Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) ..
[go: Go Back, main page]

2025-09-25

わたし恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

という作品がある。

コメディタッチGL作品で、アニメで知り、観ると非常に面白い

しかし随所で違和感を覚え、その正体というか輪郭のようなもの何となく分かったのでここにまとめようと思ったわけだ。

この作品を観ていてまず思ったのは、押井守ビューティフルドリーマーみたいだな、ということだった。

あの作品テーマは単純だ。

終わりなき日常謳歌したい

ビューティフルドリーマーが描いたのは現実逃避であり、同時にアニメのものがそうした現実逃避といった存在でありながらその中でも現実逃避の有り様を示すという二重構造によってオタク性質を端的にも明確に示したことが特徴であるといえる作品だった。

わたし恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)

この作品も同じなんだ。

前提として、主人公は恋仲になる相手とは友人であることを望み、それでいながら恋仲になることも心底では望んでいる。

たとえ一時恋仲になろうとも、それを友人関係に戻すことで関係を終わらせない。それでいながら尚、再び恋仲になることを厭わない。こんな都合の良いことが現実にはないのは当然ながら、別にそれを否定するわけじゃない。

要するに、この作品もまた終わりなき関係性を謳歌しようとしているんだ。

変わりそうで変わらない楽しい日々を謳歌したい。

時間の止まったような世界でただ享楽に耽りたい。それには主人公が裏切られてはいけない、好かれないようになってはいけない、時間が進んでいるようでその実全く時間は進んでいない。

この構図はビューティフルドリーマーと全く同じで、終わりなき安寧な日常を繰り返すことがオタクに好まれるっていうのは今も昔も同じなんだなぁ…と思えて妙に感慨深い。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん