JPH0789938B2 - メバロン酸の製造方法 - Google Patents
メバロン酸の製造方法Info
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- JPH0789938B2 JPH0789938B2 JP4962087A JP4962087A JPH0789938B2 JP H0789938 B2 JPH0789938 B2 JP H0789938B2 JP 4962087 A JP4962087 A JP 4962087A JP 4962087 A JP4962087 A JP 4962087A JP H0789938 B2 JPH0789938 B2 JP H0789938B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメバロン酸の製造方法、特に、メバロン酸を高
収率で得る方法に関するものである。
収率で得る方法に関するものである。
尚、メバロン酸は酸型とラクトン型の2通りの構造を示
すが、相互に変換することが公知であり、以下本明細書
では特に断らない限り、両型を総称してメバロン酸とい
う。
すが、相互に変換することが公知であり、以下本明細書
では特に断らない限り、両型を総称してメバロン酸とい
う。
メバロン酸は、ライト等によって始めて単離された物質
であり(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル
・ソサイエティ(Journal of the American Chemical S
ociety)78巻、5273〜5275頁、1956年)コレステロール
を始めとする各種イソプレノイド化合物の重要な中間体
として知られている。
であり(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル
・ソサイエティ(Journal of the American Chemical S
ociety)78巻、5273〜5275頁、1956年)コレステロール
を始めとする各種イソプレノイド化合物の重要な中間体
として知られている。
又、メバロン酸は、種々の微生物及び植物に対して成育
促進作用を有する等、生物の代謝に重要な役割を果たし
ているため、微生物、植物等の成長促進剤として用いら
れ、また、ピレスロイド系農薬、ユビキノン(呼吸系補
酵素)、ドリコール(多糖類の生合成必須因子)、及び
脂溶性ビタミン等の前駆体等に用いられる。
促進作用を有する等、生物の代謝に重要な役割を果たし
ているため、微生物、植物等の成長促進剤として用いら
れ、また、ピレスロイド系農薬、ユビキノン(呼吸系補
酵素)、ドリコール(多糖類の生合成必須因子)、及び
脂溶性ビタミン等の前駆体等に用いられる。
従来これらの研究には化学合成されたラセミ体が使用さ
れており、天然型のメバロン酸は入手し難いものであっ
た。
れており、天然型のメバロン酸は入手し難いものであっ
た。
天然型のメバロン酸の醗酵法による製造は、アプライド
・マイクロバイオロジー(Applied Microbiology)16、
965(1968)や米国特許第3,617,447号明細書にサッカロ
マイコプシス・フィブリゲラ NRRL Y−7069を用いた
例が記載されているが、その収量は低く、700〜1000μg
/mlにとどまり、工業的な生産には到っていないのが現
状である。
・マイクロバイオロジー(Applied Microbiology)16、
965(1968)や米国特許第3,617,447号明細書にサッカロ
マイコプシス・フィブリゲラ NRRL Y−7069を用いた
例が記載されているが、その収量は低く、700〜1000μg
/mlにとどまり、工業的な生産には到っていないのが現
状である。
従って、本発明の目的は、工業的に実施可能な程度に収
量の良いメバロン酸の製造方法を提供することにある。
量の良いメバロン酸の製造方法を提供することにある。
本発明は、上記の目的を、サッカロマイコプシス属に属
する微生物を培地中で培養することによりメバロン酸を
製造するに際し、培養中に培養物に少なくとも炭素源を
含む基質を添加して培養し、次いで該培養物からメバロ
ン酸を得ることを特徴とするメバロン酸の製造方法を提
供することにより達成したものである。
する微生物を培地中で培養することによりメバロン酸を
製造するに際し、培養中に培養物に少なくとも炭素源を
含む基質を添加して培養し、次いで該培養物からメバロ
ン酸を得ることを特徴とするメバロン酸の製造方法を提
供することにより達成したものである。
更に好ましくは本発明のメバロン酸の製造方法は培養中
