strip
「strip」とは、皮などを剥く・裸にする・奪い去る・細長いきれのことを意味する英語表現である。
「strip」とは・「strip」の意味
「strip」とは、「皮などをはぐ・むく、裸にする、奪い取る、取り去る、外す、ねじのねじ山をすり減らす」といった動詞、あるいは「一片、細長い土地・きれ、滑走路、商業地区」といった名詞の意味を持つ英単語である。動詞として用いる場合は、三人称単数現在形は「strips」、現在分詞「stripping」、過去形・過去分詞「stripped」と規則変化する。なお、異なる語源から発展した同音異義語である。「衣服を脱ぐ」という意味から発展して、主に女性が踊りながら衣服を脱いでいく、扇情的なショーのことも「strip(show)」と呼ぶ。日本においては「ストリップ」という和製英語になって定着した。単語の覚え方としては、「剥ぐ・脱がす」という意味から、「はがした時に千切れて細長くなった」というイメージを持つことで、「一片」や「細長いきれ」といった言葉を覚えやすくなる。
「strip」の発音・読み方
「strip」の発音記号は「stríp」であり、カタカナ読みすると「ストゥリプ」となる。「strip」の語源・由来
「strip」の語源は、「略奪する」という意味を持つ古期英語「striepan」に由来するとされる。「strip」と「peel」の違い
「strip」と「peel」には、どちらも「剥く」という動詞の意味が含まれている。ただし、「strip」は「外皮などを剥ぎ取る」という意味を持ち、「I striped the paint from the wall.(私は壁からペンキを剥がした)」など、様々なものを剥ぎ取る場合に用いる。一方、「peel」は「表面を覆う皮や膜をむく・剥がす」というニュアンスがあり、基本的には「I peeled a tangerine.(みかんの皮をむく)」など、果物の皮などを取り除く時に使われる。「strip」を含む英熟語・英語表現
「strip it down」とは
「strip it down」とは、「脱がせる」や「剥がす」といった意味を持つ英語表現である。人であれば衣服を脱ぐ、ケーブルなどであれば外側の被膜を剥がす、といった場合に用いられる。その他、アメリカの歌手「ルーク・ブライアン」の手掛けた楽曲名でもある。
「strip」に関連する用語の解説
「power strip」とは
「power strip」とは、「電源タップ」や「テーブルタップ」を意味する英語表現である。壁にあるコンセントから離れた場所で、あるいは複数の機器に電気を供給するための道具のことを示す。日本では前述の和製英語が使われており、英語とは大きく異なっている。
「comic strip」とは
「comic strip」とは、漫画の種類の一つで、「複数のコマを連続させることで成立する」という形式の漫画作品・漫画表現のことを意味する言葉である。最初に「comic strip」を提唱した人については不明であるが、1865年にドイツで描かれた絵物語『マックスとモーリッツ』が最初期のものであるという説がある。アメリカンコミック(アメコミ)においては、このコミックストリップが一般的な漫画表現となっている。アメリカの都市部の新聞に掲載され始め、1900年代以降、コミック・ストリップの代表的な存在となるフレデリック・オッパーなどが多数の作品を手掛けるようになって広まっていったと考えられる。反対に、日本の漫画においてはあまり一般的な手法でなく、新聞四コマなどを筆頭に特定の作品にみられる。
「strip」の使い方・例文
「strip」を動詞として使う場合は、「Winter stripped all the trees bare.(冬が来て、木々は丸裸になった)」や「He stripped himself and ran into the sea. (彼は裸になって海へ飛び込んだ)」、「How to strip down an engine.(エンジンを分解する方法)」、「The man stripped a person of his possessions.(男は人の財産を奪った)」、「She stripped the bark off a log.(彼女は丸太の皮をむいた)」など、対象は人や物などに限定せずに用いられる。「ねじ山をつぶす」という限定的な表現においては「She striped the screw.(彼女はねじ山をすり減らした)」や「stripped screw(なめた・ねじ穴のつぶれたねじ)」として日常的に使われている。名詞として用いる場合は、「Grandfather went to see a strip of grass.(祖父は牧草地を見に行った)」といった形で用いられる。また、「細長い区画」という意味を持つため地域を示すようなこともあり、例えば、イスラエル西部にある地域「ガザ地区」は英語では「Gaza Strip」と表現される。その他、「商業地」という意味を持つため、ショッピングセンターを「strip center」や「strip mall」と呼ぶことがある。「shopping center」といった類語との違い・明確な使い分けは定義されていないが、施設において「細長い(小さな)店」が沢山並ぶような構造の場合は、その傾向が強いという説もある。
ストリップ【strip】
ストリップ【strip】
ストリップ
ストリップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 21:21 UTC 版)
- 芸術・音楽・娯楽・スポーツ
- 科学・工学
- 被覆電線の被覆を剥いで電線を剥き出しにする操作。剥ぐための器具は、ワイヤストリッパーもしくは単にストリッパーと言う。(参照:全自動圧着機、ワイヤーストリッパー)
- ストリップライン(ストリップ線路):交流信号(一般にはUHF以上の高周波信号)を伝送するための線路
- 薄い金属板
- 印刷において、製版フィルムのミスを修正すること(ストリップ修正)。また、そのための専用の小さなサイズのフィルム(ストリップフィルム)。
- 航空
- 製品名
- タイムストリップ - 製品の温度・時間管理、保管・輸送を行うインジケーター。2021年時点で登録商標
- 切手
- 一般名
- 通り:アメリカ英語: Stripで“通り”の意味。“Las Vegas Strip”(ラスベガス・ストリップ)は、ラスベガスの大通り(又はそれに沿う地域)のこと。
- 料理
- ストリップカット(細切り):牛肉の切り方。
- 地理
- 回廊 : カプリビストリップなど
関連項目
ストリップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 01:56 UTC 版)
「男性優越主義のメスブタ」の記事における「ストリップ」の解説
レヴィは、多くのフェミニストと同様、ストリップ(性風俗)は女性の性的対象化の永続化であり、必要な収入を得るために役立つ可能性がある、という価値しかないと認識している。 レヴィは、「低俗文化」の中で人気のある対照的な見解について論じているが、その中では、フェミニズムを含む多数の女性によって、ストリップが理想化され、解放的でありエンパワーメントであるとしてコンセプト化されている。レヴィはその例として、「有酸素ストリップ」クラス(下着でワークアウト)や、フェミニストでありHBO放送局の有名なプロデューサーであるシエラ・ネヴィンスにより制作されたストリッパーを扱ったテレビ番組である「Gストリングの歌姫」に言及している。
※この「ストリップ」の解説は、「男性優越主義のメスブタ」の解説の一部です。
「ストリップ」を含む「男性優越主義のメスブタ」の記事については、「男性優越主義のメスブタ」の概要を参照ください。
「ストリップ」の例文・使い方・用例・文例
- ストリップショーをする
- 理科の授業で先生がフィルムストリップを見せた。
- 昨夜、手入れの警察官はそのストリップ劇場に踏み込んだ。
- 私はまだストリップを見た事がありません。
- 彼女は、生活のために、毎晩見知らぬ人たちの前でストリップをする
- ぶら下がったコードまたはストリップの装飾的な端を有するさま
- 彼女はみんなのまさに前でストリップを行った
- 滑り止めのトレッドの下にストリップを有し、側壁に比較的小さく補強されている自動車タイヤの、または、自動車タイヤに関する
- エキゾチックなダンサーとストリップ・パフォーマーの乳首をカバーするために着られる一対の粘着性のパッチのうちの1つ
- 映画フィルムの細いストリップにある録音媒体
- ストリップで織られる強い布地
- ストリップフィルムという,スライド用のフィルム
- ストリップライトという舞台照明用装置
- ストリップミルという,高速度で連続的に金属の圧延を行なう機械
ストリップと同じ種類の言葉
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