【SS】現代を生きる生徒達　8

ん、神奈川県に何かがある

【SS】現代を生きる生徒達｜あにまん掲示板「白子先輩、どうしたのいつもよりも物騒なこと言って」「瀬里香ちゃん。どうしましたか？」「白子先輩が銃に興味もったみたいなの。」「ええ！？白子ちゃん、不良になっちゃったんですか！！」「うへ〜、どうしたの…bbs.animanch.com

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【SS】現代を生きる生徒達　3｜あにまん掲示板センセイ「悪魔と天使の世界は似てる。違いはそれぞれの趣味の方向性だけ」TRINITYの次はGehennaですbbs.animanch.com

【SS】現代を生きる生徒達　4｜あにまん掲示板もう少しだけ続きます。bbs.animanch.com

【SS】現代を生きる生徒達　5｜あにまん掲示板私達、友達ですよね？更にTrinity編です。bbs.animanch.com

【SS】現代を生きる生徒達　6｜あにまん掲示板https://bluearchive.jp/fankitヒフミ「八尺様？そんな恐ろしい怪異がいるんですか？！」梓咲「………」bbs.animanch.com

【SS】現代を生きる生徒達　7｜あにまん掲示板自由で混沌とした世界を纏めるのは何時だって王冠を被った悪魔の王様。bbs.animanch.com

>>9

近畿地方のある場所について文芸書「近畿地方のある場所について」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。情報をお持ちの方はご連絡くださいwww.kadokawa.co.jp

映画にもなったあの本

向こう側とここが繋がった。

少し前まで輝きを保とうとしていた色達が別の色に染まっていく。向こう側の色だ。
綺麗で力強い今の人間には作れない色。
だけどほんの些細な出来事で黒くくすんでしまう脆い色。
僕達が生きている世界にはもう無い色を誰かが持ち込んで撒き散らしている。

>>12

見つけてくださってありがとうございます

>>14

貴女の世界を持ち出した奴がいるのなら

何が何でも止める。

向こう側は貴女のもの。

誰のものでもない、誰にも持ち出させない。

この世界の色はもう決まってる。

>>15

恐ろしい一文やめーや

Trinity総合学園
化学準備室

夢野辺「ちょっとやばいな…どうするか」
書記N「どうしたんですか？夢野辺先生。」
夢野辺「ん？あ〜まあ梓咲くんから連絡があってね？」
書記N「そんなにあの子が気になりますか？」
夢野辺「ちょっとちょっと〜。あらぬ誤解招くような言い方しないでよNくん。」
書記N「冗談です。…それよりも天使にどうして固執するんですか？」
夢野辺「かなり前、確か16年前のちょうど今日に夢を見たんだよ。天使のね」

夢…、ねぇ…

>>18

どんな夢だ…？

>>18

N「どんな夢ですか？」

夢野辺「ん〜。いやさ、夢の中で見たんだよね。運命的な出会い…なのかな？いやさ、ビビッと来たっていうか、また逢いたくて…あーごめん、今のなし！うん！聞かなかったことにして！！」

N「貴方にも人間らしい機能、備わってたんですね。」

夢野辺「言い方酷いなおい。俺もちゃんとした人間なんだからしょうがないでしょ？」

N「でも夢の中で会ってずっと天使探しなんてよくこの現代社会で生きてくれましたね？」

夢野辺「その間色んな本出して生活費研究費稼いでたからさ。夢の印税生活〜ってまでじゃないけど。あとNくんも好きでしょ？俺の本」

N「まあ…そうですね。」

夢野辺「ふふふ〜。…まあさ、あの日あの夢を見てから決まってたんだよ。俺は天使を見つける。あの夢に映ったキヴォトスを調べるって」

N「それでその夢の世界に一番近い場所にいる阿慈谷さんや白洲さんをどうするの？」

夢野辺「そりゃあさ、調べてキヴォトスへ行く方法を…いやあの天使と出会う方法を探すよ。」

N「端から聞いたら頭のおかしい人だよ？」

夢野辺「でも信じてくれるんでしょ？」

N「そりゃ天使や悪魔は男子の憧れですから。…まあそれよりも夢のメカニズムについて改めて正木博士の論文を元に僕なりに調べて解釈したんだけど見てもらえますか？」

夢野辺「いいよ。それじゃあ…あっちょい待って。梓咲くん達から連絡だ」

夢野辺「」

N「…どうしました？」
夢野辺「えーっとね、ユメヒフミ君がかなりまずいことになってる」
N「というと、記憶が消えてるとか？」
夢野辺「というよりも日富美君に引っ張られかけてる可能性がある。それで夢の中に入ってみるって言っちゃったんだよね」
N「出来るんですか?」
夢野辺「理論上はね。脳の波長を合わせればだけど…ただまだ試したことがなくてさ。それと日富美くんとのつながりが重要視される。同じ夢を見る現象、共有夢って知ってる？」

>>22

N「ええ。双子、親子、夫婦、兄弟、恋人といった深い関係性の存在同士に発生する現象ですよね？親密度が高いほど夢は共有されるっていうあの」

夢野辺「正解。原因は潜在意識間での共有や現実と同じ経験をした者同士、ツインレイもとい運命共同体といった互いの関係性が深い者同士に起きる現象。要は阿吽の呼吸って言える関係性程夢を共有できる。」

N「つまり、あの3人のうち誰かが阿慈谷さんの夢に介入して多重人格状態を分離させるってこと？」

夢野辺「まあ大雑把に言えばね。」

>>23

N「それ、白洲さんにやらせるの？」

夢野辺「…あの子なら日富美くんとの相性はいいからできると思うんだよね。でもさっきも言った通り検証してないんだよ。だからさ」

N「…妙に庇うんですね」

夢野辺「そんなのじゃないよ。ほら俺、これでも今は先生だからさ。預かってる生徒に酷いことはできないんだよNくん。」

N「……それならいいけど」

N「でも夢を共有させるなら、あの3人じゃないんですか？」
夢野辺「簡単に言わないでって。しかも脳の波長を合わせるってめっちゃ痛いんだよこのヘッドギア！」
N「ならなんで作ったんですか」
夢野辺「なんかできちゃって…。とにかくやっぱ駄目！なんか方法ないかなぁ…」
N 「じゃあ、阿慈谷さんと同じ現象を経験した人達を集めて共有夢を見る確率を上げて誰かに分断するようにしてもらうとか」
夢野辺「悪くないけどそんなにいたら苦労はしないって〜…どうしよ」

>>27

N「募集してみたらどうですか？」

夢野辺「クラファンじゃないんだから」

N「でないとアラフィフ、僕女子高生2人が川の字で寝る絵面になりますよ？」

夢野辺「絵面が酷い。てかN君いらないでしょ」

N「先生の隣は僕が守りますので」

夢野辺「どう反応すればいいのよ俺。」

N「じゃあ集めるしかないですよ。」

うーん重い！

それにしてもこの現代日本の男ども、異性への矢印をこれっぽっちも向けねえ

>>31

…言われてみれば確かに！

夢野辺「何かいい方法ないのかなっと」
N「取り敢えず、白洲さん達が来るまでにどうにかしないとだね。手伝うよ」
夢野辺「いいの？このあと3年生生徒会部員達でのお茶会なんでしょ？」
N「僕は先生といるほうが楽しいからいいよ。」
夢野辺「嬉しいこと言うね〜。てかなんでミレニアム学園行かなかったの？N君の才能ならミレニアム学園で天下取れるんじゃないの?」
N「確かにね。でも、研究にはお金や人付き合いが必要でしょ？ここならそういうのも少なからず作れるし、この学校って金銭感覚が緩いから色々自由に色々できるんだよ。」
夢野辺「よく考えてるね〜。」
N「それにあのお転婆生徒会長トリオも見てて愉しいし」
夢野辺「怒られるよ〜。N 君隠し事うまいけど爪が甘いから」
N「あと何と言っても、こことは別の世界がある事を知ることができた。夢野辺先生、貴方の話をもっと聞きたい。」
夢野辺「照れるね…。でも俺も最近だよ知ったの」
N「なら調べようよ。ここと似て異なる天使の世界を。」

夢野辺「悪くないんじゃない？俺顧問していいよ？」　
N「ありがたいけど夢野辺先生とは顧問って立場じゃなくて語り合いたいんだけどね」
夢野辺「嬉しいこと言うじゃない。じゃあこういうのはどう？学外の人達、俺達以外にも天使の世界を知る人同士のサークルを作るんだよ。名前は神秘を究明する者的なのがいい。何かないかな？」
N「いいねそれ。この前の有美土巣の先生とかもう一度スカウトしてみる？」
夢野辺「それもいいかもね。」

