JPH0794136B2 - 多材質成形方法および多材質成形型 - Google Patents
多材質成形方法および多材質成形型Info
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- JPH0794136B2 JPH0794136B2 JP4925888A JP4925888A JPH0794136B2 JP H0794136 B2 JPH0794136 B2 JP H0794136B2 JP 4925888 A JP4925888 A JP 4925888A JP 4925888 A JP4925888 A JP 4925888A JP H0794136 B2 JPH0794136 B2 JP H0794136B2
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、多材質成形方法およびそれに使用される多材
質成形型に係り、たとえば自動車のシフトブーツの成形
などに利用されるものである。
質成形型に係り、たとえば自動車のシフトブーツの成形
などに利用されるものである。
(従来の技術) 従来の多色成形方法などの多材質成形方法および多材質
成形型としては、たとえば、特開昭57−203531号公報に
記載されているものがある。
成形型としては、たとえば、特開昭57−203531号公報に
記載されているものがある。
同公報の第1図および第2図に記載の多材質成形型は、
固定型に第1の固定入子と第2の固定入子とを設け、回
転可能な可動型に同形の第1の可動入子と第2の可動入
子とを設けた構造になっている。そして、固定型と可動
型とを型閉して第1の固定入子と可動入子との間に形成
された第1のキャビティに第1の成形品を成形し、つい
で、この第1の成形品を可動型側に残して型開し可動型
を180゜回転させた後再び型閉して第2の固定入子と可
動入子と第1の成形品との間に形成された第2のキャビ
ティに第2の成形品を成形するようにしている。
固定型に第1の固定入子と第2の固定入子とを設け、回
転可能な可動型に同形の第1の可動入子と第2の可動入
子とを設けた構造になっている。そして、固定型と可動
型とを型閉して第1の固定入子と可動入子との間に形成
された第1のキャビティに第1の成形品を成形し、つい
で、この第1の成形品を可動型側に残して型開し可動型
を180゜回転させた後再び型閉して第2の固定入子と可
動入子と第1の成形品との間に形成された第2のキャビ
ティに第2の成形品を成形するようにしている。
また、前記公報の第3図および第4図に記載の多材質成
形型は、固定入子を有する固定型と可動入子を有する可
動型とに、これら固定型および可動型の開閉方向へ摺動
する固定側スライド入子と可動側スライド入子とをそれ
ぞれ設けた構造になっている。そして、型閉した状態
で、スライド入子により固定入子と可動入子との間の空
間部の一部を塞いでこれら固定入子と可動入子とスライ
ド入子との間に形成された第1のキャビティに第1の成
形品を成形し、ついで、両スライド入子を摺動させてこ
れらスライド入子と第1の成形品との間に形成された第
2のキャビティに第2の成形品を成形するようにしてい
る。
形型は、固定入子を有する固定型と可動入子を有する可
動型とに、これら固定型および可動型の開閉方向へ摺動
する固定側スライド入子と可動側スライド入子とをそれ
ぞれ設けた構造になっている。そして、型閉した状態
で、スライド入子により固定入子と可動入子との間の空
間部の一部を塞いでこれら固定入子と可動入子とスライ
ド入子との間に形成された第1のキャビティに第1の成
形品を成形し、ついで、両スライド入子を摺動させてこ
れらスライド入子と第1の成形品との間に形成された第
2のキャビティに第2の成形品を成形するようにしてい
る。
ところで、こうして成形される多材質成形品にあって
は、一体化されている複数の成形品の離脱が問題にな
る。この離脱を防止するために、ある成形品に他の成形
品の端縁部へ巻き込まれた形状を有する巻き込み部を形
成することが考えられる。ところが、前記従来の前者の
多材質成形型および多材質成形方法では、固定型と可動
型とが単に開閉するだけであり、また、後者のもので
も、スライド入子が固定型と可動型との開閉方向と同一
方向へのみ摺動するので、前述のような巻き込み部を形
成することは不可能である。
は、一体化されている複数の成形品の離脱が問題にな
る。この離脱を防止するために、ある成形品に他の成形
品の端縁部へ巻き込まれた形状を有する巻き込み部を形
