JPH0828895B2 - カラーテレビジョン信号伝送方法およびそのための受信装置 - Google Patents
カラーテレビジョン信号伝送方法およびそのための受信装置Info
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- JPH0828895B2 JPH0828895B2 JP61306199A JP30619986A JPH0828895B2 JP H0828895 B2 JPH0828895 B2 JP H0828895B2 JP 61306199 A JP61306199 A JP 61306199A JP 30619986 A JP30619986 A JP 30619986A JP H0828895 B2 JPH0828895 B2 JP H0828895B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラーテレビジョン信号伝送方法に係り、
特にそれによる画質改善に関するものである。
特にそれによる画質改善に関するものである。
(従来の技術) 輝度信号と搬送色信号とを周波数多重して伝送する従
来のカラーテレビジョン信号伝送方法には、周知のNTSC
標準方式やこれを改良したPAF方式がある。
来のカラーテレビジョン信号伝送方法には、周知のNTSC
標準方式やこれを改良したPAF方式がある。
第3図(a)に従来のNTSC標準方式によるカラーテレ
ビジョン信号の垂直空間周波数領域における周波数スペ
クトル図を示すが、これは周知のごとく、インターレー
ス比2:1、フィールド周波数fv、フレーム周波数fv/2=f
p、ライン周波数fhしたときの輝度信号成分Yを実線に
より、搬送色信号成分Cを点線により表わしている。す
なわち輝度信号Y、搬送色信号成分Cともに、ライン周
波数fhの高調波を中心にしてその両側にフィールド周波
数fvの間隔で垂直空間周波数領域の側帯波が配列されて
いるが、インターリーブによりライン周波数の半分、す
なわち、1/2fhだけオフセットした周波数の色副搬送波
を2個の色信号I,Qにより位相分離多重変調したうえ、
さらに周波数多重した搬送色信号成分Cは輝度信号成分
Yとフレーム周波数の1/2、すなわち1/2fpだけ隔てた周
波数の位置に配列されている。第3図(a)のスペクト
ル図から明らかなように、1/2fp隔てた輝度信号Yと搬
送色信号Cとのスペクトルの組の組との間には比較的広
い周波数間隔が存在する。これでは与えられた周波数帯
域を十分に利用しているとはいえない。
ビジョン信号の垂直空間周波数領域における周波数スペ
クトル図を示すが、これは周知のごとく、インターレー
ス比2:1、フィールド周波数fv、フレーム周波数fv/2=f
p、ライン周波数fhしたときの輝度信号成分Yを実線に
より、搬送色信号成分Cを点線により表わしている。す
なわち輝度信号Y、搬送色信号成分Cともに、ライン周
波数fhの高調波を中心にしてその両側にフィールド周波
数fvの間隔で垂直空間周波数領域の側帯波が配列されて
いるが、インターリーブによりライン周波数の半分、す
なわち、1/2fhだけオフセットした周波数の色副搬送波
を2個の色信号I,Qにより位相分離多重変調したうえ、
さらに周波数多重した搬送色信号成分Cは輝度信号成分
Yとフレーム周波数の1/2、すなわち1/2fpだけ隔てた周
波数の位置に配列されている。第3図(a)のスペクト
ル図から明らかなように、1/2fp隔てた輝度信号Yと搬
送色信号Cとのスペクトルの組の組との間には比較的広
い周波数間隔が存在する。これでは与えられた周波数帯
域を十分に利用しているとはいえない。
上述の欠点を除去し、周波数帯域を利用効率よく、し
かも伝送路の特性の影響により2個の色信号相互間にク
ロストークを生ずることのないカラーテレビジョン信号
伝送方式を、本願人は先に特公昭58−7112号明細書で提
案しているこの伝送方式はPAF(Phase Alternation Fie
ld)方式と呼称され、そのカラーテレビジョン信号の垂
直空間周波数領域における周波数スペクトルは第3図
(b)のスペクトル図のごとくなり、第3図(a)のス
ペクトルにおける周波数間隙部を利用して2個の色信号
C1,C2別個の空間周波数領域で周波数分割多重するよう
にしている。
かも伝送路の特性の影響により2個の色信号相互間にク
