ラフカディオ・ハーンの作品一覧
「ラフカディオ・ハーン」の「日本の怪談」「日本の面影」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
『耳なし芳一の話』
知名度の高い話。琵琶の名手芳一は、和尚も小僧もいないある夜に、武士から「やんごとなき方がお前の琵琶を所望している」と言われて、ついていく。彼らは平家滅亡の壇ノ浦の件になると、いたく涙を流し、七夜通って欲しいと頼む。誰にもこの事を言ってはならないと言われ、芳一はこっそり出かけていたが、ある日ばれてしまう。
再読してわかったのは、芳一の通う期限があったことだ。永遠に琵琶コンサートをやってほしかったわけではない。七日といえば初七日が浮かぶが、呼び出した相手からすれば、とっくにその期限は過ぎている。普通に誰にも知られず七日通えば、無事に過ぎたのでは。それとも七日過ぎて、いよいよ
Posted by ブクログ
目次
・弘法大師の書
・鎌倉・江ノ島詣で
・盆市
・美保関にて
・日御碕(ひのみさき)にて
・八重垣神社
・狐
・二つの珍しい祭日
・伯耆(ほうき)から隠岐(おき)へ
・幽霊とお化け
・思い出の記…小泉節子
種本である『知られぬ日本の面影』は、日本のことを知らぬ外国向けに書かれたものなので、一つ一つのものや行為の文化的・宗教的背景などを丁寧に説明しているのだけれど、先に出た『日本の面影』の収録から漏れたこちらの作品は、説明の丁寧さよりも、子どものような素直な好奇心で持って眺めているハーンの眼差しが強く感じられた。
日本文化の中のワビサビを尊び、枯れたものの中にもののあはれを感じているはずの