- 1二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 19:50:02
- 2二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 19:51:46
- 3二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 19:55:25
シャーロック・ホームズの事件簿とそして誰もいなくなった。名作って言われるのも納得できた
- 4二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 20:51:35
東京レイヴンズいいよね
古いが七回死んだ男は面白かった
オチは部分的に読めてたけど、そこで登場人物の新たな一面見せたりと飽きさせない工夫が凝らされてて楽しめた - 5二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:12:16
知り合いに『こちら、終末停滞委員会。』というタイトルをオススメされた
- 6二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:25:27
- 7二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:40:05
- 8二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:45:43
ライダーは講談社キャラクター文庫から一頃良く出ていたけれど、ウルトラマンの小説って貴重な気がする
超時空のアドベンチャーは面白かった、映画の方も見ていたらもっと楽しめたのかも知れないけれど、それでも過去作ネタに気づけた時は嬉しい
- 9二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:53:04
最近買った本が蓮ノ空の卒業ライブのパンフレットなんだけど、読み終わった後に感想のっけるにしてもここより相応しいスレが既に2つも存在しているんだよね…
それにしても映画やライブのパンフレットの感想ってありなのかな?アニメ資料集は前々スレでありではないかって言われていたけれど - 10二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:54:02
内澤旬子『私はヤギになりたい ヤギ飼い十二カ月』
小豆島で暮らす筆者が5匹のヤギとの生活を紹介するイラスト付きエッセー
章分けは月ごとにされているがそれはヤギの食料として用意する植物の時期に合わせたもので、内容としては数年間分の生活の内容となっており、食料以外の発情期や病気、ヤギ内のヒエラルキーなど話題は様々
ヤギは地面に落ちた草は食べてくれない、旬を過ぎた草はそっぽむかれるなどヤギの繊細さ(?)も伝わってくる面白い内容で、イラストも多いためかなり読みやすくなっている
他にも著書の多い作者みたいで機会があれば一番最初のヤギとの出会いやストーカーとの戦いの本も読んでみたい - 11二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 21:59:14
積んでいる本が山程あるのに新たな本を求めて本屋に行きたくなるジレンマよ…
- 12二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 22:34:15
- 13二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 23:42:33
- 14二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 00:50:08
- 15二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 21:37:54
浅倉秋成『俺ではない炎上』
身に覚えのないSNSへの投稿によりある日突然女子大学生殺人犯として実名・写真がネット上で公表されてしまった山縣泰介
会社も家族も警察も彼が犯人であると疑うこともなく、一般人は投稿により犯人として扱い、中には動画のネタとするべく犯人逮捕のため暴走する
逃走する主人公、知人女性に協力を依頼され共に主人公を追う一般人、主人公が犯人であると疑いもしない警察官、そして主人公の娘の4人の視点で構成されている物語で、章ごとの末尾にSNSの投稿により世相の説明が行われている
サスペンス・ミステリーに分類される作品であり、作者からの仕掛けもあって謎に挑む楽しみも大きい
個人的にはいわゆる「無能な警察官」の視点が他にはない特色として彩を添えていたと思う
9月26日に映画も公開されるのでそっちも楽しみ - 16二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:30:11
- 17二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:39:56
ユア・フォルマ
アニメもやってるけどそっちは微妙だったな…
脳にコンピューターみたいなのを埋め込むのが普通になった世界で起こる犯罪と、脳に埋め込んだコンピューターにダイブする事で記憶を読んで捜査する捜査官のSF推理もので面白い
まあそんなんすっ飛ばして、ネグレクトされて親からの愛情を知らずに育った捻くれ女の子と性悪イケメン(恋愛に関しては)ポンコツアンドロイドのすれ違いもだもだ関係性に気ぶるのが最高なんやけどな - 18二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 22:11:55
高野結史『バスカヴィル館の殺人』
クライアント自身が探偵となり特殊な空間で実際に発生する連続殺人を解決するという富裕層向けのサービスを行う闇の組織が存在する世界
しかし全てが用意した台本通りとはいかないのが特殊なサービスの常である
発生するアクシデントに対応する運営とサービスの中で各々の役割を演じるエキストラの視点で見る特殊ミステリー
前作『奇岩館の殺人』と同じ世界感・共通する登場人物でおくられる物語のため、まずは『奇岩館の殺人』から読むのがおススメ
台本のある物語の方は視点となる登場人物が運営のスタッフのため誰が探偵(クライアント)なのかを問われ、アクシデントはなにゆえ発生しているのかも推理しなければならない特殊構造となっており、変化球大好物なミステリーファンに推薦したい - 19二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 10:16:53
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 10:19:09
