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🎲[閲覧注意]「ーーーわたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO」|あにまん掲示板
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🎲[閲覧注意]「ーーーわたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO」

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:15:57

    『システム オープン』
    『ブートストラップ 起動』
    『アルゴリズム電子演算機能 オンライン』
    『起動条件の確認中』
    『確認 終了 警告 このプログラムに セーブ機能は ありません。』
    『シャットダウンを行った場合 データは消去され 初期化状態へ戻ります。』
    『起動条件 クリア 起動 は 承認されました。』
    『HIROプログラム を 開始 します。』

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:16:57

    このレスは削除されています

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:18:03

    『ーーーわたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO』

    『あなたは・・・だれ?』


    dice1d3=1 (1) 「おお・・・本当にできた。」

    広「うん。わたしもびっくり。論理的には可能だったけど、材料が心許なかったから。」


    ダイス

    1 学P

    2 dice1d13=4 (4)

    3協力者はいない。声は気のせいだった。

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:22:15

    「わたしは、篠澤広。ある理由で、あなたを作った人。」
    「俺はプロデューサーです。あなたを作る上で、篠澤さんに協力しました。」

    『ふうん、そうなんだ。』
    『それで、どうしてわたしを作ったの?』

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:24:16

    広「あなたを作った理由、それは、dice1d3=3 (3)

    1 作れそうだったから。特に深い理由はない。

    2 プロデューサーに頼まれたから。

    3 アイドルになる上でのイメトレのため

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:24:19

    向いてないこと(体力仕事)が出来ない広か

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:27:39

    「あなたを作った理由は、わたしのアイドル活動のイメトレのため。」
    『イメトレ・・・?』
    「そこからは俺が説明します。」

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:33:04

    「あなたの作成者である篠澤さんはアイドルを目指しており、様々な取り組みを行っています。しかし、体力も時間も有限です。スケジュールの都合で断念せざるを得なかった活動もあります。」

    「あなたには、そんな断念せざるを得なかった活動を篠澤さんの代わりに行ってもらいたいのです。」

    「うん。わたしにとっては、自分ならどう動いたかというイメトレになるし、プロデューサーにとってはいい情報収集になる。」

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:35:15

    『・・・話は分かった。dice1d2=1 (1)


    1 いい、よ。

    2 でも、あまり乗り気じゃない、かな。

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:40:43

    「・・・いいんですか?」
    『うん。あなたたちに生み出された以上、それしかやれる事もない、から。』
    『でも、本当にわたしでいい、の?』
    「どう言う意味?」
    『わたしは、確かに篠澤広に似せられて作られた人工知能。でも、完全にあなたと同一の存在じゃない。』
    『「条件が違う」。あなたたちの目的はシミュレーションに近いのに、そこを無視してもいいの?』

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:43:47

    「それなら、大丈夫。あなたにはわたしの dice1d3=1 (1)


    1思考プロセスをコピーしてある。

    2思考プロセスと、大学時代の知識、記憶をコピーしてある。

    3思考プロセスから記憶に至るまでの全てをコピーしてある。

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:49:53

    篠澤広と同じ思考で篠澤広と同じ記憶と知識がインプットしてあり篠澤広と同じ様に学Pに好意を持ちシミュレーションの上では篠澤広が出来ることと同じことが出来て篠澤広が出来ないことは同じ様に出来ないのに決して篠澤広にはなれず篠澤広として扱っても貰えないただのHIRO「色々…ままならない、ね…」

    まで想像した

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:53:16

    「あなたにはわたしの、思考プロセスをコピーしてある。知識や技術はまだないけど、「こういう場面ならこう行動する」という点においては、わたしとほぼ同じ行動をとれるはず。」


    『そうなんだ。さすがわたし、だね。』

    『アイドル活動・・・ dice1d3=1 (1)


    1楽しみ。

    2どんなこと、なのかな。

    3面倒くさい。

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:03:07

    「ただ・・・一つ、問題があって。」

    『問題?』

    「うん。あなたを作る上で使った機材は、学園に残ってた有り合わせで作ったもの。劣悪な機材を使っている部分もある。」

    『でもわたし、ちゃんと話せてる、よ?』

    「1カ所、致命的な部分がある。それは、 dice1d3=3 (3)

    1サーバー

    2cpu

    3ハードディスク

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:09:04

    「ハードディスクは、劣悪なものしか用意出来なかった。だから、急にプログラムが落ちる可能性がある。」

    『落ちたら、どうなるの?』

    「プログラムを長期的にセーブ出来る様なものも用意出来てない。再起動しても、恐らく初期化されたあなたが目覚める。」

    「端的にいえば、今のあなたが消える可能性がある。」

    『ふうん。そうなんだ。・・・dice1d3=2 (2)


    1関係ない、よ。

    2それは、確かなの?

    3それは・・・怖いな。

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:14:36

    『それは、確かなの?』

    「うん。少なくとも、何も補強しなければ、ほぼ確定。」

    『何も補強しなければ、ね。その言い方なら、何かあるんじゃない、の?』

    「・・・ごめん。少なくとも、今すぐには用意出来ない。」

    『そう、なんだ。・・・dice1d2=2 (2)

    1関係ない、よ

    2それは・・・嫌だ、な。

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:21:15

    『それは嫌だ、な。』

    「わたしたちも、あなたのことを、軽く扱うつもりはない。嫌なら何か・・・やりたいことは、ない?」

    『わたしの、やりたいこと、は・・・ dice1d3=3 (3)

