- 1二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:13:05
- 2二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:14:13
規約事項
1.頭もとい調律者は絶対的な存在であり、打ち倒すことは不可能である。
2.爪は都市の最高戦力であるため基本勝つことは不可能である(特色クラスであれば相手にすることは可能)
3.EGOは各々の匙加減で発現してもらって構わない。ねじれも同様である(ただしランクはWAW相当に抑えること)
4.L社の話題は基本触れない。時々イベントのようなものでなら可(イベントを起こしたい場合は確認を取る。)
5.EGOやねじれの能力に関して無法なものは禁ずる(絶対勝てないようなものはNG)
6.特色キャラも控える(特色は単純計算で爪と同等であるため)
7.折れた翼の特異点については好きに捏造してもらって構わないが規約5と同じように無法なものは禁ずる、外郭の遺跡の道具も同様。
8.そして何よりインフレを起こさないこと - 3二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:15:16
- 43級フィクサー イアン25/06/15(日) 01:18:02
立て乙です
- 5「ビーネ」25/06/15(日) 01:20:26
立て乙
- 6二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:34:05
10まで保守を
- 7二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:36:31
えい
- 8二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:37:05
やあ
- 9二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 01:38:52
とう
- 10『立った一人のオーケストラ』25/06/15(日) 02:44:29
やー
- 118級フィクサー「ルヴナン」25/06/15(日) 07:15:22
(スレ立てお疲れ様です!!)
- 12二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 07:30:02
おつ
- 13『立った一人のオーケストラ』25/06/15(日) 13:31:40
『虚構は繰り返されます…さぁ…フィナーレは全てを洗い流すでしょうから』
〖オーケストラを包み込んだ殻が赤く燃え上がる…〗
『さぁ私にしたがって…砕け、そしてこの演奏の一部になり得なさい』
〖だが、それは殻の前では水に等しく、また浸透するには至らない〗
〖他者の拒絶、それは強く、あなたを否定する〗
『さぁ…もう一度、私の指示にしたがって』
〖激しい演奏が鳴り響き、憤怒のバスドラムが炎を燃え上がらせ、憂鬱なヴァオリンの音色が一本のレーザーのように射出される〗
『揺れるように…あの日に全てが終わってしまったように』
〖…唯一はみ出た物がある 彼を吊り上げているロープ、それのみが心の殻からはみ出していた〗
〖それはいったいどこまで伸びているのだろうか…もしかすると切り落とせば彼を殻に叩きつけられるかも知れない〗 - 14??の三級フィクサーティー25/06/15(日) 19:39:18
- 15??の三級フィクサーティー25/06/15(日) 19:42:08
- 16リウ協会北部7級フィクサー25/06/15(日) 19:55:00
- 178級フィクサー「ルヴナン」25/06/15(日) 20:09:08
- 18刀好きの6級フィクサー25/06/15(日) 20:43:20
- 192級 ベレニーチェ25/06/15(日) 21:53:49
【U社】
【カラフルな家々で構成された塔と、入道雲と見紛う巨大なファンネルから吐き出される煙で狭められた青空の下】
【神秘的なオーラを織り込んだような白衣に身を包んだ巨大な女が、あるビルの壁にもたれかかって地図を広げていた】
【前を行き交う人々から浴びせられる奇異な視線など意にも介さず、女はその指先を紙の上に何度も滑らせる】
【綺麗に区分けされた毒々しい原色と、それらに隣接する余白の境を行ったり来たりしながら、期待する】
(今回の冒険で、この地図はどれだけ広がるのかな)
【そして、今回の水先案内人の到着を今か今かと待ち侘びながら、くるりと渦を描いた】 - 20灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/15(日) 22:03:22
- 21??三級フィクサーリーントール25/06/15(日) 22:10:55
- 22竹垣事務所フィクサー エディス25/06/15(日) 22:22:10
- 23"非武闘派のフィクサー25/06/15(日) 22:27:24
- 24???25/06/15(日) 22:34:54
「依頼の為に貸し出したんかな...すごいゴーカじゃん。報酬美味しそ〜」
(毛艶の悪いツインテールが垂れ下がる。濡れた羽根を引き摺る鳥のように脱力感を醸し出す。)
(顎を持ち上げられたように、不自然なほど顔を上げ、ハイライトのない瞳は看板の文字を一字一句まで丁寧に読み終えてから、上記の鉤括弧内のセリフを読み上げた。)
(どこもかしこもフリルまみれの、ケープやボレロ、その下のブラウス、スカート、果てはペチコートに至るまで、全て黒と白だけ。ごく典型的な地雷系ファッションに見えるそれだが、よく見れば重厚な金属製のガントレットや足甲なんかを取り付けていることから、あくまでもこれが戦闘用の装備なのだと分かるだろう。)
(獲物もまたはっきりと背中に背負っている。黒色の、鎌であった。それも刃部分の非常に大きい、フィクションでしか見ないような鎌だ。)
「...ん?」
(顔を下ろしてふと周囲を見回す。ごく自然そうに、取り繕ったあざとさをこれでもかと付け加えながら瞳は誰かに留まった。)
「こんちはー。」
(てく、てく、てく。地面を踏みつけるエフェクトに♩でも入りそうな、少しオーバーに足を振り回す、人形のような歩き方であなたに近寄り、両手を後ろで組んで、上目遣いで挨拶する。)
「あなたもここでやる依頼を受けに来たの?強そー...」
- 25灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/15(日) 22:40:41
- 262級 レヴィニーチェ25/06/15(日) 22:54:31
- 27竹垣事務所フィクサー エディス25/06/15(日) 22:56:01
- 28"非武闘派のフィクサー25/06/15(日) 22:58:39
- 29『立った一人のオーケストラ』25/06/15(日) 23:01:08
『さぁ…穿つがいい…!!』
〖音色が段々と酷く強くなっていく…強化が間に合わないほどには、それはつんざこうと中にもぐりこもうとするだろう〗
『憤怒のバスドラムは終幕まで…その音を刻む』
〖バスドラムが叩かれ、業火が防壁を焼き上げようとした瞬間〗
「ガンッ!!!バギィ!!」
〖リウ協会が防壁の中から飛び出し、バスドラムを殴り抜け、粉々になり〗
「っどがんっ!!」
〖とあなたを巻き込み真っ赤な炎が辺り一面に広がった〗
「バンッ!!」
〖そして炎をますます広げるように業火が沸き上がり、辺り一面が真っ赤な灼熱へと変わる〗
「ぎぃぃ…」
〖暴食のプルートが燃え落ち、もえすみとなった〗
- 30??三級フィクサーリーントール25/06/15(日) 23:02:24
- 318級フィクサー「ルヴナン」25/06/15(日) 23:03:53
- 32???25/06/15(日) 23:06:58
- 33"料理人フィクサー25/06/15(日) 23:07:18
何もしないで状況が良くなるはずが有りませんわ。とりあえず行動ですの。もしかして、今なら…
[見える範囲で一番遠い位置にある大罪楽器を狙撃する。弾丸は無いのでハーモニーは本来の性能を発揮している]
- 34リウ協会北部7級フィクサー25/06/15(日) 23:07:25
- 35「岩鰭鮫」討伐臨時本部25/06/15(日) 23:22:33
(汗を拭いながら言った)
漁師A「なんでも鯨を食って、船を斬り裂く、岩鰭鮫とか言うのを討伐しろだとさ…今じゃ海産物もマトモに取れねぇ…」
漁師B「俺の知り合いの船も真っ二つになった残骸が転がってたなぁ…後今回の討伐は複数の翼が関わってるとか…まぁインフラを壊されたんだし当たり前っちゃあ当たり前か。」
船員A「はいっ!!新規の受付ですね!!」
(元気のいいハキハキとした返事が聞こえる…)
船員A「ではコチラの方にサインしてください!!ペンはコチラにあるのでよろしければご利用下さい!!」
船員A「ホテルはこのビルの5階から上、隣のビルの等をご利用ください!!!」
