JPH0819962B2 - クラッチドラム支持用軸装置 - Google Patents
クラッチドラム支持用軸装置Info
- Publication number
- JPH0819962B2 JPH0819962B2 JP1130183A JP13018389A JPH0819962B2 JP H0819962 B2 JPH0819962 B2 JP H0819962B2 JP 1130183 A JP1130183 A JP 1130183A JP 13018389 A JP13018389 A JP 13018389A JP H0819962 B2 JPH0819962 B2 JP H0819962B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- press
- clutch drum
- oil groove
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、クラッチドラム支持用軸装置に関するもの
である。
である。
(ロ)従来の技術 自動変速機などに使用されるクラッチ装置のクラッチ
ドラムは、オイルポンプの軸部、ケーシングの軸部など
の軸部材に回転可能に支持される。軸部材側から回転す
るクラッチドラムに油圧を供給したり排出したりするた
めに油路を接続する必要がある。このため、軸部材に油
みぞを設け、これの両側にシールリングを配置し、油み
ぞに対応するクラッチドラムの軸状部分に穴を設ける。
これによりクラッチドラムの穴が常に油みぞと対面する
ため、油路の接続が行なわれる。軸部材は例えばケーシ
ングに固着されるアダプターに一体に構成され(例え
ば、実開昭61−161462号公報参照)、又は、オイルポン
プハウジングと一体に形成される(例えば、特開昭57−
140962号公報参照)。アダプター、オイルポンプハウジ
ングなどが鋳鉄製の場合には比較的耐摩耗性が高いた
め、シールリングみぞの摩耗が問題となることはない。
しかしながら、アダプター、オイルポンプハウジングな
どをアルミニウム合金製のものとした場合には、シール
リングみぞの摩耗が問題となる。このため、アルミ製の
アダプターの軸部の外周にのみ鉄製のスリーブを圧入
し、このスリーブにシールリングみぞを形成しておくよ
うにしたものがある(TOYOTA A340H オートマチック
トランスミッション修理書の1−5頁参照)。
ドラムは、オイルポンプの軸部、ケーシングの軸部など
の軸部材に回転可能に支持される。軸部材側から回転す
るクラッチドラムに油圧を供給したり排出したりするた
めに油路を接続する必要がある。このため、軸部材に油
みぞを設け、これの両側にシールリングを配置し、油み
ぞに対応するクラッチドラムの軸状部分に穴を設ける。
これによりクラッチドラムの穴が常に油みぞと対面する
ため、油路の接続が行なわれる。軸部材は例えばケーシ
ングに固着されるアダプターに一体に構成され(例え
ば、実開昭61−161462号公報参照)、又は、オイルポン
プハウジングと一体に形成される(例えば、特開昭57−
140962号公報参照)。アダプター、オイルポンプハウジ
ングなどが鋳鉄製の場合には比較的耐摩耗性が高いた
め、シールリングみぞの摩耗が問題となることはない。
しかしながら、アダプター、オイルポンプハウジングな
どをアルミニウム合金製のものとした場合には、シール
リングみぞの摩耗が問題となる。このため、アルミ製の
アダプターの軸部の外周にのみ鉄製のスリーブを圧入
し、このスリーブにシールリングみぞを形成しておくよ
うにしたものがある(TOYOTA A340H オートマチック
トランスミッション修理書の1−5頁参照)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、アルミニウム合金製の軸部の外周に鉄
製のスリーブを圧入する場合には、圧入によって生ずる
フープ応力により、スリーブが破損しやすいという問題
点がある。すなわち、スリーブの油みぞ、シールリング
みぞなどが設けられている部分では肉厚が薄くなってい
るため、圧入した場合に割れが発生しやすい。スリーブ
を強化するために焼入れなどの熱処理を行うと、肉厚が
薄いため内部まで硬化してしまい、もろくなってしま
う。アルミニウム合金の熱膨張率が鉄の熱膨張率よりも
大きいため、特に高温時には応力が増大し割れが発生し
やすくなる。本発明はこのような課題を解決することを
目的としている。
製のスリーブを圧入する場合には、圧入によって生ずる
フープ応力により、スリーブが破損しやすいという問題
点がある。すなわち、スリーブの油みぞ、シールリング
みぞなどが設けられている部分では肉厚が薄くなってい
るため、圧入した場合に割れが発生しやすい。スリーブ
を強化するために焼入れなどの熱処理を行うと、肉厚が
薄いため内部まで硬化してしまい、もろくなってしま
う。アルミニウム合金の熱膨張率が鉄の熱膨張率よりも
大きいため、特に高温時には応力が増大し割れが発生し
やすくなる。本発明はこのような課題を解決することを
目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、油みぞ及びシールリングみぞの部分の圧入
しろを小さくすることにより上記課題を解決する。すな
わち、本発明は、アルミニウム合金製の軸部材(12a)
の外周に鉄製のスリーブ(16)が圧入されており、スリ
ーブの外周にクラッチドラム(32)が支持され、スリー
ブには、円周方向の油みぞ(18)と、油みぞの両側のシ
ールリングみぞ(20、22)と、軸部材の油路(30)を油
みぞに連通させる穴(28)とが設けられているクラッチ
ドラム支持用軸装置を前提としたものであり、スリーブ
の内径部のうち油みぞ及びシールリングみぞが設けられ
ている部分は、他の部分より径が大きくされており、軸
