黒服「クックック…捨て子ですか…」part7

ここだけ黒服に保護され育てられた「叶アキ」がトリニティで生活したり黒服の仕事をしたりするスレです

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初代スレ

黒服「クックック…捨て子ですか…」｜あにまん掲示板ここだけ黒服に保護され育てられたモブがトリニティで生活する物語です、bbs.animanch.com

アキの能力は

戦闘56
運動2（歩行補助装置装着時+30）
知力 82+20（黒服教育補正）
神秘58
倫理84
慈悲27
事務96 +30（黒服教育補正）
政治99 +15（黒服教育補正）
交渉59 +30（黒服教育補正）
技術94　　（自身の車椅子関連のみ+30）
医療11+10（知力補正）

藤原メイコの能力は
戦闘1
運動77
知力60
神秘47
倫理2
慈悲32
治療15

市島キクの能力は
戦闘56　　　
運動23　　　
知力32 　　　
神秘94 　　　
倫理74 　　　
慈悲56 　　

三谷ランの能力は
戦闘63
運動48
知力74
神秘56
倫理45
慈悲52
ハッキング94+30

二階堂トオコの能力は
戦闘87　　　
運動60
知力14
神秘97
倫理93
慈悲80
医療57+30

四宮タツミの能力は
戦闘46
運動86
知力19
神秘39
倫理66
慈悲4

前回のあらすじ
別館で水着パーティをしていた補習授業部と合流し会話に花を咲かせる
その会話で白洲アズサの矛盾した発言で気持ちを理解する
水着パーティが終わった後スイーツを食べにあるお店に入り、サクラコと出会う
一緒にスイーツを食べたあとにサクラコと別れる
次の目的地に行こうとした矢先スマホを踏み壊される自身の妹、藤原メイコと再会する
かつての親が死んだとメイコから言われ、メイコはその場を去った
そしてその翌日新しくスマホを買いに行くが何を買えば良いかわからず頭を悩ませる
その時、ゲヘナ生徒の夜桜キララに助けて貰い、キララと友達になるのだった

次のストーリーは17時に書きます

叶「…初めて友達と写真撮ったなぁ…」
今度からもうちょっと写真撮ってみよっかな
〜〜〜〜〜
翌日
叶「それじゃ二人とも、あとお願いね。」
キク「は〜い！」
いつものように事務仕事を終わらせ、別館に向かおうとすると
フィリウスモブ「失礼します。アキ様、ナギサ様がお呼びになられています」
叶「ナギサ様が？」
とりあえず私はナギサ様のいるところへ向かうことにした
ナギサ「……お待ちしておりました。アキさん」
叶「ナギサ様、ご要件は一体…」
ナギサ「先日、ゲヘナの生徒と会ったそうですね。そのことについて詳しくお聞かせしてもらっても？」
ゲヘナ生徒？もしかしてキララちゃんのことだろうか
そう言われればあの制服はゲヘナのやつだったな
叶「特にそれと言ったことはしておりませんよ。ただスマホの機種を選ぶのを手伝ってもらっただけです」
ナギサ「それ以外には？」
叶「何もしていませんよ？」
ナギサ「それを証明することはできますか？」
…すんごい疑ってくるな
叶「…ありません。あと、この質疑応答に何か意味があるとは私には思えません。すみませんがこれで失礼します」
私はそう言ってその場を離れようとする
ナギサ「……アキさん。」
ナギサ「今後アキさんは補習授業部の手伝いを禁止いたします」
……は？

ナギサぁ、ナギサさぁ、

そんな…入学試験を満点を取り、類稀なる政治力を持ち

ゲヘナ嫌いでエデン条約を反対の意を示している聖園ミカが首長を務めるパテル分派のNo.2で
義父がゲマトリアに所属していて
1週間以上トリニティを離れ、音信不通を起こしたり
情報の得るためなら盗聴も厭わない


