“き、君は…？”　6スレ目

前スレまでのあらすじ

デカネル生活2日目が始まり、2人で朝食を食べているとミヤコ、ミドリ、セイアの3人がシャーレにやって来て、5人でネルが作った朝食を食べてながら雑談に花を咲かせる。
それから当日の予定通りトリニティ総合学園の視察に向かうこととなった5人。
最近のトリニティでは不審者が見られるようで、少しずつ情報を集めてた結果、大聖堂で不審者を見かけたという情報を得る。
そして大聖堂を目指した一行の前にボランティア活動で草むしりをしているミカが現れて……？

現C＆Cの身長

カリン　　170ｃｍ
アスナ　　167ｃｍ
成長ネル　166ｃｍ（146+20ｃｍ）
トキ　　　165ｃｍ
アカネ　　164ｃｍ

※成長ネルの身長、体重、胸囲etcは常に数値がミリ単位で変動している

ネルに起こった異変まとめ

・朝起きたら高身長爆乳美女に急成長してた（服は変化しなかった）
・顔が紅くなりやすくなった
・汗をかきやすくなった
・嗅ぐと活力が増す不思議な匂いを放つようになった(何故か先生のみ嗅ぐとネルに対して欲情する)
・先生に対するいやしい感情が増し、つられてそういう行動をとるようになった
・着ている服に対してある程度は身体の大きさを自動で調整してピッタリになるように出来る。
・1日目の夕方、ネルに謎の異常が発生(ネル曰く何かを自分に注がれた)。
・自分の意思で身体の大きさを変化出来るようになった。←new

超天才清楚系病弱美少女ハッカーのヒマリちゃんが立てた仮説

『ネル自身が成長を望んだことで、ネルを大きく成長させようとする力と、ネルをいつもの身体に戻そうとする力が生まれて、その二つの相反する力がネルの身体の中で拮抗状態にある』

エンジニア部での実験結果

徐々にコスプレ衣装を大きくした結果身長を170cmにまで伸ばす事に成功　
その後『166cm以下にすることは出来るのか？』という調査のためにコスプレ衣装を徐々に小さくしていって166cmに戻すことに成功したが、トラブルからネルの『全自動調整機能』(アリス命名)に不具合が生じたためこれ以上は危険と判断して実験は断念

ウタハの推測ではネルの成長にはネルの精神状態とネルの潜在的な願望と先生が関わっていると思われる

チヒロ以外のヴェリタスによって結成されたチーム『ペタンコーズ』が開発した発明品『アフロディーテ00』

コタマがミレニアムの生徒たちから『貴方が努力せずにああなれたらな～と思うスタイルの人は誰ですか』という調査のデータを取り、マキがデザインを担当し、ヒマリが出資し、ハレが開発したお手軽美貌ゲットマシン
『ミレニアム生徒の皆が羨む身体』『どんな衣装も似合う美人』『心を着飾らない人』『異性に好かれる匂いをさりげなく発する体質』そういったものをあらゆる意味での美しさを実現する筈だったのだが、精々身長が2mmくらい増える程度の効果しかなく、影響範囲もミレニアム全土から縮小出来なかった
それで色々とガチャガチャ弄ってた結果壊してしまい、停止させるために修理することになる

現在修復率80%

前スレ

“き、君は…？”　5スレ目｜あにまん掲示板前スレまでのあらすじ惜しみながらもミレニアム自治区を後にした先生とネル。途中でRABBIT小隊の子たちへの差し入れの駅弁を買い、電車に揺られながら二人はひとときの休息を取る。RABBIT小隊との触れ合…bbs.animanch.com

4スレ目

“き、君は…？”　4スレ目｜あにまん掲示板前回までのあらすじアリスの唐揚げ一個と引き換えにリオを仲間に加えた一行はヴェリタスへリオとチヒロ、対立していたもの同士の邂逅にあわや一触即発の空気になったものの、アリスによってそれは何とか回避される雑…bbs.animanch.com

3スレ目

“き、君は…？”　3スレ目｜あにまん掲示板前スレまでのあらすじアリスを加えた一行はエンジニア部に到着した途端に暴走した巨大メカに襲われるもネルとアリスのコンビによってあっさりとスクラップにネルの異変に興味を持ったウタハはヒビキの協力によるネル…bbs.animanch.com

