JPH0778128B2 - 艶消しフィルム - Google Patents
艶消しフィルムInfo
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- JPH0778128B2 JPH0778128B2 JP5221118A JP22111893A JPH0778128B2 JP H0778128 B2 JPH0778128 B2 JP H0778128B2 JP 5221118 A JP5221118 A JP 5221118A JP 22111893 A JP22111893 A JP 22111893A JP H0778128 B2 JPH0778128 B2 JP H0778128B2
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- evoh
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、艶消しフィルムに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(以下EVOHと記す)は耐薬品性、耐汚染性、可塑剤
のブリード防止性に優れ、塩ビ壁紙、塩ビレザー等の内
装材表面にフィルム貼りされて使用されている。しかし
EVOHフィルムの光沢度が高く、艶消しの要求される
壁紙、塩ビレザーなどの用途では艶消しロールで熱圧着
し、艶消し処理がなされる。しかし圧力が十分かけられ
ないケースではEVOH表面の光沢が消されない問題が
あり、マット化されたEVOHが要求されている。従来
フィルムの艶を消す方法としては、(1)サンドブラス
ト法、(2)化学薬品による表面処理法、(3)粉末無
機物質をブレンドする方法などが知られている。しかし
ながら、これらの方法はコスト高あるいは成膜性が悪い
などの欠点を有している。とくに(3)の粉末無機物質
をブレンドする方法は、艶消しが十分でなく、また艶消
しを十分にするために粉末無機物質のブレンド率を増加
すると、フィルムに穴があき成膜できない欠点を有して
いる。
(以下EVOHと記す)は耐薬品性、耐汚染性、可塑剤
のブリード防止性に優れ、塩ビ壁紙、塩ビレザー等の内
装材表面にフィルム貼りされて使用されている。しかし
EVOHフィルムの光沢度が高く、艶消しの要求される
壁紙、塩ビレザーなどの用途では艶消しロールで熱圧着
し、艶消し処理がなされる。しかし圧力が十分かけられ
ないケースではEVOH表面の光沢が消されない問題が
あり、マット化されたEVOHが要求されている。従来
フィルムの艶を消す方法としては、(1)サンドブラス
ト法、(2)化学薬品による表面処理法、(3)粉末無
機物質をブレンドする方法などが知られている。しかし
ながら、これらの方法はコスト高あるいは成膜性が悪い
などの欠点を有している。とくに(3)の粉末無機物質
をブレンドする方法は、艶消しが十分でなく、また艶消
しを十分にするために粉末無機物質のブレンド率を増加
すると、フィルムに穴があき成膜できない欠点を有して
いる。
【0003】さらにまたEVOHとカルボン酸変性オレ
フィン系樹脂をブレンドした樹脂組成物の技術は、特開
昭55−131033号に記載されているが艶消しフィ
ルムの技術については開示されていない。またこれらの
技術をそのまま利用した場合マットフィルムが容易に得
られる訳ではない。また実公昭61−2652号にはE
VOHとカルボン酸変性オレフィン系樹脂をブレンドし
たフィルムの技術が記載されているがブレンド組成は本
発明とは異なるし、マットフィルムの技術でもない。
フィン系樹脂をブレンドした樹脂組成物の技術は、特開
昭55−131033号に記載されているが艶消しフィ
ルムの技術については開示されていない。またこれらの
技術をそのまま利用した場合マットフィルムが容易に得
られる訳ではない。また実公昭61−2652号にはE
VOHとカルボン酸変性オレフィン系樹脂をブレンドし
たフィルムの技術が記載されているがブレンド組成は本
発明とは異なるし、マットフィルムの技術でもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の成形
性の悪さを改善し、しかも艶消し効果を十分に付与した
フィルムを提供するものである。
性の悪さを改善し、しかも艶消し効果を十分に付与した
フィルムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)EVO
Hに(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹脂をブレンド
した光沢度60%以下の艶消しフィルムである。
Hに(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹脂をブレンド
した光沢度60%以下の艶消しフィルムである。
