藤原行成の作品一覧
「藤原行成」の「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤原行成」の「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
倉本一宏先生の「平安貴族とは何か」を読んでから、藤原行成が書いた日記である「権記」も読んでみたいと思い手に取った。面白かった!
三蹟の一人に数えられるほど能筆の藤原行成の日記が綴られている。奈良のお寺にお参りに行って観光したこと、ピクニックに行って藤原公任のかの有名な「滝の音は耐えて久しくなりぬれど名こそ流れてなお聞こえけれ」の和歌が詠まれたその場に立ち会ったことから、一条天皇に一帝二后を迫り、一条天皇の臨終に合わせて「皇后定子が産んだ敦康親王ではなく中宮彰子が産んだ敦成親王を東宮に」と進言するところまで、とても勤勉に記録が残されている。
一条天皇が定子を失った悲しみを理解していても、自分の家
Posted by ブクログ
摂政藤原伊尹を祖父とし、母方を四代さかのぼれば醍醐天皇に至る。
父義孝が早世しなければ…ときっと思っていたに違いない。
それが藤原道長と同時代に生きたばかりに、官吏としては不本意なポジションしか得られなかったのが行成。
とはいえ、能力の高い人である。
早いうちに道長に尽くすことで、自分の生きる道を切り開く。
権記は彼の残した日記であり、日次の記録である。
それほど彼の内面を克明に記すものではない。
歴史家にとっては、一級の史料だが、自分など一般人は、それこそ『蜻蛉日記』のように、彼の内面を読もうとしてしまう。
それは間違っている、とは思うけれど…。
やはり一条天皇に、敦成親王の立太子を決断