ロストークを生ずることのないカラーテレビジョン信号
伝送方式を、本願人は先に特公昭58−7112号明細書で提
案しているこの伝送方式はPAF(Phase Alternation Fie
ld)方式と呼称され、そのカラーテレビジョン信号の垂
直空間周波数領域における周波数スペクトルは第3図
(b)のスペクトル図のごとくなり、第3図(a)のス
ペクトルにおける周波数間隙部を利用して2個の色信号
C1,C2別個の空間周波数領域で周波数分割多重するよう
にしている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のNTSC標準方式では、第3図(a)の点線で示す
搬送色信号成分により2個の色信号C1,C2を多重して伝
送するので、伝送路の特性に色副搬送波周波数fscを中
心とする非対称性があると、色信号相互間にクロストー
クが生じ易いので、周知のごとく2つの色信号C1,C2の
うち1つは残留測波帯伝送の広帯域I信号、他の1つは
両側波帯伝送の狭帯域Q信号とせざるを得ない欠点を有
していた。
搬送色信号成分により2個の色信号C1,C2を多重して伝
送するので、伝送路の特性に色副搬送波周波数fscを中
心とする非対称性があると、色信号相互間にクロストー
クが生じ易いので、周知のごとく2つの色信号C1,C2の
うち1つは残留測波帯伝送の広帯域I信号、他の1つは
両側波帯伝送の狭帯域Q信号とせざるを得ない欠点を有
していた。
一方前記特公昭58−7112号明細書記載の伝送方式は第
3図(b)に示したごとく、2個の色信号C1,C2のうち
1個による搬送色信号成分CIを点線で示し、他の1個の
色信号による搬送色信号成分CIIを一点鎖線で示すよう
に、それぞれ別個のスペクトル配列にして伝送するよう
にしたため、色信号C1,C2相互間にクロストークを生ぜ
ずに両色信号の帯域をともに広帯域とすることはできる
が、一方の色信号についてはNTSC標準方式とは異なる周
波数の色副搬送波周波数を利用するため、NTSC標準方式
の受信機では前記PAF方式の信号を復調できず、受信機
の互換性を失うという欠点を有している。
3図(b)に示したごとく、2個の色信号C1,C2のうち
1個による搬送色信号成分CIを点線で示し、他の1個の
色信号による搬送色信号成分CIIを一点鎖線で示すよう
に、それぞれ別個のスペクトル配列にして伝送するよう
にしたため、色信号C1,C2相互間にクロストークを生ぜ
ずに両色信号の帯域をともに広帯域とすることはできる
が、一方の色信号についてはNTSC標準方式とは異なる周
波数の色副搬送波周波数を利用するため、NTSC標準方式
の受信機では前記PAF方式の信号を復調できず、受信機
の互換性を失うという欠点を有している。
そこで本発明の目的は上述の欠点を排除し、NTSC標準
方式との互換性を保ちつつ2つの色信号C1,C2を広帯域
化し、現行方式の画質を改善したカラーテレビジョン信
号伝送方法とそのための受信装置とを提供せんとするも
のである。
方式との互換性を保ちつつ2つの色信号C1,C2を広帯域
化し、現行方式の画質を改善したカラーテレビジョン信
号伝送方法とそのための受信装置とを提供せんとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明カラーテレビジョン
信号伝送方法は、標準NTSCカラーテレビジョン信号伝送
方式では伝送されないQ信号の高域成分を伝送するカラ
ーテレビジョン信号伝送方法であって、前記伝送されな
いQ信号の高域成分をQH信号、一方前記伝送方式で伝送
されるQ信号の低域成分をQL信号としたとき、送信側で
は、前記QH信号がフィールド毎に極性反転されたQHS信
号を前記QL信号またはI信号に加算し、その加算信号に
よって前記伝送方式におけるそれぞれQ信号またはI信
号用色副搬送波を前記伝送方式における色信号の変調方
法に従って変調したうえで送信し、受信側では、前記伝
送方式における色信号の復調方法に従って前記送信され
た被変調色搬送波から前記QHS信号が加算された前記QL
信号または前記I信号を復調し、その復調された信号か
ら前記QHS信号を抽出し、その抽出された信号を送信側
の前記極性反転に同期してフィールド毎に極性反転して
前記QH信号を復元し、その復元されたQH信号を前記復調
された前記QL信号に加算するようにしたことを特徴とす
