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JPH089939B2 - 回転バケット - Google Patents
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JPH089939B2 - 回転バケット - Google Patents

回転バケット

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JPH089939B2
JPH089939B2 JP23169489A JP23169489A JPH089939B2 JP H089939 B2 JPH089939 B2 JP H089939B2 JP 23169489 A JP23169489 A JP 23169489A JP 23169489 A JP23169489 A JP 23169489A JP H089939 B2 JPH089939 B2 JP H089939B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、油圧駆動の作業機先端部に首振り可能に装
着された縦穴掘削用の回転バケットに係わり、特に、狭
幅で深さの深い溝の形成と、該溝底に残された玉石や土
砂等を排出するのに好適な回転バケットに関する。
[従来の技術] 縦穴掘削用の回転バケットは、縦穴掘削のほか、該縦
穴を適宜のピッチで連続的に掘削し、電線や電話線等を
収容する管,ガス管,上下水道管等を埋設施工するため
の狭幅で深さの深い溝を形成する場合等に使用されてい
る。第15図はアースドリルバケットと称される従来の回
転バケットを示すもので、上部に油圧駆動の作業機、例
えば油圧ショベルのアームの先端部に取り付けるブラケ
ット8を有し、該ブラケット8と一体にバケット11の回
転用油圧モータからなる回転駆動装置10を取付け、該回
転駆動装置10の下部にベアリング9を介して円筒形の回
転バケット11を回動自在に取付けている。この場合、通
常、ベアリング9の外輪は回転駆動装置10を介してブラ
ケット8に固着状態になっており、一方、ベアリング9
の内輪はバケット11の上端部に固着されていて、回転駆
動装置10を駆動することによりベアリング9の内論とバ
ケット11とがブラケット8に対して回転自在となる構成
になっているが、反対に、ベアリング9の内輪を回転駆
動装置10を介してブラケット8と固着状態にし、ベアリ
ング9の外輪とバケット11とを固着する構成も可能であ
る。該回転バケット11の下面開口部に、ピン13を中心と
して開閉自在に底蓋12を取付けている。バケット11に
は、底蓋12を係止する爪61と、該爪61を回動させて底蓋
12を自重により開かせる手動操作のトリップレバー14と
を取り付けている。
この他、特公昭45−5231号公報に開示されているよう
に、回転バケットを縦に半割りにし、各半割りバケット
の上部に設けたリンクをX型に交差させてその交差部を
軸により回動自在に連結し、各リンクの上端にローラを
取付け、前記軸にケリーバの下端を結合し、ケリーバを
引き上げてケリーバ駆動装置の下面に設けたスラスト板
に前記ローラを押し当てると、前記半割りバケットが開
く構成のものがある。なお、この分割式バケットの場
合、前記半割りバケット同士を閉状態に保持する機構と
これを前記バケット開閉に連動して係止、解除する機構
も備えている。
[発明が解決しようとする課題] 前記第15図に示した従来の回転バケットは、底蓋12を
開いてバケット11内に取り込まれた土砂を排出する構成
であるため、図に鎖線で示すように底蓋12を開いたとき
に、最低でもバケット11底面から底蓋12の下端までの上
下方向寸法Hの排土用のスペースを必要とする。このた
め、回転バケット内の土砂を排土の都度、油圧作業機の
上下方向のストロークを寸法Hを確保するように作動さ
せる必要があり、排土高さもそれだけ低くなる問題点を
有する。また、バケット容量を増やすべくバケット11の
寸法を長くした場合は、土質により差はあるものの長く
しただけバケット11の内周に土砂が付着しやすくなり、
底蓋12を開いても排土性が悪く作業能率を低下させるこ
とになる。さらに、底蓋12を閉じる場合は、バケット11
を地面等に押しつけて底蓋12をロックをしなければなら
ず、この動作は前記底蓋12を開く手動操作とともに底蓋
12の開閉の都度行う必要があり、操作性が悪く効率が悪
いという問題点を有していた。
一方、前記分割式バケットの場合は、ケリーバに取り
付けられる専用機であるため、作業機にケリーバ無しで
取り付けて用いることは不可能であり、また、剛性の大
きなバケット開閉機構が必要となり、さらに、排土時に
おけるバケットの開き角度が一定であるため、粘土質の
土砂の場合は排土が円滑にできないという問題点があっ
た。
また、前記従来のバケットはいずれも溝底のならし作
業は可能であるが、該溝底に残った玉石や土砂の掴み作
業や底さらい作業はほとんどできず、手作業または別の
アタッチメントにより行わざるを得ないため、溝を効率
良く形成することができないという問題点を有してい
た。
本発明は、上記従来技術の問題点を鑑み、狭幅で深さ
の深い溝を、排土性,操作性とも良好で効率よく形成す
ることができ、さらに該溝底に残された玉石や土砂等を
容易に排出することができる掴み作業を底さらい作業の
可能な回転バケットを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、油圧駆動の作業
機に首振り可能にバケットを装着するためのブラケット
と、該ブラケットに取り付けられたバケット回動用の油
圧モータおよびベアリングと、該ベアリングを介して回
動自在に前記ブラケットに取り付けられ、底面にバケッ
ト回動時に土砂を掘削し該掘削した土砂を内部に取り込
む複数のカッタを固設した円筒形状のバケットとからな
る縦穴掘削用の回転バケットにおいて、前記バケットの
側面と底面との一部が切り欠かれた固定側胴体と、該固
定側胴体の切欠き部に回動支点を設け該回転支点を中心
にして前記切欠き部を開閉する可動側胴体と、該可動側
胴体を回動させて任意の角度に開閉させる前記固定側胴
体に設けられた回動手段と、を備える構成にしたもので
ある。
そして、前記可動側胴体の回動支点は、前記バケット
の上部に設ける構成と、前記バケットの底面部に設けた
構成とが効果的である。
また、前記可動側胴体の回動支点を前記バケットの上
部に設ける構成においては、前記固定側胴体内面の両側
にそれぞれ板を、該2枚の板の間隔が切欠き部に向かっ
て拡がった抜き勾配を持たせて取り付ける構成や、前記
固定側胴体と可動側胴体の合わせ目の一方の凸状体に設
け、他方に凹状体を設け、掘削時に前記凸状体と凹状体
とが噛合する構成にすることが効果的である。
一方、前記可動側胴体を回動支点を前記バケットの底
面部に設ける構成においては、前記可動側胴体を、該可
動側胴体が開き状態のとき該開き状態を保持し、かつ可
動側胴体が閉じ状態のとき前記固定側胴体内に折りたた
まれるリンク機構を介して開閉する構成にすることが効
果的であり、また前記可動側胴体の外周の形状を、該可
動側胴体が開き状態のとき溝底面に相対する範囲の一部
を平底状に形成するとよい。
[作用] 上記のように構成したことにより、縦穴を掘削する場
合は、可動側胴体を閉じ状態にしてバケットを回動させ
ればよく、回動により底面に取り付けられたカッタで掘
削された土砂がバケット内部に取り込まれ、取り込まれ
た土砂の排土は、バケットを例えばダンプトラックの所
定の排土高さまで移動し、該位置で可動側胴体が斜め下
方ないし真下になるように土質に応じてバケットの首を
振らせ、同時に可動側胴体を開くことにより行われる。
この場合、バケットの側面を開閉し、バケットを斜めま
たは水平状態に首振りさせて排土する構成は、排土時の
油圧作業機の上下方向のストロークを小さくし、反面、
排土高さを従来より高くするのに効果的である。
縦穴掘削が適宜のピットで連続して繰り返されると次
第に溝が形成されていくが、可動側胴体の回動支点を前
記バケットの上部に設ける構成においては、可動側胴体
を開閉して溝底に散在する玉石の挾み上げ作業を行わせ