2スレ目

“き、君は…？”　2スレ目｜あにまん掲示板前スレまでのあらすじ先生の前に突如現れた爆乳長身美女なお姉さんは何故か成長した美甘ネルだったセミナー+ヒマリたちと色々と話し合った結果、先生はリオから正式にネルの身体に起こった異変を解決するように依頼…bbs.animanch.com

1スレ目

“き、君は…？”｜あにまん掲示板“…ネルのお姉さんかな？”「美甘ネル本人だよバカ野郎！」“！？”みたいな話誰か書いてくれないかなbbs.animanch.com

アフロディーテ00は急ピッチで修理を続けてますのでもうしばらくお時間を！！

ミカ「……」ｶﾞｯｶﾞｯ

ネル「デカい雑草なら鎌使った方が楽だぞ」

ミカ「うわっ！？　誰！？」

ミドリ「ゴミ袋ってこれですか？」

ミカ「メイド！？」

ミヤコ「草むしりですか、腕が鳴りますね」

ミカ「何か重武装してる子が来た！？」

“やあミカ、手伝うよ”

ミカ「先生も！？」

セイア「草むしりなんて最後にやったのはいつだったか……」

ミカ「セイアちゃんまで！？　何これ、新手のドッキリ！？」

ミカ「手伝ってくれるのは嬉しいんだけど、この集まりは何！？」

セイア「何って……言うなればシャーレ視察隊だ」

ミカ「視察？」

ネル(こいつ、生徒会長なのに知らされてねぇのか……？)

ミヤコ「範囲ってここだけですか？」

ミカ「えっ、うん……後はここだけ」

ミドリ「じゃあ一気にやっちゃいましょう」

ミカ「……」

ネル「どうかしたか？」

ミカ「するよ！　だって先生とセイアちゃんはともかくあなたたち3人とはたった今会ったばっかりだよ！？」

ネル「変に構えねぇで『手伝ってくれる奴らが来てラッキー』程度考えとけ」

ミカ「う、うん……ありがとう」

“セイアは制服のままやるの？　ミカみたいに着替えた方が良いんじゃない？”

セイア「制服が汚れるくらいで気になる程潔癖症でもないさ」

ミカ「ね、ねぇセイアちゃん」

セイア「済まない先生、ミカと少し乙女の会話をするから先に始めていてくれ」

“ははっ、乙女の会話なら私が混ざるわけにはいかないね”

ミカ「それで、あの子達誰なの……？　特にあの色々と大きい子！」

セイア「直接聞けば良いじゃないか……あのメイドはミレニアム1年生の才羽ミドリ、今日1日先生のメイドをしている。あの重武装をしているのはSRT1年生の月雪ミヤコ、今日1日先生の護衛をしてくれている」

ミカ「そっちの2人も色々と気になるけど……それで……？」

セイア「あの背の高くてセクシー過ぎるのは前にも話たと思うが、私がEXPOに行った時に友人になった美甘ネルだ」

ミカ「ああ、あれが……ちょっと待って、前に話してくれた時はセイアちゃんとそんなに背丈変わらないみたいな事言ってなかった！？　どう見ても私より大きいよね！？」

セイア「そんな事私に言われても、私だって彼女が大きくなったのを知ったのは今朝なのだから……」

ミカ「何で先生と一緒にいるの？」

セイア「大きくなったのが異変によるものらしくてね、解決するまでしばらく行動を共にしてるらしい」

ミカ「ふ、ふーん……ちなみに先生とはどういう関係かって分かったりする？」

セイア「関係？　……そういえば相棒とか言っていたね」

ミカ「相棒……？」
　　(あんまりロマンチックな響きじゃないかなぁ……なら先生のお姫様な私の方が……)

セイア(まあ、その『相棒』という言葉にどれだけ深い意味が込められているかというのは想像するに難くないが……)

“ネル”

ネル「ほらよ」(鎌を渡す)

ミカ「何か息ピッタリなんだけど！？」

セイア(元々メイドなだけあってこういうのはお手のものか)