黒服ににじり寄る眼鏡達

>>34

夢野辺「あと、有美土巣の男子生徒君。センセイくんも誘いたいかな〜。あの子…そうだ！！」

N「どうしたの夢野辺先生」

夢野辺「彼、日富美くんと同じかも！」

N「てことは」

夢野辺「あぁ、Nくんこれで日富美くんとユメヒフミくんを分離できるかも！？えーとこうしちゃいられないまずは…」

N「取り敢えず落ち着こう先生」

夢野辺「取り敢えず、集合は明日に変更してと…忙しくなるな。あっ、少し出るからNくん？戸締まりお願いしていい？」

N「夢野辺先生！…行っちゃった。はぁ、全く。…折角さっきサークル名思い付いたのにもう行くなんて…。」

「ゲマトリア…良いと思うんだけどなぁ」

縁って怖いね

柿トーク
一時共有連絡場所
夢野辺生人：訂正！準備が必要のため明日まで待って！

梓咲：どうにかならないの！？
小春：明日日富美がどうなるかわからないのよ！どうにかしてよ！

夢野辺生人：分かってる。でも確実に日富美くんとユメヒフミくんを分離させるなら完璧にしなきゃダメなんだ。今のままじゃ不完全なんだよ。人数集めないと

梓咲：待て、なら一応できるんだな？だったら

夢野辺生人：駄目。完璧じゃないなら駄目だ。まず俺は先生なわけ。君達を守る義務もあるの

梓咲：私はどうなっても構わない。だからはやく日富美を

夢野辺生人：おい
夢野辺生人：君子供だろ？簡単に言うなよそれ？
夢野辺生人：君はいいよ。でもお父さんお母さんが悲しむんだよ。二度と言うなよどうなってもとか。
花子：先生あの
夢野辺生人：ただでさえ子供は簡単に死ぬのに言うなよ。残された親がずっと痛い思いするんだよだから言うな。

小春：先生。ねえ

夢野辺生人：なに

梓咲《この会話は削除されてます》
梓咲：すみません

夢野辺「俺もごめん言い過ぎた。でももう少しだけ待って」

梓咲：でも急がないと不味いんだ。

夢野辺生人：わかってる。それと策はある。脳に入るならまず、日富美くんみたいな症状や現象を体験した人をできるだけ集めるんだ

梓咲：なら心当たりはある。有美土巣で悪夢についてでお世話になった生徒がいるって聞いた。

夢野辺生人：オッケ。でももっと人手が欲しい。心当たりはない？

>>42

小春：そう言われてもないわよ！そんなに変な夢見る人間がたくさんいるわけないじゃない！目印になるものもないのよ！

夢野辺生人：じゃあ猫耳とか天使の輪っかとか悪魔みたいな人連れてきて！とにかく非常識的な存在が必要！

小春：んな化け物いるわけないでしょ!?

花子：…待ってください。それなら心当たりがあります。

3人：あるの？！！

花子：八尺様です

小春：で、でも噂でしょ？いるわけないじゃない！日富美はまだ何かの病気とかで済むけどそんなの…い、いるわけ

夢野辺生人：もしかして怖い？


小春：そ、そんなわけないじゃ

花子：ﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚﾀﾊｲﾚ

小春：なに送信してんのよコケたじゃない！！

花子：すみません。隣で震えてる小春ちゃんを見たらつい可愛くて

小春：さいあく！！

夢野辺生人：無理しなくていいよ？なんなら明日は休みだしゆっくりしてても

小春：やるわよ！！それに先生を一人にしたら何しでかすかわからないから見張らなきゃいけないの!私は!!それに日富美をほったらかせない！！

夢野辺生人：暴走して言葉遣い崩壊してない？

小春：花子のせいよ！！！！！…もうあったまきた！八尺様なんてとっとと捕まえてやるわよ！別に怖くないんだから！

梓咲：無理してないか？怖いなら

小春：だいじょうぶだから！！で！どこにいるの！？そいつ

花子：これは私の推測なのですが、このブログご覧いただけますか？

花子：これです。
URL：bbs.bakingtheoccultcookie/hanto/board/0926

小春：オカルトサイトの記事？

夢野辺生人：…八尺様の事だね。あっ、俺と似たようなことしてる人いるんだ

花子：とにかくこの記事を読んでもらえますか？

2025年5月24日
神奈川県平塚市にて八尺様が目撃される。
白いドレスと長身、黒い髪という情報から2ちゃんねる洒落怖に書いてあった通り。
しかし、その八尺様は身体が赤いらしい

2025年6月14日
次は横須賀市で目撃情報。
そして同時期に女子生徒の誘拐事件が発生。
第一目撃情報の入った平塚市でも5月下旬に行方不明事件が発生しているが因果関係はあるのだろうか？

梓咲：これ、前にも観たことある。クラスのHが見せてくれたな。

花子：そしてこれです。これは某テレビ局の公式サイトのニュース動画です。

2025年5月25日
動画タイトル：Arius高等学校女子生徒行方不明か

2025年6月15日
動画タイトル：Arius高等学校女子生徒またしても行方不明

梓咲：このニュース…

小春：でもこれだけじゃ判断できないわよ！ネットならなんだって書き放題でしょ!?

花子：確かにそうですが何か変だと思いませんか?

夢野辺生人：どういうことかな？花子くん

花子：八尺様という怪異はどういうものかご存知でしょうか？

小春：八尺だから2メートルある女の姿をした妖怪でしょ？ポポポポポポって鳴く

梓咲：あと狙った子供を必ず仕留めると聞いた事がある。

花子：はい。ですが何かおかしく有りませんか?何故八尺様はArius高等学校の生徒しか狙わないのでしょうか？狙うなら高校生よりも幼い小学生や幼稚園生の方がいいのに。

小春：あっ…。だけどなら何でAriusなのよ。それも私たちと同年代なの？

夢野辺：八尺様は相手を選別しているのかもね。日富美くんとユメヒフミくんみたいなそっくりさん或いは何かしらの才能を秘めてるものを攫い何かを企てているとか。何にせよ、キヴォトスに近しい存在がいるならその八尺様（仮称）は捕まえるべきだね

花子：それと少し気になってることもあるのです。これはこの前dice1d3=2 (2)

1生徒会書記のN 先輩と仲良くお話（Trinityの愚痴こぼし）をしていた時のことですが

2生徒会の美歌さんとお話してた（スタバで茶をしばいてた）時なのですが

3生徒会の星愛さんとお話した（コメダチャレンジで苦しんでた）時なのですが

2

キヴォトスのハナコより充実してんなぁ…

>>49

1の場合めっちゃ語彙力豊かな美男美女の愚痴パーティが始まり、

3の場合、調子こいたセクシーセンパイと仲良くかつサンドを苦しい思いしながら食べてます

>>50

草ァ！www

現代日本学生あるある
取り敢えずコメダ

まあ今回はスタバなんですがね

>>47

花子：美歌さん、大運動会の運営委員を務めているのですが参加申請のあったAriusが土壇場になって不参加申請をしてきたって。

それに…

《回想》

美歌「友達ってほどじゃないけどAriusに知り合いがいてさ。連絡したら何ていったと思う？「悪いがもうかけてこないでくれ。頼む」だってさ！…酷いと思わない？急に？」

花子「何か逆撫でるような事を言ってしまったのではないですか？美歌さん、書記のN先輩に負けを劣らず攻撃が強めですから」

美歌「あはははっ。それ花子ちゃんが言うの？でも言っておくけど、私は沙織達にそんな事言った覚えないもん。てか、星愛ちゃんにドッキリ仕掛けた仲だし。」

花子「ドッキリ？」

美歌「そう。いっつも小言がうるさいし、生徒会長なんだからとか聖園の人間なのだからとかネチネチ言うから少し黙らせてやろうと思って目覚ましドッキリしかけたの。」

花子「昔のバラエティがなにかですか?というよりもよく協力してくれましたねAriusの方々。」

美歌「あそこの生徒会長ちゃんがすごくノリが良くて意気投合して何なら誕生日に合わせてケーキぶつけてやろう！ってなったの♪」

>>54

なんかあったんだろうな…

>>54

美歌「沙織も手伝ってくれてさー…」

更に回想

〜〜〜〜〜

沙織「こ、これはさすがに」

敦子「サっちゃんもたまにはワルになろうよ。今のうちだよ？」

沙織「い、いやまて」

美歌「大丈夫だよ。このバズーカの引き金を引くだけの簡単なことだからひけば気持ちよくなれるよ？」

沙織「…いやその。…そういえば三咲、お前これをよく見てたけど興味あるのか？」

三咲「別にないけど。気の所為じゃない？リーダー自分がビビってるからって私にやらせるのどうなの？」

沙織「…すまない。そうだな、私がここは」

三咲「別に嫌と入ってないんだけど。」

沙織「…これに興味があるのか？」

三咲「別に。　

沙織「……私が悪いのか」

花子「私には沙織さんが板挟みで苦しんでるようにしか見えませんが」

美歌「でもそれなりに盛り上がったよ？寝起きドッキリ誕生日パーティ。まあ、ドッキリ仕掛ける前に星愛ちゃんに見抜かれて逆にクリームまみれにされたんだけどね！あはははっ」