成することが考えられる。ところが、前記従来の前者の
多材質成形型および多材質成形方法では、固定型と可動
型とが単に開閉するだけであり、また、後者のもので
も、スライド入子が固定型と可動型との開閉方向と同一
方向へのみ摺動するので、前述のような巻き込み部を形
成することは不可能である。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、従来の多材質成形方法および多材質成形
型では、キャビティ面が一方向へ移動するだけなので、
離脱防止用の巻き込み部を形成できない問題があった。
型では、キャビティ面が一方向へ移動するだけなので、
離脱防止用の巻き込み部を形成できない問題があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、多材質成形品におけるある成形品に他の成形品への
巻き込み部を形成して各成形品の離脱を防止し、しか
も、巻き込み部を容易かつ簡単な型構造で形成すること
を目的とするものである。
で、多材質成形品におけるある成形品に他の成形品への
巻き込み部を形成して各成形品の離脱を防止し、しか
も、巻き込み部を容易かつ簡単な型構造で形成すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の多材質成形方法は、異なる材質からなる複数の
成形品2,3を一体的に成形する際、ある成形品3に他の
成形品2へ巻き込まれてこれら成形品2,3の離脱を防止
する巻き込み部7を形成するにあたって、まず、可動型
21およびこの可動型21に摺動自在に設けられたスライド
コア22と第1の固定型23とを型閉して第1のキャビティ
25を形成しこの第1のキャビティ25に第1の成形品2を
成形し、つぎに、前記可動型21およびスライドコア22に
第1の成形品2を残してこれら可動型21およびスライド
コア22と前記第1の固定型23とを型開し、つぎに、前記
スライドコア22を前記第1の成形品2の端縁部が離型す
る方向へ摺動させるとともに前記可動型21およびスライ
ドコア22と第2の固定型24とを型閉してこれらスライド
コア22と第2の固定型24との境界部で前記第1の成形品
2を回り込んだ部分を有する第2のキャビティ26を形成
しこの第2のキャビティ26に第2の成形品3を成形する
ものである。
成形品2,3を一体的に成形する際、ある成形品3に他の
成形品2へ巻き込まれてこれら成形品2,3の離脱を防止
する巻き込み部7を形成するにあたって、まず、可動型
21およびこの可動型21に摺動自在に設けられたスライド
コア22と第1の固定型23とを型閉して第1のキャビティ
25を形成しこの第1のキャビティ25に第1の成形品2を
成形し、つぎに、前記可動型21およびスライドコア22に
第1の成形品2を残してこれら可動型21およびスライド
コア22と前記第1の固定型23とを型開し、つぎに、前記
スライドコア22を前記第1の成形品2の端縁部が離型す
る方向へ摺動させるとともに前記可動型21およびスライ
ドコア22と第2の固定型24とを型閉してこれらスライド
コア22と第2の固定型24との境界部で前記第1の成形品
2を回り込んだ部分を有する第2のキャビティ26を形成
しこの第2のキャビティ26に第2の成形品3を成形する
ものである。
また、本発明の多材質成形型は、上述の多材質成形方法
に使用されるものであり、可動型21と、この可動型21に
摺動自在に設けられたスライドコア22と、これら可動型
21およびスライドコア22が開閉自在に型閉されてこれら
可動型21およびスライドコア22との間に第1の成形品2
が成形される第1のキャビティ25を形成する第1の固定
型23と、前記可動型21およびスライドコア22が開閉自在
に型閉されて前記可動型21、スライドコア22および第1
の成形品2との間に第2の成形品3が成形される第2の
キャビティ26を形成する第2の固定型24とを備え、さら
に、前記スライドコア22のキャビティ面における前記第
1の固定型23および第2の固定型24の両方のキャビティ
面と隣接する部分に固定型23,24の方へ向いた傾斜面あ
るいは段差面などの巻き込み部形成面27が形成されてい
るものである。
に使用されるものであり、可動型21と、この可動型21に
摺動自在に設けられたスライドコア22と、これら可動型
21およびスライドコア22が開閉自在に型閉されてこれら
可動型21およびスライドコア22との間に第1の成形品2
が成形される第1のキャビティ25を形成する第1の固定
型23と、前記可動型21およびスライドコア22が開閉自在