叶アキちゃんのどこが怪しいと言うのですか？

>>22

うん、改めて聞くと全てやばいな

次のストーリーは19〜20時に書きます

>>22

ゲマトリアと間接的にとは言え繋がってるのは(少なくともナギサには)バレてなくない？

代わりにゲヘナ生徒と接触した、に差し替えよ〜ぜ。

ゲヘナ嫌い筆頭のパテルに所属しているのにわざわざ(ナギサ視点)ゲヘナ生徒と接触するなんて(ナギサ視点)役満でしょ。

叶「納得のいく説明を」
ナギサ「……まず補習授業部の設立理由から説明しますあの部には二つの目的を理由に設立されたものです。」
ナギサ「一つ目は単に落第回避のため。もう一つはトリニティの裏切り者がいると考えたからです。」
前に先生と話していた通りの内容だった
ナギサ「そしてあなたも怪しいと考えたのです。しかしながらあなたは補習授業部に入る理由が何一つとしてありません。そこであなたの下にいる戦闘能力が高く、学力が低いお二人を、あなたを統制する存在として選んだのです」
叶「理由は理解しました。しかし私は特にエデン条約に対して何かしようとしているわけではありません。特に恨みを持っているわけではありません。第一私にメリットなんて…」
ナギサ「何の証拠もなく、その言葉を信じろと？あなたが言ったことにどれだけの真実性があるのですか？」
ナギサ「何を言ったところで、私たちは所詮「他人」……ですから、退学させるしかないのです。エデン条約成功のために」
なるほど、今のナギサ様はエデン条約を絶対に成功させるためにかなりの疑心暗鬼状態に陥っている
私がナギサ様にミカ様のことを伝えても相手にされないだろう
はぁ……もうなんでミカ様もナギサ様もこんなに面倒くさくなってるんだか
今はナギサ様の指示を聞くほかない
ナギサ「あなたが別館に行ったり、変なことをしないために私が人選した生徒を監視人として付けます。」
私一人にそこまでするか
ナギサ「それでは、お元気で」
叶「えぇお元気で。」
……まぁ別になんとかできるし、いいか

おい何をする気だアキよ

すみません。丸一日ホスト規制されてました…
ストーリーはまたホスト規制されなければ21時頃に上げます

私はやることもなく事務室で暇をつぶすことにした
叶「暇ぁ…」
ラン「しかしなぜいきなりナギサ様は別館の立ち入りを禁じたのでしょうか…」
キク「さぁ…ところで…」ﾁﾗ
キク「……なんか近くないですか？」
叶「だってさ、メイコ」
メイコ「えぇ〜だって仕事だし」
まさかメイコが監視人とは
何を基準に選んだんだナギサ様は
メイコ「相手があんたじゃなければこんなダルいことしないよ。あんたに付けば面白そうなことになりそうな気がしたからね。」
メイコの奴楽しんでるな…人の気も知らないで
叶「あんたよくそういう態度できるね」
メイコ「…？何が？」
叶「いやだって、昔叩いたりしてきたのによくそんなこと言えるなぁって」
メイコ「……え？あれ普通にやることでしょ？」
叶「は？」
何を言ってるんだ
叶「普通じゃないに決まってるでしょ。あんた学校でしたら大問題だからね。」
メイコ「え？そうなの？でもみんな楽しいって言ってるしいいことじゃないの？」
…なるほど、これで少しメイコのことを理解した気がする
メイコには善悪の区別がない
やることすることが、楽しいかどうかで決めている
……なら少し利用させてもらうよ、その性格

黒服よぉー！

次のストーリーは七時上げです

でもやるのは今じゃない
ちょうどいいタイミングっていうのがあるからね
そのタイミングで場を乱すのが楽しみだ
叶「クックック……」
メイコ「キモい笑い方。」
……アカン手が出そう
その時キクちゃんの電話が鳴る
キク「もしもし…はい、はいはい…」
キク「アキ先輩、先生からです。」
あ、そういえばあっちに状況報告してないな
叶「はい、もしもし。」
『"アキ？今日は別館に来ていないけどどうしたの？"』
叶「ナギサ様に行くなと命令されてしまいまして。」
『"ナギサから？"』
叶「えぇ、今のナギサ様はかなり疑り深くなっています。それに合格させる気もないでしょう。」
叶「私は応援することしかできません。なので先生、トオコちゃんとタツミちゃん、お願いします」
『"わかった。後は任せて。"』
そう言って電話を切った
叶「さて…と…ねぇメイコ。」
メイコ「ん？なに？」
叶「ナギサ様裏切らない？」
メイコ「……面白そうだね。ノッた」
よし