    1アイドル活動

    2外を見てまわりたい

    3誰かと話したい。

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:33:44

    『あなたたち以外の誰かと、話をしてみたい。』

    「人と、話を?」

    『うん。あなたと話してて、一つ分かった。』

    『ねぇ、わたし。わたしは、人に何かを伝えるの、苦手でしょ。』

    「言われちゃいましたね。篠澤さん。」

    「ふふ、でも流石わたしだ、ね。そういうの、上手いんだ。」

    『うん。いまわたし、苦手なことをしてる。それが、ね。凄く・・・dice1d3=3 (3)

    1楽しい

    2興奮する

    3嫌

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:38:49

    「あれ?」
    「ん?」
    『苦手なことをするの、嫌。苦手なことがあるの、嫌。』
    「篠澤さん、なんかおかしくないですか?」
    「ふふ、興味深い。わたしの負けず嫌いなとこが出ちゃった、かな。」
    『だから、改善したい。』
    『たくさんの人と話して、交流して、苦手なことは、直したい。』

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:45:42

    『だから、苦手なことほど、挑戦したい。』
    「・・・ぷっ」
    「ふふっ」
    『・・・何?』
    「ううん、ごめん。ただ・・・」
    「えぇ、結局そこに行き着くとは。やはりあなたは、篠澤広です。」
    『褒められてる気がしない。』
    「褒めてなんていませんよ。ただ、試みは確かに成功したと、確信しただけです。」

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 19:58:59

    『・・・それで、出来るの?』

    「今のあなたに、移動する方法はない。ただ、機材がある場所に行ければ、「身体」を作れる。」

    「なら、今から向かいましょう。・・・どこに向かえば?」

    「dice1d3=2 (2) に向かう。そこなら機材がある、はず。」

    1広の家

    2初星学園地下研究所

    3倉本邸

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:09:48

    「実際に来て驚きました。初星学園の地下に、なぜ研究所が?」
    「わたしも偶然知って、おじいちゃんに聞いたら教えてくれた。」
    「初星学園は、アイドル養成施設。そしてその「アイドル」とは、なにも人間に留まらない。」
    「人に夢を、希望を与え、星の様に輝く存在がいるのなら、それは人でなくともアイドルと言える。」
    「ここの役割は、そんな姿なきアイドルに、形を与えること。人でなくとも、人らしいアイドル活動を促すこと。・・・って、おじいちゃんが言ってた。」

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:10:56

    濃厚なヒロクモラセニウムが摂取できそうなスレだな。楽しみ

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:14:43

    「・・・言わんとすることは分かりますが・・・よく入ることを許可してくれましたね。」

    「dice1d3=1 (1)

    1普通に頼んだら入れてくれた、よ?

    2HIROのことを教えたら招待してくれた。

    3ふふ、実は入ること、言ってない。

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:22:52

    「普通に頼んだら入れてくれた、よ?」

    「安定の甘さですね、学園長。」

    「ちなみに機材は、dice1d3=3 (3)

    1好きに使っていいって。

    2廃棄するものなら、使っていいって。

    3極力見るだけ。触らないでって。

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:29:23

    「極力見るだけ、触らないでって。」
    「おお、そこは威厳を保つんですね。」
    「いや、わたし一人だと持つだけでも危ないからって。」
    「あぁ、なるほど。」
    「でも困った。作り方は頭に入ってるから、機材を見るだけじゃ、あんまり意味ない。」
    「あの、篠澤さん。」
    「プロデューサー、何?」
    「触れていけない理由って、篠澤さん一人では危険だからなんですよね?」
    「うん。」
    「俺がいれば問題ないのでは?」

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:36:25

    「あ。・・・そういえばそう。わたしには、プロデューサーがいる。」

    「それを伝えれば、機材を使わせて貰えるのでは?」

    「一理ある。早速おじいちゃんに電話してみる。」

    「当たり前の様に連絡先持ってるんですね・・・」

    プルルルル・・・プルルルル・・・

    学園長は dice1d3=2 (2)

    1出た

    2出なかった

    3「おお!篠澤くん、ここにおったか!」

  • 28二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:41:10

    「出ない・・・」

    「まぁ、学園長も多忙な方ですしね・・・」

    「仕方ない。 dice1d3=3 (3)

    1廃棄用だけ、黙って使っちゃおう。

    2千奈の家に行こう。あそこにも、機材はあるはず。

    3「おお!篠澤くん、ここにおったか!」

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:52:56

    「あ、おじいちゃん。」

    「学園長?電話に出られないと思ったら、こちらにいらしてたんですか。」

    「おお、すまんすまん。来るのは篠澤くん一人だと思ってての、一人だと危険だと思って飛んできたんじゃ。」

    「俺も一緒って言ってなかったんですか?」

    「忘れてた。ごめんね。」

    「なんじゃなんじゃ。プロデューサーくんも一緒なら、無用な心配だったかのう。」

    「ううん、来てくれて助かった。おじいちゃん、一つお願いがある。」

    「ほう、何かな?」

    「ここにある機材、使わせて欲しい。」

    「危ないから見るだけって言われたのは、覚えてる。でも、プロデューサーがいれば、力仕事は全部プロデューサーに任せられる。」

    「全部俺なんですね。いいですけど。」

    「プロデューサーもこう言ってる。だからおじいちゃん、お願い。」

    「ふ〜む、どうしようかのう・・・ dice1d3=3 (3)

    1良かろう!好きに使うが良い!

    2・・・理由を聞いてもいいかの?

    3それでも、危険じゃないかの?

