シー・ブリーズ
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1980年代にアメリカの西海岸で流行し出して日本に紹介されたカクテル。夏のイメージのカクテルだが、強烈な太陽ではなく、海のそよ風から受ける優しさを感じさせる。クランベリーは、北アメリカに自生している小さな実。色が赤く、丹頂鶴(クレーン)の頭の色に似ているところから、クランベリーと名づけられた。カクテル名の「シー・ブリーズ」は、海岸風の意味。 「モニカ」は、アメリカを代表するヘルシーフルーツ“クランベリー”からつくられた、甘味と酸味のバランスが絶妙なリキュール。フルーティーでさっぱりと飲みやすく、トニックをはじめジンジャーエールやグレープフルーツで割ってもおいしい。鮮やかなルビーレッドの色合いは、カクテルのベースとしても最適。 クランベリージュースという新しい素材を使った甘さ控えめのさわやかさが好まれている。ビルドでつくる方法もあるが、日本では近年の流行であるシェイク・ロック・スタイルがポピュラーになってきた。最近は、女性でも甘くないカクテルを好む傾向にあり、ゆえに甘さを抑えて、アルコール度数も低い「シー・ブリーズ」は、特に女性に人気。色は強くせず、淡いほうがブリーズ(そよ風)のイメージにあうだろう。 グレープジュースを使わず、ウオツカとクランベリードリンクだけで作ると、「ケープ・コッダー」というカクテルになる。ともに、アメリカで流行のカクテル。 |
シーブリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 04:50 UTC 版)
シーブリーズ(英語: SEA BREEZE)とは、1902年にアメリカ合衆国で誕生した化粧品のブランドである。2023年現在では、日本を中心に展開しており、発売元はブリストル・マイヤーズ・ジャパン→ファイントゥデイ(旧資生堂ファイントイレタリー→エフティ資生堂→ファイントゥデイ資生堂)である。ただ、これまでに事業譲渡などの理由により、製造販売元と発売元がともに過去に何度か変更されている。米国では2002年から Idelle Labs, Ltd. (Helen of Troy Limited の子会社)がブランドを展開している[1]。
商標
SEA BREEZE (シーブリーズ) の商標(標準文字および帆の図形)は、 J. W. BROOKS&CO.、シー・ブリーズ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド(米国法人)などから数度の譲渡を経て、現在は、日本及び米国共に株式会社ファイントゥデイが商標権者である[2]。
歴史
- 1902年:アメリカで誕生。
- 1960年:日本での試験発売を開始。
- 1969年:日本での正式発売を開始。
- 1982年:ブリストル・マイヤーズ社(のちのBMS)に、日本での販売権を譲渡。
- 1983年:当商品のテレビCMの放映開始。
- 1993年:ボディーシャンプー(当初は、クール&デオドラントタイプのみ)発売。
- 1994年:ヘアケア製品発売(1985年、当時シャンプーは存在していた。)
- 1996年:デオドラント製品(当初は、パウダー入りのローションのみ)発売。
- 2000年6月15日:BMSの撤退に伴い、資生堂ファイントイレタリーが買収。
- 2000年10月2日:エフティ資生堂が資生堂ファイントイレタリーを吸収合併。
- 2001年:サンシリーズ発売。
- 2002年:誕生100年。
- 2006年:救援をコンセプトとした製品に大幅改良。
- 2021年:日本における発売元をファイントゥデイ資生堂へ変更。
主な商品と形状
- ローション(1902年に発売開始したアンティセプティック)
- 薄荷(ハッカ)の香りの独特の殺菌ローション
- 初期は小容量のプラボトルでの販売であった。
- 後期には1000ml入りの大型ボトルも発売された。
- その後容量が900mlに縮小された。
- 大容量タイプは資生堂になってからパウチボトルで発売されている。
- ヘアケア(シャンプー・コンディショナー・リンスインシャンプーほか)
- スクイズボトルとパウチの詰め替え用が販売されている。
- デオドラント(ローション(デオ&ウォーター)、スーパークールスプレーほか)
- ピーチクーラー
- ソープ
- フローズンシトラス
- シトラスフルーティ
- スプラッシュマリン
- シャイニーアクア
- クラッシュベリー
- グリーンアップル
- シトラスシャーベット
- フローズンミント
- 無香性(販売終了)
- シトラスムスク(販売終了)
- クールパッション(販売終了)
- ピンクドリーム(期間限定)(販売終了)
- ピュアスカイ(期間限定)(販売終了)
- スーパークールスプレー
- スプレーボトルタイプ 10種(期間限定)(販売終了)
- スプレー 10種(コンビニエンスストア限定)
- フェイス&ボディケア(洗顔料・ボディーシャンプー)
- サンケア(2011年、「UVカット&ジェリー」を発売)
- パターンズ(1988年頃、シャンプーで洗い流せるカラーリングとスタイリングが同時にできる。)(販売終了)
以前発売されていた商品と付帯情報