花子「さっきまで小言言っていた人なのですよねその人？」

美歌「星愛ちゃん、堅苦しくて面倒な言葉使うけど結構見た目同様にお子様だからね〜。にしてもあの感の鋭さはズルだよホント！もうあれ勘がいいじゃなくてテレパシーの領域だし…」

花子「…あの互いに隠し事をしながら潰しあってると噂の生徒会とは思えませんね」

美歌「なにそれ〜？花子ちゃん考えすぎだよ私達令和を生きてる普通の女の子だよ？そんな中世時代の貴族社会みたいなことしてるわけないじゃん」

花子「ウフフフッ。それでそんなテロ仲間のAriusさんはどうして断ったのでしょうか？」

美歌「それなんだよね〜なんでかな?……もしかして昔の」

花子「それはないのでは？不仲だったのはほぼ半世紀前のことじゃないですか？」

美歌「…そうだね。でも、人の恨みって生き物と同じっていうでしょ？一度蓋にしまっても何かの拍子に蓋から出てきて、誰かに取り憑いて新しい憎悪を生み出し続ける」

花子「そして憎悪は膨らみ続け、いつか人は悪魔のようになるともいいますね」

ふむ…

ミサキこの世界でもめんどくさいのか
可愛いな

>>58

ミサキはどの世界でも可愛いよ

美歌「とにかく近々、Ariusのある神奈川へ行ってみようと思ってるの。何があったか知りたいから。…迷惑にならなきゃだけど」
花子「いいんじゃないですか？私は口だけよりも行動で示してくれる人が好きですよ？」
美歌「へえ〜、意外。花子ちゃんなら笑顔でうちの書記くんみたいに毒吐くと思ったのに」
花子「あらまぁ。美歌さんほどではありませんよ。」
美歌「いうね〜♪」

>>60

仲いいねぇ

はてさて…どうなる…？

花子：…ということがありまして

夢野辺生人：最近の子ってこわ

梓咲：沙織姉さんまた振り回されてるのか

小春：知り合い？

梓咲：神奈川住んでた時家が隣だった。
　　　そういえば最近連絡してなかった。

夢野辺生人：そんなもんだよ。なんなら近いからなおさら
　　　　　　でも神奈川か。あそこに何かがいるなら行くしかないね

姉さん呼び…良い

梓咲：明日には行きたい。午前で早退するか

小春：…やっぱ明日？平日だから罪悪感が

花子：小春ちゃんは苦手そうですもんね。サボるの

夢野辺生人：では大人の仮病マニュアルを1つ伝授するからそれ通りに午後抜け出そう。

小春：そ、そんなのあるの？！ていうか先生がそんなの教えていいの！？

夢野辺生人：大人になるとね、仮病つかないと休ませてもらえない時もあるのよ。

小春：大人って不便だな…

夢野辺生人：だからズルも覚えとくといい。
　　　　　　てなわけで午後からAriusへ行くよ

URL:bbs.bakingtheoccultcookie/hanto/board
口裂け女の怪異レポート
コメント欄から引用

初めまして。
神奈川県の口裂け女は身体が赤いだけじゃなくて目がたくさんあるみたいです！
それに天使の輪っかみたいなのもあるって噂を聞いたことがあります。
2〜3年前に現れた天使の亜種かも知れません
是非調べてみてください！

Gehenna＆有美土巣→神奈川にいる何かを見つけ出す

Trinityもとい補習授業部達→神奈川の八尺様捕獲

美歌→Ariusに何が起きてるか確認したいと思ってる

>>69

三者三様！

はてさてどうなる…？

職員室

校長「昼食休憩時間に申し訳ない。夢野辺先生はどこにいる？」
教師1「今日は体調不良でお休みをとられています。」
校長「…そう言えばそうだったなぁ。」
教師1「何かありましたか？」
校長「合同大運動会についてでな。Arius校から急な不参加申請の件で調べてほしかったんだが明日にでもするか。…しかし体調不良か。夏も侮れんな」

教師1「そういえば、夢野辺先生のクラスの方も今日何人か早退してますね。腹痛とか吐き気とか」
校長「何ぃ？…食中毒でも流行りだしたのか。ただでさえ最近妙なことが起きてるのに病気まで流行しだしたら溜まったもんじゃない。これ以上、変な事態が発生しないことを願うしかないか」

柿トーク
一時共有連絡場所
夢野辺生人：なーんて、考えてる頃だろうね。

梓咲：初めてズル休みした…どうしよう花子。心臓がバクバクいってるんだ
花子：うふふふ、癖になりそうですね
小春：ば、バレてないわよね？

夢野辺：まあ大丈夫でしょ？それじゃあ俺は鎌倉駅で待ってるから

草
危ない橋を渡るスリルが

楽しそうだ

電車内

梓咲「…はぁ。まさか一人だけちゃっかり1日休みとってるなんて」
小春「アイツ本当に教師なの！？なんかズルを教えてるし」
花子「でもそのおかげで抜け出せましたよね」
小春「うっ…それは…そうだけど」
花子「イキ抜きも大事だって教えてくれたんですよ、夢野辺先生は」
小春「なんかいい方がやらしい！」
日富美「ところで八尺様を捕まえたら私の症状は戻るのでしょうか？」
梓咲「分からない。でも試す価値はある。捕まえたあと…どうするんだろ」
花子「日富美ちゃんと何かしらの接点があると先生は考えていました。そして何をするかはまだわかりません。ですが八尺様といえど女性です。もしかしたら捕まえて女の子の恥ずかしいところを暴いて辱めを」
小春「いや花子、あの先生はどっちかといえば如何わしい行為よりもおぞましい事をしそうだからそれはない」
花子「小春ちゃん？」

>>77

花子「いえいえ先生も大人とは言え男性で」

梓咲「でも花子のセクハラ発言にこれっぽっちもなびいてないから小春の言葉も一理ある。」

花子「あ、梓咲ちゃん？！」

梓咲「それにあの人、いつもスーツケースと杖持ってるだろ？特に杖なんて必要ないくらいピンピンしてるのに使うのは恐らく…誰かを殴って気絶させてスーツケースの中にしまい込むためなんじゃないかって思うんだ」

小春「怖いこと言わないでよ！！」

日富美「ま、待ってください！先生のスーツケースには資料と珈琲セットしか入ってませんでした！」

梓咲「知ってるのか？」

日富美「今朝家に来た時家族に振る舞ってくれたんです。今日一日のスケジュール共有のついでに」

梓咲「…そうか。」

日富美「それで鎌倉の八尺様を捕まえる事は一応先生や昨日の私のメモで分かったのですが何故鎌倉なのでしょうか。」

梓咲「鎌倉は立地条件からみるに自然が多いからコンクリートジャングルの横浜市や東京都内よりは隠れやすいからじゃないか？あとは…Arius校だろうな。あの高校に何があるんだろう。」

小春「それこそ、日富美が見る夢と関連があるんじゃないの？あと、夢の世界のヒフミも言ってたエデン条約？とかと何か因果関係があるとか」

日富美「……よくわからないですが、それに近い事柄なら私知ってるかも知れません。ちょっと変な話になるんですが」

日富美「私も詳しく知ってるわけじゃないのですが、いつもと違う夢を見た時にある絵を見たんです」
梓咲「絵？夢の中で？」
日富美「はい。…その中にキヴォトスの事を描いてた絵が沢山あったんです」

小春「どういう事？夢の中でキヴォトスの絵を見た?いつもキヴォトスってところを自由に行き来してたって」

日富美「あの時は色々違ったんです。…センセイが近くで寝てたからセンセイの夢に引っ張られたというか」

花子「…日富美ちゃん、夢野辺先生と一緒に寝てたのですか！？」

小春「な、何してるのよ！心配してたのにあ、あの男と寝てたの!?」

日富美「ち、ちがいます！誤解です！そうじゃなくてセンセイっていうのは先生の事じゃなくて」

梓咲「dice1d4=2 (2)　」

1みんな車内だから静かに

2日富美、後で詳しく話をしよう

3日富美、鎌倉についたら先生を蜂の巣にしなくてはならないがいいな？

4何か誤解があるような気がする。あの先生が私達にそういう目を向けると思うか？

日富美「…だから、センセイっていうのはあだ名で夢野辺先生じゃないんです。」
梓咲「…よかった。ただでさえ危険人物が超危険人物になるところだったな」
小春「保健室で寝てたならそう言ってよもう」
梓咲「花子の言葉を鵜呑みにしてたのが悪い。何度目だ小春」
小春「う、うるさい！」
花子「うふふふ」
梓咲「花子、少し耳赤くないか？」
花子「えっ？！き、気のせいですよ梓咲ちゃん」
梓咲「？？…それでセンセイの近くで寝てたからその絵の夢を見たんだよな？どんな絵がそこにはあるんだ？」

