SNCAC NC 1080
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/24 01:15 UTC 版)
SNCAC NC 1080は、1949年7月29日に初飛行したフランスの艦上戦闘機の試作機である。1950年4月10日に発生した原因不明の事故の後に開発は中止され、この設計の目的としていた競作は最終的には決まらず、1952年にフランス海軍航空隊はデ・ハビランド シーベノムを採用した。
設計と開発
この計画は元々SNCACの出資で、Pillon技師の指導の下アルセナル VG 90とノール 2200に対抗する単座の艦上戦闘機を製作する目的で始まった。1949年7月29日に初飛行を行ったが、直ぐにスポイラーと水平尾翼の操作に問題があることが判明した[1]。SNCACがSNCANに吸収される一方で、本機の試験はブレティニーとヴィラロッシュで独自に実施された[1]。1950年4月10日のPierre Gallay操縦での試験飛行中に原因不明の墜落事故を起こし、以降の開発は直ぐに中止された[2]が、機体は修復不可能なほどの損傷を負っていた[1]。
NC.1080は推力2,268 kgのロールス・ロイス ニーン ターボジェットエンジンを搭載し、3門の30 mm 機関砲を装備可能なように設計されており[1]、機体は全金属製の低翼単葉機であった。
要目
出典: The Complete Book of Fighters [1]
諸元
- 乗員: 1
- 全長: 12.87 m (42 ft 25⁄8 in)
- 全高: 4.70 m (15 ft 5 in)
- 翼幅: 12.00 m(39 ft 4 1⁄2 in)
- 翼面積: 28.4 m2 (306 ft2)
- 空虚重量: 5,141 kg (11,334 lb)
- 運用時重量: 7,700 kg (16,975 lb)
- 動力: ロールス・ロイス ニーン ターボジェットエンジン、22.3 kN (5,000 lbf) × 1
性能
- 最大速度: 978 km/h (529 knots) 608 mph at 5,000 m (29,500 ft)
- 航続距離: 1,550 km (837 海里) 963 mi
- 実用上昇限度: 13.000 m (42,640 ft)
- 上昇率: 25 m/s (4,920 ft/min)
武装
- 固定武装: 3 × 30 mm 機関砲(計画)
出典
- Green, W. & Swanborough, G. (1994). The Complete Book of Fighters. London: Salamander Books. ISBN 1-85833-777-1
外部リンク
「SNCAC NC 1080」の例文・使い方・用例・文例
- プリンストン大学はNCAAの1-AAに属している
- NC(数値制御)旋(せん)盤(ばん)は,金属球を正確に削ることができますが,重心がちょうど真ん中にくるように球を削ることはできません。
- 隠し砦(とりで)の三悪人 THE LAST PRINCESS
- イタリア人の1080年から1100年までの対立教皇で、作品がローマ法王としてローマ教皇の改革における活動一貫して反対した神聖ローマ帝国皇帝のヘンリー4世によって任命された(1100年に死去)
- 8月5日,マレーシアは,ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の同国訪問中に,18機のスホイ30MK戦闘機を総額約9億ドル(約1080億円)で購入することに合意した。
- 本殿の意(い)匠(しょう)から,建(こん)立(りゅう)の時期は平安時代後期である1080年代以降のいつかと考えられていた。
- この太陽の現象が国内のそれほど多くの場所で見られるのは,1080年以降,今回が初めてだ。
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