【閲注 ⚓️🎲 Coc要素有】緑谷とあと2人が行く｢センセイ、先生。時々、ねこ。｣

　【導入】

　あの戦いからの復興も落ち着き、暑さが涼しさへと移ろう時期。

　去年度とは比べ物にならない程平穏な日々がここ、雄英高校では流れている…のだが。

　座学を受けている、今や残り火を残すのみとなったヒーロー科2年生、緑谷出久はたった今直面しているヒーロー情報学の問題よりも、何よりも悩んでいることがあった。

　3日ほど前から、担任の様子が何やらおかしいのだ。

いや、正確に言えばおかしい、と断言出来るほどではない。

　気のせいだとか、たまたまだと本人に言われてしまえば、それまでかもしれない。

　しかし、今までの、普段の相澤先生とは何となく不自然で、違和感があると思うような小さな事象が、いくつか重なっていると、そう感じるのだ。

　緑谷が特に引っかかっていることは、相澤先生が

dice1d3=1 (1)

　1 髪型を生徒の前の時に変えなくなったこと

　2 『抹消』を発動する姿をめっきり見せなくなったこと

　3 戦闘スタイルを変えていると感じること

　だ。

髪型を変えない？怪我してない方の髪を上げよう！をしなくなった感じ？

面白そう
支援

失明した右目を髪の毛で隠してない、とか？
確かメカクレみたいな感じにしてたよね(間違ってたらごめん)

緑谷「(今日も髪、降ろしっぱなしにしてるなぁ…)」
　機能を喪った右目を心配させまいと、眼帯を長い前髪で隠し、その上で反対側の髪を上げて結ぶことで注意を逸らす。
　そんなそれとない優しさを持っていた事を、緑谷出久は知っている。
　しかし今、小テストを見守っているその人物は、長い前髪こそそのままで右目を隠しているが、それ以外は前のようにヘアゴムを使う事をせず、全部の髪を重力に任せているのだ。
　
　緑谷「(先生もなんか…悩んでたり、するのかな？)」
　そういったことに気を回せなくなるほどの、何かが。
　
　相も変わらず座学の成績に伸び悩む約2名の補習について、だろうか？
　満を持して編入生としてA組に入った、弟子の新たな特訓メニューについて、だろうか？
　個性の要である右手のリハビリに1人励んでいる生徒のメンタルケアについて、だろうか？
　それとも、それとも、それとも。
　考え出せば、キリがない。

放課後の教室で、自分と同じように浮かない顔をしている2人に打ち明けてみれば、どうやらその2人も担任の微妙な変化に気づき、違和感を感じるとともに、心配に思っているらしい。

　その2人とは、

>>7

　と

>>12

　だ。

　(2年A組のクラスメイトから1人ずつ安価

　相澤先生の変化に気付きそうな人とか主役の1人になって欲しい人とかを挙げてって下さい)

飯田

心操

蛙吹

轟

爆豪

>>8

その2人とは、飯田と心操だ。

　クラス委員長である、飯田が特に気になっていることは、先生が個性『抹消』を使う姿をめっきり見なくなったこと。

　飯田「(一体、何があったのだろうか…)」

　右目を失った後、抹消はほぼ使い物にならないと言っていたが

dice1d2=2 (2)

1 実は純粋な視野の半減や更なる持続時間の低下、インターバルの増加等により敵確保においての活用が難しくなったというだけで、「視界に入った者の個性を消す」という効果はそのまま残っていた

　2 大戦時は1人では効果を発動できなくなってしまっていたが、義足のリハビリと並行した更なる個性伸ばし訓練により、片目でも効果を発揮できるようになった

ため、今も『抹消』を使用する意義はある…はずなのだが。

　2日前の戦闘訓練、先生は『抹消』を"一度も"使わなかったのだ。

　飯田「(なめぷ…？というものではない筈だが)」

　それだけではなく、以前より騒がしくなった教室を威圧してたしなめる目的でも良く使われていたが、最近は全く見なくなった。

　飯田「(その点だけなら、クラスに落ち着きが出てきた、というのもあるだろうな…いや、しかし…)」

　何かが、あるような気がしてならない。

普通科、1年C組からの編入生である心操が特に気になっていることは、先生が以前と戦闘スタイルを変えているのではないかと感じること。
心操「(前とコンディションが変わり過ぎてるから、試しに変えてるっていうなら辻褄は合う…けど)」
　
同じく戦闘訓練、そして、戦闘用義足の調子を確かめるため前々から約束を取り付けていたらしいブラドキング先生との模擬戦を、見せてもらった昨日。
　
　他2つと比べれば本当に微かな変化ではあったが、1人での戦い方を直々に教わった、弟子だからこその違和感を抱いた。
　
捕縛布を使う割合が、やけに増えていると感じるのだ。

　以前からのイレイザーヘッドの戦闘スタイルは、『抹消』を活用し、捕縛布で動きを封じた後、必要に応じて素手の近接戦闘で体力や戦意を削ぎ、再度捕縛布で拘束し確保、といったような流れ…なのだが。
　前述の通り『抹消』を使用しない上、近接戦闘の部分を捕縛布を活用した鞭のような乱打、投げからの叩きつけ、薙ぎ払いなど、ほとんどをサポートアイテムであるはずの捕縛布で代用していたのだ。

　それだけではなく、初動がやけに遅いようにも感じた。

　その後こそ機敏に攻撃をいなす、繰り出すなどをいつも通り行うものの、スタートから数秒の間だけは、足を動かす事無く、距離を詰めてくる相手を黒い目で見据えながらゆらり、ふらり、というようにゆっくりと戦闘態勢を整えていたのだ。
　心操「(奇襲からの短期決戦を得意とする、イレイザーヘッドが？)」
　
　フォームを自分に見せる為にそうしていると言われれば、納得できなくもないのだが。
　
　心操「(…事前に言うと思うんだけどな、そのほうが合理的だ、って…)」
　少しだけ、嫌な予感がする。

　3人は、そんな相澤先生の違和感、そして抱えているであろう何かについて、臨時でチーム「>>22(チーム名)」を結成し、調査ないしは解決に動くことにしたようだ。

(このスレは、ダイスや安価を用いて、クトゥルフ神話TRPGをスレ用に大幅改変を加えたオリジナルシステムを採用したルールの元、
　自作シナリオ｢センセイ、先生。時々、ねこ。｣
　を回していくスレです
　以下の要素がちょっとなぁ…って方は今のうちにそっ閉じをお願いします
　
　改編要素①･･･能力値の調整
　通常、SIZやSTR等の能力値(ステータス)は3d6などのダイスで3〜18に決まりますが
　"原作の時間軸で起こっている出来事"という体のため、キャラに寄せるために範囲を調整します。
　(例：雄英高校ヒーロー科である以上筋肉は少なからず付いているはずなので10+1d8でSTRを判定する など)
　改編要素②･･･キャラや状況に応じたその都度の技能値設定
　通常は技能値を事前に決めてからスタートですが、完全に固有の物(個性、技等)以外はその時その時で成功値を変更して判定します
　また、判定は本家よりも甘めになると思います
　(例：明るい開けた場所での目星は70以下で成功、薄暗い場所での目星は35以下で成功とする など)
　そして、このキャラはこの技能値高そうだな…となった時にプラス補正をかけます
　(例：緑谷の芸術(歌唱)は40で判定するが、耳郎ちゃんは80で判定する 等)

　また、その他の把握していて欲しい点として
　〇安価ではないレスでも、他レスからの賛同が多い提案を採用することがある
　・ヒロアカ本編に登場しないNPCの登場
　・独自のクトゥルフ神話の解釈、設定を含む
　・テストプレイなんてしてないシナリオ
　・スレ主は低浮上気味
　があります。
　要するに、なんでも許せる人向けです。
　
　皆で最高の物語を作っていきましょう！

　※次の自レスする時に能力値を決定していきたいと思います)

面白そう

先生の身体を上手く使いこなせてない？

>> 更なる個性伸ばし訓練により、片目でも効果を発揮できるようになった

さらっと凄いプルスウルトラしてるのな先生

本ッ当かっこいいぜ

チーム名！？
安価ならシンプルに真面目組

這い上がり組
デク→無個性から
飯田→兄の引退から
心操→ヒーロー科不合格から

>>21

念の為保守

(結構な無茶振りしちゃったと思って一応>20自分で出

してたんですがめっちゃ良いですねぇ…あざます)

　3人は、そんな相澤先生の違和感、そして抱えているであろう何かについて、臨時でチーム「這い上がり組」を結成し、調査ないしは解決に動くことにしたようだ。

　……それが、非日常の始まりであるとも知らずに。

　【導入終了！】

(あんま気にしなくてもいいかもだけど言い忘れてました
　第6版のルールがベースです
　
　安価や感想の他にも
　もしこうなってたら的な妄想や、描写・レスを元にしたSSやイラストなどこのスレに関係してればなんでも大歓迎です
　あとCoc知らない人でも楽しめるよう出来るだけ分かりやすい説明にしたいと思っていますがもし分かんなかった際はコレってどゆこと？的な質問も気軽にどうぞ(見逃してたらすいません))

能力値決め (大体9〜12が平均値であることを前提に進めます)

　大体

　名前：能力値(調整の理由)

　といった感じで書いてます

【STR(筋力)】

　PC

　緑谷：dice2d4=1 3 (4) +10(ヒーロー科)

　※例外的に個性「ワンフォーオール」使用時のみ更に+10

　飯田：dice2d4=2 4 (6) +10(ヒーロー科)

　心操：dice2d5=3 2 (5) +8(元普通科)

　NPC

　???：dice1d2=2 (2) (？)

　1で17 2で18

　【CON(体力)】

　PC

　緑谷：dice2d4=2 2 (4) +10

　飯田：dice2d4=1 1 (2) +10

　心操：dice2d5=1 1 (2) +8

　NPC

　???：dice1d2=2 (2)

　1で17 2で18

　【DEX(瞬発力)】

PC

　緑谷：dice1d8=6 (6) +10

　飯田：dice1d8=1 (1) +10

　※例外的に個性「エンジン」使用時のみ更に+10

　心操：dice1d10=3 (3) +8

　NPC

　???：18(？)

