【🎲、⚓️、ss】どうしよう……20

スレ主です
20スレ目ですね。
……20スレ目？？？？

わりかしノーマルエンドが殆どで一個ヤバいのあるかなぁくらいだから実際そこまでバッドではない…キヴォトス基準だとどうなのかはちょっと分からない。
皆様の感想や考察、阿鼻叫喚がまさに初見ゲームの実況のコメ欄を見ている感覚になれてとても楽しいです。励みになります。
ゆったり読んで頂ければ幸いです。あとこのシリーズのゲーム内容と前作の【しまい】の繋がりは同じモモイが作ったというだけなので安心してください。

あらすじ
会議にて分かる矛盾
拉致られメイドゲーマー一丁
新しい任務に挑むアリス達

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有志さんのまとめ

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とりあえず本日はスレ立てのみで、更新はまた明日からになります

たて乙

おつおつ…なんか前スレ辺りからか追いついた人たち増えたな

そうだよスレ主……
もう20スレだよ…大長編だよ…

前作のしまいから来た人達はびっくりだろうな、急にスレの数が7倍近くになってるから

立て乙です
ゆったり最後まで見届けたいと思います

10！！

ヌッ

ほしゅ

夜まで保守

保守大福

トキとネルをアカネが宥めている間、カリンやアスナは新しい任務を見ていた。新しいルートでわざわざ追加されたのだから何か変わってる物はないかと気になったのだ。

「っていっても……なんだか重要そうなのは無い様な…？」
「小悪党退治っていうのが殆どだねー」

二人の言葉にネル達も気になって確認するが確かにその通り…傭兵崩れの武装した盗賊団や、暴走している機械の対処……暴走に関しても、内容を見る限りAI特有のでは無くて、設定を弄ってミスしたといった内容だから落涙達も関係ないだろう。

「なんだぁ？急に歯応えねぇな…」
「まぁ実際このゲームにおけるラスボスの行動がよく分からない状況になってますから…」

少し残念そうなネルだったが…まぁ仕方ないかと依頼を片付けていく事にした。然程難易度が難しいわけでもないので、ネルをそこまで見守る必要性も無いかと改めてアカネやカリン、アスナが客であるユズをもてなしつつ、後輩であるトキを可愛がりながらの観戦を始めた。

保守

不気味な静けさだぁ

意図的に危険な任務が外されてるとかありそう

予想通りと言うべきか、一つ一つは大した難易度では無い。否、このゲームを始めたばかりのネルだったら勿論クリアは難しかっただろうが…正直今のライブラの装備やネルの操作ならばなんて事の無い話だ。

「なんつーか、今回のリディの依頼を思い出すな」
「ああ、あの実験施設の様な場所を襲撃した時の…」

そう言うとアカネは少しだけ遠い目をする。あの時も依頼の難易度自体は大した事なかったが、その後に分かったアイノコ達の悲しい歴史と言う真実に情緒を滅多打ちにされた。

「…と、なると」
「っぱ警戒はすべきだろ、何が待ってるか分かったもんじゃねえ……いや、今分かってそうな奴が丁度そこにいるけどな」
「ひぃ…」
「リーダー、いじめちゃダメ！」

そんなつもりはねぇよ、とネルはヒラヒラ手を振った。とはいえ、今のネルからしたらこのシナリオを書いたモモイもだが、ストーリーを全て知った上でこうしてゲームを完成させているユズ達もまた普通にヤバいのではなかろうかとも考えてしまう。

「…おい、オデコ」
「ひゃ、は…はいっ…！」
「……なんか、虐められてるとかあったら言えよ」
「…？？？」
「たった今先輩に虐められてたのに困りますよね、困惑してしまいます」
「だからよ！！虐めてはいねぇよ！？」

ネルの言葉を理解しきれないユズにまるで共感している様に頷く時に、ネルはまた怒るが、意外と手は操作を止めていなかった。

追いついてしまった

ほしゅ

ネルパイは優しい

…以前最悪な予想が浮かんでしまったといった者なんだけどそれが過去ログ6の133にあった魔王リディルートに似た奴なんだよね
それで1が言ってる”一番ヤバいやつ”がこの魔王リディルートではないにしろ確実にリディが絡んでいそうな気がするんだ本人としては最善の選択をしているし、”これがあたしらにとっては救済なんだ！”的な奴　
それに666って悪魔の数字なんだよな、この”悪魔”が何を指すのかが一番ヤバいendに関わってると思うんだ