るものである。
信号伝送方法は、標準NTSCカラーテレビジョン信号伝送
方式では伝送されないQ信号の高域成分を伝送するカラ
ーテレビジョン信号伝送方法であって、前記伝送されな
いQ信号の高域成分をQH信号、一方前記伝送方式で伝送
されるQ信号の低域成分をQL信号としたとき、送信側で
は、前記QH信号がフィールド毎に極性反転されたQHS信
号を前記QL信号またはI信号に加算し、その加算信号に
よって前記伝送方式におけるそれぞれQ信号またはI信
号用色副搬送波を前記伝送方式における色信号の変調方
法に従って変調したうえで送信し、受信側では、前記伝
送方式における色信号の復調方法に従って前記送信され
た被変調色搬送波から前記QHS信号が加算された前記QL
信号または前記I信号を復調し、その復調された信号か
ら前記QHS信号を抽出し、その抽出された信号を送信側
の前記極性反転に同期してフィールド毎に極性反転して
前記QH信号を復元し、その復元されたQH信号を前記復調
された前記QL信号に加算するようにしたことを特徴とす
るものである。
また、本発明受信装置は、NTSC標準カラーテレビジョ
ン方式では伝送されないQ信号の高域成分をQH信号、一
方前記伝送方式で伝送されるQ信号の低域成分をQL信号
としたとき、送信側において、前記QH信号がフィールド
毎に極性反転されたQHS信号を前記QL信号またはI信号
に加算し、その加算信号によって前記伝送方式における
それぞれQ信号またはI信号用色副搬送波を前記伝送方
式における色信号の変調方法に従って変調したうえで送
信された信号から前記QL信号およびQH信号を復元するた
めの受信装置であって、その装置は、前記伝送方式のQ
信号復調器またはI信号復調器と、それら復調器によっ
て復調された信号から前記QHS信号を抽出する手段と、
その抽出する手段によって抽出された前記QHS信号とそ
の信号を極性反転した信号とを送信側と同期してフィー
ルド毎に切換えるようにしてQH信号を出力する出力手段
と、その出力手段によって出力されたQH信号を前記Q信
号復調器によって復調されたQL信号に加算する加算器
と、前記抽出する手段と前記出力手段の間に配置される
か、または前記出力手段と前記加算器の間に配置される
時空間フィルタとを少なくとも具えて構成するようにし
たことを特徴とするものである。
ン方式では伝送されないQ信号の高域成分をQH信号、一
方前記伝送方式で伝送されるQ信号の低域成分をQL信号
としたとき、送信側において、前記QH信号がフィールド
毎に極性反転されたQHS信号を前記QL信号またはI信号
に加算し、その加算信号によって前記伝送方式における
それぞれQ信号またはI信号用色副搬送波を前記伝送方
式における色信号の変調方法に従って変調したうえで送
信された信号から前記QL信号およびQH信号を復元するた
めの受信装置であって、その装置は、前記伝送方式のQ
信号復調器またはI信号復調器と、それら復調器によっ
て復調された信号から前記QHS信号を抽出する手段と、
その抽出する手段によって抽出された前記QHS信号とそ
の信号を極性反転した信号とを送信側と同期してフィー
ルド毎に切換えるようにしてQH信号を出力する出力手段
と、その出力手段によって出力されたQH信号を前記Q信
号復調器によって復調されたQL信号に加算する加算器
と、前記抽出する手段と前記出力手段の間に配置される
か、または前記出力手段と前記加算器の間に配置される
時空間フィルタとを少なくとも具えて構成するようにし
たことを特徴とするものである。
また、本発明受信装置の好ましい実施態様において
は、前記QHS信号を抽出する手段が、前記Q信号復調器
の出力QL+QHS+IHが供給される帯域通過フィルタであ
ることを特徴とするものである。
は、前記QHS信号を抽出する手段が、前記Q信号復調器
の出力QL+QHS+IHが供給される帯域通過フィルタであ
ることを特徴とするものである。
また、本発明受信装置の好ましい実施態様において
は、前記QHS信号を抽出する手段が、前記I信号復調器
の出力I+QHSが供給される帯域通過フィルタであるこ
とを特徴とするものである。
は、前記QHS信号を抽出する手段が、前記I信号復調器
の出力I+QHSが供給される帯域通過フィルタであるこ
とを特徴とするものである。
(実施例) 以下添付図面を参照し実施例により本発明方法とその
ための受信装置とを詳細に説明する。
