butter
「butter」とは・「butter」の意味
「butter」は、乳製品の一種であり、主に牛乳から作られる固形油脂である。通常、パンや料理に使用され、風味や食感を向上させる役割を果たす。また、バターは加工品としても多くの種類が存在し、塩味がついたものや香草やスパイスが加えられたものなどがある。「butter」の発音・読み方
「butter」の発音は、IPA表記では /ˈbʌtər/ であり、IPAのカタカナ読みでは「バター」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「バター」と読む。「butter」の定義を英語で解説
Butter is a dairy product made from the fat and protein components of milk or cream. It is a semi-solid emulsion at room temperature, consisting of approximately 80% butterfat. It is commonly used as a spread on bread, as well as in cooking, such as baking, sauce making, and pan frying.「butter」の類語
「butter」には、いくつかの類語が存在する。例えば、「margarine」は植物油から作られるバターの代替品であり、似た食感や風味を持つ。「shortening」は、固形の植物油であり、バターと同様に焼き菓子やパイ生地の製造に使用される。「butter」に関連する用語・表現
「butter」に関連する用語や表現には、「buttercream」や「butter knife」などがある。「buttercream」は、バターと砂糖を主成分としたクリーム状の菓子で、ケーキのデコレーションやフロスティングに使用される。「butter knife」は、バターを塗るための平たくて丸みを帯びた刃を持つナイフである。「butter」の例文
1. I like to spread butter on my toast in the morning.(朝、トーストにバターを塗るのが好きだ。)2. She used unsalted butter for baking the cookies.(彼女はクッキーを焼くために無塩バターを使った。)
3. The recipe calls for one cup of softened butter.(レシピでは、柔らかくしたバター1カップが必要だ。)
4. He replaced butter with margarine to reduce the saturated fat in his diet.(彼は食事中の飽和脂肪を減らすために、バターをマーガリンに置き換えた。)
5. The chef added a knob of butter to the pan to enhance the flavor of the dish.(シェフは料理の風味を向上させるために、フライパンにバターを加えた。)
6. The butter melted quickly in the hot pan.(バターは熱いフライパンですぐに溶けた。)
7. She stored the butter in the refrigerator to keep it fresh.(彼女はバターを冷蔵庫に保管して、新鮮さを保った。)
8. The cake was decorated with buttercream flowers.(ケーキはバタークリームの花でデコレーションされていた。)
9. He used a butter knife to spread the jam on his toast.(彼はジャムをトーストに塗るためにバターナイフを使った。)
10. The buttery aroma filled the kitchen as the cookies baked.(クッキーが焼かれると、バターの香りがキッチンに広がった。)
バター【butter】
Butter
BUTTER
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 23:16 UTC 版)
| BUTTER | ||
|---|---|---|
| 著者 | 柚木麻子 | |
| 発行日 | 2017年4月21日[1] 2020年1月29日(文庫版)[2] |
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| 発行元 | 新潮社 | |
| 国 | |
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| 言語 | 日本語 | |
| ページ数 | 460ページ[1] 592ページ(文庫版)[2] |
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BUTTER(バター)は、柚木麻子の小説。
概要
2007年から2009年にかけて発生した首都圏連続不審死事件を題材にしたフィクションである[3][4]。世界累計で100万部を突破している[5]。
あらすじ
主人公の梶井真奈子は、中高年男性に金を貢がせたうえ、殺害した容疑で逮捕された。
一方、週刊誌記者の町田里佳は梶井との面会を取り付け独占記事を執筆を試みるが、うまくいかない。里佳は親友の怜子から「食の話題で釣ればいい」とアドバイスをもらい、梶井との接触に成功。
塀の中にいて望みのものが口にできない梶井は、訪ねてきた里佳にテストめいた要求を出す。梶井が指定する食べ物、食べ方を里佳が体験し、梶井に伝えるのだ。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく[2][6]。
評価
2024年にイギリスとアメリカ合衆国において、英語版(英訳:ポリー・バートン)が出版されると、両国でフェミニズムの観点や、美食とミステリーを組み合わせた独自の世界観で大きな話題を集めた。同年11月、イギリスの各書店がノミネート作を選出し、読者の投票によって結果が決まる「Books Are My Bag Readers Award 2024」の「Breakthrough Author」を受賞[7]。また同月、イギリスの大手書店チェーンWaterstoneが選ぶ「Waterstones Book of the Year 2024」を日本人で初の受賞[7][8]。
2025年5月13日、イギリスの文学賞「ブリティッシュ・ブック・アワード」のデビュー・フィクション部門受賞したほか、同年の英国推理作家協会(CWA)が主催するミステリー小説・犯罪小説に贈られる世界最高峰の文学賞である「ダガー賞」の翻訳部門に、王谷晶の『ババヤガの夜』と共にノミネートされた(同賞の受賞は『ババヤガの夜』であり、本作は受賞を逃した)[3][9][10][11]。
出典
- ^ a b “BUTTER : 柚木 麻子: 本”. amazon.co.jp. 2025年7月4日閲覧。
- ^ a b c “『BUTTER』 柚木麻子”. 株式会社新潮社. 2025年7月4日閲覧。
- ^ a b “柚木麻子の小説『BUTTER』はなぜイギリスで評価されたのか? 海外でも共通する、いびつな男女間の空気”. Real Sound (2025年6月26日). 2025年7月4日閲覧。
- ^ “作家柚木麻子さんの小説「BUTTER」に英文学賞 日本の作家で初”. 日本経済新聞社 (2025年5月13日). 2025年7月4日閲覧。
- ^ “柚木さんの小説、世界計百万部 「BUTTER」英国で45万部”. 47NEWS. 共同通信社. 9 July 2025. 2025年7月10日閲覧.
