F310
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 23:20 UTC 版)
「フェラーリ・F310」の記事における「F310」の解説
F310の呼称は、Ferrari 3リッターV10エンジンに由来する。1996年からエンジンをフェラーリ伝統のV型12気筒からV型10気筒に変更した。また、ガソリンも1973年以来のパートナーシップのアジップから、それ以前に使用していたシェルに変更された。1995年ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハがベネトンから移籍してきたため、1990年のアラン・プロスト以来のカーナンバー1をフェラーリがつけることになった。 ギアボックスはカーボン製スペーサーを持つチタン製ケーシングを採用したが、度重なるトラブルのため一時旧型に戻された。 フロントノーズはハイノーズ化の時流に逆らい、先端の低い位置でフロントウィングを1点支持する形とした。サイドポンツーンはF92Aと似たような戦闘機風の形状となった。インテークが外側に張り出し、サイドポンツーン下端とアンダーパネルの隙間に気流を流しこもうとした。しかし、1996年からドライバー保護のため義務づけられたサイドプロテクターをウィリアムズやジョーダンはダミープレートを付けることで小型化していたが、フェラーリは規定どおりに設計したため、非常に大型になり、リヤウイングに向かう気流がかなり乱された。また、インダクションポッドの吸気効率も悪く、少しでも改善しようとドライバーがヘルメットを傾けて走行するシーンも見られた。 F310は1994年の412T1と同じく、ジョン・バーナードの基本設計にグスタフ・ブルナーが修正を施し、シーズン中に大きく外観が変化した。別体のノーズコーンをやや強引にハイノーズ化し、主流派の2点吊り下げ式フロントウィングを装着した。第8戦カナダGPから投入されたこのバージョンはF310/2とも呼称された。第11戦ベルギーGP以降は7速ギアボックスが導入された。
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