ための受信装置とを詳細に説明する。
第1図(a)に本発明方法による伝送信号とスペクト
ル図を示す。送信側ではまず第1にカラーテレビジョン
信号の2つの色信号C1,C2のうち広帯域I信号と狭帯域
に帯域制限されたQ信号(QL信号とする)からNTSC標準
方式と同様の方法により搬送色信号成分CIIIを形成し、
次に前記帯域制限により失われた色信号C2の高域成分
(QH信号とする)から搬送色信号成分CIIIとフレーム周
波数fpだけ周波数の離れたインターリーブの関係にある
搬送色信号成分CIVを形成し、この2つの搬送色信号成
分CIII,CIVを輝度信号Yに多重して伝送する。
ル図を示す。送信側ではまず第1にカラーテレビジョン
信号の2つの色信号C1,C2のうち広帯域I信号と狭帯域
に帯域制限されたQ信号(QL信号とする)からNTSC標準
方式と同様の方法により搬送色信号成分CIIIを形成し、
次に前記帯域制限により失われた色信号C2の高域成分
(QH信号とする)から搬送色信号成分CIIIとフレーム周
波数fpだけ周波数の離れたインターリーブの関係にある
搬送色信号成分CIVを形成し、この2つの搬送色信号成
分CIII,CIVを輝度信号Yに多重して伝送する。
受信側では搬送色信号成分CIIIから復調したQL信号に
搬送色信号成分CIVから復調したQH信号を加えることに
より広帯域のC2信号を復元する。従ってこの本発明の伝
送方法によれば、現行NTSC標準方式の受信機でも広帯域
I信号、狭帯域Q信号は復調でき、受信機の互換性は保
たれる。搬送色信号成分CIVを形成する手段としては、
例えばフィールド毎に位相反転させたNTSC方式の色副搬
送波をQH信号で振幅変調すればよい。
搬送色信号成分CIVから復調したQH信号を加えることに
より広帯域のC2信号を復元する。従ってこの本発明の伝
送方法によれば、現行NTSC標準方式の受信機でも広帯域
I信号、狭帯域Q信号は復調でき、受信機の互換性は保
たれる。搬送色信号成分CIVを形成する手段としては、
例えばフィールド毎に位相反転させたNTSC方式の色副搬
送波をQH信号で振幅変調すればよい。
次に第1図(b),(c)にそれぞれ本発明1実施例
の送信側回路、受信側回路の構成ブロック線図を示す。
の送信側回路、受信側回路の構成ブロック線図を示す。
送信側では信号Iは1.5MHz LPF1で帯域制限された
後、色副搬送波周波数fscを変調器8において変調して
この変調信号は加算器11に導かれる。一方信号Qは0.5M
HzLPF3で帯域制限されて信号QLとなり、また例えば0.5M
Hzから1.5MHzの通過帯域を有するBPF2でその高域成分が
抜き出されて信号QHとなる。信号QHはマイナス1係数器
4と切換えスイッチ5によりフィールド毎に、その信号
の極性が反転される。この信号QHSで色副搬送波周波数f
scを変調することは、信号QHでフィールド毎に位相反転
された色搬送波周波数fscを変調することと同結果を生
じる。信号QHSはα係数器6を介し、加算器7において
信号QLと加算され、さらに変調器9においてπ/2だけ位
相の移送した色副搬送波周波数fscを変調する。変調器
9の出力には色副搬送波周波数fscを変調した信号QLと
それとは30Hz離れたインターリーブの関係にある変調信
号QHSを含んでいる。変調器8と変調器9の出力は加算
器11において加算されC信号となる。
後、色副搬送波周波数fscを変調器8において変調して
この変調信号は加算器11に導かれる。一方信号Qは0.5M
HzLPF3で帯域制限されて信号QLとなり、また例えば0.5M
Hzから1.5MHzの通過帯域を有するBPF2でその高域成分が
抜き出されて信号QHとなる。信号QHはマイナス1係数器
4と切換えスイッチ5によりフィールド毎に、その信号
の極性が反転される。この信号QHSで色副搬送波周波数f
scを変調することは、信号QHでフィールド毎に位相反転
された色搬送波周波数fscを変調することと同結果を生
じる。信号QHSはα係数器6を介し、加算器7において
信号QLと加算され、さらに変調器9においてπ/2だけ位
相の移送した色副搬送波周波数fscを変調する。変調器
9の出力には色副搬送波周波数fscを変調した信号QLと
それとは30Hz離れたインターリーブの関係にある変調信
号QHSを含んでいる。変調器8と変調器9の出力は加算