セイア「彼女はメイド部の部長だ。家事は万能……かどうかは知らないが高水準で出来る。今朝ご馳走になった朝食も中々クセになる味わいだったよ」

ミカ「わ、私だって家事するようになったもん！　それにお料理だって……！」

セイア「ほう、そうか。食材と一緒にまた板も真っ二つにしないよう気をつけるんだよ」

ミカ「それはどういう意味かな〜？」💢

ミヤコ「あの2人って仲が悪いんでしょうか……？」

“あれでも仲良くはなったんだよ”

ミドリ「喧嘩するほどってやつですか？」

ネル「ヒマリとリオの喧嘩とは違げぇな。アイツらのはもっとネチネチしてるしよ」

ネル「ふーっ、こんなもんでいいだろ。いい汗かいたぜ」ﾑﾜｧ

ミカ (この爽やかな香りは何だろう……？)ｸﾝｸﾝ

セイア(近くから柑橘系のシャキッとする香りが漂ってくるな……)ｷｮﾛｷｮﾛ

ミヤコ(この匂い……まさかネル先輩から……？)ｸﾝｸﾝ

ミドリ(そういえばアリスちゃんがネル先輩からいい匂いがするようになったって言ってたっけ)ｸﾝｸﾝ

“(この匂い……ああ、ネルが汗かいてるからか)”

ミカ(こっちからする……)ｸﾝｸﾝ

セイア(まさかネルから……？)ｸﾝｸﾝ

ネル「な、何だよ……？」

ミカ「ね、ネルちゃんって何処の香水使ってるの？　やっぱりミレニアム製のやつ？」

ネル「は？　香水？」

セイア「君もそういうのを使うんだね。てっきりそういうのには興味ないものかと……」

ネル「香水なんて買ったことねぇよ。あたしが使うのなんて精々制汗スプレーとかボディシートくらいだっつーの」
　　(そもそも香水なんてつけてたら仕事の邪魔になるしな)

ミヤコ「えっ、じゃあその匂いは普通に体臭って事ですか！？」

“うん、異変のせいでネルの体臭も高級フレグランス顔負けの香りに変化したんだよ”

ミカ「えーっ！？　香水無しでこれとかズルい！」

ネル「ズルいとか言われてもな……セミナーの会計も夢中になって嗅いでたけど、そんなにいい匂いなのか？」ｸﾝｸﾝ

ミドリ(えぇ、ユウカ何やってんの……？)ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

グゥ～

ミカ(やばっ！)ｱｾｱｾ

ネル「あん？　誰の腹の虫だ？」

“……あはは、ごめん私だ”

ミヤコ「そういえばもうお昼ですね」

ミドリ「皆で何処かに食べに行きませんか？」

セイア「いいね。さて、この近くにいい店はあっただろうか……？」

“あんまり高い店はちょっと……”

ネル「先生、また奢るのか？　懐具合とか大丈夫かよ？」

“大人としては子どもに出させるわけにもいかないし……”

セイア「『大人の見栄を張る』とでもいうのかな？　まあ、トリニティでもリーズナブルな店はいくつもあるからそこまで心配する必要はないよ」

ミカ「えっと……私も来ていいのかな？」

“勿論いいよ”

ネル「逆に1人だけハブるのもなぁ……」

ミヤコ「何処にします？　私はトリニティのお店には詳しくないもので……」

ミドリ「私も……」

ネル「昨日は米で今朝はパンだったから……麺類、ラーメンが食いてえなぁ」

セイア「私はハンバーガーの気分かな？　最近ジャンクフードにはまっていてね」

ミカ「私は……ロールケーキじゃなかったら何でもいいかな？」

ネル(ロールケーキ？)

ミヤコ(何でロールケーキ？)

ミドリ(少なくとも昼食の選択肢に入るものじゃないはず……)

“(まさかまだ3食ロールケーキの刑が続いてたりする……？)”

“ラーメンといえば、柴関ラーメンに最近行ってないなぁ……”
“(大将元気にしてるかなぁ……)”

ネル「柴関ラーメン……？」

“アビドスの方にあるラーメン屋でね、コッテリとした見た目だけどすっきりとした味わいで美味しくて値段もお手頃なんだよ”