ほしゅ

そんな風にネルが残っている任務消化をしているとある任務中のAIとアリスの会話が気になった。

「そう言えば…旧型のAIや新型のAIには色々違いがあるって習ったけど……貴方はリディも言ってた通り、なんていうか感情豊かだよね」
【確かに、旧型は様々なアップデートを重ねた新型と比べると人の様な感情にやや疎い面がありますね。私の場合はアリスと長く過ごしたのもあるとは思いますが……】

戦闘中にAIとアリスが話しているのは良くあるが、基本的にはAIがアリスの事を褒めてたり心配したりなので、なんだか世間話の様なそれが気になった。

「旧型と新型の違いか……まぁ違うからこそ新型はこうして人類と敵対してるんだよな」
「そうですね……しかし旧型は依然人類側のままで、故にこうして共に戦うことが出来ている訳ですし」

改めてこの世界観のおさらいの様な話をしていると、AIが話を続けた。

【ですがアリス…つまりは私の様に旧型も感情が無いわけではありません】
「そう、だね…？」
【私もまた怒る事や悲しむ事は普通にあり得るのです。貴方が怪我をすれば、その相手に憤りもします】
「そっか……なんていうか、そう思うと旧型や新型の違いって割と曖昧…？敢えて言えばコードが違うんだろうけど…」
【意外とハッキリとした違いもありますよ、教本には載って無い位にハッキリとしたものが】

へぇ……と思ってネル達は聴いていた。が、その後会話は続かなかった。

「また気になる所で区切るんじゃねえ！！」
「ハッキリした違い…？あの言い方だと性能とか製造年数では無いですよね？」

すごい気になる所でまた会話を切り上げられて、アカネ達もまたネルの近くに座りながら考察を始めるのであった。

☆

ほしゅ

教本には載らないって事は割と基本的な事なのか？でもアリスは知らないってなると……もしかして普通に生活してたら分かる事だった…？
アリスはロムロしかいなかったから他AIの比較対象がいない的なこと？でもそれならライブラAIは…？んん？

何だろう
自爆機能の有無とか？

人間大の身体を持っているか否か、とか？
ロムロはメイドロボだったし、レインやラトルは機体に乗り込んでいる（コックピット内視点がある）けど、ライブラAIは“搭載”されているよね

人から感情を向けられることがAIの情操教育に必要なら、人に近い形を持っている新型の方が感情を会得しやすいだろうし、機械に分け隔てなく接するアリスの機体が感情豊かなのも頷ける

>>29

それは戦争始まって一部負けかけてたところがヤケクソで〜って事だから、付けてない新型も普通にいそうな気もする……エントルングの警備？ロボだった黒ヤモリとか

旧型の中でもかなり古いらしいAIでも知ってる位には常識というか……アリスに出会った時に初めて起動したAIからしたら新型と戦ってるうちに「コイツら自分達と違うなぁ」と思う所があったって事だよね？

……なんだろ？マジで分からん

ほしゅ

昼保守

追いついた……！
保守！

「もしかしてですけど…割と今までの戦闘中もこういう伏線系の会話あったりしました…？」

アカネの言葉を皮切りに、ネル達は今までの任務中の事を慌てて記憶を手繰り寄せる。

「あー！くそ、セミナーの書記がいれば楽なんだがな…！」
「それはやめてあげましょう……確か彼女は前回の被害者です…」

「ああ、あの…」と皆一瞬でこの場にいないノアに少し同情しつつ…そもそもこのゲームの今までのを見ていない、記憶してない物を思い出せというのも無茶振りなので諦める他なかった。