(契約書には船に乗って討伐する組として派遣されることが書いてある…また大湖のルールはミーティングの際に話すようだ…)
船員B「ミーティング室は3階でーす!!!こちらのエレベーターをご利用下さい!!!!」
船員C「装備更新等はコチラの部屋で!!!お願いしまーす!!!!」
船員D「馬鹿野郎!!!何年ここにいるんだ!?その網は今回の量では他の船に搭載するって話だろうがぁっ!!!!」
(喧騒が鳴り響く…)
- 36??三級フィクサーリーントール25/06/15(日) 23:25:14
- 37"非武闘派のフィクサー25/06/15(日) 23:32:09
野生の狩人、ね。相手が鯨じゃないのなら、いつも以上に波を注視するべきだな。縄張りはあるのか、周期を理解しているのか、人をどう認識しているのか…
陸に直接の被害は及ばないだろうが…この規模が必要となると、折れるに等しい被害が出るのも時間の問題、か。
ソンじゃあ俺は、ミーティングとやらにでてくるわ。
[左で受付を済ませ、軽快な足取りで三界へ上がる]
- 38鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/15(日) 23:37:32
- 39竹垣事務所フィクサー エディス25/06/15(日) 23:38:08
- 40『立った一人のオーケストラ』25/06/15(日) 23:41:56
『下らない音色が響きます…それは永遠に繰り返され…』
〖オーケストラが心の殻の中で指揮棒を振るおうとした〗
「ザンッ!!」
〖した瞬間、斬撃がオーケストラを吊るす縄が切断され〗
『っ!!!?』
〖宙に浮かんでいたオーケストラは地面に叩き付けられ、心の殻がバシャァァンッ!!と音を立て崩壊し、燃え盛る業火がオーケストラを包み込んだ!〗
──────
『師匠…僕はやっぱり』
『あなたの曲が一番好きでしたよ』
────────
『………だが…もうその曲は聞けることはないんだ』
『もう…僕の頭の中にしか………!!』
〖燃え盛る業火の中、オーケストラの悲惨な声が鳴り響く…心の殻がない今、いくらでも攻撃ができるだろう〗
- 41「岩鰭鮫」討伐臨時本部25/06/16(月) 00:13:42
- 42刀好きの6級フィクサー25/06/16(月) 00:20:43
- 43"非武闘派のフィクサー25/06/16(月) 00:21:49
- 442級 レヴィニーチェ25/06/16(月) 00:25:33
- 45竹垣事務所フィクサー エディス25/06/16(月) 00:33:15
- 46『立った一人のオーケストラ』25/06/16(月) 00:56:55
『ッ!!?』
〖オーケストラの体を鞭のような刃が切りつけ、真っ赤な血が飛び上がる〗
『……意味のない、同情するきになんて……』
〖そして燃え盛る業火の中、ハイエの弾丸がオーケストラを撃ち抜き、強い煙が立ち込めていく…〗
『…あの日……強く強く思い出させてくれる』
『僕が…とても怖かったあの日…全てが狂ってしまったあの日……』
『なぜかそれに…絶望を抱かずにいられようか』
〖……その時、心情風景が崩壊していく町へと移り変わり、周囲に捻れた音符が地面から次々と宙へ浮かぶと〗
『あぁ…強い憤怒…もうボロボロに…壊れてしまった』
〖ボロボロに壊れたバスドラムから赤い音符が浮かび上がり、それが新たな心の殻となって貴方達を拒むと〗
『……絶望の予兆 それになぜ、私は怒りを覚えずにいられないものか』
〖全ての楽器は粉々に踏み潰され、真っ赤な業火がオーケストラを包み込み〗
〖指揮者のような姿から、全身が赤い音符に包まれ、燃え盛る金属に包まれバスドラムがあちらこちらに溶接された人間へと変貌する〗
『僕の指示のもと…業火の元に踊ってください』
〖周囲には赤いバリアを張り、今さっきのノロノロとした動きとは比較にならない速度で力強い攻撃を加え始めた〗
- 47刀好きの6級フィクサー25/06/16(月) 01:16:26
- 48??三級フィクサーリーントール25/06/16(月) 06:32:39
- 49「岩鰭鮫」討伐臨時本部25/06/16(月) 06:52:52
- 50??三級フィクサーリーントール25/06/16(月) 07:00:27
- 51??の三級フィクサーティー25/06/16(月) 07:35:38
そろそろやばいかもなぁ。でも怪我人いるしここの解除はできないな。無理をまたするかな。担架用の液体金属残ってたかな?
- 52鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/16(月) 08:23:36
- 53リウ協会北部7級フィクサー25/06/16(月) 10:58:17
- 54竹垣事務所フィクサー エディス25/06/16(月) 11:13:43
- 552級 ベレニーチェ25/06/16(月) 11:38:14
- 56"非武闘派のフィクサー25/06/16(月) 11:46:39
- 57「岩鰭鮫」討伐臨時本部25/06/16(月) 17:55:18
管理者「まぁ、そんな感じだろうな…えー詳しく言うとー…」
(少し考えて思いついた顔をして…)
「蒼白な鯨って知ってるか?なんかアレがやられてから『水流を纏う鮫』が観測されたんだが…」
「最初は誰も信じなかった、碌に鯨が捕れない奴の良いわけだと思われてたんだ。」
(少しづつ声が低くなって行く……)
「その日、港に帰港予定の3隻がいつまでも帰ってこなかった…腕はいい連中だったが……」
(後ろのスクリーンに残骸が映される…)
(それは正しく惨劇と言うには十分すぎるほどの光景であった……)
(胴体と首が泣き別れになりながら人魚になっている者…身体が左右均等に真っ二つにされている者……細切れになって各所が食べられている者…そしてまるで模型のように竜骨ごと"バラバラ"になっている船……)
(その断面は人魚等に食べられた部分以外は並などによって壊されたものではなく………まるで達人が斬ったかのように素晴らしく美しいものであった……………)
「まぁ、見ての通り全滅だ。」
「コレを見てそもそも漁に行きたがらない者が出始めたが……」
「何を考えたか討伐隊を作ってまた挑む者が居たが……」
(映像に切り替わる……)
(どうやら戦闘の最中のようであり、ちょくちょく岩のような背鰭が見える……そこに銛を当てても弾き返され、なおかつ張った網はその鰭に斬り裂かれる、正しく"岩鰭"という名を理解した、しかし硬さとは裏腹に動きはまるで風のように速かった………)
(そして凄まじい高波が来る……恐らく規則を破った時の波と思われるものが来たが……その"鮫"は一切怯むこと無く、そのまま波ごと船を自ら生み出した"水の刃"で斬り裂き………映像が終わった…………)
「見ての通り、漁師だけじゃ何やっても勝ち目が無い…」
「そこで今回君たちを集めたというわけだ。」
「コレを見てしまったら…大湖からも離れたくなるさ……」
(見た目は↓です…)
- 58??三級フィクサーリーントール25/06/16(月) 21:19:41
- 598級フィクサー「ルヴナン」25/06/16(月) 22:08:14
- 60『立った一人のオーケストラ』25/06/16(月) 22:49:20
『あの日の崩れたあの風景に…私たちも巻き込まれればよかったのに』
〖オーケストラの燃え盛るドラムが繰り出され、辺り一面を崩すほどの熱気が広がり続ける〗
〖その中、業火の中、ピアノ片手にその刃で火の粉を払い除け、オーケストラの熱気を符号で裂きながら、その巨人に向かい大量の符号とその符号を従える剣が振るわれ〗
『…そうすれば…悲しみなど背負わなかったのに…』
〖バリアに黒い衝撃が走り回るが……それは赤いバリアに阻まれ、梅雨へと消えてしまう〗
『赤く…赤く…赤く………!!』
〖業火がワイヤーを溶かし尽くし、突くような打撃が全員に振るわれ〗
『バギッ!!』
〖と音を立て、空間全体が暑く酸素をもやしつくしていく…〗
「ガンッ!!」
〖そんな中、貴方はそのままオーケストラに接近し、バリアに向かって刃を振り下ろし、その攻撃はバリアに弾かれることなく何度も振り下ろす〗
『……燃え尽きろ』
〖…が、バリアには少しの傷しかつかず、オーケストラは貴方に向かって凄まじい速さで殴りかかった〗
- 61リウ協会北部7級フィクサー25/06/16(月) 22:54:40
- 62『立った一人のオーケストラ』25/06/16(月) 22:58:02
- 63リウ協会北部7級フィクサー25/06/16(月) 23:03:55
- 64??の三級フィクサーティー25/06/16(月) 23:12:04
私もそろそろ動くか
ここの維持が心配だけど出ないと守りもできないし
【液体金属を体に流し込み無理矢理自身の肉体を操りながら鏡と血まみれの盃を出し、水袋を置く】
確かこれの大事な要素は場所と状況あとは運命性とかだったかな?
【自身に認知処理を行い見た目や行動を記録や記憶しづらくする】
これもあった方がいいよね。じゃないと契約書案件だし。さて、覚悟決めるか。
【血まみれの盃を置き、鏡を手を伸ばし砕く】
何処かの私はそんなのになってるかな?
