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JPH088799B2 - 誘導電動機の可変速駆動装置 - Google Patents
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JPH088799B2 - 誘導電動機の可変速駆動装置 - Google Patents

誘導電動機の可変速駆動装置

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JPH088799B2
JPH088799B2 JP62040107A JP4010787A JPH088799B2 JP H088799 B2 JPH088799 B2 JP H088799B2 JP 62040107 A JP62040107 A JP 62040107A JP 4010787 A JP4010787 A JP 4010787A JP H088799 B2 JPH088799 B2 JP H088799B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベクトル制御による誘導電動機の可変速駆
動装置に関するものであり、更に詳しくは、該電動機の
回転速度を直接検出する手段(タコジエネレータ)を必
要としないで実施できる、かかる可変速駆動装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来のベクトル制御による誘導電動機の可変
速駆動装置を示すブロツク図である。
同図において、1は電力変換器としてのPWMインバー
タ、2は誘導電動機(IM)、3は回転速度検出器(パル
スジエネレータPG)、4は磁束指令演算器、5は速度調
節器、6,7はそれぞれ電流調節器、8は座標変換器、9
は点弧パルス発生回路、10は電流モデル磁束演算器、11
はベクトル回転器(VD)、12は3相−2相変換器、13,1
4,15はそれぞれ加算点、100は速度指令、101はすべり周
波数演算器、102は積分器、である。
第5図は、誘導機の一次電流ベクトルを固定座標
α軸,β軸(固定子巻線上にとつた座標系)上の成分i
α,iβと回転座標、M軸,T軸(磁束上にとつた軸をM
軸、これと直交する軸をT軸とした座標系)上の成分
iM,iTに分離した状態を示すベクトル図である。即ち、
固定子座標(α−β)と回転合俵(M−T)間の座標変
換の関係を示す。
さて、誘導電動機のベクトル制御は、電動機の電流、
電圧等をベクトル量とみなし固定子巻線上から観測する
と、交流量となつているこれらの量が電動機の回転磁界
上から観測すると直流量となるので、これら直流量を磁
界に平行な成分と直交する成分に分離してそれぞれ独立
に制御しようとするものである。
以下、第4図、第5図を参照してベクトル制御による
誘導電動機可変速駆動装置の動作原理を簡単に説明す
る。
第4図に於て誘導電動機2の一次電流は、3相−2相
変換器12で2相量iα,iβに変換される。又、この量は
ベクトル回転器11により回転座標(M−T座標系)量
iM,iTに座標変換される。このときM軸即ち磁束軸は、
後述する電流モデル方式磁束演算器10により演算された
電動機磁束の位相φにより決定される。
即ち、この座標変換は次式(1)により行われる。
この様に電動機一次電流を、iM,iTに分離すれば、iM
は磁束を作る成分(磁化電流)となり、iTはトルクを作
る成分(トルク電流)となることは良く知られている通
りである。
磁化電流指令iM は、時速指令演算器4の出力として
与えられる。磁束一定制御の場合には、磁束指令演算器
4は一定のiM を与え、又、高速領域で速度に依存して
弱め界磁制御を行なう場合は、磁束指令演算器4は速度
上昇につれて減少していくiM を与える。
磁化電流指令iM は、ベクトル回転器11により、一次
電流より変換されたiMと加算点14で比較され、この偏差
がPI調節器6により増幅され電動機の一次電圧ベクトル
指令 のM軸成分vM を与える。
次に速度指令100より与えられた速度指令値Nは、
加算点13により速度検出器3より検出された速度検出値
Nと比較され、この偏差はPI調節器5により増幅され、
トルク電流指令iT となる。このiT は、ベクトル回転
器11により作られたiTと加算点15で比較され、この偏差
はPI調節器7で増幅され一次電圧ベクトル指令
T軸成分vT となる。
このM軸成分vM 、T軸成分vT は座標変換器8に入
力され、電流モデル10により演算された電動機磁束の位
により固定座標量に変換される。
その変換式は次の(2)式である。
このようにして固定子座標量に変換された一次電圧指
令vα,vβは、点弧パルス発生回路9でインバータ
パルスに変換されPWMインバータ1に与えられ、誘導電
動機2へ給電される電力が制御されることになる。