ナギ様痛恨の人選ミス！

さすが慈悲27の姉と倫理2の妹
裏切るまでのスピードが段違いだぜ

ミカ、アリスク見てるか？これが裏切りけいかくをたてる犯人の見本だぞ、しっかり見とけよ

メイコの奴トリカスだけどおもろい性格してそうだ

姉妹初めての共同作業は裏切り暗躍する計画
割りとしゃれにならない事にならないかこれ？
黒服仕込みの策謀アキ、人脈とトリニティ仕込みのメイコ

うん、絶対敵にしたくないわこいつら……

ナギサ様、白目になってティーカップを取り落とすまで後………

…なんかメイコがトリカスの布被った小学生男児に見えてきたかも…？

やりやがったよコイツらw
アキは裏切り提案が唐突かつ直接すぎるし、
メイカはあっさりその提案に乗るしでさ…
ダメだこの姉妹、早く何とかしないと。
裏切りを知ったナギサの反応楽しみに待ってます！

メイコ「それで何すんの？」
叶「今のところは何もしない。ただ出来ればナギサ様から自然に情報抜き取ってくれるとありがたい」
メイコ「スパイってことね。めっちゃ楽しそうじゃ〜ん。任せな。」
やっぱりメイコにはこの手が通用する
キク「ねぇねぇランちゃん…」
ラン「どうしましたキク」
キク「やっぱり二人距離近いよね。」
ラン「まだ言いますか。だからといって害があるわけじゃないでしょうに。」
キク「いやでもさぁ…」
メイコ「ん〜〜？もしかして嫉妬？」
キク「ﾊｱｯ↑!?別にそんなんじゃ…」
メイコ「大事な先輩が取られちゃった〜シクシク〜うわ〜ん」
キク「だからそんなんじゃないって！」
メイコ「あははは！顔真っ赤！面白〜い！」
キク「もう！アキ先輩！！コイツ嫌いです！！！」
叶「あはは…まぁまぁ落ち着いて…メイコもそんなにからかっちゃだめだよ。」
メイコ「ちぇ〜つまんな〜い」
そう言うとメイコはスッとやめた
メイコって割と言うこと聞くんだな
そういえば家で私を叩いたり馬鹿にした時に私が泣いたりやめてって言ったらやめてくれてた気がする
……もしかして親の虐待を遊びだと思ってた？私と遊ぶ手段として親の見様見真似をしてたのかな
そう考えるとメイコもある意味被害者だよね
もしかしたら今からでも常識を学ばせられるかも…

常識(ゲマトリアより)か…

>>61

真の意味で姉妹仲戻るといいな

毒親は裁かれてどうぞ……檻の中の飯を存分に食え

速報！
メイコ、倫理大幅上昇の可能性が！？

とりま親は裁かれてもろて。
まさかメイコも被害者とは思わなんだ。
でも確かに納得ではある。
いわゆる同調圧力…いや、違うか。
しょっちゅうその光景を見たから、
それを当たり前だと思ったわけだ。
うん、やっぱ親は地獄行きだわ。

ミニストーリー
〜〜〜〜〜
メイコ「……ねぇいつまでこれ続けんの？」
叶「メイコがちゃんと理解するまでで〜す。」
メイコ「だからちゃんと理解してるって言ってんじゃん、面倒くさいな〜」
ラン「お二人とも何をなされていらっしゃるのですか？」
叶「メイコに常識を教えてる」
ラン「常識を？」
叶「凄いもんだよ？メイコ。私が修正する前の回答言ってみて。もし自分の苦手な相手がいたらどうする？」
メイコ「社会的、精神的に葬る」
ラン「自分が苦手と感じただけで…？」
叶「次に、歩いていると目の前に人がいました。メイコはどうする？」
メイコ「そのまま突っ切る。私の歩く道を塞ぐな。」
ラン「唯我独尊が過ぎる」
叶「最後に自分が相手に粗相をしました。その時の対応は？」
メイコ「逃げる」
キク「逃げるな卑怯者！！逃げるなァ！！！」
ラン「うわビックリした。なんですか急に」
叶「……とまぁ、これがメイコから聞いた常識だね。」
ラン「失礼ですけど…メイコさん割とゲヘナみたいな思考していますね。」
叶「うん。このままだとメイコの将来がマズイことになるからね。だからメイコ、まだまだ教えるからね。」
メイコ「えぇ〜〜！？まだ続けんの？ダルいんだけど！」
叶「文句言わない！ほら、座って！」

