関西広域連合などは8月4日、北陸新幹線小浜・京都ルートの整備促進に向けて26日に大阪市で開催を予定していたシンポジウムを中止すると発表した。関西広域連合は「現時点で関西圏における機運醸成を目的に開催することは困難と判断した」としている。
敦賀―新大阪間延伸を議論する与党整備委員会の西田昌司委員長(参院京都選挙区)が、滋賀県を通る「米原ルート」や京都府舞鶴市を経由する「小浜・舞鶴ルート」を含め費用対効果などを再検証する方針を表明したことを踏まえた。
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シンポジウムは、関西広域連合と関西経済連合会、京都府、大阪府が主催し、北陸新幹線の沿線10都府県でつくる建設促進同盟会(会長・杉本達治福井県知事)が共催。全線開業による関西圏の経済効果や国土軸の多重化の意義などをテーマに小浜、大阪両商工会議所などのトークセッションを企画し、杉本知事も出席予定だった。
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福井県新幹線建設推進課は「早期全線開業は沿線自治体や経済界の共通の願い。小浜・京都ルートの機運醸成に引き続き努めていく」としている。