器11において加算されC信号となる。
ここでα係数器6は画像に動き成分があるとき、イン
ターリーブされた信号Y、信号Cの線スペクトルが幅を
持ってくるため、受信側回路で信号Y、信号I、信号
QL、信号QH間分離が困難となることを考慮して、画像の
動き成分が多いときは、あらかじめ信号QHSの多重をや
めるかこれを制限するためのものである。α係数器6の
係数αの値は、公知の動き検出技術により検出された画
像の動き成分の有無を示す動き信号に応じて変化し、画
像に動き成分のないときは1、動き成分が大きいときは
零、その間は段階的または連続的に変化する。この処理
を行うことにより動画面においては信号QHSと信号Iま
たは信号QL間に不完全分離による画質劣化をなくし、同
時に現行NTSC受信機に対しては動画におけるクロスルミ
ナンスを減少させることができる。また静止画において
も信号I、信号Qの垂直解像度が高い場合は、信号QHS
と信号Iまたは信号QL間のクロストークを生じることが
あるため、垂直フィルタ12および13により信号I、信号
Qの垂直高域成分を取除く必要がある。これらフィルタ
12および13の構成法は公知であるのでここでは省略す
る。
ターリーブされた信号Y、信号Cの線スペクトルが幅を
持ってくるため、受信側回路で信号Y、信号I、信号
QL、信号QH間分離が困難となることを考慮して、画像の
動き成分が多いときは、あらかじめ信号QHSの多重をや
めるかこれを制限するためのものである。α係数器6の
係数αの値は、公知の動き検出技術により検出された画
像の動き成分の有無を示す動き信号に応じて変化し、画
像に動き成分のないときは1、動き成分が大きいときは
零、その間は段階的または連続的に変化する。この処理
を行うことにより動画面においては信号QHSと信号Iま
たは信号QL間に不完全分離による画質劣化をなくし、同
時に現行NTSC受信機に対しては動画におけるクロスルミ
ナンスを減少させることができる。また静止画において
も信号I、信号Qの垂直解像度が高い場合は、信号QHS
と信号Iまたは信号QL間のクロストークを生じることが
あるため、垂直フィルタ12および13により信号I、信号
Qの垂直高域成分を取除く必要がある。これらフィルタ
12および13の構成法は公知であるのでここでは省略す
る。
次に第1図(c)図示の受信側回路では信号Cは復調
器21,22で復調され、各々I軸の信号とQ軸の信号とを
生じる。I軸の信号を1.5MHzLPF24で帯域制限するとそ
の出力には信号Iと信号QHSが残る。信号QHSは送信側で
のフィールド毎の極性反転により垂直および時間の高域
成分となっているので時空間フィルタ29でこれを取除
き、スイッチ28を用いてこの部分から信号Iを出力す
る。後に述べる時空間フィルタも含め時空間フィルタ2
9,30の構成法は公知であるから省略する。信号が時空間
フィルタを通過すると動画像ではぼけを生じるので、動
画像の場合は信号QHSの多重度が零かまたは極力制限さ
れていることを考慮して、動き信号に応じてスイッチ31
を切換える。すなわち静止画のときはスイッチ31を上側
にし、動画のときは下側とする。一方復調器22の出力で
あるQ軸の信号とBPF2と同じBPF25により信号QHSが抜き
出され、マイナス係数器27とスイッチ28により信号QHに
復調される。このときスイッチ28は送信側回路のスイッ
チ5と同期させる。このときBPF25の出力には信号Iの
高域成分信号IHが混入しているため、スイッチ28の出力
には信号QHの外に信号IHにより生じる成分信号IHSを生
じる。この信号IHSは信号QHSと同様に垂直および時間の
高域成分であるから、時空間フィルタ30でこの信号IHs
を除去する。また画像に動き成分があるときは信号QHと
信号IHSの分離が不完全となるので、動き信号に応じて
画像の動き成分が大きいときは信号QHの加算量をα係数
器32を用いて減削するか零にする。信号QHと信号QLは加
算器33で加算された広帯域の信号となる。なお送信側の
α係数器6受信側のα係数器32とは両者ともに必要なも
のではなくどちから一方でもよい。
器21,22で復調され、各々I軸の信号とQ軸の信号とを
生じる。I軸の信号を1.5MHzLPF24で帯域制限するとそ
の出力には信号Iと信号QHSが残る。信号QHSは送信側で
のフィールド毎の極性反転により垂直および時間の高域
