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JPH0786147B2 - プラスチック製乗り物用部品の製造方法 - Google Patents
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JPH0786147B2 - プラスチック製乗り物用部品の製造方法 - Google Patents

プラスチック製乗り物用部品の製造方法

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JPH0786147B2
JPH0786147B2 JP3049082A JP4908291A JPH0786147B2 JP H0786147 B2 JPH0786147 B2 JP H0786147B2 JP 3049082 A JP3049082 A JP 3049082A JP 4908291 A JP4908291 A JP 4908291A JP H0786147 B2 JPH0786147 B2 JP H0786147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製乗り物
用部品の製造方法に関する。さらに詳しくは、乗り物用
部品に用いられるプラスチック成形品の表面改質とくに
防汚性に優れたプラスチック製乗り物用部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗り物用部品には成形性、機械特
性のすぐれたABS樹脂、塩化ビニル樹脂、メラミン樹
脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、AS樹脂、ナイロン
(ポリアミド)樹脂、飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリアリレート樹脂などのプラスチック成形品
等が用いられている。一例を挙げると、プラスチック成
形品の中で、ABS樹脂は乗り物部品のランプカバー、
インストルメントパネル、オートバイのプロテクター
に、セルロースプラスチックは自動車のマーク、ハンド
ルに、FRP(繊維強化樹脂)は外板バンパー、エンジ
ンカバーに、フェノール樹脂はブレーキに、ポリアセタ
ールはワイパーギヤ、ガスバルブ、キャブレター部品
に、ポリアミドはラジエータファンに、ポリアリレート
は方向指示レンズ、計器板レンズ、リレーハウジング
に、ポリブチレンテレフタレートはリヤエンド、フロン
トフェンダに、ポリアミノビスマレイミドはエンジン部
品、ギヤボックス、ホイール、サスペンジョンドライブ
システムに、メタクリル樹脂はランプカバーレンズ、計
器板とカバー、センターマークに、ポリプロピレンはバ
ンパーに、ポリフェニレンオキシドはラジエーターグリ
ル、ホイールキャップに、ポリウレタンはバンパー、フ
ェンダー、インストルメントパネル、ファンに、不飽和
ポリエステル樹脂はボディ、燃料タンク、ヒーターハウ
ジング、計器板などに利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のプ
ラスチック成形品は、たとえばポリテトラフロロエチレ
ンなどのフッ素樹脂に比べて防汚性が劣るという課題が
ある。また、フッ素樹脂は、防汚性には優れるものの、
機械特性があまり高くなく、かつ高価であるという課題
がある。また、特開昭60−40254号公報及び特開
平2−248480号公報には、フッ素系の分子を基材
表面に化学結合させることが提案されているが、薄くて
かつ防汚性に優れる被膜はいまだ実現していないのが現
状である。
【0004】本発明は、従来の欠点に鑑みなされたもの
で、防汚性に優れ、かつプラスチック基材の機械的強度
などの特性をそのまま生きかすことができ、しかも安価
なプラスチック成形品を用いたプラスチック製乗り物用
部品の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1番目のプラスチック製乗り物用部品の
製造方法は、アルキル基の末端に−CF 3 基が存在し、