傲慢の罪刻まれるレベルで常識がない！
さすがはアキちゃん両親の英才教育！

メイコちゃんは常識ないだけで無邪気で人の言うことは聞く純粋な子なのね。倫理2だけど知力60で地頭良いっぽいし、アキちゃんが育てたら第二のトリニティの全知になれそう。

常識がもう固定されるんじゃないのかなぁ。
幼少期からクズ親の元で育ったんだから常識を1から教えても、もともと知ってる常識は引っぺがせない可能性がある...

>>69

>>70

全員忘れているようだから、教えとくぞ

メイコに常識を教えているアキは"あの黒服"の義娘なんだぞ？これから行われる教育は策謀アキ仕込みのやり方なんだよ、どう考えてもヤバい結果しか想像出来ない自分はおかしいか？

>>71

黒服も一般的な人間社会の常識はちゃんと教えてるはず... 慈悲は知らん。

(あの黒服が表社会での諜報を想定してないわけないし)

まぁアキちゃんは頭めっちゃいいし自己学習もしてるから、まともな常識をちゃんと教えてくれる...はず

そうして私はメイコに常識を叩き込んだ
メイコ「…と、そろそろ行かなきゃ」
叶「どこに？」
メイコ「ナギサ様のところ。毎日朝昼夕の3回状況報告しなきゃいけないんだよね。ダッルい」
叶「そうなんだ…あ、そういえばメイコ、監視人に選ばれたならその理由とかって聞かされてるの？」
メイコ「うん。例えば補習授業部の真の設立理由とか。」
お、なら話が早い
叶「それなら2回目の試験について何かするのかをそれとなく聞いてみて。」
メイコ「りょ。」
そういってメイコは事務室から出ていった
キク「あの…アキ先輩。先輩はメイコとどんな関係なんですか？私学校で先輩がメイコと話しているの一度も見たことがなくて気になっちゃって…」
叶「ん？あぁ妹だよ」
ラン「えぇ！？そうなのですか！？た、確かに言われてみればアキ先輩と少し似ている気が…」
叶「うん。最近まで仲は悪かったんだけど、ちょっとだけメイコの事好きになってきてさ。割と可愛げがあるところあるし、素直なんだよね。」
ラン「まぁかなり純粋な人ではありますね。」
キク「………わ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
叶「うん？」
キク「私！！メイコにだってサクラコさんにだって負ける気はさらさらありませんから！！」ﾀﾞｯ
叶「ちょっ…キクちゃん！？」
キクちゃんはそのまま走り去ってしまった……
ラン「あぁ……そういうことですか…」ﾎﾞｿｯ
叶「……キクちゃんは何と競ってるの？？」

そうこうしているうちにメイコが帰ってきた
メイコ「は〜いただいま。なんかさっきキクが廊下を全力疾走してたけど。」
叶「え〜と…競争？」
メイコ「何と？まぁいいや、ナギサ様と話したよ。」
メイコ「2回目のテストについてだけど。試験会場と時間変えるって。どんな感じで変えるのかはわからない。」
叶「おっけ、ありがと。」
メイコ「てかいつ仕掛けんの？」
叶「3回目の試験直前に。今のところあっちの方も動きはないし。」
メイコ「…？あっち？」
叶「ううん、こっちの話」
私だって何もせずぼーっとしてるわけじゃない
伊達にNo.2やってないからね、手は回してる
叶「今はジャストタイミングが来るまで待つしかないんだよね」
メイコ「え〜！？ずっと待つだけ？」
叶「しょうがないでしょ。これが一番リスク低いんだからさ。」
メイコ「もっと楽しいことした〜い！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
コイツはほんとに…
叶「はぁ…じゃあ私と遊園地でも行く？なんて…」
メイコ「行く！！」
叶「……え？」