成分となっているので時空間フィルタ29でこれを取除
き、スイッチ28を用いてこの部分から信号Iを出力す
る。後に述べる時空間フィルタも含め時空間フィルタ2
9,30の構成法は公知であるから省略する。信号が時空間
フィルタを通過すると動画像ではぼけを生じるので、動
画像の場合は信号QHSの多重度が零かまたは極力制限さ
れていることを考慮して、動き信号に応じてスイッチ31
を切換える。すなわち静止画のときはスイッチ31を上側
にし、動画のときは下側とする。一方復調器22の出力で
あるQ軸の信号とBPF2と同じBPF25により信号QHSが抜き
出され、マイナス係数器27とスイッチ28により信号QHに
復調される。このときスイッチ28は送信側回路のスイッ
チ5と同期させる。このときBPF25の出力には信号Iの
高域成分信号IHが混入しているため、スイッチ28の出力
には信号QHの外に信号IHにより生じる成分信号IHSを生
じる。この信号IHSは信号QHSと同様に垂直および時間の
高域成分であるから、時空間フィルタ30でこの信号IHs
を除去する。また画像に動き成分があるときは信号QHと
信号IHSの分離が不完全となるので、動き信号に応じて
画像の動き成分が大きいときは信号QHの加算量をα係数
器32を用いて減削するか零にする。信号QHと信号QLは加
算器33で加算された広帯域の信号となる。なお送信側の
α係数器6受信側のα係数器32とは両者ともに必要なも
のではなくどちから一方でもよい。
また第1図(b),(c)においては信号QHSを信号Q
Lと同じ位相の副搬送波周波数fscで変復調したが、信号
QHSは信号Iおよび信号QLとは30Hz離れたインターリー
ブの関係にあるので、信号Iと同じ位相の副搬送波周波
数fscで変復調してもよい。この場合には、第1図
(b)図示の加算器7はLPF1と変調器8の間に挿入され
るべきであり、第1図(c)図示のBPF25の入力側はLPF
26の入力側と切離されてLPF24の入力側でこれと並列に
接続されるべきである。
Lと同じ位相の副搬送波周波数fscで変復調したが、信号
QHSは信号Iおよび信号QLとは30Hz離れたインターリー
ブの関係にあるので、信号Iと同じ位相の副搬送波周波
数fscで変復調してもよい。この場合には、第1図
(b)図示の加算器7はLPF1と変調器8の間に挿入され
るべきであり、第1図(c)図示のBPF25の入力側はLPF
26の入力側と切離されてLPF24の入力側でこれと並列に
接続されるべきである。
第2図(a)に受信側回路の他の実施例の構成ブロッ
ク線図を示す。図示の復調器41からLPF46までの動作は
第1図(c)図示の復調器21からLPF26までの動作と全
く同様である。BPF45の出力信号には信号QHSと信号IHと
が含まれているが、このうち信号IHを時空間フィルタ47
により減衰させる。時空間フィルタ47は例えば第2図
(b)図示のような回路で実現できるが公知の技術であ
るから説明は省略する。同図で遅延器61は262Hの遅延、
遅延器62は1Hの遅延である。これにより時空間フィルタ
47の出力として信号QHSのみが取出される。この信号を
マイナス1係数器48と切換えスイッチ49により信号QHに
復調し、動き信号に応じたα係数器50で補正し、加算器
51で信号QLに加算する。これらマイナス1係数器48から
加算器51までの動作は第1図(c)図示の対応する部分
と同様である。一方係数器48の出力は信号−QHSである
から、係数器50と同じα係数器52を介して後、これを加
算器53においてLPF44の出力である信号I+QHSに加算す
ることで信号Iが得られる。この実施例は第1図(c)
図示の構成に比し回路規模の若干大きい時空間フィルタ
が1個ですむという利点がある。
ク線図を示す。図示の復調器41からLPF46までの動作は
第1図(c)図示の復調器21からLPF26までの動作と全
く同様である。BPF45の出力信号には信号QHSと信号IHと
が含まれているが、このうち信号IHを時空間フィルタ47
により減衰させる。時空間フィルタ47は例えば第2図
(b)図示のような回路で実現できるが公知の技術であ
るから説明は省略する。同図で遅延器61は262Hの遅延、
遅延器62は1Hの遅延である。これにより時空間フィルタ
47の出力として信号QHSのみが取出される。この信号を
マイナス1係数器48と切換えスイッチ49により信号QHに