>>82

日富美「色んな絵がありました。海岸に何枚もあったので全部覚えてるわけじゃありませんが最初に見たのは4人の天使の絵です。ちょうど私達と同じ髪色の女の子がお茶会をしている絵でした。」

花子「あら可愛らしい。画像はありますか？」

日富美「えっと…センセイから貰った絵なら」

小春「えまって。夢の中にあるのに現実にもあるって変じゃない?」

日富美「でも描いてるんですよ実際に。ほら、これ」

小春「？夢の中でも絵を描いて現実でも絵を描いてるの？？？ソイツ、相当な変人なんじゃ」

日富美「あはは…そ、そんなことはないと思いますよ？私の症状を見てくれましたし」

>>83

小春「なら尚のことじゃない？ソイツの写真ある？」

日富美「これなら…」

小春「スケキヨじゃないの！？」

日富美「素顔の写真撮りそびれてこれしか」

梓咲「日富美、本当にこの男大丈夫なのか？」

>>84

小春「もう！なんで私たちの周りの男は変なのしかいないのよ！！」

花子「まあまあ」

>>85

今んとこ2人くらいしかいないだろ

>>17

かき（トーク）もありますよ。

>>87

あの作品リアタイで（カク◯ムで）閲覧してた身としては普通に怖いんよ

>>85

梓咲「変なのは2人だけだろ。そんなにいても困る。で、他にはどんな絵があったんだ？」

日富美「えっと…飛行船が墜落する絵に

天使と悪魔が笑顔で銃を突きつけている絵

たくさんの角を生やした悪魔が泣いている絵とか

悪魔みたいに笑いながら泣いてる天使、

それと4人の翼をもがれた跡のある天使です。あと他にも沢山ありました。」

梓咲「その中に八尺様みたいな化物はいるか？」

日富美「…ちょっと待ってください思い出します」

日富美「…あったかなぁ。」

花子「センセイさんとの連絡先交換しているのであれば八尺様の絵をもらえるのでは？」

日富美「あっ…花子ちゃんナイスです！えっと…あっもう既読返信きた」

センセイ：dice1d3=2 (2)

1ごめんない

2アイツキライ

3写真ない。スケッチするから待って

日富美「らしいです」

小春「返答になってないわよこれ！」
梓咲「八尺様に何の恨みがあるんだ」
花子「…スケッチを依頼できるでしょうか」
日富美「スケッチの依頼できますか？…と」

センセイ：いいよ

日富美「よかったぁ。」
梓咲「…サボってる私達がいうのもアレだが、このセンセイはこの時間帯何してるんだろうか。」
花子「案外私達みたいにサボってるのかもしれませんね」

キライ
分かりやすい

描くのは良いのね
まぁ綺麗だしな

>>91

日富美「すぐにはこないですよね」

梓咲「待つしかない。……ところでセンセイの描いた絵は他には何がある？」

日富美「えーっと、他にはロボットとか二足歩行のパグとか…dice4d13=10 4 1 4 (19) 」

1黒い羽の小鳥が大きな天使を庇う様子のものとか

2桃色の髪の天使が仮面をつけた天使に囲まれている絵

3ラッパを持った喪服の女性

4十字架にかけられた沢山の天使と悪魔と堕天使

5水色に桃色のインナーカラーが入った長髪の女性の絵

6➄の女性が誰かに笑顔を向けている絵

7➄の女性がスカイツリーを眺めている絵

8天使と堕天使が涙を流して首を絞め合う光景

9焼きイカを食べてる緑髪の堕天使の絵

10おっさんを集団リンチしてる2人の堕天使とイカを食べてる緑髪の堕天使の絵

11何かを宣言し、光を照らすクリーム色の髪の天使

12互いを抱きしめて眠るクリーム色の髪をした天使と白い髪の天使の絵

13なぜか混ざっていた？DJをしてるad◯のイラスト

>>95

4が被ったので最後の1枚を決めます

dice1d13=13 (13)

梓咲「天使を庇う黒い小鳥」
花子「沢山の天使と悪魔、堕天使でしょうか？翼がもがれた跡のある人達が十字架に架けられてます。これは一体どんなメッセージが」
日富美「これについては何かの事件ですよ。」
小春「なんでAd◯がDJやってる絵まで混ざってるのよ。」
梓咲「このAd ◯どこかで見たような…」

梓咲「なにはともあれどういう世界が形成されてるんだそのセンセイは」　
日富美「よくわかりませんが…少し変わった方ではありますね…うん」
花子「ですが天使と悪魔に堕天使の絵ばかりですね。」
日富美「他にもありますよ。狼と隼とか尻尾が2つある猫と黒い猫が喧嘩するところとか」
小春「みんな頭に輪っかがついてるわね。ついてないのもいるけどどういう理由なんだろう。…みんな形も色もバラバラ」

日富美「あ、そういえばセンセイはこうも言ってました。この狼が白子さん…有美土巣の生徒の一人だって。」
花子「ではこのピンクの光輪をつけた隼も?」
日富美「…あれ？この天使の頭に浮いてる輪っかって私の夢の中でついてくる輪っか？アレ…なんで忘れてたんだろう。毎晩見せられてたのに」
梓咲「…日富美、大丈夫か？」
日富美「…うん、大丈夫。」

日富美「…この輪っかが私で、じゃあこの月の形？花の冠みたいなのは……あっそうだ。梓咲ちゃんの輪っか。」
梓咲「日富美？」
日富美「…なんであれ？夢の記憶が忘れかけてる？」
花子「こちらの日富美ちゃんは夢の事、というよりはキヴォトスの事を忘れ始めてる…？」
小春「で、でもこっちの日富美にはいいことじゃないの？」
日富美「……この桃色のクローバーが花子ちゃん、翼の形をした赤い輪っかが…あ、小春ちゃん。………なんでパッと出なかったんだろ。」
小春「いいんじゃないの？夢だから覚えてるのがおかしいのよ」
日富美「…それはそうだけど」

日富美「………。なんだでだろさっきも思えば変なこと言ってた気がする。」
梓咲「いや…特に言ってはないと思うが」
日富美「……」
花子「日富美ちゃん？」
日富美「…あっ、なんでもないです！大丈夫ですから」

急に喋り方がおかしくなった。
これまでも変な状態だったから慣れてきたが今回もまた違う。会話の一つ一つに間が生まれるだしている。
それにアレだけ夢の世界キヴォトスに恐怖してたのに、その記憶が消えるのを恐れているようだった。

>>95

日富美「……。」

梓咲「な、なあ日富美。」

日富美「は、はい！」

梓咲「もし辛かったら今日は家に戻っていい。私達でどうにかしてみる」

日富美「本当に大丈夫ですよ。…ただ少しだけ怖いんです」

小春「それはそうよね…。訳わからないことに巻き込まれて」

日富美「そうじゃなくて、忘れるのが怖いんです。キヴォトスの事を忘れそうなのが。」

小春「怖い思いしたのに？」

日富美「あはは…変ですよね？でも怖いんです。寝てもちゃんと寝れずに気持ち悪くなった時や銃で撃たれたり、爆発に巻き込まれたり、誰にも助けを求められなかった時よりも、夢の世界にいるみんなの記憶を忘れるのがすごく怖いんです。何か間違った選択をしたような気持ちになって」

>>103

花子「今の症状を止めることが怖いのですか？」

日富美「うん。何か間違った選択をしてしまいそうというか、このままでいいのかって。」

小春「それ今の状態に慣れちゃってるだけよ。だから心配しないで。」

日富美「それに昨日見た夢は今まで以上に変だったんです。空がひび割れてて、みんなの輪っかが透明になってて…それに、それに…いつも夢の中で出会ってる梓咲ちゃん達の名前が出てこなくなったんです。変なのにみんな…何もなかったみたいに普通に会話して勉強して」