>>85

『お父さーん、お母さーん。見ってるー？

今あなた達の大切な娘と一緒にぃ…

…

遊園地で遊んじゃってまぁーす！！

費用はぁ！そっちのお金でぇ!楽しんじゃってまぁーす！ｲﾔｯﾎｰ!!』

叶ちゃんに( ・ω・)∩ｼﾂﾓｰﾝ！
①RPGとかやるならなんの職になりますか？
②ジャンプスケアは得意？苦手？
③じゃんけんは強いの？
④24時間起きれる？(今ニュル24耐久レースが始まってるから)

メイコ「いぇ〜〜い！！ゆ〜えんち〜！」
叶「何でこうなったんだろ…」
私たちは今遊園地に行くことになった
メイコ「何ぼ〜っとしてんの！折角プレミアムパス買ったんだから早く早く！」
叶「わかったって…」
メイコ「まずあれ乗るよあれ！」
そう言ってメイコは指差したのは…
叶「……正気？」
目に映ったのはぶっ壊れそうなほどにボロボロになっているジェットコースターだった
メイコ「だってここ他と比べて凄い空いてるし。それに絶対楽しいと思うよ？心臓が止まるくらい！」
叶（みんなジェットコースターの整備不良が原因でで心臓止まりたくないから乗らないんだよ！）
そして私は促されるままジェットコースターに乗り込んだ
『安全バーを降ろしましたか？それでは楽しい旅をお楽しみください。』
そうしてジェットコースターが動き始める
叶（これほんとに大丈夫なんだよね？大丈夫だから稼働してるんだよね？問題はな…）ｶﾞｺｯ
叶「……安全バー…上がったんだけど…」
下りに差し掛かる直前に私の安全バーが上がりやがった…
ｺﾞｵｫｫｫｫｫｫｫｫｫ!!!!
叶「イヤアァァァァァァ！！！」
メイコ「あはははは！！もっともっと！」
叶「早く終わってぇぇぇぇぇ！！！」

あなたが冗談半分で遊園地に誘ったからですよ...アキ...