の培養物における培養液(培養物の濾液)中の炭素源濃
度を2〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%に維持
する事により、微生物の速やかな成長と、メバロン酸の
速やかな生成を計ってメバロン酸を多量に得る事を特徴
とするものである。
の培養物における培養液(培養物の濾液)中の炭素源濃
度を2〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%に維持
する事により、微生物の速やかな成長と、メバロン酸の
速やかな生成を計ってメバロン酸を多量に得る事を特徴
とするものである。
本発明に使用されるサッカロマイコプシス(Saccharomu
copsis)属に属する微生物としては、サッカロマイコプ
シス・フィブリゲラ(Saccharomucopsis fibuliger
a)、サッカロマイコプシス・カプスラリス(Saccharom
ucopsis capsularis)等が例示出来、これらの内最も好
ましいのは、サッカロマイコプシス・フィブリゲラ(Sa
ccharomycopsis fibuligera)であり、これらに属する
株としては、例えば、IFO 0107、IFO 0103、IFO 010
4、IFO 0105、IFO 0106、IFO 0109、IFO 0111、IFO
1665、IFO 1711、IFO 1744、IFO 1745、AHU 411
3、IAM 4247、OUT 6071、HUT 7234、ATCC 2080、AT
CC 2082、ATCC 2088、ATCC 9947、ATCC 20145、ATC
C 24945、ATCC 44872、ATCC 46252、ATCC 46253、A
TCC 46949、ATCC 52921、NRRL Y−1060、NRRL Y
−1064、NRRL Y−2385、NRRL Y−7061、NRRL Y−
7221、NRRL Y−7324、NRRL Y−7464、NRRL Y−90
69、DSM 70554、IAM 4025、IFO 1342、IFO 0800、I
FO 1880、IFO 0980、IFO 1477、IFO 1254、IFO 09
75、IFO 0807、IFO 0984、IAM 4945、IFO 1850、IA
M 4307、IFO 0672、IAM 4771、IAM 12236、IAM 12
241、IFO 1002、IFO 1003、IFO 1626、IFO 1572、I
FO 1574、IFO 1146、IFO 1213、IFO 1287、IFO 09
54、IFO 0941、IFO 8812を挙げることが出来る。
copsis)属に属する微生物としては、サッカロマイコプ
シス・フィブリゲラ(Saccharomucopsis fibuliger
a)、サッカロマイコプシス・カプスラリス(Saccharom
ucopsis capsularis)等が例示出来、これらの内最も好
ましいのは、サッカロマイコプシス・フィブリゲラ(Sa
ccharomycopsis fibuligera)であり、これらに属する
株としては、例えば、IFO 0107、IFO 0103、IFO 010
4、IFO 0105、IFO 0106、IFO 0109、IFO 0111、IFO
1665、IFO 1711、IFO 1744、IFO 1745、AHU 411
3、IAM 4247、OUT 6071、HUT 7234、ATCC 2080、AT
CC 2082、ATCC 2088、ATCC 9947、ATCC 20145、ATC
C 24945、ATCC 44872、ATCC 46252、ATCC 46253、A
TCC 46949、ATCC 52921、NRRL Y−1060、NRRL Y
−1064、NRRL Y−2385、NRRL Y−7061、NRRL Y−
7221、NRRL Y−7324、NRRL Y−7464、NRRL Y−90
69、DSM 70554、IAM 4025、IFO 1342、IFO 0800、I
FO 1880、IFO 0980、IFO 1477、IFO 1254、IFO 09
75、IFO 0807、IFO 0984、IAM 4945、IFO 1850、IA
M 4307、IFO 0672、IAM 4771、IAM 12236、IAM 12
241、IFO 1002、IFO 1003、IFO 1626、IFO 1572、I
FO 1574、IFO 1146、IFO 1213、IFO 1287、IFO 09
54、IFO 0941、IFO 8812を挙げることが出来る。