「なんか印象に残ってるやつねえの…？」
「あー……確かリディからの任務のうちの１つをクリアしてる時…好き嫌いの話をしてた様な…？」

ふと、カリンが何か思い出した様で全員で彼女を見た。とはいえ大した話でもないかも…と自信の無いカリンだが、話す事にした。

「メインストーリーに直接関係ない任務の一個でしかなかったから…ちょっと曖昧だけど、確か……」

そうしてカリンが思い出しながら放したのはいわゆる野党や強盗に当たる者達の討伐の時で、彼らを倒す過程にて『こんなご時世でも宝石やらなんやら欲しい奴なんているのかなぁ…？アリスは宝石とかどう？』とリディが通信越しに話を振ってきたと話す。

ほしゅ

宝石が好きか嫌いかって話か
にしてもやっぱ分かってたけど割と世紀末してんなこの世界……

貴金属はいざというときにすぐに換金できるからねえ…待てよ、もしや…いやまさかな

「確かそれにアリスは「装飾品を付けたいと思った事がないから分からない」って答えてて…」

まぁ確かにそうだろう。アリスはロムロの残したリボンくらいしか付けてないし、贅沢をしたいという様な性格ではない。
では、そんなアリスに対してリディはどうだったのかとカリンに聞けば「私も好きでは無いかなぁ…キラキラして綺麗なのは認めるが、目が眩んで大事な物を見落としそうだ」と答えたと言う。

「そんな事言ってたのかよ…全然覚えてねぇ…」
「リーダーは目の前の戦闘処理に必死になってしまう時がありますからね…先程までの任務でも真横から敵が突っ込んできて驚いてましたし…」
「普段の戦闘じゃあ絶対にああはならねえんだがな…」

そう拗ねた様に言うネルだが、リディの言葉について考える。

「言い方としては…嫌いの手前な感じするよな」
「まぁそうですね……あ」

そこまで考え、トキが何か思い付く。

「エンディングの……いやでもそうなると…」
「おい一人で考えるなよ」
「すみません…ただそうなると中々……悲しい話だと思ってしまって…」
「？」

放して良いものか…と言いたげなトキだったが、意を決した様に話した。

「エンディングの際に…リディさんの時に指輪をした手が出ましたよね…結婚指輪の」
「…ああ、出たな」

つまる所母親に売られた時の描写の訳だが…

「……普通、家のお金に困ってて、まず子供売りますか？」
「そりゃ売らねえだろうな？まずは金になりそうな……待ってくれ」

ネルは察した。トキを止めようと思った。これ以上聞きたくない気がする…が、トキはもう止められない様でネルの制止を聞いてない様に話を続けてしまった。

「……リディさんの母親、何故指輪ではなくてリディさんを…子供を売ったのでしょう？」
「え、それ、は……」
「………はぁぁあ〜………ったんだろ」

あまりにも嫌な気付きだ。言葉に詰まる周りに変わってネルが遠い目をしながら答えた。

「本当は金に困ってなんかなかったんだろ、ただリディが邪魔だから売った……多分な」

将来の夢がお嫁さんのカリンには、ネルのその回答のショックが大き過ぎて気絶した。脳が理解を拒んだとも言えるだろう。

お金に困ってもいなかったけど世継ぎ（弟）生まれたから、用済み……ってこと…？ちょっと誰か毛布くれ寝込むから

保守

そりゃアリス（ネグレクト被害者）に優しいわな！！！！（嗚咽）

あぁあぁぁ…リディの過去話時点で似た様な考察は既にされてたけど、本当に仕方ない理由があった訳でもなく娘売ったのかよ……きっつい…本当にきつい…

ほしゅ

ほしゅ

貧困が原因である別れならば、まだ心の平穏をギリギリ保ててたのによりにもよって最悪の事実を自分が思い出した事で発覚してしまった。
カリンは滅茶苦茶後悔した。

「い、やいや…待ってくださいよ……何故、そんな…実の娘に……」
「知らねえよ…ただ碌な母親じゃねえだろうな。そもそもアイノコの実験施設に知ってて売りつけてるならその時点で普通の母親としては有り得ねえだろ」

事実がどの様なものかは分からないが…果てしなく嫌な予感がする。
どうしてこうも…神父と娘やアリスとロムロみたいな家族は酷い離別をして、それ以外の家族は録でもないんだ。
もっと普通に温かな家庭が見たい……その願いが通じるかは分からないが、仕方ない。進めていく他ないのだ。床に崩れたカリンに毛布を雑に投げつつネルは他の考察をしながら依頼を進めていく。