車椅子生活の方ってジェットコースター乗って大丈夫なの・・・？

叶「もう…絶対に乗らない…」ｸﾞｽｯﾋｸﾞｯ

メイコ「あんた絶叫系無理だったんだね」

うん無理になったよ、初めて乗ったジェットコースターで命の危険にさらされたんだから

メイコ「じゃあ次はあれに乗るから早く！」

叶「ちょっと待ってってば…」

そんなメイコに振り回されながら私たちは次々とアトラクションに乗っていく

叶「ねぇ、メイコ疲れてないの？休憩とかは…」

メイコ「もんだいな〜し！あ！ここミラーハウス？てのがあるんだってさ。行くよ！」

叶「はいはい…」

そしていつの間にか私も段々楽しくなっていった

そうなると時間の流れは速くなるもので、気づけば夕方になっていた

私たちは解散する前に観覧車に乗ることにした

叶「……ねぇメイコ、あんたさ、お父さんからもお母さんからも凄く可愛がられてたよね。……死んだ時本当に何も思わなかったの？」

メイコ「……あんた私がアイツらに可愛がられてるように見えてたの？」

メイコ「……なら良かった。」

叶「え？」

メイコ「それよりさ、今日は本当に楽しかった！また行こう！」

叶「あ、うん…また行こうか。」

メイコの倫理dice1d20=12 (12)　+10（勉強ボーナス）

おおっと？
やっぱりメイコ側もかなり闇深案件確定かぁ？
もしかして、メイコなりにアキのこと庇ってたってこと！？

姉妹揃って被害者かよ………幼い頃に姉を生かす為に必死にない知恵絞って考えた作戦が自分に両親の意識向ける事ってさぁ

言葉悪いけど……毒親じゃないわ………アホだわそいつら

黒服？生かす価値ないよ、今のうちに"消す"事を提案する。で、メイコも義娘にして姉妹（真）にしようぜ！！

>>105

一応初代スレの79番で軽く語られてる。

運動はできるが親の教育方針により相手に抗う術を奪った。自分の敵になりうる可能性を無くすためにしたような感じですね

単純にこれが理由なのか、

はたまたここから深掘りされるかは知らん。

しまった、父親のみ４亡と勘違いしてた

叶「おはようみんな。」
キク「おはようございます！アキ先輩聞いてください！昨日の補習授業部のテストなんですけど…」
叶「どうかしたの？」
キク「何故かテスト直前に内容を変更したんです。いきなりテスト範囲を3倍にした上に合格点も90点以上に…何より変なのが会場がゲヘナ区域になってたんですよ！」
キクは裏付けるかのようにトリニティの掲示板を見せた
叶「……確かにこれはおかしいね。」
まぁテスト受かりそうってなればナギサ様からしたらたまったもんじゃないからね
キク「これじゃあトオコちゃんとタツミ先輩が…」
叶「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
キク「なんでそう言えるんですか…？」
叶「私について行くって決めた2人がこれくらいでへこたれるわけないでしょ。それに補習授業部には先生がいる。少しは信じてみない？」
キク「……そう、てすね。すみません、少し取り乱しました。」
少し深呼吸をしてキクちゃんはいつもの感じに戻った
キク「そういえば昨日はどちらに？」
叶「ん？あぁちょっと遊園地に」
キク「……誰とですか」
叶「えっと…メイコと2人でだけど？」
キク「ずるいです！なんで誘わなかったんですか！」
叶「キ、キクちゃん落ち着いて…」
こうしてなんやかんやありながらも日々は過ぎていく
そして
　　　　　　第三次特別学力試験…の前日

ラン「あれ？アキ先輩が放課後校内に残ってるなんて…珍しいこともあるんですね。」
叶「うん、やることがあって2…人は先に帰ってて。」
キク「はい、お疲れ様です！アキ先輩も無理はなさらないように。」
そして2人は事務室をあとにする
一方の私はというと
叶「……メイコまだかなぁ」
そう呟いているタイミングでメイコが戻ってきた
叶「あ、メイコ！どうだった？」
メイコ「試験会場に正実をめっちゃ派遣して通せんぼするっぽい、というか今その準備中。そんでナギサ様は私があんたの情報渡したらどっか行った。」
叶「わかった。で、あっちの方も今のところ動きなし。」
メイコ「……ねぇ、あんた前からあっちって言ってるけど、あっちってなに？」
叶「アリウス分校」
メイコ「……は？いや待って待って、アリウス分校ってあの？色々聞きたいけど。まずあんたどうやってそこから情報聞き出してんの？」
叶「アズサちゃんがアリウス生徒なのは分かっててさ、誰かと会合してるのも知ってたんだよね。」
叶「だからアズサちゃんの髪飾りにGPS付けてどこで会合していたのか見てみたんだよね。そんで会合場所に自分で行ってそこに沢山小型盗聴器仕掛けたんだよ。」
叶「いや〜ほんとに大変だった。アズサちゃん割とすぐに気づいちゃうから付けるのすごく工夫したんだよね。」
……と、話しているうちにアズサちゃんの方にも動きがあった
？？？『明日の午前中だ、約束の場所で命令を待て。』
叶「メイコ、作戦変更。ナギサ様守りに行くよ。」

流石黒服の義娘アキ、メイコも困惑してるがマイペースに次の行動へ強いな

メイコ「守るって…急展開過ぎて脳がついてけてないんだけど…」
叶「話は後！今は私の言うことに従って！まず…」
〜〜〜〜〜
ナギサ「……ふぅ。」
メイコ「そんなに飲んだら朝までトイレ我慢できなくなっちゃいますよ〜？」
ナギサ「っ！？」ｶﾞﾀｯ
メイコ「まぁまぁ落ち着いてくださいな。」
ナギサ「藤原メイコさん……！？どこから入って……いやまず、なぜあなたがここに……！？」
メイコ「う〜ん……猿でも分かりやすく言いますと……裏切りました。」
ナギサ「な……！？」
メイコ「でも悪い意味ではないですよ〜強いて言えば……ナギサ様のための裏切り…かな？」
ナギサ「何を言って……」
メイコ「そういえばなぜ私がここにっておっしゃいましたね？簡単です。私の隣に87個あるセーフティハウスとそのローテーション、変則的な運用も記憶している人間がいるからで〜す。」
叶「じゃじゃ〜ん！」
ナギサ「ま、まさか……「裏切り者」は…！！」ﾊﾞｧﾝ!!
叶「すいませんナギサ様、すこし眠ってもらいます。」
ナギサ「叶アキ……あなたが…」ﾊﾞﾀｯ
メイコ「…………死んだか。」
叶「いや即効性の麻酔銃だから」