尚、IFO、ATCC、NRRL、DSM、AHU、IAM、OUT、HUTは、そ
れぞれ財団法人醗酵研究所保存菌株、アメリカン・タイ
プカルチャー・コレクション保存菌株、ARSノーザンレ
ジョナル・リサーチセンター保存菌株、ドイチェ・ザン
ムルング・フォン・ミクロオルガニズメン保存菌株、北
海道大学農学部保存菌株、東京大学応用微生物研究所保
存菌株、大阪大学工学部醗酵工学科保存菌株、広島大学
工学部醗酵工学科保存菌株を示す。
れぞれ財団法人醗酵研究所保存菌株、アメリカン・タイ
プカルチャー・コレクション保存菌株、ARSノーザンレ
ジョナル・リサーチセンター保存菌株、ドイチェ・ザン
ムルング・フォン・ミクロオルガニズメン保存菌株、北
海道大学農学部保存菌株、東京大学応用微生物研究所保
存菌株、大阪大学工学部醗酵工学科保存菌株、広島大学
工学部醗酵工学科保存菌株を示す。
本発明で使用する培地組成としては、通常使用される培
地組成で良いが、培地中に細胞膜の可溶化作用を持つ非
イオン界面活性剤、例えばポリオキシエチレングリコー
ル−p−t−オクチルフェニルエーテル型(トラトイン
系、ノニデット系として知られている)、ポリオキシエ
チレングリコールアルキルエーテル型(ブリジ系、エマ
ルジェン系として知られている)、ポリオキシエチレン
グリコールソルビタンエステル型(トゥイーン系、スパ
ン系として知られている)からなる群から選ばれた1種
または2種以上の界面活性剤、具体的には、トライトン
X−100(登録商標)、トライトン X−114(登録商
標)、トライトン X−102(登録商標)、ノニデット
P−40(登録商標)、ブリジ 35(登録商標)、ブリ
ジ 76(登録商標)、ブリジ 96(登録商標)、ブリジ
56(登録商標)、エマルジェン 120(登録商標)、
エマルジェン 109P(登録商標)、トゥイーン20(登録
商標)、スパン20(登録商標)等を添加して培養を行う
のが好ましく、特に好ましいものはトライトン X−10
0(登録商標)であり、これらを培地の0.002〜0.2重量
%好ましくは0.02〜0.1重量%の割合で添加して培養を
行うとメバロン酸の収量を一層向上させることができ
る。細胞膜を可溶化させると、メバロン酸が細胞の外に
出やすくなるため、収率が上がる。
地組成で良いが、培地中に細胞膜の可溶化作用を持つ非
イオン界面活性剤、例えばポリオキシエチレングリコー
ル−p−t−オクチルフェニルエーテル型(トラトイン
系、ノニデット系として知られている)、ポリオキシエ
チレングリコールアルキルエーテル型(ブリジ系、エマ
ルジェン系として知られている)、ポリオキシエチレン
グリコールソルビタンエステル型(トゥイーン系、スパ
ン系として知られている)からなる群から選ばれた1種
または2種以上の界面活性剤、具体的には、トライトン
X−100(登録商標)、トライトン X−114(登録商
標)、トライトン X−102(登録商標)、ノニデット
P−40(登録商標)、ブリジ 35(登録商標)、ブリ
ジ 76(登録商標)、ブリジ 96(登録商標)、ブリジ
56(登録商標)、エマルジェン 120(登録商標)、
エマルジェン 109P(登録商標)、トゥイーン20(登録
商標)、スパン20(登録商標)等を添加して培養を行う
のが好ましく、特に好ましいものはトライトン X−10
0(登録商標)であり、これらを培地の0.002〜0.2重量
%好ましくは0.02〜0.1重量%の割合で添加して培養を
行うとメバロン酸の収量を一層向上させることができ
る。細胞膜を可溶化させると、メバロン酸が細胞の外に
出やすくなるため、収率が上がる。
又、窒素源としては、有機態窒素源である、ペプトン、
イーストエキストラクト、ミートエキストラクト、カゼ
イン、大豆粉を使用し、無機窒素源を使用しない方がよ
り収量を向上できるので好ましい。
イーストエキストラクト、ミートエキストラクト、カゼ
イン、大豆粉を使用し、無機窒素源を使用しない方がよ
り収量を向上できるので好ましい。
本発明で用いる具体的な培地組成の例としては、例えば
炭素源5〜15重量%、有機態窒素源0.5〜3重量%、界
面活性剤0.02〜0.1重量%及び水(残部)からなる培地
を挙げることができ、さらに燐酸塩、カリウム塩、マグ
ネシウム塩、カルシウム塩等の無機塩類を各々0.01〜5
重量%含むものも挙げることができる。
炭素源5〜15重量%、有機態窒素源0.5〜3重量%、界
面活性剤0.02〜0.1重量%及び水(残部)からなる培地
を挙げることができ、さらに燐酸塩、カリウム塩、マグ
ネシウム塩、カルシウム塩等の無機塩類を各々0.01〜5
重量%含むものも挙げることができる。