BMS時代までは、理美容室ルートでも販売されていたので、整髪料やヘアトニックなども発売されていたと考えられる[4]。
資生堂グループに販売権を移管した後は、サンシリーズ(日焼け止め)を始め、固形石鹸(つめたいセッケン)、入浴剤なども一時期発売されていた。現行のカテゴリーでも、以前はスプレー式のアンティセプティック、カラーリング用のリンスインシャンプー、デオ&スプレー(エアゾール式のデオドラント)などが発売されていた。
以前はパッケージにFOR SKIN AND SCULPと掲載があり、頭皮をも含む清涼化粧水という性格だったが、現在ではこの表示はなくなっている。
イメージキャラクターとCMソング
年 | イメージキャラクター | CMソング | 備考 |
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1987 | 成田勝「Into The Night」 | ||
1988 | 成田勝「Summer Breeze」 | ||
1990 | なし | 杉山清貴「いつも君を想ってる」 | |
1991 | なし | 杉山清貴「潮風のFreedom」 | |
1992 | ZOO | ZOO「Gorgeous」 | |
1993 | trf | trf「EZ DO DANCE」 | |
1994 | なし | 矢沢永吉「SEA BREEZE」 | |
1995 | 中谷美紀 | ZARD「愛が見えない」 | |
1996 | 安室奈美恵 | 安室奈美恵「You're my sunshine」 | avex所属アーティストが起用されたのは、trf以来3年ぶり、 1996年から1998年までavex所属アーティストが起用された。 |
1997 | 安室奈美恵「How to be a Girl」 | ||
1998 | 持田香織 | Every Little Thing「FOREVER YOURS」 | |
1999 | 深田恭子 | Mr.Children「I'll be」 | |
2000 | dream | dream「Private wars」 | ブリストルマイヤーズ スクイブ時代 avex所属アーティストが起用されたのは、Every Little Thing以来2年ぶり |
dream「reality」 | エフティ資生堂へ譲渡後 前作に引き続きdreamが起用された。 |
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2001 | 星野真里 赤西仁 |
T.REX「METAL GURU」 | |
2002 | 倉木麻衣 | 倉木麻衣「Feel fine!」 | ビーイング所属アーティストの曲が起用されたのは、ZARD以来7年ぶり |
2003 | 倉木麻衣「Kiss」「If I Believe」 | ||
2004 | ケイティ | CHEMISTRY「mirage in blue」 | |
2005 | 新庄剛志 | 新庄は当時北海道日本ハムファイターズ所属。 | |
2006 | 成宮寛貴 | 倖田來未「I'll be there」 | 声の出演:北川賢一(ロードオブメジャー) avex所属アーティストの曲が起用されたのは、dream以来6年ぶり |
2007 | 堀北真希 | チャットモンチー「風吹けば恋」 | |
2008 | なし | ||
2009 | 北乃きい 林遣都 |
Base Ball Bear「BREEEEZE GIRL」 | |
2010 | 川島海荷 | ROCK'A'TRENCH「言葉をきいて」 | |
2011 | FUNKY MONKEY BABYS「ラブレター」 | ||
2012 | GReeeeN「オレンジ」 | ||
2013 | 三吉彩花 | miwa「ミラクル」 | 2年連続miwaの曲が起用された。 |
2014 | miwa「君に出会えたから」 | ||
2015 | 広瀬すず 中川大志 松岡広大(2016年のみ) 北村匠海(2017年のみ) 佳島みさ(2017年のみ) |
ナオト・インティライミ「いつかきっと」[5] | 2年連続ナオト・インティライミの曲が起用された。 |
2016 | ナオト・インティライミ「together」[6] | ||
2017 | whiteeeen「テトテ with GReeeeN」 | GReeeeNが制作した「テトテ」と「テトテとテントテン」の2曲が起用された。 GReeeeNの曲が起用されたのは、「オレンジ」以来5年ぶり |
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GReeeeN 「テトテとテントテン with whiteeeen」 | |||
2018 | 池間夏海 古川毅 |
Little Glee Monster「CLOSE TO YOU」 大原櫻子「泣きたいくらい」 |
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2019 | Mrs. GREEN APPLE「ロマンチシズム」 | ||
2020 | 田鍋梨々花 宮世琉弥 |
井上苑子「近づく恋」 | |
2021 | 緑黄色社会「これからのこと、それからのこと」 | ||