られ、また、油圧作業機により可動側胴体を開いた状態
でバケットを溝に沿って移動されることにより、溝内に
堆積している土砂の掘削や溝の底さらいを可能にする。
また、固定側胴体内面の両側に取り付けた抜き勾配を持
たせた板は、バケット内の排土時の土砂の抵抗を減らし
てスムーズな流出を促し、固定側胴体と可動側胴体との
合わせ目に設けた凸状体と凹状体とを噛合させる構成
は、バケットの回転掘削時のトルクを固定側胴体と可動
側胴体とで一体的に受けられるようにする。
そして、可動側胴体の回動支点を前記バケットと底面
部に設けた構成においては、上記可動側胴体の回動支点
が前記バケットの上部に設けられた構成と同様に、溝内
に堆積している土砂の掘削や溝の底さらいを可能にする
作用のほか、可動側胴体を開き状態で保持したままバケ
ットを溝に沿って移動させることにより、溝内に堆積し
ている土砂をすくい取る作用をさせることが可能であ
る。そして可動側胴体の外周の形状を、該可動側胴体が
開き状態のとき溝底面に相対する範囲の一部を平底状に
形成することにより、上記土砂のすくい取り作用を一層
効果的にさせられる。
[実施例] 以下本発明の実施例を第1図ないし第14図により説明
する。このうち第1図ないし第9図は第1の実施例の説
明図で、第1図はその回転バケットの全体構成を示す縦
断面図、第2図は第1図の底面図、第3図は第1図のII
I−III矢視図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5図
は第1図のV−V断面図、第6図は第5図のVI−VI矢視
拡大図、第7図、第8図、第9図は第1図に示す回転バ
ケットを装着した油圧ショベルの作業状態例の説明図で
ある。
図において15は油圧駆動の作業機に首振り可能にバケ
ット6を装着するためのブラケットで、ブラケット15に
はピン穴16a,16bが設けられていて、ピン穴16a,16bは第
7図、第8図に示す油圧ショベルのアーム4の先端と、
バケットシリンダ7にピン接続されている回動角増大用
のリンク38とに、ピン39,40によりそれぞれ連結されて
いる。また、ブラケット15にはバケット6回動用の油圧
モータ17が取り付けられており、ブラケット15の下面に
はベアリング19の外輪41がボルト20により固定されてい
て、ベアリング19の内輪42に設けられた内歯歯車43と油
圧モータ17の出力軸に固着したピニオン18とを噛み合わ
せている。
内輪42の下面には、固定側胴体21の天板部44が回動自
在にボルト22により取り付けられている。固定側胴体21
は、その一方の側面の上部から底面に至るまで切り欠か
れて開口しており、その開口部に可動側胴体26が合わさ
るように取り付けられる。固定側胴体21と可動側胴体26
は、第4図に示すように横断面形状が弧状に形成されて
おり、本実施例においては固定側胴体21は半円よりやや
長い円周を有し、可動側胴体26は半円よりやや短い円周
を有している。
前記開口部に対する可動側胴体26の取付けは、固定側
胴体21の上部にボルト30によって取り付けた油圧式の回
動手段29により、その出力軸45を回動支点として回動自
在に取り付けられる。出力軸45には、ボス32が回り止め
キー31を介して嵌着され、ボス32に対して可動側胴体26
がボルト33により取り付けられている。回動手段29は、
一方の作動油供給口から圧油が供給されると出力軸45が
一方向に回動し、他方より圧油が供給されると反対方向
に回動する構成を有する公知のものである。回動手段29
に対する作動油の供給回路は、第1図に示す固定側胴体
21の天板部44の回転中心に固設されているボス36に取り
付けられた回転ジョイント35と、第7図,第8図に示す
油圧ショベル本体1からの作動油を回転ジョイント35に
導くブラケット15に設けられた油圧パイプの連結口34
と、回転ジョイント35と回動手段29との間を接続する図
示しないパイプとを備えている。
固定側胴体21の内面の両側には、第4図および第5図
に示すように、バケット内の排土時の土砂の抵抗を減ら