に型閉されて前記可動型21、スライドコア22および第1
の成形品2との間に第2の成形品3が成形される第2の
キャビティ26を形成する第2の固定型24とを備え、さら
に、前記スライドコア22のキャビティ面における前記第
1の固定型23および第2の固定型24の両方のキャビティ
面と隣接する部分に固定型23,24の方へ向いた傾斜面あ
るいは段差面などの巻き込み部形成面27が形成されてい
るものである。
(作用) 本発明の多材質成形方法では、可動型21とスライドコア
22と第1の固定型23とにより前記第1の成形品2を成形
した後、第1の固定型23を第2の固定型24に換えて第2
の成形品3を第1の成形品2と一体的に成形するが、そ
の際、第1の成形品2の端縁部が離型する方向へこのス
ライドコア22を摺動させることにより、スライドコア22
と第1の成形品2との間に間隙を生じさせて、第2の成
形品3が成形される第2のキャビティ26においてスライ
ドコア22と第2の固定型24との境界部に第1の成形品2
の端縁部などを回り込んだ部分を形成する。したがっ
て、この部分において第1の成形品2と第2の成形品3
との離脱を防止する巻き込み部7が第2の成形品3に形
成される。
22と第1の固定型23とにより前記第1の成形品2を成形
した後、第1の固定型23を第2の固定型24に換えて第2
の成形品3を第1の成形品2と一体的に成形するが、そ
の際、第1の成形品2の端縁部が離型する方向へこのス
ライドコア22を摺動させることにより、スライドコア22
と第1の成形品2との間に間隙を生じさせて、第2の成
形品3が成形される第2のキャビティ26においてスライ
ドコア22と第2の固定型24との境界部に第1の成形品2
の端縁部などを回り込んだ部分を形成する。したがっ
て、この部分において第1の成形品2と第2の成形品3
との離脱を防止する巻き込み部7が第2の成形品3に形
成される。
そこで、上述の多材質成形方法に用いられる多材質成形
型にあっては、巻き込み部形成面27として、スライドコ
ア22のキャビティ面における第1の固定型23および第2
の固定型24の両方のキャビティ面に隣接する部分に固定
型23,24の方へ向いた傾斜面や段差面などを形成すれ
ば、第2の成形品3の成形時スライドコア22を摺動させ
た際に、このスライドコア22と第2の固定型24との境界
部において第1の成形品2の端縁部などを回り込んだ部
分が形成されることになる。
型にあっては、巻き込み部形成面27として、スライドコ
ア22のキャビティ面における第1の固定型23および第2
の固定型24の両方のキャビティ面に隣接する部分に固定
型23,24の方へ向いた傾斜面や段差面などを形成すれ
ば、第2の成形品3の成形時スライドコア22を摺動させ
た際に、このスライドコア22と第2の固定型24との境界
部において第1の成形品2の端縁部などを回り込んだ部
分が形成されることになる。
(実施例) 以下、本発明の多材質成形方法および多材質成形型の一
実施例につき、図面を参照して説明する。
実施例につき、図面を参照して説明する。
まず、成形される多材質成形品である自動車用シフトブ
ーツ1の構成を第4図および第5図に基づいて説明す
る。
ーツ1の構成を第4図および第5図に基づいて説明す
る。
このシフトブーツ1は、硬質合成樹脂からなる第1の成
形品としてのフィニッシャ2と、このフィニッシャ2に
一体的に成形された軟質合成樹脂からなる第2の成形品
としてのブーツ本体3とからなっている。前記フィニッ
シャ2は矩形枠状に形成されているが、このフィニッシ
ャ2の下面周縁部には複数の脚部4が一体に垂設されて
おり、これら脚部4の下部には爪部5が外方へ突出して
形成されている。一方、前記ブーツ本体3は可撓な蛇腹
の筒状に形成されており、このブーツ本体3の下端部に
形成されたフランジ部6が前記フィニッシャ2の上面全
体を覆っている。そして、このフランジ部6の下面には
前記フィニッシャ2の外側周縁部に側方から下方へと巻
き込まれた複数の巻き込み部7が一体に形成されてお
り、これら巻き込み部7により、ブーツ本体3とフィニ
ッシャ2との離脱が確実に防止されている。
形品としてのフィニッシャ2と、このフィニッシャ2に
一体的に成形された軟質合成樹脂からなる第2の成形品
としてのブーツ本体3とからなっている。前記フィニッ
シャ2は矩形枠状に形成されているが、このフィニッシ
ャ2の下面周縁部には複数の脚部4が一体に垂設されて
おり、これら脚部4の下部には爪部5が外方へ突出して
形成されている。一方、前記ブーツ本体3は可撓な蛇腹