「他の台詞とかで印象的なのはなかったか？」

正直言って、操作中の自分に余裕が無くて聞き逃している可能性も十二分にある。先程のカリンの話もそうだ。何より聞いててもその場だと大して何も思わないで聞き流して忘れてるパターンもあるだろう。

「うーん…他は、ちょっと分かりませんね……」
「流石にパッとすぐに思いつくものはないかも知れません……」

とはいえ中々いざ思い出そうとしてもそう簡単にはいかないもので、アカネ達も頭を捻る……そこに

「そういえばかなり最初の方？ヴィックに来たばかりの頃の任務であったかも？」

いつの間にやら段ボールからユズを出して膝に乗っけているアスナが手を挙げてそう言った。

ほしゅ

ユズの扱いが割とネコだ…

>>51

段ボールとか狭い所好きだしモモミド（猫耳尻尾してる）と仲良いし元々猫みたいなものだよ

保守

保守

早めに朝保守

極端な聖人か極端な愚民しかいない世界

>>56

あとはシンプルに被害者達、かなぁ……

力がある人達が守るか戦うかしないと多分普通の人達にはキツい世界だから、目立たずひっそり生きるしかないんだと思う…

でもって、こんな世界で中庸というか…追い詰められる事もなく、極端な思考にならない人は少ないだろうし

今出てる情報からすると、少なくとも身売りされたのは70年前位……？
だとすると、AI全盛期前 黎明期とかその辺ですよね？

スチームパンクの話になってしまいますが、義肢とか擬似内臓とかって適合率とかありそう……？

その辺の被検体でもあったのかな……

どんな会話だ？と思って皆耳を傾ける。固まっているユズの髪を編みながら、アスナはその時の会話を思い出す。

「確かAIとアリスちゃんが話してて、改めて落涙と接敵して生き残れたねーって感じの話をしててね？アリスちゃんがAIにお礼を言ってたんだけど」

あー…とそんな話があった様ななかった様な…と記憶の糸を手繰り寄せる面々。アスナはその様子を面白いなと思いながら話を続けた。

「そのときに、アリスちゃんが言ってたんだよね…あまり酷い出血の怪我にならなくて良かったって」
「頭を強く打ってますし、鼓膜が破れたりと普通に重傷でしたが…出血、ですか」
「そうそう、血液型がちょっと珍しいから〜って」
「rhマイナス的な話……とかでしょうか？」
「かもな…もしくは普通に同じ血液型の人間の数がロボットとの戦いで減ってるとかもあるかも知れないぜ？」

なるほどその可能性もあるか、と頷くアカネ。だがそんな会話があったなら…もしかしたらこれから先、血液型で関係ある話もあるかも知れないと考えた。
だがそうだとしてもどう本編と絡むかは謎が深くて今は理解できそうになかった。