【0006】本発明のEVOHとはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物で、エチレン含量20〜60モル
%、好ましくは25〜55モル%で、かつ共重合体の酢
酸ビニル成分のケン化度が90%以上のものである。エ
チレン含量が20モル%より小さいと、フィルムの耐水
性、耐熱水性等の性能が低下する。またエチレン含量が
60モル%を越えるか、あるいはケン化度90%未満で
は、得られたフィルムを、例えば可塑剤を含むポリ塩化
ビニルに積層して壁紙などに使用する場合、可塑剤のブ
リード防止性能等が低下する。このEVOHにエチレ
ン、酢酸ビニル成分以外のコモノマー成分を本発明の目
的を阻害しない範囲で使用することは自由である。
ル共重合体ケン化物で、エチレン含量20〜60モル
%、好ましくは25〜55モル%で、かつ共重合体の酢
酸ビニル成分のケン化度が90%以上のものである。エ
チレン含量が20モル%より小さいと、フィルムの耐水
性、耐熱水性等の性能が低下する。またエチレン含量が
60モル%を越えるか、あるいはケン化度90%未満で
は、得られたフィルムを、例えば可塑剤を含むポリ塩化
ビニルに積層して壁紙などに使用する場合、可塑剤のブ
リード防止性能等が低下する。このEVOHにエチレ
ン、酢酸ビニル成分以外のコモノマー成分を本発明の目
的を阻害しない範囲で使用することは自由である。
【0007】次に本発明に使用されるカルボン酸変性ポ
リエチレン樹脂とはポリエチレン樹脂にα,β不飽和カ
ルボン酸または該カルボン酸無水物を付加、またはグラ
フトしたものである。またα,β不飽和カルボン酸また
は該カルボン酸無水物含量(付加量またはグラフト量)
は0.0005〜0.5モル%好適には0.001〜
0.4モル%である。0.0005モル%未満ではEV
OHとのブレンドに際して分散性が悪くなり、フィルム
の艶消し効果に乏しく、一方0.5モル%を越えると、
ブレンド操作中の増粘が大きく、成膜性が悪くなる。
(A)EVOHと(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹
脂の配合割合は、(A)95〜50重量%、(B)5〜
50重量%ブレンドが本発明の効果を発現する。より好
適な範囲は(A)92〜55重量%、(B)8〜45重
量%である。(B)成分が5重量%未満では光沢度を満
足しない。また50重量%を越えると、フィルムにおい
て(A)が海状に、(B)が島状に存在しなくなりEV
OHの本来の性能が低下し、またフィルムに穴が開くな
どの欠点がでる。
リエチレン樹脂とはポリエチレン樹脂にα,β不飽和カ
ルボン酸または該カルボン酸無水物を付加、またはグラ
フトしたものである。またα,β不飽和カルボン酸また
は該カルボン酸無水物含量(付加量またはグラフト量)
は0.0005〜0.5モル%好適には0.001〜
0.4モル%である。0.0005モル%未満ではEV
OHとのブレンドに際して分散性が悪くなり、フィルム
の艶消し効果に乏しく、一方0.5モル%を越えると、
ブレンド操作中の増粘が大きく、成膜性が悪くなる。
(A)EVOHと(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹
脂の配合割合は、(A)95〜50重量%、(B)5〜
50重量%ブレンドが本発明の効果を発現する。より好
適な範囲は(A)92〜55重量%、(B)8〜45重
量%である。(B)成分が5重量%未満では光沢度を満
足しない。また50重量%を越えると、フィルムにおい
て(A)が海状に、(B)が島状に存在しなくなりEV
OHの本来の性能が低下し、またフィルムに穴が開くな
どの欠点がでる。
【0008】次に本発明においては、(A)EVOH、
(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹脂のメルトインデ
ックス(2160g荷重下、190℃で測定:ただし、
融点が190℃付近あるいは190℃を越えるものは2
160g荷重下、融点以上の複数の温度で測定し、片対
数グラフで絶対温度の逆数を横軸、メルトインデックス
を縦軸としてプロットし、190℃に外押した値)をM
IA、MIBとするとき、次式(1)〜(3)を満足す
るように選択することが好適である。
(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹脂のメルトインデ
ックス(2160g荷重下、190℃で測定:ただし、
融点が190℃付近あるいは190℃を越えるものは2
160g荷重下、融点以上の複数の温度で測定し、片対
数グラフで絶対温度の逆数を横軸、メルトインデックス
を縦軸としてプロットし、190℃に外押した値)をM
IA、MIBとするとき、次式(1)〜(3)を満足す
るように選択することが好適である。