部材に圧入した際の圧入しろが他の部分よりも小さくさ
れていることを特徴としている。なお、かっこ内の符号
は後述の実施例の対応する部材を示す。
しろを小さくすることにより上記課題を解決する。すな
わち、本発明は、アルミニウム合金製の軸部材(12a)
の外周に鉄製のスリーブ(16)が圧入されており、スリ
ーブの外周にクラッチドラム(32)が支持され、スリー
ブには、円周方向の油みぞ(18)と、油みぞの両側のシ
ールリングみぞ(20、22)と、軸部材の油路(30)を油
みぞに連通させる穴(28)とが設けられているクラッチ
ドラム支持用軸装置を前提としたものであり、スリーブ
の内径部のうち油みぞ及びシールリングみぞが設けられ
ている部分は、他の部分より径が大きくされており、軸
部材に圧入した際の圧入しろが他の部分よりも小さくさ
れていることを特徴としている。なお、かっこ内の符号
は後述の実施例の対応する部材を示す。
(ホ)作用 スリーブの油みぞ及びシールリングみぞが設けられた
部分は他の部分と比較して圧入しろが小さくなってい
る。従って、温度が上昇した場合であってもスリーブの
この部分の応力は小さくなっており、肉厚が薄くても割
れを発生することはない。
部分は他の部分と比較して圧入しろが小さくなってい
る。従って、温度が上昇した場合であってもスリーブの
この部分の応力は小さくなっており、肉厚が薄くても割
れを発生することはない。
(ヘ)実施例 第1及び2図に本発明の実施例を示す。オイルポンプ
カバー10は、アルミニウム合金製のカバー本体12と、カ
バー本体12の内径部に圧入されるステータシャフト14
と、カバー本体12の軸部12aの外周に圧入される鉄製の
スリーブ16とから構成されている。スリーブ16の図中中
央部よりも右寄りの位置に円周方向の油みぞ18が設けら
れており、これの両側にシールリングみぞ20及び22が配
置されている。シールリングみぞ20及び22内にはそれぞ
れシールリング24及び26が配置されている。スリーブ16
の油みぞ18の底部には内径部側に貫通する穴28が設けら
れている。カバー本体12にはスリーブ16の穴28に連通す
る油路30が設けられている。スリーブ16の外周部にクラ
ッチドラム32が配置される。クラッチドラム32はブッシ
ュ34を有しており、これによりスリーブ16に回転可能に
支持されている。クラッチドラム32にはスリーブ16の油
みぞ18に対応する位置に穴36が設けられている。
カバー10は、アルミニウム合金製のカバー本体12と、カ
バー本体12の内径部に圧入されるステータシャフト14
と、カバー本体12の軸部12aの外周に圧入される鉄製の
スリーブ16とから構成されている。スリーブ16の図中中
央部よりも右寄りの位置に円周方向の油みぞ18が設けら
れており、これの両側にシールリングみぞ20及び22が配
置されている。シールリングみぞ20及び22内にはそれぞ
れシールリング24及び26が配置されている。スリーブ16
の油みぞ18の底部には内径部側に貫通する穴28が設けら
れている。カバー本体12にはスリーブ16の穴28に連通す
る油路30が設けられている。スリーブ16の外周部にクラ
ッチドラム32が配置される。クラッチドラム32はブッシ
ュ34を有しており、これによりスリーブ16に回転可能に
支持されている。クラッチドラム32にはスリーブ16の油
みぞ18に対応する位置に穴36が設けられている。
スリーブ16はカバー本体12の軸部12aの外周に圧入さ
れるが、圧入しろはスリーブ16の位置に応じて変えてあ
る。すなわち、第2図に示すように、軸部12aの外径d3
は全長にわたって一定であるが、スリーブ16の内径はシ
ールリングみぞ20よりも左側部分ではd1としてあり、シ
ールリングみぞ20よりも右側部分はd2としてある。d2は
d1よりも大きくしてある。従って、スリーブ16の左側部
分では圧入しろa1=d3−d1であり、一方右側部分では圧
入しろa2=d3−d2である(第2図では図示の都合上、す
きまが生ずるように示してある)。従って、スリーブ16
の左側部分の圧入しろa1がスリーブ16の右側部分の圧入
しろa2よりも大きくなっている。圧入しろa1は、圧入に
よって発生するフープ応力がスリーブ16の耐えられる値
以下であり、かつスリーブ16の圧入状態が確実に保持さ
れる(すなわち、スリーブ16が抜け出したりしない)値
としてある。一方、圧入しろa2はスリーブ16の肉厚が薄
くなった部分のフープ応力が許容値を越えない範囲であ
り、かつ低温時において圧入しろがマイナスすなわち、
軸部12とスリーブ16の内径部との間にすきまができる状
態となっても、すきまは微少であって所定量以上の油が
もれないように設定してある。
れるが、圧入しろはスリーブ16の位置に応じて変えてあ
る。すなわち、第2図に示すように、軸部12aの外径d3
は全長にわたって一定であるが、スリーブ16の内径はシ
ールリングみぞ20よりも左側部分ではd1としてあり、シ
ールリングみぞ20よりも右側部分はd2としてある。d2は
d1よりも大きくしてある。従って、スリーブ16の左側部
分では圧入しろa1=d3−d1であり、一方右側部分では圧
入しろa2=d3−d2である(第2図では図示の都合上、す
きまが生ずるように示してある)。従って、スリーブ16
の左側部分の圧入しろa1がスリーブ16の右側部分の圧入
しろa2よりも大きくなっている。圧入しろa1は、圧入に
よって発生するフープ応力がスリーブ16の耐えられる値
以下であり、かつスリーブ16の圧入状態が確実に保持さ
れる(すなわち、スリーブ16が抜け出したりしない)値
としてある。一方、圧入しろa2はスリーブ16の肉厚が薄
くなった部分のフープ応力が許容値を越えない範囲であ
り、かつ低温時において圧入しろがマイナスすなわち、
軸部12とスリーブ16の内径部との間にすきまができる状