血か…てめえらの血は何色だ案件はいっぱいあったけど…
そういえばアイノコはメタルギアみたいな透析は要らないのかな?リディの機械部分は血は通ってないみたいだけど

>>60

腎機能が残っているorそれに準じた機能があるのなら問題なさそう？

今までアイノコの食事シーンってありましたっけ？

>>62

なんかシュトラール攻略後に皆で打ち上げしてた気がする…？

ほしゅ

保守

朝保守

久々に見に来たら大量の鬱展開爆撃を食らって瀕死なんだが
これもう“雨”だろ

珍しい血液型ねぇ…これ大怪我した時に輸血相手がいないフラグか…？（警戒）

>>68

ここまで技術力があるなら人工血液くらいありそうやけども……

あ、AI関連で全て廃棄されてるとか……？

>>69

神父が大怪我した時に輸血の話はあったし

・寄生型っていう人体にも影響あるらしいヤバい存在（実際神父の娘さんは寄生型に襲われた結果…）

・機械の身体を部分的に持っているアイノコ

この二つの要因があるから、人工的な血液があっても何か仕込まれそうで警戒したくなるな…

「今はこれだけか？なぁ？」

色々不穏要素が今になって発掘されて、強がってる様だが不安そうな顔でネルは周りを見た。

「さ、さぁ…私達が思い出せるのはこれくらいで…」
「なんならこれから先新しく出てくるかも知れないし……」
「まぁ…そうだよなぁ……はぁ…」

アスナの膝の上で、逃げられないので大人しくする他ないユズは半分ほど開き直りオヤツを食べながらそんなネルを見る。

（すごく珍しい物を見てる気がする……やっぱりネル先輩でも身内にはちょっと弱気な所とか見せるんだなぁ……）

誰かに話したら何されるか分かったものではないのでこれから先も心の中で思い出す程度に留まる事実なのだが…改めて自分達の作ったゲームでミレニアム最強が参っている様子に誇れば良いのか謝れば良いのか複雑な気持ちになりながら、普段の部費やお小遣いでは到底買えない美味しいクッキーをまた一つ摘んだ。

保守

ほしゅ

ほし

こんなにも続くスレないでしょ最高かよ

夜保守

ユズが餌付けされてるよ、カワイイね！(本編から必死で目を逸らしながら)

とりあえず情報整理すると

旧型と新型には結構分かりやすい違いが存在しているけど教本とかには載ってない
リディさんはガチで母親から「いらない」と思われて売られた可能性大
アリスはちょっと珍しい血液型

って事ね

旧型と新型の違い……
学習能力の違いとは最初の方言ってたっけ？
ラーニング速度……とか。

他はなんだろ
シンギュラる確率とか？

自分達が苦しむ理由の一因でもあるユズの内心など知る由も無く、ネル達は不安になりながらも任務を進めていく。
その後は特に何か気になる台詞は出てこなかったのは幸い…と、言っていいのだろうか？

「今悩んでも仕方ねえ…とは思うけどよ」

そうぼやいているネルが任務をまた一つ終わらせると、通信が入る。

『アリス、聞こえるかい？リディだ……落涙達の方にはこれといった動きはないんだが…少し気になるところがあってね、調査を依頼したい』
「調査…？」
『ああ、そこは無人になってる港なんだが……警備をしてる者から最近ソナーに不審な影が映ると報告が上がってるそうだ』

そうしてリディが教える座標は、エントルングよりも向こう側の海に面している地域である。

『人とAIの争いはこの大陸だけの問題ではないからね…もし密航やら不正入国となれば普通に大問題だから調べてきて欲しい』

そうしてリディの通信は切れる。
ここに来てアリス達の戦っている舞台である大陸の外からの存在が仄めかされてきてネルはため息を吐きながらユズの方を見た。

「なぁこれ…ちゃんと風呂敷畳めるのか？あのピンクのチビ、フルスロットルが過ぎるだろ」
「い、一応……？多少の考察の余地はあっても区切りの良いところまでは、いける感じだと…思います……」

夜保守

保守

ほしゅ

保守

うーん…AIが皆一枚岩じゃないって情報ある状態での他大陸から来る何か……普通に不穏なので大福になって衝撃に備えよう

"旧型と新型には結構分かりやすい違いが存在しているけど教本とかには載ってない" いくら戦争が長続きしてるとは言えこんな重要な情報が何で軍の教本にないんだろうねえ…？もしかしてねえ・・・？
そしてアリスの血液型は珍しい血液型(RH-とかボンベイとか)、つまり輸血する際はかなり慎重を要するわけだ。
そしてこの輸血をする際に…ってことも可能なわけだ　いやはや恐ろしいねえ

保守

ほしゅ

ここまで色んな登場人物がいるけどさ
なんかどのキャラクターの物語というか、それぞれの人生を見てもさ
人とは何かって問を投げ掛けられる物語ばかりで考察が捗るし、それらを踏まえて読んでる我々もどう生きようか深く考えさせられるよね
家族、友人、愛っていうこの世の避けては通れない命の通過点を、上手いことシナリオに組み込んでるこのストーリーは、心に残る揺るぎない価値を生み出すと思うの