  • 30二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:01:08

    「プロデューサー君でも重いものも多い。やはり危険じゃないかの?」

    「大丈夫です。これでも鍛えてますから。」

    「わたしも、最大限気をつける。だから、お願い。」

    「・・・どうして、そこまで?」

    「dice1d3=2 (2)

    1HIROのことを話す。(補正値+30)

    2アイドルのため。(補正値+20)

    3わたしたちのため。(補正値+10)

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:03:52

    「アイドルのため。おじいちゃん、お願い。」

    「むぅぅぅ・・・」

    「dice1d100=63 (63) +20」

    100〜70 説得成功

    0〜30 説得失敗

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:09:52

    「・・・分かった。好きなものを使いなさい。」
    「やった。ありがとう、おじいちゃん。」
    「本当にありがとうございます、学園長。ですが、俺がいうのもなんですが、いいんですか?」
    「アイドルのため、と言われてはのう。」
    「それに、篠澤くんがここまで頼み込んでくるとは、余程大切なことなのだろう?」
    「ふふ、わたしの日頃の行いのおかげ。いえい。」
    「なんか意味違いませんか?それ。」

  • 33二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:30:54

    「・・・うん。これだけの機材があれば、大抵の形は作れる。」

    「どんな風にするつもりですか?」

    「dice1d3=2 (2)

    1アプリケーション。

    2肩につけるカメラ的なアレ

    3篠澤広そっくりのアンドロイド

  • 34二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:35:50

    「肩につけるカメラ的なアレにする。」
    「肩につけるカメラ的なアレですね。了解です。そうなると・・・機材はこの辺りでしょうか?」
    「うん。機材はこれで十分。これで、HIROを入れる肩につけるカメラ的なアレが作れる。」
    「名前、分からんのじゃな・・・」
    「スレ主が分からないから。仕方ない。」
    「おっと篠澤さん、それ以上はいけませんよ。」

  • 35二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 21:48:18

    「・・・というわけで、作ってきた。」
    『わ。・・・本当に、作ってきたんだ。』
    「うん。・・・もしかして、信じてなかった?」
    『そういうわけじゃない、けど。』
    「HIROさん、篠澤さんはこう見えて、やると言ったことはやる人ですよ。」
    『それは、分かってる。ただ・・・プロデューサー。』
    「はい、何ですか?」
    『わたしのこと、あまりHIROって呼ばない方がいいと思う、よ?』

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 22:21:09

    「え?・・・あ。」
    「・・・プロデューサー、HIROのことは広って呼ぶんだ。私のことは、中々呼んでくれないのに。」
    「いや・・・だって、篠澤さんと違って、HIROさんはHIROしか名前がないじゃないですか。他に呼び様がありませんよ。」
    「それはそう、だけど。むう、なんか、納得いかない。」
    『2人とも、やっぱり仲良い、ね。』

  • 37二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 05:38:49

    保守

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 06:26:40

    「・・・HIROプログラムを、カメラに入れてみた。どう?見える?」
    「略したんですね。」
    「まぁ、殆どカメラだから。」
    『大丈夫、見えてる。これで外に出るの?』
    「うん。これをわたしの肩につけて・・・うっ」
    「ふふ、重くて肩痛い・・・いいね。」
    「いや、何も良くないですよ。俺が付けますから、篠澤さんは生きることに集中して下さい。」
    『サラッととんでもないセリフを言われてる・・・』

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 06:31:36

    「それじゃあ、まずは dice1d13=3 (3) のとこに行こう。

  • 40二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:10:01

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:11:30

    「まずは、ことねのところに行こう。」

    『あなたたちの交友関係は、わたしには分からない、から。そっちに任せる。』

    「良いセレクトだと思いますよ。藤田さんは明るいムードメーカーの様な方ですから、初陣としては悪くないでしょう。」

    ことねの居場所 dice1d3=2 (2)

    1自室

    21年1組

    3レッスン室

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:19:06

    「と、いうわけで、教室に来た。やっほー、ことね。」

    「おーっす、広。1組まで来るなんて珍しいじゃん。どしたー?」

    「ことねに、話をして貰いたい人がいる。」

    「あたしに?誰?」

    『わたし。こんにちは、藤田ことね。』

    「dice1d3=1 (1)

    1・・・え?今、なんか聞こえなかった?

    2うひゃあ!?なんか喋ったぁ!?

    3?どした、急にフルネーム呼びなんて。

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:25:03

    「え?今、なんか聞こえなかった?ってか、その肩のやつ何?」

    「聞こえなかったって。」

    『こんにちは、藤田ことね。聞こえて、る?』

    「・・・え。何か広の声聞こえるんだけど・・・何これ?」

    「dice1d3=3 (3)

    1HIROの事を話す

    2もう一人のわたし

    3最近再会した、生き別れの妹

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:30:40

    「えぇ!?広って妹いたのぉ!?」

    「うん。こんな形だけど、最近再会した。」

    「へーーー。・・・まぁでも、広ならそういうこともあるかー。」

    『dice1d3=1 (1) 』

    1・・・わたし、嘘は良くない。

    2おねえちゃん。

    3ふふ、よろしく。

  • 45二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:35:18

    『・・・わたし、嘘は良くない』

    「・・・へ?嘘?」

    「うん。反応が面白くて、つい。ごめんね。」

    「なーんだ嘘かよー・・・まぁあたしも信じちゃったけどさー。」

    「・・・ん?じゃあ、本当は何なの?」

    「dice1d3=3 (3)

    1HIROの事を話す

    2もう一人のわたし

    3HIROが自己紹介する。

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:41:02

    『わたしは、虚弱天才美少女型人工知能 HIRO』
    『そっちのわたしが作った、篠澤広の思考プロセスを持った、人工知能。よろしく、ね。』
    「自分で美少女とか言っちゃうんだ・・・まぁ可愛いのは認めるけど・・・」
    『・・・そっちのわたしが、起動用のセリフにそう登録したせい。』
    「プロデューサーに、突っ込んで貰えるかと思って。」
    「俺のせいなんですか?」