- ^ “【第2回】間室道子の本棚 『BUTTER』 柚木麻子/新潮社”. DAIKANYAMA T-SITE. 2025年7月4日閲覧。
- ^ a b “世界35ヶ国で翻訳決定! 柚木麻子さん『BUTTER』がアメリカ、イギリスほか海外で大ベストセラーに!”. PR TIMES (2025年2月26日). 2025年7月5日閲覧。
- ^ “Waterstones Book of the Year 2024, The Winner” (英語). Waterstones. 2025年7月5日閲覧。
- ^ “柚木麻子さんの社会派小説『BUTTER』がイギリスで3冠達成!「The British Book Awards 2025」のDebut Fiction部門を受賞”. ほんのひきだし (2025年5月14日). 2025年7月4日閲覧。
- ^ “王谷晶『ババヤガの夜』、日本人初「ダガー賞」受賞なるか? 翻訳担当者「三島由紀夫作品にも近いリズム感があった」”. Real Sound (2025年6月24日). 2025年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月5日閲覧。
- ^ “「ダガー賞」翻訳部門に王谷晶さん「ババヤガの夜」日本人初”. NHK NEWS WEB. 日本放送協会 (2025年7月4日). 2025年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月5日閲覧。
BUTTER!!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/09 09:03 UTC 版)
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| BUTTER!!! | |
|---|---|
| ジャンル | ダンス漫画、学園漫画 |
| 漫画 | |
| 作者 | ヤマシタトモコ |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
| レーベル | アフタヌーンKC |
| 発表期間 | 2010年2月号 - 2013年4月号 |
| 巻数 | 全6巻 |
| テンプレート - ノート | |
『BUTTER!!!』(バター)は、ヤマシタトモコによる漫画。ソシアルダンスをテーマとしている。『月刊アフタヌーン』(講談社)において、2010年2月号から2013年4月号まで連載された。全6巻。
目次
あらすじ
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権を侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2019年4月)(使い方)
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物語開始の1年前に、二宮が先生に掛け合って成立したソシアルダンス部。
登場人物
明慧学院高等学校ダンス部部員
1年生
- 荻野目夏
- 1年E組所属。端場のダンスパートナー。身長156cm。血液型はAB型。家族構成は父・母。
- 最初はヒップホップダンスが踊れると誤解して不満を持ちながらもダンス部に入部してしまう[1]。
- 社交ダンスに関しては筋が良く、オリエンテーションで副部長の二宮と踊り、その場で回転をしすぎて「バターになっちゃいますっ!」と思わず発言。それがこの漫画のタイトルにつながっている。ただし、一歩一歩の歩幅が大きくなってしまうのが欠点である。
- 当初、社交性の全くなかった端場とたびたび衝突する。常に自分が中心で輝いていないと我慢できない性格で、何かにつけて格好をつけたがる。プロダンサーの宇塚が見学に来た時には、力が入りすぎて派手に転んでしまう。また部活の他の仲間がダンスを上達したり男部員同士で盛り上がっていると、嫉妬心や疎外感を抱いてしまうことがあった。
- 端場敬広
- 1年E組所属。夏のダンスパートナー。身長169cm。血液型O型。家族構成は父・母・姉。
- オタクで高校入学時にアニメ研究会に入部するつもりだったが、村谷によって勝手にダンス部への入部手続きをされる。「退部手続きは最低1学期を経なければ許されない」という校則のために部活を続けるハメになる。中学時代から村谷にイジメられていたため心を少し閉ざし、女子とほとんど喋ることも出来ずリア充に対して嫌悪感を持っている。二人称が『お前』であることが多く、当初は夏を怒らせた。しかし、村谷が社交ダンス部を茶化しにきた時、夏が無理やり見せつけるようにダンスを激しく踊り、リードしてくれたおかげで、社交ダンスの楽しさに改めてハマってしまう。「一学期が終わればアニメ研究会に入部する」という早川との約束も断ってしまう。
- 掛井涼
- 1年C組所属。柘のダンスパートナー。身長179cm。6月生まれで血液型はA型。家族構成は父・母・兄。人参が食べられない。
- 宝塚歌劇団が好きで、少しでも男らしさに近づきたいという理由で入部。アニメやゲームは嗜まないが、漫画は読む(本人曰く「昔の少女漫画が好き」で、現在は『はいからさんが通る』にはまっている)。兄が元ヤンキーでたびたび家で暴れるなどしていたため、大嫌いだった。そのため反面教師で極力他人に迷惑をかけないように、サラッと何でも受け流す要領の良い性格になる。嫌われないように自分のダンスのダメな部分を指摘してくれないことについて、柘に不満を抱かれていた。しかしそれを見かねた端場と衝突し、見事に我を通すような性格に変貌。宝塚風に踊りながら「イケメーン」とドヤ顔する一発ギャグを開発するようにもなる。
- 柘百合子
- 1年B組所属。掛井のダンスパートナー。身長173cm。F70。血液型はA型。家族構成は父・母。
- 本人は「ゆりっぺ」を希望していたが、夏によって「つげ」という苗字から「げっつ」というアダ名に半ば強制的に決められた。あまり物事を主張できない優柔不断な性格。同じ片岡二中学校出身だった秦に、ずっと見た目に対する悪口を言われていたため、高身長や体型に対する強いコンプレックスを持っている。前髪が長くあまり人と目を合わせられないため顔が見えないことが多いが、実は美少女。前髪を上げたまま初めて会った時には、男子部員全員が驚いた。
- 高身長のコンプレックスから、背を小さく見せようと無意識的に猫背をすることが多かったため、それを直したくて入部。
- 常に多数のポーチを持ち歩き、服装は森ガール系。
2年生
- 高岡始
- ダンス部部長。16歳。二宮のダンスパートナーで、二宮に好意を抱いている。獅子座。身長171cm。血液型O型。二宮と同じ中学校出身。家族構成は父・母・妹。
