池澤夏樹の作品一覧
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Posted by ブクログ
池澤夏樹の真骨頂
『ハワイイ紀行』でも膨大な註釈におめにかかったが、かういふやり方は池澤の十八番で、真骨頂である。
大江健三郎も一気読みして認めた翻訳で、それは『池澤夏樹、文学全集を編む』に対談として載ってゐる。
しかしまあ、父親・小説家の福永武彦とそろって古事記を訳すことになるとは、誰が予想したらうか。
古事記について一言いへば、あくまで素人目には上巻が面白い。「因幡の白兎」もイザナギイザナミも、ヤマタノオロチもすべて上巻である。
中巻以降は天皇の系譜の羅列とでもいふべきものになり、とんと馴染みがうすい。
古事記には、論理的なところと文学的なところと、適当なところがあって、