　【SIZ(大きさ)】(都合により順番を変えてます)

　PC

　飯田：dice1d4=4 (4) +14

　心操：dice1d2=1 (1)

　1で飯田と同値 2で－1の値

　緑谷：飯田の値 － (dice1d3=3 (3) )

NPC

　???：飯田の値＋ (dice1d2=2 (2) )

　※18は超えないものとする

　(…大分出目悪い気がするけどこのまま行きます)
　

　【POW(精神力)】※かなり重要な値

　PC

　緑谷：dice1d8=6 (6) +10

　飯田：dice1d8=7 (7) +10

　心操：dice1d6=1 (1) +12

　NPC

　???：dice1d4=4 (4) +14(？)

　【INT(思考の柔軟さ)】

　PC

　緑谷：dice2d4=4 4 (8) +10(雄英生)

　飯田：dice2d4=1 3 (4) +10

　心操：dice2d4=1 4 (5) +10

　NPC

　???：dice2d4=4 1 (5) +10(？)

　※本来、あと2つ【EDU(経た教育の程度)】と【APP(容姿)】がありますが省略します

修正

　>>27 での緑谷の「ワンフォーオール」使用時のSTRを+10から＋30とします

　算出ステータス

　【HP(耐久力)】(CON+SIZ)÷2、小数点以下切り上げ 一度に最大HPの半分を失った際CON×5失敗と2以下まで減少した際気絶、0以下で一定時間経過で死亡

　緑谷：15(14+15)

　飯田：15

　心操：14

　???：18

　【MP(魔力)】※POWと同値

　緑谷：16

　飯田：17

　心操：13

　???：18

　【SAN(心の体力)】※POW×5

　5以上一度に減少した時「アイデア」ロール成功時に一時的狂気、1時間以内に最大SAN値の5分の1以上の減少で不定の狂気、0で永久発狂(実質的な死)

　緑谷：80/不定領域64

　飯田：85 /不定領域68

　心操：65 /不定領域52

　???：90 /不定領域72

　【アイデア】※INT×5

　緑谷：90

　飯田：70

　心操：75

　???：75

　【ダメージボーナス】STR+SIZを元に専用表から算出

　緑谷：+1d4(14+15) /個性使用時＋3d6(44+15)

　飯田：+1d6(16+18)

　心操：+1d4(13+18)

　???：+1d6(18+18)

そういや大戦後の時間軸だけどOFA残り火だから使いすぎると制約がある とかあったりする？

>>34

その他の受け継いだ個性(浮遊とか黒鞭とか)が使えないってだけで、残り火はシナリオ内ではどれだけ使っても尽きないものとします

幸運忘れてた

　【幸運】※POW×5

　緑谷：80

　飯田：85

　心操：65

　???：90

緑谷出久
　STR 14(44)
　CON 14
　DEX 16
　SIZ 15
　POW 16
　INT 18
　HP 15
　MP 16
　SAN 80/不定領域64
　アイデア 90
　ダメージボーナス +1d4(+3d6)
　幸運 80

※カッコ内は特殊状態時の値

飯田天哉
　STR 16
　CON 12
　DEX 11(21)
　SIZ 18
　POW 17
　INT 14
　HP 15
　MP 17
　SAN 85/不定領域68
　アイデア 70
　ダメージボーナス +1d6
　幸運 85

心操人使
　STR 13
　CON 10
　DEX 11
　SIZ 18
　POW 13
　INT 15
　HP 14
　MP 13
　SAN 65/不定領域52
　アイデア 75
　ダメージボーナス +1d4
　幸運 65

特筆すべき技能

>>36

　〇緑谷

　【個性「ワン・フォー・オール」】(90)

　※1d100でロールし、90以下で成功という意味。

身体能力を強化する。発動中、STR+30の補正。

　戦闘技能

　【こぶし】(85)

　ダメージ：1d3+db(1d4)

【個性技「デトロイトスマッシュ」】(85)

　ダメージ：1d100 最低保証1d3+db(3d6)

　こぶしと同値で判定、個性使用時のみ使用可能。

　個性使用時以外でこの技能の使用を試みた場合、自動で【こぶし】判定となる。

>>37

〇飯田

　【個性 「エンジン」】(95)

　ふくらはぎの器官により爆速を生み出す。

　発動中、DEX+10の補正。

　【個性技 「レシプロターボ」】(90)

　個性使用時のみ使用可能。爆速で移動する。攻撃の来そうな場から素早く離れるという扱いで【回避】として代用可のほか、5分の1の値(18)でDEX対抗にも代用可。

　戦闘技能

　【キック】(85)

　ダメージ 1d6+db(1d6)

　【個性技「レシプロエクステンド」】(85)

　ダメージ：10d6 最低保証1d6+db(1d6)

　キックと同値で判定、個性使用時のみ使用可能。

　個性使用時以外でこの技能の使用を試みた場合、自動で

　【キック】判定となる。

　>>38

〇心操

　【個性「洗脳」】(95)

　"返事をした人物"に限り、命令し従わせることが出来る。洗脳した人物が1以上のダメージを受けた際に洗脳は解ける。

　戦闘技能

【こぶし】(80)

ダメージ：1d3+db(1d4)

　【操縛布】(75)

　捕縛布を操る。判定の際1d100を2回ロールし、成功した数をダイスの母数とする。

　①四肢またはそれに該当する何らかの部位に対して使用する場合

　ダメージ：なし

　動きを封じる。次のターンから、(1or2)d2本の対象の無効化。

　刃物で切断されるか、対象がラウンド開始時に12(捕縛布の耐久力)とのSTR対抗に成功するまで効果は継続される。

　(例・飯田に使用し1d2＝1の場合、飯田は次のターン以降【キック】使用不可となり、16vs12よりラウンド開始時に1d100で70以下を出すまで継続される)

　② 対象者、対象物等を定めた上で使用者が持てる程度の重量の物体に使用する場合

　ダメージ：(物体により様々)+db(+1d4)

　物体を鞭の要領で対象にぶつける。

　(例・石を使用する場合1d4+db

　【投擲】のdb/2をそのままdbにした版みたいな感じ)

(ようやく本編始めれるぜ…)

【本編開始】

　「それじゃ今回はここまで！！see you next time！！！！」

チャイムと同時に4時間目である英語の授業が終わり、3人はそれぞれ机の整理を終えてから早速作戦会議のため集合しようとした…

　のだが、教科書を仕舞っていると

　dice1d3=1 (1)

　1 緑谷と飯田

　2 飯田と心操

　3 心操と緑谷

　の机の中からかさり、と音が鳴る。

　見てみれば、それは身に覚えの無いメモ書きのようだ。

dice1d2=1 (1)

1 緑谷 2 飯田

の机の中にあったのは、どこにでもあるようなルーズリーフの切れ端に書かれたものだった。

　【知能の著しく高いモノこそ、周囲を見て内面を取り繕うが、外面は疎かになりやすい。

だが、もしそれを問い詰めたい時、それが完全な外見であっては意味が無い。

その知能の高さ故に思い込みを確かめずに自ら"完全"を構築してしまっている可能性のある、本来"不完全"であると言える所を突くのが最適だろう。】

緑谷「(…なんだろう、コレ…？)」

少なくとも今の彼には、意図がよく分からないものだろう。

文字はすらすらと読めるくらいに綺麗だが、線がかなり細い上に走り書きになっている。

注意深く文字やその他の場所も読むことが出来れば、更になにか分かる事があるかもしれない。

緑谷：【目星】dice1d100=82 (82) (80)

※常に1〜5でクリティカル、96〜100でファンブル

緑谷：【目星】dice1d100=82→失敗

じっくりメモ書きを見てみた緑谷だったが、少なくともこれがA組の内の誰かが書いたものでは無い、という事しか分からなかった。

一方、飯田の机の中にあったのは、

クラスメイトの1人に言わせるならば、闇から切り取りしモノとでも形容すべきだろうか、真っ黒の紙に赤いペンで書かれた不気味とも言えるメモだった。

【慣れというのは恐ろしいものだ。

　どんなに常識の範疇を逸脱した異形でさえも、三度目に入れてしまえば、その後に相対した時たちまち感じる恐怖は、それまでと比べ 存在しないと置換出来る程に心許ないものとなってしまうのだから。】

飯田「(な…何故いきなりこんな物が…)」

文字は非常に達筆で、手本から貼り付けたのでは無いかと疑うほどの物だった。

こちらも、字をよく見たり全体を調べてみれば、何か分かる事があるかもしれない。

飯田：【目星】dice1d100=31 (31) (65)

メモの字は少なくともA組の内の誰かが書いたものでは無い。
…それどころか、"赤いペン"と表現したが、ペン特有のインク溜りの跡や、筆圧の変化による濃淡の違いすら見られないのだ。
勿論血では無いと思われるのだが、印刷の跡も見られない。
飯田「(まるで、最初からそう作られたかのような…)」


2人はとりあえずメモを制服のポケットに入れ、心操と合流することにしたようだ。

ランチラッシュの食堂にて、3人でメモの情報を共有した。

緑谷の話を聞いた…

現在、唯一例の件に不穏な空気を感じている心操は、静かに眉を潜めた。

心操「(いや…まさか、な)」

心操「今日は1時間目から4時間目までずっと座学だったよな…誰が入れたか、とかって分かる？」

緑谷「う〜ん…お手洗いとかで席外してる時もあったから見てない間に入れられたのかも」

飯田「同じくだな！…それにA組以外となると、教室に入ることすら困難だと思うのだが…」

授業開始から今までの間に、何かいつもと違う出来事があったかを3人は振り返る。

緑谷：【アイデア】dice1d100=4 (4) (90-50=40)

飯田：【アイデア】dice1d100=41 (41) (70-60=10)

心操：【アイデア】dice1d100=21 (21) (75-50=25)