- 一年生の時に、隣りの席だった二宮とたまたまノートで筆談するようになり仲良くなり、その二宮にダンス部に入らないかと誘われ食い気味で即了承した。当初二宮に苗字を「高田」と間違われていた。腹筋が割れるほど鍛え、端場などから若干尊敬されている。
- 二宮和美
- ダンス部副部長。16歳。高岡のダンスパートナー。身長163cm。血液型B型。高岡と同じ中学校出身。家族構成は父・母・兄で、兄は仕事で海外にいる。
- ダンス部を作った張本人。
- 感情をほとんど表に出すことがないが、性格はまっすぐで周りに流されない。思ったことは割りとすぐズバッと言ってしまうが、声はボソボソとすごく小さいことが多い。端場がダンスで分かったふりをしたことに対して、ボソッと戒める発言をして端場をビビらせた。あまり学力は高い方ではなく、赤点を取ったりそれに近い点数を取ることがしばしば。忘れ物も多い。少しガサツで高岡の前で平気でゲップをする。
顧問
- 鬼田健吾
- 1年B組担当。現代国語担当。33歳。身長176cm。血液型O型。
- 社交ダンスについてはほとんど無知なため、名ばかり顧問を自称している。社交ダンスについては男女が密着するため、いかがわしい感情を抱いていた。ダンスをしている女性がうっとりしているように見えた鬼田は、男性パートナーをまるでホストである扱いをするような発言をした。しかし、プロダンサーである宇塚に、素人の夏との華麗な社交ダンスを目の前で即興で見せられ、「純粋にダンスが楽しいから」であると考えを改める。
明慧学院高等学校のダンス部以外の生徒
- 村谷勇樹
- 1年A組所属。身長168cm。血液型O型。端場と同じ中学の出身。中学からずっと端場をいじめてきており、今回の端場のダンス部入部も彼の仕業によるもの。
- 三沢順
- 1年B組所属。身長167cm。血液型O型。
- 川藤
- 1年C組所属。身長165cm。血液型B型。アニメ研究会所属。掛井と同じクラスであり、彼と少女漫画を貸し借りしているなど交流がある。
- 上木洋子
- 1年E組所属。身長163cm。血液型A型。生徒会所属。端場曰く「イケてる女子」。
- 小松
- 1年E組所属。身長162cm。血液型A型。アニメ研究会所属。端場とは同じ塾の出身。
- 斉島かえ
- 1年E組所属。身長160cm。血液型O型。荻野目と同じ中学校出身で仲が良い。ブラスバンド部に所属している。
- 早川
- 1年E組所属。身長173cm。血液型O型。アニメ研究会所属。端場と同じ中学校出身。
- 端場が目の前でイジメられていたことに、何もしなかったことにずっと罪悪感を抱いていた。文化祭で必要な衣装を作るためヨネコを紹介したのは罪滅ぼし的な意味合いがあった。端場曰く「気にしい野郎」。
- そのヨネコに対しては妹的な感情を抱いており、常に何かしら心配をし面倒を見てあげている。最終巻でヨネコが好きということが明らかに。
- 谷渡ひかり[2]
- 1年E組所属。身長168cm。血液型B型。生徒会所属。この学年での総代。自他共に認める努力家。
学校外の登場人物
- 宇塚京介
- 世界大会にも出場経験のあるプロダンサー。31歳。身長176cm。血液型AB型。明慧学院高等学校の卒業生(二宮の兄と同級)。二宮の父親の知り合い。
- 市田理佐
- 宇塚のダンスパートナー。熱血・直情型の女性。彼氏アリ。
- 米原美也
- 服飾科のある高校に通う、早川の幼なじみ。通称ヨネコ。早川が大好き。
- あまり社交性はなく気分屋のため、すぐ泣いてしまう。早川からはそういう一面を心配されている。
- 秦征夫
- 身長164cm。血液型A型。明慧学院の生徒ではない。柘と同じ片岡二中出身。柘に気があるが、彼女からは嫌われている。
書誌情報
- ヤマシタトモコ 『BUTTER!!!』 講談社〈アフタヌーンKC〉、全6巻
- 2010年7月23日発行、ISBN 978-4-06-310682-4
- 2011年1月21日発行、ISBN 978-4-06-310723-4
- 2011年8月23日発行、ISBN 978-4-06-310781-4
- 2012年3月23日発行、ISBN 978-4-06-387813-4
- 2012年10月23日発行、ISBN 978-4-06-387846-2
- 2013年5月23日発行、ISBN 978-4-06-387887-5
脚注
Butter
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| 「Butter」 | ||||
|---|---|---|---|---|
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| 防弾少年団 の シングル | ||||
| リリース | ||||
| 規格 | デジタル・ダウンロード | |||
| ジャンル | ダンス・ポップ、 ディスコ・ポップ、EDM |
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| 時間 | ||||
| レーベル | Sony Music Entertainment Columbia Records |
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| 作詞・作曲 | ジェナ・アンドリュース ロブ・グリマルディ スティーヴン・カーク RM アレックス・ビロウィッツ セバスチャン・ガルシア ロン・ペリー |
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| 防弾少年団 シングル 年表 | ||||
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「Butter」(バター)は、韓国の男性アイドルグループ・BTS(防弾少年団)の楽曲。2021年5月21日にデジタルシングルとして発表、7月9日にはエド・シーランらの制作による新曲「Permission to Dance」を含むCD盤とデジタルアルバムをリリースした[1]。「Dynamite」に続く2作目の英語曲である[2][3][4]。ビルボードホット100で、4作目の1位を獲得した[5]。新曲の「Permission to Dance」が5作目の1位となるまで、7週連続の首位を保持した[6]。同年11月21日、「アメリカン・ミュージック・アワード2021」でフェイバリット・ポップ・ソング賞を受賞した[7]。
背景
2021年4月5日、BTSが5月に韓国で新曲をリリースすることが報じられ[8]、所属事務所のBIGHIT MUSICは、「アーティストの計画は、最終決定後に明らかにする」と声明を発表した[9]。
4月26日、BTSはYouTubeライブストリームを通じて、バターが溶けていく1時間の映像と共に、シングルのタイトルとリリース日を発表[10]。メンバーのコンセプトフォトとフィルム、ミュージックビデオのティーザーは、その後数週間でソーシャルメディアを通じて公開された[11]。
