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趣味/Hobby
マンガ/アニメ★
アトム
で育った筋金入りのマンガ/アニメ好き.
アニメのマイベスト3を挙げれば,『うる星やつら』『機動戦士ガンダム』
『風の谷のナウシカ』『トップをねらえ!』だ.
(4つあるって? 3つに絞れなかったんだから,しゃーないやんけ)
最近面白かったもの:
- 聖 悠紀『超人ロック オメガ』★
去年の秋にやっと3巻まで出揃ったので、今年になって読もうとしたが、
うん?、ニンバス、どっかで聞いたことあるぞ。
どれかの巻の続きみたいなんで、古いのをひっくり返していったら、
なんと6年ぐらい前に出た『ソード・オブ・ネメシス』の直接の続きじゃないか。
もう一度、そっちから読み返す羽目になった。
- 幸村 誠『プラネテス(全4巻)』★
あれ、終わっちゃった、というのが正直な感想。
近未来(2070年代)のスペースデブリ屋を丁寧に描いていて、
なかなか好感が持てるコミックだった。
宇宙に行くためには、冷静な人間や熱血漢だけでなく、
ハチのようなオバカがたくさん必要なんだろう。
10巻ぐらい続けて欲しかったけど、全4巻で完結。
アニメは見ていないけど、コミック版より絵が可愛め。
復習用の公式ガイドブックはありがたい(けど、高い)。
余談だが、“デブリ(debris)”という言葉、
最近でこそ、スペースデブリ(宇宙のゴミ)でよく使われるようになったが、
そうしょっちゅう使う言葉ではないだろう。
ぼく自身は、実は、四半世紀前に、
クェーサー中心の超巨大ブラックホールの潮汐力によって星を壊す論文ではじめて、
debrisという単語にぶつかった。
“s”がサイレントとは知らずに、え、デブリ“す”、デブリスって何だ、
と辞書を引いたことを覚えている。
その論文では、ブラックホールの潮汐力で壊された星の欠片をdebrisと呼んでいたのだった。
だからいまでも、デブリ(debris)と聞くと、星の欠片をイメージしてしまう。
げに刷り込みは強い。
- 浦沢直樹×手塚治虫『PLUTO 001』★
この秋、お勧めの一冊だと思う。
手塚治虫『鉄腕アトム』の「地上最大のロボット」を何度も読んだ人は、
必ず読まなければいけないし(笑)、
読んでいない人は、原作を先に読んでから本作を読まなければいけない(笑^2)。
浦沢直樹の代表作と言われる『MONSTER』はどうにも好きになれなくて
(謎解きはともかく、主人公が理不尽に虐められる部分が苦手なもんで)、
完結した後は即売り払ってしまったが、この『PLUTO』は久々に期待大だ。
一巻目の最後のページは身震いしてしまった。
- 田中ユタカ『愛人[AI-REN](全5巻)』★
これはSFだ、それも純愛ヒューマン未来SF作品である。
環境破壊によって地球が壊滅した近未来、
「他者」によって死を予定されたイクルと、
終末期の患者の救済を目的とした人造遺伝子人間あいの物語だ。
何年か前にフト手に取って以来、結局、
最終巻まで読み続けることになった。
人生や命について、そうとうに突っ込んだ重たい内容だけど、
読後感はなぜか気持ちいいものだった。
こういう本は学校図書館にも備えていいと思うが、
きわどいシーンもあるからダメが出るだろうなぁ。
SF★
小学校の高学年から読み始めたSF
も大好き.
SFのマイベスト3は,アシモフ『ファウンデーションシリーズ』,
小松左京『果しなき流れの果に』,光瀬龍『百億の昼と千億の夜』かな,
とりあえずは.
最近面白かったSF:
- 平林 純『史上最強 科学のムダ知識』★
これはSFではなくて、ST(Science Trivia)で、まさにタイトル通りの本だ。
松井のマッハ弾とか、美人の微分方程式とか、モザイク消しの原理とか、
オッパイ星人の力学とか、ごく身の回りの事象に関して、
無意味なほど大量に科学の力を投入して解析している。
身の回りの現象を科学的に検討する類の本はたくさん出ているが、
この本は、湯冷めと上がり湯の違いを熱伝導シミュレーションで示したり、
オッパイの形状に有限要素法を適用したり、相当に本格的である。
理論屋としては納得する話が多かった。
ぼく自身、以前、天文の知識を総動員してSFアニメを科学したもんだが
(10年ほど前の日本評論社の『SFアニメを天文する』だが、元版はもう出てないかも。
増補版が『SFアニメの科学』として光文社文庫になっている)、
著者の年齢をみると、その頃のぼくの年齢と同じくらいなので、
30代というのは、そういうことに頭を使う年頃なのだろうか<
そういうことってどういうことや!?