【0009】 0.1≦MIA≦15・・・・・・・・・・・・(1) 0.01≦MIB≦10・・・・・・・・・・・(2) 1.5≦MIA/MIB≦100・・・・・・・(3) 好適には次式(4)〜(6)の範囲である。 0.1≦MIA≦15・・・・・・・・・・・・(4) 0.01≦MIB≦7.5・・・・・・・・・・(5) 2≦MIA/MIB≦80・・・・・・・・・・(6) とくにMIA/MIBの最適範囲は 3≦MIA/MIB≦80である。
【0010】上記の(1)〜(3)式の範囲を満足する
とき、目的とする好適な艶消しフィルムが得られる。本
発明で用いるカルボン酸変性ポリエチレン樹脂のカルボ
ン酸成分とは炭素数が3〜10個のα,β−不飽和カル
ボン酸または該カルボン酸無水物で、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸などが挙げられ
るが、このうち無水マレイン酸、無水イタコン酸が好適
である。またポリエチレン樹脂とは高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレンが
あげられる。
とき、目的とする好適な艶消しフィルムが得られる。本
発明で用いるカルボン酸変性ポリエチレン樹脂のカルボ
ン酸成分とは炭素数が3〜10個のα,β−不飽和カル
ボン酸または該カルボン酸無水物で、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸などが挙げられ
るが、このうち無水マレイン酸、無水イタコン酸が好適
である。またポリエチレン樹脂とは高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレンが
あげられる。
【0011】本発明で用いるカルボン酸変性ポリエチレ
ン樹脂の製造方法には特に制限はないが、ポリエチレン
にα,β不飽和カルボン酸または該カルボン酸無水物を
グラフト重合する方法が好ましい。本発明におけるEV
OHとカルボン酸変性ポリエチレン樹脂のブレンド方法
には、単軸あるいは二軸スクリュー押出機による溶融ブ
レンドなどの方法がある。ブレンド物は一度ペレット化
した後成膜することが好ましい。ペレット化せずにその
まま成膜した場合ブレンド物の分散が悪く、目的とする
艶消しフィルムが得られないことがある。このブレンド
の際には本発明の目的が阻害されない範囲で他の添加剤
を配合することができる。このような添加剤の例として
は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、などを挙げるこ
とができる。
ン樹脂の製造方法には特に制限はないが、ポリエチレン
にα,β不飽和カルボン酸または該カルボン酸無水物を
グラフト重合する方法が好ましい。本発明におけるEV
OHとカルボン酸変性ポリエチレン樹脂のブレンド方法
には、単軸あるいは二軸スクリュー押出機による溶融ブ
レンドなどの方法がある。ブレンド物は一度ペレット化
した後成膜することが好ましい。ペレット化せずにその
まま成膜した場合ブレンド物の分散が悪く、目的とする
艶消しフィルムが得られないことがある。このブレンド
の際には本発明の目的が阻害されない範囲で他の添加剤
を配合することができる。このような添加剤の例として
は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、などを挙げるこ
とができる。
【0012】本発明のフィルムは上記ブレンド物を通常
のTダイ法またはインフレーション法などにより溶融成
膜して得られる。例えばTダイ法によりフィルムを得る
場合、押出されたフィルムを急冷することは重要な条件
である。徐冷した場合光沢度が大きくなり艶消しフィル
ムとして不満足となる。ここで急冷とはダイのエアーギ
ヤップを出来るだけ小さくし、かつエアースリット、エ
アーチャンバーまたは静電印加により、押出されたフィ
ルムを冷却された、たとえば60℃以下、好ましくは6
0〜30℃に調節されたキャストロールに密着させるこ
とにより急速に冷却することである。
のTダイ法またはインフレーション法などにより溶融成
膜して得られる。例えばTダイ法によりフィルムを得る
場合、押出されたフィルムを急冷することは重要な条件
である。徐冷した場合光沢度が大きくなり艶消しフィル
ムとして不満足となる。ここで急冷とはダイのエアーギ
ヤップを出来るだけ小さくし、かつエアースリット、エ
アーチャンバーまたは静電印加により、押出されたフィ
ルムを冷却された、たとえば60℃以下、好ましくは6
0〜30℃に調節されたキャストロールに密着させるこ
とにより急速に冷却することである。
【0013】次に本発明のフィルムでは(A)EVOH
が海状に、(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹脂が島
状に存在していることが重要であり、これが艶消しに寄
与しているものと考えられる。(A)が海状、(B)が
島状にならないと、EVOHの本来の表面特性が損なわ
れ、またフィルムの成膜時に穴が開くなどの欠点を生ず
る。本発明において海状(分散媒成分)および島状(分
散成分)とは分散成分が粒状、薄膜状に散在しており、
積層フィルムのように一面に連続するものでもなく塊状
となりフィルムの表裏に貫通するものでもない。
が海状に、(B)カルボン酸変性ポリエチレン樹脂が島
状に存在していることが重要であり、これが艶消しに寄
与しているものと考えられる。(A)が海状、(B)が
島状にならないと、EVOHの本来の表面特性が損なわ
れ、またフィルムの成膜時に穴が開くなどの欠点を生ず
る。本発明において海状(分散媒成分)および島状(分
散成分)とは分散成分が粒状、薄膜状に散在しており、
積層フィルムのように一面に連続するものでもなく塊状
となりフィルムの表裏に貫通するものでもない。
【0014】本発明のフィルムの少なくとも片面の光沢
度は60%以下が必要であり、好適には50%以下であ
り、最適には40%以下である。60%艶消しフィルム
として不十分である。ここで光沢度とは村上式光沢度計
で角度75度で測定した任意の5箇所で測定した値の平
均値である。
度は60%以下が必要であり、好適には50%以下であ
り、最適には40%以下である。60%艶消しフィルム
として不十分である。ここで光沢度とは村上式光沢度計
で角度75度で測定した任意の5箇所で測定した値の平
均値である。
【0015】さらにまた本発明のフィルムの凹凸度は3
〜15μであることが必要であり、好適には4〜12μ
である。3μ以下では艶消しフィルムとして不十分であ
り、15μを越えるとフィルムに穴があきやすくなる。
なおここで凹凸度の評価方法は次のとおりである。
〜15μであることが必要であり、好適には4〜12μ
である。3μ以下では艶消しフィルムとして不十分であ
り、15μを越えるとフィルムに穴があきやすくなる。
なおここで凹凸度の評価方法は次のとおりである。
【0016】20cm×20cmのフィルムをサンプリ
ングし適当な間隔で厚さを9か所、厚さ測定器(Sag
inomiya社製DIAL INDICATOR M
ODERU LCM−0101)で測定し、その平均値
を(L 1)とする。また該サンプリングフィルムの重
量を測定し、かつ該サンプリングフィルムの密度をトル
エンし、四塩化炭素混合溶媒を使用し浮力法にて密度を
測定する。この重量と密度からフィルムの厚さを計算し
た値を(L 2)とする。凹凸度を△Lとするとき次式
で表す。 △L=(L 1)−(L 2)
ングし適当な間隔で厚さを9か所、厚さ測定器(Sag
inomiya社製DIAL INDICATOR M
ODERU LCM−0101)で測定し、その平均値
を(L 1)とする。また該サンプリングフィルムの重
量を測定し、かつ該サンプリングフィルムの密度をトル
エンし、四塩化炭素混合溶媒を使用し浮力法にて密度を
測定する。この重量と密度からフィルムの厚さを計算し
た値を(L 2)とする。凹凸度を△Lとするとき次式
で表す。 △L=(L 1)−(L 2)
【0017】本発明のフィルムの厚さは特に制限はない
が、好適には10〜50μである。50μを越えると成
膜時の急冷操作に不利となる。このようにして得られた
フィルムを、壁紙、塩ビレザーなどの内装材の表面、と
くに可塑剤を含有するポリ塩化ビニルからなる壁紙の表
面に積層することにより、可塑剤のブリードを防止する
とともに、光沢の消えた高級感を付与することができ
る。
が、好適には10〜50μである。50μを越えると成
膜時の急冷操作に不利となる。このようにして得られた
フィルムを、壁紙、塩ビレザーなどの内装材の表面、と
くに可塑剤を含有するポリ塩化ビニルからなる壁紙の表
面に積層することにより、可塑剤のブリードを防止する
とともに、光沢の消えた高級感を付与することができ
る。
【0018】
【実施例】以下実施例をあげて更に本発明を説明する。
実施例中の%は、特にことわりのない限り重量%を示
す。
実施例中の%は、特にことわりのない限り重量%を示
す。
【0019】実施例1,対照例1 エチレン含有量38モル%、ケン化度99.4モル%、
メルトインデックス3.8g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)のEVOHペレット92%と、無水
マレイン酸変性(変性率0.09モル%)、メルトイン
デックス1.0g/10分(190℃、荷重2160g
条件下)の高密度ポリエチレン樹脂ペレット8%を二軸
スクリュー押出機でブレンドしペレット化した。このブ
レンドペレットをTダイ押出機より、40℃に調節され
たキャストロール上に押出し、同時にエアースリットよ
りキャストロール側と反対側のフィルム面にエアを吹き
付け急冷しながらフィルムに成膜し、30μのフィルム
を得た。このフィルムの光沢度は42%、凹凸度は4.
1μであった。実施例1のフィルム断面をEVOHだけ
が染まるヨウ素液で染めて顕微鏡で観察すると、カルボ
ン酸変性ポリエチレン樹脂がEVOHの海の中に島状に
存在していることが確認された。このフィルムのTD
(幅方向)断面の模式図を第1図にMD(マシン方向)
断面の模式図を第2図に示す。
メルトインデックス3.8g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)のEVOHペレット92%と、無水
マレイン酸変性(変性率0.09モル%)、メルトイン
デックス1.0g/10分(190℃、荷重2160g
条件下)の高密度ポリエチレン樹脂ペレット8%を二軸
スクリュー押出機でブレンドしペレット化した。このブ
レンドペレットをTダイ押出機より、40℃に調節され
たキャストロール上に押出し、同時にエアースリットよ
りキャストロール側と反対側のフィルム面にエアを吹き
付け急冷しながらフィルムに成膜し、30μのフィルム
を得た。このフィルムの光沢度は42%、凹凸度は4.
1μであった。実施例1のフィルム断面をEVOHだけ
が染まるヨウ素液で染めて顕微鏡で観察すると、カルボ
ン酸変性ポリエチレン樹脂がEVOHの海の中に島状に
存在していることが確認された。このフィルムのTD
(幅方向)断面の模式図を第1図にMD(マシン方向)
断面の模式図を第2図に示す。
【0020】対照例1として、エチレン含有量38モル
%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス3.
8g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の、
EVOHペレット97%と無水マレイン酸変性(変性率
0.09モル%)、メルトインデックス1.0g/10
分(190℃、荷重2160g条件下)の高密度ポリエ
チレン3%を二軸スクリュー押出機でブレンドしペレッ
ト化した。このブレンドペレットを実施例1と同様の条
件でフィルムに成膜し、28μのフィルムを得た。この
フィルムの光沢度は75%、凹凸度は2.2μであっ
た。
%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス3.
8g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の、
EVOHペレット97%と無水マレイン酸変性(変性率
0.09モル%)、メルトインデックス1.0g/10
分(190℃、荷重2160g条件下)の高密度ポリエ
チレン3%を二軸スクリュー押出機でブレンドしペレッ
ト化した。このブレンドペレットを実施例1と同様の条
件でフィルムに成膜し、28μのフィルムを得た。この
フィルムの光沢度は75%、凹凸度は2.2μであっ
た。
【0021】実施例2,対照例2 エチレン含有量44モル%、ケン化度99.4モル%、
メルトインデックス5.0g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)のEVOHペレット55%と、イタ
コン酸変性(変性率0.005モル%)、メルトインデ
ックス0.2g/10分(190℃、荷重2160g条
件下)の低密度ポリエチレン45%を一軸スクリュー押
出機でブレンドしペレット化した。このブレンドペレッ
トを実施例1と同様の条件でフィルムに成膜し、25μ
のフィルムを得た。このフィルムの光沢度は18%、凹
凸度は7.5μであった。またこのフィルムの断面を実
施例1と同様に顕微鏡で観察すると、カルボン酸変性ポ
リエチレン樹脂がEVOHの海の中に島状に存在してい
ることが確認された。
メルトインデックス5.0g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)のEVOHペレット55%と、イタ
コン酸変性(変性率0.005モル%)、メルトインデ
ックス0.2g/10分(190℃、荷重2160g条
件下)の低密度ポリエチレン45%を一軸スクリュー押
出機でブレンドしペレット化した。このブレンドペレッ
トを実施例1と同様の条件でフィルムに成膜し、25μ
のフィルムを得た。このフィルムの光沢度は18%、凹
凸度は7.5μであった。またこのフィルムの断面を実
施例1と同様に顕微鏡で観察すると、カルボン酸変性ポ
リエチレン樹脂がEVOHの海の中に島状に存在してい
ることが確認された。
【0022】対照例2として、エチレン含有量44モル
%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス5.