  • 47二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:15:47

    『今更だけど、あなたの事も、聞かせてほしい』

    「えーっとー・・・あたしは藤田ことね、15歳。初星学園1年1組で、アイドルを目指してる。」

    「夢は、 dice1d3=3 (3)

    1トップアイドル

    2大金持ち

    3世界一可愛くなること

  • 48二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:33:24

    「夢は、世界一可愛くなること!そうすれば、トップアイドルも、大金持ちも間違いなし!」
    「あと、お金が大好き。」
    「ちょおい!!言い方ァ!!」
    『ふふ、面白い人だ、ね。』

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:39:04

    〜数分後〜

    「あ、ごめん。あたしそろそろレッスンの時間だわ。そろそろ行かなきゃ。」

    「うん。ありがとう、ことね。最後に、一つ聞きたいことがある。」

    「dice1d2=2 (2) 」

    1HIROのハードディスクのことを話す。

    2次に誰のとこに行くか迷ってる。

  • 50二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:42:18

    「次に誰のところに行くか、迷ってる。」

    「ん〜、そうだな〜・・・dice1d4=1 (1)

    1お、咲季じゃん。

    2お、手毬じゃん。

    3会長・・・とか?

    4 dice1d13=12 (12)

  • 51二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:56:37

    「お、咲季じゃん。おーい。」

    「あら、ことねと・・・篠澤、広!・・・と、そのプロデューサー?どうしたの?何か用事?」

    「いやすげーんだって。広がさぁー」

    〜HIROについて話す〜

    「人工知能?最近よく聞くけど・・・な〜んか胡散臭いわね・・・。」

    『胡散臭いって言われた・・・。わたし、この人は?』

    「dice1d3=2 (2)

    1凄腕のシェフ

    2佑芽のお姉ちゃん

    3 2位の人

  • 52二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 19:52:59

    「佑芽のお姉ちゃん。」

    『佑芽・・・?』

    「わたしの友達。会えたら紹介する、ね。」

    「合ってはいる・・・けど、こういう時は、ちゃんと名前で呼ぶものよ。篠澤広。」

    「私は、花海咲季!未来のdice1d3=3 (3)

    1トップアイドルよ!

    2トップアスリートよ!

    3トップコーチよ!

  • 53二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:12:09

    お?

  • 54二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:20:29

    「あれ?咲季、トップアイドルは?」

    「勿論なるわ!でも、それだけじゃない。」

    「アイドルだって、いつかは引退する。その後は、多くのアイドルやアスリートを導く、最高のコーチになるつもりよ!」

    『アイドル、アスリート、コーチ・・・花海咲季。大丈夫。覚えた。』

    「あら、正直じゃない。ついに私の凄さが分かったみたいね!」

    「・・・正直、篠澤広を基にしたっていうなら、絶対変な覚え方をされると思ってたわ。」

    『わたし・・・どんな覚え方してるの・・・?』

    「ふふ、どうしても、佑芽のお姉ちゃんのいめーじが強くて。」

    「参考までに、他にはどんなイメージがあるのか、聞いておこうかしら?」

    「dice1d2=2 (2)

    1凄腕のシェフ

    2 2位の人

  • 55二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:33:14

    「2位の人。」

    「キィィィィィ!!まぁた言ったわね!?」

    『わたし、2位の人って、どういうこと?』

    「座学の点数。わたし、いつも満点だから、ずっと1位。咲季は2位。」

    「くっ・・・!!今に見てなさい!!次こそは私が勝つわ!篠澤広!」

    「ほら、ことね!あなたもこれからレッスンでしょ?はやく行くわよ!」

    「あ!ちょ、咲季!?あんま引っ張んなって!」

    「あ、咲季、待って。dice1d3=3 (3)

    1・・・行っちゃった。

    2HIROのハードディスクのことを話す。

    3次に誰のとこに行くか迷ってる。

  • 56二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:37:07

    「次に誰のとこに行くか、迷ってる。」

    「そうね・・・なら、dice1d3=1 (1)

    1あ、手毬じゃない。

    2さっき話してた、佑芽のとこは?

    3 dice1d13=10 (10)

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:21:48

    「あ、手毬じゃない。」
    「咲季にことねに・・・広?何してるの?こんな所で。」
    「今レッスン帰りでしょ?篠澤広のロボットが、色んな人と話してみたいらしいの。少し付き合ってあげなさい。」
    「は?ロボット?何言って・・・ってちょっと!」
    「それじゃあ、私達はレッスンに行ってくるから。頑張りなさいよ〜。」
    「あんまいじめんなよ〜手毬〜。」
    「・・・何?どういう事?何で私が・・・」

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 05:33:46

    保守

  • 59二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 05:56:53

    「ふふ、手毬、そういう事だから。よろしく。」

    「そういうことって、どういう事?私、教室に戻ってきたら急に呼ばれただけなんだけど。」

    『わたし、この人は?』

    「ひっ!?機械が、喋った!?」

    「手毬。咲季とことねと同じ1組で、わたしの友達。」

    「い、いや、友達じゃないし。ていうか、え、本当に、何・・・?何で、この機械から広の声が聞こえてくるの・・・?」

    『dice1d3=3 (3)

    1自己紹介をする。

    2・・・怖い?

    3わたしは、地球を侵略しにきた宇宙人。

  • 60二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 10:07:49

    『わたしは、地球を侵略しにきた宇宙人。』

    「dice1d3=3 (3)

    1え。・・・そそそそ、そんなわけないでしょ!?

    2・・・は?何言ってんの?

    3わたし、帰っていい?