5月21日、新曲「Butter」がミュージックビデオ公開と共にリリースされ、その1時間後にはグローバル記者会見が開かれた[12]。BTSはBIGHIT MUSICの新しいメロンステーションラジオシリーズである「ビッグヒットミュージックレコード」にゲスト出演して新曲「Butter」を紹介し、ファンとの質疑応答に参加した[13]。
5月23日、ビルボード・ミュージック・アワード2021で「Butter」のパフォーマンスが初披露された[14]。25日には、トークショー「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」でもパフォーマンスが披露された[15]。
曲と歌詞
「Butter」に関する初期の情報では、「BTSの滑らかでカリスマ的な魅力に満ちたダンスポップトラック」と報道されていた[3]。ローリングストーン誌6月号[16]のカバーストーリーでは、「Butter」には重たいメッセージは無い、「ブルーノ・マーズのレトロなスタイルの純粋で圧倒的なダンスポップの祭典」と説明されている。RMは同誌のインタビューで、「非常にダイナミック」で「とても夏らしい」と語った[17][18]。「Dynamite」と同様に、本格的なレトロ・ディスコのパーティソングである[19]。5月18日のビデオティーザーでは、終了直前に「Get it! Let it roll!」という歌詞を公開[20]。韓国メディアは「Butter」の歌詞は、「甘くてロマンチックな愛を可愛らしく告白し」、「バターのように滑らかに溶け込むBTSの比類のない魅力を感じる」と報じた[21][22]。
ミュージックビデオ
「Butter」のミュージックビデオ公開に先立ち、5月18日にHYBEレーベル公式YouTubeチャンネルで23秒のビデオティーザーが配信された[20]。ショートティーザー映像では、スーツ姿で静止して並んで立っている姿を披露した[20]。グルーヴィーなパーカッションアンサンブルが背景で演奏されている[23]。その後、80年代にインスパイアされたサウンドが再生され[20]、バターが付いたシロップで覆われたパンケーキのショットでビデオティーザーは終了した[20][23]。ビルボードは、ティーザーの「ファンキービート」を、クイーンの「Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)」を彷彿させると表現した[24]。
5月21日に公開された「Butter」のミュージックビデオは、25日に再生回数が2億回を超え[25]6月2日には3億回を達成[26]。5月28日、リミックスバージョンの「Butter (Hotter Remix)」をリリースし動画を公開[27]、6月4日には「Butter(Sweeter Remix)」「Butter (Cooler Remix)」を同時にリリースし「Butter (Cooler Remix)」の動画が公開された[28]。8月27日、メーガン・ザ・スタリオンとのコラボレーションによるリミックスバージョン動画を公開した[29]。
論争
米・ビルボードは2021年8月に発行した記事の中で、「アイドルグループのファンがチャート集計の抜け穴を"公正な手段で"利用し、米国内で『Butter』などのシングルの順位を押し上げ、楽曲が数週間に渡りHot 100のトップに立つことを支援している」「Hot 100でのシングルのチャート・パフォーマンスは、通常はストリーミングとエアプレイに依存しているが、『Butter』のそれは著しくダウンロード販売(大部分はiTunesではなく、ファンが楽曲の複数のコピーを購入できるようにしているBTSのウェブストアからのもの)によって促進されている。そして、それはファン主導のクラウドファンディングの努力(米国の販売数のみにカウントされる購入を行うために、PayPalなどのサービスで世界中のファンから集めたお金を使っていることを含む)によって行われた」と指摘した[32][33]。
その後ビルボードは、2022年1月に楽曲やアルバムのダウンロード販売において、1週間1アカウントで1回のみをカウントするというルールを[34][35]、さらに2023年6月30日には、アーティストの公式ウェブストアからダウンロードされた楽曲は、Hot 100にカウントしないというルールを新たに導入した[36]。
脚注
- ^ “BTS、「Butter」CD収録曲発表。エド・シーランら制作の新曲も”. BARKS (2021年7月2日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ Kaufman, Gil (2021年4月26日). “BTS Announce Second English-Language Single 'Butter': See When It's Dropping”. Billboard. 2021年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月26日閲覧。
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- ^ “BTS、「Butter」がビルボードHOT 100で1位に!”. VOGUE JAPAN (2021年6月2日). 2021年6月5日閲覧。
- ^ “[韓流]BTSが8週連続ビルボード1位 「Butter」から新曲にバトン”. Yonhap News (2021年7月20日). 2021年7月20日閲覧。
- ^ “BTSがアメリカン・ミュージック・アワード2021で最多3冠! コールドプレイとパフォーマンスも披露。”. Vogue (2021年11月22日). 2021年11月26日閲覧。
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- ^ 한, 지혜 (2021年8月27日). “방탄소년단, ‘빌보드 조작설’ 반박 “팬 충성도로 표적…옳지 않다”” (朝鮮語). 東亜日報. 2021年8月28日閲覧。
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- ^ “BTS、全米チャートを「操作」しているという疑惑に反論”. FRONTROW (2021年8月27日). 2021年8月28日閲覧。
- ^ chart data [@chartdata] (12 January 2022). “Billboard has introduced new rules for the Hot 100 and other charts effective immediately”. X(旧Twitter)より2022年1月13日閲覧.
- ^ チョン, ヒョクジュン (2022年1月26日). “規定変えたビルボード、K-POP牽制か”. ハンギョレ. 2022年1月27日閲覧。
- ^ chart data [@chartdata] (30 June 2023). “Billboard will no longer count digital download singles from artist webstores (D2C) towards the Hot 100”. X(旧Twitter)より2023年7月1日閲覧.
外部リンク
バター
(butter から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/11 08:48 UTC 版)
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バターとバターナイフ
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| 100 gあたりの栄養価 | |
|---|---|
| エネルギー | 2,999 kJ (717 kcal) |
|
0.06 g
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| 糖類 | 0.06 g |
| 食物繊維 | 0 g |
|
81.11 g
|
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| 飽和脂肪酸 | 51.368 g |
| トランス脂肪酸 | 3.278 g |
| 一価不飽和 | 21.021 g |
| 多価不飽和 | 3.043 g
0.315 g
2.166 g
|
|
0.85 g
|
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| ビタミン | |
| ビタミンA相当量 |
(86%)
684 µg
(1%)
158 µg
0 µg
|
| チアミン (B1) |
(0%)
0.005 mg |
| リボフラビン (B2) |
(3%)
0.034 mg |
| ナイアシン (B3) |
(0%)
0.042 mg |
| パントテン酸 (B5) |
(2%)
0.11 mg |
| ビタミンB6 |
(0%)
0.003 mg |
| 葉酸 (B9) |
(1%)
3 µg |
| ビタミンB12 |
(7%)
0.17 µg |
| コリン |
(4%)
18.8 mg |
| ビタミンC |
(0%)
0 mg |
| ビタミンD |
(10%)
60 IU |
| ビタミンE |
(15%)
2.32 mg |
| ビタミンK |
(7%)
7 µg |
| ミネラル | |
| ナトリウム |
(48%)
714 mg |
| カリウム |
(1%)
24 mg |
| カルシウム |
(2%)
24 mg |
| マグネシウム |
(1%)
2 mg |
| リン |
(3%)
24 mg |
| 鉄分 |
(0%)
0.02 mg |
| 亜鉛 |
(1%)
0.09 mg |
| マンガン |
(0%)
0 mg |
| セレン |
(1%)
1 µg |
| 他の成分 | |
| 水分 | 15.87 g |
| コレステロール | 215 mg |
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|
| %はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース |
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バター(英: butter)とは、牛乳から分離したクリームを練って固めた食品である[1]。漢字名は「
概説
バターは牛乳から分離したクリームを凝固させた(練るなどして固めた)食品である、乳製品の一種。常温ではわずかに黄色味をおびた白色の固体。主成分は脂肪(乳脂肪)である[1]。ビタミンAをはじめ各種ビタミンや栄養素を豊富に含んでいる。100グラムのバターを得るために、原料乳は約4.8リットル必要とされる。
バターを意味する英語の「butter」は広義には、何らかの乳を原料とし、クリームを得て、乳中の脂肪分を凝固させたものを広く指している。だが、日本語「バター」の語源である英語「butter」という語はラテン語「butyrum」を由来とし、牛(ウシ)のチーズを意味するギリシャ語「boutyron」が由来である。また漢語では牛酪である。これらの表記からも明らかなように、バターはウシの乳汁(牛乳)を原料とするのが一般的である。なお、ウシ以外の乳汁を原料としたバターもあるものの、本稿では以降、特に断りがない限り、牛乳を原料としたバターについて記述する。
日本では低脂肪乳が好まれるようになり、副産物の乳脂肪は生産過剰気味と言われていたが、2007年末からしばらくの間、乳牛の生産調整などの悪条件が重なり、バター不足が発生した。詳細についてはバター不足を参照のこと。
種類
原料乳を乳酸発酵させてから作る「発酵バター」(醗酵クリームバター)と、発酵させずそのまま作る「無発酵バター」(スイートクリームバター)とがあり、それぞれに食塩を添加した「有塩バター」と添加しない「食塩不使用」バターがあり、都合4種類に分かれる。
| 発酵 | 無発酵 | |
|---|---|---|
| 有塩 | 発酵・有塩バター | 無発酵・有塩バター (日本で通常市販されるバター) |
| 食塩不使用 (かつての無塩バター) |
発酵・食塩不使用バター | 無発酵・食塩不使用バター |
食塩不使用バターは、かつて「無塩バター」と称していたが、無塩で製造しても生乳に由来する塩分が微量含まれることから、厚生労働省の栄養表示基準により食品の正規表示が求められ、「無塩」という言葉が使えなくなった。
日本で市販されているバターは「無発酵、有塩」または「無発酵、食塩不使用」が多い。
有塩バターの場合は、1.8%以下の食塩が加えられている。
