加藤陽子の作品一覧
「加藤陽子」の「天皇の歴史」「この国の戦争 太平洋戦争をどう読むか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤陽子」の「天皇の歴史」「この国の戦争 太平洋戦争をどう読むか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
テーマは興味深いし、モリナガ・ヨウさんの
挿絵というかまんがというかは楽しいし、
全体的にすごくいい本ではあるのだけど、
頭にはほとんど知識が入らなかった。
唯一響いたのは、
この本のタイトルでもあるが、隣の国が我が国の歴史をどう研究しているかを
追いかけるとよい、逆も真なりで、日本も中国史の研究を中国に教えるとよい、
的なこと、かな。
隣の芝生は青い、じゃないけど、客観性は出るだろな。
偏見もありそうだけど。それは自国も同じ。
今や日本は「美しい日本人がそんなことをするはずがない」と、
幼稚な正義感?で、関東大震災時の朝鮮人虐殺やら、
大東亜戦争時の捕虜や沖縄戦の市民の扱いに蓋をしている
Posted by ブクログ
国策の選択が様々な制度の制約を受け、国際環境や国内政治情勢の影響下でなされることが必至だが、重要なのは問題の本質が政治家やマスコミの誘導ではなく正しい形で選択肢に反映されているかを検討することと著者は述べる。
日本が太平洋戦争での巨大な犠牲を払う結果に至る過程で、異なる結果になりえた外交交渉を、満州事変に対するリットン調査団の報告書を通じての国際連盟への対応、
日独伊3国軍事同盟の締結、太平洋戦争前の日米交渉の3つを取り上げ、当時の証言や記録、文献を多角的に検証する。
日独伊3国軍事同盟の締結の裏方で実務推進者だった軍、外務省の役人らの議題が戦後(ドイツ勝利の仮定で)の陣地争いだったとは驚きだ