0g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の、
EVOHペレット45%と、イタコン酸変性(変性率
0.005モル%)、メルトインデックス0.2g/1
0分(190℃、荷重2160g条件下)の低密度ポリ
エチレン55%を一軸スクリュー押出機てブレンドしペ
レット化した。このブレンドペレットを実施例1と同様
の条件でフィルムに成膜し、25μのフィルムを得た。
このフィルムには穴があき不良であった。またこのフィ
ルムの断面を実施例1と同様に顕微鏡で観察すると、カ
ルボン酸ポリエチレン樹脂がEVOHの海の中に島状に
存在していないことが確認された。
%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス5.
0g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の、
EVOHペレット45%と、イタコン酸変性(変性率
0.005モル%)、メルトインデックス0.2g/1
0分(190℃、荷重2160g条件下)の低密度ポリ
エチレン55%を一軸スクリュー押出機てブレンドしペ
レット化した。このブレンドペレットを実施例1と同様
の条件でフィルムに成膜し、25μのフィルムを得た。
このフィルムには穴があき不良であった。またこのフィ
ルムの断面を実施例1と同様に顕微鏡で観察すると、カ
ルボン酸ポリエチレン樹脂がEVOHの海の中に島状に
存在していないことが確認された。
【0023】実施例3,対照例3 エチレン含有量52モル%、ケン化度95.5モル%、
メルトインデックス8.7g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)のEVOHペレット75%とマレイ
ン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトインデック
ス0.2g/10分(190℃、荷重2160g条件
下)の高密度ポリエチレン25%を使用した他は実施例
1と同様にフィルムに成膜し、45μのフィルムを得
た。このフィルムの光沢度は28%、凹凸度は6.7μ
であった。またこのフィルムの断面を実施例1と同様に
顕微鏡で観察すると、カルボン酸変性ポリエチレン樹脂
がEVOHの海の中に島状に存在していることが確認さ
れた。
メルトインデックス8.7g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)のEVOHペレット75%とマレイ
ン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトインデック
ス0.2g/10分(190℃、荷重2160g条件
下)の高密度ポリエチレン25%を使用した他は実施例
1と同様にフィルムに成膜し、45μのフィルムを得
た。このフィルムの光沢度は28%、凹凸度は6.7μ
であった。またこのフィルムの断面を実施例1と同様に
顕微鏡で観察すると、カルボン酸変性ポリエチレン樹脂
がEVOHの海の中に島状に存在していることが確認さ
れた。
【0024】対照例3として、エチレン含有量44モル
%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス5.
0g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の、
EVOHペレット75%と、メルトインデックス0.2
g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の高密
度ポリエチレン25%を使用した他は実施例1と同様に
フィルムに成膜し、45μのフィルムを得た。このフィ
ルムはマシン方向に筋状の模様があり外観が不良であっ
た。また光沢度は85%、凹凸度は3.1μであった。
またこのフィルムの断面を実施例1と同様に顕微鏡で観
察すると、ポリエチレンがEVOHの海の中に層状に存
在している箇所やポリエチレン樹脂が大きな塊状となっ
ている箇所が観察された。
%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス5.