花子「日富美ちゃん落ち着いてください！少し落ち着きましょう。それにいったん夢の話は辞めて、これからのこと考えませんか？」

日富美「これから…？」

花子「もうすぐ夏休みですよね？前々から計画してた海水浴のこととか」

海水浴か
どこの世界でも綺麗な海は良いよね

>>95

>>104

梓咲「いいな。確か来月は音楽フェスやるらしい。それに沙織姉さんとこにお邪魔して過ごすのもいいかも」

日富美「…音楽祭。いいですね。でも、いいんですか？その沙織さんに迷惑なんじゃ」

梓咲「頼めば多分大丈夫。…でも最近連絡してなかったし大丈夫かな」

小春「その人ってどんな人？」

梓咲「沙織姉さんは神奈川に住んでた時隣の家に住んでてな。よく通ってたんだ。あの時も楽しかったな。三咲、燈和、敦子姫…みんな元気かな」

花子「仲良かったのですね。」
梓咲「うん。沙織姉さんは厳しくて真面目で曲がったことが嫌いな人だ。でも押しにめちゃくちゃ弱くて敦子姫にイジられてた」

小春「へえ」

梓咲「紺色の髪に青のインナーがはいってて大人って感じな人だった。あと、男みたいな喋り方に短髪だから同性にモテてたな」
日富美「えっ！写真ってありますか！？」
梓咲「…日富美には見せたくないな。はい小春、花子」
日富美「えー！なんでですか!?」

花子「あらあら。」
小春「見せて！…あ、かっこいい」
日富美「気になりますみたいですー！」
梓咲「なんかやだ」
日富美「そんなー！」
花子「元気になりましたね小春ちゃん…小春ちゃん？」
小春「…ねえ花子。」
花子「はい？」
小春「この沙織さんって、さっきの絵に似てない？」
花子「……き、気の所為では有りませんか？髪型も違いますし」

梓咲「日富美には沙織姉さんははやい。」
日富美「どうしたんですか急に…。ひどいです」
梓咲「これも日富美のためだ。沙織姉さんじゃなくて三咲達にして」

梓咲「でこっちが三咲、戒める野が三つ咲くで戒野三咲。」

小春「何その語呂合わせ」

梓咲「昔ずっとイマシノをカイノって呼んでて三咲に読み間違えるたびに叩き込まれた」

小春「あはは！変なの！（カイノじゃないの！？）」

日富美「この人、dice1d3=1 (1) 」

1かっこいい…

2クール系アイドルって感じがしますね。…可愛いのも好きですがクールな感じも結構私好きです！

3包帯…もしかして…その…

梓咲「日富美はもう見ないほうがいい。」
日富美「さっきからどうしたんですか梓咲ちゃん！私も見たいですー！！」

花子「嫉妬ですね〜」
小春「同性同士で嫉妬なんて変なの。確かにかっこいい系だけどそんな事で……ねえ？この人、絵にあったおじさんをリンチしてる堕天使の一人に似てない？」
花子「…紛れじゃないですか？」
小春「私、一応日富美を信じてはいるんだけど…無理かも。私にはセンセイって男子がヤバいストーカーな気がしてならないんだけど…

花子「実際に出会って話をしてみない内はまだ何とも言えませんよ？確かに小春ちゃんの感じているものを私も感じていますが」

小春「八尺様よりも怖いわよこの男子のほうが」

梓咲「…こっちは燈和（ヒヨリ）。若干ネガティブ思考だけど凄く図太い。」
日富美「へえ〜。」
梓咲「…あとは雑誌が好きだな」
小春「へぇ」
梓咲「…てところか。」
小春「え？それだけ？（こっちもあの絵のに似てるけど…え？他にないの？！）」
梓咲「…強いて言うなら裏切りそうで裏切らない仲間想いな所があるけど、食べ物に釣られやすい」
小春「それ褒めてないわよ」
梓咲「あと寝相が絶望的にひどい。沙織姉さんに踵落としして仕留めてた」
小春「何か恨みでもあるのこの人に！？」

梓咲「最後に敦子姫」
花子「すごいあだ名ですね。」
梓咲「大きな屋敷に住んでるから姫。あと、小中凄く男子にモテてたからってのもある。」
小春「女王かなにかじゃん…」
日富美「いやでも本当に可愛いですよ。なんか、お人形さんみたい…」
梓咲「でもその分、嫌がらせやいじめに巻き込まれたりしてな」
花子「…どこにでもいますよね。そういうの」
梓咲「全員グーで黙らせてた。」
花子「誰がですか？」
梓咲「姫が。」
花子「こんなに人を殴ったこともなさそうな方がですか？」
梓咲「ああ。なんなら手も足も出ないなら肘で仕留めようとしてくる。男女問わず」
小春「姫というより女帝じゃない……ねえ、この集団リンチしてる二人の堕天使の髪の色って敦子さんに似てない?」
梓咲「………あっ」
日富美「ああっ！？」
梓咲「なんかどこかで見たことあるなと思ったら」
小春「なんでアンタがいの一番に気づかないのよ！」
梓咲「いやだって、知り合いが絵になってるなんて思わないじゃないか。それにこっちはad◯だし」
小春「本当にそうなのね？！これ沙織さんの可能性はないのね！？」
梓咲「でも、髪の色は確かに似てるが沙織姉さんは音楽をするタイプじゃないし声も低いけどシャウトとか出来ないしリコーダーも下手だったから多分ない」
小春「リコーダーは…勘弁してやりなさいよ。あれ苦手なの分かるから」

>>117

うーんアグレッシブゥー…

>>117

＞いじめっ子をグーで沈める

こっちのアツコも強すぎぃ！！

梓咲「みんなArius校に行ったけど元気だといいな。」

花子「そうですね。（随分と個性的な方たちですが）」

次は鎌倉駅です

お出口は左側です

日富美「着きましたね」

夢野辺「やあ待ってたよ。」

梓咲「先生だけちゃんと休みとるのずるくないか？」

夢野辺「いやぁ〜それが俺も仮病だからバレるとヤバいんだよね。うちの校長、情報に疎いから簡単にはバレないだろうけど。」

梓咲「50歳なのにそんなに自由でいいのか？」

夢野辺「いやいや、今回は非常事態だから。だからこうして俺なりに準備もしてる。」

梓咲「…まさかそれに八尺様を詰め込むのか」

夢野辺「その場合もっとスーツケース必要でしょ。違う違う。…これだよ」

日富美「これ、Arius校の制服じゃないですか！どうしたのですかこれ」
夢野辺「買った。ダメ元で指定店舗言ったら残っててね。でも高くてさ、かなり大打撃だったよ」
梓咲「そこまでするか？」
夢野辺「するって。それじゃあ着替えて。でもって作戦話すよ」

夢野辺「指定店舗で買ってきたこの制服でArius校の生徒と接触して聞き込みをすることから始める。まずはこれだけ」
梓咲「それだけ？私達を餌にして釣るとかしないのか？」

夢野辺「だから俺は先生なの。生徒を危険に晒すとか、ましてや子供をマジで危ないことさせたりとかしないから。前にも言ったでしょ？」

小春「じゃあどうするのよ本物の八尺様が現れたら！」
夢野辺「その時の策もちゃんと用意してる。だから君達は聞き込みだけして。あとは俺がどうにかするから」

私はこの先生が分からない。
今みたいに軽薄な割に、たまに大人らしいことを言う。
というよりは何かの一線を踏み越えないようにしている感じかした。
合理的にやるなら私達を囮にすればいいのに何故その選択をしないんだろうか。
そう聞けばまた、「大人だから」って言って堂々巡りがまた始まり、誤魔化されるのがオチだろうけど。

夢野辺「それじゃ聞き込み開始と行こうか。俺は他の人達から聞き込みして回るんで16時頃また落ち合おう。絶対に単独行動はしないこと。危ないもの見たら俺に連絡。分かった？」

小春「それはわかったけど、聞き込みなら先生1人でもいいじゃない。」
夢野辺「試したよ。でも、Arius校の生徒さん達他人との会話を滅茶苦茶拒んでたんだよね。しかも、普通に道を尋ねたりしても無視だよ。1人か2人は普通に返答とかしてもいいのに様子があからさまにおかしいんだよ。だから同校の生徒同士なら意思疎通できると思って君達に頼んでる。」
梓咲「成程、そういうことか」

花子「ところでArius校の方はどのようなご様子でしたか？話を拒むとは一体」
夢野辺「なんだろうね。私達全員を敵対視するような視線だったかな？いや全員というわけじゃないけども、疑心暗鬼や恐怖に支配されてるような、言い方がアレだけどカルトにハマった感じの何かを感じたかな」