発酵バターは手間がかかり高額製品が多いこともあり、流通量は少ない。
性質
| 項目 | 分量 ( g) |
|---|---|
| 脂肪 | 81.11 |
| 飽和脂肪酸 | 51.368 |
| 4:0(酪酸) | 3.226 |
| 6:0(カプロン酸) | 2.007 |
| 8:0(カプリル酸) | 1.19 |
| 10:0(カプリン酸) | 2.529 |
| 12:0(ラウリン酸) | 2.587 |
| 14:0(ミリスチン酸) | 7.436 |
| 16:0(パルミチン酸) | 21.697 |
| 18:0(ステアリン酸) | 9.999 |
| 一価不飽和脂肪酸 | 21.021 |
| 18:1(オレイン酸) | 19.961 |
| 多価不飽和脂肪酸 | 3.043 |
| 18:2(リノール酸) | 2.728 |
| 18:3(α-リノレン酸) | 0.315 |
- バターに含まれる脂肪酸は様々な種類がある(融点がバラバラな脂肪酸が含まれている)。ただし、パルミチン酸が3割弱、オレイン酸が4分の1弱、ミリスチン酸とステアリン酸が1割強を占めており、以上の4種で、バターに含まれる脂肪酸のほぼ75 %を占めている。このため、次のような性質を持つ。
- 溶かしバターを凝固しない温度で放置すると、乳脂肪以外の蛋白質など(乳漿)が底に沈む。上澄みは透き通った黄色っぽい色をしており、これを「澄ましバター」と言う。澄ましバターは、通常のバターでは風味が強すぎるような場合に使われる。
- 独特の香りを持つ。なお、醗酵バターの香り成分としては、ジアセチルなどが知られる。バターのジアセチルの含有量は、ヨーグルト、ラム、赤ワイン、コニャックに次ぐ[3]。マーガリンをバターに似せるために、ジアセチルの香料が使われている。
- バターの薄い黄色は牛の飼料(牧草)に含まれるカロテンが乳脂肪に蓄積したもの。夏場などに青草を食べた牛のバターは黄色みが強くなり、冬場などに干し草を食べた牛のバターは白色が増す[4][5]。
- クリーミング性。バターを撹拌して、空気を含ませることができる性質。パウンドケーキなどのお菓子作りで空気を含ませることでふっくらとした食感となる。
- ショートニング性。クリーム状にしたバターが薄いフィルム状に伸びる性質。生地の中に薄く広がることで余分なグルテンの形成を防ぎ、サクサクとした食感となる。
製造方法
- 手作りの場合
-
動物性の生クリームなどを瓶に入れ、暫く振ると、脂肪が分離する。
-
分離した脂肪がくっつきだし、振ったときの感触が変わる。
-
練って水分を抜いた後、好みで塩を入れて完成した手作りバター。
- なお乳脂肪の粒子同士がくっついて分離することを防ぐ「均質化(Homogenization)」の工程を経ている牛乳についてはクリームを分離することができない。日本で市販されている牛乳については、「ノンホモ(ジナイズド)」等の表示があるものからならば自宅で牛乳から作ることが可能であり、その表示が無い牛乳の場合はこの均質化を受けており、作ることは困難である。
- ミキサーで撹拌すると瓶に入れて振るよりも手早くできる。また、ホイップクリーム(Chantilly cream)をミキサーで製造中に、過度の撹拌のために脂肪分が固まることがある。
なお家庭でも上記の方法で市販の動物性生クリームから作ることも可能だが、市販品に比べて割高となる。
保存法
10℃以下での保存が望ましいとされる。冷凍庫に入れておくと長持ちする。レストランなどではバターディッシュやバタークーラーなどの容器に入れてテーブルに供されることもある。
歴史
起源は不明とされているが、少なくともメソポタミア文明の時代(紀元前5世紀頃)には存在していたと考えられており、『聖書』や『マハーバーラタ』(乳脂として)にも記述が見られる。
バターが作られた当初は皮製の袋に生乳を入れて木に吊るし、棒で打って揺すって作っていたと見られる。その後、バターはケルト、ヴァイキング、ベドウィンといった牧畜の盛んな諸民族へと伝わっていった。
バターは、古代ギリシア時代にスキタイから地中海世界に渡り、「牛のチーズ」を意味する「ブトゥルム」[6]と呼ばれた。野蛮人の食べ物と見られたこと、オリーブオイルが普及していたこと、チーズと違い保存性がないことなどから、髪や体に塗る薬[7]、化粧品、潤滑油として、ごく一部で使われていた。
南ヨーロッパでは中世になっても、バターはほとんど知られておらず、イタリアの料理書にバターが登場するのは15世紀になってからのことである。ピレネー・アルプス山脈以北のヴァイキングとノルマン人の征服を受けた地域からバターは定着し始め、14世紀にかけてオランダ、スイスへと広がったが、ノルマン系ではない貴族にとっては「野蛮人の食べ物」という見方は変わらず、貧しい者の食べ物とみなされていた。フランスで本格的に食用として利用され出すと、ようやく貴族もバターを食べ始めた。
歴史学者のジャン・ルイ・フランドランは14世紀から17世紀のヨーロッパにおけるバター・オイル圏を画定しており、現在でもヨーロッパでは「オリーブオイルが主流の地域」と「バターが主流の地域」がはっきりと分かれている。基本的に、バターを保存しやすい寒冷な土地でバターが普及していると見てもいい。それ故、スカンジナビアでは少なくとも12世紀頃にバターの輸出が始まった。
12世紀にサン=ドニのキリスト教司祭により、四旬節の期間中にバターを食べることが「肉断ち」の禁を犯すかどうか、初めて問題提起された。その後、14世紀になって正式に罪になると決められた。既にバターに慣れ親しんでいた地域の貴族や富裕層は禁欲日にバターを食べる贖宥状を取り付け、そのための寄進でカトリック教会は大いに潤った。ジャン・ルイ・フランドランは、16世紀の宗教改革とバター・オイル文化圏の地図上の関連について指摘している[8]。
また、バターはランプの油の代用ともされた。ルーアンにあるルーアン大聖堂の「バターの塔」は16世紀の四旬節に実際にランプの油にバターを使っていたことからこう名付けられたとされる[9]。