とても満足度の高い作品だよね
なんかもう、大好き
大福になる

ほしゅ

セーブ

昼保守

ほしゅ

保守

ユズの言葉に顔を顰めながらも、まぁ信じてみるか…と先輩としてネルは頷いて、リディからの新しい依頼を受ける事にする。
以前までのルートならば最終戦であるエントルングに突入しているはずなのだが…それとほぼ同じタイミングで発生するこの任務は確実にストーリーに何かしら起きるのだろうと装備を整える。

ボス戦の雰囲気では無い様に思えた。となれば多対一を想定した装備の方がいいかもしれない。

「ブレードとかは…相手が多いなら耐久性で黒ヤモリのやつがいいか？」
「そうですね、悪くないと思います」
「一回一回攻撃力高くても相手の人数多いとやっぱり数回の攻撃が普通に命取りだしねぇ…」
「弾幕張れる桃色チビの武器にして……あとはまぁ機動力重視にすっか、囲まれてもそれはそれで面倒だし」

そんな風にボタンをぽちぽち押しながらネルが装備を選び、皆がそれを見守っている。

「……」
「面白い？ユズちゃん」
「ぇ、あ…！ジロジロ見てごめんなさ…っ、その…えと…！」
「怒ってないよ〜、どんな気持ちなのかなぁ…って」
「……なんていうか、ゲームを作っていれば、当たり前に作品に対して色々言われたりする事はありますし、勿論…褒められる事もあるんですけど…」

もじもじしながらも、ユズはもう一度顔を上げてネル達を見た。その目は今のネルに似て少し楽しそうである。

「言葉だけじゃなくて…こうして目の前で自分達が作ったゲームの攻略頑張って、色々考えている人を見るのって……良いなって」

ふにゃ、としたその顔にアスナはそっかそっかとニコニコしながら新しいお菓子を渡していた。後輩が嬉しそうなら、先輩も嬉しいのである。

保守

保守

折角だから…と今回のルートで手に入る武器である「光芒02」は使う事にした。あのトンネルの様な場所が使う上で最適解ではあるだろうが…色々試したくなる。
チャージ時間逃げれるだけの起動はあるため問題ないだろうと判断してネルは今回の装備選択を終えた。さてさて鬼が出るか蛇が出るかと任務を選んで決定する。
そうして出てきたミッション名は

【共闘？と選択】

はて、神父でも出てくるのだろうか？一瞬そう考えたがそれにしては共闘のあとの「？」が気になる。では一体…と思うネル達はムービーに集中した。

【ここが件の港です……今の所おかしなところはありませんね】
「といっても、今はまだって感じかな…」

そう話すAIとアリス。二人は寂れて建物も、申し訳程度に繋がれている船もぼろぼろな港をライブラで見渡した。
灯台なんかもあるが…もはや人のいないここでは役割を果たす事もないだろう。

「でも海から陸に上がるには充分な状態だから、確かに密航とか、強盗団の根城とか、あり得なくはなさそう…？」
【……強盗団の可能性は低そうですね、ここから人がいる所までかなりの距離があります、燃料などの移動にかかるリソースを考えると…改めて見ても、本当に誰もいないですし、何もない所ですね】
「……お魚くらいは捕れそうかな」

そんな話をしながらも警戒をしながら見回りを行っているらしい二人……ふと、水面が揺れた。

なんだ？何が来る？

どう来るか

敵との共闘かな？いいよね…
敵と仲良くなっちゃった…わァ…ぁ…

ほしゅ

>>101

え、でも今の状況で残ってる敵って……え！？

落涙共闘…はないか？

⭐︎

保守

保守

一体なんだ…？と思いながらネル達も警戒していると、AIが静かに

【…アリス】
「……うん」

そうアリスの名前を呼び、アリスもまた意図を察しているらしかった。

【…一機、近づいてます】
「そうだね…それに、この反応…」

ぴりぴりとした緊張を感じさせるアリスとAI…水面の方から敵が…？と思ったが、ライブラが見たのは上空だった。
え？と思った面々だったが直後…ライブラに影がさす。そのシルエットを、ネル達は知っていた。