死んだかは草

最初はメイコにナンダコノヤロウだったけど話が進むと
ああ、こいつら間違いなく姉妹だわ
って納得した

叶「とりあえずナギサ様はなんとかできたか。」
メイコ「あんたよく透明マントなんて作ったね。」
叶「エンジニア部の光学迷彩下着から着想を得たんだ。」
メイコ「つーかいつまであんた抱えてればいいの？ナギサ様と一緒に担ぐの割とキツイんだけど」
叶「しょうがないでしょ車椅子だとすぐバレるんだから。あと証拠隠滅とかしないと」
そうしてメイコが色々と証拠隠滅していると遠くから足音が聞こえてきた
メイコ「誰か来てる…どうする？」ｺｿｺｿ
叶「……とりあえず怪しまれる部分は取り除いた。一旦隠れるよ。」
私たちはマントを被り隠れる
ｺﾝｺﾝｺﾝ
ハナコ「……あら？眠っていらっしゃるのですか？」
そうして扉が開かれ、2人入ってきた
叶（誰だ……？マントのせいで誰なのか分からないし、顔を出すとバレちゃうかもしれない…）
メイコ（ねぇ……扉閉めてない今の内に出るよ！）
相手が敵か味方か分からない以上ここから離れるのが賢明だろう
叶（足音立てないでよ…！）
メイコ（わかってるっての！こちとらあんたとナギサ様持担いでるから静かにして！）
〜〜〜〜〜
ハナコ「……ここにいると踏んだのですが……違ったのでしょうか？」
アズサ「いや、紅茶の匂いがするからさっきまでここにいた。争ったり誰かが侵入した形跡もない……きっとまだ近くにいるはず。」
ハナコ「これは想定外ですね……ナギサ様が外に出向くなんて…」

ハナコ「……いや、違う…たとえ何があろうとナギサさんが外に出るとは考えにくい……」
ハナコ「……恐らくナギサさんは誰かに連れ去られた可能性が高いです。」
アズサ「……！？まさか！」
ハナコ「いいえアズサちゃん、アリウス分校である可能性は低いです。予定時刻より少し早いですし、目的はナギサさんのヘイローの破壊。誘拐する必要はありません。」
アズサ「じゃあ一体誰がナギサを…？」
ハナコ「……わかりません。しかし誘拐をしたということは、裏を返せば犯人は今すぐにヘイローを破壊することはないということです。」
ハナコ「この想定外の事態のおかげで今のところはナギサさんに命の危険は無いと考えていいと思います。しかしこのことが知られれば補習授業部の皆さんはパニックになってしまいます。ここはまだ秘密にしておきましょう。」
〜〜〜〜〜
メイコ「そんで、セーフティハウスから無事に出れたけど……これどうすんの？」
叶「……まさかこんなにアリウス分校の生徒がいるなんて……。」
窓の外をみると沢山のアリウスの生徒がごまんといた
アリウスは本気でナギサ様を仕留めようとしてるんだ
叶「まずは車椅子と補助装置を取りに事務室に戻る。アリウスの目的は屋根裏のセーフティハウスにいたナギサ様だから一階の事務室は警戒されてないでしょ。」
メイコ「りょ〜かい。ナギサ様は？」
叶「いないとわかったらアリウスはナギサ様を全力で探し回るとからそのまま担いでて。あ、そういえばさっき扉空いてるって分かってたよねメイコ？さっき入ってきた2人だけど、誰か分かる？」
メイコ「いや、部屋の中暗かったし顔見えなかったしで分かんなかった。」
叶「わかった。じゃあ事務室に行こう。」