の筒状に形成されており、このブーツ本体3の下端部に
形成されたフランジ部6が前記フィニッシャ2の上面全
体を覆っている。そして、このフランジ部6の下面には
前記フィニッシャ2の外側周縁部に側方から下方へと巻
き込まれた複数の巻き込み部7が一体に形成されてお
り、これら巻き込み部7により、ブーツ本体3とフィニ
ッシャ2との離脱が確実に防止されている。
そうして、前記シフトブーツ1は、第5図に示すよう
に、自動車内のコンソール本体8上に、このコンソール
本体8に形成された開口部9に臨んで取付けられる。す
なわち、この開口部9の外周側に位置してコンソール本
体8に形成された複数の係止孔10に前記フィニッシャ2
の脚部4がそれぞれ上方より挿入され、これら脚部4の
爪部5により抜け止めされる。
に、自動車内のコンソール本体8上に、このコンソール
本体8に形成された開口部9に臨んで取付けられる。す
なわち、この開口部9の外周側に位置してコンソール本
体8に形成された複数の係止孔10に前記フィニッシャ2
の脚部4がそれぞれ上方より挿入され、これら脚部4の
爪部5により抜け止めされる。
つぎに、前記シフトブーツ1の成形に使用される多材質
成形型の構成を第1図ないし第3図に基づいて説明す
る。なお、第1図(A)および第2図(A)は第3図の
A−A断面に相当する位置の断面図であり、第1図
(B)および第2図(B)は第3図のB−B断面に相当
する位置の断面図である。
成形型の構成を第1図ないし第3図に基づいて説明す
る。なお、第1図(A)および第2図(A)は第3図の
A−A断面に相当する位置の断面図であり、第1図
(B)および第2図(B)は第3図のB−B断面に相当
する位置の断面図である。
21は可動型、22はスライドコア、23は第1の固定型、24
は第2の固定型であり、前記可動型21とスライドコア22
と第1の固定型23とが前記フィニッシャ2成形用の第1
のキャビティ25を形成し、前記可動型21とスライドコア
22と第2の固定型24とフィニッシャ2とが前記ブーツ本
体3成形用の第2のキャビティ26を形成する。前記スラ
イドコア22は、前記第1のキャビティ25における脚部4
が成形される位置の外側の4方に位置して、前記可動型
21に放射方向へ摺動自在に支持されている。また、前記
両固定型23,24は、前記可動型21およびスライドコア22
がこれらスライドコア22の摺動方向と直交する方向から
開閉自在に型閉されるものであるが、それぞれ左右2つ
割りになっており、左右方向へも移動可能となってい
る。
は第2の固定型であり、前記可動型21とスライドコア22
と第1の固定型23とが前記フィニッシャ2成形用の第1
のキャビティ25を形成し、前記可動型21とスライドコア
22と第2の固定型24とフィニッシャ2とが前記ブーツ本
体3成形用の第2のキャビティ26を形成する。前記スラ
イドコア22は、前記第1のキャビティ25における脚部4
が成形される位置の外側の4方に位置して、前記可動型
21に放射方向へ摺動自在に支持されている。また、前記
両固定型23,24は、前記可動型21およびスライドコア22
がこれらスライドコア22の摺動方向と直交する方向から
開閉自在に型閉されるものであるが、それぞれ左右2つ
割りになっており、左右方向へも移動可能となってい
る。
そして、前記スライドコア22のキャビティ面において、
前記第1の固定型23および第2の固定型24の両方のキャ
ビティ面に隣接する部分には、固定型23,24の方に向い
てスライドコア22の摺動方向に対して傾斜した巻き込み
部形成面としての傾斜面27が形成されている。
前記第1の固定型23および第2の固定型24の両方のキャ
ビティ面に隣接する部分には、固定型23,24の方に向い
てスライドコア22の摺動方向に対して傾斜した巻き込み
部形成面としての傾斜面27が形成されている。
つぎに、成形方法について、同じく第1図ないし第3図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
まず、第1図に示すように、スライドコア22を可動型21
に対して最も内方に位置させた状態で、これら可動型21
およびスライドコア22と第1の固定型23とを図示上下方
向から型閉する。このとき、左右2つ割りの第1の固定
型23は、はじめ開いた状態にしておき、スライドコア22
への接合後左右方向へ摺動させて閉じ、可動型21の第2
のキャビティ26を形成するキャビティ面に接合させる。
この状態で可動型21とスライドコア22と第1の固定型23
との間に形成された第1のキャビティ25にABSなどの硬