日本では、江戸時代に徳川吉宗、明治時代にはエドウィン・ダンがバターを試作している。江戸時代にはごくわずかではあるが生産されており、オランダ語に由来する「ぼうとろ」、あるいは「白牛酪」という名称で呼ばれ、削って食べたり、湯に溶かして飲んでいた[10]。明治維新後、政府が外国人相手に乳製品を供給する目的として酪農を開始したことで、本格的にバターが普及した。
19世紀末、戦争の混乱でバターの価格が高騰し、ナポレオン3世の命令で、バターの安価な代用品としてマーガリンが作られた。
用途
調味料のほか、パンなどのスプレッド、ソースの材料、食用油(ソテーの焼き油や炒め油等)といった用途に幅広く使われる。特に小麦粉との相性が極めて良い。小麦粉を主原料とした食品、料理であればほぼ何にでも合うが、有塩と食塩不使用で用途が異なることもある。 食塩不使用バターは洋菓子によく使われる。トーストやホットケーキなどに使うものは有塩のものが多いが、塩分を控えている人などや、文化圏によっては食塩不使用のものを使う場合もある。
そのほか、様々な食材や香辛料などを加えたバターもある。たとえばバターの中にレーズンを入れたレーズンバターもある。クラッカーの上などにその塊を乗せて食べる場合などに利用される。パセリバター、レモンバター、にんにくバターなどもあり、オードブルのほかにステーキやカレーライスなどに添えられる。日本では安納芋(サツマイモの一種)、ウニなどの海産物とブレンドした「食べるバター」が各種製造・販売されている[11]。
ラードの代わりとしてラーメンに使われることもある。香港や台湾の「ラードごはん」のように、米飯にバターと醤油をまぶして食べる人もいる(バターご飯)。
アメリカではバターを衣で包んで揚げた揚げバターと呼ばれるスナック菓子も作られている。
バタークリーム
バターに砂糖、さらに卵白あるいは卵黄を練り合わせ、空気を入れて撹拌させてクリーム状にしたものはバタークリーム[12]と呼ばれ、ケーキのアイシング(糖衣)や詰め物に使われる[13][14][15]。
冷蔵・冷凍設備が普及し、生クリームでデコレーションすることが容易になるまでは、バタークリームを使うことが多かった。ただし、純正のバターではなく、マーガリンやショートニングを使用してクリームに加工したものもあった。
バターランプ
既述の通り、歴史的にはランプの燃料として使用された例もある。またチベット仏教の寺院では、蝋燭ではなくバターランプ (Butter lamp) が使われる[16]。
代用バター
マーガリン
マーガリンは 植物油など他の材料から作られ、バターの安価な代替品として使われる場合がある。マーガリンは冷蔵庫内などの低温下においても固くならない性質があり、使用しやすい面がある。多くのマーガリンには香料が使用されており、加熱すると風味が飛んでしまうが、バターは却って風味が増す。口語ではマーガリンを指してバターと呼ぶこともあるが、誤用である。
本バター
ピーナッツバターのように用途や外観は似ているがバターを含まない食品や、バターピーナッツなど実際にはパーム油などが使われるがバターに似た風味を持たせた食品に名前が使われることもある。マーガリン等と区別するため、本来のバターを「本バター」と呼称することもある。
その他の類似のものとして、ジアセチルという食品用香料もあり、バター風味のポップコーンなどに多く用いられている。
生産地と生産量
インド 433万トン、EU圏 206万トン、アメリカ 82万トン、ニュージーランド 47万トン、日本 6.3万トン。(2011年)[17]
インドではヒンドゥー教の教義によって、牛肉の食用が制限されているため、菜食主義者が多い。彼らは足りない栄養を主に殺生せずに得られる牛乳やバターで補う。
バター不足
日本
日本では2007年末からバターの原材料である生乳(酪農家が牛から搾る乳)生産量の減少によりバター不足が業界各メーカーで発生している。これは以前の牛乳余剰を原因とする2006年度からの生産調整で乳牛が削減されているのに加え、国内の猛暑や輸入元のオーストラリアやヨーロッパの旱魃により生産が減少したためである。各メーカーでは出荷数量の制限や価格の改定を実施している。
小売店においても特売の減少や一人当たりの購入数量の制限、在庫切れによる販売中止など、一般消費者にも影響が生じている。またバターを使用したケーキ類の値上げなどの影響も出た。
これらのバター不足に対して当時の農林水産大臣だった若林正俊は、乳業メーカーに対してバターの増産を要請した。また、農畜産業振興機構は業務用の冷凍バターの輸入を前倒しして実施し、追加輸入を行う等の対策を行った(バターは日本では関税割当制指定物品)。これらの対策の結果、少し時間はかかったもののバター不足は収まった。
その後も年によってはバター不足が散発的に発生し、その都度、緊急輸入が行われた[18]。2016年も深刻なバター不足に陥ったため、農林水産省は2017年度のバター輸入量を前年度比約2倍の13,000トンに設定している[19]。
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この節の加筆が望まれています。
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北欧
第一次世界大戦中、中立国のデンマークは交戦国へバターの輸出を強化。この結果、同国では子供を中心に乳脂肪不足による眼球乾燥症が多発した[20]。
ノルウェーの乳製品市場は協同組合系企業TINEが大きなシェアを持つ構造となっている。また国内酪農を保護するため乳製品には高い輸入関税が設定されており、供給不足が起きた場合でも輸入による市場調整が起こりにくい[21]。
ノルウェーやフィンランド等の北欧諸国では2011年秋からバターの供給不足による価格高騰が発生した。当年の夏の長雨が原因で生乳の生産量が落ち込んでバターの供給量が減少[22][23]。加えて炭水化物抜きダイエット(アトキンスダイエット)の流行が冬場のクリスマスシーズンを直撃したためである[22][23]。北欧ではクリスマスに大量の焼き菓子を作る風習があることと[23]、高カロリーの食事を摂らないと冬の寒さをしのげないためバターの消費が増加する。これらの国では乳製品市場が特定企業による寡占状態であり、バターの輸入にかかる関税の高さもあって品薄状態が解消される目処が立たっていない[23]。バターを密輸しようとして拘束される者も出た[22][23]。