後、業界的には、傑作な事実が、著者自身。
近所の本屋で本書を買ったときは、著者の名字が“あ、知ってる人と同姓やな”
と思いながら、むしろ、名前が“あ、おれと同じやんけ”と思って買ったのだが。
コラムを読んでてびっくり。
同姓も何も、電波天文学者の平林 久さんのご子息であらせられるではないか。
ユニークな血筋は争えないようである。
- オーソン・スコット・カード『シャドウ・オブ・ヘゲモン』★
<エンダーシリーズ>の6作目。
相変わらずドキドキハラハラ読ませる作家だ。
- E・E・スミス『銀河パトロール隊』他★
往年の名作、ドク・スミスの<レンズマンシリーズ>が、
小隅黎の新訳で登場した。
車輪人間や負物質球体や誘導惑星など、
数十年前に最初に読んだときは、ドキドキした覚えがある。
一通り出たので読み始めたが。
あれ、車輪人間って、すごい印象が強かったんだけど、
こんなにちょっとしか出てなかったっけ。
あれ、負物質球体や誘導惑星って、こんなに早く出たんだっけ。
何となく、エッドール人との最終決戦で使われたような気がしていたが、
実は、第2巻『グレー・レンズマン』で対ボスコーン戦で使われたのね。
宇宙エネルギー(いまでいう真空エネルギー)の利用も出てる。
いろいろなガジェットは現代でも通用するものばかりだが、
さすがに数十年前の最初のドキドキは甦らなかった。
- マイクル・クライトン『タイムライン(上下)』★
あのマイクル・クライトン、
『アンドロメダ病原体』や『ジュラシック・パーク』のクライトンが、
最新量子理論をもとに満を持して書いた“タイムトラベル”もの!
一言でいえば、そうなるかな。
クライトンの作品はサスペンスタッチが濃くて、
息をもつかせぬ展開が続き、ノンストップで読ませてくれる。
また、量子テレポーテーションと多世界解釈を組み合わせた
“タイムトラベル”方法は、啓蒙書などでは議論されているが、
SFで本格的に利用されたのはあまりない。
多世界解釈によってタイムパラドックスを最初に回避したのは、
ベンフォードの『タイムスケープ』が最初だと思うが、
本作品では量子テレポーテーションとの組み合わせがおそらくはじめてで、
その点もかなり新鮮っぽかった。
そういう点で、まぁ、面白かったのだけど、苦言がないわけでもない。
一つは、ストーリーの展開というか結末が、見通しがイイというか、
予定調和だとこうなるだろうなぁ、という結末がかなり早い段階で割れてしまう。
具体的には、主人公グループのリーダー格のマレクの運命が、
上巻でだいたいわかってしまい、実際、予想通りになったことは、
安心すると同時に、少し意外性がかけてしまった。
もう一つは、明らかに映画化を意識してのことと思うが、
場面転換が頻繁に起こるために、小説としては、少し読みにくくなっている点だ。
実際、一気に観る映画の場合は、場面転換が多くても何とかついていけるが、
小説の場合、とくにぼくのように通勤の途中で読む場合は、
場面転換が多いと状況が混乱してしまう。
通勤の1〜2往復で1冊、上下を読むのに一週間ぐらいかかるので、
話の流れを忘れてしまうのだ(たんに健忘症が進んだだけ?)。
いずれにせよ、久しぶりの“タイムトラベル”もので、
お勧めの一冊だ。
- 『ソラリス』★
アンドレイ・タルコフスキーの『惑星ソラリス』(1973年)を、
スティーブン・ソダーバーグとジェームズ・キャメロンがリメイクした(2002年)もの。
廉価版DVDが出ているので、業務ということで(笑)見た。
リメイク版は、主人公と亡妻の間の感情・愛情のやりとりに焦点が置かれており、
物語的にはわかりやすくなったが(ハリウッド映画らしい)、
知性体同士の意志疎通という観点は見えなくなったような気がする。
ジェームズ・キャメロンが製作なので、一見の価値はあるだろうが、
前半はまったく退屈だった。
とくに、『トゥームレイダース』なんかを見慣れてしまうと、
なかなか見るのがつらくなる。
最後あたりは結構面白いので、
途中は他のことをしながら横目で見るぐらいでちょうどイイ。
- 『砂の惑星』★
このところ『天文教育』誌にSF映画を枕にした天文学の記事
「シネマ天文楽」を掲載しているため、
ネタの必要に迫られてSF映画を観ている。
この『砂の惑星』は、フランク・ハーバートのSF大作<デューン 砂の惑星>
シリーズの一作目『デューン 砂の惑星』を、