心操「あ…猫。」

飯田「えっ？」

心操「俺板書映すのそこそこ早い方だから、マイク先生が待ってる時に窓際眺めてたんだけど…白い猫が居たんだ」

緑谷「それ、僕も見た…！確か成猫サイズで、右目が水色で左目が黄色の子だよね！？」

心操「そうだったの？俺は遠ざかっていく所を見ただけだから分かんないけど…」

飯田「確かに猫が来るというのは中々無い事だが…あまり関係は無いように思えるな…」

緑谷「だよねぇ…」

>>49

緑谷：【アイデア】dice1d100=4 (4)(90-50=40)→クリティカル！

飯田：【アイデア】dice1d100=41 (41) (70-60=10)

(窓とか見なさそうなので)→失敗

心操：【アイデア】dice1d100=21 (21) (75-50=25→成功

そんな会話をしながら、気持ち早めに昼食を済ませた3人。早速先生の件について会議する事したようだ。

緑谷「やっぱり直接聞いてみるのが良いんじゃないかな！」

心操「まあ普通そこからだよな」

飯田「よし！思い立ったら即行動！早速相澤先生の元へ行こう！」

緑谷「うん！そうしたい……けど……」

緑谷「相澤先生って…この時間、どこにいるんだろう？」

そう、現状、一番の問題点がそこなのだ。

先生はHRや授業が終わったら直ぐに移動してしまうのだ。

それも、他の違和感とは異なり、時期にして約2週間前から。

話を聞くなら昼休みの間くらいしか無いのだが…

当然と言うべきか、食堂には居なかった上に教室の前で寝ている、と言った姿も見られなかったのだ。

心操「最近、寝袋に入ってる姿も見なくなったよな…」

飯田「どうしたものか…」

急ぎの用事という訳でも無いので気楽に探して行っても良いのだが、悩みがあるならなるべく解決は早い方が良いだろうと思うのがヒーローの卵たちで。

しらみつぶしに探すよりかは、相澤先生の事を知っていそうな誰かに聞いてみたり、居そうな場所を選んで探してみた方が良いだろう。

まずは今日、1日目。どうしようか？

>>57

台詞のように書いても(例：？？「〇〇しよう！」)

簡潔に書いても(例：〇〇してみる)OKです

ksk
早速クトゥルフらしい不気味さで良き

ksk

緑谷「ねぇ心操くん、相澤先生が良く行ってた所とか居そうな所とか心当たりないかな？」

直接相澤先生に最近なにか変わったことがなかったか聞く

とりあえず職員室に行ってみる、居なかったら他の先生の誰かに聞いてみる

>>54

>>54

心操「心当たり…そうだな」

まだ昼休みに目撃できていたり、進級後も特訓を行っていた時期の記憶を呼び起こす。

心操「(特訓の休憩中、何か言ってた気がする)」

思い出すことができれば、進展に繋がるかもしれない。

心操：【アイデア】dice1d100=38 (38) (75+10)

心操「……また、猫の話になるけど」

心操「話してたのは1ヶ月くらい前かな、敷地内の見回りをしてた時に、監視カメラが無い場所でたまたま猫の集会所を見つけたって言ってたな」

飯田「ね、猫の集会所…？？？何かの会議を…？」

心操「えーと…猫がよく集まってる場所ってこと。保健室からそう遠くない場所っても言ってた」

緑谷「3人で向かおう！」

心操：【アイデア】dice1d100=38 (38) (75+10)(猫好き)→成功

水色と黄色の眼のネコかぁ…色が鍵になってたりするのかな？

監視カメラに映らない場所、そして草木で死角にはなるが、保健室からはそう離れていない場所。

　この条件なら、そう時間も掛からなかった。

緑谷「あ…！いた！」

小さい平原が木に囲まれたような、広場とも形容できそうな「猫の集会所」に、その人物は立っていた。

緑谷「相澤先…せい………」

　掛ける声が、思わず急速に小さくなる。

　聞いていた話と異なり、そこに猫は1匹として居なかった。

　たった一人で、そこに佇んでいたのだ。

「ん？どうしたお前ら、そんな勢揃いで」

　さり気なく後方のポケットへ忍ばせたようだが、その所作が遅いために、それがナイフであることが分かった。

その時はかなり遠目だったので、ナイフの状態が分かるかどうかは、目の良さに関わってくるだろう。

緑谷：【目星】dice1d100=34 (34) (35)

飯田：【目星】dice1d100=76 (76) (35)

心操：【目星】dice1d100=84 (84) (35)

ギリギリ成功…！
よかった

>>62 【目星】緑谷のみ成功

飯田と心操には、少なくともそれが赤色には染まっていない、ということしか分からなかった。

そしてただ1人、緑谷には、それが泥のような物体に濡れていたこと。

そして、それは相澤先生が普段武器として身に付けている小型ナイフと同じものであることが分かった。

緑谷「あの…先生、それは」

「見えてたか、4日前に無くしちまってな。たった今見つけたとこなんだ」

緑谷「え…？」

なんら不自然さの無い受け答えに疑問符を零したのは、ホルダーには既に2本のナイフが装填されていたからで。

「あぁ…コレは予備だ。例え一時的でも、片側からしか出せないのは不味いからな」

それを察したのか、先生は"軽々と口を開いた"。

緑谷「な…なるほど…？」

「まあ、そんなことはどうでもいいだろ。何か聞きたい事でもあるんじゃないのか？」

久しぶりに間近で先生の振る舞いを見た3人は、1人は元より若干有ったが更に、そして2人は漸くこの場で少しの疑念を抱き始める。

緑谷「(無愛想、無表情で怖い…それが、世間一般からのイレイザーヘッドの第一印象。)」

飯田「(だが、しかし…俺たちの相澤先生は)」

「「(…こんなにも、光の無い目をする人だっただろうか？)」」

緑谷：【アイデア】dice1d100=5 (5) (90)

クリティカルだ！！！

>>65 緑谷【アイデア】クリティカル！

〈えーと…次回の緑谷のロール自動成功で〉

緑谷「(…それに、ナイフに付いてたのは泥みたいなもの、だったけど…)」

緑谷は、今日を含めて地面がぬかるむような天気になった日は、暫く無かったことを思い出す。

程度の差はあれど、目の前の人物に不信感を抱き始めた3人は、走り書きのメモの内容(>>45)を思い出す。

心操「(勘違いなら、それでいい…)」

飯田「(もしあれが、誰かが俺たちに向けて送ったメッセージだとするならば)」

緑谷「(僕たちが今、聞くべきことは)」

当初の予定を変更し、質問を変える。

1 緑谷 2 飯田 3 心操 (以降、人物指定の際この順)

dice1d3=2 (2) 「先生、>>72」

(安価 質問内容)

外見の何か…？

サルミアッキってまずいですよね

>>69

草

ほ

もし隠れてなくて見えてたらなしで別の人に安価回してほしい…1レス目で結んでないけど隠れてはいたはず……外見……

「右目、見せてくれませんか？」

>>72

「右目…？別に良いが」

その人物は、飯田の突飛な問いに疑問を覚えた素振りを見せながらも、快く応じ、髪を耳にかけて見せてくれた。

しかし

「それでどうしたって言うんだ」

刹那、本人を除くその場にいた全員の呼吸が、止まる。

名誉の負傷の跡が残っている筈のそこにあったのは、左と対称になっている黒色の瞳。

縦にも横にも裂けた後の無い、1色の肌色。

うち2人が入学の日を思い出す程、あの時と同じ姿だったのだ。

…3人のうち1人が、咄嗟に起こした、行動は。

>>79

(安価 行動を起こした1人が誰か＆行動の内容)

※行動は何かを話すでも、技能を使用するようなことでも何でもいいがKPが意図を読みにくそうなものは意図を補足してほしい)

怪我が無くなっててその事について違和感を覚えてない…？
最初は先生の身体を誰かが乗っ取ってるとかか？って思ってたけどそうじゃなさそうだな
怪我を負う前になんかあってそれが今出てきてたのか普段隠れてたから外面だけ取り繕った結果見えてない傷跡が再現できてなかったとか パッと思いつくのはこの辺かなぁ

うわぁぁぁやっぱ偽物じゃねぇか！！！！！

安価なら

緑谷「デトロイトスマーーーーーーッシュ！！！！！」

緑谷「いえ、ここ最近はずっと右目を隠していたので何かあったのかと思って…もし体の調子が悪いなら、リカバリーガールのところへ行きませんか？」

(そう気遣いながら緑谷が【目星】で相澤先生の目線がどこを向いているのかを確認)

>>78

>>78

「あぁ、必要無い。特に調子悪いとかは無いよ。すまんな、心配かけて」

　そう言った先生の目線は泳ぐことなく、両目とも話しかけた緑谷を捉えていた。

　〈距離が近く、判定無しで良さげだったので追加情報〉

　緑谷：【心理学】→自動成功

嘘は言っていない事を何となく直感するが、同時に目線こそ向けられているものの、3人へ関心はほとんど向けられていないようにも感じた。

「さあ行った行った、もうすぐ昼休みも終わる所だ」

　はっとして時刻を確認すれば、予鈴の数分前。

　それぞれ大いに思う所はあるものの、本当に自身ではなんでもなさそうにしている先生に、ろくに返答も出来ないまま元来た道へ折り返してしまっていた。

　視界を先生から逆方向へと向け歩き出した、数秒後。

3人とすれ違う形で、1匹の猫が先生の元へ向かっていく。1人は、思わず振り返りそうになるかもしれない。

　みぃ、みぃ。

　小さく、成猫には出せない高い鳴き声。

　とてとて、そんな擬態語が合う覚えたばかりのような足取り。

　最も体格の小柄な緑谷でも、片手で抱え切れるであろう大きさの、赤い目の白い子猫だった。

　…

　子猫の歩く速度から推測して、先生と対面したであろう、その時。

緑谷：【聞き耳】 dice1d100=75 (75) (45)

飯田：【聞き耳】 dice1d100=15 (15) (45)

心操：【聞き耳】 dice1d100=25 (25) (45)

(【心理学】は普通シークレットダイスですがそこはご愛嬌で…)