質合成樹脂を注入して、フィニッシャ2を成形する。
に対して最も内方に位置させた状態で、これら可動型21
およびスライドコア22と第1の固定型23とを図示上下方
向から型閉する。このとき、左右2つ割りの第1の固定
型23は、はじめ開いた状態にしておき、スライドコア22
への接合後左右方向へ摺動させて閉じ、可動型21の第2
のキャビティ26を形成するキャビティ面に接合させる。
この状態で可動型21とスライドコア22と第1の固定型23
との間に形成された第1のキャビティ25にABSなどの硬
質合成樹脂を注入して、フィニッシャ2を成形する。
つぎに、このフィニッシャ2の硬化後、左右2つ割りの
第1の固定型23を左右方向へ摺動させて開いた後、この
第1の固定型23と可動型21およびスライドコア22とを図
示上下方向へ型開する。このときは、この型閉の方向に
対してフィニッシャ2の爪部5がアンダーカット形状と
なっているので、フィニッシャ2は、可動型21およびス
ライドコア22側に残り、第1の固定型23から離脱され
る。
第1の固定型23を左右方向へ摺動させて開いた後、この
第1の固定型23と可動型21およびスライドコア22とを図
示上下方向へ型開する。このときは、この型閉の方向に
対してフィニッシャ2の爪部5がアンダーカット形状と
なっているので、フィニッシャ2は、可動型21およびス
ライドコア22側に残り、第1の固定型23から離脱され
る。
つぎに、フィニッシャ2を搭載した可動型21およびスラ
イドコア22を反転させた後、第2図に示すように、これ
ら可動型21およびスライドコア22と第2の固定型24とを
型閉する。このとき、左右2つ割りの第2の固定型24
は、はじめ開いた状態にしておき、スライドコア22への
接合後左右方向へ摺動させて閉じる。これとともに、ス
ライドコア22を外方すなわちフィニッシャ2から離反さ
せる方向へ摺動させる。この状態で、可動型21と第2の
固定型24とスライドコア22とフィニッシャ2との間に第
2のキャビティ26が形成されるが、この第2のキャビテ
ィ26には、スライドコア22が摺動してその傾斜面27がフ
ィニッシャ2の周縁から離れることにより、スライドコ
ア22と第2の固定型24との境界部においてフィニッシャ
2の周縁部を回り込んだ部分が、可動型21と第2の固定
型24との間などの第2のキャビティ26の他の部分と連通
して形成される。なお、スライドコア22とフィニッシャ
2の脚部4との間にも間隙28が生じるが、この間隙28
は、フィニッシャ2の下面がスライドコア22における傾
斜面27の図示下側に隣接する面になお接合していること
により、第2のキャビティ26と遮断されている。
イドコア22を反転させた後、第2図に示すように、これ
ら可動型21およびスライドコア22と第2の固定型24とを
型閉する。このとき、左右2つ割りの第2の固定型24
は、はじめ開いた状態にしておき、スライドコア22への
接合後左右方向へ摺動させて閉じる。これとともに、ス
ライドコア22を外方すなわちフィニッシャ2から離反さ
せる方向へ摺動させる。この状態で、可動型21と第2の
固定型24とスライドコア22とフィニッシャ2との間に第
2のキャビティ26が形成されるが、この第2のキャビテ
ィ26には、スライドコア22が摺動してその傾斜面27がフ
ィニッシャ2の周縁から離れることにより、スライドコ
ア22と第2の固定型24との境界部においてフィニッシャ
2の周縁部を回り込んだ部分が、可動型21と第2の固定
型24との間などの第2のキャビティ26の他の部分と連通
して形成される。なお、スライドコア22とフィニッシャ
2の脚部4との間にも間隙28が生じるが、この間隙28
は、フィニッシャ2の下面がスライドコア22における傾
斜面27の図示下側に隣接する面になお接合していること
により、第2のキャビティ26と遮断されている。
そして、この第2のキャビティ26に軟質塩化ビニールな
どの軟質合成樹脂を注入してブーツ本体3を成形する。
このとき、スライドコア22のある4方向からフィニッシ
ャ2の周縁部を抱き込むように巻き込み部7がブーツ本
体3に一体成形されフィニッシャ2と一体化される。
どの軟質合成樹脂を注入してブーツ本体3を成形する。
このとき、スライドコア22のある4方向からフィニッシ
ャ2の周縁部を抱き込むように巻き込み部7がブーツ本
体3に一体成形されフィニッシャ2と一体化される。
つぎに、ブーツ本体3の硬化後、左右2つ割りの第2の
固定型24を左右方向へ摺動させて開き、この第2の固定
型24のキャビティ面をブーツ本体3のアンダーカット部