鬼才デビッド・リンチが映画化したものだ(1984年)。
原作は6作におよぶ超大作で、一作目でさえ、文庫で4分冊にもなる分量だ。
それを2時間程度の映画にするのだから、とんでもないことである。
実際、評価はわかれたようで、一部に熱狂的な支持を受けた一方、
評論家筋からは酷評されたらしい。
興行的にも失敗で、日本でもメジャーになったとは言い難く、知らない人も多いだろう。
たぶん(ぼくが最初に見たのが)TVで一度くらい放映されて、
今回も資料を探したものの、ビデオは手に入ったが、DVDは見あたらなかった。
で、久しぶりに映画を観てみたが、
いやぁ、こりゃ記憶以上にエキセントリックな映画だ。
ハルコンネン男爵の狂気が圧倒していて、それが世間受けしなかった理由かも知れない。
なお、余談だが、ハーバートの息子たちの手によって、
シリーズの前史にあたる、『公家アトレイデ』『公家ハルコンネン』『公家コリノ』
が出版されつつある(『公家コリノ1』まで出ている)。
関心のある人は、前史から読み始めて本編に進むと、内容がわかりやすいだろう。
とくに誰が書いたとは言わないが、『公家コリノ1』の解説は必読(笑)。
- 『タイムマシン』★
H・G・ウェルズ原作の『タイム・マシン』を
曾孫のサイモン・ウェルズが監督してリメイクしたもの(2002年)。
公開時にTVでも宣伝していたが、未来へタイムトラベルする際、
ニューヨークの町並みや自然の風景が急速に変わっていくのだが、
この描写はなかなか見物である。
またモーロックが、なんというか、怖いと言えば怖いのだが、
顔の造形がお茶目な感じを受けたのは、ぼくだけじゃないだろう。
ストーリー的には、原作の本筋を生かしながら、
映画化にあたっては随所でストーリーに手が加えられている。
たとえば、タイムマシンを作る動機付けを与えたり(原作では弱い)、
未来世界が変貌する原因を入れたり(原作にはあったっけ)、
さらにラストのオチも付けている(原作では不明)。
これらの改変は、全体としていい方向に働いており、
ストーリー的にも佳作に仕上がっていると思った。
- 『ターミネーター3』★
やっとDVDを見る時間が取れた。
イマイチだという噂もあったが、
アクションシーンも派手だったし、
未来と現在の因果関係も複雑になってきて、
1作目や2作目をパロっている部分もアチコチあったり、
ぼくとしては十分に面白かった。
- 松岡圭祐『千里眼の死角』★
この手のものはエンターテイメント小説というのだろうか。
SFとは違うかも知れないが、面白い。
随分前にフレデリック・フォーサイスの作品にはまって読みまくったことがあるが、
それと十分太刀打ちできるぐらいに面白い。
岬美由紀が頑張りすぎで、ときどき読むのが辛くなるのだが、
なんのかんのいって、ずっと読み続けて、今回が10作目。
待望の特別記念作品という謳い文句通りに、
最後まで一気に読ませてくれる作品に仕上がっていたと思う。
- 『トゥームレイダー2』★
まったくあかんかった。
一作目はまぁまぁ面白かったんだけど。
だいぶ前に買い置きしていたDVDを夏休みに入って見たんだが、
ストーリーも支離滅裂だしアクションもたいしたことないし、
これがまったくの駄作。時間と金のムダだった。
シリーズものの2作目はダメだという典型だなぁ。
- ベンフォード『ファウンデーションの危機』★
アシモフの傑作<銀河帝国興亡史>の“新作”がやっと文庫になった。
うーん、ベンフォード自身があとがきで書いているように、
よくも悪くもベンフォードのSFになってしまっているなぁ。
官僚的な話や大学内的な話がやや冗長で、
テンポを崩している感じが否めない。
でも、ファウンデーションで、
銀河系中心のブラックホールと降着円盤が
あれほど詳しく記述されようとは、
思いもよらなかったもんだ。
- ベア『ファウンデーションと混沌』★
こっちはだいぶテンポがよくなった。
というか、カオスがからんできたにもかかわらず、
話の流れがかなりわかりやすくなってきた。
またオリジナルのファウンデーションには人間しか出てこないが、
実は人間以外にも、模造人格たちや模倣子、
そしてロボットのキャルビン派やジスカルド派が暗躍していて、
それらの絡み合いがやっとわかってきた。
- ブリン『ファウンデーションの勝利』★
さらに、銀河系宇宙に人類しかいない理由、