夢野辺「あと、俺が話しかけると観光客を見守るポリス君達がすごい目で見るんだよ。だからお願い」

梓咲「変なところで常識があるな…」

夢野辺「何その言い方。まるで俺がヤバいやつじゃん」
小春「なんだ自覚あるんじゃない」

日富美「と、とにかく声をかけてみますね。あっすみません、ちょっと相談が」

Arius校生徒？「ん、どうしたのファウスト。サボり？」
日富美「し、白子さん！？なにしてんですか他校の制服着て！！！」
白子「そっちこそ」

近場の喫茶店

日富美「…なんで有美土巣とGehennaの方が鎌倉にいるんですか？」
星乃「まあ色々あって」
雛「そうね。…色々あってよ」
梓咲「ならそのArius校の制服はどうしたんだ？」
野々美「ご安心ください。ちゃんとクリーンな方法で購入したものです！」
日富美「いやいやいや、なんでいるんですか鎌倉に！」
白子「ちょっとGehennaでのトラブル解決。」
雛「色々あったのよ」
夢野辺「それってもしかしてGehennaの生徒さんがデビルになったとか？」

瀬里香「ちょっとなんで知ってるのよ!!あっ…」
夢野辺「やっぱり」
雛「もしかして数日前の事件現場にいました？」
夢野辺「ううん。実は俺、数年前にゲヘナ学園の悪魔に出会ったことがあるんだよ。だからかな〜？」

雛「貴女も？」
夢野辺「あと輪っか、ヘイローもついてたかな。」
白子「…貴方は一体。普通の先生じゃなさそうだね」
夢野辺「普通の先生だよ。昔、オカルトとかUMA系の本書いたりや研究してただけさ。それで天使を今探してるんだけど君達知ってる？」
白子「もしかして貴女も夢を？」
夢野辺「おっ！白子くん鋭いね。最近はどんな夢見てる？」
白子「今は見てない。もう見る必要ないらしいから」
夢見辺「あらそう。俺は見ていたかったけど、1日しか見れなかったんだよな〜。…ねえ、センセイ君はいないの？」

星乃「センセイなら後から。病院行ってるから遅くなる」
夢野辺「そう。…んで、鎌倉に来たのは八尺様を見つけるため？」
白子「ん、当たり。センセイ曰く、八尺様がGehennaでのトラブルやみんなが夢の世界を観るようになった原因だからって言ってた。」
花子「成程。ほぼ私達と同じ目的ということですね。」
彩音「そちらはもしかして日富美さんのことですか？」
花子「はい。よければ一度情報交換しませんか？」

梓咲「ところで風紀委員長だけなのか？」
雛「他の皆はうまく抜け出せなかったらしいの。」
星乃「雛ちゃん、休校中よく抜け出せたね〜」
雛「まあ、そうね（実際はおばあちゃんのお陰もあるけど）」

>>126

考えることは同じだったか…

>>131

【悲報】ベアおば、普通の女子高生集団と教員1名に拉致られる可能性大

>>129

夢野辺「成程。そっちは肉体と精神がキヴォトス側に侵食される症状が発生してると。」

雛「センセイ…見先生望が言うにはそうなるわ。」

夢野辺「へぇ、それに同じ症状は過去のGehenna生徒にもあったと。成程。」

雛「Trinityでも同じ事が起きてるとはね。そっちは入れ替わり現象。加えて夢の世界でも目が覚めてるから区別がつかない上に寝ないと入れ替われない、挙句には記憶の混濁。Gehennaよりも厄介ね。」

星乃「それで2つの現象以外に白子ちゃんや眼鏡ちゃん（明璃）、おひげちゃん（チェリノ）に夢の世界、そっちの先生が言うキヴォトスの夢を見るようになった原因はキヴォトスからやってきたらしい八尺様。」

白子「その八尺様を捕まえて元の場所に返す事で解決するってセンセイは言ってた。」

梓咲「だが日富美の症状を治すにはキヴォトスの夢を見た人物やそれに関連する存在を介して共有夢を見て日富美とキヴォトスのヒフミを分断させなくちゃいけない。」

夢野辺「目的は同じなのはいいことだね。…で、君達の変装作戦は誰が考えたの？」

雛「砂狼白子よ。」

白子「ん。なんなら潜入しようとも思ってた」

夢野辺「潜入か。悪くはないけど万が一、学校が八尺様の手に落ちてたらどうする？」

瀬里香「いやいやえっとー…あ、夢野辺先生。流石にそんな漫画みたいなことできないでしょ」

夢野辺「でもさ、俺午前中から鎌倉張り込んでたけどArius校の子達の様子かなり変なんだよね。殆どが死んだような顔してんの。まるで家族を人質に取られたみたいなさ。ほら、あそこ見てよ」

夢野辺先生は窓の外にいるArius校生徒を指さした。鞄を握り、オドオドしたように周囲を見回して改札に入っていく。

何か後ろめたいものでもあるのか、そそくさと階段へ登っていった。

夢野辺「この時間、喫茶店がたくさんある鎌倉駅付近、学生っていう放課後の時間を有効活用しようとせず逃げるように下校するんだよ。おかしくない？」

夢野辺「とまあこんな感じ」
白子「この人呼吸感覚で嘘つきまくってるんだけど大丈夫なの？」
梓咲「気をつけたほうがいい。もしかしたら八尺様よりもおっかないかもしれない」
夢野辺「君達酷くない！？まるで外道をみるような目をして！」
星乃「いやまあするでしょって感じかなうん。」
瀬里香「てか名刺なんてあるの？嘘でも無理があるでしょ」
夢野辺「いやちゃんと持ってるけど。見てよほら、素材もこだわってそれっぽく」
瀬里香「彩音ちゃん、今回の事件終わったらこの先生そこの交番に連れてったほうがいいかも」
夢野辺「…最近の子って怖いなぁ」

>>134　（修正）

瀬里香「…確かにまあ言われてみれば」

夢野辺「それと学校にお客さん装って入ってみたらさ、突っ返してきたんだよ。しかもインターホン誰が相手したと思う？子供の声がしたんだよ。」　

彩音「生徒が対応したと言うことですか？本当ですかそれ？」

夢野辺「本当だよ。証拠はこれね」

タブレットにある録音アプリを開くと、夢野辺先生と確かに私達と同年代だろう女子生徒の声が聞こえた。

〈記録音声〉

夢野辺：すみません。いつもOA機器もといコピー機でお世話になっております株式会社カリエスの津田ケンゾウと申します。以前お電話しておりました機器メンテナンスで参りました。

インターホン音声：申し訳ありません。お帰りいただけますか？

夢野辺：ええ！いや待ってください。先々週から約束してたんですよ！…そういえばですが、いえ失礼承知で伺いますがもしやここの生徒さんでしたか？

インターホン音声：……い、いえ

夢野辺：でもそのお声、10代のように聞こえますが…もしかして間違って取ってしまったとかですか？でしたら、校長先生と変わってもらえませんか？すみません急にバーっと話してしまって

インターホン音声：と、とにかく帰ってください!後日改めてこちらから連絡しますので

夢野辺：待ってください！せめて名刺だけでも！！……

〈音声再生終了〉

>>135

夢野辺「誰かArius校で知り合いいるんならもっとやりやすいかもだけど…」

梓咲「友人がいる。住所が変わってないならいけるが…」

花子「不安ですか？」

梓咲「何が起きてるかわからない。もし自分の知らない人になってたらと思う事はある」

日富美「そういえば電話は繋がりますか?」

梓咲「駄目だ。返信が全くない」

彩音「自宅の電話番号はありますか？」

梓咲「携帯の番号しか交換してない。すまない」

白子「学校、潜入しよう。やるなら今しかない」

夢野辺「俺としては聞き込みだけで後は俺に任せて欲しいけどね」

梓咲「先生、なんで今になってそんな事言うんだ。らしくない。」

夢野辺「らしくないってねぇ。俺は先生だから、君達守らないといけないの。今回は聞き込みが効果なかったから頼んだだけだから」

花子「そうですね。昨日の梓咲ちゃんの発言に珍しく感情的になるくらいでしたから、先生なりに考えあるのですよね」

夢野辺「なにそのフォローしてるようでトゲ刺すような感じの言い方。」

>>137

夢野辺「……じゃあ言うよ。乗り気じゃない理由。なんていうかさ、君らって年齢は15〜17でしょ？最初こそは特になんも思わなかったんだけどね。てかたった数日なのになんでかなー、梓咲くんとか見てると娘みたいに……あー、やっぱ今の無し!自分で言って何かアレだね！うん。」

梓咲「待って今のどういう事！」

夢野辺「なんでもない!オッサンのキモい独り言！！それじゃあみんなの奢るから調査しようか！二手に分かれるよ」

色々と大変だねぇ〜

>>139

だな…

この学園がおかしくなって2ヶ月経った。

私達は、今日も校長先生の機嫌を見て学校生活を送ってる。
少しでも機嫌を損ねれば、校長先生に何をされるかわからない。反抗した先生は次の日から学校へ来なくなった。
何をされたのか分からないまま、1人ずつ1人ずつまた大人がいなくなり、残ったのは私達学生だけ。