すための板材37を、その間隔が前記開口部(固定側胴体
21の切欠き部)に向かって拡がる抜き勾配を持たせて、
固定側胴体21の補強を兼ねて固設している。28は固定側
胴体21と可動側胴体26との合わせ目の一方(本実施例に
おいては可動側胴体26)に固着されている鋼板製と凸状
体、27は他方(本実施例においては固定側胴体21)に固
着されている凸状体28と嵌合する鋼板製の凹状体で、凹
状体27と凸状体28とは、可動側胴体26が閉じているとき
に嵌合して噛合状態になる。46は第1図および第2図に
示すように固定側胴体21の底板で、底板46の底面にはバ
ケット6回動時に土砂を掘削し該掘削した土砂をバケッ
ト6内に取り込む複数のカッタ24が固設されている。25
は固定側胴体21の下部側面に取り付けられているサイド
カッタ、23はカッタ24およびサイドカッタ25により掘削
された土砂の取り込み口で、底板46および固定側胴体21
の下部側面に設けられている。土砂の取り込み口23に
は、ばね付蓋板が取り付けられる場合もあり、さらにサ
イドカッタ25を取り込み口23が固定側胴体21の上部まで
設けられる場合もある。
縦穴掘削は、第1図の実線で示すように可動側胴体26
を閉じた状態で行われる。まず、掘削すべき位置へのバ
ケット6の位置決めと姿勢制御が、油圧ショベル本体1
の下部走行体1aの作動による走行、旋回装置1bの作動に
よる旋回、ブームシリンダ3の作動によりブーム2の起
伏、アームシリンダ5の作動によりアーム4の起伏、バ
ケットシリンダ7の作動によりバケット6の起伏の組合
せにより行われる。位置決めと姿勢制御が終わると、バ
ケット6を回動させながら押し下げて掘削が開始され
る。バケット6の回動は、油圧モータ17を作動してピニ
オン18を回動し、ピニオン18と噛み合っている内輪42の
内歯歯車43を回動させて行う。バケット6が回転する
と、カッタ24とサイドカッタ25とにより掘削された土砂
が取り込み口23よりバケット6内に取り込まれるが、こ
のとき可動側胴体26は、回動手段29により閉じられてい
るので土砂のこぼれはない。そして回転掘削中に固定側
胴体21および可動側胴体26に作用する掘削抵抗によるト
ルクは、両者の合わせ目に設けた凸状体28と凹状体27と
の噛合により、あたかも両者を一体にした如くに確実に
両者に伝達され、掘削中のバケット6の捩じり変形を僅
かな量にとどめている。
バケット6内に取り込まれた土砂の排土は、第7図に
示すように、旋回装置1b,ブームシリンダ3,アームシリ
ンダ5をそれぞれ作動させて、バケット6を排土場所、
例えばダンプトラック70上に所定の排土高さhになるよ
うに移動し、該位置でバケットシリンダ7を作動させて
可動側胴体26が土質に応じて斜め下方ないし真下になる
ようにバケット6の首を振らせ、同時に可動側胴体26を
開くことにより行われる。可動側胴体26の開き動作は、
油圧ショベル本体1の油圧源から第1図に示す油圧パイ
プの連結口34,回転ジョイント35,ボス36を介して回動手
段29に圧油を送り、回動手段29の出力軸45を回動させて
行われ、第1図に鎖線で示す位置まで任意の角度に可能
である。この可動側胴体26の開き動作は、バケット6の
開口部が斜め下方ないし真下のいずれの場合でも可能で
あるから、抜き勾配を持たせた板材37の作用と相俟っ
て、どのような土質の土砂でもスムーズに排出させるこ
とができる。そして、この場合に排土高さhを、従来の
底蓋を開く構成に比べて低くすることができるから、排
土時の油圧ショベルの上下方向ストロークを小さくして
作業効率を向上させることができるととに、反面、排土
高さhを従来より高くとることが可能になる。
排土後の可動側胴体26の閉じ動作は、回動手段29に対
する圧油の供給を前記開き動作の場合と反対にすること
により行われる。
縦穴掘削が適宜のピッチで連続して繰り返されると次
第に狭幅で深さの深い溝が形成されていくが、溝底には
通常大小の玉石が散在し、溝周辺の破壊した土砂等が堆
積する。第8図は玉石47の挾み上げ作業を示す図で、こ
の場合はバケット6を回転不能に油圧ロックし、可動側
