【義弟概念･閲覧注意】ハルナに義理の弟を生やす

ただし義弟君には以下の設定を加えるものとする

・ネグレクト(育児放棄)を受けた過去がある
・男子であるにも関わらず翼と尻尾が生えているがヘイローが無い変異種
・飢えを凌ぐ為に翼と尻尾の一部を噛み千切っている
・無痛症と軽い緘黙症を患っている
・ハルナの家族へと迎え入れられてからは愛されて幸せになる(これ絶対)

　重　い　！！

義弟のために美食を食べさせようとするハルナは素敵だと思う。

>>3

美味しいですか？ってお姉ちゃんに尋ねられて間を開けてゆっくり頷く義弟君の頭を優しく撫でるハルナを涙無しには見られなかった

>>4

"間を開ける"

それって弟くん味覚障害じゃ…？

せっかく食べさせてくれたのに味がないなんて言えず、必死に頷いて誤魔化しているのでは？

>>6

そりゃあネグレクト時代は飢える位には碌な食い物が無かったからね…

あまりにも腹が減り過ぎて自分の翼や尻尾を食べる程だから味覚も狂うよ

おねちゃんが、ぼくをおひざにのせてごはんをたべさせてくれた

…ん
ぽかぽかであったかいけど、あじがよくわからない

…おねえちゃんがおいしい？ってきいてきた
よくわからないけどおねえちゃんがつくってくれたからおいしいと、おもう

｢………｣ｺｸﾘ

…んん
おねえちゃんのなでなで、おりょうりみたいにぽかぽかであったかい…

でも、おねえちゃんのえがお、いつもとちょっとちがう…？
なんでだろう……

やばすぎて笑えない、なぁ、弟の親達◯しにいってもいいよね？

>>10

スレ主です

義弟君の本来の親(シングルマザー)はお亡くなりになっている設定にしています

SS書くのが非常に下手っぴなので箇条書きになってしまいますがハルナに出会うまでの過程はこんな感じです

1.ネグレクトで家の中に放置される

2.腹が減りすぎて腐った食べ物や自分の体の一部を食べる

3.親が帰って来たが子供に一切目を向けず首吊り自サツをする(子供は親がﾀﾋんだ事を理解出来ていない)

4.玄関のドアが半開きになっているので外に出て食べ物を探す(夕方になったら家に帰る)

5.とあるレストランの裏路地のポリバケツの中に入って残飯を食べている時に美食研究会の爆破に巻き込まれてゴミ箱諸とも表通りに放り出される

6.偶然美食研究会の面々の目の前にゴミ箱が転がって中に入っている子供が出てくる

ばけつのなかでごはんたべてたら、すごいおとがしてごろごろころがった
めがぐるぐるして、そとにでたらしらないおねえちゃんたちがいた
…………よくわかんないけど、ぱぱとままについてきかれた
ぱぱはしらないけどままはしってる
いまもぶらんこしてる…たぶん
あわせてほしい？……いいと、おもう
おねえちゃんがかたにかけてるふくで、ぼくをつつんでだっこしてくれた
はじめてのかんじ……これ、すきかも

おねえちゃんたちをぼくのおうちにつれてきた
まま…まま…おねえちゃんたちがままになにかあるって
あしをひっぱってもぜんぜんしゃべらない…どうしよう……

？……おねえちゃんたちびっくりしてる
あかいかみのおねえちゃんすわっちゃっておねんねしちゃった

ぼくをだっこしてくれたおねえちゃんがぼくにちかづいた
あたまをなでなでしてぎゅってしてくれた
おねえちゃん、あったかい……でも、なんでないてるんだろう？
よくわからない……

おねえちゃんたちをままにあわせてから、いろいろあった
ままにはしばらくあえないみたい
おもいびょうきにかかって…にゅういん？するっていってた
おうちにかえってきたときのまま、すこしふらふらしていたし、ぐあいわるそうだった
そのときからびょうきにかかっていたのかな…
はやくびょうきがなおるといいな
また、ままにあいたい

あと、ぼくははるな…？おねえちゃんといっしょにくらすことになった
ままにあえないのはさびしいけど、おねえちゃんはあたまとほっぺなでなでしてくれたり、おててをぎゅってしてくれる
あとぼくをぎゅってしてくれる
おねえちゃんあったかいからさびしいのすこしだけなくなった

｢あぁ…大切な事を聞くのを忘れていましたわ。貴方、お名前は？｣

なまえ……？
えぇっと…


『じゃあママ行ってくるから　お留守番お願いね


　　　　空』

｢………………ぅ｣
｢…ゆっくりで大丈夫ですわ｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
｢………くう…空｣
｢空ちゃん、ですね。フフッ…これからよろしくお願いしますね｣ｷﾞｭｰ
｢…………(ｺｸﾘ)｣ｷﾞｭｯ