態となっても、すきまは微少であって所定量以上の油が
もれないように設定してある。
上述のように圧入しろa1及びa2を設定してあるので、
カバー本体12の温度が上って軸部12aが膨張した場合で
あっても、スリーブ16の左側部分においても、また右側
部分においても、応力が許容値を越えることはない。ま
た、低温時においてもスリーブ16の左側部分で十分な保
持力が発生しているので、スリーブ16が抜けることはな
い。また、スリーブ16の右側部分で圧入しろがなくなっ
てすきまができた場合であっても、所定量以上の油がも
れることはない。
カバー本体12の温度が上って軸部12aが膨張した場合で
あっても、スリーブ16の左側部分においても、また右側
部分においても、応力が許容値を越えることはない。ま
た、低温時においてもスリーブ16の左側部分で十分な保
持力が発生しているので、スリーブ16が抜けることはな
い。また、スリーブ16の右側部分で圧入しろがなくなっ
てすきまができた場合であっても、所定量以上の油がも
れることはない。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、軸部材に
圧入されるスリーブの油みぞなどが設けられて肉厚の薄
い部分の圧入しろを小さくするようにしたので、スリー
ブの肉厚が薄い部分の応力を低下させることができ、ス
リーブの割れの発生を防止することができる。スリーブ
の肉厚が薄い部分以外の部分では十分な圧入しろが確保
されているのでスリーブが抜けることはない。
圧入されるスリーブの油みぞなどが設けられて肉厚の薄
い部分の圧入しろを小さくするようにしたので、スリー
ブの肉厚が薄い部分の応力を低下させることができ、ス
リーブの割れの発生を防止することができる。スリーブ
の肉厚が薄い部分以外の部分では十分な圧入しろが確保
されているのでスリーブが抜けることはない。
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図は第1図の部
分拡大図である。 10……オイルポンプカバー、12……カバー本体、12a…
…軸部(軸部材)、14……ステータシャフト、16……ス
リーブ、18……油みぞ、20,22……シールリングみぞ、2
8……穴、30……油路、32……クラッチドラム。
分拡大図である。 10……オイルポンプカバー、12……カバー本体、12a…
…軸部(軸部材)、14……ステータシャフト、16……ス
リーブ、18……油みぞ、20,22……シールリングみぞ、2
8……穴、30……油路、32……クラッチドラム。
Claims (1)
- 【請求項1】アルミニウム合金製の軸部材の外周に鉄製
のスリーブが圧入されており、スリーブの外周にクラッ
チドラムが支持され、スリーブには、円周方向の油みぞ
と、油みぞの両側のシールリングみぞと、軸部材の油路
を油みぞに連通させる穴とが設けられているクラッチド
ラム支持用軸装置において、 スリーブの内径部のうち油みぞ及びシールリングみぞが
設けられている部分は、他の部分より径が大きくされて
おり、軸部材に圧入した際の圧入しろが他の部分よりも
小さくされていることを特徴とするクラッチドラム支持
用軸装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1130183A JPH0819962B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | クラッチドラム支持用軸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1130183A JPH0819962B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | クラッチドラム支持用軸装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03322A JPH03322A (ja) | 1991-01-07 |
| JPH0819962B2 true JPH0819962B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=15028056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1130183A Expired - Fee Related JPH0819962B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | クラッチドラム支持用軸装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0819962B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6428201B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2018-11-28 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 変速装置 |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP1130183A patent/JPH0819962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03322A (ja) | 1991-01-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304 Year of fee payment: 13 |
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