から抜く。その後で、可動型21とスライドコア22とを後
退させて、これら可動型21およびスライドコア22と第2
の固定型24とを図示上下方向へ型開する。そして、可動
型21とブーツ本体3との間に離型用空気を吹き込んでブ
ーツ本体3を膨張変形させるとともに、フィニッシャ2
を突き出しピン(図示せず)により突き出して、ブーツ
本体3とフィニッシャ2とが一体化されたシフトブーツ
1を可動型21およびスライドコア22から取り出す。な
お、フィニッシャ2のアンダーカット部である爪部5
は、ブーツ本体3の成形前にスライドコア22を摺動させ
たときこれらスライドコア22から既に抜かれており、離
型の妨げにならない。
固定型24を左右方向へ摺動させて開き、この第2の固定
型24のキャビティ面をブーツ本体3のアンダーカット部
から抜く。その後で、可動型21とスライドコア22とを後
退させて、これら可動型21およびスライドコア22と第2
の固定型24とを図示上下方向へ型開する。そして、可動
型21とブーツ本体3との間に離型用空気を吹き込んでブ
ーツ本体3を膨張変形させるとともに、フィニッシャ2
を突き出しピン(図示せず)により突き出して、ブーツ
本体3とフィニッシャ2とが一体化されたシフトブーツ
1を可動型21およびスライドコア22から取り出す。な
お、フィニッシャ2のアンダーカット部である爪部5
は、ブーツ本体3の成形前にスライドコア22を摺動させ
たときこれらスライドコア22から既に抜かれており、離
型の妨げにならない。
上記構成によれば、フィニッシャ2とブーツ本体3との
離脱を防止する1つの巻き込み部7を形成することが、
可動型21および第1の固定型23,第2の固定型24の他に
1つのスライドコア22を加えるだけで可能であり、簡単
な型構造で容易に巻き込み部7を形成することができ
る。しかも、同じスライドコア22を爪部5のようなアン
ダーカット部を有するフィニッシャ2の成形に利用で
き、より無駄のない構成とできる。
離脱を防止する1つの巻き込み部7を形成することが、
可動型21および第1の固定型23,第2の固定型24の他に
1つのスライドコア22を加えるだけで可能であり、簡単
な型構造で容易に巻き込み部7を形成することができ
る。しかも、同じスライドコア22を爪部5のようなアン
ダーカット部を有するフィニッシャ2の成形に利用で
き、より無駄のない構成とできる。
つぎに、本発明の他の実施例を第6図および第7図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
この実施例では、スライドコア22の傾斜面27に複数の突
片部31が形成されている。したがって、フィニッシャ2
の成形時に、このフィニッシャ2の周縁部に複数のスリ
ット部32が形成される。そして、第6図に示すように、
スライドコア22を摺動させた後ブーツ本体3を成形する
際には、前記スリット部32に合成樹脂が流れ込み、ブー
ツ本体3の巻き込み部7の内側がスリット部32に喰い込
んだ形になる。なお、33はスライドコア22の突片部31に
よりブーツ本体3に形成されるスリット部33である。
片部31が形成されている。したがって、フィニッシャ2
の成形時に、このフィニッシャ2の周縁部に複数のスリ
ット部32が形成される。そして、第6図に示すように、
スライドコア22を摺動させた後ブーツ本体3を成形する
際には、前記スリット部32に合成樹脂が流れ込み、ブー
ツ本体3の巻き込み部7の内側がスリット部32に喰い込
んだ形になる。なお、33はスライドコア22の突片部31に
よりブーツ本体3に形成されるスリット部33である。
上記構成によれば、フィニッシャ2のスリット部32にブ
ーツ本体3の巻き込み部7の内側が喰い込むことによ
り、この巻き込み部7のフィニッシャ2からの剥離抵抗
がより大きくなり、ブーツ本体3とフィニッシャ2との
離脱をより確実に防止することができる。
ーツ本体3の巻き込み部7の内側が喰い込むことによ
り、この巻き込み部7のフィニッシャ2からの剥離抵抗
がより大きくなり、ブーツ本体3とフィニッシャ2との
離脱をより確実に防止することができる。
なお、場合によっては、スリット部32を形成するための
スライドコア22の突片部31などにホーニング処理などを
施し、剥離抵抗をより一層大きくしてもよい。
スライドコア22の突片部31などにホーニング処理などを
施し、剥離抵抗をより一層大きくしてもよい。
なお、上記実施例では、シフトブーツ1の成形について
説明したが、本発明は、もちろん、シフトブーツ1以外
の多材質成形品の成形にも適用することができる。