ままをにゅういんのために、びょういんっていうところにおくっていってから、げへながくえんのきゅーきゅーいがくぶっていうところにつれていかれた
そのまえにからだをきれいにしなくちゃいけないけど、やりかたがわかんない
でも、はるなおねえちゃんがてつだってくれた
もこもこのあわがきもちよかった…
きれいにしてからしんさつ…？っていうのをしていたら、しらないおとながきた
おねえちゃんは、せんせいっていってた
せんせいはおねえちゃんみたいなえがおをしてあたまをなでなでしてくれた
こまったことがあったらえんりょせずにいっていいんだよっていってたけど…こまったことがないから、くびをふった
せんせいのえがお、さっきのよりちょっとへんなえがおをしてた

……そういえば、ぼくのつばさとしっぽにおくすりをぬっていたおねえちゃんがいたくないですかってきいたから、くびをふったらはるなおねえちゃんたちびっくりしてた
なんでだろう？

私は黒館ハルナ
美食の探求者であるのと同時に美食研究会の部長を務めていますわ
今日もお客様に対するサービスがまるでなってないレストランを爆破し風紀委員会が来る前に撤退しようとした所、私達の前に1つのゴミバケツが転がってきました
こういう事はたまにある事なので無視しようしましたが今回はいつもと違いました
なんとそのゴミバケツがガタガタ揺れて中から小さな男の子が残飯と共に出てきました
廃棄された残飯の汁等がかかっているせいで変色していますが私と同じ真っ白な髪と綺麗な空色の瞳…そしてボロボロに汚れた衣服に所々が虫食いのように欠けている翼と尻尾
男子の存在自体キヴォトスでは珍しいですが私達ゲヘナ生と同じく翼と尻尾が生えているなんて…それなのにこの子にはヘイローが浮かんでいない
この子は一体……
アカリさん達も急にゴミバケツの中から現れた少年に驚いるようです
少年の方も私達をじーっと見つめています

しかし、少年は直ぐに目線を反らして自分と共に外に飛び出した残飯を手に掴み食べ始めました

ジュンコさんがうわっ…と声を漏らしました
ですが私はこの少年に対し憂う心が浮かびました
今現在、少年が黙々と食べている残飯は既に一部が腐っておりハエまでたかっている始末です
それなのに彼はそんな事を気にせず、なんなら私達が居る事自体気にも止めずその場に座り込んで食べています
彼が食べている物は私達が今まで爆破してきた食材の品質に問題がある料理店で出される料理にも限り無く劣る口にしたく無い物
｢美食｣以前に普通の一般的な｢食事｣以下の物
そんな物をこの子は嘔吐く素振りも見せず食べ続けています
美食研究会の部長として…いえ、1人の人間として目の前の悲惨な現状を見過ごす事など出来ませんわ

｢……ちょっと宜しいですか？｣
｢…………？｣

差し出がましいかましれませんが、この子の御両親には｢美食｣以前に｢食事｣とは何たるかを叩き込まなくてはいけませんわ

──忘れる事は無い
古びたアパートの一室　差しっぱなしの鍵
乱雑に放り出された赤いハイヒール
埃の積もった写真立て　薄暗い廊下から臭う腐臭
敷き詰められたゴミ袋　ドアの窓越しに見える何か
私が羽織らせたコートの裾を引き摺りながら歩くあの子の後ろ姿
そして、ドアを開けた先で───



腐敗の進んだ首吊り死体に縋る子供


決して、忘れる事は、ありませんわ


その後、先生とヴァルキューレ警察学校に連絡をして少年の母親の遺体は回収して貰い、私達は少年…クウちゃんの診察の為に先生と共にゲヘナ学園へ向かいましたわ
途中ヒナさん率いる風紀委員会に捕縛されかけましたが、先生の助力と私達が保護したクウちゃんの診察の事もあり今日の所は反省文6枚で何とか許されましたわ
そしてクウちゃんの身体を綺麗に洗ってからセナさんの診察を終え、ようやく一息つける時間が出来ました
クウちゃんも表情には出ないものの疲れ果てたのか私の膝を枕にして静かに寝ておられますわ

診察の結果を聞いて私達はクウちゃんの容態に愕然としました
クウちゃんの翼と尻尾の抉傷は飢えを凌ぐ為に自ら噛み千切った様ですわ
幼い子には耐えられない激痛を伴う筈なのにそれを可能としたのが無痛症……
そして一番私が結果を聞いてショックを受けたのが、味覚障害の疑いがあるという事…
もうこの子は人生においての当たり前な幸せを享受出来ないという事なのでしょうか……
ですがセナさん曰く適切な治療をすれば治るとの事らしいですわ
それを聞いた時は本当に良かったと心から思いましたわ

｢……ｽｰ………ｽｰ………｣
｢……クウちゃん｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

本当に治るのならばいつかは私達と共に｢美食｣を堪能出来るという事、そして｢美食｣を通して幸せを、出会ってから今現在までずっと無表情のクウちゃんにも笑顔が生まれるかもしれませんわ
いえ、しますとも
この子を、必ず幸せに…