ロボットの果たした役割、そしてカオス世界の謎が、
あきらかになった。
まぁ、でもよくここまで、うまいこと全体がつながったもんだ。
最後あたりはついつい電車の中で読みふけってしまって、
一駅乗り過ごしてしまった。これは必読だぁ。
アシモフの全作品をもう一度、読み返してみたいなぁ。
- ジェイムズ・P・ホーガン『揺籃の星』★
これはやりすぎだな。
ホーガンのSFはその大ホラが好きで、ほとんど読んでいるが、
ヴェリコフスキイーのトンデモ本をベースにしちゃぁ、
さすがのホーガンも辻褄合わせができていない。
もちろんホーガンとしても無理を承知の上だろうが、
ほんとに荒唐無稽な内容になってしまっている。
隕石で破壊されていく地球の描写も、
ニーブン&パーネル『悪魔のハンマー』や
『ディープインパクト』あたりをミックスした感じだし、
あまり意外性がなかったのも痛い。
解説の金子隆一さんも誉め言葉に苦労しているようだった。
うーん、これで三部作かぁ、困ったなぁ、
でも続きも読んじゃうんだろうなぁ・・・
- ハーバート&アンダースン『公家コリノ(1、2、3)』★
『公家アトレイデ』『公家ハルコンネン』に続いて、新デューンシリーズの第3部。
この数年にわたって翻訳された新デューンシリーズだが、
久しぶりにいいSFを読ませてもらった気がする。
解説にもこんなことが書いてある。
“もしあなたがデューン・ワールドのニューファンならば、あなたは幸せだ。
デューンの世界を最初から読むことができるのだから。・・・
もしあなたが、ぼくと同じく、デューン・ワールドのオールドファンならば、
あなたも幸せである。ふたたびデューンに出会えたことを素直に喜ぼう。・・・
長くSFファンをやっていて、ほんとによかったと思った。(後略)”
なかなかいい解説である。解説だけでも読む価値がある(ウソウソ)。
このデューン前史は、レトの物語であり、
デューン本編の主人公であるポウルの誕生で終わる。
この前日譚(計9冊)は、これだけでも盛り上がりがある話に仕上がっていたが、
オールドファンでもデューン本編(計17冊)をもう一度読む気にさせるものだった。
いや、実際、古本でもイイから買い直して読もうと思ったのだが、
本屋を4,5件回っても見つからない。
うーん、仕方ない、つぎに帰省したとき、
実家の本の山から発掘しよう。
残念なことに、ちょうど2巻目を読んでいる最中、
MLから翻訳者の矢野徹氏の訃報が入ってきた(10月13日)。
享年81だったそうである。
『公家コリノ』の翻訳が最後の仕事になったのだろうか。
大誤訳を一つ見つけて鬼の首を取ったような気になっていたのだが
(2巻目99頁の“管理囁き話法(ディレクテッド・ウィスパー)”は、
文脈からは、“指向性囁き話法”と訳すべき)、
そういうコメントさえ読んでもらえるチャンスはなくなった。
矢野氏のような大翻訳家を失ってほんとに残念である。
いや、翻訳だけではない、かつては『カムイの剣』という傑作冒険SFも
書いておられた(これはアニメもなかなかよかった)。
冥福を祈りたい。合掌。
- 小川一水『導きの星(全4巻)』★
早川書房から毎年『SFが読みたい! 20XX年版』という本が出ていて、
例年11月上旬になるとSFマガジン編集部からアンケートが来るのだが、
毎回困るのが、9月とか10月に出たSFである。
これは面白そうだと思って買っていても、
アンケートの時点ではたいていまだ読めていないからだ。
いろいろな本の待ち行列が常時数十冊ある上に、
買った順番に読むわけでもないので、
買ってから読むまでに数ヶ月ないし半年のタイムラグがあることも多い。
また、何冊かにわたるシリーズものは、完結してから購入する質なので、
やはり出版から読むまでのタイムラグが大きくなる。
で、小川一水さんの作品だが、
『導きの星(全4巻)』自体は昨年末に完結していたのだが、
最近完結した『復活の地(全3巻)』と共に、
10月末に買ったばかりだったのだ。
というわけで、アンケートの時点では当然、まだ読んでいない。
仕方なくアンケートのベスト5からは外したが、
以前の『第六大陸』も文句なく面白かったし、
読んでいれば間違いなくベスト5に入る予感があったので、
コメント欄の最後に、
“小川一水さんの『導きの星』『復活の地』は先日買ったばかりで選外だけど、
読むのが楽しみ。”と触れておいた。
予想は大当たり!