本発明に於いて、基質の添加は培養中培養物における培
養液(培養物の濾液)中の炭素源濃度が2〜15重量%、
好ましくは5〜10重量%に維持されるように行うのが良
い。しかしながら、一般に炭素源濃度の測定には長時間
を要するので、基質添加時期の判断は培養物のpH又は溶
存酸素量を指標とするのが良い。
養液(培養物の濾液)中の炭素源濃度が2〜15重量%、
好ましくは5〜10重量%に維持されるように行うのが良
い。しかしながら、一般に炭素源濃度の測定には長時間
を要するので、基質添加時期の判断は培養物のpH又は溶
存酸素量を指標とするのが良い。
pHを指標とする場合にはpHが7以上となる点が、また、
溶存酸素量を指標とする場合には溶存酸素量が一旦低下
し、再度上昇し始めた時点、即ち溶存酸素量の曲線の
(飽和を初期値とする)極小値の通過直後が指標とな
る。
溶存酸素量を指標とする場合には溶存酸素量が一旦低下
し、再度上昇し始めた時点、即ち溶存酸素量の曲線の
(飽和を初期値とする)極小値の通過直後が指標とな
る。
尚、この時添加する基質の量は、予め指標の時点におけ
る炭素源濃度を求めておき、これに応じた量を加えれば
良い。
る炭素源濃度を求めておき、これに応じた量を加えれば
良い。
添加する基質は、少なくとも炭素源を含むものであれば
良く、培養前の培地組成と同一でも異なっていても良い
が、好ましい炭素源としては、例えば、グルコース、フ
ラクトース、マルトース、マルトエキス、グリセリン、
酢酸塩等が挙げられる。また、添加する時の基質の形態
は、無菌状態であれば制限されないが、殺菌の容易性等
から水溶液として用いるのが好ましく、その場合の濃度
も制限されないが、高濃度(例えば、40%以上)とする
のが好ましい。
良く、培養前の培地組成と同一でも異なっていても良い
が、好ましい炭素源としては、例えば、グルコース、フ
ラクトース、マルトース、マルトエキス、グリセリン、
酢酸塩等が挙げられる。また、添加する時の基質の形態
は、無菌状態であれば制限されないが、殺菌の容易性等
から水溶液として用いるのが好ましく、その場合の濃度
も制限されないが、高濃度(例えば、40%以上)とする
のが好ましい。
本発明の製造方法の好ましい具体的実施態様は以下の通
りである。
りである。
即ち、炭素源、有機態窒素源、細胞膜の可溶化作用を持
つ非イオン界面活性剤及び無機塩類を所定量含有する培
地に微生物を接種し、20〜40℃、好ましくは25〜35℃で
震盪培養するか、100〜500rpm、好ましくは200〜400rp
m、0.2〜1.5VVM、好ましくは0.5〜1.0VVMで通気撹拌培
養し、所定時間培養した後、培養物における培養液中の
炭素源濃度の測定、pHの測定、又は溶存酸素量の測定に
より、前記基質を培養物に添加(添加)する。このよう
な基質の流加を必要回数行い、それ以上メバロン酸の生
産量が向上しないと判断した時点で培養を終了する。培
養終了後、培養物を遠心分離、濾過等公知の方法で菌体
を除き、逆浸透性、減圧蒸留等により濃縮するか、ブタ
ノールや酢酸エチルを用いた向流分配法或いはシリカゲ
ル、ポーラスポリマー樹脂、イオン交換樹脂等を使用し
たカラムクロマトグラフィ法、分子蒸留法、結晶化法等
の公知の精製技術の組合せにより処理してメバロン酸を
得ることができる。
つ非イオン界面活性剤及び無機塩類を所定量含有する培
地に微生物を接種し、20〜40℃、好ましくは25〜35℃で
震盪培養するか、100〜500rpm、好ましくは200〜400rp
m、0.2〜1.5VVM、好ましくは0.5〜1.0VVMで通気撹拌培
養し、所定時間培養した後、培養物における培養液中の
炭素源濃度の測定、pHの測定、又は溶存酸素量の測定に
より、前記基質を培養物に添加(添加)する。このよう
な基質の流加を必要回数行い、それ以上メバロン酸の生
産量が向上しないと判断した時点で培養を終了する。培
養終了後、培養物を遠心分離、濾過等公知の方法で菌体
を除き、逆浸透性、減圧蒸留等により濃縮するか、ブタ
ノールや酢酸エチルを用いた向流分配法或いはシリカゲ
ル、ポーラスポリマー樹脂、イオン交換樹脂等を使用し
たカラムクロマトグラフィ法、分子蒸留法、結晶化法等
の公知の精製技術の組合せにより処理してメバロン酸を
得ることができる。
尚、本発明の方法における培地には、本発明の目的の範
囲内で、所望により消泡剤等を添加することができる。
また、培養液中の炭素源濃度の測定は、グルコースオキ
シダーゼを用いる酵素法等により行い、この場合の「培
養液」とは、培養物を遠心分離、濾過等により菌体等を
除いた溶液部をいう。
囲内で、所望により消泡剤等を添加することができる。
また、培養液中の炭素源濃度の測定は、グルコースオキ