復調し、動き信号に応じたα係数器50で補正し、加算器
51で信号QLに加算する。これらマイナス1係数器48から
加算器51までの動作は第1図(c)図示の対応する部分
と同様である。一方係数器48の出力は信号−QHSである
から、係数器50と同じα係数器52を介して後、これを加
算器53においてLPF44の出力である信号I+QHSに加算す
ることで信号Iが得られる。この実施例は第1図(c)
図示の構成に比し回路規模の若干大きい時空間フィルタ
が1個ですむという利点がある。
(発明の効果) 以上述べてきたように本発明カラーテレビジョン信号
伝送方法とそのための受信装置とを使用することによ
り、現行NTSC方式と受信機の互換性を保ちながら、2つ
の色信号I信号とQ信号とをともに広帯域化することが
でき、現行カラーテレビジョン方式の画質を改善するこ
とができる。
伝送方法とそのための受信装置とを使用することによ
り、現行NTSC方式と受信機の互換性を保ちながら、2つ
の色信号I信号とQ信号とをともに広帯域化することが
でき、現行カラーテレビジョン方式の画質を改善するこ
とができる。
第1図は本発明方法に関わる伝送方法の伝送周波数スペ
クトル図(a)と、送信側回路(b)および受信側回路
(c)の実施例の構成ブロック線図を示し、 第2図は受信側回路の他の実施例の構成ブロック線図
(a)と、同図(a)に使用される時空間フィルタの詳
細構成図(b)を示し、 第3図は従来のNTSC標準方式(a)およびPAF方式
(b)の伝送周波数スペクトル図を示す。 1,3,24,26,44,46……低域通過フィルタ(LPF) 2,25,45……帯域通過フィルタ(BPF) 4,27,48……マイナス1係数器 5,28,49……切換えスイッチ 6,32,50,52……α係数器 7,11,33,51,53,63……加算器 8,91……変調器、10,23,43……π/2移相器 12,13……垂直フィルタ 21,22,41,42……復調器 29,30,47……時空間フィルタ 61,62……遅延器、64……1/2係数器 65……減算器
クトル図(a)と、送信側回路(b)および受信側回路
(c)の実施例の構成ブロック線図を示し、 第2図は受信側回路の他の実施例の構成ブロック線図
(a)と、同図(a)に使用される時空間フィルタの詳
細構成図(b)を示し、 第3図は従来のNTSC標準方式(a)およびPAF方式
(b)の伝送周波数スペクトル図を示す。 1,3,24,26,44,46……低域通過フィルタ(LPF) 2,25,45……帯域通過フィルタ(BPF) 4,27,48……マイナス1係数器 5,28,49……切換えスイッチ 6,32,50,52……α係数器 7,11,33,51,53,63……加算器 8,91……変調器、10,23,43……π/2移相器 12,13……垂直フィルタ 21,22,41,42……復調器 29,30,47……時空間フィルタ 61,62……遅延器、64……1/2係数器 65……減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 澄男 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−285894(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】標準NTSCカラーテレビジョン信号伝送方式
では伝送されないQ信号の高域成分を伝送するカラーテ
レビジョン信号伝送方法であって、 前記伝送されないQ信号の高域成分をQH信号、一方前記
伝送方式で伝送されるQ信号の低域成分をQL信号とした
とき、 送信側では、前記QH信号がフィールド毎に極性反転され
たQHS信号を前記QL信号またはI信号に加算し、その加
算信号によって前記伝送方式におけるそれぞれQ信号ま
たはI信号用色副搬送波を前記伝送方式における色信号
の変調方法に従って変調したうえで送信し、 受信側では、前記伝送方式における色信号の復調方法に
従って前記送信された被変調色搬送波から前記QHS信号
が加算された前記QL信号または前記I信号を復調し、そ
の復調された信号から前記QHS信号を抽出し、その抽出
された信号を送信側の前記極性反転に同期してフィール
ド毎に極性反転して前記QH信号を復元し、その復元され
たQH信号を前記復調された前記QL信号に加算するように