象徴
西洋では、生活の象徴として「バター」という言葉が用いられることがある。「大砲かバターか」という言葉は軍事(大砲)か生活(バター)のどちらを優先するか、という意味で用いられる。
バターは神聖な、魔術的な食料と見なされていた。民話の赤ずきんがお見舞いにバターの壺を持っていくように、ブルターニュではバターに病気を吸い取る力があるとされ、患者のベッドの傍らにバターを置いた。そして患者が亡くなるとバターも土に埋める風習があった。『リグ・ヴェーダ』では火中にバターを焚き神に祈ったとある。酸敗したヤクのバターから作るチベットのバター茶も神聖な飲み物として飲まれる[24]。
また、脂肪分の多い物の象徴ともなっており、例えば、ペカンは脂肪分の多いナッツが採れることから、「バターの木」と比喩される[25]。 他にも、アボカドは果肉に脂肪分が約16 %も含まれているのが特徴だが、これほど果肉に脂肪が豊富なことは、いわゆる「果物」の範疇に入るものとしては珍しい[26]。このために「バターフルーツ」とも「森のバター」とも比喩される。
日本では、「バター」が西洋風の象徴として扱われ、西洋の物や西洋かぶれの様式、こってりしていてくどい風なもの、さらに転じて派手な色使いのデザインに対して「バタ臭い」と形容することがある[27]。
健康
ハーバード大学医学部によると、飽和脂肪酸は脳の健康によくないので[28]、バターはあまり体と脳に良くないとされているが、認知症予防の地中海食の一種であるMINDダイエットでは、バターは飲食物の一部になっている[29]。
脚注
出典
- ^ a b デジタル大辞泉
- ^ USDA National Nutrient Database
- ^ 香料ジアセチルの安全性について 日本香料工業会 2007年9月3日
- ^ バターとは|バター研究室 雪印メグミルク
- ^ 乳のうまみのかたまり「バターラボ研究編」|食べよう!乳製品|食を知る|明治の食育 株式会社 明治
- ^ ギリシア語ラテン翻字: buturum
- ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 5』講談社、2004年。
- ^ トゥーサン=サマ 1998, pp. 118–122.
- ^ Soyer, Alexis (1977) [1853]. The Pantropheon or a History of Food and its Preparation in Ancient Times. Wisbech, Cambs.: Paddington Press. p. 172. ISBN 0-448-22976-5.
- ^ 歴史の謎を探る会・編『江戸の食卓』61頁、河出書房新社。
- ^ 【食のフロンティア】食材の風味豊かな「食べるバター」安納芋、ウニ…見た目も鮮やか『日経MJ』2020年3月2日(フード面)
- ^ 英: buttercream
- ^ 「バター‐クリーム」『大辞泉』小学館。
- ^ 「bútter・crèam」『ランダムハウス英語大辞典』
- ^ 「バタークリーム」『情報・知識事典imidas』集英社。
- ^ 国王陛下主催のバターランプ点火式から小学生のマーチまで―ブータンの人びとも被災者を応援―
- ^ USDA FAS『Dairy: World Markets and Trade』
- ^ 農水の緊急輸入発動は小手先 バター不足“慢性化”の深刻『週刊ダイヤモンド』(2014年11月4日)2017年2月5日閲覧
- ^ 「バター輸入1万3千トンに 農水省17年度計画国内生産不足で倍増方針」どうしんweb・北海道新聞(2017年1月27日)2017年2月5日閲覧
- ^ 下川耿史 『環境史年表 明治・大正編(1868-1926)』p322 河出書房新社 2003年11月30日刊 全国書誌番号:20522067
- ^ “Agriculture and fisheries” (英語). OECD. 2026年3月11日閲覧。
- ^ a b c “クリスマスが迎えられない!”. afpbb.com (2021年12月15日). 2021年6月5日閲覧。
- ^ a b c d e “ノルウェーのバター不足危機は新ダイエット法の流行が原因?” (2011年12月17日). 2021年6月5日閲覧。
- ^ トゥーサン=サマ 1998, p. 123.
- ^ 印南 敏 監修『Cook 料理全集別巻 材料の事典』p.141 千趣会 1979年発行
- ^ 印南 敏 監修『Cook 料理全集別巻 材料の事典』p.143 千趣会 1979年発行
- ^ 「バタ臭い」『デジタル大辞泉』。コトバンクより2024年2月11日閲覧。
- ^ “Fat that's bad for the heart, brain” (英語). Harvard Health (2012年10月1日). 2022年6月6日閲覧。
- ^ “Harvard Health” (英語). www.health.harvard.edu. 2022年6月6日閲覧。
参考文献
- マグロンヌ・トゥーサン=サマ 著、玉村豊男 訳『世界食物百科』原書房、1998年。 ISBN 4562030534。
関連項目
- 乳製品
- ショートニング - バターに比べ、香りの無いのが特徴。
- ラード - 料理だけでなく、菓子にも使われる (ちんすこう、サーターアンダギー、月餅、マラサダ、ポルボロン、カンノーロなど)。
- コンパウンドバター - バターと他の食材を混ぜた調味料。
- ココアバター - バターに似た食品
- シアバター - バターに似た食品
- 酪酸
- バターナイフ
- ギー - バターを更に精製したインドやアフガニスタン地域の乳製品
- ヤクバター
- マーガリン - バターに似せた食品
外部リンク
「butter」の例文・使い方・用例・文例
- 弱母音 《butter /btɚ|‐tə/の /ɚ|ə/など》.
固有名詞の分類
- butterのページへのリンク