いわゆるファーストコンタクトもののSFだが、
キャッチ通りのほんとにハートフルなSFだ。
電車の中で涙ぐみそうになって困った(笑)。
変な癖もないストレートな内容なので、
SF初心者にもお勧めの作品だと思う。
異星人スワリスを導いていく前半部は、
ブリンの<知性化シリーズ>とは同じ素材でありながら、
まったく違う日本人的な?料理に仕上がっていて、
個人的には非常に琴線に触れるものがあった。
後半部はだんだん話が膨らんで、最終巻は少し駆け足的で、
もう一冊あってもよかった気がするけど、
なかなかの大作になっている。
まぁ、たしかに、異星人スワリス。
いままで出会った異星人の中では一番かわいらしい(かつ過激)。
こいつは反則技だなぁ。
- 小川一水『復活の地(全3巻)』★
あちゃー、こっちもベスト5に入れておけばよかった。
人類文化圏が幾多の星々まで拡がった後、
星間戦争によって一旦は星間交流が途絶え、
数百年してふたたび交流が始まった時代の話である。
惑星レンカの帝都を遅いくる地震災害と国家崩壊の危機に、
立ち上がる人々を描いた国家再生ドラマだ。
舞台は宇宙だが、シチュエーション的には、
地球上の国家間の話でも成り立つ内容だ。
ところどころに入っている説明的なト書きが少し読みづらいが、
主人公ランカスターとスミルをはじめ、
主人公から脇役まで登場人物のキャラがよく立っている。
とくにお茶を点てていた清楚なお姫様から、
星間文明を相手に堂々と戦うお姫様までの
スミルの成長ぶりは素晴らしいものがある。
これは是非、惑星レンカや主人公たちの行方について、
続編を書いて欲しいなぁ。
そうそう、ネタを割ってしまうが、SFガジェットとして出てくるのが、
地震災害を引き起こす、かつての星間戦争で作られた超兵器だ。
その実体は、自律して行動する大質量の物質を
非常に高密度に圧縮した“重力兵器”である。
ブラックホールではないようだ。
このブラックホールではないあたりが、
SFガジェットとしてはいままでに例がなく、なかなか新鮮だった。
また、天船や天軍その他、種々のネーミングも、
著者の凝り性が現れていて楽しかった。
- オースン・スコット・カード『シャドウ・パペッツ』★
<エンダーシリーズ>の姉妹編の3作目だ。
姉妹編の1作目『エンダーズ・シャドウ』が出たときは、
正直、ここまで話が膨らむとは思わなかった。
本編<エンダーシリーズ>では、
主人公エンダーの成長物語であると同時に、
少年エンダー・ウィッギンが異星人バガーを殲滅した後、
異星人と地球人の理解しあう過程が描かれる。
一方、姉妹編では、
エンダーの副官だった主人公ビーンの成長物語であると同時に、
エンダーのいなくなった地球での、
国家・宗教間の理解が描かれているといってよかろう。
エンダーの姉ヴァレンタインこと煽動家デモステネスの分類だと、
本編はラマン(異種人)同士の理解の物語だったのに対し、
姉妹編はユートレニング(異郷人)同士の理解の物語である。
もちろん主人公ビーンたちの話も面白いが、
本編ではほとんど語られなかった
(エンダーと姉ヴァレンタイン以外の)エンダーの家族、
兄ピーターこと覇者ヘゲモンや両親について、
そっか、ヘゲモンもなかなか大変だったんだなぁと、
しみじみと思ってしまった。
姉妹編はもう一冊出る予定らしいが、
本編4冊姉妹編4冊合計8冊、通しで読むのがお勧め。
天文学
これは,もともと好きだったものが,SFやSFアニメと相互作用し,
趣味が高じて実益を兼ねてしまったもの.