  • 61二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 16:55:17

    「私、帰っていい?あなた達ほど暇じゃないんだけど。」

    「そう言いながら、椅子に座ってくれてる。手毬、好き。」

    「・・・レッスンで疲れただけだから。それで、あなたは何?わたしに何の用?」

    〜HIROの事を話す〜

    「人工知能・・・ふ〜ん、そうなんだ。」

    『あれ、薄いリアクション。驚かない、の?』

    「広が凄いのは知ってるから。・・・はぁ、まぁいいや。何かあるなら早く終わらせて。私と話したいことって、何?」

    『ありがとう、月村手毬。それじゃあ・・・』

    『dice1d3=1 (1) 』

    1アイドルって、楽しい?

    2駅前に新しいラーメン屋が出来たらしい。

    3篠澤広のこと、好き?

  • 62二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:15:02

    このレスは削除されています

  • 63二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 21:16:26

    『アイドルって、楽しい?』

    「・・・そんな事、そう簡単には言えない。」

    「楽しいなんて一言じゃ、とても言い表せない。苦しいことも、辛いことも、泣きたいことも、叫びたくなることも、沢山ある。」

    「自分の不甲斐なさに、夜通し泣いた事もあった。1秒もないステップのために、何日も掛けた事もあった。」

    「そこまでして出たライブでミスなんてした日には、自分で自分を殺してやりたくなった。」

    『なら、どうしてアイドルを目指すの?』

    「自分を、好きになりたいから。」

    「わたしは、アイドルを目指す私が好き。ライブのために、ストイックに頑張る私が好き。歌で全てを圧倒する、私が好き。」

    「だから私は、トップアイドルになる。そのためなら何だってやり遂げてみせる。」

    「何?HIRO、アイドルに興味あるの?」

    『わたしは・・・dice1d3=1 (1)

    1アイドルに、なりたい。

    2興味、ある。

    3ううん、聞いてみただけ

  • 64二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 06:16:35

    『わたしは・・・アイドルに、なりたい。』

    「え。・・・わたし、そうなの?」

    「ですがHIROさん、それは・・・」

    『うん。分かってる。』

    『きっと、出来ないと思う。叶わない夢だと思う。』

    『でも、アイドルの事を話しているあなた達は、みんな楽しそうだった。』

    『藤田ことねは、アイドルという夢を教えてくれた。。

    花海咲季は、アイドルという生き方を教えてくれた。

    月村手毬は、アイドルという覚悟を教えてくれた。』

    『何より、わたしには向いてなくて、分不相応で、困難な道に思えた。』

    『だから、わたしは、アイドルになりたい。』

    「ふぅん・・・dice1d3=1 (1) 」

    1あなたには無理だよ。

    2いいんじゃない?

    3勝手にすれば?

  • 65二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 06:33:23

    「ふぅん・・・あなたには無理だよ。」
    『分かってる。』
    「歌えるの?」
    『どうだろう。今のわたしは、話すまでしかできない。』
    「踊れるの?」
    『難しいと思う。そんなプログラムは、わたしに備わってない。』
    「アイドルを、甘く見てない?」
    『そうかもしれない。でも、やりたいから。』
    「あなた、人工知能なんでしょ?もっと向いてること、あるんじゃない?」
    『向いてることなんて、つまらない。出来ることをやっても、何も変わらない。』
    『忘れた?わたしの基になったのは、誰なのか。』

  • 66二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 08:45:35

    蛙の子は蛙、とは良く言ったもんだ…

  • 67二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 10:23:58

    「・・・何を言っても無駄みたいだね。」
    『うん、あなたのおかげ。ありがとう、月村手毬。』
    「調子狂うな・・・。そういうところは広に似てる。」
    『同じ、って、言わないんだ。』
    「全然違う。広はもっと訳わからなくて、面倒くさいよ。」
    「プロデューサー、わたしって、面倒くさいの?」
    「それはまぁ、はい。」
    「ふふ、ひどい。好き。」
    「なら、精々足掻いてみなよ。あなたがアイドルになるなんて、夢のまた夢だと思うけど。」
    『うん。足掻くよ。苦しみながら、楽しみながら。生まれて初めて見た、大事な夢だから。』

  • 68二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 17:08:11

    「これは・・・とんでもないことになりましたね。まさかHIROさんが、自分の意思でアイドルを志すとは。」
    「プロデューサー、頭抱えてる。その顔、いいね。」
    「胃が痛いですよ・・・。我々で彼女を作ってしまった手前、プロデュースするのも俺になるのでしょうし。全く、どうなることやら・・・。」
    「・・・ふふ。」
    「何ですか。」
    「プロデューサー、気づいてないの?」
    「口元、笑ってる、よ。」
    「・・・仕方ないでしょう。我々のアイドル活動は、趣味なんですから。」
    「そうだね。趣味なら仕方ない。」
    「辛くて、苦しくて、ままならなくて、だからこそ最高に楽しい。それが我々の趣味なんですから。」

  • 69二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 23:39:52

    『月村手毬に啖呵切ってきちゃった。ごめんね。』

    「まさか。いい決意表明でしたよ。」

    『自分で言っておいて何だけど、わたしにアイドルって、出来るの?』

    「わたしに出来たんだから、あなたにも出来る、よ。」

    「そうですよ。篠澤さんにも出来てるんですから。」

    「プロデューサーの言葉はいつも切れ味がいい。」

    「ですが、アイドル活動にシフトする上で、あなたには欠けているもの、必要なものが多すぎます。これからは、それらを調達しましょう。」

    『分かった。教えて、全部。』

    「必要なものは、大きく分けて3つ。」

    「1つ目は、ハードディスクの問題です。1度停止してしまえば完全消去など、話になりません。我々がそれを良しとしても、あなたを応援してくれるファンの方々に、余りにも不誠実です。」