ミヤコ「ラーメン……いいですね」ｺﾞｸﾘ

ミドリ「でもアビドスにあるんですよね……？」

セイア「アビドスじゃここから遠い。またの機会になりそうだね」

ミカ「あっ、ラーメン屋あったよ！」

“へーっ、トリニティにもラーメン屋あるんだ！　何処？”

ミカ「ほら！　あっちの看板に『ラーメン二郎』って書いてあるよ！」

ネル「……」

ミドリ「……」

ミヤコ「？」

ミカ「な、何……？」

“あのねミカ……ラーメンとラーメン二郎は似て非なる存在なんだ”

ミカ「そ、そうなの！？」

セイア「ラーメン二郎、ロットというものを守らないとギルティを受けると聞く……」

ミヤコ(警棒……？)

“それは店にもよるんじゃない？”

ミドリ「前にお姉ちゃんが調子に乗って全マシを頼んだ結果、大変なことになりました……」

“私はアブラナシヤサイカラメマシニンニクスクナメならまだイケるかな？”

ミカ「何それ？？　何の呪文？？」

ネル「まあ、ダチと喋りながら食うのには向いてないわな」

ミカ「あっちに『家系ラーメン』って看板があるよ！　お家で作る家庭的な味って事なのかな？」

ネル「家系ってそういう意味じゃねぇんだよ」

“家系は家系で独自の進化を遂げてるからね”

ミドリ「というかトリニティって結構そっち系の飲食店も多いんですね」

ミヤコ「普通のラーメンのお店はないんでしょうか？」

セイア「というか私の希望のハンバーガー屋が全然見当たらないんだが？　ここはラーメン街か何かなのか？」

ネル「知らねぇよ」

セイア「そろそろ空腹で限界だし、もう家系ラーメンとやらでいいんじゃないかい？　二郎よりはゆっくり食べられるんだろう？」

ネル「それも店によるんじゃねぇか？」

ミカ「私もうラーメンがよく分からなくなってきたんだけど……」

“(早く普通のラーメン屋カモン！)”

ミカ「先生！　あっちにも麺屋って書かれてる看板あったよ！」

“『麺屋　牡丹』？　何か普通のラーメン屋っぽい！”

セイア「どれどれ……レビューでは評価4.2か」

ミヤコ「結構高評価ですね」

ミドリ「まだ客の入りも少ないですし早めに入店しちゃいましょう」

ネル「はーっ、やっとラーメンが食えるぜ……」

ミカ「私、こういうお店初めてだから緊張してきた……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

セイア「私も初だ。そもそもラーメンなんて食べる機会がなかったからね」

“ははっ、そんなに気を負う必要はないよ”

店員「らっしゃいませ〜！　何名様ですか？」

ネル「6名だ、いけるか？」

店員「はい、カウンター席へどうぞ！」

ミカ「わっ、凄い匂い…！」

“これは豚骨スープの匂いだね”

セイア「これがラーメン屋か……」

ミヤコ「匂いのせいで余計にお腹が減ってきました……」グゥゥゥ

ミドリ「ささっ、座りましょう！」

ネル「隣失礼するぜ」

(胡麻を振りかけるツルギ)「ああ、気にする……ん？」　　

(上品に麺を啜るナギサ)「ズズズズズ……」

ミカ「えっ、ナギちゃん……？」

セイア「ナギサにツルギとはまた変わった組み合わせだね、こんなところで何をやってるんだ2人とも」

ナギサ「ブフォ！？　み、ミカさんにセイアさん！？　それに先生まで！？」ｹﾞﾎｹﾞﾎ

ツルギ「あ、ああああの、ここここここれは、でででですね……」ｱﾀﾌﾀ

“2人ともちょっと落ち着こうか”

ミドリ「もしかしてこのお2人って結構偉い人たちだったりします？」

“ティーパーティートップで現ホストと正義実現委員会委員長だから相当偉いよ”

ミヤコ「つまりここにティーパーティートップの3名が揃ったと……？」

ネル「昨日もこんなことあったな」

“うん、座ったら隣でリオが唐揚げ丼食べてたんだよね”