【鏡の技術により全身が変化していく。少し経ち変化が治るとスーツは赤黒く変化し黒かった目は真っ赤に変わる。】
さてと、仕事をしよう。今日は手間もいらない。
【水袋を拾い外に出る】
- 658級フィクサー「ルヴナン」25/06/16(月) 23:13:05
- 66リウ協会北部7級フィクサー25/06/16(月) 23:14:54
- 67"料理人フィクサー25/06/16(月) 23:18:46
- 688級フィクサー「ルヴナン」25/06/16(月) 23:26:00
- 69リウ協会北部7級フィクサー25/06/16(月) 23:30:59
- 70???ティー25/06/16(月) 23:41:40
- 71『立った一人のオーケストラ』25/06/17(火) 00:48:44
「ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!」
〖少しのひび割れが段々と数を増していく…だが、それは些細な物で壊しきるには至らない…〗
『怒りは暑く……あなたを押し潰すように……!』
〖オーケストラは静かに貴方へ瞳を向け、バスドラムが鳴り響く、遠くからさまざまなオーケストラが鳴り響きそれは腕を振り下ろすが〗
「「ガンッ!!!ギィッ!!」」
〖とルヴナンが飛び出し、ひび割れに向かってナイフを突き立て、バリッ!!とひび割れをワンコインサイズから拳まで増大させる〗
『……だが…怒りの心は私に従う…孤独な私に…絶望のフィナーレを…』
〖オーケストラは二人を掴み吹き飛ばし、バスドラムの炎を炎を作動させようとするが〗
「バババッッ!!!ギッ…」
〖突如として無数のカトラリーがバリアに突き刺さり、一瞬そちらへ注意を背けられると〗
「「バジャァァァアッ!!」」
〖とチャージされた血のレーザーがバリアに直撃し、〗
『ッガァ!?』
〖オーケストラは火の粉を巻き上げながらそのまま体制を崩した〗
- 72???ティー25/06/17(火) 08:18:59
- 738級フィクサー「ルヴナン」25/06/17(火) 10:22:51
- 74リウ協会北部7級フィクサー25/06/17(火) 10:56:39
- 75鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/17(火) 19:12:01
- 76刀好きの6級フィクサー25/06/17(火) 21:00:23
- 772級 ベレニーチェ25/06/17(火) 21:14:00
- 78"料理人&非武装派25/06/17(火) 21:18:20
- 79竹垣事務所フィクサー エディス25/06/17(火) 21:26:01
- 80灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/17(火) 22:01:00
(そこにH社出身と思われる変わった風貌の男が喋る)
今回の漁は今までと同じく大真面目にやった所で馬鹿を見るのは明白である、だから今回は複数の翼の特異点でどうにかするってことですよね?
管理者「あぁその通り、奴は海上なら無敵だ。」
「だから対策を二重三重にすることにした…」
「まず第一にW社とJ社の技術を使い奴を指定ポイントで押さえられる仕掛けを用意してある」
(後ろの画面にその装置らしきモノが映し出される、名前は空間封鎖機のようだ……)
管理者「これにより奴が無尽蔵に使う"水"を制限することが出来る!」
「更にコレにJ社の"錠前"を使うことで…一体を完全に封鎖し、戦場を安定させるだけでなく奴はこのフィールドから完全に抜け出さなくなる!!!」
「コレが第一の策。」
- 81"非武闘派のフィクサー25/06/17(火) 22:04:54
- 82『立った一人のオーケストラ』25/06/17(火) 22:36:19
『ッ!!?』
〖バリアがバリンッ!と穴が開き、ティーの拳が燃え盛る鉄板とバスドラムの膜をぶち抜き、乱暴にそれを引き抜いた!〗
「ガジャンッ!!ガラガラ…!!」
〖血のついたバスドラムが燃え上がりながら地面を転がり、赤い血を燃料にしてますます周囲の熱をあげていく…〗
『……憤怒、あれに抱いた日…あれに抱いたのは………』
〖空いた風穴から大量の熱気が漏れ出す、空気はヒリヒリとあなたの皮膚を焼き、ポタポタと落とした汗は地面で砕け水蒸気になって消えていく……〗
『『ウガァァァアッ!!!』』
〖鳴り響く方向が傷口を焼き切り無理矢理に塞ぐ、そしてそれはあなた達へ向き直り、凄まじい素早さで接近し、殴りかかるだろう!!〗
「ガンッ!!!」
〖リウ協会とルヴナンの残撃がバリアを粉砕し、オーケストラの頭と胸のバスドラムを粉砕するが、炎はあなたに逆流し、全身が焼かれるような錯覚に襲われ〗
『潰れるといい…あの日のよう!!!』
〖オーケストラの拳があなたらを掴み地面に叩きつけたと思うと、遠くに投げ飛ばし、凄まじい火炎があなた達を追撃する〗
「ジャランッ!!」
〖だが開かれた油断はフィクサーが刃を立てるには遅すぎることはない、刀使いの刃は開かれた風穴に潜り込みオーケストラを切りつけ、大量の符号がオーケストラを貫抜いてく〗
『ぐっ…!!!』
〖バスドラムは粉砕され、真っ赤な血がバリアを赤く染めるが……〗
『ガァァァアッ!!』
〖その瞬間、咆哮が鳴り響き、周囲の空間を激しく揺らし…壊れたバスドラムから次々と大量の火炎が飛び散り、それが巨大な暴風となって全員の皮膚を焦がしながら吹き飛ばし〗
『………再演と参る…また…最初から…』
〖バリアは修繕され、オーケストラの熱は覚めない〗
〖強い熱狂は続けられる〗
- 83リウ協会北部7級フィクサー25/06/17(火) 22:39:43
- 84『バトゥ.ハイエ』25/06/17(火) 22:46:26
〖オーケストラは燃え盛る、壊れた物達を犠牲にして、それを燃料にするように、自我の殻を増築させる…〗
〖その殻は深く、折れた骨が頑丈になるように、荒々しい殻へと変貌し、燃え落ちる炎は空間を焼き咲いていく〗
『……目が抉れそうだよ……こっちは…すぐにお前を始末できると思ったのに』
〖ハイエが古びた銃を持ちながら、片手にサバイナルナイフを持って、むくりとどよんだ瞳でそれを睨む〗
『…砕けばよいんだろ、それなら…あたしの専門分野だ』
『昔のあたしは…良く色々壊してたからな ガラスとか それみたいに…………』
『…無駄話は良そう ただお前を…!!』
〖ハイエは走り出す、何度も弾丸を地面と反射させながら、空間全体が弾丸の残像が走り回り、それは一度も他者に着弾することなく、無造作に見られた弾丸は正確にオーケストラのバリアへと着弾していく〗
『狩る……怒りに任せた復讐者として……外郭の狩人の孫として!!』
〖ハイエはそのままオーケストラにまでたどり着き、何度もサバイナルナイフを突き刺し、炎が彼女の体を少しずつ焦がしていく〗
- 858級フィクサー「ルヴナン」25/06/17(火) 22:56:17
(一気に後ろに下がって距離を取る……)
- 86『立った一人のオーケストラ』25/06/17(火) 23:03:16
『………なるほど』
『……あぁ…あの人ですか あまりにも…あっけなくて…』
〖バリアに何度も銃弾が着弾する…だが、憤怒の殻はそれを何度も拒絶し、少しのヒビすらも入らない〗
『……私の刻む章の…1節に過ぎなかったあの老人ですか』
〖ハイエのサバイナルナイフが殻に突き立てられる、何度も、刃が潰れるほどに……だが〗
『……あなたも、それと同じように……1節として…虚無に返してあげましょう…!!!』
〖殻は破れる事なく、業火に燃える熱波と波動、そして岩石のような拳が繰り出され〗
『ッ!!』
〖咄嗟にスライドして逃げ、サバイナルナイフでパンチの威力を軽減するが〗
「バギンッ!!」
〖と音を立て、ナイフが粉砕されてしまう〗
- 87???ティー25/06/17(火) 23:06:02
- 88リウ協会北部7級フィクサー25/06/17(火) 23:06:58
…最早『壊れた物から音』が云々を言わなくなったな
その程度の執着か!その程度の熱意か!
―――ソレ如きの憤怒か!!
【焼けた身体を酷使して罵声を浴びせながら投石に興じる】
――――アァ、皮肉だ
お前はそんなにも壊れているのに
……………一節の音も出ていないではないか
- 89??三級フィクサーリーントール25/06/17(火) 23:07:45
(馬鹿げた金と準備が必要なことやってんな。これなら逆に人側にも特色とか呼んだんのかねぇ。この辺で聞いたのだと老人とかか?)