オサケ★
お酒(とカラオケ)は嗜む程度.ほんとに.
…でも,たまに記憶が跳んでたりしてて,あれは結構コワイ.
ビールはキリンの生,日本酒はキンと冷やした吟醸,
ワインもキンと冷やした白,焼酎は<神の河(かんのこ)>のロック,
カクテルはウォッカベースやカルーアミルクが割と好き.
…最近は弱くなってきて、焼酎やウォッカはあまり呑まない。
またワインは赤の方が好きになった。
ミュージック★
アニメソングを聴いて育ちフォークの洗礼を受けた世代.
現在でも,ニューミュージック系統や良質のアニメソングを好む.
最近の話題:
- 宇多田ヒカル『COLORS』★
久々に新曲.
もうほんとに待ちに待ちに待ちわびた渇望状態だったから,
ヘビーローテーションでずっと聴いていた.
人妻になっても天才は天才だ,やっぱ.
TV出演のたびにVTRも撮ってたりして;
- 宇多田ヒカル『誰かの願いが叶うころ』★
ふたたび久々に新曲。
4月にMステに久しぶりに出演したときに初めて聴いたが、
なんとなくイマイチの感じがしたし、
ダンナのために作ったのも気に入らなかったので、
シングルは買わないでおこうかと思っていたが、
つい買ってしまった。
でも丁寧に聴いてみると、歌詞はなかなかいいし、
やっぱいいわぁ。
- サザン『君こそスターだ』★
久しぶりにサザンを買った。
というか、アルバムは結構もっているが、
シングルを買ったのが久しぶりかな。
オリンピックの応援歌だが、元気が出る歌だ。
実際、桑田クンにせよ、サンマにせよ、
同い年があれだけ頑張っているのをみると、
こっちも元気がでてくる気がする。
- 宇多田ヒカル『Utada Hikaru in Budokan 2004/ヒカルの5』★
深夜のUK&ジョンさんの紹介に乗せられて、
エエ年こいて、ついつい買ってしまった。
同時に紹介していた、『誰かの願いが叶うころ』のDVDは、
メーキングにダンナがいっぱい出ているのでパスしたけど(笑)。
今年の2月に行われた武道館ライブ<ヒカルの5>のDVDである。
夜、仕事が一段落したときに、じっくり観た/聴いたけど、ええわぁ。
ライブの録音は歓声が入ったりしてあまり好きじゃないんだが、
これはうまく編集してあったように思う。
また5日間のライブの映像をうまくミックスして、
衣裳もいろいろ見られる趣向になっていた。
つぎの日、仕事をしながらモニタの片隅で流していたら、
仕事にならないことがわかって止めた。
ゲーム★
大学院に入った頃にちょうどインベーダーが流行りで,
以来,アーケード,パソコン,ファミコン,スーファミ,
PS(プレイステーション),SS(セガサターン)に至るまで,
コンピュータゲームとは長いつき合いである.
…もちろん、PS2とGC(ゲームキューブ)も。
最近面白かった(あるいは面白くなかった)ゲーム:
- 七人の侍 SEVEN SAMURAI 20XX(PS2)★
ゆえあって、…別に内緒にするようなゆえじゃなくて、子供が受験だったので、
半年ほどゲーム機を封印していた。
3月末に封印が解かれて久しぶりにしたゲームがこれ。
映画を見ている人間としては、
あ、こんなシーンあったなぁ、あ、こんなシチュエーションだった、などなど、
かなり楽しめる内容だったが、難易度が高すぎる。
やさしい方のモードでやったのだが、ボス戦はかなり厳しく、
第9章の村での連戦では、雑魚キャラが無数に出る1戦目でボロボロになってしまい、
ボスキャラの2戦目が何度やっても勝ち抜けなかった。
ホームページのレポートを読んでみても、
第9章で躓いたゲーマーが少なくなかったようだ。
全10章らしいが、クリアは断念。
- サイレン SIREN(PS2)★
こいつも大失敗。
いや、この手のゲームが面白い御仁もおられるだろうが、
ぼく的には全然あかんかった!
