【閲覧注意】ミカ「ミヨちゃーん、お姉ちゃんが遊びにきたよー♪」

ミヨ「…いつも姉さんは急なんですから」

ミカ「ごめんねー」

ミヨ「…ふふ」

ここだけミカとミヨが姉妹だった概念

たまにワイルドハントに密輸されるミカ

ミカ密輸して何するんだよデッサン要員か違法バーサーカーの戦線運用？

ものじゃないのに密輸とか、普通に身内に会いに来たではダメなのか…？

たしかにミカとミヨの目元似てるな…

>>9

奉仕作業草抜き…

>>9

トリニティが言いたいだろ

お前なにしてくれちゃってんの？って

（言えない…まさか姉経由で色々トリニティの物品を密輸してるなんて言えない…
ワイルドハントでもやっぱトリニティの物は人気あって需要あるし…姉はノリノリだし…）

髪色違うから周りにはバレていないのか？
それとも普通に姉妹って把握されているのか？

姉さんと私は聖園の家に生まれた

美しい天使の羽根や腕力に恵まれた姉さん
翻って私には目立つ特性は無かった
ある程度成長した後、私は桜井の名字を与えられ別の家にいた

幼い頃の事なので私も詳しくは覚えていない
原因もわからない
髪の色とか翼のあるなしとか……それらが関係あるのか無いのかも
ただ私と姉さんの関係は変わらなかった
姉さんはよく私の家に遊びに来て一緒に遊んでくれた
彼女が持ってくる恋愛小説に私は夢中になった
やがて自分でも書きたいと思うようになった

それには姉さんを笑顔にしたいという思いもあったかもしれない

ナギちゃんとも血が近そう

ミカの密輸と一緒にトリニティ産の品を密輸しちゃうミヨ

アズサをどうやってトリニティに偽装編入したのか分かった
ミヨが密輸してたんだな……アズサを。トリニティに

問題児ふたり、
ただし最強。

>>25

そしてナギサの胃は爆発した(なお幼少期は大概)

ワイルドハントに入ってからも姉さんは来てくれた
姉さんには悪いが特殊交易部の仕事をいくつか手伝ってもらった
しばらくすると姉さんの様子が変わった
セイアさんが体を悪くして入院したらしい

セイアさんは姉さんの友達だ
仲はそんなに良くないらしい
でも、セイアさんの話をする姉さんは楽しそうだ

姉さんから頼み事があった
アズサちゃんという生徒をトリニティに入れたいらしい
私の知恵を借りたいとのことだった
姉さんによればアズサちゃんはアリウス分校の生徒らしい
トリニティが誕生した時に追放された学校
信じられなかった
姉さんはどういうわけかアリウス分校の居場所を突き止めたらしい

どうにもナギサさんに黙って入れたいそうだ
私はナギサさんに話すべきではないかと言った
ナギサさんはエデン条約で忙しいらしい

アリウス分校の救済
姉さんらしいと思った
とはいえ私は不安だった
姉さんは分校に利用されているのではないか
私が渋っていると姉さんはアズサちゃんに会わせてくれると言った
実際に話すとアズサちゃんはクールだが信用できると思った
少なくともこの子は姉さんを裏切らない
私はアズサちゃんの編入を支援した

ミヨちゃん何にも悪くないし何かできたわけでもないのにむっちゃ曇りそう…

エデン条約後のミヨの心境はいかに

あれからしばらくの時が経った
姉さんによればアズサちゃんは補習授業部というところに入れられたらしい
アズサちゃんは勉強が足りてないだけだと姉さんは言った
なんだか引っ掛かった
それだけのために部活を作るだろうか
他のメンバーの名前も聞く

浦和ハナコさんの名前を聞いて驚いた
彼女はトリニティの中でもかなりの才女である
間違いなく秀才と言って良い

姉さんはいつの間にかバカになっちゃったみたいと話す
他のメンバーはヒフミさん、コハルさん

ヒフミさんはナギサさんのお気に入りである
真面目でひたむきな人だと聞いたが補習授業部に入るとは
コハルさんは正義実現委員会の生徒で頭が悪いらしい

一見成績に問題があるだけの集団
ただ学校内への影響力で見るとそうでは無くなる
特にハナコさんとアズサちゃんは

私が問いただすと姉さんは正直に話した
ナギサさんは補習授業部のメンバーを怪しんでいる特に怪しい所が多いアズサちゃんを

心配する私に先生は良い人そうだから大丈夫だと姉さんは言う
姉さんがそれほど慌てている様子は無い
安心して良いと私は判断した

ミヨさんが犯罪計画立案に特化した能力を振るう向きをちょっと変えるとこうなるのか…
ミカさんや。ミヨさんに洗いざらい話してブレインについてもらったらよかったのでは？