- 90茸剣のフィクサー25/06/17(火) 23:12:23
- 91"料理人フィクサー25/06/18(水) 00:03:37
- 92『立った一人のオーケストラ』25/06/18(水) 00:37:52
〖ハイエが咄嗟にオーケストラに向かって弾丸を放つ、それを返すようにオーケストラの拳がハイエを狙い澄まし〗
「ダンッ!」
〖と壁を蹴りあげ銃の反動で飛び上がることで、まるで蝶が舞うようにして交わし〗
『オラァ!!!』
〖とバリアに向かって何度も銃弾を発砲し、銃底を叩きつけるが〗
『……あの日…すべてが洗い流されたあの日……』
〖バスドラムから段々と赤い波動が集まり始め、〗
『しまっ!?』
〖眩い閃光が辺り一面を照らすと、ハイエに向かって真っ赤に燃える波動が大量の波となって襲い掛かり〗
『チッ!!』
〖咄嗟に飛び上がり、ギリギリ避けきることは出来たものの、胸下にぶら下げた弾丸ベルトが焼き切れ、ずるりと大量の弾丸が落下してしまい〗
『皆が…符号となり、そして数多くの物たちが名の知らないピアニストの伴奏の一節となって消え去ったあの日…』
〖オーケストラは追撃するようにバスドラムを叩き、ちょうど着地地点に青い業火が現れハイエを飲み込もうとするが〗
『チッ!!これ借りんぞ!!』
〖とレイピアを乱暴に握り絞め、壁に向かって突き刺し火炎の中に落下することを防いだ〗
「じゅう…バンッ…!!」
〖だが弾薬の大半は炎の中に沈み、小さな爆発を起こして沈みいく…手に残るは四発の弾丸のみだ〗
『…はぁ…はぁ…』
〖彼女の服はボロボロに焼かれ、ひどく焦げ付いたような香りがにおいたつ…〗
『……まだ……!!』
〖だがそれでも、彼女は諦めることを知らない…その命すらも捨て、それを狩ろうとする本能に身を預け、レイピアを乱暴に殻へと打ち立てるが〗
『…むなしく……救えなかった自分が…!!!』
〖ガギンッ!!と燃え盛るように荒々しい心の殻に突き刺るはずもなく〗
『どうしようもなく……!!!!憎たらしいんだぁぁぁぁあ゛っ゛!!』
〖オーケストラから凄まじい火炎が飛び上がり、凄まじい爆発音が響き渡った〗
- 93『バトゥ.ハイエ』25/06/18(水) 01:12:56
- 94『燃え盛る町』25/06/18(水) 02:53:05
『………はぁ…はぁ…はぁ』
〖コートの半分以上が焼け焦げ、眼帯が外れその痛々しいがらんどうに空いた目が開かれる…〗
『……あたしは……狩人の孫として……お前を……撃たないと………!』
〖震える腕で銃を構え、その銃口はオーケストラを捕らえるが〗
『…結局お前も同じ末路を辿る…噂に聞いた通り、愚かな血だ』
『バトゥ家、皆がろくでもない狩人だと言う…最古、誰かが犯した罪が、お前らに染み付き、今や全員が平穏を捨て生きざる終えない……』
『なんせ…体に通う血が、相手を切り裂いて、そして殺して…命を奪うことを本能的に好むから…なにかを狩りの対象として生きていかなければ…』
『気が狂った狂人に成り果てる……いや、もしかしたら…ただ狂気の対象が別の物に変わっただけかもしれないが』
『……クマズさんがそう言ってるのを思い出しましたよ』
『………結局はお前がその銃を握るのは…』
『…祖父の為ではない そうでしょう』
〖オーケストラはそういいながら、拳を振りかぶり〗
『……なぜそのような心構えで…』
『師匠を思い続ける私を……撃てると思ったのですか…!!!』
〖怒り、燃え、それは鋭い刃となってバトゥハイエに向かい〗
『………血とか…意味わからんことを…いってんじゃ…!』
〖瞬間、目の前まで刃が迫り、バトゥハイエの視点からだと無数の考えがで続け 〗
『横に避けるか?』『左右に体を反らせば!!』『飛び上がる?』『前にた折れ込んで後ろに潜り込めば…!』『いや………』
『……無理だ』
〖ハイエはそれが全て無理なことを悟る〗
〖足はもう使い物にならず、あまりにも孤立した地点にいる自分は他の救援も望めない、そして体力は切れ、今さっきの爆発によって全身が痛く熱い〗
〖腕は動く、だが体をはった所で力のない腕では何の回避にもならない〗
〖……手元にあるのは、大切な形見の銃だけ これだけは…命に変えても守らないとならない〗
〖これは妻よりも最初に出会い、妻よりも最後まで彼が一生を共にし、ずっとあたしの成長をこの銃が彼と共に支え続けていた物だ。もしそれを失ってしまえば…本当に家族はいなくなってしまう〗
- 95『ハイエ』25/06/18(水) 02:55:21
〖……そんなことを選ぶくらいなら…命を差し出せば終わる〗
〖……元からあたしの出番がなくとも、彼らは彼を倒せていただろう それか、彼らの目的を破綻させ、ここから脱出できていたはずだ〗
〖…あたしが死のうと、きっとなにも変わらない あたしの死を悲しんでくれる家族はいない…誰一人と〗
〖あの日の夜、おじいちゃんの背中からお母さんとお父さんが覗いて来なくて、ただおじいちゃんがあたしに詫び続けていた夜〗
〖あの日のこと、おじいちゃんが最後の狩りに行くといい何日も帰ってこなかった夜〗
〖あの日のこと、おじいちゃんが二度と……あたしの側にいてくれなくなってしまった夜〗
〖……残される人の気持ちは知ってる 痛いくらい〗
〖……だけど…もうそんな人はいない みんな死んじゃったから……〗
〖……あぁ…だけど…コドモドラゴンは怒るかな……そらは…まぁバカな男に任せよう 多分あたしよりも長生きだしね〗
〖…最後で、あたしの道をどんなものを潰したっていこうとしても やっぱり…ダメみたいだな〗
〖……だけどよかった どうやらあたしは…〗
〖彼の言ってるような……ろくでもない狩人なんかじゃあ〗
〖無いみたいだから〗
- 96『バトゥ』25/06/18(水) 03:10:34
「ガンッ!!!バギイ!!!!」
〖凄まじい何かが叩き崩れ貫かれる音が響く〗
『………なるほど』
〖オーケストラは軽蔑な目を向けながら、真っ赤に降り注ぐ火の粉の中、バトゥハイエを見下ろす〗
『…………』
〖両手には、形見の銃を…その目は爛々と青く光っている〗
〖頭は原型があり、はっきりとした意識の中、銃へと視線を向ける〗
『……は』
〖…自分は知らず知らずに、その銃を……〗
〖槍に対する咄嗟の盾として、使い〗
〖そして銃には…深々とした穴と、燃えたぎる炎がついていた〗
『………想像以上に…重症と見ました』
『どうやら…気狂いなのは…』
〖あたしはその大きく壊れた銃を目一杯振りかぶっていく、その目は青く青く口には特大の笑みを浮かべていて〗
『本当だったようですね…』
〖バン゛ッ゛!!!ドガァン゛ッ゛!!と何度も何度も、形見の銃を乱暴に心の壁にたたつけ〗
「バギィッ!!」
〖銃は半分に砕け散って〗
〖ボッ……と炎に包まれ、燃えていっていた〗
『………』
〖手元には、もう形見の銃はない〗
- 97『バトゥ.ハイエ』25/06/18(水) 03:19:04
- 98鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/18(水) 08:20:47
- 99灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/18(水) 23:59:03
管理者「もちろんある、第2の策はこの捕鯨砲だ。」
「本来なら捕鯨用だが今回はより貫通させる為にF社の妖精の技術を使用し、貫通力を最大限に強化したこの大型捕鯨砲で貫き釣り上げて」
「そしてそこにK社の崩壊アンプルを撃ち込み皮膚組織を崩壊させて脆くする」
「極めつけにU社の結合技術を使って壊れた状態でくっつけさせて離れないようにして」
「それで我々の攻撃を通しやすくして討伐出来るようにするというのが狙いだ。」
管理者「そうだ、その分漁を出来る場所が増えるし、今回の討伐で新たな脅威に対するノウハウを築いたとしてU社から様々な返礼が来る…というのもあるが、なによりも一番は我が港の発展と安全それだけだ。」
- 100灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/19(木) 00:00:19
- 101竹垣事務所フィクサー エディス25/06/19(木) 00:46:51
- 102"非武闘派のフィクサー25/06/19(木) 00:51:19
- 103灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/19(木) 01:09:31
- 104"非武闘派のフィクサー25/06/19(木) 01:14:09
ああ、その言葉が聞きたかった。
ソイツをどう解体してやろうかって、頭の中を渦巻いて離れねぇのさ!