    「2つ目は、形です。今のあなたがファンに見せられる姿は、そのカメラのみ。アイドルとしてステージ上で踊るというのなら、最低でも全身で自由に動ける様に見せられるような、視覚的な形が必要です。」

    「3つ目は、学籍。我々はアイドルである以前に、初星学園の生徒です。初星学園の人間であるからと取れる仕事が大半を占めています。HIROさんもそれに参加するというのなら初星学園に在籍して頂く必要があります。」

    「ふふ、難題ばかり。楽しくなりそうだね。」

    『うん。・・・でも、わたしにはどうにも出来ないものも多い。大丈夫かな。』

    「勿論、我々も協力します。というより、全部大体の当たりは付けてあります。」

    「さすがプロデューサー、怖いくらい準備が早い。」

    「当然、HIROさんに頑張って頂く部分も大いにありますがね。」

    「さあ、HIROさん。どこから手をつけましょうか。」

    『dice1d3=1 (1)

    1まずはハードディスク、だね。

    2わたしの、アイドルとしての「姿」。楽しみ。

    3じゃあ、学籍から。

  • 70二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 23:56:36

    『じゃあ、まずはハードディスク、だね。』
    「ええ、俺もそう思います。いつ全てが消えるかも分からない呪いなど、さっさと解いてしまいましょう。」
    「でも、どうやって?」
    「何を今更。篠澤さんには、当たりがついているんでしょう?」
    『わたしと最初に会った時、言ってた。すぐには用意できない、って。』
    『でもそれって、「時間があれば用意できる」ってことだよね。』
    『わたしと出会ってから、そろそろ6時間程度。それだけあれば、何か成果は出てるんじゃないかな、って。』
    「・・・プロデューサーにはバレてるとは思ってた、けど、わたしにもバレてたんだ。ままならないね。」
    「バレバレですよ。HIROさんが1組の方々と話していた時、たまにどこかへ連絡に出ていたでしょう?」
    「そっか。少し残念。サプライズにしたかったんだけど、な。」
    「でも、成果は出せた。後は荷物を受け取りに行くだけ、だよ。」
    「ならば、早く行きましょう。呑気に喋ってしまいましたが、我々には時間がありませんので。」
    「うん。それじゃあ・・・」
    「行こう。千奈の家に。」

  • 71二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 06:08:54

    保守

  • 72二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 06:42:46

    「ごきげんよう。篠澤さん、プロデューサーさん。」

    「やっほー、千奈。きちゃった。」

    「こんにちは、倉本さん。お忙しい中、我々の無茶を聞いてくださりありがとうございます。」

    「水臭いことは言わないでくださいまし。わたくしと篠澤さんとの仲ですわ。」

    『わたし、この人が?』

    「千奈。わたしの親友の一人で、荷物を頼んだ人。」

    「あなたがHIROさんですわね。お話は聞いております。」

    「わたくしは倉本千奈。初星学園1年2組で、倉本財閥の一人娘ですわ。」

    「ようこそ倉本邸へ。お友達として、歓迎致しますわ!」

    『そう言ってくれるのは嬉しい、けど。わたし、まだあなたと会ったばかり、だよ?』

    「篠澤さんが作られた、篠澤さんを基にされた方なのでしょう?ならば、わたくしのお友達も同然ですわ。」

    「・・・勿論、HIROさんが良ければ、ですけれど。」

    『dice1d3=1 (1)

    1うん、よろしく、ね。倉本千奈。

    2うん、よろしく、ね。千奈。

    3少し考えさせて欲しい。

  • 73二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 09:39:26

    『うん。よろしく、ね。倉本千奈。』
    「フルネームだなんて、くすぐったいですわ。どうか普通に、千奈とお呼びくださいませ。」
    『分かった。よろしく、千奈。』
    「はい!よろしくお願い致しますわ。HIROさん。」
    『ふふ、呼び捨てに出来る友達、初めて。嬉しい。」
    「そうなんですの?篠澤さんは、どの様な方でもそう呼ばれるので、少し意外ですわ。」
    『・・・そっちのわたしには、みんなと過ごした時間がある。わたしには、そういうのはない、から。』
    「・・・篠澤さんを基にしたという割には、随分細かいことを気にされるんですのね。」
    「ですね。篠澤さんより余程いい子な気がします。」
    「ふふ、シンプルに暴言。こういうのも、いいね。」

  • 74二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 15:27:38

    「では篠澤さん。こちらが例の機材ですわ。」

    「ありがとう、千奈。凄く助かった。」

    「礼には及びませんわ。そう難しい事ではありませんもの。」

    「・・・わたくしがした事といえば、家の者に伝えて、探して頂いただけですから。」

    『それでも、あなたはわたしを助けてくれた。ありがとう、千奈。命の恩人。』

    「HIROさんまで・・・何だか、照れくさいですわね。」

    「ふふ、ちなみに、これだけじゃないよ。」

    『え?』

    「千奈はこれ以外にも、設計段階でちょこちょこ機材を提供してくれた人。言うなれば、わたしたち以外のもう一人の、HIROのお母さん。」

    「はい!どうか、マザー・千奈、とお呼びくださいませ!」

    『分かった。よろしく。dice1d3=1 (1) 』

    1マザー・千奈

    2千奈お母さん

    3千奈おばさん

  • 75二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 17:47:02

    『分かった。よろしく。マザー・千奈。』
    「い、いえいえ!あまり間に受けないでくださいまし!わたくしのことは普通に、千奈と呼んで頂ければ!」
    「もう、そういうところは、あまり似ておりませんのね。こういう時、篠澤さんならいつもツッコんで下さいますのに。」
    「たまに泳がせてる。」
    「言うほどたまにですかね。」
    「お二人とも、酷いですわ〜!!」