みんながみんな、先生達みたいになりたくないと無関心を貫くようになっていき、会話が減った。

>>143

大人達がいなくなったように生徒達も不登校になると、今度はその人達をニュースで行方不明事件として報道された。

生死不明、きっと豹変した校長が何かしたんだと思う。

>>144

そして行方不明事件があった翌日、校内に校長のアナウンスが流れた。

アナウンス：皆様、ニュースでありましたように大変恐ろしい事件が起きました。これは我々を狙う姑息な大人達の仕業でしょう。

貴方達を守る大人は今ここにはいません。家族なども信用してはなりません。

同じ血を分けた関係と言えど、信用してはなりません。人とは平気で誰だろうと裏切るのですから。だから貴方達がすべきことはただ1つ。

何もせず、何時も通りに学園に通うのです。

なんて胡散臭いアナウンスが朝から流れた。

普通の状態なら誰も聞く耳持たない。私も何言ってんだあのおばさんって思ったわ。

だけど、1人2人と校長の言葉を真に受ける子達が増えていった。

日を追うごとにアナウンスのバリエーションも増えていく。
いつの日か、気弱なクラスメイトの一人は校長を崇拝するような発言を仕出した。

こんな事、普通に警察に連絡すれば済むはずだと思うかもしれない。というか、行方不明事件が報道されたときに大勢の警官が学校に集まった事がある。

その時はみんな、安堵してやっと悪夢が終わるって言ってる人もいた。
でもその願いは叶わなかった。
最初の勢いはどこいったのか、校長に会った刑事さん達は何を見たのか酷く歪んだ顔をしてパトカーへ逃げて、撤退命令を出したのか校内から居なくなっていった。
何があったのか私は残っていた警官に聞いてみると、「分からない。でも、退却命令が出たんだ」とだけ言ってその人も消えていった。
警察官なのか疑わしい言動を残して、また私達の前から大人が消えた。

>>146

そんな中先月、学生寮の子達数名が限界を迎えて学校を抜け出した子達が消えた。

ネットでは八尺様に囚われたとか誘拐事件と言われてるけど、私達は知ってる。

うちの校長が教え子を何処かへやったことを。

昨日もまた抜け出した寮生が消えた。

ホラー…

あの◯にぞこないが………！！！！！

頼れる大人はいない。
家族を巻き込むわけにもいかない。
あの化け物は少しでも私達が希望を求めれば私達をどこまでも追いかけてくる。

なら、あの化け物を殺すしかない。
同級生達が巫山戯たり、口喧嘩で使うようなものじゃない。
花を摘み取る時のように命を奪うの。

それにクラスの子達を逃がすために囮になったサっちゃんを助けるためにも。

三咲「…どうやって沙織姉さん助けるの？」
敦子「最初はスタンガンで動けなくなったところをレンチとか鉄パイプで殴ろうと思った。だけど駄目。」
三咲「なんで？」
敦子「一度見たのよ。化け物が果物を切ってたとき失敗したところを見たの」
三咲「それで？」
敦子「痛いとは言ってた。だけど指から血なんて出なかった。普通の人間だと思っちゃ駄目。多分、お巡りさんから銃を借りても効かないと思う。」
三咲「本当に化け物じゃん…」
敦子「それに一番厄介なのは弱みをつけ込まれて化け物の味方をしている子達。出来れば傷つけたくないし、正気に戻したい。それに男子は頑丈だけど女子は少し抵抗があるわ」
三咲「…小中殴ってたのに」
敦子「正当防衛よ。それに私も野蛮なことはしたくない」

敦子？敦子！？

サオリが捕まってたかぁー…

>>152

銃を持ってない代わりに手に入りやすいもので仕留めようとする姫スタイル

三咲「ねえ本当にできるの？殺すなんて」
敦子「私達が殺されるかもしれないのに？」
三咲「…でも姫に手を汚してほしくはない。」
敦子「ありがとうミっちゃん」
三咲「その呼び方やめて。むず痒いから」
敦子「三咲」
三咲「一応先輩なの忘れてない？」

三咲「それにどこでアイツが見てるかわからないんだからあまり会話するのは」
敦子「いいじゃない。私はむしろ来てほしい。いつでもやれるように準備もしてるから」
三咲「スタンガンなんてどこで買ったの…」
敦子「ネット通販。最近は何でも売ってるね」
三咲「……。ねえ、これからさ何処かへ逃げない？」

敦子「何処へ？」
三咲「何処か遠く。誰も知らないところ」
敦子「そんなところないよ、あの化け物は私達を見つけ出すから。」
三咲「じゃあここから消え」
敦子「それ以上はダメ。」
三咲「……もう嫌な思いしなくていいのに」
敦子「サっちゃん、梓咲ちゃん、燈和を置いてける？」
三咲「………本当姫って性格悪い」
敦子「じゃあ一緒に考えよ。化け物の殺し方」

今日も私達は化け物の殺し方を考える。
みんなが俯いて帰る中私達は喫茶店に入っていつもの窓際の席を選んで席に着いた。

三咲「今日はやけに賑やかすぎない?」
敦子「いつもでしょ？だってここは鎌倉だもん。何も知らない観光客さん達がいて当たり前だよ」

敦子「あれうちの高校の制服だ。賑やかだね」　
三咲「えっ？…ねえあんな生徒いた？うちに」
敦子「いたんじゃない？私1年だからよく分からない」
三咲「てかアレよく見たら…あっ」

梓咲「言うんだ！」
夢野辺「言わない！！オヤジ狩りで訴えるよ！！！」
敦子「えっオヤジ狩り！！」
夢野辺「喜ばないでくんないかな！…って誰？」
梓咲「…敦子姫」
敦子「あ…梓咲ちゃん？」

夢野辺「…で？君はArius校の生徒さんね？敦子くんと三咲くん」
野々美「先生と同じ名前ですね。あちらは苗字ですが」
白子「センセイ呼びばっかだからなんか新鮮」
三咲「？センセイって」
夢野辺「俺じゃなくて有美土巣校の男子生徒くんのことだよ。それよりも君達さ、八尺様を知らない？」

>>163

梓咲「何か知ってる?」

敦子「知ってどうするの？おっかないって噂だよ？男の子も女の子も、なんなら大人達すら何処かへ連れ去る化け物だよ。」

花子「見たことあるのですか？」

敦子「まあね。」

夢野辺「ネット掲示板に書いてある記事は本物ってこと？」

敦子「うん。でも私達が見たのはこの記事にはない場面かな。」

雛「詳しく話してくれる？」

敦子「貴女は？見た感じ貴女もArius校じゃないわよね？」

雛「Gehenna学園の空崎雛。訳あって私も八尺様を探してるの。」

三咲「他校の生徒がどうやってうちの制服手に入れたのか分からないけど、遊び半分なら帰ってくれる？」

梓咲「遊び半分なわけない！日富美の命がかかってるんだ！」

雛「うちの学園も八尺様とかのせいでおかしくなってる。まあ、憶測に近いけどそれを確かめなきゃならない。」

敦子「何か訳あり？…話を聞かせてくれる？」

〈これまでの経緯説明〉

敦子「成程ね。dice1d4=1 (1)　」

1そのキヴォトスのヒフミさんってなんか色々凄いわね

2成程、日富美ちゃんって言うのね。ミっちゃん、スタンガンとレンチ使うから鞄持っててくれる？

3貴女達もあの化け物に迷惑かけられてるのね

4そこの先生、なんか色々変わってるね

日富美「そこはほっといてください！！」
小春「ほら、日富美のことじゃないから」
日富美「悔しいけどあれも私です！！何が平凡ですか！？下手したらGehennaの不良生徒の人よりもおっかないじゃないですか！？」
雛「そうね」
日富美「否定してくださいよ！」
雛「でもね…戦車を探したり推し活のためにテストほったらかすのはうちのGehennaにもいなかったわ」
日富美「……わ、私は普通ですから」
花子「でもそこばかりがヒフミちゃんじゃありませんから」
日富美「本当ですか？」
花子「はい。優しいところはちゃんと似てましたから」
日富美「…そう言われても私はそんな優しい性格ではないです」
夢野辺「そういう事言えるのは優しい性格の人間だけだよ。もしくは自称だけど日富美くんは前者。だから安心しな。それよりも本題だ。八尺様を君達は殺したい。俺達は八尺様を捕まえて今起きてる現象を止める+日富美くんとユメヒフミくんを本来の場所に戻したい。つまりWin-Winの関係だね？そこはオッケー？」