他の末端にクロロシリル基を有する化学吸着分子を含む
非水溶液をプラスチック成形品基材表面に接触させて吸
着反応させ、次いで非水溶液で洗浄することにより、シ
ロキサン結合を介してアルキル基の末端に−CF 3 を配
列させた単分子膜からなる化学吸着膜を形成することを
特徴とする。
【0006】次に、本発明の第2番目のプラスチック製
乗り物用部品の製造方法は、クロロ基複数個有するシラ
ン化合物をプラスチック成形品基材表面に接触させて吸
着反応させて内層膜を形成し、次いでアルキル基の末端
に−CF 3 基が存在し、他の末端にクロロシリル基を有
する化学吸着分子を含む非水溶液をプラスチック成形品
基材表面に接触させて吸着反応させ、次いで非水溶液で
洗浄することにより、シロキサン結合を介してアルキル
基の末端に−CF 3 基を配列させた単分子膜からなる化
学吸着膜を形成することを特徴とする。
【0007】
【作用】前記本発明の第1番目の方法の構成によれば、
プラスチック成形品基材表面にシロキサン結合を介して
フッ化アルキル基を含有する化学吸着単分子膜を形成
し、前記アルキル基の末端に−CF 3 基を配列させたの
、防汚性に優れ、かつプラスチック基材の機械的強度
などの特性をそのまま生きかすことができ、しかも安価
なプラスチック成形品を用いた乗り物用部品とすること
ができる。すなわち、前記化学吸着膜の表層には−CF
3 基が配列しているので界面エネルギーが低くなり、防
汚性に優れたものとなる。また、前記化学吸着膜の基部
は、シロキサン結合を介して化学結合して形成されてい
るので、耐久性に優れた膜とすることができ、表面を繰
り返し洗浄しても前記化学吸着膜はプラスチック表面か
ら容易には剥離しない。さらに、本発明の化学吸着膜
は、ナノメーター乃至オングストローム単位の極薄い膜
であるので、プラスチック基材の機械的強度などの特性
を損ねることがない。前記化学吸着単分子膜を形成し、
このアルキル基の末端に−CF 3 基を配列させるために
は、クロロシラン系界面活性剤を基材表面に吸着反応さ
せ、次いで非水溶液で洗浄することが必要になる。
た、化学吸着膜は単分子膜であるので、均一な厚さの薄
い膜とすることができ、透明性に優れ、基材の美観を損
ねることがない。
【0008】次に、前記本発明の第2番目の方法の構成
によれば、クロロ基複数個有するシラン化合物をプラス
チック成形品基材表面に接触させて吸着反応させて内層
膜を形成し、次いでアルキル基の末端に−CF 3 基が存
在し、他の末端にクロロシリル基を有する化学吸着分子
を含む非水溶液をプラスチック成形品基材表面に接触さ
せて吸着反応させ、次いで非水溶液で洗浄することによ
り、シロキサン結合を介してアルキル基の末端に−CF
3 基を配列させた単分子膜からなる化学吸着膜を形成で
き、基材の表面に高密度にシラノール結合を付与でき、
アルキル基の末端に−CF 3 基を有する化学吸着膜をよ
り高密度に形成できる。
【0009】
【実施例】本発明のプラスチック製乗り物用部品の製造
方法で得られる乗り物用部品は、図1に示すように、プ
ラスチック1の表面にシロキサン結合2を介して、フッ
化アルキル基を含有する単分子膜3が形成されている。
【0010】本発明の化学吸着膜は、フッ化アルキル基
を有するクロロシラン系界面活性剤を非水系溶媒に稀薄
濃度で溶解し、基材表面に吸着反応させた後、非水系溶
液で未反応物を洗浄・除去することにより形成できる。
【0011】フッ化アルキル基を有するクロロシラン系
界面活性剤としては、例えばCF3(CF2 7 (CF
2 2 SiCl3 ,CF3 CH2 O(CH2 15SiC
3,CF3 (CH2 2 Si(CH3 2 (CH2
15SiCl3 ,F(CF2 4 (CH2 2 Si(CH
3 2 (CH2 9 SiCl3 ,F(CF2 8 (CH
2 2 Si(CH3 2 (CH2 9 SiCl3 ,CF
3 COO(CH2 15SiCl3 ,CF3 (CF2 5
(CH2 2 SiCl3 などのようなトリクロロシラン
系界面活性剤をはじめ、例えばCF3 (CF2 7 (C
2 2 SiCln (CH3 3-n ,CF3 (CF2