したことを特徴とするカラーテレビジョン信号伝送方
法。 - 【請求項2】NTSC標準カラーテレビジョン方式では伝送
されないQ信号の高域成分をQH信号、一方前記伝送方式
で伝送されるQ信号の低域成分をQL信号としたとき、送
信側において、前記QH信号がフィールド毎に極性反転さ
れたQHS信号を前記QL信号またはI信号に加算し、その
加算信号によって前記伝送方式におけるそれぞれQ信号
またはI信号用色副搬送波を前記伝送方式における色信
号の変調方法に従って変調したうえで送信された信号か
ら前記QL信号およびQH信号を復元するための受信装置で
あって、その装置は、 前記伝送方式のQ信号復調器またはI信号復調器と、そ
れら復調器によって復調された信号から前記QHS信号を
抽出する手段と、その抽出する手段によって抽出された
前記QHS信号とその信号を極性反転した信号とを送信側
と同期してフィールド毎に切換えるようにしてQH信号を
出力する出力手段と、その出力手段によって出力された
QH信号を前記Q信号復調器によって復調されたQL信号に
加算する加算器と、前記抽出する手段と前記出力手段の
間に配置されるか、または前記出力手段と前記加算器の
間に配置される時空間フィルタとを少なくとも具えて構
成するようにしたことを特徴とする受信装置。 - 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の受信装置にお
いて、前記QHS信号を抽出する手段は、前記Q信号復調
器の出力QL+QHS+IHが供給される帯域通過フィルタで
あることを特徴とする受信装置。 - 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載の受信装置にお
いて、前記QHS信号を抽出する手段は、前記I信号復調
器の出力I+QHSが供給される帯域通過フィルタである
ことを特徴とする受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61306199A JPH0828895B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | カラーテレビジョン信号伝送方法およびそのための受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61306199A JPH0828895B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | カラーテレビジョン信号伝送方法およびそのための受信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63160496A JPS63160496A (ja) | 1988-07-04 |
| JPH0828895B2 true JPH0828895B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=17954194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61306199A Expired - Lifetime JPH0828895B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | カラーテレビジョン信号伝送方法およびそのための受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0828895B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2539364B2 (ja) * | 1985-06-12 | 1996-10-02 | 株式会社日立製作所 | テレビジョン信号の色信号・輝度信号処理方法 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP61306199A patent/JPH0828895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63160496A (ja) | 1988-07-04 |
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