成樹脂を供給
する方法を示している。第4図は、板材の両面に、加熱
すると溶融して成形できる合成樹脂、あるいは、未硬化
の状態ではペースト状で加熱成形して硬化できる合成樹
脂を供給する状態を示している。
【0019】第5図は、フィルム状の合成樹脂を板材の
両面に供給し、金型で加圧成形して、板材の両面に密着
している。この状態で板材の両面に供給される合成樹脂
フィルムは、加熱すると軟化あるいは溶融されて、成形
できる合成樹脂が使用できる。
【0020】第4図と第5図とに示す方法は、金型を型
締めして、合成樹脂を板材1の両面に押圧して密着す
る。この方法に使用する金型3は、合成樹脂の供給孔を
必要としない。このため、板材の全面に供給孔の跡がで
きず、奇麗に成形できる特長がある。
【0021】第1は、第4図または第5図に示す金型3
は、板材1の両面に同時に合成樹脂膜2を設けることが
できる。ただ、この発明は、図示しないが、板材を金型
に仮止めして片面に合成樹脂膜を設け、これを2回成形
して両面に合成樹脂膜を設けることもできる
【0022】板材1の表面に成形される合成樹脂膜2の
厚みは、通常0.2〜2mm、好ましくは0.4〜1.
5mmとする。表面に突板を接着した板材は、合成樹脂
膜2を0.5〜2mmとして多少厚くするのがよい。ま
た、板材1の表面に設ける合成樹脂膜2は、不飽和ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂等が使用できる。
【0023】金型3の成形室4で板材1の表面に成形さ
れる合成樹脂膜2は、凹凸模様として透かし模様とする
ことができる。さらに、成形する合成樹脂原料に顔料や
染料を混合して、合成樹脂膜2を着色することもでき
る。着色した合成樹脂膜2は、板材1表面の木目模様を
美しく着色できる。とくに、合成樹脂膜2で着色するこ
とによって、板材を色合わせした状態で均一色に着色で
きる。
【0024】第1図または第4図に示す状態で、板材1
の表面に成形される合成樹脂は、加熱溶融状態で圧入し
て冷却して硬化させる場合と、硬化剤を混合して加熱し
ない合成樹脂を圧入する場合とがある。加熱状態で成形
室4に圧入する合成樹脂は、突板を熱で軟化させて、
材1の表面に密着して合成樹脂膜2を形成できる特長が
ある。
【0025】
【発明の効果】この発明の仏壇の製造方法は下記の優れ
た特長がある。 板材を、簡単かつ容易に、しかも、能率よく綺麗
表面仕上げできる。それは、本発明の製造方法が、凹凸
状に加工した板材を金型の成形室に仮止めし、板材の両
面に合成樹脂を密着して表面仕上げするからである。こ
のようにして板材を表面仕上げする本発明の方法は、
来のように、塗装と研磨とを何回も繰り返す必要がな
く、板材を極めて奇麗に表面仕上げできる特長がある。 板材の狂いを修正して表面処理できる特長がある。
それは、本発明の製造方法が、板材を成形室に仮止めし
て型締めしたときに、板材を挟着保持して整形でき、さ
らに、整形状態で両面に合成樹脂膜を形成することが理
由である。このため、この発明の方法によると、板材の
歪を修正して、高い精度で奇麗な板材を得ることができ
る。 経時的に発生する板材の割れや狂いを効果的に防止
できる。それは、本発明の方法が、板材を整形状態に保
持して表面に厚くて綺麗な合成樹脂膜を正確な膜厚に成
形でき、さらに、厚い合成樹脂膜を板材の両面に成形し
ているからである。この状態で表面仕上げされた板材
は、正確な膜厚の合成樹脂内にインサートされた状態と
なり、両面の合成樹脂膜に被覆された板材の割れや狂い
が効果的に防止される。とくに、本発明の方法は、両面
を厚い合成樹脂膜で被覆できるので、合成樹脂膜で板材
を空気遮断することができ、空気中の湿気に起因する板
材の経時的な収縮、狂い、割れを効果的に防止できる。
このため、本発明の方法で製造した仏壇は、製造後に板
材の割れが発生して、返品を補修する手間を少なくでき
る優れた特長がある。 さらに、本発明の製造方法は、シンナー等の溶媒が
気化する塗装工程と、粉塵が飛散する研磨工程とを省略
して奇麗な状態に板材を表面仕上げできる。このため、
仏壇の製造工程において最も厳しい環境を改善して、作
業者の環境を飛躍的に改善出来る特長も実現できる。ま
た、塗装と研磨に必要とされた高度な熟練を必要とせ
ず、安価に能率よく多量生産できる特長も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる板材を表面処理す
る金型を示す断面図である。
【図2】仏壇に使用される扉の正面図である。
【図3】仏壇に使用される扉の正面図である。
【図4】この発明の他の方法で板材を製造する金型の断
面図である。
【図5】この発明の他の方法で板材を製造する金型の断
面図である。
【符号の説明】
板材 2 合成樹脂膜 3 金型 4 成形室 5 供給孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仏壇の一部を構成する板材(1)に立体
    的な凹凸があり、この板材(1)の凹凸面を透明ないし
    半透明の合成樹脂膜で被覆して表面仕上げする仏壇の製
    造方法において、 凹凸状の板材(1)を金型(3)の成形室(4)に仮止
    めし、この板材(1)を仮止めする金型(3)には、仮
    止めされる板材(1)の両面に隙間のできる成形室
    (4)を備えるものを使用し、この金型(3)の成形室
    (4)に板材(1)を仮止めする状態で金型(3)を型
    締めし、板材(1)の両面にできる成形室(4)の隙間
    で合成樹脂を加圧して板材(1)の両面に合成樹脂を密
    着させる状態に硬化させ、板材(1)の両面に密着され
    る合成樹脂で板材(1)の両面を表面仕上げすることを
    特徴とする仏壇の製造方法。
JP2407415A 1990-12-08 1990-12-08 仏壇の製造方法 Expired - Fee Related JPH0775583B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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