嫌な予感しかしない

「お前はあの時の」

　そんな呟きは、飯田と心操だけが聞いたもの。

　そして次の瞬間、全員は

　自らの耳を疑った。
　自分らの後方から、痛々しい猫の悲鳴など聞こえてくるはずが無いのだから。

　
　自らの目を疑った。
　自分らの視界に、自力でするそれとはあまりにも不自然な方向へと飛ぶ、猫の姿などあるはずが無いのだから。

　顔色ひとつ変えずに、片足を上げている"先生"の姿など。
　あって、良いはずが、無いのだから。

先生が蹴った…？

そのような光景を目にした3人は、微かに疑問を募らせる。

　…それは、赤目の子猫は"ソレ"の眼前で無傷の状態で震えており、恐らくその子猫が受ける筈だった衝撃は、先程まで影も無かった1匹の猫が、まるで一瞬で割って入ったかのように、肩代わりしていたこと。

　水色と黄色の瞳を持つ、白猫が。

「…？なんだお前、いきなり」

そうさせた張本人でさえ、想定外だというように一瞬、目を見開いていた。

　…だが、その疑問が完結するよりも早く、彼らの身体は動いていた。

「……まぁ、いい。」

　"ソレ"は表情を変化させることなく、奥の茂みへ打ち捨てられた1匹など意に介さず、力無く震える子猫へと、歩を進めようとしていたのだから。

　今の装備が制服であることなど、どうでもいい。

　例えそれがどんな姿をしていようと、例えそれが危害を加える相手が人間でなくとも。

　ヒーローの目の前でそれをすると言うのなら、やる事は決まっている。

　割れるのではないかと錯覚する勢いで、3人が同時に大地を揺るがす。

　…最速で駆けつけたのは、

dice1d3=1 (1)

　1,2緑谷 3飯田 (原作描写より確率調整)

　※心操は個性の都合上、除外

dice1d2=1 (1)

　1 "ソレ"を力づくで止めようとする

　2 子猫と"ソレ"の間に割って入る

緑谷：【個性「ワン・フォー・オール」】dice1d100=15 (15) (90)

緑谷：【個性技「デトロイトスマッシュ」】dice1d100=6 (6) (85)

ダメージ：dice1d100=6 (6) 最低保証 dice4d6=1 1 2 4 (8)

(1d3+db(3d6))

※ダメージロールの値はその時の最大のダメージ量であり、本人の意思で弱める方向に調節することは可能とする

〈え？弱…(困惑)〉

〈最低保証ミスってたけど高くしてこれなのでこのまま行きます〉

　緑谷「やめろぉぉぉぉぉぉお！！！！！！！」

　確信した。

　目の前にいるこの人物は、偽物であると。敵であると。

　足、そして腕に「ワン・フォー・オール」を発動し、文字通り凄まじい勢いで飛んで行く。

　心の奥底でまだ迷いがあるのだろう、ろくに力を入れられている自信が無かったが、それでも慣性に拳を加え、全力のSMASHを叩き込もうとした。

　…しかし

相澤?：【？？？】dice1d100=85 (85) (100)→自動成功

…なんだなんだ？

「おっと」

　緑谷「くっ……！？」

　相澤消太の、個性『抹消』。

　その目に『視られた』事で、その勢いが完全に殺される。

(>>90

相澤?：【個性「抹消」】dice1d100=85 (85) (100)→自動成功)

　届いたのは、鍛え抜いた、無個性の拳だけ。

(>>87 判定切り替え

緑谷：【こぶし】

dice1d100=6 (6) (85)→成功

ダメージ：dice1d3=2 (2) + dice1d4=4 (4) )

　…だが、それを予測していた緑谷出久が驚いた理由は、別にあった。

「おお、出来た出来た。新しい概念だったから流石に数日要したが…素晴らしいな、この世界の『個性』ってやつは。」

　(>>92【こぶし】ダメージ合算：2+4= 6

　特殊処理：？？？？？(未判明により秘匿)

　→最終ダメージ：0)

　1つは、届いた拳の威力すら、"ソレ"の体に触れた途端、死んでしまったように見えたこと。

　飯田「な……！？うっ！？」

　次いで、飯田天哉の急加速も止まる。

　受け身こそ取れたものの、バランスを崩しうつ伏せに倒れ込んでしまう。

　…そして、もう1つ。

　語尾に音符でも付きそうな調子で愉快そうに話す"ソレ"の両目は、

　深い、深い、深海のような、青色の瞳へと変わっていた。

　そして、至近距離で動きを止めてしまった緑谷に

相澤?：【？？？】使用数2/4

dice1d100=100 (100) (80)

dice1d100=6 (6) (80)

　？？？：dice2d6=1 6 (7)

技能値100とか嫌な予感しかしない
一体何なんだ…何に驚いたんだ…！

〈ねぇそこで100ファンするとは思わないじゃん(頭抱)〉

肝心なとこでファンブルになる、あるある

何気なく振ったダイスに限ってクリティカル出してKPが処理に困るっていうのも中々…

TRPGの醍醐味だけどめっちゃ困るよねまさかここで、っていうクリファン

緑谷「え……？」

　2連の捕縛布が、空中を這う。

　緑谷を捉えたうち1つが、胴体へと絡みつく。

　緑谷とて、警戒していなかった訳では無い。

　回避を試みることすら出来なかったのは、その予備動作の無さからだった。

　いや、正確に言うならば、想定しうる動作が組み込まれて居なかったから、だった。

　先端を投擲する、手の動きに従うはずの捕縛布。

　だが、今目の前にいる"ソレ"はどうだろう、腕をだらりと下げたままだ。

　にも関わらず、捕縛布と思しきモノは真横へ飛んだ…どころか、物理法則を完全に無視するかの如く揺らめき、蠢きを見せている。

　まるで、それすらも身体の一部だと言うかのように。

　それに掴まれた緑谷は、その感触が捕縛布のそれでは無いことを瞬時に理解する。

　遠近法でも何でもなく、自分の身体に巻き付いている部分が手首の約5倍の直径を持つ程に、捕縛布の体を保つ"ソレ"の首元から徐々に太くなっていることから。

色こそ変わらないものの、僅かに粘液が滲み出し、湿気の高いその先端に、人より低いながらも、確かな温度を持っていたことから。

　さながら、"触手"と形容するに充分過ぎるモノであると思考が完結する。

(>>93

相澤?：【組み付き(触手)】使用数2/4

dice1d100=100 (100) (80)

dice1d100=6 (6) (80)

1成功 1ファンブル)

　…それだけ、ではない。

相澤?：【？？？】dice1d100=39 (39) (100)→自動成功

　緑谷「あ……ぇ…？」

　捕らわれ、呆気に取られ、身動きもしないでいたその時、何かが身体から抜けていくような感覚を覚える。

寒気が襲ってこない。血液ではない。

意識が霞むこともない。生命力でもない。

　力が入らなくなり、重力のまま、ゆっくりとへたり込む。

緑谷が形容できる限界では、『活力』そのものが失われていくような、そんな感覚だった。

(>>99

　相澤?：【吸収】dice1d100=39 (39) (100)→自動成功

>>93

　MP減少：6)

　緑谷：MP 16→10

「…やはり飛び散る赤よりも、染まっていく青だ……そう。ちょうどそんな具合の色だ。……好きなんだよ、俺は。」

1歩、優雅さすら感じられる速度で歩み寄る。

緑谷の頬を撫で、顎を左手で引き寄せる。

　語尾と口角を吊り上げながらそう言う"ソレ"は、心から愉悦に浸っているとしか思えなかった。

　物理的に縛られていなくとも、動くことの出来ない3人はようやく、気付く。気付いてしまう。

　常軌を逸する、身体的特徴。

　敵と比べる事すら下らないと思う程の、邪悪な意思。

　理解の及ばない、飛躍した思考回路。

　そして今も見下す、冷酷な青い双眼。

　"相澤消太"を模した"ソレ"が、

　敵ではない、自分らの知る生物ですらない、悍ましいナニカであるということを。

　【SAN値チェック】

　[1d4(+1)/1d8(+1)]※カッコ内は緑谷のみ

成功で左の値、失敗で右の値分SAN値減少

　緑谷：dice1d100=65 (65) (80)

　dice1d4=1 (1) +1 / dice1d8=7 (7) +1

　飯田：dice1d100=48 (48) (85)

　dice1d4=3 (3) / dice1d8=4 (4)

　心操：dice1d100=11 (11) (65)

　dice1d4=1 (1) / dice1d8=2 (2)

(>>101

緑谷：SAN値 80→78

飯田：SAN値 85→82

心操：SAN値 65→64)

「まさかさっきのが聞こえてたとはな。取るにッ…足らない種族に近寄られると、思わず触手より先に足が出てしまう。悪い癖だ………………痛ってぇ…」

　大きい声の独り言に色々と物申したいこともあるが、最後の一言だけはボソリと呟いていた…聞き耳を立てずとも分かるくらいにはしっかりとボヤいていた。

伸ばした2本の触手を首元の元の位置へと戻した際、狙いが逸れた方の1本が距離感でも掴み損ねたのか、顔面に勢い良くぶち当たっていたのだ。

　何事も無かったかのように続けて喋っていたのでわざとかとも一瞬思ったが、普通に痛いもんは痛いらしい。

　冷静にこの場で思考を巡らせることが出来るのなら、奴のヘマに乗じ、追加で情報を得られるかもしれない。

〈>>93 あっち側のファンブルなので迷ったけど処理これで行きます

だいぶ遅いけど流石にSAN値チェック前にやるのはマズイと思ったんだ許してくれ

そしてファンブルでギャグっぽくなるのもお約束…〉

〈全員発狂してないので全員で振ります〉

【目星】＆【アイデア】※1人でも両方成功で追加情報

緑谷：【目星】dice1d100=82 (82) (75)(目の前のため)

【アイデア】dice1d100=88 (88) (90)

飯田：【目星】dice1d100=25 (25) (50)

【アイデア】dice1d100=52 (52) (70)

心操：【目星】dice1d100=10 (10) (50)

【アイデア】dice1d100=99 (99) (75)