こゝで、電動機の電流,電圧を座標変換する際に用い
る磁束の位相は、電流モデル方式磁束演算器10によ
つて次の(3)式で演算される。 =∫ω1dt=∫(ω+ω)dt ……(3) 但し、K=定数 R2′:誘導機1次換算2次抵抗 M:誘導機一次二次相互インダクタンス T2=(M+l2′)/R2′ l2′:2次もれインダクタンス(一次換算) ω1:固定子角周波数 ωS:すべり角周波数 p:極数 上記(3),(4)式より磁束の位相は、iM ,i
T 及び速度Nを入力とし、モータ定数が既知であれば
演算できることがわかる。磁束一定制御、又は磁束の可
変がゆるやかな場合は上記(4)式のT2=0とすること
も可能である。すべり周波数演算器101は上記(4)式
を、積分器102は上記(3)式をそれぞれ実行してい
る。
以上、簡単に説明したベクトル制御による従来の誘導
電動機可変駆動装置は、例えば、富士電機株式会社発行
の雑誌「富士時報」VOL.57,No.10,1984年,P609などに記
載されている。
またベクトル制御の原理は、既に多くの文献等に発表
され周知であるが、例えば「富士時報」第53巻第9号64
0ページに記載の論文“交流機のトランスベクトル制
御”では、原理から応用例まで紹介されている。
上述の如き、ベクトル制御による従来の可変速駆動装
置は制御性が優れており高性能可変駆動装置として適し
ているが、電動機回転速度検出器(パルスジエネレータ
PG)を備える事が条件となつており速度出器を備えない
電動機システムでは成り立たないという問題点がある。
一方、速度検出器を備えることなく誘導電動機の速度
制御を行う例としてトランジスタインバータや、電流形
インバータ等から給電される誘導電動機のV/f=一定制
御と呼ばれる駆動方式が良く知られている。
この方式は、インバータの出力周波数をオープンルー
プで与え、インバータの出力電圧は閉ループで制御し電
圧指令と周波数指令を比例させる方法である。しかし、
この方式は速度制御の応答性も悪く、又制御精度も悪い
ので高性能速度制御装置としては対象外である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上述のような従来の技術的事情にかんが
み、電動機の回転速度を直接検出する速度検出器(例え
ばパルスジエネレータ)を要せずして、ベクトル制御に
よる誘導電動機の可変速駆動装置を可能にする装置を実
現すること、を解決すべき問題点としている。従つて本
発明は、直接電動機回転速度を検出する手段を設けるこ
となく、ベクトル制御による高性能な速度制御を可能と
する誘導電動機の可変速駆動装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、その出力電圧の大きさ、周波数、位相を制
御することのできる電力変換器により給電される誘導電
動機の1次電流を、固定座標量から回転座標量である磁
束座標量へ変換して、前記誘導電動機の磁束と平行な成
分(磁化電流成分iM)と、これに直交する成分(トルク
電流成分iT)と、に分離して出力するベクトル回転器
と、演算により求められた前記電力変換器に対する出力
電圧指令値を磁束座標量から固定座標量へ変換してから
前記電力変換器に供給するため、かかる座標変換を行う
座標変換回路と、を含み、前記磁化電流成分iMとトルク
電流成分iTとを互いに独立に制御するベクトル制御によ
りその電動機トルクを制御する誘導電動機の可変速駆動
装置において、 前記ベクトル回転器における座標変換のための基準軸
として、電動機誘起電圧を積分することにより求める所
謂「電圧モデル方式」によつて求めた電動機磁束(また
は感磁素子により直接検出した電動機磁束)を用い、前
記座標変換回路における座標変換のための基準軸とし
て、回転子の回転角速度と滑り角速度との和を積分する
ことにより求める「電流モデル方式」によつて求めた電
動機磁束を用いるようにするとともに、 前記ベクトル回転器の出力として得られたトルク電流
成分検出値と磁化電流成分検出値を用いて演算された電
流ベクトルと磁束ベクトルとの間の角度の実際値βと、
別に与えられるトルク電流成分指令値と磁化電流成分指
令値とを用いて演算された電流ベクトルと磁束ベクトル
との間の角度の指令値βと、の間の偏差を積分して得
られる積分出力を、前記「電流モデル方式」における演
算用に用いる回転子の回転角速度として供給し、かつ該
積分出力を電動機の回転速度検出値として用いることに
より、電動機回転速度を直接検出する回転速度検出手段
を不要ならしめた。
〔作用〕
本発明は、速度検出器を持たない誘導電動機を速度制
御するために、電動機の磁束の位相がすべり角速度ω
と、回転子角速度ωの和を積分するという第1の手
段によつて得られること(上記(3),(4)式の如き
電流モデルによる演算式参照)、又、電動機の磁束は
便の手段即ち電動機電圧、電流を用いて演算する電圧モ