胴体26のみを開閉させて玉石47の挾脱を行う。また、第
9図は溝48内に堆積している土砂の掘削や溝の底さらい
作業を示す図で、バケット6を外力により回されないよ
うに油圧ロックし、かつ可動側胴体26を開き状態でそれ
ぞれ油圧ロックし、油圧ショベル本体1の図の矢印a方
向の旋回動作と、アーム4の矢印b方向の回動動作との
複合した動作により、固定側胴体21をあたかも油圧ショ
ベル本来の掘削バケットのように図の矢印cの任意の方
向に移動させ、前記堆積土砂の掘削や底さらい作業を可
能にする。油圧ショベル本体1が旋回することによっ
て、バケット6の向きが溝48の向きからずれるが、これ
はバケット6を少しずつ回転させることにより修正す
る。
つぎに第10図ないし第14図により第2の実施例を説明
する。第10図は回転バケットの全体構成を示す縦断面
図、第11図は第10図の底面図、第12図は第10図のXII−X
II断面図、第13図は第10図はXIII−XIII断面図、第14図
は第10図に示す回転バケットを装着したホイール式油圧
ショベルの作業状態例の説明図である。図中、第1図な
いし第9図と同符号のものは同じものまたは同機能のも
のを示す。
図において50は円筒形状のバケットで、固定側胴体51
と可動側胴体52とからなり、固定側胴体51の天板部44が
内輪42の下面にボルト22により取り付けられている。固
定側胴体51は、その一方の側面上部から底面に至るまで
切り欠かれていて開口しており、その開口部に可動側胴
体52が合わさるように取り付けられる。53は固定側胴体
51の底板で、可動側胴体52の底板52aとヒンジ54を形成
して互いに接続され、可動側胴体52をヒンジ54のピン55
を回動支点として回動自在に取り付けている。底板53の
底面には前記第1の実施例の場合と同様に複数のカッタ
24が固設されている。
可動側胴体52の外周の形状は、上記底板53に近い部分
は第11,12図でわかるように、断面形状は固定側胴体51
とともに円筒形を形成する円弧状であるが、回動支点の
ピン55から端部側へ遠ざかるにつれて第13図で示すよう
に、前記円弧状から平底状に形状を変化させている。こ
の平底状の形状の範囲は、可動側胴体52の外周面のうち
可動側胴体52の開き状態のとき溝底面に相対する側の面
の範囲である。
56は可動側胴体52を回動させて開閉させるための油圧
シリンダで、固定側胴体51の上部に取り付けられてい
る。57は固定側胴体51内の左右に相対して設けられた上
端を油圧シリンダ56のロッド56aにピン連結されている
リンクで、リンク57の上部は固定側胴体51に係止されて
いるピン58を介して固定側胴体51に回動可能に支持され
ている。59は一端がリンク57の下端とピン連結され、他
端が可動側胴体52の長さのほぼ中間位置にピン連結され
ているリンク、59aはリンク59に固着されているストッ
パで、油圧シリンダ56の作動により可動側胴体52が開い
てリンク57とリンク59とが図に鎖線で示すように直列状
態になったとき、係止部57aに当接して直列状態を保持
させるものである。上記油圧シリンダ56,リンク57,リン
ク59とにより可動側胴体52を回動させる回動手段を構成
している。ここで、油圧シリンダ56に対する作動油の供
給回路は、前記第1の実施例の場合と同じである。
バケット50を使用した場合の縦穴掘削は、油圧シリン
ダ56を伸長してリンク57およびリンク59を固定側胴体51
内に折りたたみ、前記第1の実施例の場合と同様に、第
10図の実線で示す可動側胴体52を閉じた状態で行われ
る。そして、バケット50の掘削位置への位置決めと姿勢
制御が、油圧ショベルの走行,旋回,ブーム起伏,アー
ム起伏,バケット50の起伏の組合せにより行われ、位置
決めと姿勢制御が行われると、バケット50を回動させな
がら押し下げて掘削が開始される。この場合、バケット
50の油圧モータ17による回動,カッタ24およびサイドカ
ッタ25による土砂の掘削,該掘削土砂のバケット50内へ
の取り込み等は前記第1の実施例の場合と同じである。
バケット50内に取り込まれた土砂の排土は、前記第1