説明したが、本発明は、もちろん、シフトブーツ1以外
の多材質成形品の成形にも適用することができる。
また、上記実施例では、固定型23,24が左右2つ割りに
なっていたが、これは蛇腹状のブーツ本体3を成形する
ためであって、他のものを成形する場合には、当然、一
体の固定型を用いることもある。
なっていたが、これは蛇腹状のブーツ本体3を成形する
ためであって、他のものを成形する場合には、当然、一
体の固定型を用いることもある。
さらに、上記実施例では、スライドコア22の巻き込み部
形成面を傾斜面としたが、スライドコア22のキャビティ
面における両固定型23,24のキャビティ面に隣接する部
分に形成する巻き込み部形成面は、固定型23,24の方へ
向きかつスライドコア22のキャビティ面における内方に
隣接する部分よりも浅い段差面などにしてもよい。
形成面を傾斜面としたが、スライドコア22のキャビティ
面における両固定型23,24のキャビティ面に隣接する部
分に形成する巻き込み部形成面は、固定型23,24の方へ
向きかつスライドコア22のキャビティ面における内方に
隣接する部分よりも浅い段差面などにしてもよい。
本発明によれば、たとえば、スライドコアのキャビティ
面における第1の固定型および第2の固定型の両方のキ
ャビティ面と隣接する部分に固定型の方へ向いた巻き込
み部形成面を形成し、成形時、可動型とスライドコアと
第1の固定型とにより第1の成形品を成形した後、スラ
イドコアを第1の成形品の端縁部が離型する方向へ摺動
させることにより、可動型とスライドコアと第2の固定
型と第1の成形品とにより形成される第2の成形品用キ
ャビティに第1の成形品を回り込んだ部分を形成して、
ここに両成形品の離脱防止用の巻き込み部を形成するの
で、1つのスライドコアにより、第1の成形品を成形で
きるとともに、第2の成形品に巻き込み部を形成するこ
とができ、容易にかつ簡単な型構造で離脱防止用の巻き
込み部を形成することができる。
面における第1の固定型および第2の固定型の両方のキ
ャビティ面と隣接する部分に固定型の方へ向いた巻き込
み部形成面を形成し、成形時、可動型とスライドコアと
第1の固定型とにより第1の成形品を成形した後、スラ
イドコアを第1の成形品の端縁部が離型する方向へ摺動
させることにより、可動型とスライドコアと第2の固定
型と第1の成形品とにより形成される第2の成形品用キ
ャビティに第1の成形品を回り込んだ部分を形成して、
ここに両成形品の離脱防止用の巻き込み部を形成するの
で、1つのスライドコアにより、第1の成形品を成形で
きるとともに、第2の成形品に巻き込み部を形成するこ
とができ、容易にかつ簡単な型構造で離脱防止用の巻き
込み部を形成することができる。
第1図ないし第5図は本発明の多材質成形方法および多
材質成形型の一実施例を示すもので、第1図(A)
(B)は第1の成形品の成形状態を示す断面図、第2図
(A)(B)は第2の成形品の成形状態を示す断面図、
第3図は第1の成形品と可動型とスライドコアとの平面
図、第4図は多材質成形品としてのシフトブーツの斜視
図、第5図はシフトブーツを自動車のコンソール本体に
取付けた状態の断面図である。また、第6図および第7
図は本発明の他の実施例を示すもので、第6図は第2の
成形品の成形状態を示す断面図、第7図は第1の成形品
と可動型とスライドコアとの平面図であり、第6図は第
7図におけるVI−VI断面に相当する。 2……第1の成形品としてのフィニッシャ、3……第2
の成形品としてのブーツ本体、7……巻き込み部、21…
…可動型、22……スライドコア、23……第1の固定型、
24……第2の固定型、25……第1のキャビティ、26……
第2のキャビティ、27……巻き込み部形成面としての傾
斜面。
材質成形型の一実施例を示すもので、第1図(A)
(B)は第1の成形品の成形状態を示す断面図、第2図
(A)(B)は第2の成形品の成形状態を示す断面図、
第3図は第1の成形品と可動型とスライドコアとの平面
図、第4図は多材質成形品としてのシフトブーツの斜視
図、第5図はシフトブーツを自動車のコンソール本体に
取付けた状態の断面図である。また、第6図および第7
図は本発明の他の実施例を示すもので、第6図は第2の
成形品の成形状態を示す断面図、第7図は第1の成形品
と可動型とスライドコアとの平面図であり、第6図は第
7図におけるVI−VI断面に相当する。 2……第1の成形品としてのフィニッシャ、3……第2
の成形品としてのブーツ本体、7……巻き込み部、21…
…可動型、22……スライドコア、23……第1の固定型、