敦子「そうね。」
三咲「信じるの？この…なんか変なのを」
白子「言われてるよ先生」
梓咲「言われてるぞ？」
夢野辺「全員だよ。」

>>160

誤字のため修正

梓咲「私が娘ってどういう事だ先生！！」

夢野辺「だからー、おっさんのキモい独り言だって！！離せってのしつこいなぁ！」

梓咲「じゃあなんだ？昨日あんなに感情的になったのは演技だったのか？！いい加減全部吐くべきだ。ずっと中途半端でいるつもりか？」

夢野辺「だから先生だから君たちを守るためだっての。俺は大人だからね」

白子「ん、先生だからとか大人だからって逃げるのズルいと思う」

星乃「私は大人だからね〜とか先生だから〜とかそう言って逃げるんだよね〜…大人っていつもさ」

夢野辺「援護射撃すんのやめてくんない！？ていうか君達は俺の子供でもなんでもないっての！俺の独り言なんだからほっとけ！」

花子「いっそ吐き出したら気持ちよくなりますよ♡ホラホラ」

夢野辺「おい何処触ってんだ！花子くんさぁ！ここぞって時に弱みにつけ込むのマジ性格悪いとこあるよね！？てか娘とかほざいたんだからもうちょっときもがってくんない？！なんなの本当に」

梓咲「むしろ今までで一番人間らしかったからな。かえってマシだ」

夢野辺「マジで最近の子って怖いなおい！」

小春「あんたには言われたくないと思う…」

>>170

敦子「私としては、もう一度学校を取り戻したい。普通に笑って怒られて、勉強して放課後みんなで遊んだりしたあの時間に戻りたい。」

星乃「それで八尺様を殺すの？」

敦子「あれはそんなのじゃない。それに元は私達の校長先生なんだよ。今は見る影もないけどね」

夢野辺「校長が八尺様もといキヴォトスから来た化け物ってことかな？」

敦子「そこまではわからないけど、アレは校長先生だった。だけど2ヶ月くらい前にあの人は変わった。というよりは何かに取り憑かれたみたいになっ他のほうが正しいのかな？変だよね？」

梓咲「日富美に似てるな。」

夢野辺「原理は似てる。でも日富美くんみたいに睡眠のスイッチがあるわけじゃない。つまり、精神的にも物理的にも奪われている状態かな？白子くん、君がキヴォトスの夢を見てたときそんな特殊能力持ったやついた？」

白子「いやあの世界に特殊能力とかないはず。見た限りは。みんな銃とか戦車で暴れるだけで魔法とかなんてない」

夢野辺「ならヘンリー・ジキルの変身が原理は近いか」

>>172

梓咲「或いは胎児の夢理論…」

夢理辺「流石梓咲くん！！いいよいいよ〜。何何?勉強した？」

梓咲「近いって」

夢野辺「いやでもすごいよ！あんな興味なさそうだったのにいやぁ〜教えたかいがあるね〜。」

>>173

三咲「一人で盛り上がらないでくれる？」

夢野辺「そうだったごめんごめん。…まあ胎児の夢理論については論文(過去スレ)に書いてあるから見てね。んで、推定八尺様はArius校長だったことから踏まえるに、ユメヒフミくんの現象が精神がぐちゃぐちゃカレーになってるならArius校長の場合は肉体精神両方やられてる上にキヴォトス側に強く染まってる。つまり」

雛「うちの学園と同じ現象も起きている」

夢野辺「正解！食べ物に例えたら、ぐちゃぐちゃカレーのルー多め。ライスっていう校長要素がより書き消されてる状態かな。」

>>174

彩音「カレーライスでの例え、流行ってるのかな？」

瀬里香「センセイといい、変な人ほどカレーライスで例えたいんじゃない?てか遅いわね。何してるのかしら」

敦子「成程ね。でも、ライスに戻せるのかしら。カレー程濃いシミはとれないと思うけど」

夢野辺「それはそうだね。」

敦子「やっぱり殺さないと駄目ってことなんじゃないかな？」

夢野辺「本当に殺せるの？君に」

敦子「でも誰かがやらないと終わらない。」

夢野辺「やめたほうがいい。絶対に後悔するから」

敦子「しないよ」

夢野辺「するよ。人間はそういうシステムで出来てるから。誰かが死んだら悲しむようにね。それに君達は未来がまだあるんだから化け物で人生を棒に振るうなんてやめたほうがいいよ」

>>175

三咲「なら先生がやってくれるの？」

夢野辺「そういう血生臭い事は言わないの。…取り敢えずそのレンチとかスタンガンはこっちに頂戴。そんなもの持つんじゃないよ。あ、あと君から見て左側に監視カメラあるから映らないように工夫して渡してね。」

抜け目がないな、この先生は。

或いは手慣れてるのか。

夢野辺「それよりも君たちに出会えて良かったよ。いろんな情報がもらえたから。とりあえず任せてくれる？俺に。」

敦子「私にもやらせて。これはArius校の問題よ」

夢野辺「子どもに人殺しを加担させる大人になりたくないんだけど俺。それに君達は余計な責任を背負わなくていいの。だから帰りな」

敦子「先生が失敗したら責任取れる？それに失敗したら誰がアレを仕留めるの？」

夢野辺「…痛いとこつくじゃん。生意気な」

敦子「それに私たちがいればArius校へ侵入するのも楽だと思うけど？」
梓咲「……」
夢野辺「分かった…分かったよ。でも変な事しないでよ？その辺りは俺がやっとくから。」
敦子「やさしいんだね、先生。」
夢野辺「（仕事もあるけど、色々試しにくいんだよな…。てか何で俺この子らに振り回されてんだろ。先生って面倒だね本当に…。）」

>>178

夢野辺「（キヴォトスに日富美くんみたくそっくりな子らがいるんだとしたら、毎日こうもキャラ濃いメンツといるってわけでしょ？疲れないのかね？てか仕事ちゃんとできてんの?）」

>>179

夢野辺「（てかその人、自分の子供でもない上に肉体構造からして人間じゃない異種族相手に優しくしてるんでしょ？それも銃とか『殺、す』って用途以外使い道のないのをぶら下げてるの相手に。まあ分かることはソイツ絶対マトモじゃないよ。その先生くんは）」

>>180

夢野辺「(それか先生くんはキヴォトスともこことも別の世界の人なのかもね。俺達の思考回路で考えても無駄か？一度先生くんのお話聞いてみたいものだね～。)」

夢野辺「(さっさと終わらせよう、今夜でね。もう疲れた。おっさんの身体で徹夜じみたことすんのマジでキツいし。あと、女子とは当分話したくない。なんか疲れるのに変な気分になる。)」

先生ってのは、大変だね。
そんでもって面倒くさいし、子供は割りとズケズケ心に入り込むし、見たこともない…いや見たかった優しい幻覚を見せてくる。でもってなんか締め付けられる気持ちになる。
なんか嫌だ。


夢野辺「それじゃあ夜に作戦決行。道案内頼むよ敦子くん、三咲くん」

夢を見た。
校長の身体を乗っ取った怪物に捕まってどれくらいたっただろうか。

身体を起こそうとするも動かない。
顔がひどく腫れているのだろうか。空気が触れる度にじわりと痛みが身体中に伝わる。

どうしてこうなったのか、最後に見たものを思い出すと出てきたのは今まで以上に憎悪にまみれた怪物の醜い顔だ。
そこからの記憶はない。

あのあとすぐ気絶したんだ。
そして夢を見た。
銃を持った物騒な格好をした私があの怪物を仲間達と大人だろう誰かと戦い勝利した夢を。

おかげかアレに対する恐怖は消えた。
夢だろうがなんだろうが、アレは完膚なきまで負かされて、私で憂さ晴らししているんだろう。

だったら夢で見たようにもう一度勝てばいい
1人ではどこまで出来るか分からないが…

神秘がない……このままで……どこに…る
ロイヤル…ッドは
代用品……東京…どこに
暁のホルスでもいい
ゲヘナ…？…それでもいい
ここに
いな…
あの忌々しい
先生は…

一応次スレでTrinity、Arius、Gehennaを巻き込んだ騒動は終了します。

そしてほんの少しだけGehennaもとい伊吹編だけします。

尺も余ったのでとりあえずこれだけ置いときます　

ここをこうして

えーっと、なんだっけ？

>>190

とりあえず、アニバ貯金できました!!

勝ちました！！！

シミコの覚悟はこれから見てきます！！

【SS】現代を生きる生徒達　9｜あにまん掲示板「イブキは悪い子だから…？」「なってはいけないのか？」bbs.animanch.com

次スレです。

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口裂け女の怪異レポート
コメント欄から引用

八尺様目撃者によるイラスト