〈ま た か よ〉

どんまいスレ主
応援してる

TRPGあるある、変なタイミングで出て処理に困るファンブルとクリティカル

スレ主がんばって

飯田くんは頑張ったのに……

　〈ただいま、ホスト規制食らってました

　ファンブルは後の相澤?の行動に影響させようかな〉

緑谷は、視界に入っていても、その緊迫した距離感ゆえか、認識することは出来なかった。

　まだ少しの距離がある2人は、"ソレ"の瞳が"まだ"青色であることを捉える。

　…もっとも、うち1人はあまりの印象の落差に、"ソレ"が再度言葉を発するまで思考回路が処理落ちしていたようだが…

　そして、飯田ただ1人が、状況から考察する。

　自分の『エンジン』も、まだ動かない。

　あれほど強く顔面に物体がぶつかっているにも関わらず、『抹消』が解かれていないということは。

　飯田「(俺達が意図的に、アレの眼を閉じさせる事など、不可能なのではないか？)」

　「彼のは確か一瞬、赤色が見えていた気がするが…本来の色など最早どうでもいい事だ。人間"相澤消太"を捕らえた今、俺という存在はより優れた"相澤消太"も同然。」

　どうやら"ソレ"にとっては、先程の出来事は箪笥の角に小指をぶつけたのと似たようなものらしく、溜め息のように遅い、息継ぎの為の一呼吸を置いた後に、平然と言葉を続けている。

心操「…」

数歩で立ち止まっていた心操の表情は、覚悟を滲ませたものに変わる。

心操「(可能性は、ある)」

　震えを押し殺した口を、開く。

心操『相澤先生を何処にやった。何の為にこんな事を？』

自身が、まだ『視られて』いないことに、賭けて。

心操：【個性「洗脳」】dice1d100=83 (83) (95)

〈補足しておくと100ファンのやつはダメージに至る程では無かった感じです〉

ギリギリ成功！
ひやひやする

『あぁ…気になるかい？』

　心操「(…！？)」

「"あれ"なら、まだこの敷地内に居るよ。」

　消されていない。その感覚が、あった。

　発動のための集中も、出来ていた。

　会話が成立している。返事に、なっている。

　だが、"ソレ"は会話を続けている。

　個性をかけられた事にすら、気付いていないようにも、見える。

　心操「(俺の『個性』の、発動条件は)」

　(>>41 "返事をした人物"に限り、命令し従わせることが出来る。)

この世界で言語を使うのは、僅かな例外を除けば、"人間"と称される種族のみ。

　"ソレ"は、どうやらそのルールに適用されていないようで。

　心操「(じゃあ、やっぱり、地球上の生物じゃ無いって、事なのか)」

　背中に垂れる冷や汗の不快感は、ついぞ拭えなかった。

「"あれ"は眠らせてあるんだ、魔術を使って、4日前の夜から…ずっと。自力で起きる事は不可能だ…このまま放置していれば、栄養失調でいずれは死ぬだろうな」

「……ところで、」

相澤?：【？？？】使用数4/4

dice1d100=72 (72) (70＋15=85)(対象の静止より)

dice1d100=78 (78) (70+15=85)

dice1d100=69 (69) (70+15=85)

dice1d100=21 (21) (70+15=85)

　対象：？？？(>>103 ファンブルより固定)

　ダメージ：dice4d10=9 8 6 4 (27)

　※成功したn番目のダメージを合計

　例：1d100ダイスの1回目と4回目が成功なら1番目と4番目のd10の出目の合計をダメージとする

全部成功してるじゃん！？
やばくね

4日ってだいぶヤバいぞ
常人だったらそろそろ死が見えるレベル

4日前にナイフ無くした云々はここで戦闘してたからってことなのか…？

ファンブル処理…心操くん大丈夫なのかコレ！？

「一応…俺はこんな事も出来るんだ」

　ゆらりと先程の２本の触手、そして更にもう2本が持ち上がり。

その全てが

凄まじい速度で

心操の

　右後方にあった、1本の木に振るわれた。

　心操「ッ…！？」

　うち1本が、心操の右頬を掠めた。

　風圧を感じる程に、近くを。

「だから、まだ逃げないでくれよ？」

　ばりばりばり、という木の倒れる轟音をBGMに、"ソレ"はそう続けた。

　打撃で無理やり抉られた断面は斧やチェーンソーのそれと比べてかなり汚いが、原型のまま腰掛けに使えただろう、と思えるような直径が、その威力を物語っていた。

(>>114 相澤?：【薙ぎ払い(触手)】使用数4/4

dice1d100=72 (72) (70＋15=85)(対象の静止より)

dice1d100=78 (78) (70+15=85)

dice1d100=69 (69) (70+15=85)

dice1d100=21 (21) (70+15=85)

　4成功

　対象：心操の近くにある木

　ダメージ：27)

余裕や力の差、それを誇示するための行動だと推測できた。ハナから誰かに当てる気など無かったに違いない。

　だが、想像せずにはいられない。

　もし、あれが自分に当たっていたら？

　あと少しでも、戯れで狙いを逸らされていたら？

　生存本能は、皮肉にも心臓を締め付ける。

　"ソレ"は、愉しそうに嗤っている。

　【SAN値チェック】※心操のみ

　　[0/1d2]

　心操：dice1d100=55 (55) (64)

　0 / dice1d2=1 (1)

よかったーーー！！！！！

14-27=-13

うーんオーバーキル！当たらなくてよかった！

☆

こわやこわや

まあcocでの人外の攻撃は基本ね、当たったらね、うん

魔術、という聞きなれない言葉に疑問を抱きつつも"ソレ"から一切目線を外さずにいると、"ソレ"は、ふと脇の方に目を逸らした。
「ん、アイツ…」
　小さな白猫は、一連の流れの隙にもうすぐ"ソレ"の視界から外れるというような所まで離れてくれていた。
　
「まあ今更か、こっちの方がこれからもっと楽しくなるんだからな。」
「んで…何の為に、だったよな？良い質問だ…」

　　"ソレ"は何を思ったのか、動き出す。
　何の行動の前触れでもない、意味の無い動き。

　「『混沌』だよ。」

　ひらり、くるり。
　もしドレスを着ているならば、裾の広がりを美しく魅せられるようなゆったりとした一回転。
　フィギュアスケーターの滑り出しのような、綺麗さすら感じさせる手の運び。
　
　クラスメイトの1人に言わせるなら、長男が披露したダンスと、同じ様な雰囲気で。
　
そんな指先に向く、恍惚とした青き目線。

　クラスメイトの1人に言わせるなら、今は亡き大好きな先生が、期末試験で浮かべたような表情で。
　
　そのような全身を堪能するかの如き舞いは、単純に"ソレ"の心からの悦びが露呈したまでのものだった。

「『あらゆる世界を混沌に陥れる』こと…」
　「それが"あの御方"の思想…そして、俺の生きる意味だ。」

　「だが…ここへ降り立ってした事は、初期資金に小物達の魔力を吸い尽くし、手頃な教師1人の立場を乗っ取ったこと…まだまだ、この世界の混沌には程遠い。」
「ははっ…だが、手始めにコイツを選んだのは運が良かった。戦い方が酷似していたから、この世界特有の『個性』を完全に習得するまで幾らか誤魔化しが効いた…お前等のように、薄々勘づいてる奴もいたようだがな。」
「そして何より、生理現象さえ無ければ完全無欠とも言える『抹消』と俺の親和性はあまりにも高い！」

「おまけに、プロヒーローとやらの側面も持っているからか、丁度いい繋がりが多数あると来た。」

「随分信頼されているらしいな？21人のA組生徒、喧しい同期を筆頭とした他のプロヒーロー、角の生えた小さな子供…そんな揃って怖い顔するなよ？メインディッシュはこれからだ。」

　あくまで目を閉ざすことなく含み笑いを浮かべる"ソレ"は、怖いなど欠片も思っていないのだろう。
　
　「混沌の始まりにはうってつけの奴が1人。

　…力を失った今でさえ人々を安心させるカリスマ性を持ち合わせ、注目は途切れる事を知らない。

　"相澤消太"に懐いている、と云う男。

　平和の象徴。」

「『個性』を持つ人間でさえも簡単に始末できるこの身体……なんて簡単なトリガーだろうか？背骨を真っ二つにへし折って、銅像に磔にでもすれば…あぁ、想像しただけで堪らない！」
　
　緑谷「止めろ…！」
　愚かな事だと、分かっていた。

「あえてLIVE中継でもさせようか…そして俺がこの世界を去ると同時に"アレ"を解放してやれば、憔悴し切った大犯罪敵の出来上がりだ…警察が無能なら、処刑だって拝めるかもしれない！」

　心操「先生の姿で…」
　飯田「そんな事は絶対にさせない…！」
　
絶対的な力の差。それを理解した上でも、叫ばずには居られなかった。

うお…
下手すりゃAFOよりたち悪いな…

中身誰なんだろう、本当に……
七版だからかルルブ読んでも予測できない…

スレ主の文才がすごい
特に回転したときの例えが引き込まれるわ

触手も混沌も当たりが広いんだよな神話生物……MP吸収できるの誰だっけ……

「フフッ…ヒーローの卵なら、そう言ってくれると信じていたよ…そこで、だ。」

　わざとらしく歩き回っていた"ソレ"が、3人の方へ向き直る。

「ゲームをしようじゃないか。」

「幸いな事に、今日は7限授業。5、6限は座学で7限がUSJでの実践演習。生徒は先に帰し、監督の教師は復元を終えたのちに校舎へと戻る…その時、平和の象徴は大事を取って職員室で事務作業…非常にお誂え向きだ。」
　
「ルールは簡単！7限目の後、俺がUSJから真っ直ぐ職員室へ戻り、オールマイトを殺す前に、お前達3人がこの雄英高校敷地内に居る人間"相澤消太"を見つけ出し、俺の前に連れてくることが出来ればお前達の勝ちだ…この世界は諦めてやるよ。」