シダーゼを用いる酵素法等により行い、この場合の「培
養液」とは、培養物を遠心分離、濾過等により菌体等を
除いた溶液部をいう。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
されるものではない。
尚、実施例、比較例におけるメバロン酸の定量は以下の
ようにして行った)。
ようにして行った)。
試料溶液0.8mlをスピッチ管に取り、1N−HCl溶液を用い
てpHを2に調整する。これにNa2SO4lgを加え、更に酢酸
エチル2.0mlを加えて撹拌後、上層を取る。下層に更に
酢酸エチル2.0mlを加えて撹拌後、上層を取り前回の上
層と合わせる。再度この操作を行い、酢酸エチル層計6.
0mlbを得、これを蒸発乾固する。この乾固物を3,4−ジ
メトキシベンズアルデヒドを内部標準としてガスクロマ
トグラフィにより定量した。尚、ガスクロマトグラフィ
の条件は以下の通り。
てpHを2に調整する。これにNa2SO4lgを加え、更に酢酸
エチル2.0mlを加えて撹拌後、上層を取る。下層に更に
酢酸エチル2.0mlを加えて撹拌後、上層を取り前回の上
層と合わせる。再度この操作を行い、酢酸エチル層計6.
0mlbを得、これを蒸発乾固する。この乾固物を3,4−ジ
メトキシベンズアルデヒドを内部標準としてガスクロマ
トグラフィにより定量した。尚、ガスクロマトグラフィ
の条件は以下の通り。
カラムサイズ:直径3mm長さ1000mm(ステンレス製) カラム液相:10%Thermon−3000 カラムサポート:chromosorb W AW−DMCS 80〜100メ
ッシュ カラム温度:180℃ インジェクション温度:230℃ キャリアーガス:N2(40ml/分) 〔実施例1、比較例1〕 グルコース10重量%、マルトエキストラクト1重量%、
ペプトン0.5重量%、イーストエキストラクト0.1重量
%、KH2PO40.3重量%、MgSO4・7H2O0.05重量%、CaCO31
重量%、残部水からなる培地20と200mlを用意し、該2
00mlの培地にサッカロマイコプシス・フィブリゲラIFO
1744を1白金耳接種し28℃で3日間震盪培養しておい
たものを、上記20の培地に接種し、これを28℃、回転
数300rpm、通気量20/分でグルコース濃度、pH、溶存
酸素量を測定しつつ通気撹拌培養した。
ッシュ カラム温度:180℃ インジェクション温度:230℃ キャリアーガス:N2(40ml/分) 〔実施例1、比較例1〕 グルコース10重量%、マルトエキストラクト1重量%、
ペプトン0.5重量%、イーストエキストラクト0.1重量
%、KH2PO40.3重量%、MgSO4・7H2O0.05重量%、CaCO31
重量%、残部水からなる培地20と200mlを用意し、該2
00mlの培地にサッカロマイコプシス・フィブリゲラIFO
1744を1白金耳接種し28℃で3日間震盪培養しておい
たものを、上記20の培地に接種し、これを28℃、回転
数300rpm、通気量20/分でグルコース濃度、pH、溶存
酸素量を測定しつつ通気撹拌培養した。
培養3日目に培養液中のグルコース量を測定してグルコ
ース濃度が5%以下になったことを確認した後、この時
点でグルコースの50重量%水溶液を2.0kg添加し、培養
を継続した。更に、培養6日目及び培養9日目にそれぞ
れグルコースの50重量%水溶液を2.0kgを流加し、計12
日間培養を継続し培養を終了した。培養終了後、培養物
から得たメバロン酸を、前記定量法により測定したとこ
ろ、メバロン酸の量は2010μg/mlであった。又、グルコ
ースを流加しない場合(比較例1)には6日後にメバロ
ン酸の量が増加しなくなり、メバロン酸の量は1160μg/
mlであった。
ース濃度が5%以下になったことを確認した後、この時
点でグルコースの50重量%水溶液を2.0kg添加し、培養
を継続した。更に、培養6日目及び培養9日目にそれぞ
れグルコースの50重量%水溶液を2.0kgを流加し、計12
日間培養を継続し培養を終了した。培養終了後、培養物
から得たメバロン酸を、前記定量法により測定したとこ
ろ、メバロン酸の量は2010μg/mlであった。又、グルコ
ースを流加しない場合(比較例1)には6日後にメバロ
ン酸の量が増加しなくなり、メバロン酸の量は1160μg/
mlであった。
第1図は、上記実施例における培養時間と、溶存酸素量
(飽和=100とする)、pH、グルコース量(重量%)、
及びメバロン酸量(重量%)それぞれとの関係を示すグ
ラフで、このグラフから、培養3日目に培養液中のグル
コース濃度が5%以下となった直後にpHが7を越え、溶