2022 | 高橋文哉 吉川愛 曽田陵介 福山絢水 安斉星来 |
GReeeeN「自分革命」 | 5年ぶりにGReeeeNの曲が起用された。 |
2023 | 道枝駿佑 長尾謙杜 |
なにわ男子「Blue Story」 | ジャニーズ事務所所属アーティストの曲とイメージキャラクターを起用した初のCM、ジャニーズ事務所所属アーティストをイメージキャラクターに起用した2001年以来のCM |
2024 | 佐野勇斗 畑芽育 |
M!LK「ブルーシャワー」 | |
2025 | M!LK「アオノオト」 |
脚注
- ^ http://www.seabreezeclean.com/
- ^ 米国登録0092041 、72425685ほか、日本登録1378537、4551421ほか
- ^ “シーブリーズの歴史|SEA BREEZE”. SEA BREEZE. 2019年8月8日閲覧。
- ^ [要出典]また、シャンプーも一般的に市販される以前にも、理美容室経由などで販売されていたと考えられる。
- ^ “ナオト新曲が「SEABREEZE」CMソングに、広瀬すずの恋応援”. 音楽ナタリー (2015年2月10日). 2016年2月18日閲覧。
- ^ “ナオト・インティライミ「SEA BREEZE」CM曲&京セラドーム映像作品を同日発売”. 音楽ナタリー (2016年2月18日). 2016年2月18日閲覧。
外部リンク
シー・ブリーズ
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シー・ブリーズ | |
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基本情報 | |
種別 | ロングドリンク |
作成技法 | ビルド |
色 | 淡いピンク[1] |
グラス | |
アルコール度数 | |
度数 |
10度[1]
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国際バーテンダー協会のレシピ | |
ベース | ウォッカ |
装飾材料 | オレンジゼスト、チェリー |
材料 |
ウォッカ …… 40ml
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クランベリージュース …… 120ml
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グレープフルーツジュース …… 30ml
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シー・ブリーズ(英: Sea Breeze)はウォッカベース のカクテル。
概要
シー・ブリーズは1980年代に誕生し、アメリカ西海岸で大流行した[2][3]。フルーティで口当たりがよく、アルコール度数も低い[3][4]。
ケープ・コッダーはアメリカ東海岸で人気のあるカクテルだが、西海岸ではシー・ブリーズのほうが人気が高い[5]。
レシピの例
国際バーテンダー協会によるレシピを以下に記す[6]。
- 材料
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- ウォッカ - 40ml
- クランベリージュース - 120ml
- グレープフルーツジュース - 30ml
- 作り方
バリエーション
- グレープフルーツジュースを抜いて、ウォッカとクランベリージュースのみで作るとケープ・コッダー[5]。
- ウォッカを使用しないで、クランベリージュースとグレープフルーツジュースのみで作るノンアルコールカクテルは、ヴァージン・ブリーズ(Virgin Breeze)[7][8]。
参考文献
- ^ a b c d 『カクテルの図鑑 :カクテルのレシピ407点とカクテルを楽しむための基礎知識』マイナビ、2013年、58頁。ISBN 978-4839946234。
- ^ 水澤泰彦『フレッシュフルーツカクテルブック』誠文堂新光社、2011年、140頁。 ISBN 978-4416311172。
- ^ a b THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、98頁。 ISBN 978-4058003206。
- ^ a b c 『カクテル完全ガイドうまいつくり方の方程式』(改訂版)池田書店、2021年、97頁。 ISBN 978-4262130705。
- ^ a b 福西英三『カクテル教室』保育社、1996年、17頁。 ISBN 978-4586508877。
- ^ “Sea Breeze” (英語). 国際バーテンダー協会. 2022年8月24日閲覧。
- ^ 『カクテル完全ガイドうまいつくり方の方程式』(改訂版)池田書店、2021年、216頁。 ISBN 978-4262130705。
- ^ THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、229頁。 ISBN 978-4058003206。
固有名詞の分類
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