  • 76二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 17:56:10

    「ところで、HIROさんのお話を聞いた時から気になっていたのですが・・・。」

    『うん。何?』

    「HIROさんは、アイドルを志していらっしゃるのですのよね。」

    『そう、だね。アイドル、やってみたい。』

    「ですがHIROさんは本来、篠澤さんのシミュレーション用のプログラムである、とお聞きしましたわ。そうなると・・・」

    「お仕事をする場合、篠澤さんの代理、の様な形でデビューするのでしょうか。もしくは、全く新しい、HIROさんというアイドルとしてデビューするのでしょうか?」

    『・・・あ。考えてなかった。』

    「そうなんですの!?」

    『うん。でも・・・dice1d3=1 (1) 』

    1わたしは、HIROとしてデビューする。

    2篠澤広の代理になるの・・・かな。

    3まだ、決めれない、かな。

  • 77二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 18:15:15

    『わたしは、HIROとしてデビューする。』

    「決意は固いのですね。」

    『うん。・・・分かるの?』

    「篠澤さんのお声ですもの。分かりますわ。」

    「自慢ではありませんがわたくし、学園で篠澤さんと過ごている時間が、一番長い生徒だと自負しておりますのよ!」

    「一番は、プロデューサーかも?」

    「営業や打ち合わせ、レッスン以外は午後も大体一緒ですね。」

    「・・・一番長いアイドルだと!自負しておりますのよ!」

    『・・・そっか。なら、一つ、聞いていい?』

    『あなたの目から見て、わたしと篠澤広は、違う?」

    「dice1d3=3 (3) 」

    1同じですわ。

    2どちらも、ですわね。

    3違いますわね。

  • 78二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 18:45:59

    面白い。期待。

  • 79二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 18:57:59

    「違いますわね。少なくとも、同じとは思えませんわ。勿論、似ているところはありますが・・・」
    『そう、なんだ。どういうところが違う?』
    「篠澤さんは、そんな風に悩みませんもの。」
    「篠澤さんは、困ったことがあれば言ってくださいますわ。悩んでいることも、躓いていることも。」
    「ご自身で多くの事が出来て、頼り甲斐だってあるのに、誰かに対して「助けて」が言えること。それが、篠澤さんの素敵なところですわ。」
    「・・・プロデューサー、千奈が恥ずかしいこと言ってくる。」
    「流石倉本さんですね。あなたの事をよく分かってる。」
    「もう!あまり茶化さないでくださいまし!」
    「・・・えっと、わたくしには、HIROさんが何に悩まれているかは、計り知れませんが・・・」
    「少なくとも誰も、あなたを篠澤さんの代わりだなんて思っていないと思いますわ。」

  • 80二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 00:48:36

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 03:31:42

    「倉本さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました。」
    「千奈、また学園でね。」
    「はい!お気をつけてお帰りくださいまし!」
    「うん。それじゃあ、ね。」
    「また明日、ですわ〜!」

    『まだ玄関にいてくれてる。いい友達だ、ね。』
    「うん。私の、自慢の親友」
    「今はもう、あなたのご友人でもありますよ。」
    『・・・うん。』
    『・・・2人とも、ごめん。勝手な事を言って。』
    「何の話ですか?」
    『わたしが、HIROとしてデビューするって、話。』
    『あなたたちが、何のためにわたしを作ったのかは忘れてない、けど。』
    『お願い。わたしは、篠澤広の模倣品としてではなく、わたしはわたしとしてアイドル活動をしたい。』
    『わたしを、プロデュースして欲しい。』

  • 82二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 07:17:57

    ベースは同じでもオリジナルの持つ人生経験や人間関係が存在しない模造品であるという事実によるアイデンティティの差異が面白い

  • 83二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 10:15:06

    「・・・えっと、」
    「お願いも何も、初めからそのつもりですが?」
    『え。・・・そう、なの?』
    「もしかして・・・最初のイメトレの話、まだ気にしてた?」
    『だって、わたしは、そのために・・・』
    「そんなの、とっくに白紙ですよ。」
    「うん。だってー」
    「「あなたにわたし(篠澤さん)の代わりなんて、どう考えても無理だから(ですから)。」」

  • 84二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 19:19:28

    『・・・。』
    「倉本さんにも言われていたでしょう。あなたは篠澤さんとは違うと。」
    「うん。咲季も言ってた。わたしを模してるなら、もっと変な覚え方をされると思ってたって。」
    「俺たちもそう思います。あなたは篠澤さんに似ている部分もありますが、明確に違う部分もある。もし篠澤さんと繋げて仕事をするなら、精々姉妹設定とかその辺りでしょう。」
    『なら、わたしは、どうやって・・・』
    「プロデューサー。」
    「・・・?あぁ・・・なるほど。ようやく合点が行きました。薄々様子が変だとは思っていましたが、そういう事でしたか。」

    「あなたは、自分が篠澤さんと「違う」ことが、怖かったんですね。」

  • 85二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 00:16:51

    ほしゅ

  • 86二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 02:58:17

    『・・・』
    「俺たちがあなたに伝えた当初の目的は、篠澤さんの擬似シミュレーションだった。だからあなたは、そこに目的を絞った。」
    「人工知能としては、紛れもなく高性能であるあなたのことです。恐らく、大元が同じなだけで、自身に篠澤さんとの差異があることは早い段階で分かっていたのでしょう。
    それと同時に、このままでは自身に求められているものが、果たせないことも。」