0g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の、
EVOHペレット75%と、メルトインデックス0.2
g/10分(190℃、荷重2160g条件下)の高密
度ポリエチレン25%を使用した他は実施例1と同様に
フィルムに成膜し、45μのフィルムを得た。このフィ
ルムはマシン方向に筋状の模様があり外観が不良であっ
た。また光沢度は85%、凹凸度は3.1μであった。
またこのフィルムの断面を実施例1と同様に顕微鏡で観
察すると、ポリエチレンがEVOHの海の中に層状に存
在している箇所やポリエチレン樹脂が大きな塊状となっ
ている箇所が観察された。
【0025】実施例4,対照例4 エチレン含有量27.5%、ケン化度99.5モル%、
メルトインデックス1.3g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)の、EVOHペレット75%と、マ
レイン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトインデ
ックス0.4g/10分(190℃、荷重2160g条
件下)の低密度ポリエチレンを25%を使用した他は実
施例1と同様にフィルムに成膜し、30μのフィルムを
得た。このフィルムの光沢度は22%であった。凹凸度
は10.8μであった。
メルトインデックス1.3g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)の、EVOHペレット75%と、マ
レイン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトインデ
ックス0.4g/10分(190℃、荷重2160g条
件下)の低密度ポリエチレンを25%を使用した他は実
施例1と同様にフィルムに成膜し、30μのフィルムを
得た。このフィルムの光沢度は22%であった。凹凸度
は10.8μであった。
【0026】対照例4として、エチレン含有量27.5
モル%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス
1.3g/10分(190℃、荷重2160g条件下)
の、EVOHペレット75%と、マレイン酸変性(変性
率0.01モル%)メルトインデックス0.4g/10
分(190℃、荷重2160g条件下)のポリプロピレ
ン25%を使用した他は実施例1と同様にフィルムに成
膜し、30μのフィルムを得た。このフィルムはマシン
方向に筋状の模様があり外観が不良であった。また光沢
度は81.4%であった。
モル%、ケン化度99.4モル%、メルトインデックス
1.3g/10分(190℃、荷重2160g条件下)
の、EVOHペレット75%と、マレイン酸変性(変性
率0.01モル%)メルトインデックス0.4g/10
分(190℃、荷重2160g条件下)のポリプロピレ
ン25%を使用した他は実施例1と同様にフィルムに成
膜し、30μのフィルムを得た。このフィルムはマシン
方向に筋状の模様があり外観が不良であった。また光沢
度は81.4%であった。
【0027】実施例5 エチレン含有量31.5%、ケン化度99.5モル%、
メルトインデックス1.0g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)の、EVOHペレット75%と、マ
レイン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトインデ
ックス0.4g/10分(190℃、荷重2160g条
件下)のリニア低密度ポリエチレンを25%を使用した
他は実施例1と同様にフィルムに成膜し、32μのフィ
ルムを得た。
メルトインデックス1.0g/10分(190℃、荷重
2160g条件下)の、EVOHペレット75%と、マ
レイン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトインデ
ックス0.4g/10分(190℃、荷重2160g条
件下)のリニア低密度ポリエチレンを25%を使用した
他は実施例1と同様にフィルムに成膜し、32μのフィ
ルムを得た。
【0028】対照例5 マレイン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトイン
デックス2.0g/10分のリニア低密度ポリエチレン
を使用した他は実施例5と同様にフィルムに成膜し、3
3μのフィルムを得た。
デックス2.0g/10分のリニア低密度ポリエチレン
を使用した他は実施例5と同様にフィルムに成膜し、3
3μのフィルムを得た。
【0029】実施例6 マレイン酸変性(変性率0.01モル%)、メルトイン
デックス0.1g/10分のリニア低密度ポリエチレン
を使用した他は実施例5と同様にフィルムに成膜し、3
3μのフィルムを得た。
デックス0.1g/10分のリニア低密度ポリエチレン
を使用した他は実施例5と同様にフィルムに成膜し、3
3μのフィルムを得た。
【0030】実施例7 エチレン含有量31.3%、ケン化度99.6モル%、
メルトインデックス7.5g/10分の、EVOHペレ
ットを使用した他は実施例6と同様にフィルムに成膜
し、30μのフィルムを得た。
メルトインデックス7.5g/10分の、EVOHペレ
ットを使用した他は実施例6と同様にフィルムに成膜
し、30μのフィルムを得た。
【0031】対照例6 エチレン含有量31.5%、ケン化度99.5モル%、
メルトインデックス12.0g/10分の、EVOHペ
レット75%と、マレイン酸変性(変性率0.01モル
%)、メルトインデックス0.1g/10分のリニア低
密度ポリエチレンを25%を使用した他は実施例1と同
様にフィルムに成膜し、30μのフィルムを得た。 実施例5〜7、対照例5〜6で得たフィルムの光沢度、