方角的に考えて、職員室に向かう時、最後に"ソレ"はここを通ることになるだろう。

「まあ力ずくで止めたいってんならそれでもいい。…どうせ、どっちだって無理だろうからな。」

　嘲笑混じりの呟きは、いやにハッキリと聞こえた。
　
「ただし、情報収集や準備の為に協力してもらうくらいなら良いが、俺に直接相対していいのは、今この場にいるやつらだけ。あとは…例外としてオールマイトには、この全てを秘匿しておくこと。人伝も無しだ。ギミックに逃げられちゃあ困るからな。
　
　ま、どうしても他の教師やら生徒やらと一緒に俺を倒したい、平和の象徴だけは確実に助けたい、ってんならお好きにどうぞ…
　
　"相澤消太"がどうなってもいいと言うならの話だけどな。」

　光の無い青い目は、例え本人にそう見せる意思が無くとも、本気だ、という旨を淡々と訴えていた。
　
「あと、その辺の審判は"あの御方"もして下さるだろう。」

「ああ、出席については気にしなくていい。午後から公欠ってことにしておくよ…」
　
「失うものしか無い、そう…非常に"合理性に欠ける"インターンに行ってる、ってね。」

　ぎり、と鳴る歯噛みの音は誰のものか。

「それじゃあスタートだ…飯田天哉、心操人使、緑谷出久…上手いこと足掻いて、後で少しでも愉しませてくれよ？」

　身を翻し、3人に背を向けて悠々と歩き出す。
　ざっ、ざっ、ざっ、ざっ。
　"両脚とも全く同じ音"を響かせながら、その姿が完全に見えなくなった時。

　キーンコーンカーンコーン…

　予鈴と共に、"個性"の感覚が、戻った。

めちゃめちゃ高難易度なのでは！？
なんだかすごいハラハラする

どうなっちゃうの〜‼︎(ﾟoﾟ;;

ハラハラドキドキしながら保守

そうとう意地の悪いシナリオでないならちゃんと道は準備してくれてる、はず……
ただ雄英単純に考えると広いんだよな……

　息の詰まるような空間から解放され、口を開くことの容易さを思い出す。

　心操「行った…んだよな」
　緑谷「けど、どうしよう…7限目の後の復元時間を考慮しても3時間半くらい。」
　飯田「敷地内に範囲が定められているとはいえ…」

　ここは雄英高校。在校生でさえ専用スマホアプリを手放せる人はほとんど居ない面積を考えれば、絶望的な難易度だった。
　例え飯田がレシプロターボで走り回ったとしても、目処が立っていない以上見つかる確率はたかが知れている。

　猶予を与えられて喜べるような状況では、無かった。
　
　どうにか作戦を練って先生を見つけ出す方法を考えようとしていた
　その時。

???「その件、どうかわしに協力させて欲しい」

自分たちと同じく切羽詰まっている雰囲気ながらも、
　整然と、凛とした声が3人の耳に入った。

一斉にその方向を見遣れば、そこに居たのは1人の少女だった。
　
???「いや、正確に言うならば…互いの目的の為、協力して欲しい」

　緑谷より一回り小さいくらいの体格、肩で切り揃えられた白髪、同じく白色のタンクトップらしきものの上に、下半身の膝より上が見えない程大きめの外套、素足…

　???「わしはきっと、そなた達の力になれる」
　
　特に印象的なのは、
　人のソレが無い代わりに付いている猫耳らしきもの、
　ここに居る誰もが、今までに見たことが無い程の整った容姿、
　そして何より、右目が水色で左目が黄色のオッドアイ。

???「あやつ…『相澤消太』には恩がある。その恩を返す為、そしてあやつを騙るものへ、彼奴とわしの同胞達へ害を為した報いを受けさせる為…

　あやつを救い出し、あの忌まわしき偽物を殺すこと、
　協力してはくれぬだろうか」

　厳かな口調に、この場に不釣り合いな風貌。
　しかし何故だろうか、先程までの『危機感知』が無くとも脳が鳴らし続けていた警鐘は、ぴたりと止んでいた。

お借りしたサイト

五百式立ち絵メーカー少年少女、若い男性女性くらいの範囲のバストアップが作れます。

TRPGの立ち絵・創作キャラの叩き台などにどうぞ。描き足しや塗り絵可。この画像メーカーで作った画像のデザインをもと新たに創作・参考画像として依頼時に使用して頂いて大丈夫です。

瞳ハイライトは位置調節したほうが良いです。髪飾りは動かせます。

【加工について】

メッシュやアクセなどメーカーで対応できない特徴的なパーツはお好きに描き足して下さい。

メーカーで作った画像に加筆・着色などした際は『必ず』そのことを明記して下さい。

✕「自分で描いた」

✕「五百式立ち絵メーカーで作った」

○「五百式立ち絵メーカーで作った画像に加筆した」

トレスはやめてください。

【商用について】

Picrewの規約に沿った用途で商用利用可です。（金銭の発生する配信での利用等）

画像をメインに使う用途での使用は不可です。

商用利用する場合は出典【Picrewの五百式立ち絵メーカー】を明記してください。

【二次配布について】

二次配布は基本禁止ですが、TRPGやゲーム等NPC等の立ち絵として同梱して配布することができます。出典【五百式立ち絵メーカー】を明記してください。

【その他】

Picrewの規約で禁止されていることは禁止です。

画像を使用した際は出典を明記してもらえると嬉しいです。

picrewの遊び方を読んでご利用ください。規約の範囲内での利用について逐一質問したり許可をとったりする必要はないので製作者に問い合わせしないでください。

リクエストは有償です。@iwose

デフォルメ

https://picrew.me/image_maker/29989

カクテル

https://picrew.me/image_maker/658765

ドリンク

https://picrew.me/image_maker/664785

青年

https://picrew.me/image_maker/689163

全身

https://picrew.me/image_maker/1744829/

カットイン

https://picrew.me/image_maker/1775567picrew.me

(もし問題ありましたら画像消します)

緑谷が見た猫ちゃん！！！子猫を庇って蹴られた猫ちゃんだ！！！

緑谷「ちょ、ちょっと待ってください！
　あの…相澤先生を助けたいのは一緒なんですけど、こ、殺すって…」
　???「ああ…そなたらには抵抗のある行為じゃろうな。しかし、アレに対して一切の慈悲を与えてはならぬのじゃ…」
　???「そなたらも感じたであろう？根底にある、決して人類と分かり合えることの無い狂気を。アレは人間ではない。法律や常識を適用していいモノでは、無い。」

　冷静に紡がれる言葉は、今、たった1人が語っているとは思えない程に、説得力があった。

　???「そして…そなた達、まさかアレの言葉を全て鵜呑みにした訳ではあるまいな？
　アレの眼を見たであろう…"この世界を諦める"など、わしにとってあまりにも見え透いた嘘じゃった。
　
　もう一度、冷静に考えてみて欲しい。
　
　飢えた獣が、目と鼻の先まで近づき、嗅覚が絶品であると判断し、口が涎を耐えず零すような食糧に、その気になれば食い破ってしまえる程の軽い蓋をされた程度で、果たしてその獣は大人しく別の食糧を探しに行ってくれるだろうか？」

　かなりの知性が伺える、その例えが理解できない程の者は、雄英高校には居ない。
　
　心操「え…じゃあ、先生は、オールマイトは…」
　???「…あぁ。目を付けられてしまった時点で、平和的に"げえむくりあ"したとしても、どちらも良い死に方は出来ないじゃろうな。…おそらくそなたらも、口封じに殺されてしまうのがオチじゃ。」

　緑谷「そんな…！」

　???「そして…これはそなたらにはあまり関係無いかもしれんが。アレは、自身の言う観測者…"あの御方"とやらの力で他の世界を渡り、似たような事を続けている。これまでも、これからも。」

　飯田「他の…世界…」
　
　???「他の様々な世界線を幾つも混沌へと陥れ、その過程を愉しんでいるのじゃ…気まぐれに、茶菓子をつまむのと同じ様に。"アヤツ"め…本当に忌まわしき事象しか起こさぬ…！」

　静かなつぶやきと共に片耳を腹立たしそうにぴくり、と動かしたのは、おそらく無意識だろう。
　その時に使われた何者かの三人称は、本物の先生でも、偽物のソレでも無い何かに向けられている…ような気がした。
　???「そなたらにとっては突拍子も無い話じゃろう…だが、アレを見た後じゃ、幾らかは納得もし易いじゃろうて。」

???「それを止める為にも…存在自体を、ここで消し去らねばならぬのじゃ。わし1人では、不可能と言っていい程相性が悪いのじゃ。…あやつと同じくらいに。
どうか…頼む。」

　3人は、誰からともなく、強く頷いていた。
　
　相澤先生、オールマイト、この世界の人々。
　…だけでは、無い。
　3人が知る由もない他の世界の人々をも救う為。

　成功するかなど、分からない。
　それでも、抗おうと決めたのだ。
　
　3人のヒーロー達は、時間にして約3時間半限りのチームアップミッションを開始する、決意を抱いたのだ。

　???「申し遅れた、わしの名は…あー…そう、わしの名は、『シロ』。あやつからは、そう呼ばれておった。
　そなたらの事は見るのは勿論、あやつからの話も時々耳に入る。緑谷、飯田、心操…よろしく頼む！」

　『シロ』の表情は、少しだけ明るいものになっていた。

シロ「名前は好きに呼んでくれて構わぬ。"ひーろーねーむ"…？のように呼び捨てでも、さん付けでも何でも。」

3人はそれぞれ『シロ』の事を

　心操→dice1d2=2 (2)

　(1 さん付け 2 呼び捨て)

　飯田→dice1d3=1 (1)

　(1 さん付け 2 呼び捨て 3 くん付け)(専用選択肢追加)

　　緑谷→dice1d4=1 (1)

　(1〜3でさん付け、4で呼び捨て)(クソナード補正)

　で、呼ぶことにしたようだ。

　シロ「そういえば…本物の方のあやつの名前じゃが「相澤消太」で合っているか…？アレが言っていたのをそのまま使ったのじゃが…周りからは何と呼ばれておるんじゃ？」

　緑谷「相澤消太で合ってます！相澤先生、が大半だけど…イレイザーヘッド、イレイザーっても呼ばれてます。」

　シロ「いれ…んん……？？？あー、なるほど、相澤先生、か…こちらでは簡単に「相澤」と呼ばせて貰うことにしよう、わしは生徒では無いしの！」

　心操「(あ…あの先生と同じだ…)」

　シロ「それで、あー……説明に入りたいんじゃが…あやつの…相澤の偽物の名が無いと煩わしいな…アレやらソレやら分かりにくいことこの上ない…」

　緑谷「>>51 とかは…」

　飯田「>>52 はどうでしょう？」

　心操「>>53 みたいなのは？」

　(安価「相澤?」の名前の候補 のちダイスで決定

　今後のダイス表示や4人の「相澤?」の呼び方に使用します)

>>148　修正

緑谷「>>151 とかは…」

飯田「>>152 はどうでしょう？」

心操「>>153 みたいなのは？」

わりと納得の結果だけどクソナード補正草

安価なら青澤

偽澤先生

偽物さん

>>150

シロ「"dice1d3=2 (2) "…

1 >>151 偽澤先生

2 >>152 偽物さん

3 >> 153 青澤

それにしよう！」

シロ「どのようなモノにも敬意を払うとは…噂通り、流石は委員長と言うべきじゃな！

　……お？」

耳をぴくりと動かし、3人より早く気配の方を見やる。

みぃ、みぃ。

おそるおそる戻ってきたのは、赤い瞳に白い毛並みの小さな子猫。

シロの足元に擦り寄って、不安そうに小さく鳴いている。

シロ「よしよし…もう大丈夫じゃ。そなたの大好きなあやつは…わしらが必ず救って見せるからの。」

しゃがみ込み、慈愛に満ちた顔で子猫に微笑みかけ、優しく頭を撫でるその姿は、服装も相まってか聖母のようにも映って。

　シロ「おおっと…なはは、そんな顔をするでない。わしにとって、あれくらい怪我でも何でもないわ。」

　子猫は、シロの外套を掻き分けたその隙間に顔を埋めて何回か頭を上下に動かした…ように見えた。

　ただでさえ目の前で起こっている出来事だが、その光景を良く見つめていたのなら、その原因や、意図が掴めるかもしれない。

　緑谷：【目星】dice1d100=80 (80) (45)

　飯田：【目星】dice1d100=61 (61) (45)

　心操：【目星】dice1d100=82 (82) (45+20=65)(猫好き補正)

うおお全員失敗

目線を向けていた3人だったが、立ち位置や角度の為か、子猫の動きからシロの腹部を舐めていたのではないか、という推測しか立てることは出来なかった。

シロ「この子にとって…相澤はまさしく1人の英雄…"ひーろー"、であった。
　日頃の恩義も勿論じゃが、この子を救い、護ってくれた事に、何よりの恩がある。わしがこうして直接関与する必要が有る程の…恩が。」
　
子猫を慈しむ手を止めないまま、そう呟いた。
　
　シロ「…ほら、まだ日陰にいた方がよい。この時間帯は特に陽射しが強いからの。」
そう言われた子猫は、撫でられていた手に頬擦りをした後、言われた通りに、木の群れの中に消えていった。

リアルアイデアであの猫ちゃんなら絶対蹴られた場所怪我しとるやん！！PC気付け！！って叫びそうになるところだ

PCとPLの情報やアイデアの差でもどかしくなるのあるある

シロ「さて、わしが協力出来るのは主に…相澤の捜索じゃ。」

　シロ「実は、わしは相澤が、あの姿となる前の偽物にやられる所を、遠目ではあったが偶然目撃していた…丁度今、我々が居る所の近く…あの辺りじゃった。しかし向かう最中、倒れている同胞達の応急処置を気にかけ一瞬目を離した時に、相澤と偽物は姿を消してしまっていた。」

　あの辺り、とシロが指を指した位置は、監視カメラが配置されている位置だった。

シロ「あそこからどの方向に行ったかさえ分かれば、わしが相澤を探すのにそう時間はかからないと思う。この範囲なら…最長でも10分はかからぬ。」

　シロ「そなた達は3時間分を用いて、手がかりを探すなり、戦いに備えるなり、思い思いに動いて欲しい。わしは建物内には入れぬ。制服も身分証明書も無い以上、どう見ても不審者の類じゃからの…その後の30分を使い、全員で相澤の確保を行った後、偽物との戦いじゃ。

　一部、運に左右される事もあるやもしれんが…

　我々ならば、勝算はある。」

　シロ「…ただ、必ず相澤の行方の確認は行ってくれ。それも、出来るだけ後半に。心の準備が出来てから、じゃ。

真実を知る、ということは、恐怖を知る、ということでもあるからの。」

　シロ「さて、行動の前に…何か質問はあるか？」

(>>162 〜 >>172 までの中の質問と受け取れる内容に答えます

重要な質問の場合会話形式で、その他はQ&A方式で答えていきます

質問しているキャラを指定してもOK、シロに話す以外のアクションを求めるものでもOK

例：心操「頭撫でさせてくれない？」)

(質問に入らないだけなので保守等普通のレスも気軽にどうぞ)

恩とは？

あの赤目の猫は何か関係はあるの？

どうやって先生を探すの？

あなたと偽物さんの関係は？

そういえばこのメモは貴方が？それか心当たりはある？
※ポケットに入れてたヒントのメモ

本当に勝ち目があるのか？なにか作戦が？

飯田「貴方の正体が何なのか、教えていただきたい」

(もしダイスが振れるなら>>50でのクリティカルで既視感を感じていそうな緑谷が【アイデア】

ダイス判定無しなら見なかっ定無しなら見なかったことにしてください)

>情報収集や準備の為に協力してもらうくらいなら良い

これの許される範囲の推定は出来るか、その際や制限時間前に他の人に危害を加えられる危険は考えられるか

〈都合により順番が前後します〉

Q.恩とは？(>>162 )

A.「日頃、程よい猫との接し方をしてくれているからの。追い回しもせず、去るもの追わず、生存能力を過度に失わせることもしない…多種多様の愛し方がある事は理解しているが、特に野良猫達との接し方は全人類に見習って欲しい程じゃ。ただ、わしが行動を起こすに至った理由の方はあの子猫が関わっているのじゃが…話すと長くなる、後ほど、来るべき時に話そう。」

Q. あの赤目の猫は何か関係はあるの？(>>163)

A.「あぁ。ただ、お察しではあろうが…あの子が何かしたという訳ではなく、寧ろあの偽物の被害者側なのじゃ。不憫で仕方ない…」

Q. どうやって先生を探すの？(>>164)

A.「嗅覚、じゃな。わしの嗅覚は人の数十万倍じゃからの。

　今までにも何とか相澤の残り香を追えないか試していたのじゃが、なんせこの周囲、偽物の匂いがかなり濃く染み付いておってな…奴は匂いまで模倣出来ていると思っているらしいが、元来のヘドロの如き醜悪な臭いが隠しきれておらんわ。

　方角さえ分かれば、その両方の匂いが引く先を追うことが出来る、と言うわけじゃ。」

Q.あなたと偽物さんの関係は？(>>165)

A.「4日前、相澤に入れ替わった時に初めて見た。その後あちらに気づかれぬよう監視を行っていた…認識されたのは恐らくついさっきじゃな。

元々直接の関係は無かったのじゃが、偽物の言う"あの御方"については知見がある。わしから言えるのは…本当にろくでもないヤツ、というだけじゃ。」

Q.(>>172)

A.「わしの主観にはなるが…まず後者から答えさせてもらうと、余程のことが無い限り、大丈夫だと思う。監視を行っていた時、人間には一度も牙を剥くことは無かったからの。恐らく、相澤のイメージを崩さずに居ることで、後の混沌を更に大きくする為…嘆かわしいことじゃ。

可能性があるとすれば、わしらがそのルールを破った時であろうな。

　前者もわしは本人でないから断言はできんが、手がかりを探す際に人手を増やしたり、我々だけでは行き着けない情報を得るための交渉等の協力を仰ぐこと…ともかく、最終的にあの場に居た者たち以外が偽物と戦闘することがないようにすればよい、という意味だとわしは捉えておる。

　ただ…ここからは完全にわしの意見じゃが、そなたらと同様に、薄々気づき始めている者たちだけに絞って頼る方が良いと思う。

そうでなければ、何も知らせずに協力してもらうかの、どちらかで。

　皆に全てを説明するとなるとかなりの時間がかかる。かと言って、端的に『あの先生は偽物だ、本物を見つけ出して偽物を倒さなきゃいけないから協力して』など、この学校で広めたらどうなると思う？……例え戦ってはいけないと聞かせたとて、悍ましさを知らぬ無垢な英雄達は、何かされる前に終わらせてしまえばいいと、果敢に立ち上がる…立ち上がってしまう、だろう。

自分の意思で『抹消』を切らすことの無いあの生物に数の暴力など、意味を成さない。それに、もし倒せたとしても、ヤツの裏方は気まぐれで一世界を滅ぼすモノじゃ…ルール違反と捉えられた時、どうなるか…想像したくもない。

　なんにせよ、生徒達に協力を仰ぐのは難しいじゃろう…公欠とされた以上、出会った時点で不審に思われてしまう上、あちらは至って普通の日常を送っている。業間休みくらいにしか会うことはできぬ。

　言いくるめて人手の足しにしようとしても、偽物…自称担任に止められるじゃろうな。サボりをさせないという、至って正当な理由で。

　だから、既知無知に関わらず、探索中に自ら協力すると歩み寄ってくれた時や、どうしても必要な事に協力を頼む時以外は…なるべく避けた方が良いじゃろうな。」

〈メタ的に言うと『偽物さん』との戦闘への参加禁止、そして探索では基本的に3人が行動しなければならない、ということになります〉

まあそれはそうか>メタ的に〜

猫と先生のほのぼのタイム絶対取り戻そうな……！

　>>166

　シロ「……」

　そう二人が問いかけた時、シロの雰囲気が変わった、ような気がした。

　緑谷：【目星】dice1d100=72 (72) (70)

　飯田：【目星】dice1d100=24 (24) (80)

　心操：【目星】dice1d100=92 (92) (70)

飯田は、シロが自身を警戒している…正確に言うなら、自身の差し出した黒いメモに警戒を寄せている、と感じた。
　
　シロ「それについて…わしからも1つ、質問したいことがあっての。

　まず、緑谷が持っている物。それはわしが書いたもので間違い無い。偽物の監視中、もし本当に勘づいている者ならこれで指摘してくれるであろうと思い、その辺の落し物を使い目線を掻い潜って書置きを忍ばさせてもらった。無垢だった可能性を考慮した結果、回りくどい表現にはなったがの。」

　シロ「そして…飯田。一応聞いておくだけじゃ、深く考える必要は無い。
　
…ソレは、そなたが書いたり、誰かに直接渡された、という事では無い。そうじゃな？」

　飯田「……はい、シロさんの物と同様、気付けば机の中に入っていた限りですが…」
事実、何もやましい事が無い飯田が微かに言い淀んだのは、シロが醸し出していた親しみやすい雰囲気から一転した、"一応"にしてはかなりの真剣な眼差しに気圧されたため。

　
　シロ「じゃろうな…すまぬ、突飛な事を聞いた。」
　シロの雰囲気は直ぐに元に戻り、安堵すると共に、警戒した事を詫びた。

　シロ「そのメモから忌まわしき気配がありありと感じられたものでな…それも、そなたが出す前から、ずっと。書き手と繋がっている可能性を断っておきたかったんじゃ…


ところで、それには何と書いてあったんじゃ？」

飯田「え……？」

不穏オブ不穏

先程のような警戒は見られず、ただただ知ろうとしている、ということが分かる口調だった。

だが、飯田は今、確かにシロに見える位置でメモを取り出しているのだ。

　文字が書けるのなら、読めない筈が無い。

　…書いて、あった？

　手元へとメモを戻すと、

　そこにあった筈の、手書きとも印刷とも取れない赤文字は、跡形も無く、消えていた。

　【SAN値チェック】

　　[0/1]

　飯田：dice1d100=97 (97) (82)

　0 / 1

ファンブルじゃん…

頑張れ委員長

まあSAN値チェックのクリファンが何かあるかはKP次第な所多いから……

〈ファンブル出すぎじゃない…？

　ま、まあSAN値チェックにクリファンは関係ないってことでセフセフ…〉

飯田：SAN値 82→81

　飯田「なっ…！？」

　シロ「タチの悪い嫌がらせじゃな…」

　不可解な事象を目にしたとて、飯田はそれで内容が吹き飛ぶ程の理性の持ち主では無い。

　変わっていたとしても語尾くらいであろう内容を、そのまま伝えた。

シロ「成程…これを送ったモノには心当たりがある…状況とこの気配からして、あの偽物の裏方…ええい面倒じゃ、『観測者』とでも呼ぶことにしよう。アヤツじゃろうな…」

　心操「観測者？」

　シロ「我々を見て愉しむ存在…影から全てを動かしている元凶とも言える。」

　シロ「…そんな奴が書いたものだと考えると癪じゃが、その内容もこれからの行動において参考にした方が良いじゃろうな。それは人間にとって確かに事実…恐らく難易度調整のつもりじゃ。」

　シロ「そしてこの気配…あそこからも強く感じる。」

　指差す先は、2階のある１箇所。

　緑谷「あそこって、確か…」

緑谷：【知識】dice1d100=86 (86) (50)

飯田：【知識】dice1d100=75 (75) (60)

心操：【知識】dice1d100=79 (79) (65)

緑谷「……どこだったっけ？」

　同じことを考えていたらしく、続いて唸る2人。

　シロがずっこけたのは言うまでもない。

シロ「お…覚えておらぬのか…まあ、校舎だけでもこの広さじゃ…仕方ないわな。」

　心操「(結構ノリ良い人？なんだな…)」

　シロ「そこも調べる箇所として候補に入れた方が良いじゃろうな……飯田の持つソレよりも強い気配を持つ、何かがある…確実に。もし倉庫やらの何かを見つけにくい環境であったのなら、複数人で調べるのも手かもしれぬな。勿論、くれぐれも警戒を怠らぬように。」

　緑谷「わ、分かりました！」

　緑谷「(……)」

　2人も賛同した後、訪れるしばしの沈黙。

　数秒が何倍にも感じられた、その間。

　3人が目線だけを交わし、小さく頷いた。

　心操「…ねぇ、シロ」

　シロ「ん？」

　心操「さっきから思ってたんだけど…何でそんなに色々な事が分かるんだ？」

　異色の瞳が見開かれ、耳がぴんと立ち上る。

　心操「『偽物さん』のことを知らなくても、俺達が見たこともない『観測者』には、やけに詳しいな、とも思った。」

　緑谷「……それに、」

　緑谷：【アイデア】dice1d100=57 (57) (90)

緑谷「雄英のシステムじゃ、ワープ系の個性でもない限り生徒や教師以外の人間は入れないハズです。

　そして…シロさんに似た猫を見かけました。

　あれって多分…シロさん本人、ですよね？」

　シロ「…それは……」

そのつもりは無くとも、自然と今度は"こちらの番"になっていた。

飯田「どうか…貴方の正体が何なのか、教えていただきたい」

　(>>171)

　謎の存在に問う3人の眼差しが、集まる。

みんな揃って忘れてるのわろた
でも雄英広いもんな、仕方ないな

ヒーロー科が滅多に立ち寄らない、サポート科や経営科がよく使う教室かもしれないから…(震え声)

☆

シロ〜怖くないよー

シロ「そうじゃな…そなたらから見れば、悪意を感じないというだけで、わしだって"偽物"のような未知の存在には変わりない…話す義務があるじゃろう。」

　シロ「まず最初に伝えるべきこととして…わしは"観測者"のような強大な力を持つ存在などではない。

　それよりも、ずっと弱い、ちっぽけな存在…

　わしの正体は、ただ物知りすぎるだけの、1匹の猫に過ぎない。」

　シロ「わしと同じ目をした白猫…緑谷の言う通り、あれがわしの正体じゃ。」

　緑谷「じゃあ、今の姿は…」

　シロ「わしは人間に…ほぼ人間の姿に変わることができ、恐らくその影響か、人間並の知能をも持つ…本来の猫の姿でも、それは保てる。それがわしの………

　『個性』であるから、じゃ。」

　飯田「動物が個性を…？それは」

　シロ「この施設にも、似たような例を持つ者が居ると噂で聞いた…全く信じられない話では、無いじゃろうて。

　わしのは個性『人間化』とでも仮に名付けておこう。その類の機関を通していないからの。色々面倒そうじゃし。」

　心操「つまり…人間以外の、天然で個性持ちの生物ってこと？」

　シロ「そういうことじゃな。ここに入れたのも、わしが猫であるからという単純な理由じゃ。ここの皆とも結構仲はいいぞ。そういうのが何となく分かるのか、慕ってくれてすらいる。」

　シロ「色々詳しい事にも、この『個性』を持っている事に繋がっている。そなたらは内緒話をする時、人間が通りかかればそれを中断するじゃろう。相手がそれを理解出来るということを、理解しているからじゃ。

　だが、それがただの猫だったら？

　一瞥くらいはするかもしれんが、会話を止めるまでには至らぬじゃろう。猫に内容を理解されているなどと思う人間は、余程警戒心が高い者でない限り、居ない。

　人間の脳に、猫の姿。情報屋をするにはうってつけじゃ。…まあ、普段は金銭とかは使わず至って普通な猫の暮らしをしているがな！」

　この世界であれば納得の言い分に、一先ずは腑に落ちた3人。

　…だが、

　緑谷：【心理学】dice1d100=75 (75) (10)

　飯田：【心理学】dice1d100=97 (97) (10)

　心操：【心理学】dice1d100=36 (36) (10)

全員失敗したし内一人はファンブル！！！

〈失敗情報のみ〉

　緑谷と心躁は、シロが『個性』という言葉を口に出すまでの間がやけにつっかかっているように感じた。

　まるで…使い慣れていない語彙を、記憶から意識的に思い出しているように。

　滅多に人間と話すことも無いのなら、出てこないのも納得出来るが…

　2人の心の靄は、ほんの少しだけ、残った。

　…一方その頃、飯田はシロの言い分全てが真実であると完全に鵜呑みにしていた。

　可能性の話にはなるが、もし先程の言い分と事実に相違点があり、それを理解した時、彼はひどくショックを受けることになるだろう。

　心躁「そうだ、勝算はある、って言ってた(>>160)けど、本当に勝ち目があるの？何か作戦が？」(>>170)

　シロ「勿論！ルールに違反せぬメンバーを考えると短期決戦、とは行かなそうじゃが…勝てる算段は用意しておる。偽物の"抹消"を封じる唯一の手段…それさえ実行できれば、偽物を打ち倒すことは可能であろう。

　その作戦とは………あー…要するに！そなたら3人は普段通り、ういらん…？退治の様に、連携を取り偽物の攻撃を回避し攻撃を行う、それさえ出来れば大丈夫じゃ。」

　キーンコーンカーンコーン…

　一瞬中断された後速度が上がり端折られたのは、5分の経過を伝える聞き慣れたチャイムが挟まったため。

　シロ「長話し過ぎてしまったな……わしは同胞達に何か見た者は居ないか聞き込んで回ってみよう。長くても3時間後…ここに集合じゃ。それでは、健闘を祈る！」

　まだまだ疑問は尽きない…けれど。

　相澤先生の、平和の象徴の、3人の、そして…世界の。

　命運を掛けた3時間半が、幕を開けた。

　さあ、探索を始めよう。

【閲注 ⚓️🎲 Coc要素有】這い上がり組が行く｢センセイ、先生。時々、ねこ。｣②探索編｜あにまん掲示板　※このスレは、以下のスレhttps://bbs.animanch.com/board/4733103/　の続編です。　前スレを閲覧した上でこちらのスレを閲覧することを強く推奨します。あとスレ画は公式…bbs.animanch.com

200なら>>198