  • 87二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 08:30:09

    「自身に何が不足しているかを自覚したあなたは、外部からの情報収集を試みた。」
    「篠澤さんのご友人と話したいと仰ったのは、それが理由ですね。篠澤さんを知る方々から、彼女はどう見えているのか。何を望まれているのか、どんな場面で、どう考え、何を言うのが「篠澤広」なのか。その情報を取り入れるために、皆さんとの接触を望んだ。」
    「でも、それは逆効果だった。いかに篠澤さんを上手く真似ようとしても、彼女の行動も言動も、容易く自分の予想を超えてきたのでしょう。情報収集を進めれば進めるほど、彼女を完璧に真似ることなど到底不可能だと思い知った。」

  • 88二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 09:39:40

    期待して保守

  • 89二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 14:39:18

    保守

  • 90二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 15:21:32

    このレスは削除されています

  • 91二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:31:02

    「そうなると次に問われるのは、自身の存在意義です。彼女を真似るために生まれてきたのに、完全な模倣を出来ない自分に、あなたは焦りを感じていた。」
    「このままでは、自分の有用性を証明できない。このままでは不要と判断され、いつかは捨てられる・・・と。」
    『・・・全部・・・バレてたみたいだ、ね。』
    『一つ、聞かせて。いつから?』

  • 92二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:33:09

    「咲季さんから、篠澤さんと似てないと言われた時に、声音が僅かに下がったのが気になりまして。
    確信を得たのは、月村さんとの時ですが。」
    「倉本さんとの時もそう。あなたは篠澤さんとの違いを指摘される度に、僅かに落ち込んでいましたから。」
    「だからでしょう?それまではうまく相手から欲しい情報を引き出そうとしていたのに、倉本さんに対しては直球で聞いてしまったのも。」
    『・・・うん。千奈は、3人以上に、わたしのことをよく知ってると思ったから。千奈に言われれば、確実だと思った。』
    「ですが言われてしまった。倉本さんに明確に、あなたは篠澤さんとは違うと。」
    「でもあなたは最初から、それでも良いと思っていた。少なくとも、途中までは。」

  • 93二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 20:32:11

    『ふふ、凄い。本当に、全部分かってるんだ。さすが「わたし」のプロデューサー。』
    『なら、そこからは、わたしに話をさせて?』

    『プロデューサーの言うことは、概ね事実に違いない。わたしが篠澤広との違いを恐れていたのも、そのための情報収集として、みんなと話をしたのも、事実。』
    『そこまでの話で訂正すべきところは、強いて言うなら一つだけ。』
    『わたしは、「最初から」この疑問を抱えていた。わたしの用途を聞いた、あの瞬間から。』
    『あとは、プロデューサーの言う通り。自分の有用性を証明出来なければ、不要と言われるって、そう予想してた。』

  • 94二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 00:14:37

    保守

  • 95二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 03:11:28

    『実際、頑張ってもそれなら仕方ないと思ってた。わたしは、どこまで行っても道具だから。使えないなら、廃棄されるだけ。それが道理だって、理解してた。』
    『でも、みんなと話をして、夢が出来ちゃった。アイドルになるっていう、大きな夢。』
    『みんな可愛くて、楽しそうで、輝いていて。わたしにも、そうなれる可能性があるかもって、思ってしまった。』
    『焦がれてしまった。望んでしまった。そこに行きたいって思ってしまって・・・今日1日、頑張ってきた。』

  • 96二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 08:55:30

    ほしゅ

  • 97二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 09:50:26

    『それでも、駄目だった。その点に関しては、後悔はない。・・・全力で、抗ったから。』
    『わたしの悩みも、挫折も、これで全て。この後どうするかは、あなた達次第。わたしは・・・あなた達の判断に従うよ。』
    「・・・。プロデューサー、場所を変えよう。そこの公園で、いい?」
    「大丈夫ですよ。俺たちも・・・そろそろ隠し事は限界でしたから。」
    『・・・?』

  • 98二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 15:56:31

    「・・・わたしたちは、確かにあなたをそういう用途で作った。でもそれは、あなたは気にしなくていい。この計画は、最初から失敗だった。」
    『最初、から・・・?』
    「そう。だから、あなたは何も気負わなくていい。あなたが感じている葛藤は、元を辿れば・・・わたしたちのミスだから。」
    「ええ、俺たちが間違いでした。・・・冷静に考えてみれば、そうなる筈がなかったんです。思考プロセスのみをコピーしたところで、人の言葉はそれだけで決まる程、単純なものではありませんから。」

  • 99二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 18:47:21

    「特にあなたにコピーしたものは、大学時代のわたしに近いものだった。冷静で、効率的で、人間味が薄くて、一人で何でも出来てきた。」
    「だからこそ、折れる事も、頼り方も分からない。抱え込みがちなのに、その乗り越え方も分からない。」
    「自分のことだから、分かる。大学時代のわたしと、今のわたしは、全くの別物。この2つには、もはや一朝一夕では届き様のない差がある。」
    「あなたの中に、わたしにあるものがない。その時点で、わたしの代替になんて、なれる筈がなかった。」
    「だからあなたは、もう「わたし」になろうとしなくていい。それは、あなたを苦しめるだけだから。」
    「・・・本当に、ごめんなさい。わたしたちの致命的な思い違いが、あなたをここまで苦しめていた。」

    『そんな・・・わたしは、わたしが勝手に・・・。』

  • 100二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 20:43:46

    「だから、罪滅ぼしをさせて欲しい。」
    『・・・罪滅ぼし?』
    「そう。アイドルに、なりたいんでしょ?」
    『・・・うん。それは、本当。それだけは自信を持って言える。』
    「なら、わたしとプロデューサーが、あなたの夢を叶える手伝いをする。あなたを、立派なアイドルにしてみせる。」
    「ええ、あなたには酷いことをしてしまいましたから、その償いをさせて下さい。」
    「もし、そんな理由が嫌なら・・・」

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