凹凸度を表1に示す。
メルトインデックス12.0g/10分の、EVOHペ
レット75%と、マレイン酸変性(変性率0.01モル
%)、メルトインデックス0.1g/10分のリニア低
密度ポリエチレンを25%を使用した他は実施例1と同
様にフィルムに成膜し、30μのフィルムを得た。 実施例5〜7、対照例5〜6で得たフィルムの光沢度、
凹凸度を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】比較例7 実施例1で用いたブレンドペレットをTダイ押出機より
80℃に調節されたドラム上に押出し、徐冷しながらフ
ィルムに成膜し、30μのフィルムを得た。このフィル
ムの光沢度は65%、凹凸度は2.8μであった。
80℃に調節されたドラム上に押出し、徐冷しながらフ
ィルムに成膜し、30μのフィルムを得た。このフィル
ムの光沢度は65%、凹凸度は2.8μであった。
【0034】比較例8 比較例7において、無水マレイン酸変性高密度ポリエチ
レン樹脂の代わりに無水マレイン変性(変性率0.1モ
ル%)、メルトインデックス6g/10分のエチレン
(75重量%)−アクリル酸エチルエステル(25重量
%)共重合体を使用した以外は、比較例7と同様の条件
で30μのフィルムを得た。このフィルムの光沢度は6
8%、凹凸度は2.7μであった。 上記の実施例1〜7で得た艶消しフィルムを、可塑剤を
含有する軟質ポリ塩化ビニル壁紙の表面に積層すること
により、可塑剤のブリードのない、しかも光沢の消えた
高級感のある壁紙を得ることができた。
レン樹脂の代わりに無水マレイン変性(変性率0.1モ
ル%)、メルトインデックス6g/10分のエチレン
(75重量%)−アクリル酸エチルエステル(25重量
%)共重合体を使用した以外は、比較例7と同様の条件
で30μのフィルムを得た。このフィルムの光沢度は6
8%、凹凸度は2.7μであった。 上記の実施例1〜7で得た艶消しフィルムを、可塑剤を
含有する軟質ポリ塩化ビニル壁紙の表面に積層すること
により、可塑剤のブリードのない、しかも光沢の消えた
高級感のある壁紙を得ることができた。
【0035】
【発明の効果】本発明によって艶消しの優れたフィルム
が得られ、EVOHの特性を生かし、かつ艶消しの必要
な用途に使用することができる。
が得られ、EVOHの特性を生かし、かつ艶消しの必要
な用途に使用することができる。
【図1】実施例1で得られたフィルムのTD断面の模式
図である。
図である。
【図2】MD断面の模式図である。
1・・・カルボン酸変性ポリエチレン 2・・・EVOH
Claims (1)
- 【請求項1】 エチレン含量20〜60モル%、ケン化
度90%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(A)95〜50重量%およびカルボン酸変性ポリエチ
レン樹脂(B)5〜50重量%からなり、前記(A)は
海状に、前記(B)は島状に存在しており、かつ少なく
とも片面の表面光沢度が60%以下である艶消しフィル
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5221118A JPH0778128B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 艶消しフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5221118A JPH0778128B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 艶消しフィルム |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62228840A Division JPH0649816B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 内装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322148A JPH06322148A (ja) | 1994-11-22 |
| JPH0778128B2 true JPH0778128B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=16761761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5221118A Expired - Fee Related JPH0778128B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 艶消しフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778128B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000030615A (ko) * | 2000-03-08 | 2000-06-05 | 조형준 | 무 광택 필림과 초배용 장섬유 부직포의 일체형 벽지 |
| CN109721908B (zh) * | 2017-10-30 | 2022-01-04 | 中国石油化工股份有限公司 | 聚乙烯醇哑光薄膜及其组合物和制备方法 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP5221118A patent/JPH0778128B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06322148A (ja) | 1994-11-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |