AIで労働力が増強された結果、供給量が需要を十分に満たせるようになったらよいが
まだそこまでいかない
太古の時代はギブ(=社会の供給力、富)の産出量が少なかったため寿命が短かった
ギブが十分になったため、テイクしかできない人(=労働力を提供できない人)、
つまり子供、老人、非健常者も生きることができるようになった。
しかし年間数千時間働く人(ギバー)と働かない人(テイカー)がいる歪さは社会の不満を産む。
年間労働時間の総和がつまり、社会を維持するために必要な労働時間。
それを均質に割り振ることができれば、1人当たりの平均労働時間=実際に1人が負担する労働時間となり、不満は無くなるはず。
それはイコール社会主義なわけであるが、じゃあ実際社会主義はどうなったかといえば失敗した。
20世紀の100年をかけて行われた社会主義の実験はソ連の崩壊をもって失敗に終わった。
要因は色々あるが、その一つには供給力(=労働力)が需要を満たすには不十分だったということがある
それが技術の発達によって、特に機械、情報技術、AIの発達によって、
生産性(=生産能力×労働力×時間)が爆発的に増加し始めた昨今、わずかな労働力の提供だけで需要を満たせる社会に変わりつつある