の実施例の場合と同様に、バケット50を例えばダンプト
ラック上に所定の排土高さhになるように移動し、該位
置で油圧ショベルのバケットシリンダ7を作動させて可
動側胴体52が土質に応じて斜め下方ないし真下になるよ
うにバケット50の首を振らせ、同時に可動側胴体52を開
くことにより行われる。可動側胴体52の開き動作は、油
圧ショベル本体の油圧源から第10図に示す油圧パイプを
連結口34,回転ジョイント35,ボス36を介して油圧シリン
ダ56に圧油を送り、油圧シリンダ56のロッド56aを短縮
させてリンク57をピン58の回りに回動させ、該回動によ
りリンク59により可動側胴体52を押すことにより行われ
る。このとき可動側胴体52はヒンジ54のピン55を回動支
点として第10図に鎖線で示す位置まで開かれる。この鎖
線で示す開き状態のとき、リンク57の係止部57aがリン
ク59のストッパ59aに当接し、両リンク57,59をほぼ直列
状態にして可動側胴体52の開き状態を保持する。この場
合可動側胴体52の開き角度は、係止部57aとストッパ59a
の当接位置をずらすことにより調節することが可能であ
る。
この可動側胴体26の開き動作は、バケット6の開口部
が斜め下方ないし真下のいずれの場合でも可能であるか
ら、どのような土質の土砂でもスムーズに排出させるこ
とができ、また、この場合可動側胴体52の回動支点は底
板53にあるが、バケット50の首振りによりバケット50を
斜めまたは水平状態にして排土させるから、排土高さh
を、従来の底蓋を開く構成に比べて低くすることがで
き、排土時の油圧ショベルの上下方向ストロークを小さ
くして作業効率を向上させることができるとともに、反
面、排土高さhを従来より高くとることが可能になる。
排土後の可動側胴体52の閉じ動作は、油圧シリンダ56
に対する圧油の供給を前記開き動作の場合と反対にする
ことにより行われる。
縦穴掘削が適宜のピッチで連続して繰り返されて形成
される狭幅で深さの深い溝には、その溝底に通常大小の
玉石が散在し、溝周辺の崩壊した土砂等が堆積するが、
本実施例においてはこれらの堆積物を可動側胴体52を開
き状態にして例えば第14図に示すような作業で溝により
排出する。第14図の1′はホイール式油圧ショベルの本
体、1′aは本体1′の下部走行体、1′bは本体1′
の旋回装置である。排出作業は、第10図の鎖線で示す状
態に可動側胴体52を開き、その開き状態でバケット50を
外力によって回されないように油圧ロックし、油圧ショ
ベルを作動してバケット50を矢印d方向へ移動させて土
砂60や玉石等をすくう。このすくい作業は、可動側胴体
52の溝底面に相対する範囲の面が平底状に形成されてい
ることから、土砂60を可動側胴体52内に効率良くすくい
入れることができる。すくった土砂60や玉石等がバケッ
ト50内に満たされると、可動側胴体52を閉じ、油圧ショ
ベルを作動してバケット50をダンプトラック等の排土場
所に移動し、前述した排土の要領にて排土を行う。ま
た、前記第9図にて説明した溝48内に堆積している土砂
の掘削や溝の底さらい作業は、上記土砂60のすくい作業
と同様に、可動側胴体52を開き状態にして前記第1の実
施例の場合と同様に行うことができ、バケット50をあた
かも油圧ショベル本来の掘削バケットのように移動させ
て、前記堆積土砂60の掘削や底さらい作業を短時間に効
率良く行うことができる。
なお、図示していないが、第2の実施例においても第
1の実施例の場合と同様に、固定側胴体51と可動側胴体
52との合わせ目に凸状体と凹状体をとを設けて噛合さ
せ、掘削抵抗によるトルクを両者に一体的に伝達するこ
とは可能であり、また、バケット50の開口部に抜き勾配
を持たせた板材を設けることも可能である。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、
狭幅で深さの深い溝を、排土性,操作性とも良好で効率
よく形成することができ、さらに該溝底に残された玉石
や土砂等の掴み作業,底さらい作業,すくい作業を容易