7 (CH2 2 SiCln (C2 5 3-n ,CF3
2 O(CH2 15SiCln (CH3 3-n ,CF3
CH2 O(CH2 15SiCln (C2 5 3-n ,C
3 (CH2 2 Si(CH3 2 (CH2 15SiC
n (CH3 3-n ,F(CF2 4 (CH2 2 Si
(CH3 2 (CH2 9 SiCln (C
2 5 3-n ,F(CF2 8 (CH22 Si(CH
3 2 (CH2 9 SiCln (CH3 3-n ,CF3
COO(CH2 15SiCln (CH3 3-n ,CF3
(CF2 5 (CH2 2 SiCln (CH3
3-n (但し式中のnは何れも1又は2)等のような低級
アルキル基置換のモノクロロシラン系あるいはジクロロ
シラン系界面活性剤が挙げられる。これらの中でも特に
トリクロロシラン系界面活性剤の親水性基と結合したク
ロロシリル結合以外のクロロシリル結合が、隣合うクロ
ロシラン基とシロキサン結合で分子間結合を形成するた
め、より強固な化学吸着膜となることから好ましい。ま
た、CF3 (CF2 n CH2 CH2 SiCl3 (但し
式中のnは整数であり、3〜25程度が最も扱いやす
い)が、溶剤溶解性、化学吸着性と溌水・防汚性等の機
能性との釣合が取れているため好ましい。さらにまた、
フッ化アルキル鎖部分にエチレン基やアセチレン基を組
み込んでおけば、化学吸着膜形成後5メガラド程度の電
子線照射で架橋できるのでさらに化学吸着膜自体の硬度
を向上させることも可能である。
【0012】本発明に使用できるクロロシラン系界面活
性剤は、上述に例示したように直鎖状だけではなく、フ
ッ化アルキル基又は炭化水素基が分岐した形状でも、又
は末端の珪素にフッ化アルキル基もしくは炭化水素基が
置換した形状(即ちR、R1、R2 、R3 をフッ化アル
キル基又は炭化水素基として一般式R2 SiCl2 、R
3 SiCl、R1 2 SiCl2 もしくはR1 2 3
SiCl等)であってもよいが、吸着密度を高めるため
には一般には直鎖状が好ましい。さらに、クロロ基を複
数個有するシラン化合物をプラスチック成形品部品に接
触させ吸着反応させて内層膜を形成する場合には、例え
ば、SiCl4 、SiHCl3 、SiH2 Cl2 、Cl
−(SiCl2 O)n −SiCl3 (但し式中nは自然
数)、SiClm (CH3 4-m 、SiClm (C2
5 4-m (但し式中mは1〜3の整数)、HSiCll
(CH3 3-l 、HSiCll (C2 5 3-l (但し
式中lは1又は2)等のようなクロロシリル結合を複数
個含む物質を化学吸着させた後水と反応すると、表面の
クロロシリル結合が親水性のシラノール結合に変わり、
プラスチック成形品表面に内層膜が形成され、その表面
親水性となる。なお、このクロロシリル基を複数個含
む物質の中でも、テトラクロロシラン(SiCl4 )は
反応性が高く分子量も小さいためより高密度にシラノー
ル結合を付与できるため好ましい。このようにして親水
性化すると、高分子を含む基体の基体の酸化処理よりも
親水性をより高くすることができる。この上に例えばフ
ッ化アルキル基を含むクロロシラン系界面活性剤を化学
吸着でき、このようにして得た化学吸着膜はより高密度
化されるため、撥水性、防汚性等の機能がより高められ
る。
【0013】本発明のプラスチック製乗り物用部品の製
造方法は、プラスチック成形品表面を酸化処理して親水
性にする工程と、酸化処理した表面を非水系の有機溶媒
に浸漬等により接触させて、基材の表面にクロロシラン
系界面活性剤を化学吸着させ、シロキサン結合を介して
フッ化アルキル基を含有する化学吸着膜を形成する工程
を含むことが好ましい。
【0014】プラスチック成形品表面を酸化処理する方
法としては、例えば酸素プラズマ処理、コロナ処理、も
しくは濃硫酸と重クロム酸カリウムの混合溶液に浸漬す
る方法(クロム混酸液処理)等通常の手法が適用され
る。
【0015】本発明のプラスチック製乗り物用部品の製
造方法において、プラスチック成形品表面に化学吸着膜
を形成するときに用いる非水溶媒は、化学吸着膜を形成
するプラスチック成形品を溶解せず、かつクロロシラン
系界面活性剤と反応する活性水素を持たない有機溶媒で
あればよい。その例として1,1−ジクロロ,1−フル
オロエタン、1,1−ジクロロ,2,2,2−トリフル
オロエタン、1,1−ジクロロ,2,2,3,3,3−
ペンタフルオロプロパン、1,3−ジクロロ,1,1,
2,2,3−ヘプタフルオロプロパン等のフッ素系溶
媒、例えばヘキサン、オクタン、ヘキサデカン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素系溶媒、例えばジブチルエーテ
ル、ジベンジルエーテル等のエーテル系溶媒、例えば酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸アミル
等エステル系溶媒の何れかが好ましい。
【0016】また、本発明のプラスチック製乗り物用部
品の製造方法で、単分子化学吸着膜を1層だけ形成する
には、クロロシラン系界面活性剤又はクロロシリル基を
複数個含む物質を化学吸着した後、水分に接触させない
で非水系の溶剤で洗浄するだけでよく、特別な工程を要
しなく簡便に行える。また、化学吸着膜は単分子膜が累
積していても良いこと勿論である。このように、化学吸
着膜が単分子膜を形成すると、付与された機能性を示す
基が配向し、密度も向上するためより高機能を発揮でき
る。
【0017】次に具体的実施例を用いて本発明を説明す
る。
【0018】実施例1 オ−トバイのプロテクター用ABS樹脂成形品を、UV
ドライ・ストリッパー中で10分間、酸素プラズマ処理
して(酸素流量:1l/min)表面を酸化処理した
後、ヘプタデカフルオロデシルトリクロロシランの10
-2mol /リットルのシクロヘキサン溶液に室温、窒素雰
囲気下で60分間浸漬し、引き続いて未反応のヘプタデ
カフルオロデシルトリクロロシランをシクロヘキサンで
洗浄して、しかる後純水で洗浄し、フッ化アルキル基を
含むシロキサン結合を介した化学吸着単分子膜をABS
樹脂成形品表面に形成した。
【0019】実施例2 実施例1のオ−トバイのプロテクター用ABS樹脂成形
品をランプカバーレンズ用メタクリル樹脂成形品に、シ
クロヘキサンを1,1−ジクロロ,1−フルオロエタン
に代えて実施例1と同様の実験をした。
【0020】実施例3 実施例1のオ−トバイのプロテクター用ABS樹脂成形
品をバンパー用ウレタン成形品に代え、酸素プラズマ処
理した後、まず1wt%のテトラクロロシラン溶液(溶
媒:1,1−ジクロロ,1−フルオロエタン)に窒素雰
囲気下室温で60分間浸漬し、引き続いて未反応のテト
ラクロロシランを1,1−ジクロロ,1−フルオロエタ
ンで洗浄して、しかる後純水で洗浄し、乾燥した試料を
用いてシクロヘキサンを1,1−ジクロロ,1−フルオ
ロエタンに代えて、実施例1と同様の実験をした。
【0021】実施例1〜3の成形品を実際の乗り物に組
み込んで1ケ月間屋外に放置した。比較例として、化学
吸着膜を形成していない成形品を使用した。1ケ月後、
両者の汚れぐあいを比べてみた。
【0022】比較例では、土ぼこりが成形品の表面にこ
びりついており、しかも水をかけただけでは、汚れは落
ちなかった。それに対して、実施例では、ほとんど汚れ
ていなかった。また、少しの汚れていた部分も水をかけ
ただけで、もとの輝きを取り戻した。
【0023】以上の結果から明らかなように、比較例の
乗り物用部品では、プラスチック成形品部分の撥水性・
防汚性が悪いので汚れがひどかったが、本発明の乗り物
用部品ではほとんど汚れがつかなかった。
【0024】本発明は、一例として下記のような乗り物
部品に使用できる。 (1) ABS樹脂:ランプカバー、インストルメントパネ
ル、内装部品、オートバイのプロテクター (2) セルロースプラスチック:自動車のマーク、ハンド
ル (3) FRP(繊維強化樹脂):外板バンパー、エンジン
カバー (4) フェノール樹脂:ブレーキ (5) ポリアセタール:ワイパーギヤ、ガスバルブ、キャ
ブレター部品 (6) ポリアミド:ラジエータファン (7) ポリアリレート:方向指示レンズ、計器板レンズ、
リレーハウジング (8) ポリブチレンテレフタレート:リヤエンド、フロン