デル方式による方法とかホール素子等の感磁素子を用い
て直接検出するという第2の手段によつても得られる事
に着目して、この両手段で得られる磁束位相を一致させ
る様にすることにより回転子速度を間接的に得ようとす
るものである。
この両手段で得られる演算磁束位相は原理的には一致
しなければならないから、電流モデル演算に用いるトル
ク電流および磁化電流の両指令値から演算される、電流
ベクトルと磁束ベクトルとの間の角度βもしくは、β
の正接であるtanβ、もしくはtanβ/2と、電圧モ
デルによる磁束位相を基準軸として電動機電流実際
値を分離し演算された上記角度の実際値β、もしくは、
βの正接であるtanμ、もしくはtanβ/2とをそれぞれ比
較してその偏差を積分し、その出力を電流モデルの入力
ωとして用いると、β=βもしくはtanβ/2=tan
β/2となつたときの積分器出力がモータ回転子角速度ω
すなわち電動機速度に一致することになる。
〔実施例〕
次に図を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例として、電動機回転速度検
出器を持たない誘導電動機のベクトル制御による可変速
駆動装置を示すブロツク図である。
本実施例において、制御の基本部は、第5図に示した
従来のそれと全く同じであるが、本実施例の場合、制御
に用いる電動機回転速度の実際値が、直接得られないの
で、演算により間接的にこれを求めている。
なお、第1図において、第4図におけるのと同じもの
には同じ符号を付してある。そのほか、16は調節器(速
度演算回路)、17は加算点、18は電圧モデルによる磁束
演算器、19は3相−2相変換器、20,21は電圧変成器、3
0,31はそれぞれ角度演算回路、である。
次に本発明の一実施例である第1図に示した可変速駆
動装置の構成を説明する。
誘導電動機2の一次電流は、3相−2相変換器12で、
固定座標上の二相量iα,iβに変換されさらにベクトル
回転器11により磁束を基準とする回転座標(M−T座標
系)量iM,iTに変換される(前記(1)式参照)。
このとき、M軸は実際の電動機磁束の位相に出来るだ
け正確に一致していることが望ましいので、電動機の一
次電圧、一次電流および電動機定数から磁束を演算する
電圧モデル法により求めた磁束の位相を用いてい
る。このとしては図示せざる感磁素子等により直接
検出した電動機磁束を用いることももちろん可能であ
る。
なお、ここで付言しておくと、電流モデル方式による
磁束ベクトル演算器は、誘導電動機の端子電圧またはそ
れから抵抗降下分を除去して得た誘起電圧に相当する信
号を積分することにより磁束ベクトルを検出する電圧モ
デル方式のそれに比べて、電動機が零速度付近で運転さ
れている場合でも確実に磁束を検出することが可能であ
るという長所を有する反面、回転子巻線抵抗に依存する
回転子回路時定数を用いて演算処理を行うことから温度
変化に弱いという欠点がある。
換言すると、電動機回転速度が所定の定格速度付近に
あるときは、電圧モデル方式により求めた磁束ベクトル
の方が、電流モデル方式により求めたそれよりも、精度
が高いということであり、感磁素子により直接検出した
磁束ベクトルも、電流モデル方式により求めたそれよ
り、一般に精度が高いと云える。
第1図に戻り、18が電圧モデル方式による磁束演算器
であり、これによれば、上述のような次第で磁束を正確
に演算できる。
以上のようにして、ベクトル回転器11の出力として得
られたiM,iTは、電動機2の磁化電流およびトルク電流
とそれぞれ良く一致したものとなる。
次に磁束指令演算器4の出力として得られる磁化電流
指令iM は、上記iMと加熱点14で比較され、この偏差が
PI調節器6により増幅され、電動機一次電圧ベクトル指
のM軸成分vM を与える。
一方、速度調節器(PI調節器)5の出力として得られ
るトルク電流指令iT は、上記iTと加算点15で比較さ
れ、この偏差はPI調節器7で増幅され のT軸成分
vT となる。
この様にして得られたvM ,vT は、座標変換器8を
介して前記(2)式により固定座標量vα,vβに変
換され、点弧パルス発生回路9を介してインバータパル
スに変換されることは、第4図を参照して先に述べた所
と同じである。
このとき、座標変換器8における座標変換に用いる磁
束の位相は、第4図の場合と同様に、電流モデル方
式演算器10により前記(3),(4)式を用いて演算さ
れる。
しかしながら、第1図に示した本発明の実施例では、
速度検出器を持たないので、上記(3)式に出てくるω
が得られず、この(3)式の演算が不可能である。
そこで、ω即ち回転子速度を得る方法を種々検討の
結果、第1図に見られるように電流ベクトルと磁束ベク
トルとの間の角度の指令値βを角度演算回路31におい
て演算すると共に、(電圧モデルにより)正確に検出し
たトルク電流実際値iT、磁化電流実際値iMより角度演算