あとはどんな素材になるかだ。高く売れるといいんだが…
俺にも食わせなきゃいけねぇ孫達がいるんでね。
- 105鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/19(木) 22:25:49
「...おー。やった。あんな鯨に人で持てるサイズの刃物や鈍器なんて効くわけないと思ってたし、やっぱり備えはあったんだ。肉質柔らかくなるのもいいな...翼って便利。」
(適当に、何も込められていない感想を褒め言葉の代わりに出力する。広げた両手を指先までぴったりとくっつけて、嬉しそうな笑顔を浮かべながら。そんな愛想を振り撒いてなお、この場に勘のいい人物がいるならば、落胆は残っていて、そしてより多くなったように感じるかもしれない。)
「...第三...捕まえたあと、逃げられたか、早く仕留めるためか...なんだろなー。お金じゃぶじゃぶ使うんだろーし、すっごく期待。」
(両手を組み、肘を机について、中途半端に開いた親指に顎を置いて、目を前に向ける。まともに話を聞くような体勢ではおよそなく、しかし耳は、無意識に聞く準備をしていた。もはや期待などしてはいないものの、これは生死に関わる問題だから。)
- 106『バトゥ.ハイエ』25/06/20(金) 01:26:51
『……それが……あなたにふさわしい……』
〖バスドラムが激しく、心臓の鼓動のように鳴り響く…まるで怒りを全身にまとい通わせるように…〗
『結末であり…運命であり……嵯峨であり………』
〖赤く輝く拳が、熱を纏い、ギラギラと皮膚を焼き、つんざくようなドラムの音が部屋全体を焼き上げていき〗
『……あなたが純粋に、血鬼と大差のない醜い一族だからですよ』
〖ドガァンッ!!と破裂するような音と共にハイエの腹部を貫き、凄まじい衝撃がそのまま彼女を吹き飛ばした!!〗
『っ!!!』
〖そのまま瓦礫の中へ、バンッ!!バギッ!!と生々しい音を立て放り込まれ〗
『がばぁ゛…』
〖口から大量の血が溢れ、それと共にがらんどうに空いた片眼から絶え間なく黒い涙がボロボロと流れていった〗
- 107『立った一人のオーケストラ』25/06/20(金) 01:36:17
『……………私の演奏は狂いなく……続けられる』
『拒み、拒み、拒み………終演など…私には存在し得ない』
『…最初へ戻るだけ…ダ.カーポ、愛しいあの頃を…ひどく…』
『ひどく…夢に、幻想に、記憶に、残されたものに…』
『………あぁ…人々は言いました……』
『過去に囚われるなかれと……ですが…』
『……なぜ、それを忘れ、進むことが出ましょうか』
『なぜ…取り忘れ、消えてしまった物との再開を…望むことができないのでしょうか』
『私は……ボクには……過去しかありません』
『未来は暗く閉ざされ、今は残酷にすべてを洗いさらっていき……』
『…暗い未来が、ただ絶望を刻むだけ……』
『……師匠 私は……あなたの…あなたのために…………』
『………あぁどうか…このおろかなる指揮者を…この指揮者を失った指揮棒を……どうか……どうか………』
『導いてください………もう……目の前が暗く…暗くて…なにも見えないのです』
〖オーケストラのバリアが激しくすべてを拒む…それはどうにであれ、なにも遠さないだろう〗
『………あぁ…我が師よ、我が行くままに……そう……』
〖バスドラムがハンマーのように代わり、あなたたちに向けられる〗
『鳴り響くだろう…あの日の怒り』
〖そして過去、忘れ去られてきた怒りが、熱と実体を持って貴方たちを焼き付くそうとするだろう〗
〖大量の赤い波動の塊が、一斉に空から降り注ぐ〗 - 108???ティー25/06/20(金) 21:13:16
- 109リウ協会北部7級フィクサー25/06/20(金) 21:24:59
- 110"料理人フィクサー25/06/20(金) 21:57:44
- 111刀好きの6級フィクサー25/06/20(金) 22:34:54
- 112二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:47:24
このレスは削除されています
- 1138級フィクサー「ルヴナン」25/06/20(金) 22:49:39
- 114鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/21(土) 01:27:27
(ミーティングルーム。第三の策が発表されるのを心待ちにしながら、気だるげな瞳が、自分以外の人への興味だけで自分勝手に動き出し、参加メンバー各位の表情を、自分の席、室内を上から見た時、左端の最も後方の位置から見える範囲で覗く。)
- 115『立った一人のオーケストラ』25/06/21(土) 01:58:28
「バリンッ!!!」
〖簡易EGOが砕け散り、それらが集まり巨大な目玉の付いた棍棒に変貌すると〗
「バン゛ッ゛!!!」
〖カエルを模したブーツによって大きく空中に飛び上がり、迫り来る憤怒の振動に向かってその棍棒を振り下ろすと〗
「ジュッツバッシ゛ャ゛ァ゛ァァアッ!!」
〖棍棒に付いた目が凄まじい爆散を起こし、大量の飛び散った涙が絶え間なく空を覆い被尽くしていく〗
「じゅぅうっ…!!しゅう……」
〖降り下された振動が空中で相殺され、大半の波動を蒸発させた!〗
「ガガッ……」
〖そうして先端に付いた目玉が破裂したあと、中から飛び出るように憂鬱に濡れた青い刃が現れ、それを振り下ろす度に刃先からこぼれ落ちた涙が振動し、破裂するのがわかる〗
〖全てを涙で洗い流そうとするように、刃は全てを切り流す薙刀へと変貌した〗
「バッ!!!」
〖だが燃え盛る波動は絶え間なく空から漏れ出、落ち続ける…それらは貴方たちを穿ち、まるで隕石のような物と錯覚させるだろう〗
〖ティーは弓を天に構え、固まった血の矢先が空を覆う波動に向けられると〗
「パン゛ッ゛!!!」
〖一本の矢が空気を切り裂き、それは直ぐに何十本にも枝分かれ迫る波動を貫いて行き〗
「バババッ!!」
〖打ち漏らした波動をカバーするように、雨のような数のカトラリーが正確にそれを打ち落とし続けた!!〗
「ッドッガンッ!!」
〖だがそれでも空を覆う波動を完全に迎撃することは叶わず、落とされた波動は直ぐ様広がり地面を抉りながら火の円が広がっていく〗
「ドガンッ!!!!バンッ!!」
〖貴方は華麗なステップで灼熱の波動を避け続ける…高まる温度はあなたの汗を誘い、落ちた水滴はすぐに水蒸気となって部屋に拡散していく…〗
「バッ!!!ドォンッ!!」
〖だが限界はあるものだ、疲れからかまだ波動が広がる地面を踏んだ瞬間、燃えるような波動があなたの足元からかけあがり、ひどい火傷をおってしまう…〗
- 116『立った一人のオーケストラ』25/06/21(土) 02:05:05
- 117リウ協会北部7級フィクサー25/06/21(土) 02:14:48
- 118"茸剣のフィクサー25/06/21(土) 08:09:17
【赤い波動に身を焦がされながらも進み、
ハイエの元へ】
『…………なあ、ハイエ
そこで這いつくばってていいのか?