ある日の晩、姉さんから連絡が入った
しばらく忙しくなるので話せないかもしれないと
姉さんらしくないと思った
アズサちゃんのことで忙しくなる
その時はそう思った

翌日のニュースに私は驚いた
姉さんがクーデターを起こして捕まったと
信じられなかった
目の前の情報が嘘だと思いたかった
しかし、周りの喧騒がそれを事実だと裏付けた

すぐにナギサさんと連絡した
姉さんの幼なじみであるナギサさんとは私も付き合いが長い
嘘だと言って欲しかった
あんなニュースはクロノスが流した出任せだって

でも、ナギサさんは肯定した
姉さんに裏切られたと
崩れ落ちる私をナギサさんは心配してくれた
ナギサさんだって苦しいのに

私は姉さんへ会いに行った
ナギサさんの計らいもあり、すぐに会うことができた

姉さんは普段と変わらないように見える
そういう風に振る舞っているのだろう。

私はどうしてこんなことをしたのかを問いただした
姉さんが口を開く
ゲヘナが嫌いだった
だから邪魔なセイアさんを消した
それからナギサさんも捕らえるつもりだった

アリウス分校と和解するつもりだったのは本当
アズサちゃんはアリウスを裏切った
だから、ナギサさんを捕らえた罪をアズサちゃんに押し付ける気でいた

下手な嘘だと思った
姉さんがセイアさんを始末しようとするわけが無い
ナギサさんにだってすぐ分かるだろう

分からないとすればどうしてこんなことになったのか
姉さんはアリウス分校に利用されたのだろう
きっと分校は最初からセイアさんを始末する気だったんだ
姉さんはそんな分校の考えに気付かずまんまと利用された

姉さんは自分がそうしたかったと言う
セイアさんの始末も自分が命じたと
きっと口喧嘩に負けた腹いせでセイアさんに仕返しをしたかったとかそんなのだ
我が姉ながらなんて直情的なのだろう
そんなバカな姉さんを私は嫌いになれなかった

アズサちゃんと会った
彼女は初めからアリウス分校を裏切る気でいた
アリウス分校は最初からトリニティの滅亡を目論んでいたらしい
それを防ぐために彼女はスパイとしてトリニティへ入り込んだ

最初からアリウスはトリニティとの和解なんて考えていなかった
やっぱり姉さんは利用されたのだと思う

私はアズサちゃんに謝罪した
彼女がこのような複雑な状況に巻き込まれたのは私にも原因がある
彼女はさして気にしていないようだった

むしろ私を心配してくれた
なんて心が強い子なのだろう

先生とも合わせてもらった
彼は補習授業部の顧問をしていた
姉さんも先生に対しては心を許していたみたいだった
私にも長々と先生の良さをアピールしていた

私は姉さんと自分の関係を先生に教えた
彼は信用できると思った
先生は私の頭を撫でてくれた
その温かさに抑え込んでいた涙が溢れた

こんな人は初めてだった
まるで恋愛小説の主人公みたい
姉さんときっとお似合いだっただろう

私もお姫様になれるのなら王子様は先生が良い

先生は姉さんのことを自分に任せて欲しいと言った
彼ならきっと姉さんの心を開いてくれる

エデン条約調印式の日
私はまたも散々な光景を目にした
調印式の会場はミサイルの攻撃により大混乱
クロノスも撤退してしまったのでろくな報道が来ない

ナギサさんや先生、アズサちゃん達は大丈夫なのだろうか

ずっと心配して時を過ごした

どうやら多くの人の活躍により事件は解決したらしい
襲撃してきたのはアリウス分校だったそうだ

姉さんはこの事件で正直になったらしくセイアさんを死なせる気は無かったこと
ナギサさんやセイアさんと仲直りしたいことを話した

私を騙していたことも謝ってくれた

私は色々と心配して大変だったこともあり、姉さんに抱きついた
私の頭を撫でてくれる姉さんは前と変わらなかった

あにまんですら銀行強盗を止めることが多いホシノが学校ぐるみの犯罪に当たりそうな行為を容認するかなぁ…
万一発覚したら今居る5人すら他の学園から無学籍と同等の扱いを受けそうなくらいアビドスの信用を落としそう。
え？すでにアビドスに信用なんて毛ほどもない？そっかー