トフェンダ (9) ポリアミノビスマレイミド:エンジン部品、ギヤボ
ックス、ホイール、サスペンジョンドライブシステム (10)メタクリル樹脂:ランプカバーレンズ、計器板とカ
バー、センターマーク (11)ポリプロピレン:バンパー (12)ポリフェニレンオキシド:ラジエーターグリル、ホ
イールキャップ (13)ポリウレタン:バンパー、フェンダー、インストル
メントパネル、ファン (14)不飽和ポリエステル樹脂:ボディ、燃料タンク、ヒ
ーターハウジング、計器板 その他上記以外の各種の部品にも適用できる。
【0025】以上のように本発明のプラスチック製乗り
物用部品の製造方法においては、プラスチック成形品表
面にシロキサン結合を介してアルキル基の末端に−CF
3 を配列させた単分子膜からなる化学吸着膜を形成する
ことにより、従来のものに比べて、防汚性が著しく優れ
ている。
【0026】また、本発明の乗り物用部品は汎用樹脂を
用いるので、フッ素樹脂を用いるよりも安価にできる。
また、分子1層のコーティングが可能なので、透明性を
要求されるところにも用いることができる。このように
本発明は工業的価値の大なるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の第1番目の
発明によれば、プラスチック成形品基材表面にシロキサ
ン結合を介してアルキル基の末端に−CF 3 を配列させ
た単分子膜からなる化学吸着膜が設けられているので、
防汚性に優れ、かつプラスチック基材の機械的強度など
の特性をそのまま生かすことができ、しかも安価なプラ
スチック成形品を用いた乗り物用部品とすることができ
る。
【0028】次に、本発明の第2番目の発明によれば、
クロロ基複数個有するシラン化合物をプラスチック成形
品基材表面に接触させて吸着反応させて内層膜を形成
し、次いでアルキル基の末端に−CF 3 基が存在し、他
の末端にクロロシリル基を有する化学吸着分子を含む非
水溶液をプラスチック成形品基材表面に接触させて吸着
反応させ、次いで非水溶液で洗浄することにより、シロ
キサン結合を介してアルキル基の末端に−CF 3 基を配
列させた単分子膜からなる化学吸着膜を形成でき、基材
の表面に高密度にシラノール結合を付与でき、アルキル
基の末端に−CF 3 基を有する化学吸着膜をより高密度
に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプラスチック製乗り物用部品の一実
施例の製造方法で得られるプラスチック成形品の断面図
である。
【符号の説明】
1…プラスチック成形品 2…シロキサン結合 3…化学吸着膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製乗り物用部品の製造方法
    であって、アルキル基の末端に−CF 3 基が存在し、他
    の末端にクロロシリル基を有する化学吸着分子を含む非
    水溶液をプラスチック成形品基材表面に接触させて吸着
    反応させ、次いで非水溶液で洗浄することにより、シロ
    キサン結合を介してアルキル基の末端に−CF 3 を配列
    させた単分子膜からなる化学吸着膜を形成することを特
    徴とするプラスチック製乗り物用部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 プラスチック製乗り物用部品の製造方法
    であって、クロロ基複数個有するシラン化合物をプラス
    チック成形品基材表面に接触させて吸着反応させて内層
    膜を形成し、次いでアルキル基の末端に−CF 3 基が存
    在し、他の末端にクロロシリル基を有する化学吸着分子
    を含む非水溶液をプラスチック成形品基材表面に接触さ
    せて吸着反応させ、次いで非水溶液で洗浄することによ
    り、シロキサン結合を介してアルキル基の末端に−CF
    3 基を配列させた単分子膜からなる化学吸着膜を形成す
    ることを特徴とするプラスチック製乗り物用部品の製造
    方法。
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