FCNT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/26 03:21 UTC 版)
概要
「arrows」や「らくらくスマートフォン/らくらくホン」といったブランドのスマートフォンおよびフィーチャーフォンの開発・販売を手掛けている。
中国のレノボ・グループ傘下に属する。そのため、同じくレノボ傘下のスマホメーカーとして日本で展開している米国モトローラ・モビリティとサプライチェーンや開発ロードマップを共有している。
2021年4月に富士通グループから独立し、「富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社」から「FCNT株式会社」に社名変更。経営不振のため、2023年5月に破綻。2023年9月にレノボへ事業が承継され、現社名となった。
レノボによる買収後も、企画・開発は引き続き日本国内で行われており、製造は同じくレノボ傘下にあるモトローラ・モビリティの関連工場を含む拠点で行われる[3][4]。FCNTグループの破綻後、それまでFCNTのグループ会社として製品の製造を担当していたジャパン・イーエム・ソリューションズ(旧・富士通周辺機本社工場、兵庫県加東市)は京セラ連合が買収した。
「富士通コネクテッドテクノロジーズ」時代はFujitsuのロゴ(インフィニティマーク)とFCNTのロゴを併用していたが、富士通グループを離れ「FCNT」の社名になった後は「FCNT」のロゴのみを使用している。2024年5月に新生FCNTとして最初の製品を発売するにあたり、再びロゴを変更した。
沿革
- 2015年12月24日 - 富士通がPC事業、並びに携帯電話事業の分社化を公表[5][6]。
- 2016年2月1日 - 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社として発足。
- 2018年
- 1月31日 - 富士通が当社株式を日系投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループに譲渡すると発表[7]。株式譲渡後、富士通の保有株式は30パーセントとなる[7]。
- 6月1日 - FCNTホールディングス株式会社が富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社を吸収合併、富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社(2代)に商号変更した[8]。
- 10月1日 - 子会社の富士通モバイルコミュニケーションズを統合。
- 2021年4月1日 - 旧英社名である「FUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES LIMITED」の略からFCNT株式会社に社名変更[9][10][11][12]。旧社名時代も用いられていた「FCNT」の語が、正式な社名となった[10][11]。
- ポラリスグループの100%出資会社となった。富士通グループとの資本関係は解消され、富士通も携帯電話事業から完全撤退した。
- 2023年
- 5月30日 - 持株会社のREINOWAホールディングス、兄弟会社のジャパン・イーエム・ソリューションズ(FCNT商品の製造を担当)と共に、東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請した[13][14]。負債総額は3社合計で約1431億円[14]。
- 8月22日 - スマートフォンを含む携帯電話事業を中国のパソコン大手聯想(レノボ)グループに譲渡する契約を締結[15]。同月中に譲渡を完了の上で、レノボ出資による『FCNT合同会社』に事業引継の予定[16]。
- 10月1日 - 上述の事業譲渡に関する9月29日付の公式発表[1]に基づき、FCNT合同会社が事業開始[17]。
- 10月6日 - 旧法人のFCNT株式会社(法人番号7010001189049)は大和管財株式会社に商号変更。
事業所・関連施設
主な製品
脚注
- 1 2 “LenovoがFCNTの事業を承継、新会社設立へ”. ケータイ Watch (2023年9月29日). 2023年10月3日閲覧。
- 1 2 3 4 5 FCNT株式会社 第5期決算公告
- ↑ “新しいarrowsやらくらくスマートフォンは出る? Lenovoグループに入って何が変わった? キーマンに聞く「新生FCNT」”. ITmedia Mobile. 2025年8月17日閲覧。
- ↑ Inc, Nikkei (2024年2月16日). “らくらくホンのFCNT レノボ傘下で中国に生産移管”. 日本経済新聞. 2025年8月17日閲覧。
- ↑ 『会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ』(プレスリリース)富士通株式会社、2015年12月24日。2021年3月31日閲覧。
- ↑ 山口恵祐,ITmedia (2015年12月24日). “富士通、PC・携帯事業を分社化 新会社設立へ”. ITmedia Mobile (アイティメディア株式会社) 2021年3月31日閲覧。
- 1 2 『携帯端末事業の再編に関する株式譲渡契約の締結について』(プレスリリース)富士通株式会社、2018年1月31日。2021年3月31日閲覧。
- ↑ FCNT株式会社の情報国税庁 法人番号公表サイト
- ↑ 『社名変更のお知らせ』(プレスリリース)富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社、2021年3月12日。2021年3月31日閲覧。
- 1 2 井上翔,ITmedia (2021年3月29日). “arrowsの富士通コネクテッドテクノロジーズが「FCNT」に社名変更 4月1日付”. ITmedia Mobile (アイティメディア株式会社) 2021年3月31日閲覧。
- 1 2 大泉 勝彦 (2021年4月1日). “富士通コネクテッドテクノロジーズ、社名を「FCNT」に変更”. ケータイ Watch (株式会社インプレス) 2021年4月16日閲覧。
- ↑ ASCII (2021年4月1日). “富士通コネクテッドテクノロジーズ、社名を「FCNT株式会社」に変更”. ASCII.jp (株式会社角川アスキー総合研究所) 2021年4月2日閲覧。
- ↑ “FCNT株式会社など3社 「arrows」のブランドで有名な携帯端末メーカー 大手スマートフォンメーカーで初の倒産 民事再生法の適用を申請”. 株式会社帝国データバンク (2023年5月30日). 2023年5月30日閲覧。
- 1 2 古屋敷尚子 (2023年5月30日). “「らくらくホン」民事再生法適用申請 負債総額1431億円”. 毎日新聞. 2023年5月30日閲覧。
- ↑ “「らくらくスマホ」のFCNT、プロダクト&サービス事業をLenovoへ「譲渡予定」”. 東京商工リサーチ(TSRデータインサイト) (2023年9月1日). 2023年9月2日閲覧。
- ↑ “FCNTの携帯事業、レノボへ 月内にも譲渡完了”. 共同通信社 (2023年9月1日). 2023年9月2日閲覧。
- ↑ “レノボの出資で経営破綻の「FCNT」が復活、「arrows」や「らくらくホン」ブランド維持」”. BCN+R (2023年10月2日). 2023年10月3日閲覧。
関連項目
- 富士通クライアントコンピューティング - 「FMV」ブランドのパソコンを製造、販売する。FMVでも使用される富士通の「インフィニティマーク」(∞)のロゴはarrowsでもSIMフリーのメーカーブランド製品に以前は使用されていた。現在はレノボの子会社となっている。
外部リンク
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