回路30において、電流ベクトルと磁束ベクトルとの間の
角度の実際値βを演算し、両者間の偏差を加算点17で求
めた後、積分要素を含む調節器16で増幅し、この出力を
前記電流モデル10のω入力として用いることにより、
調節器16の出力は電動機速度N即ち回転子角周波数 に一致することがわかった。よつて、調節器16の出力を
速度実際値として速度調節器5の入力に用いることがで
きる。
以上の方法により、演算によつて間接的に電動機回転
速度N(即ちω)が得られることの原理を次に説明す
る。
第5図に於て、一次電流ベクトルの大きさとi1
すると すべり角周波数については、上記(4)式に於て目標値
iM ,iT の代りにiM,iTを用い、iMの定常時には であるから次の(6)式が成立つ。
(但し、Kは定数) また上記(5)式から、 上記(5),(6),(7)式から 上記(9)式は の範囲ではωの増加に対してβが増加することを意味
する。
このことを第2図(a)及び第2図(b)の誘導電動
機のベクトル図に当てはめて説明する。
第2図(a)は駆動時(Motoring)のベクトル図であ
り、トルク電流iTは正で磁束ベクトルと電流ベクトル
の間の角度βも正となつており、すべりは正となつ
ていることが判る。
第2図(b)は制動時(Braking)のベクトル図であ
り、iT<0でβも負となつており、すべりは負となつて
いることが判る。
なお、第2図(a),(b)において、は磁束ベク
トル、は一次電流ベクトル、は一次電圧ベクト
ル、Eは一次誘起電圧、Rは一次抵抗、Xσは電動機リ
アクタンス、をそれぞれ示す。
定常時には、固定子角周波数ωは共通であるから、
速度演算値、回転子角周波数演算値 と実際値N、ωと、すべり角周波数指令値ω と実
際値ωとは下記(10)式のような関係が成り立つてい
る。
いま、がNより、ΔNだけ大きいとする。
電動機に与えられる一次周波数ωは、 この様に、上記(10),(12)式からω=Δω
ω となり、すべり角周波数実際値は指令値よりΔω
増加する。
このとき、角度βは、上記(9)式からわかるように
増加する。
よつて速度演算回路16の入力すなわち(β−β)<
0となり、この偏差を積分して得られる出力の変化量が
減少する。
がNより、ΔNだけ小さいときは上記の逆で、すべ
り角周波数実際値はΔωだけ減少する。このとき速度
演算回路16の入力すなわち(β−β)>0となり、こ
の偏差を積分して得られる出力の変化量が増加する。
ここで、調節器16の出力を積分器102の入力の1つで
ある回転子角周波数ωとして用いれば、磁束ベクトル
と電流ベクトルとの角度の指令値と実際値との偏差が
零、即ち(12)式におけるΔωが零になるまで前記調
節器16はその出力を変化させ、前記偏差が零になった時
点でその出力は一定値となる。(12)式から明らかなよ
うに、Δωが零になると調節器16の出力は回転子角周
波数の実際値ωと一致する。
即ち、調節器16の出力は回転子角周波数の推定値を出
力するものであり、この出力を速度推定値をして速度指
令と加算点で偏差をとり速度調節器5の入力として用い
れば、速度検出器を用いずに速度制御を可能とする。
以上述べた原理により、速度演算回路16の出力は速
度Nに一致する。
第1図に戻り、30,31は先にも述べたように角度演算
回路である。角度βは、下記(13)式で求まる。βを演
算する回路の一例は、「特開昭54−140440号座標変換回
路」にて公知である。
さらに回路を簡単にしたい場合には、tanβをβのか
わりにもちいても同等の効果が得られる。一方、βの制
御範囲を90゜以上、もしくは−90゜以下にしたいときは
tanβ/2を用いればよい。
但しi1:一次電流 上記(14)式を実現する回路の一例としては、上記の
公報に記載されている。tanβ、tanβ/2を用いる場合の
回路構成は、第1図で角度演算回路30,31が、tanβ、ta
nβ/2を演算する回路になるだけなので、特に図では示
さない。
次に、電動機電流をトルク電流iTおよび磁化電流iM
正しく分離する際の基準軸となる磁束ベクトルを正しく
演算するために用いる電圧モデル方式による磁束演算器
18を説明する。
電圧モデル方式による磁束演算器は、次式により二次
鎖交磁束を演算できるもので、その構成例を第3図
に示す。 =∫(−R1 )dt ……(15) 但し、Lσ=l1+l2′・M/(M+l2′)1 :電動機一次電圧ベクトル1 :電動機一次電流ベクトル1 :電動機一次鎖交磁束ベクトル 上記(15),(16)式は、磁束は電動機一次電圧、一
次電流を正しく検出すれば、電動機定数を正確に測定し
ておくことにより正しく求められる事を意味する。
第3図において、31は係数R1の掛算器、32は係数Lσ
の掛算器、33,34はそれぞれ減算器、35は積分器、36は
係数 の掛算器、である。
第3図に示した電圧モデル方式による磁束演算器の動
作は、上記(11),(12)式により明白であろう。