存酸素量は極小値を通過している事がわかる。
(飽和=100とする)、pH、グルコース量(重量%)、
及びメバロン酸量(重量%)それぞれとの関係を示すグ
ラフで、このグラフから、培養3日目に培養液中のグル
コース濃度が5%以下となった直後にpHが7を越え、溶
存酸素量は極小値を通過している事がわかる。
〔実施例2、比較例2〕 実施例1の培地にトラトイン X−100(登録商標)を
0.05重量%添加して、実施例1と同様に12日間培養を継
続した。その結果得られたメバロン酸の量は2430μg/ml
であった。又、流加しない場合(比較例2)は6日後に
メバロン酸の蓄積量が増加しなくなり、得られたメバロ
ン酸の量は1410μg/mlであった。
0.05重量%添加して、実施例1と同様に12日間培養を継
続した。その結果得られたメバロン酸の量は2430μg/ml
であった。又、流加しない場合(比較例2)は6日後に
メバロン酸の蓄積量が増加しなくなり、得られたメバロ
ン酸の量は1410μg/mlであった。
〔実施例3、比較例3〕 実施例2の培地に更に塩化アンモニウムを0.3重量%添
加して、実施例2と同様に12日間培養を継続した。その
結果得られたメバロン酸の量は2270μg/mlであった。流
加しない場合(比較例3)には6日後にメバロン酸の蓄
積量が増加しなくなり、得られたメバロン酸の量は1320
μg/mlであった。
加して、実施例2と同様に12日間培養を継続した。その
結果得られたメバロン酸の量は2270μg/mlであった。流
加しない場合(比較例3)には6日後にメバロン酸の蓄
積量が増加しなくなり、得られたメバロン酸の量は1320
μg/mlであった。
〔実施例4、比較例4〕 実施例1の培地に更に塩化アンモニウムを0.3重量%添
加して実施例1と同様に12日間培養を継続した。その結
果得られたメバロン酸の量は1960μg/mlであった。流加
しない場合(比較例4)には6日後にメバロン酸の蓄積
量が増加しなくなり、得られたメバロン酸の量は910μg
/mlであった。
加して実施例1と同様に12日間培養を継続した。その結
果得られたメバロン酸の量は1960μg/mlであった。流加
しない場合(比較例4)には6日後にメバロン酸の蓄積
量が増加しなくなり、得られたメバロン酸の量は910μg
/mlであった。
〔実施例5〕 実施例2の培地のグルコースに代えてマルトースを使用
し、pHが7を越えた時点を流加時期として実施例2と同
様に12日間培養を継続した。その結果得られたメバロン
酸の量は2410μg/mlであった。
し、pHが7を越えた時点を流加時期として実施例2と同
様に12日間培養を継続した。その結果得られたメバロン
酸の量は2410μg/mlであった。
〔実施例6〕 実施例2の培地のグルコースに代えてシュークロースを
使用し、溶存酸素量の極小値通過直後に流加を行って実
施例2と同様に12日間培養を継続した。その結果得られ
たメバロン酸の量は2400μg/mlであった。
使用し、溶存酸素量の極小値通過直後に流加を行って実
施例2と同様に12日間培養を継続した。その結果得られ
たメバロン酸の量は2400μg/mlであった。
〔実施例7〕 実施例2の培地のトライトン X−100(登録商標)に
代えてプリジ 35(登録商標)を使用して実施例2と同
様に12日間培養を継続した。その結果得られたメバロン
酸の量は2290μg/mlであった。
代えてプリジ 35(登録商標)を使用して実施例2と同
様に12日間培養を継続した。その結果得られたメバロン
酸の量は2290μg/mlであった。
〔実施例8〕 実施例2の培地10mlを試験管に入れ、121℃15分で殺菌
しサッカロマイコプシス・フィブリゲラ IFO0107を1
白金耳接種し28℃、回転数250rpmで培養した。4日目、
8日目にそれぞれ50重量%グルコース水溶液を1.0gづつ
流加して12日間培養後、2500rpm10分間遠心分離し、濾
液中のメバロン酸を定量した。その結果得られたメバロ
ン酸の量は12010μg/mlであった。
しサッカロマイコプシス・フィブリゲラ IFO0107を1
白金耳接種し28℃、回転数250rpmで培養した。4日目、
8日目にそれぞれ50重量%グルコース水溶液を1.0gづつ
流加して12日間培養後、2500rpm10分間遠心分離し、濾
液中のメバロン酸を定量した。その結果得られたメバロ
ン酸の量は12010μg/mlであった。
〔実施例9〕 実施例2で得た培養物25を回転数5000rpmで遠心分離
し濾液17を得た。これを逆浸透膜を用いて5に濃縮
後50量%リン酸水を用いてpH2とし、5の酢酸エチル
で3回抽出し、酢酸エチル層15を得た。これを0.02N