- 鬼武者3(PS2)★
やっぱり鬼武者だらぁ。
もっとも久しぶりで腕もなまっており(+反射神経も落ちていて)、
あっさりと続けてゲームオーバーして、easyモードに移行。
おかげで、比較的軽快に気持ちよくプレイできたけど、
ちょっとくやしい。それに成績は当然ながら“落武者”。
しかし、久しぶりにゲームらしいゲームを楽しめた。
さてさて、これで信長編(?)は完結らしいけど、
ラストシーンからは続編の期待大。
- COOL GIRL(PS2)★
うーん、これも綺麗なCGに惑わされてしまったか。
システムや効果などはいいのだが、ゲームバランスがやたら悪い。
謎解きにしても、すぐわかるような謎はヒントをやたら出すのに、
難しい謎ほどノーヒントみたいで、行きつけの中古ゲームソフト屋の
高額買取保障期間の制度をはじめて使った。
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(PS2)★
こっちは、最初から高額買取保障制度を利用するつもりで、
ちょっとだけお試しをしてみた。
雑誌などから予想していた通り、CGは綺麗だが、
easyモードでさえ、ゲームの難易度が高い。
も一つ不満は、草薙素子の顔がちょっとなぁ・・・
- Shadow Hearts II(PS2)★
ジャッジメントリングという癖のあるシステムは使っているが、
中身は非常に正統的なRPGで、ストーリーもしっかりしているし、
ムービーCGもゲームCGも非常に綺麗。
PartIは十分に楽しめたので、PartIIもやり込むつもりだったが、
PartIIはボリュームも膨らんでいて、まともにやれば、
かなり時間がかかりそうなことがわかった。
今年から会議も増えるし、到底やりおおせそうにない。
なくなく断念する。仕事が理由でゲームを断念したのは始めて。
でも、こいつは、暇ができたら再びチャレンジしてみたい。
- セインツ 聖なる魔物(PS2)★
久しぶりの洋ゲー。
仕掛けとか雰囲気とかは、何となく『トゥームレィダース』的だが、
敵や謎解きは本作の方が易しいし、何と言っても、
ララ・クロフツよりは本作のヒロインのジェンの方が圧倒的に美人だ。
とはいうものの、時間制限がある謎解きでは、何度かゲームオーバーになった。
おまけに、オブリヴィオンのネクサスからつながる4つの国、
ソラム、アクィス、ヴォルカ、イーサのうち、
2つ目のアクィスで謎が解けずに、
二進も三進も行かなくなってしまったが;とほほ。
…とは書いたが、いろいろ試してみたらトリックが解けたので、
なんとか前へ進むことができ、その後もところどころ壁に当たりながら、
とりあえず、ソラム、アクィス、イーサと進み、ヴォルカまで来た。
- GALERIANS: ASH(PS2)★
少し前のゲームが安くなっていたので、手を出してみた。
そこそこに面白くはあるんだけど、
easyモードでスタートしたが、これは難すぎるんでないか。
4人のラストガレリアン(ボスキャラ)のうち、
ラスボスのASH以外の3人と1回戦が終わった段階で、
回復アイテムや強力なアイテムをほとんど使い果たしてしまう。
2回戦目があるのは確実だし、ラスボスは残っているし、
到底クリアできないことが判明して、投げ出してしまった。
前作のGALERIANが難しすぎたらしくて、
今作ではeasyモードが追加されたそうだが、
そのeasyモードでさえこれでは大変だ。
それにしても、最近は、時間が足りないのと
忍耐力が減ってきたのが相俟って、
完遂できないゲームが多い・・・いかんいかん
- WARRIORS of Might and Magic(PS2)★
典型的な洋ゲー。
9つのステージを、敵を倒し、謎を解きながら進んでいく、
一応、オーソドックスなRPGだ。
洋ゲーらしく、きわめて不親切な作りで、
ところどころ、めったやたらにわかりにくいのが、
なんとかかんとか、扉を開けることができていって、
少しだけ面白くなってきたころに、
ステージ5でとうとう行き詰まってしまった。
敵も全滅したし、アイテムも何もないし、
どこの扉も開かないし、何を見落としたのかなぁ。
はぁ・・・
- 絶体絶命都市(PS2)★
サバイバル・アクションアドベンチャーというだけあって、よく死ぬ。
そこら中、一発死だらけのゲーム。
セーブポイントは十分にあるので、それほどストレスはかからないが、
死ぬのにも飽きたな、というころに、ゲームがクリアになった。
少し謎が残ったなぁと思っていたら、案の定、
クリアデータのセーブになってクリア1の表示。
何回もやれということらしいが、
また何度も死ぬのイヤだし、一回でやめた。