に行うことができ、効率良く排出することができる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる回転バケットの第1の実施例の
全体構成を示す縦断面図、第2図は第1図の底面図、第
3図は第1図のIII−III矢視図、第4図は第3図のIV−
IV断面図、第5図は第1図のV−V断面図、第6図は第
5図のVI−VI矢視拡大図、第7図、第8図、第9図は第
1図に示す回転バケットを装着した油圧ショベルの作業
状態例の説明図である。 第10図は本発明に係わる回転バケットの第2の実施例の
全体構成を示す縦断面図、第11図は第10図の底面図、第
12図は第10図のXII−XII断面図、第13図は第10図のXIII
−XIII断面図、第14図は第10図に示す回転バケットを装
着したホイール式油圧ショベルの作業状態例の説明図で
ある。 第15図は従来の回転バケットの一例を示す全体図であ
る。 6,11,50……バケット、8,15……ブラケット、10,17……
油圧モータ、19……ベアリング、21,51……固定側胴
体、24……カッタ、25……サイドカッタ、26,52……可
動側胴体、27……凹状体、28……凸状体、29……回動手
段、37……板材、44……天板部、46,53……底板、54…
…ヒンジ、56……油圧シリンダ、57,59……リンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宗像 広信 東京都目黒区目黒1丁目1番6号 目黒通 信建設株式会社内 (72)発明者 熊澤 宏治 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 内野 徹 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 大野 新一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧駆動の作業機に首振り可能にバケット
    を装着するためのブラケットと、該ブラケットに取り付
    けられたバケット回動用の油圧モータおよびベアリング
    と、該ベアリングを介して回動自在に前記ブラケットに
    取り付けられ、底面にバケット回動時に土砂を掘削し該
    掘削した土砂を内部に取り込む複数のカッタを固設した
    円筒形状のバケットとからなる縦穴掘削用の回転バケッ
    トににおいて、前記バケットの側面と底面との一部が切
    り欠かれた固定側胴体と、該固定側胴体の切欠き部に回
    動支点を設け該回動支点を中心にして前記切欠き部を開
    閉する可動側胴体と、該可動側胴体を回動させて任意の
    角度に開閉させる前記固定側胴体に設けられた回動手段
    と、を備えたことを特徴とする回転バケット。
  2. 【請求項2】前記可動側胴体の回動支点を前記バケット
    の上部に設けた請求項1記載の回転バケット。
  3. 【請求項3】前記可動側胴体の回動支点を前記バケット
    の底面部に設けた請求項1記載の回転バケット。
  4. 【請求項4】前記固定側胴体内面の両側にそれぞれ板
    を、該2枚の板の間隔が切欠き部に向かって拡がった抜
    き勾配を持たせて取り付けた請求項2記載の回転バケッ
    ト。
  5. 【請求項5】前記固定側胴体と可動側胴体との合わせ目
    の一方に凸状体を設け、他方に凹状体を設け、掘削時に
    前記凸状体と凹状体とが噛合する構成にした請求項2記
    載の回転バケット。
  6. 【請求項6】前記可動側胴体を、該可動側胴体が開き状
    態のとき該開き状態を保持し、かつ可動側胴体が閉じ状
    態のとき前記固定側胴体内に折たたまれるリンク機構を
    介して開閉する構成にした請求項3記載の回転バケッ
    ト。
  7. 【請求項7】前記可動側胴体の外周の形状を、該可動側
    胴体が開き状態のとき溝底面に相対する範囲の一部を平
    底状に形成した請求項3記載の回転バケット。
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