水酸化ナトリウム水5に転溶し、50重量%リン酸水に
てpH2とした後、ダイヤイオンHP−20(登録商標)カラ
ム(1)を通した。この流出液を、5の酢酸エチル
で3回抽出し、酢酸エチル層15を得た。これを無水硫
酸ナトリウムにて脱水後蒸発乾固させた。この乾固物を
少量のアセトン/ベンゼン(1/7)に溶解させ、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200
(登録商標)、1500g)により分離した。その後、メバ
ロン酸を含む画分を乾固し、無色の油状物質19.0gを得
た。
し濾液17を得た。これを逆浸透膜を用いて5に濃縮
後50量%リン酸水を用いてpH2とし、5の酢酸エチル
で3回抽出し、酢酸エチル層15を得た。これを0.02N
水酸化ナトリウム水5に転溶し、50重量%リン酸水に
てpH2とした後、ダイヤイオンHP−20(登録商標)カラ
ム(1)を通した。この流出液を、5の酢酸エチル
で3回抽出し、酢酸エチル層15を得た。これを無水硫
酸ナトリウムにて脱水後蒸発乾固させた。この乾固物を
少量のアセトン/ベンゼン(1/7)に溶解させ、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200
(登録商標)、1500g)により分離した。その後、メバ
ロン酸を含む画分を乾固し、無色の油状物質19.0gを得
た。
この物質は比旋光度〔α〕▲25 D▼=−21.9゜ (C=3.89、エタノール)であった。
本発明のメバロン酸の製造方法によれば、工業的に実施
可能な程度に高収量でメバロン酸を得ることができる。
可能な程度に高収量でメバロン酸を得ることができる。
第1図は、本発明の実施例1における培養時間と、溶存
酸素量(飽和=100とする)、pH、グルコース量(重量
%)、及びメバロン酸量(μg/ml)それぞれとの関係を
表すグラフであり、図中、1はメバロン酸量、2はグル
コース量、3はpH、4は溶存酸素量をそれぞれ示す。
酸素量(飽和=100とする)、pH、グルコース量(重量
%)、及びメバロン酸量(μg/ml)それぞれとの関係を
表すグラフであり、図中、1はメバロン酸量、2はグル
コース量、3はpH、4は溶存酸素量をそれぞれ示す。
Claims (11)
- 【請求項1】サッカロマイコプシス属に属する微生物を
培地中で培養することによりメバロン酸を製造するに際
し、培養中の培養物に少なくとも炭素源を含む基質を1
回又は複数回添加して培養を継続し、次いで該培養物か
らメバロン酸を得ることを特徴とするメバロン酸の製造
方法。 - 【請求項2】培養液(培養物の濾液)中の炭素源濃度が
2〜15重量%に維持されるように基質の添加を行うこと
を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のメバロン
酸の製造方法。 - 【請求項3】基質の添加を培養物のpHが7以上になった
時点で行うことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
に記載のメバロン酸の製造方法。 - 【請求項4】基質の添加を培養物の溶存酸素量(飽和を
初期値とする)を示す曲線が極小値を通過した時点で行
うことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の
メバロン酸の製造方法。 - 【請求項5】培地中に細胞膜の可溶化作用を持つ非イオ
ン性界面活性剤を添加して培養を行うことを特徴とする
特許請求の範囲第(1)項に記載のメバロン酸の製造方
法。 - 【請求項6】非イオン界面活性剤として、ポリオキシエ
チレングリコールオクチルフェニルエーテル型、ポリオ
キシエチレングリコールアルキルエーテル型、ポリオキ
シエチレングリコールソルビタンエステル型からなる群
から選ばれた1種または2種以上の非イオン界面活性剤
を使用することを特徴とする特許請求の範囲第(5)項
に記載のメバロン酸の製造方法。 - 【請求項7】非イオン界面活性剤として、トライトン
X−100(Triton X−100、登録商標)を使用することを
特徴とする特許請求の範囲第(5)項に記載のメバロン
酸の製造方法。 - 【請求項8】界面活性剤の添加量が培地の0.002〜0.2重
量%であることを特徴とする特許請求の範囲第(5)項
に記載のメバロン酸の製造方法。 - 【請求項9】培地中の窒素源が、有機態窒素源のみによ
り構成されることを特徴とする特許請求の範囲第(1)
項に記載のメバロン酸の製造方法。 - 【請求項10】有機態窒素源として、ペプトン、イース
トエキストラクト、ミートエキストラクト、カゼイン大