- Baldar's Gate: Dark Alliance(PS2)★
そうか、闇の同盟(Alliance)か。つい辞書を引いてしまった。
これもまっとうな洋ゲーRPG。
マップがだだっぴろく、敵がうじゃうじゃいるが、
セーブポイントは多いしアイテムもたくさん出るので、
ノーマルモードでも十分にクリアできる。
ときどき出てくるボスキャラは、戦い方も技も関係なしに、
回復アイテム使いまくりの消耗戦で倒した。
- SILENT HILL 4 THE ROOM(PS2)★
お待ちかね、サイレントヒルの新作だ。
今回のは怖い、かなり怖い。
とくに地下鉄(2回目)のゴーストが怖い。
それにむずい、かなり難しい。
とくに水牢(2回目)のゴーストは難敵だった。
何度もゲームオーバーになって、最後は、
物量作戦で弾丸を50発も費やしてダウンさせたが、
そうか、銀の弾丸はここで使えばよかったんだ。
エンディングはまだだが、2周目確定かなぁ。
あれだけ怖い思いをしたのに、バッドエンドになってしまった。がーん。
でも、今回のSH4はよくできていた。
いくつもの世界を2周するわけだが、2周目はアイリーンを連れてまわるので、
ICO調になっていて、なかなかのめり込める。
ただ、シリーズものの常というか、システムがだんだん複雑になってきた。
もう少しシンプルに戻してもいいと思う。
- ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸(PS2)★
やっと出た、春から待ちかねたゼノサーガが、
格段にグレードアップして戻ってきた。
このゲームは、しっかりと世界観から作り込んだRPGだが、
戦闘システムや技の習得の仕方がなかなかに複雑で、
前作も最初のうち悩んだ覚えがある。
エピソードIIも、ブーストやストックが最初わからなくて、
しばらく慣れるまでは途中で投げ出したくなったが、
だんだんに慣れてきてからは、いやもう、ハマルはまる。
・・・幻想水滸伝が出る8月後半までにはクリアしなくては。
ところで、1作目の謎で解明されたものの多いが、
新たな謎も提示されて、相変わらず、クェスッチョン状態。
ゲーム雑誌だけでは情報が足らずに、結局、
公式コンプリートガイドまで買い込んだが、
これって、完全にメーカーの策略にはまり込んでる?
でも、コンプリートガイドを読んでもわからないことだらけ。
マーグリスのバックには誰がいるの、
ハインラインって誰、ケイオスとコスモスの関係は、
ヴィルヘルムは何者、外套の男たちの役割は、
14年前に何が起こったの・・・。
『エピソードIII』を待てってことか。
ますますメーカーの思う壺??
さて、かろうじてクリア後のエクステンディドダンジョン。
これがまた敵がてごわい。
攻略本を見ながらやっても、最後の敵はギブアップになった。
一ヶ月以上、60時間強にわたって十分に堪能したから、まぁいいだろう。
- 幻想水滸伝IV(PS2)★
こちらもお待ちかね。
まだ少しやっただけだが、そっか、今回の本拠地はこうだったのか。
9月からふたたび会議三昧(笑)の中で、しばらく楽しめそうである。
と思っていたが、今回は案外とボリュームが少なくて、
ぼちぼちやっても3週間ほどでクリアはできた。
ただ、残念なことに、108星全員は集めることができなかった。
ネットで情報がわかったときは時すでに遅し。
テッド、ネコボルトの2人、スノウの4人は、
どうしても集まらないことがわかった。
しかし、108星集まらないと、
エンディングはこうなるのか。
108星全員が集まっているとああなるらしいけど、
少しショック。
- ブラッドレイン(PS2)★
RPGが続いたので、気分転換にやってみた洋ゲー。
アクションにせよ造形にせよ何から何まで洋ゲーらしいが、
シナリオが洋ゲーにしても悪すぎる。
途中でやる気をなくしてしまった。だめだこりゃ。
- R****6★
うーむ、さすがに、名前に伏せ字にすることにしたが、
わかる人はわかるだろうゲーム。
内容はともかく、ゲーム的にはダンジョン探索型の正統的なRPGで、
ゲームバランスが非常によく、シナリオも面白いし、ボリュームがある。
少しずつしかできないせいもあるが、9月中旬から初めて、
とりあえず本編をクリアするだけでも2ヶ月ぐらいかかった。
本編の後の挑戦モードがまだ長そうだ。
- ドラゴンクエストVIII(PS2)★
久しぶりのドラクエである。
3D化やスキルポイントなど変更点もあるが、
安心して遊べるタイトルなので、
冬休みをはさんでゆっくり楽しめそうだ。
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