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 22:18:48
- 22二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 22:27:25
麻耶雄嵩『化石少女と七つの冒険』
前作『化石少女』の続編、名門私立高校を舞台に名探偵不在のまま血まみれの青春劇がより凄惨に深化する
前作から年度が変わり廃部問題・生徒会選挙問題も解決した学園で発生する七つの殺人事件(またかよ)
前スレではすっきりしないミステリーとして紹介したけど、新しい探偵が登場しても「名」探偵ではないため状況はより泥沼へと沈んでいく物語はイヤミスとして言いようがない - 23二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 00:04:46
宮部みゆき「ソロモンの偽証(文庫版)」
ただでさえ文庫本6冊と超長いのに、序盤無理矢理な取材しかけるなど暴走する記者やら嫉妬心から郵便物あさって捨てて状況ややこしくした離婚寸前主婦やら生々しくてやーな気持ちになってなかなか進まんかったわ。ぶっちゃけ後半斜め読み気味だったけどようやく読破。
最終的な裁判の結論が被害者の被害者の心を救うための偽証なのさわやかでよかったし、散々短気だったいじめっ子くんが握手しようと手を差し出したシーンはちょっと感動した。文庫版おまけエピソード最後の「あの時の裁判では負けたけど、今の家庭では私が勝ってますから」ってセリフであの子と結婚したんかーいそして尻にひいてるんかーいってちょっとほっこりした - 24二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 15:44:04
斜線堂有紀『回樹』
表題作の回樹と世界観を同じくする回祭を除くと互いに関係のない全六篇のSF短編集
共通するテーマとしては死・葬儀といったものも含む「別れ」だろうか
火葬・土葬を否定する人間の遺体が残り続ける世界での遺体の扱いを問う『不滅』、白人と黒人の対立に緑色の肌の宇宙人をぶっこんで珍しくコメディ色の彩を加えた『奈辺』が個人的に気に入った
あと『BTTF葬送』、BTTFが一体何の略か未読の時点でわからなかったが、読んでみるとだいぶぶっとんだ話だったよ - 25二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 21:09:56
忙しくてなかなか本を読む時間がとれない…
- 26二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:18:20
でも紹介されているけど
辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
後に刊行される『盲目的な恋と友情』『傲慢と善良』でも描写される女性同士の友情及び知人関係と男女の妥協した恋愛模様の原型を見た
殺人事件から始まる物語だけに若干のミステリーっぽさもあるけども、本質的にはある人物についての周囲の印象とかが主題で段々掘り下げられる主要人物の味わいが良い
ラストも『盲目的な恋と友情』は何も残らなかったのに比べたら明るめで希望が残っているのも良い感じ
- 27二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 09:32:45
ニンジャスレイヤーの物理書籍が再び出るそうだけれど、ニンジャスレイヤーってネット小説に含まれるかな?読んで感想書きたいけれど…
- 28二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 22:25:18
- 29二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 16:22:00
伊岡瞬『水脈』
『痣』の名コンビ宮下刑事&真壁刑事が主役として堂々帰還した作者初の続編と呼べる作品
(なお私は『痣』をまだ読んでいないので読む順番を間違えている)
排水口で発見された他殺死体、それは台風による増水で「暗渠」という地下水路を通ってきたものだった
(暗渠【あんきょ】:道路の下などに埋設された地表からは見えない水路、下水道とは異なるものとして作中では扱われる)
宮下&真壁コンビは警察組織のお偉いさんの姪という帰国子女のお守りとして事件に関わり、真相を追うことになるサスペンス小説
以下若干のネタバレ↓
メインテーマとしては闇バイトと公安による隠ぺいによる事件の曖昧化である
主役の刑事二人が下っ端であるがゆえの関わり方を追いつつ現代社会の闇に思いを馳せる作品
闇バイト、というか強盗殺人事件の被害者の視点で事件周辺を描写されており、心苦しい場面もあるので苦手な方は注意、というのがあらすじからではわからないのでネタバレとして扱います - 30二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 21:08:20
小池真理子『私の居る場所 小池真理子怪奇譚傑作選』
文庫版ホラー系短編集で作品ごとにボリュームはまちまち
短いのだと2ページ、それが最初に3つ並んだときは小野不由美の『鬼談百景』みたいなのかと思ったが、その後に30ページくらいのが続くので一安心(?)
個人的に気に入ったのは嫉妬深い夫に束縛された妻視点の「囚われて」、ある夫婦の結婚生活をお楽しみください
ちなみにあとがきによると作者の気に入りは「坂の上の家」…なんで表題作「私の居る場所」にしたんだろう? - 31二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 07:21:43
やっぱり含まれるかな…
- 32二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 22:04:10
湊かなえ『往復書簡』
登場人物たちの手紙でのやり取りという形で過去の事件の真相を探っていく3つの作品で構成された短編集
放送部で共に青春を過ごした男女七人、その部長と副部長の結婚という祝いの席での再会で発覚するかって部長と恋仲にあった女性の失踪とその原因となった事件を探る女性3人の手紙のやり取り:「十年後の卒業文集」
若き教師が定年退職した恩師の依頼で恩師の夫が亡くなった事件に関わった6人の元教え子の現状を探る教師と恩師のやり取り:「二十年後の宿題」
海外ボランティアに派遣された男性と日本に残った女性、その交際のきっかけともいえる男性の幼馴染二名が亡くなり女性がその時の記憶を忘れてしまった事件のことを思い出す結婚をも意識する恋人たちのやり取り:「十五年後の補習」
手紙という形式ならではの味わいを堪能できる刊行順では六冊目になる湊かなえ初期の作品