新型Fiat 500のマイルドハイブリッドってどうなの?
先日、新型FIAT 500の輸入販売開始のご案内をしましたが、お問い合わせでマイルドハイブリッドってどうなの?という質問が多かったので、今日はそれについて書こうと思います。
EVの500eベース
今回の新型FIAT 500 は、EVのFiat 500eをベースに、ガソリンエンジンを載せたモデルです。載せ替えただけかと思われるかもしれませんが、実際にはそうではなく、同じプラットフォームを使っているだけで、パワートレインは全く別物。
500eベースは合理的?な考え方から産まれた発想
EV専用として作った電子制御システムを、エンジン+MTが動くように全面的に刷新することはかなり大変。EV専用として作ったプラットフォームの電子制御システムを、エンジン+MTが動くように全面的に刷新することは、簡単なことではありません。
「そこまでやるならプラットフォームから設計しなかったの?」
と思われるかもしれません。しかし、今後いつまで内燃機関車の販売を続けられるか不透明な世の中、「すでに量産実績のある新しい設計資産、500eを利用しない手は無い」とフィアットは判断したのでしょう。
積極的に500eを採用したと言うより、残された唯一の手段たったとも言えます。フィアットにとって「500eの設計資産という切り札があって良かった」とも言えますね。
500e譲りの上質なプラットフォーム
“500eのプラットフォームを利用した”と聞くと、何となく妥協の産物か?と思われるかもしれません。仮に妥協の産物だったとしても、実はとても良い感じに着地したと言えます。最新のEV基準で設計された500eのプラットフォームは、ボディ剛性が高く、1クラス上の乗り心地。EV版と同じ先進安全機能が搭載されています。
そして、500ハイブリッドの最も魅力的なところは、「500eのモダンなインターフェイスのコックピットで、アナログのMTで操る」です。かなり楽しそうじゃないですか?
FIATのマイルドハイブリッドってどうなの?
ハイブリッドって複雑なシステムで、壊れたら修理代が高くつくのでは?と不安に思われがちです。新型 Fiat 500のハイブリッドシステム(IBRIDA)は、良くも悪くも世にあるハイブリッドの中でも最もシンプルな部類。大雑把に言うなら、エンジンとモーターは補機ベルトで繋がっているだけ。そして12Vという扱いやすい低電圧で、しかもマニュアルミッション。
ツインエアの500は85馬力でしたが、新型500は65馬力という控えめなパワーです。しかし、発進時にはモーターが手伝ってくれるので、街中でよく使う回転域で扱いやすい設定になっています。日本の都市部との相性も良さそうです。
車両価格は上がったが、最小限に抑えた
以前の500に比べれば車両価格は高くはなりました。しかし、今の御時世、車両価格が上がることは避けられません。欧州で庶民が買える最後の砦を守るために、フィアットは500eの設計資産を有効活用して価格上昇を極限まで抑え込んだと言えます。残念ながら、Fiat500マイルドハイブリッドは構造上AT化が難しいと言われています。エンジニアや広報担当も「現時点ではオートマチック・トランスミッションの計画はない」と発表しています。
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