24……第2の固定型、25……第1のキャビティ、26……
第2のキャビティ、27……巻き込み部形成面としての傾
斜面。
Claims (2)
- 【請求項1】異なる材質からなる複数の成形品を一体的
に成形する際、ある成形品に他の成形品へ巻き込まれて
これら成形品の離脱を防止する巻き込み部を形成する多
材質成形方法であって、 可動型およびこの可動型に摺動自在に設けられたスライ
ドコアと第1の固定型とを型閉して第1のキャビティを
形成しこの第1のキャビティに第1の成形品を成形し、 前記可動型およびスライドコアに第1の成形品を残して
これら可動型およびスライドコアと前記第1の固定型と
を型開し、 前記スライドコアを前記第1の成形品の端縁部が離型す
る方向へ摺動させるとともに前記可動型およびスライド
コアと第2の固定型とを型閉してこれらスライドコアと
第2の固定型との境界部で前記第1の成形品を回り込ん
だ部分を有する第2のキャビティを形成しこの第2のキ
ャビティに第2の成形品を成形する ことを特徴とする多材質成形方法。 - 【請求項2】異なる材質からなる複数の成形品を一体的
に成形する際、ある成形品に他の成形品へ巻き込まれて
これら成形品の離脱を防止する巻き込み部を形成する多
材質成形方法に使用される多材質成形型であって、 可動型と、 この可動型に摺動自在に設けられたスライドコアと、 これら可動型およびスライドコアが開閉自在に型閉され
てこれら可動型およびスライドコアとの間に第1の成形
品が成形される第1のキャビティを形成する第1の固定
型と、 前記可動型およびスライドコアが開閉自在に型閉されて
前記可動型、スライドコアおよび第1の成形品との間に
第2の成形品が成形される第2のキャビティを形成する
第2の固定型とを備え、 前記スライドコアのキャビティ面における前記第1の固
定型および第2の固定型の両方のキャビティ面と隣接す
る部分に固定型の方へ向いた巻き込み部形成面が形成さ
れている ことを特徴とする多材質成形型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4925888A JPH0794136B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 多材質成形方法および多材質成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4925888A JPH0794136B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 多材質成形方法および多材質成形型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01222914A JPH01222914A (ja) | 1989-09-06 |
| JPH0794136B2 true JPH0794136B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=12825809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4925888A Expired - Lifetime JPH0794136B2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | 多材質成形方法および多材質成形型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794136B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4484312B2 (ja) * | 2000-05-01 | 2010-06-16 | 株式会社デンソー | 硬質の成形樹脂部と軟質部材部とよりなる樹脂成形品 |
| JP6083732B2 (ja) * | 2012-11-02 | 2017-02-22 | 三甲株式会社 | 搬送容器の製造方法 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP4925888A patent/JPH0794136B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01222914A (ja) | 1989-09-06 |
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