今度こそ平和は戻った
ただ、平和な世界でも事件というのは起こる
姉さんはパッシングの対象になった
トリニティ生徒の何人かは怒りのままに姉さんを批判し大切な物を奪った
私が姉さんにあげたものもほとんどが無くなってしまったらしい
ナギサさんは姉さんを守れなかったことを謝罪した

ナギサさんが気にすることなど無いのに
確かにナギサさんはトリニティの代表であり姉さんの幼なじみだ
それでも限界はある
ましてや今のティーパーティーの立場は危うい

ただ朗報もある
姉さんのために先生が動いてくれるらしい
どうにも姉さんは聴聞会に出る気が無いようだった
私も説得したが姉さんの気持ちは固そうだった

それでも先生ならなんとかしてくれるかもしれない

そうして安心していた頃、私はまた最悪なニュースを目にした
セイアさんが倒れた

セイアさんが倒れたニュースから数時間後
姉さんがトリニティから脱走したニュースが流れた

姉さんは聴聞会に出なければトリニティを退学させられるのに
きっとセイアさんが倒れたことに責任を感じているんだろう

姉さんとセイアさんは不思議な関係だ
かつてはどちらも違う派閥のリーダーだった
感情のままに動く姉さんと浮世離れしたセイアさん
2人は喧嘩するのも珍しくない
私も姉さんの誘いでトリニティに来た時に2人の様子を見たことがあった
矢継ぎ早に言葉を紡ぐ姉さんにセイアさんは呆れていた
ただ2人が嫌いあっていたかというとそれは無かった
姉さんはセイアさんのことを話す時、楽しそうだった

姉さんにとって大切なセイアさんの復讐
それなら相手はきっとアリウス分校
その中でもアリウススクワッドだろうか
姉さんは分校の場所を誰にも教えなかった
和解の意志が消えてなかったのだろう
きっと姉さん自身も気付いてない
だから、分校に不利な情報をトリニティに教えることは無かった

トリニティはアリウス分校の修復作戦を決行した
アリウス分校の施設はボロボロの状態である
分校を追放したトリニティが責任をもって修復する

という建前に基づく姉さんと先生の救出作戦である
あれからしばらくしてセイアさんは回復した
アリウス分校へ向かった姉さんや先生を助けるため作戦は決行された

先生はアリウススクワッドに協力を要請され分校へ向かったらしい
スクワッドのせいで怪我をしたのに
先生はとても優しい

姉さんは復讐を止めた
スクワッドの抱えていた物を知ったことで彼女たちを赦す選択をした
私は良い選択をしたと思う

姉さんは気ままでわがままで大変な問題児だ
でも、とても純粋で優しいのも姉さんだ
復讐を実行した所で姉さんの心は癒えなかっただろう

作戦は無事に終了
姉さんは聴聞会に出ることが決まった

聴聞会が終わった後、私は姉さんと再会した

｢あはは……ミヨちゃん怒ってる？｣

怒ってます

｢いや、本当にごめん。謝って済むことじゃないけど何回も心配させてごめん｣

どうして姉さんはそうなんですか
ブレーキとか付いてないんですか

｢本当にごめんね。バカなお姉ちゃんでごめん｣

本当に姉さんはバカです！大バカです！

｢本当にごめん！｣

今度からはちゃんと周りと話して！いきなり好き勝手動かないで！

｢約束するよ！｣

私のことも頼って！

｢ミヨちゃん？｣

私、ワイルドハントにいるからずっと姉さんの力になることはできない！でも、いつも姉さんのことを思っているから！

｢うん……ミヨちゃん。お姉ちゃんもそうだよ｣