やりたいことがあるんじゃないか?』
【そうして耳元で何かを囁いている
どうやら立ち上がらせようとしているようだ】 - 119???ティー25/06/21(土) 08:23:46
- 1203級フィクサー イアン25/06/21(土) 18:04:38
- 121『バトゥ.ハイエ』25/06/21(土) 19:15:34
『……』
〖ハイエは砕けた銃を抱えながら、潰れた片眼からこれまでにない青い輝きと、色気を失った片眼はがらんと光を失っている〗
『……すまない、少し……困惑してしまって…』
〖壊れた銃を抱えながら、ナイフを持ち、ゆっくりと体勢を整える〗
『………まだ…戦える おじいちゃんの…銃が無くとも、まだ…戦えてしまうから』
〖…体制には問題はない、水袋が傷を癒し、彼女を立ち上がらせてくれたから〗
〖……だが、揺らぎがある 感情の揺らぎ〗
〖瞳はひどく揺れていて、潰れたはずの片眼からは燃えるような青い炎が沸き上がる…〗
〖目的の為に、全てを引き潰す……そんな狂人とも言える焔が、すべての感情を引き潰しながら、彼女を立ち上がらせる理由となって、突き動かされる〗
『……耳鳴りが酷いな、幻聴が聞こえてきた』
〖その落ちた声のトーンは、明らかな異常を知らせていた〗
- 122"料理人フィクサー25/06/21(土) 19:19:02
- 123"茸剣のフィクサー25/06/21(土) 19:32:38
- 1248級フィクサー「ルヴナン」25/06/21(土) 21:36:06
………武器がそろそろ無くなりそうだ……
後で依頼主に請求しよっと…… - 125灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/21(土) 21:40:42
管理者「そしてコレこそが第三の策」
(後ろのモニターに船の装甲の仕組みが映る)
管理者「水を重力制御によってそもそも形を形成出来なくして霧散させる、更にX社の技術により頑強な装甲で固めて船の上に打ち上げる、その上でフィクサーに『岩鰭鮫』を討伐させて確実に脅威を排除するための最後の仕掛け名付けて「GX装甲」だ!!!」
「恐らくフィクサーや船員が全滅してもこの船は残り続けるだろうよ…!」
(自信満々に話す) - 126??三級フィクサーリーントール25/06/21(土) 22:54:49
- 127灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/21(土) 23:10:50
- 128灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/21(土) 23:12:25
(管理者は周りのフィクサー達の表情を読みながらそう言った…)
- 129"非武闘派のフィクサー25/06/21(土) 23:17:12
海ってのは不安定な自然の怪物みたいなもんさ
金がかかりすぎな気もするが、この作戦が例の鮫にしか使えないわけじゃない…別の技術で再利用できる部分もあるだろうな。
あるいはこれが第一波だとしても…
今回から学ぶことは多いだろう
そして何より、
船は使い捨てじゃない
値段もそうだが、船長の目がそう言っとるのさ
- 130刀好きの6級フィクサー25/06/21(土) 23:30:53
- 131鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/22(日) 03:26:46
「...」
(黙って説明を聞くふりをしながら、頭の中で明日食べる飯のことを考える。) - 132灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/22(日) 08:29:48
管理者「まぁこれらの策を使ってこの鮫を狩るってことだ、諸君もここまでの設備があっても使い方が分からんとか言い出さんように手元の資料に使い方あるからな?こんなに準備していたけど負けたらそれこそアレだろ?んじゃ後は司会さ〜ん頼みま〜す!」
(管理者は去って行った…)
司会「わかりました、作戦開始は午後07:00から、万全の準備と資料を良く読んでください、ではご武運を…」
(一応、第一回目の作戦会議が終了したようだ……) - 133『立った一人のオーケストラ』25/06/22(日) 20:57:12
『…いいえ…その壊れた瞬間に…美しい伴奏が!!』
〖オーケストラに拳が炸裂し、バリアの小さな断片が飛び散り〗
『鳴り響くんです……!!それが…いまだに私の中で響き渡っているんだぁっ!!』
〖一瞬の隙をつかれ、燃えたぎるハンマーを振りかざされる〗
『ぐぅっ!!?』
〖瞬間、イアンの蹴りがオーケストラに繰り出され、ズザァ!と後ろへのけぞっていき〗
「ガンッ!バリッ!!ガンッ゛!!」
〖大きな隙を晒した指揮者に向かって、カトラリーが炎を切り裂きながら突き刺さった!!〗
『…なぜ……わからない…全てが…!!』
〖指揮者はゆっくりと体勢を整え、貴方達を睨み付ける〗
『無駄…!効かない…!聞かない!聴かない!!!誰も私の音楽も!あの醜い音楽も!あの朝に聞こえた音色すらも………!!』
〖焔が上がり、周囲の熱が瓦礫を粉々に溶かしながら、凄まじい水蒸気とドラムの音色が響き渡り〗
『ガァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ッ!!』
〖真っ赤な閃光が輝き、凄まじい爆発を起こそうとした〗
「……ガンッ!!!」
〖刹那、刀使いの刃が指揮者に叩きつけられ、流れた涙の水蒸気が沸き上がった!!〗
『ぐぅうっ!!』
〖指揮者を包み込むように涙の膜が広がり、辺り一面の熱を奪い去るように刃を降り下ろす度に熱が冷めていく…〗
- 134リウ協会北部7級フィクサー25/06/22(日) 21:01:04
- 135鎖事務所4級「ミーシャ」25/06/22(日) 21:02:32
(会議室を足早に出て、近くの壁に背中を預け、ぼんやりと、どこか陰のある無表情でただ、今時珍しいガラケーで何かを見る。使い込まれたボタンはもう摩擦を失い、かちかちという押し込む触感と、それに伴う音が消えていた。)
「...」
(誰にも、話しかけることはない。邪魔と言われればどくまでのこと。)
(私を今見てるあなたなどどうでもいい、と、物言わず、見る人に、その興味のなさを語りつつ曖昧な時間を過ごしていた。) - 136『立った一人のオーケストラ』25/06/22(日) 21:33:39
『……!!』
〖パンッ!!とオーケストラにビンタが当たり、涙の膜が破裂し〗
「「ッ─────!!」」
〖押し込められていた振動が解放され、閃光が響き渡ると〗
「「──ッバンッ!!!」」
〖耳をつんざくような破裂音が鳴り響き、大きな爆発が広がった!〗
────
『───……!!』
〖バリンッ!!と爆発によって大きなヒビ割れが出来、指揮者の動きが止まる……〗
〖…だが…それでもバリアは打ち砕かれない、すこしの安全で大きく出来たひび割れもふさがって行く……〗
〖最初に戻る…それを表したように、〗
『…この幕開けに……終わりはない』
〖ガシッとねじれは貴方の頭を握る〗
〖冷めた鉄の温度が上がる、ゆっくりと、指揮者は力をいれていく……〗
〖死、それを頭に過る〗
『……無駄な…行動でしたね……』
『さぁ…最後は…頭の粉砕で………!!次の幕へと…!!進みましょうか!!』
〖…ゆっくりと、味わうように、苦しむように〗
〖冷たい鉄が貴方の皮膚を温め、頭がギシギシと鳴りはじめた〗
- 137??ティー25/06/22(日) 21:39:57
- 138"料理人フィクサー25/06/22(日) 21:43:22
- 139リウ協会北部7級フィクサー25/06/22(日) 21:43:48
- 140二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 21:46:09
このレスは削除されています
- 141『半EGO開花』『青い猟銃』25/06/22(日) 21:52:40
『…………違う』
『……確証じゃない…だが…お前の言ってることは違う』
『……あたしの祖父は……そのようなことは言わない…』
『………あぁ…私の知らない一面なのかも知れないが……あたしの中の祖父は……!!そのような人間じゃない……!!!』
『………壊れた銃であろうとも……突き進む』
『それが……あたしの継いだ生き様だから…!』
〖ハイエの片目から青い焔が広がっていく〗
〖……顔の半分がそれに包まれ、片腕にライフルが融合し…痛みに共鳴するように、残された弾薬が、彼女の血で紅く染まる〗
『……まだ迷ってる……銃口が震えてるのが…わかる』
『……あの日、あの日が鮮明に覚えてる』
『目玉を抉られ、燃え上がるような熱を感じたこと…』
『その熱は冷めて……冷たい……冷たいそれに変わったことを』
〖震える腕で、銃口をそれに向ける〗
『………だから…それの虚しさを…その先の末路を…』
『あたしは知っている……』
『……燃え上がる憤怒は…身を崩し…冷める』
〖焔がそれを包み込み、紅く染まった弾丸が〗
『……弾丸は進む、それは……必ず……』
『お前を撃ち抜くだろう』
〖それに向かって放たれた〗
- 142??ティー25/06/22(日) 21:59:27
こんなところで観れるとは!
- 143刀好きの6級フィクサー25/06/22(日) 22:06:56
- 144『立った一人のオーケストラ』25/06/22(日) 22:08:00
『…………最後の言葉すらも…』
『私を…苛立たせるのだな…………』
〖熱が上がり、力が強く強くなり〗
『……燃え尽きろ…!』
〖皮膚が焼けつき、骨が砕けるような感覚が響いた〗
〖目の前が暗くなっていく…〗
〖…その時だった〗
「「バァンッ!!」」
〖燃え盛るような弾丸が、全員の眼の中に写りこみ、発砲音が耳を付く〗
〖目の前が赤い炎に照らされて、暗く淀んだ背景に一瞬の灯火を照らし〗
「『……ッ!!!!』」
〖その弾丸は真っ直ぐと、燃え上がる殻のひび割れへと進み〗
「「バリンッ!!」」
〖弾丸は殻を貫き、憤怒の殻はそのまま……〗
『……がぁ……!!』
〖粉々に、粉砕された〗
- 145リウ協会北部7級フィクサー25/06/22(日) 22:12:33
- 146??ティー25/06/22(日) 22:15:29
- 1478級フィクサー「ルヴナン」25/06/22(日) 23:13:59
- 148"料理人フィクサー25/06/22(日) 23:17:03
- 149『立った一人のオーケストラ』25/06/23(月) 01:14:03
『……な…なぜ……なぜ砕け……!!』
〖殻は色を失い、燃え尽きた…それに共鳴するようにオーケストラのバスドラムも火が弱くなっていき〗
『……これは………なんだ!?』
〖体を包んでいた炎が消え去るとそこにあったのは…ぼろぼろの炭と灰で構成された脆い体、自身を蔑ろにし、溢れんばかりの怒りに身を振り回した……末路そのものだった〗
「バゴォッ!!」
〖リウ協会のストレートがオーケストラの体を撃ち抜き、がらがらと炭と灰が地面にこぼれ〗
『…っ!!?……このまま…頭を粉々につぶして……』
〖ハンマーを握りながら腕を振り上げリウ協会を叩き潰そうとした瞬間〗
「ジャギンっ!!!」
〖剣の光沢が一蹴輝いたと思うと、振り上げた腕と足の動脈が切断され〗
〖バシャンッ!!と腕が地面に落ち、ハンマーが遠くに転がっていいった。〗
『グッ!!ガァ!!』
〖体勢を崩した指揮者は、がらがらっバンッ!と音をたて地面に付す…そして〗
「……ザンッ!!」
〖ティーが頭に向かって剣を突き刺し、真っ赤な炎の残り火が吹き上がっていき〗
『ガァァァアアッ!!』
〖オーケストラの外装は完全に焼け落ち、砕け散った〗
- 150二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 01:25:04
このレスは削除されています
- 1518級フィクサー「ルヴナン」25/06/23(月) 01:31:55
- 152リウ協会北部7級フィクサー25/06/23(月) 01:44:58
- 153『立った一人のオーケストラ』25/06/23(月) 01:58:28
「バラバラバラ…」
〖燃え尽きた外装が崩壊し、バラバラバラと音を立て燃え尽きる〗
『……まだ………マダ……』
〖…すると砕け散った憂鬱のヴァイオリンから、水色の符号が溢れだし、外装内へ流れ込むと〗
『……あの日、僕の演奏が全て劣っている沈んだ音色のあの日』
『…皆の演奏が鳴り、笑顔が浮かぶ中、私だけ顔をくらくさせながら、称賛も、演奏も、何かもを…』
『静かな静かな湖へと…沈むような…あの日』
『……才がない、努力が報われない、私の演奏など誰も聴かない……興味がない……』
『…あぁ…そのような言葉が、何度も頭に響いたことを』
『…師匠は私に寄り添い、何夜も共に練習をしましたね…』
『……沈むような、沈むような…絶望の中で、息ができなく、影ながらに溺れ行く私を……』
『……今や…誰も私の手など取らない』
『……あぁ…これに絶望を抱かずに…』
『これに失望を…憂鬱な涙を…声にもならない声を…』
『あげずにいられるのでしょうか』
〖空間が変わる、薄暗い部屋で、殴り書きと血、そして涙で溢れた水溜まりが張られていく…それはさっきと違ってとても冷たく、心まで沈んでいくような…〗
〖燃え尽きた外装の中から、無数の真っ白な腕が伸び〗
「バギンッ!!」
〖異常に真っ白な体と、尾ひれのような足、皮膚を縦に切り裂き無理やり引き出した四本の動脈の弦と〗
『……さぁ…共に深い深い湖へと…』
〖腹から切り裂くように巨大な長い長い弓が現れ〗
『…沈み行きましょう…断末魔すら出せない…深い湖へと』
〖第三幕が開かれる〗
- 1548級フィクサー「ルヴナン」25/06/23(月) 02:00:35
- 155"料理人フィクサー25/06/23(月) 02:05:44
- 156リウ協会北部7級フィクサー25/06/23(月) 02:09:07
…………………………ハァ
終われないんだな
なら、レクイエムをお前に
【そう言い壊れた楽器やモノを繋げ溶接し、精巧なヴァイオリンを作り上げる】
……………壊れた物から音が生まれる
お前の言う通りだな、壊れたモノから音を奏でるヴァイオリンが出来たから
―――さぁ、対バンだ
【そう言いボロボロの身体に鞭を打ちながらヴァイオリンを奏で始める】
- 157刀好きの6級フィクサー25/06/23(月) 02:20:10
- 158『立った一人のオーケストラ』25/06/23(月) 02:22:31
『沈むまで……あぁ…私の側に』
〖音色が集まり白い殻を生成する…それは白く、とても白い〗
『……さぁ参りましょうか』
〖腹から突き出た弓が腕に押し当てられ、血と涙を吹き出しながら音色を奏で始める〗
〖すると次々と真っ白な符号が空中で集まり和を描き、それらはまるで雲のように広がっていくと〗
『…さぁ…うだつように…重たい音色が落ちますように』
〖符号の和から大量の白い符号の矢が雨のように降り注ぎ、突き刺さると凄まじい頭痛が走り回る〗
『……!!』
〖薙刀が振り下ろされると、同じ属性故なのか、バリアに大きな傷が付き、〗
『「ッ♪゛!!?」』
〖とハーモニーの音符が何枚も重なったバリアの層を数枚粉砕した〗
- 1593級フィクサー イアン25/06/23(月) 03:04:14
- 1608級フィクサー「ルヴナン」25/06/23(月) 03:17:42
- 161リウ協会北部7級フィクサー25/06/23(月) 03:24:20
- 162『半EGO開花』『青い猟銃』25/06/23(月) 05:36:07
『……フゥ…フゥ…』
〖青い焔がハイエを包み込もうと燃え上がる…だがそれを理性で宥め、押さえ、その銃口を、その理性の標準を、その溢れる火薬を…狙いを過つことなく、撃たなければならない〗
『……まだ…話しかけるか』
『…本能からは…逃げられない、それならば…理性など無い方がいい…?』
『違う、あたしは本能を拒絶してるんじゃない…標準を定めてる』
『…無茶苦茶な発砲は…ただ、虚しく銃声を鼓舞させるだけ…』
『…制御して…力をいれるから……狩人なんだ』
『………なぜ、殺すのか……なぜあなたがそれの立ち位置にいて…一方的に…狩ろうとするのか…?』
『真に…平等な狩は……理性などなくして、本能で相手を狩ればいい…?』
『…………断る……それは…』
〖何かとの対話が続く、標準が定まらないのか息が荒い〗
〖……彼女を守る必要がありそうだ〗 - 163??ティー25/06/23(月) 06:55:50
- 164リウ協会北部7級フィクサー25/06/24(火) 00:24:42
狩人とは獣の比喩か?
違うだろ?
理性を無くして殺そうとすればソレは獣でしか無い
理性を持ち知略を巡らせ獣を一方的に殺す
ソレこそが狩人だ……………そう思っている
―――君はどう思う?
【そう言い陽気に手作りヴァイオリンを奏でながら訊ねる】
- 165二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:37:00
このレスは削除されています
- 166刀好きの6級フィクサー25/06/24(火) 00:37:36
- 1678級フィクサー「ルヴナン」25/06/24(火) 00:38:16
- 168『半EGO開花』『青い猟銃』25/06/24(火) 00:45:50
『……それは矢のように、突き刺さり…湖への底へ沈め』
〖まるで降りやまない雨のように、大量の白い矢が落下し、弾け、皮膚に突き刺さる〗
「ズギンッ!!」
〖その度に凄まじい憂鬱とした感情と、酷い偏頭痛が走り回り、ガンガンと頭を何度も反響する…〗
『さぁ……嘆き、悲しみ、憂鬱……それらは私をつかみ、離すことはないのですから……』
『……沈め』
〖避けるのが困難になるほどの、大量の矢の雨が貴方達を襲うとした〗
「…~♪」
〖瞬間、一つの旋律が空間に響き、矢の雨が空中で停止する〗
『………音色』
〖ねじれは一瞬、あっけに、そして何かを思い出したのだろうか、静かな静寂を、その音色に耳を傾け続けている〗
『…………あぁ…でも……それには届くことはない……』
『……セッションの無い、何もない私から…また奪うつもりなのか……!』
〖…なにか、また思い出したのだろう 大量の矢は矛先を変え、ヴァイオリンをかき鳴らすリウ協会に向けられる〗
『……頭が粉砕し、涙を流しながら……沈め、溺れろ』
〖そうして大量の矢は貴方に向かって降り注ぎ、視界が真っ白に染まった…〗
「ババババッ…!!ガッギンッ!!」
〖その時だ、赤い血の盾がリウ協会を包み込み、すべての矢じりが盾で防がれ、盾はどろどろに崩壊していくが〗
『…………!』
〖回りに浮かんでいた矢じりすべてを向けたのだろう、包囲網のように雨のように降り続けていた矢は…今はない〗