〔発明の効果〕
この発明によれば、電動機の回転速度を直接検出する
速度検出器を用いることなく、速度検出器付の誘導電動
機における高性能速度制御と同等の制御が実現できる。
又、速度検出器付ベクトル制御の基本構成を変えること
なく、一部の回転追加(磁束検出用電圧モデル演算器、
速度演算回路および角度演算回路)だけで速度検出器な
しの高性能制御が得られる。速度検出器が付けられない
用途又は速度信号を確実に伝達できない用な用途で本発
明は特に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2図
(a)は誘導電動機の駆動時のベクトル図、第2図
(b)は同じく制動時のベクトル図、第3図は電圧モデ
ル方式による磁束演算器の構成例を示す説明図、第4図
は従来のベクトル制御による誘導電動機の可変速駆動方
式を示すブロツク図、第5図は誘導機の一次電流ベクト
を固定座標上の成分iα,iβと回転座標上の成分
iM,iTに分離した状態を示すベクトル図、である。 符号の説明 1……PWMインバータ、2……誘導電動機、3……速度
検出器、4……磁束指令演算器、5……速度調節器、6,
7……電流調節器、8……座標変換回路、9……点弧パ
ルス発生回路、10……電流モデル方式による磁束演算
器、11……ベクトル回転器、12……3相−2相変換器、
13,14,15……加算点、16……調節器(速度演算回路)、
17……加算点、18……電圧モデル方式による磁束演算
器、19……3相−2相変換器、20,21……電圧変成器、3
0,31……角度演算回路、100……速度指令、101……すべ
り周波数演算器、102……積分器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その出力電圧の大きさ、周波数、位相を制
    御することのできる電力変換器により給電される誘導電
    動機の1次電流を、固定座標量から回転座標量である磁
    束座標量へ変換して、前記誘導電動機の磁束と平行な成
    分である磁化電流成分iMと、これに直交する成分である
    トルク電流成分iTと、分離して出力するベクトル回転器
    と、演算により求められた前記電力変換器に対する出力
    電圧指令値を磁束座標量から固定座標量へ変換してから
    前記電力変換器に供給するため、かかる座標変換を行う
    座標変換回路を行う座標変換回路と、を含み、前記磁化
    電流成分iMとトルク電流成分iTとを互いに独立に制御す
    るベクトル制御によりその電動機トルクを制御する誘導
    電動機の可変速駆動装置において、 前記ベクトル回転器における座標変換のための基準軸と
    して、電動機誘起電圧を積分することにより求める「電
    圧モデル方式」によって求めた電動機磁束、または感磁
    素子により直接検出した電動機磁束を用い、前記座標変
    換回路における座標変換のための基準軸として、回転子
    の回転角速度ωと滑り角速度ωとの和を積分するこ
    とにより求める「電流モデル方式」によって求めた電動
    機磁束を用いるようにするとともに、 前記ベクトル回転器の出力として得られたトルク電流成
    分検出値と磁化電流成分検出値を用いて演算された電流
    ベクトルと磁束ベクトルとの間の角度の実際値βと、別
    に与えられるトルク電流成分指令値と磁化電流成分指令
    値とを用いて演算された電流ベクトルと磁束ベクトルと
    の間の角度の指令値βと、の間の偏差Δβを積分して
    得られる積分出力を、前記「電流モデル方式」における
    演算用に用いる回転子の回転角速度ωとして供給し、
    かつ該積分出力を回転速度検出値として用いることを特
    徴とする誘導電動機の可変速駆動装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の誘導電動機の
    可変速駆動において、前記角度の実際値がtanβから成
    る実際値であり、前記角度の指令値がtanβから成る
    指令値であることを特徴とする誘導電動機の可変速駆動
    装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の誘導電動機の
    可変速駆動において、前記角度の実際値がtan(β/2)
    から成る実際値であり、前記角度の指令値がtan(β/
    2)から成る指令値であることを特徴とする誘導電動機
    の可変速駆動装置。
JP62040107A 1987-02-25 1987-02-25 誘導電動機の可変速駆動装置 Expired - Lifetime JPH088799B2 (ja)

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