豆粉からなる群から選ばれた1種または2種以上の物質
を使用することを特徴とする特許請求の範囲第(9)項
記載のメバロン酸の製造方法。 - 【請求項11】基質を水溶液として添加することを特徴
とする特許請求の範囲第(1)〜(4)項の何れかに記
載のメバロン酸の製造方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4962087A JPH0789938B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | メバロン酸の製造方法 |
| AT88103319T ATE86664T1 (de) | 1987-03-04 | 1988-03-03 | Verfahren zur herstellung von mevalonischer saeure. |
| EP88103319A EP0281143B1 (en) | 1987-03-04 | 1988-03-03 | Process for producing mevalonic acid |
| DE8888103319T DE3878946T2 (de) | 1987-03-04 | 1988-03-03 | Verfahren zur herstellung von mevalonischer saeure. |
| ES88103319T ES2053596T3 (es) | 1987-03-04 | 1988-03-03 | Un proceso para la produccion de acido mevalonico. |
| US07/629,184 US5149641A (en) | 1987-03-04 | 1990-12-17 | Process for producing mevalonic acid |
| GR930400328T GR3007316T3 (ja) | 1987-03-04 | 1993-03-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4962087A JPH0789938B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | メバロン酸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63216484A JPS63216484A (ja) | 1988-09-08 |
| JPH0789938B2 true JPH0789938B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=12836276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4962087A Expired - Lifetime JPH0789938B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | メバロン酸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789938B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001252091A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-18 | Lotte Co Ltd | γ−アミノ酪酸高含有素材、その製造方法、該γ−アミノ酪酸高含有素材を含む飲食品 |
| DE60210749T2 (de) | 2001-02-19 | 2007-03-29 | Kirin Beer K.K. | Verfahren zur präparation von hefe für fermentationstest |
| EP3224368B1 (en) * | 2014-11-26 | 2023-10-25 | Visolis, Inc. | Processes for conversion of biologically derived mevalonic acid |
-
1987
- 1987-03-04 JP JP4962087A patent/JPH0789938B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63216484A (ja) | 1988-09-08 |
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