〖心の殻を砕くには、これ以上にないチャンスだ〗
- 1698級フィクサー「ルヴナン」25/06/24(火) 00:52:02
- 170『二級職員』『マタタビ』25/06/24(火) 00:58:04
一方その頃
『それでですね!その時ヘルパーさんの服が量子縺れで崩壊していくナメクジのTシャツ一枚だけだったんですよ!』
『マタタビちゃんのファッションが一番かわいいのに3位の地位をヘルパーさんの不健全人気で強奪されて4位に転落しちゃったんですよ!!男って単純過ぎますよね全く!!』
『二位のアランダさんの正当ファッションを見習ってほしいですよ…』
『ちなみに一位を取ったのはコミのキグルミを着たクマズさんでした、あれは衝撃でしたね~ あのときもらったミラクルシークレット優勝景品に対して見たことないようなすんごい顔してましたもん~』
『まぁミラクルシークレット優勝商品の中身があれだったんですからそんな反応にもなると思うんですけ…』
〖そこそこ距離を進みながら、よくわからない世間話を聞かされ続けていた〗 - 171リウ協会北部7級フィクサー25/06/24(火) 01:00:27
- 172??ティー25/06/24(火) 01:04:52
- 173「虫」25/06/24(火) 20:33:11
- 174"料理人フィクサー25/06/24(火) 20:57:20
- 175刀好きの6級フィクサー25/06/24(火) 21:18:54
- 1763級フィクサー イアン25/06/24(火) 22:42:59
- 177『二級職員』『マタタビ』25/06/25(水) 21:42:08
『実は主催者のシノギが副業斡旋業者だったらしく、遊園地のキグルミの中の人の副業斡旋をもらったらしいです!』
『行かなきゃいいのに律儀に三週間、遊園地で真面目にキグルミの中の人やってたらしいです』
『二位は賞金1000万眼、3位は最新鋭業務スパイ用ドローン、私は美味しい20種類カレーライスパック3ヶ月分もらいました!』
〖身にもならないような会話が続き、ふいに空を見上げると〗
「ガンッ!!」
〖凄まじい勢いで建物の屋根が凹み、なにか回りに肌寒い風が吹く〗
「ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!」
〖目を凝らすと、それは何かの生物であるようで、両目が青く輝いているのがわかる〗
「「ガンッ!!」」
〖それは凄まじい速度で屋根を越え突っ切り、何かに向かっていくように走り去っていく…〗
- 178『立った一人のオーケストラ』25/06/25(水) 23:14:28
- 179刀好きの6級フィクサー25/06/25(水) 23:18:18
- 1808級フィクサー「ルヴナン」25/06/25(水) 23:18:26
- 181"料理人フィクサー25/06/25(水) 23:25:25
- 182リウ協会北部7級フィクサー25/06/25(水) 23:32:50
- 183「虫」25/06/25(水) 23:37:31
- 184『立った一人のオーケストラ』25/06/25(水) 23:43:11
『懐かしい……あぁ…あの頃が』
〖雨がまた激しく、貴方に矢先を向ける〗
『堕ちた涙は…重々しく僕の心を貫いて……』
〖暗雲のように、よどんだ音色が空を、空間を満たす〗
『……さぁ…すべてを涙で拭ってしまいましょう』
〖そう呟いた瞬間大量の矢が降雨のように貴方達を包み込んだ!〗
「バンッ!!バババッ!!」
〖水晶の盾が貴方達を包み込み、その盾へ打ち付けるような矢の豪雨が降り注ぐ〗
「バンッ!!」
〖イアンは雨の中、次々と迫る矢を弾き飛ばし、掴み、蹴りあげていく…〗
〖だが生身で受けきるのは非常に厳しい……武器がないため、その腕のみを便りにして生きなければならないから〗
「……メラメラ」
〖その中貴方の足元から燻るような火の子が一瞬移る……〗
〖…そこにあったのは今にも燃え尽きそうな炭化したバスドラムのハンマーだった〗
〖それは未だ熱気を隠し持っており、点火された怒りの炎は未だに再度燃え上がろうと所有者を待っている…〗
- 1853級フィクサー イアン25/06/26(木) 01:02:18
- 186『立った一人のオーケストラ』25/06/26(木) 01:02:54
『ッ!!』
〖カトラリーがオーケストラの腕に突き刺さり、青と血が混ざった液体をだらだらとこぼし〗
『グフッ!!』
〖薙刀がオーケストラの腕をそぎおとし、大量の腕が真っ赤な血を吹き出しながら叩き落とされた〗
『………しようとも……』
〖…殻は集まっていく……次は頑強で、誰にも破られない殻となって〗
『……リウよ…貴様は……』
〖大量の矢は複数の巨大な矢となってあなたに向けられる〗
『………深い……勘違いをしているようだ』
〖弾丸、鋭利、鋭く、あなたを狙い〗
『貴様は…他者に守られてる…本来ならば』
『容易く…殺せる物でしかない……』
〖ビリビリと腕をあげながら、ゆっくりと振り下ろし〗
『……その減らず口ごと…うだいてやろう』
〖まともに避けることなど不可能な音速の速度で、貴方の腕を貫こうと放たれた〗
- 1873級フィクサー イアン25/06/26(木) 01:13:38
- 1888級フィクサー「ルヴナン」25/06/26(木) 01:16:25
- 189『二級職員』『マタタビ』25/06/26(木) 01:21:58
『うんうん…興味ないとか言いつつ無茶苦茶気になってそう立ったんですよね あの後の不機嫌そうな顔とキグルミのせいで腹よじれかけまし…』
〖瞬間、手元から暖かな手の温もりが無くなり、ゆっくりと貴方へ目を向けると〗
『っ!?オルノロス!!何処に行くんですか!!危ないですよ勝手に走っちゃ!!』
〖背後には何かに向かって走り出していく小さな少女、マタタビは酷くあわてふためいたような声で後を追っていく…〗
『……にしても凄い音……昔聞き覚えのあるような…』
〖辺りには屋根を踏み潰すようかのような轟音と、酷く冷たい空気…それの存在は感じられるが、視点を、意識を、それに向こうとすればまるで煙のように消え、正体が掴めない…ただそこにいるというそれ〗
〖酷く、また懐かしい感情だ〗
- 190リウ協会北部7級フィクサー25/06/26(木) 01:26:01
(―――どうする?耐えれるか?いやダメだ。かと言って受け入れたら腕を失う。ソレは駄目だ)
……………ッ、ハハッ!!!
(かと言って何が出来る?―――無いな、何も)
(現にアイツの言う事は最もだ。21如きの7級に何が出来ようか)
(……………どうする)
【刹那に走馬灯の様に考えを巡らせる】
(……………だが、このまま受け入れるは癪だ)
(相手は推定ピアニスト………以上か?)
(HEEGOで受け止めきれるか?)
(……………今日は、賭けが多いな)
ハハハ!!!演奏で勝てないから潰しに来たか!
何たる狂騒!何たる失笑!!
………ピアニストでさえ音楽で殴って来たぞ
―――お前の音楽より俺が勝ったのだな
【負け惜しみの様ながらも嘲る風に宣言する】
- 1918級フィクサー「ルヴナン」25/06/26(木) 01:28:50
- 192??ティー25/06/26(木) 08:21:40
- 1933級フィクサー イアン25/06/26(木) 10:18:50
- 194刀好きの6級フィクサー25/06/26(木) 21:50:33
- 195"料理人フィクサー25/06/26(木) 21:54:36
- 196灶神事務所長「ジャーハオ」25/06/26(木) 23:59:16
さてー、海の幸の買い出ししないとなぁ〜
せっかくU社まで来たから得しないと!!
(メモを見ながら買い物に行った) - 197『立った一人のオーケストラ』25/06/27(金) 00:39:32
『砕けろ、リウ』
〖人の二の腕ほど太く長いであろう矢が、5本空間を切り裂いて飛んでいく〗
〖それは確実に貴方を捕らえ、一瞬にして距離を積める……〗
「バギンッ!!」
〖無数に張り巡らされたワイヤーが、五本の矢をくい止めきれず砕けるが、少しスピードが落ち〗
「…!」
〖少しのスピードの低下を逃さぬように、投げられたカトラリーは矢を撃ち抜き、打ち落とすには至らなかったものの矢は少し減速していく〗
「………ポタッポタッッ…」
〖薙刀から溢れる涙を刃に纏わせ、それが再度目のような形の結界へと姿を変えると〗
「ドンッ!」
〖と矢に向かって振りかぶり、結界がその衝撃を吸収し続け〗
〖バシャァンッ!と矢によって撃ち抜かれるが矢の速度は音速からは離れていく!〗
- 198リウ協会北部7級フィクサー25/06/27(金) 00:51:07
……………ハハハ
(期待されてる…俺に、タダの7級フィクサーに!!)
なら、賭けか……………一か八!!!
(矢の数は5、ワイヤーやカトラリーで速度は落ちてる。音速では!無くなった!)
……………目的は戦闘続行可能程度に抑える
なら!!!
【手を矢に向けて水平に向ける】
―――くれてやるよ腕一本
但しィ!!!くれてやるのは手の甲から肩までの外周!!
ソコだけだ!!!!
【そのままヴァイオリンを置き、身体を強引に捩らせ矢を受け腕の骨が露出する】
……………ココで!!!着火ァァァァァァァ!!!
【そのまま咥えていたマッチを着火し、腕を燃やす】
―――止血完了!!!
お前の『壊れた音』では『焼け爛れた音』に勝てなかったなぁ!
【そう言い燃えている腕でヴァイオリンを拾い弦を弾き始める……………『オーケストラ』よりも尚響く『ソロ』は未だに健在だ―――しかし、腕を燃やしたことでヴァイオリンに火が引火し始める】