《……此処になんの用だ》
「こちらの台詞、貴方の目的は何…？」




［落涙］
そう目の前の機体を睨むアリスに対して、まさかのエンカウントにネル達もまた驚いた。

まさかこんな所で唐突にラストバトルか…！？と一瞬コントローラーを握る手に力を込めそうになるネルだったが……

《……質問に質問を返すな、と言いたい所だが…生憎お前達の相手をする為に来たわけじゃない》

なんだか落ち着いた口調で話す落涙にネル達は少し違和感を覚えて警戒しきれなかった。

「なんか、戦闘するって雰囲気ではなくねえか？」
「そういえばアリスちゃん達が此処にいる理由も分かってない様子でしたし…本当に偶然なんでしょうか？」
「でも此処…何も無いって……」

落涙の目的が分からない為にネル達は困惑するが、トキが口を開いた。

「今は何も無くても……何か、あったのかもしれません。いえ、もしかしたら…これから、何かあるかも」
「ま、さか……此処にも［雨］を降らす気じゃ…！」
「それは分かりませんが……でも、なんだかそんな雰囲気にも思えませんね」

BGMがなく、風と波の音だけが僅かに聞こえている。緊張感がないわけでは無いが…あまりにも、静かだった。

沈黙を先に破ったのはアリスの方だった。

「貴方に用は無くても私達は…！」
《……大方、何かの調査に来たんだろうが、だとしたらサッサと帰った方がいい》
「何言って…」
《どうせ今日限りだ》

そう言って、［落涙］が銃を構える。やっぱり戦うのか！？と思ったが、撃ち出された弾丸はライブラの僅かに横を通り過ぎ…

いつのまにかアリス達の背後にいた複数の大型機体のうち一体を破壊した。

「！！」
【いつの間に…！】
《向こうはステルスに力を入れてるらしいな…が、現れた瞬間対処すれば問題もない》

改めてアリス達に攻撃する様子もなく、［落涙］はそう告げる。だがその台詞だけで、向こうが海の向こうからやってきた敵性AIである事が分かった。

《貴様…人の味方を…！》
《お粗末なエラーを吐き出す程度の思考能力しかない様だが、別に私は此奴らの味方でもない…が》

《お前達の事も充分に気に入らない》

依然上空から見下ろしながら、［落涙］は背中に差していた大型ブレードを抜刀した。

保守

なるほど別のところから来たAI群

これは落涙もここの噂聞いてAI達しばきに来たのかな？もしくは他にも目的があったとか…？

>お粗末なエラーを吐き出す程度の思考能力しかない様だが

ボイチェンかつ、演じてると分かっていてもこんな言葉をモモイが言ってると思うだけでビビる

>>114

アドバイスとか相談とか…資料で調べたりとかはあったかもだけど、そもそもその台詞を考えたのは……

保守

気に入らないんだ……どの辺りで嫌ってるんだろ？多分人間憎し的な思考は同じはずなのに

［落涙］のメインウェポンだろうそのブレードや、［落涙］の機体の様子を見て相手側のAIは警戒するかと思えば……

《なんだその非効率な武器は？》
《機体もボロボロのつぎはぎだらけ……？碌なメンテナンスも出来てない様だな》

嘲った。ネル達からすると今まで恐れて来たラスボス的存在がまさかこうも侮られる事があるのかと驚いてしまうが…

《ジャンク手前のお前と、人が動かす旧式機械……それがこの数の差を埋められるとは到底思えない》
《そこの子供を勝手に数に入れるな……が、まぁ、そうだな》

おい、と［落涙］はアリスに話しかけて来た。今までの様な殺意もなく、どこかフランクにさえ感じた。

《お前とその機体がどう馬鹿にされようと構わないが、お前への侮辱は……お前が倒したラトルへの侮辱だ》

が、ラトルの名前と同時にやはり冷たい声に戻る。今の［落涙］はどこか掴めず……こちらも上手く敵意を抱く事ができなかった。

《逃げたいなら今すぐ逃げろ…残るならコイツら一機も、ネジ一つに至るまで故郷の土を踏ませるな》
「……そんな挑発しなくても、逃げないよ」
【アリス】
「敵だから背中は任せられないけど、少なくとも目の前のこのAI達を放って撤退は出来ない…でしょ？」
【……了解、サポートに尽くします】

かくして、共闘というには難しい空気だが［落涙］と共に目の前の敵を全て倒す事になったのだった。